◆あらすじ
とんでもなく気持ちよくしてもらえるクリボックス施術院があります。そこでは、施術が始まる前に嫌になるぐらい警告をしてくるのです。『後悔するまでイカせ続けます』『懇願されても中断はできません』『過去のお客さまも平均して96回はイッており』――それはまるで言葉責めのよう。自分が酷い状態になるのが容易に想像させられてしまうのに、『やめます』の一言が言えなくなって――。

「お客さまからは、『もう一生分イカされた』という感想を多くいただきます。――ああ、これは先ほどの、施術中にお電話で泣き叫ばれたお客さま方のお話です。だいたい、施術が2割終わったぐらいで掛けられることが多いですね」
「施術時間になる前に、あらかじめ下着も含め、服を全て脱いでおくことをおすすめいたします。体液で肌に貼り付いてしまいますし、全身の痙攣で衣服を脱ぐことすら難しくなりますので」
「それと、事前にペット用の吸水シートを準備されるお客さまが多いですが、あまり意味がないことも前もってお伝えさせていただきます。潮吹きの勢いが強すぎてシートをはみ出すことも多いですし、そもそも吸水量を越えてしまうことがほとんどですので」
「施術中、近くにバイブや電マなどのアダルトグッズを置く際はご注意ください。雪山遭難時に起きうる『矛盾脱衣』に近い現象と申しましょうか。既に絶頂が止まらない状態にも関わらず、脳がパニックを起こして、さらに自分で自分の体を慰めてしまうという事例が報告されております」
「申し訳ございません。一つ書類へのサインをお願いすることを忘れておりました。この施術によって心身に何らかの後遺症を来した場合でも、当院は一切の責任を負わないことに同意する書類でして――ご安心ください。今のところ、そのような事例は1件も発生しておりません」
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