⏱このページは2分ぐらいで読めます
◆あらすじ
体を壁に埋め込んで、飛び出た股間部分だけを責める『壁尻』。そんな壁尻状態でたくさん気持ちよくしてもらえるお店がありました。しかし、”彼女”が受けたのは地獄の焦らし責め。柔らかな羽根でクリトリスをアナルを延々とくすぐられて、一向にイケません。そして、クリトリスとアナルの感度が最高潮に達した時、天に上るかのような連続絶頂地獄が――。
『壁尻屋さん』は、壁尻状態のアソコを気持ちよくしてもらえる風俗店です。
お客さんは、まず受付でコースを選択します。次に、各個室の壁穴にお尻をセット。すると、壁の向こうでキャストの人たちが、お客さんのアソコをたくさん気持ちよくしてくれるのです。
コースはさまざま。何せ、一口に壁尻と言っても責めの好みはそれぞれなのですから。まだ処女で、中には触らないでほしい人だっています。お尻の穴に興味がある人だっていますし、アソコと一緒に飛び出た無防備な足の裏をくすぐられるのが好きな人だっています。
さて、そんな壁尻屋さんにまつわる、あるうわさがありました。何でも、『それはもう気持ちよくて、中毒になってしまうようなキャストさんがいる』とか。
彼女も、そんなうわさを耳にした1人でした。SNSやら掲示板やらで見たのです。
だから、ちょっぴり欲求不満だった彼女は、壁尻屋さんに赴いたのです。彼女が”その名前”を口にした時、受付の女性が薄らと笑ったことに気付きました。
――――
――
騙された――彼女はそう思いました。だって、施術が始まって30分。1度たりともイカせてはもらえなかったのですから。
あまりに鋭敏化したクリトリスとアナルは、触れられているのが柔らかい羽根だと正確に察知しました。さりさり、さりさり、さりさりさりと線維がなでる感覚は、あまりに弱い。
胸を満たす欲求は、そのまま憎悪に。だけど、下半身を壁に埋め込まれて、腕すら拘束された彼女に、この責め苦から抜け出す術などありはしません。
合計施術時間は3時間。そのうち2時間を、彼女はひたすらの寸止め責めに費やされたのでした。
――――
――
――うわさと同じ。それから彼女が翳姉妹のとりこになってしまったのは、言うまでもありませんでした。
コメント