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◆あらすじ
あるレズビアン(百合)の恋人たちのお話。ゲームの対戦に負けた彼女は、罰ゲームとして恋人の前でえっちな乾布摩擦をすることに。シリコン製のタオルにはビー玉サイズのボールが付いていて、ローションで濡らしてから股間に擦り付けるとぐちゅぐちゅ、ぷにぷにと非常に気持ちいいのです。
◆とても気持ちいいおもちゃ集
非拘束型強制股間露出器
チクニカルシリコンボード(V溝)
クリホール付き電動マッサージ器
→ぐちゅぐちゅ乾布摩擦
もっこりクッション
「最近本当に寒いですね」
「何よ突然敬語になって」
「ところであなたはさっき、ゲームに負けました」
「うぐ! そ、それはアンタが85%を避けたから……! 当たれば私が勝って……!?」
「運命力が足りませんぞ。それはさておき、私、罰ゲームを考えたんだけどね?」
「な、何よ、それ……!?」
「これ使って♡」
――――
――
「おらおらー、腕の動きが遅いぞー」
「ねええええええ!! これ!? これ本当に使い方あってるのおおおおおお!!?」
自室で、素っ裸になって、股間にタオルを擦り付ける私。乾布摩擦……にしては、あまりにも滑稽でひどい。どうしてこうなった。
「『罰ゲーム付きで対戦しよう』って言い始めたのそっちじゃーん」
「だからって!? もっとこうさ、プリンおごるとかさあああああ!!?」
「何そのかわいい罰ゲーム。私の彼女がその程度の罰ゲームで済むとでも?」
「か、かの――!? い、今、そういうのはいらな――!?」
「おらおら、動き止まってるぞー」
「あああああああもおおおおおおおおおおおお!!!」
私は怒声を上げながら、股間にタオルを擦り付け続ける。
あまりにもあんまりな展開に、最初は心も頭も付いてこなかった。だけど段々と今の妙ちくりんな状況に慣れて、この辱めに没頭し始めると、これがいかに淫靡な行いであるかを体で理解するようになる。
「つふっ♡♡♡ ぁっ!? っぐ、こ、これ、球がっ♡ 当たって、ぇ、ぇぇ、ぇぇぇえっ♡♡♡」
私は裸になって、タオルの両端を握って股間を前後させている。
だけどこのタオルが普通ではない。布ではなくてシリコンでできていて、しかも表面にぷにぷにとしたボールが生えていた。大きさはビー玉よりも一回り大きいぐらいか。そんなタオルに、あらかじめローションが垂らされている。
にちゅにちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぷにぷに――そんな感触が、股間を襲い続ける。膝ががくがくと震えて、直立するのも難しい。
「――つあぅっ♡♡♡ くっ、ぅ……♡」
「今の、もっかい♡」
「くぁ、ぇ……!?」
「今の、気持ちよかったんでしょ? だから、もっかいやって♡」
「っぅぅうっ!? っ♡♡♡ ぁっ♡♡♡ くっ、ふぁぅぅぅうっ♡♡♡」
ボールの生えたタオルを股間に擦り付けるというのは、ずっと気持ちいいわけではなかった。タオルのねじれ具合とか、ボールの当たり具合とか、そういうので気持ちよさにムラができていたのだ。
そんなムラの一番上をずっと続けさせられるというのは、おかしくなってしまいそうな気持ちよさだ。
「ふぅぅぅうっ♡♡♡ ふぐっ♡♡♡ あっ♡♡♡ これ、ほんとに、だめ♡♡♡ ぁく、ぁぁぁぁあああ♡♡♡」
「どういう風にだめなの? 教えてほしいなぁ」
「ぷにぷにがっ、くりとりす、当たってっ♡♡♡ お尻も、なんだかくすぐったくてっ♡♡♡ ぁく、ぁ、ぁ、ぁぁぁぁぁぁあっ♡♡♡」
タオルをつかんだ腕を、しっかり持ち上げる。するとタオルが股間にぐいっと食い込む。それで思いっ切り前後にごしごしと動かす。クリトリスも、割れ目も、お尻も――股間が丸ごと、乱暴に気持ちよくなって気持ちいい。こんなに寒い季節に素っ裸なのに、体はもう汗だくだ。
我ながらみっともないと思った。『どうしてこんなことをしているのだろう?』と思った。中腰になって、布状のものを自分の股間に擦り付ける姿は、誰がどう見ても嘲笑ものだ。
「つふっ♡♡♡ ふぅぅぅうっ♡♡♡ ぅあ、ぁぁ、ぁぁぁああっ♡♡♡」
「……♡」
だけど腕が止まらない。アソコの気持ちよさに抗えず、愛する彼女が私のことをじっと見つめるその視線にも抗えない。
私はどうしようもなく快感に弱く、そしてコイツにいじめられるのが好きだった。
「っくぁぅぁぁっ♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ふぐ――♡♡♡♡♡ ぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
そして絶頂。ぴゅっぴゅっと噴き出した潮が、タオルに弾かれて床に飛び散った。
あまりにも恥ずかしくて私は一生懸命口を一文字に結ぶけれど、鼻から漏れる熱い吐息は抑えられそうにない。膝ががくがくと震えて、崩れ落ちそうになる。
私は自分の体を持ち上げようとして、タオルを握りしめた両腕を持ち上げた。タオルが余計に股間に食い込んで、気持ちよさが倍増する。
「ひぅぁ――♡♡♡♡ ぁぐっ♡♡♡♡ ぅぅぅぅぅう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ っ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
何て間抜けな行為だ。そもそも、無理して立っている必要はないはずなのに。あえて苦しい選択をしてしまう辺り、私は本当にマゾヒストだった。タオルにびっしょりとまとわり付くのは、果たしてローションなのか、それとも私の体液か。
だけど食い込んだタオルが余分な快楽をもたらしたせいで、私は絶頂の終わり際にとうとう倒れてしまう。四つんばいのまま『ぜーぜー、ひーひー』とみっともなく呼吸すること十数秒、見上げると、アイツが私を見下ろしていた。
「~♡♡♡」
「……何、見てんのよ……♡」
「あんなにみっともなくイッたばかりなのに、口が減らないねぇ……♡」
「っ……♡」
愛情と嗜虐心が混じったその視線は、私をひどくゾクゾクさせる。
私は彼女に抱き起こされ、ベッドの上に寝かせられる。私に覆いかぶさる彼女、その体は乾布摩擦なんかよりもずっと温かい。思わず『ほっ』と息を付く。
さっきので、第一ラウンド終了。今日は果たして、第何ラウンドまであるのか。
「せっかくだから、今日はこれ使おっか」
その手にあるのは、私の恥ずかしい体液が付いたシリコン製のタオル。
「……それローション付いてるじゃない。後で洗うの面倒」
「私が隅々まで洗ったげるからさ♡」
「んくっ……♡ ひゃはっ、あっ!? ちょ、それ、腋の下はくすぐったっはははははぁっ♡♡♡」
「えー? じゃあここならどう?」
「ふぁぉっ♡♡♡ 胸はっ、ボール、食い込んでっ♡♡♡ ふぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡」
「今日は体の隅々まで試したげる♡ あーだけど、やっぱり一番気持ちいいのはここかな?」
「アソコは、試すまでもなっ♡♡♡ 気持ちいいに決まってっ♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
今日体で理解したのは、そのタオルは体のどこに擦り付けても結構気持ちいいということだった。
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