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◆あらすじ
イボイボゴム手袋(ペット用グルーミンググローブ)を使ったプレイのこと。手のひらの面に柔らかい突起が生えているグローブは、ローションを乗せて性感帯にこすり付けると、ひと味違った気持ちよさがあります。あるお金持ちの姉妹のペットにさせられた少女が、服従のポーズを取らされて、毎晩のように気持ちいい”毛繕い”をされるお話。
私は○○家のご息女が所有するペットとして飼育されています。
もちろん、私は人間です。それなのに、裸のまま首輪を付けられ、人の言葉を話すことを禁止され、人間の机や椅子はおろか、お手洗いを使うことすら許されない。こうなった理由は何だったでしょうか、ああ、確か事業に失敗した父親の借金の肩代わりにされたんだったか。
最初こそ、人としての尊厳を奪う扱いに、全身の毛穴が開くような怒りに支配されました。胃の中のものを全てぶちまけたくなるような不快感に支配されました。体の中の水分全てを使って泣き出したくなるような悲しみに支配されました。
だけど最近、その感情が薄まりつつあります。
『諦めた』――いいえ、私は今もなお人間としての生活を営みたい。
『慣れた』――いいえ、ペット用の手洗いを使わされる屈辱は今も変わりません。
その原因は、やはり――。
――――
――
私の飼い主たちは楽しそうに、そのグローブで私の毛繕いをしてくれます。手のひらに無数生えた柔らかな突起が、胸の膨らみを引っかき、乳首を弾き、秘所をえぐり、クリトリスをこねくり姦していく。
独り遊びでは絶対に得られない快感。それは、日中の屈辱を耐え抜いた私への、一種のご褒美のように感じられたのです。
「ぁ゛おっ♡♡♡♡♡ ぉ゛ぉおおおおおおッ♡♡♡♡♡ ぉ゛っ、ぉおっおっぉ゛♡♡♡♡♡ ぉ゛ぉおおお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
人の言葉を話すことを禁止されていることを忘れているはずなのに、私はまともに話すことができなくなる。脳が溶けていく。
私への毛繕いは毎晩のように、気絶するまで続けられます。
ご主人様は私のことをとても愛してくださいます。だから思うのです。
こんな生活も、決して悪くは――。