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◆あらすじ
ショーツの試着ができる下着店は、あまりありません。しかし、”そのお店”はただサービスがよいだけではないようで……。試着室の天井から伸びるマジックハンドが、顧客を拘束し、股間をくすぐり責めや電マ責めで苛め抜くことで、試着中の下着を無理やり濡らして強制購入させてくるのです。
下着というものは消耗品だ。
別に欲しいものではなくても、ゴムが伸びてしまっていることに気付いてしまったら買わざるを得ないわけで。あまりこだわりがない私でも、最低限のものは身に付けたいと思うわけで。
そんな少しおっくうな心持ちで、下着店にやってきた。最近できたばかりの、評判のよいお店らしい。
その下着店は、なかなか珍しい試着OKのお店だった。何せ衛生に関わる商品だ、ブラジャーであればだいたいのお店は試着できるけれども、ショーツまで試着できる場所はそうそうない。『ただし、万が一汚してしまった場合はご購入いただきます』――そこはまあ妥当な対応だと思う。
他店ではあまり見られない、顧客に行き届いたサービスが、そのお店の人気の秘訣なんだろう――私はそう勘違いしていたのだった。
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