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エロ小説

子供っぽいJKが勘違いで性感破壊エステの全身くすぐり+乳首責めを受ける話

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◆あらすじ

ちょっぴり子供っぽい女子高生が誤って性感エステに入り、大勢の女性エステティシャンに責められることに。くすぐりと乳首責めという生まれて始めて体験する快感に、文字どおり性感を『破壊』されるぐらいおかしくなってしまいます。

 

性感エステ。

それは、文字どおり性感が壊れるほどの快楽を与える、都内某所にある大人の女性専用エステサロンである。

エステティシャンから受付にいたるまで、スタッフ全員が女性の完全なる男子禁制。を必要としないことから、男性経験のない若い女性にも人気を集めていた。

そんな性感破壊エステに訪れたのは、1人の女の子。

(これで私も大人の女性! もう『子供っぽい』なんて言わせないんだから!)

のエステサロンだと間違えて訪れてしまった、可愛くもちょっと間が抜けた女子高生だった。

 

彼女の名前はミナミ。

大きな目、つやつやの肌、柔らかそうなほっぺ。そして、飾りっ気のないショートヘア、慎ましやかな体型。

彼女は『美少女』と言って間違いない容姿をしていたものの、同時に『子供っぽい』と評されることに悩んでいた。

クラスの女子たちがブランドや化粧の話をしていても、ついていけやしない。

頭を撫でられたり、何かとお菓子を差し出されたり、同い年のはずなのにどこか愛玩動物みたいな扱いを受ける(お菓子は嬉しいけれども)。

 

そんなミナミが苦悩の末導き出した解決策がこれだった。

(エステに言って、身も心も大人になろう!)

そして、何の下調べもせず、『エステ』と書かれた看板を見つけて飛び込んで今にいたる。

「今日担当させていただきます『リオ』です。よろしくお願いしまーす」
「お、お願いします」

「それでは、リラックスしてくださいねぇー」
「は、はい……っ」

ミナミはシャワーを浴びた後、着替えてベッドの上に寝かされていた。

目の前には、リオというエステティシャンの女性。茶色いゆるふわパーマの彼女は大人の女性の雰囲気を醸し出しており、ミナミにとって羨ましいことこの上ない。

「かわいいですねぇー、ミナミちゃんって呼んでも良いですかー?」
「は、はい」
「ありがとー! 私のこともリオちゃんって呼んで良いですよー」

自己紹介が名字でなかったことを、ミナミは深く考えない。初のエステでそれどころではなかった。

(何このパンツとブラ、紙!?)

彼女が身につけているのは、ペーパーショーツとペーパーブラだけ。クシャクシャとした紙でできた下着なんて今まで見たことがなかった。

(すごい、ベッドに穴空いてる! うつ伏せ楽!)

顔が当たる部分にが空いているエステ用のベッドも未知の体験である。

緊張と興奮で、有り体に言えば。そんな状態で、いよいよ施術が始まる。

 

最初は、背中を優しくさすられるところから始まった。

マッサージオイルはしっとりサラサラとしている。リオの手がミナミの肌をなめらかに舐めてゆく。

(あぁ~、血行が良くなるぅ~)

ミナミは心のなかでそんなことを唸りながら、顔をふにゃりと緩ませていた。

うつ伏せになってベッドのに顔を突っ込ませているため、表情を見られる心配もなかった。

「次に、軽くリンパを流しますねー」
「はいぃ~」

リオの手が、ふくらはぎと太ももを上下する。

これも心地良かった。リンパとか流すとか意味は分からないけれど、足元に溜まっていたものが解されているような気分だった。

(何だか、気持ち良すぎて眠くなるぅ)

この時、ミナミは間違いなくエステを満喫していた。

 

「ひゃっ!?」

次の瞬間、ミナミが悲鳴を上げた。

顔がベッドのから飛び出て、かかとでリオを蹴ってしまいそうなぐらい膝が跳ね上がる。

その理由は簡単、リオの細い指先が足の裏を触れたからだ。

「足の裏、くすぐったいですか?」
「す、すみません」
「良いんですよ。それでは、続けますねぇー」

リオが足の裏に触れ続ける。

「んくっ! く、っくく……!?」
「声、我慢しなくて大丈夫ですよぉ。力を抜いてください?」
「はぅっ、ぅ! ふっ、ふぅぅ~……!?」

マッサージオイルがサラサラしているせいで、嫌になるぐらいくすぐったい。

歯を食いしばったり、こぶしを握って手のひらに爪を立てたり、足の指を丸めたり。

ミナミはうつ伏せのままアレやコレやと手を尽くしてみる。しかし、どうしたってくすぐったさが消えることはなかった。

それどころか、くすぐったさはどんどん強くなってゆく。まるで、

「あはっ! はひぃ……!? ひゃっはは……っ!」
「敏感ですねー。とっても、良いことです」

最初は一生懸命歯を食いしばって耐えていたミナミだが、いつしか声を出して笑っていた。

 

「どうです? 身体がポカポカしてきたでしょ?」
「は、はひぃ……」

足の裏をしていたのは、ほんの5分ほど。しかし、ミナミにはとても長い時間に感じられた。彼女の息はとうに切れ始めている。

「それでは、仰向けになってくださいねー」
「え、あっ」

ミナミはリオに抱きかかえられて、半ば無理やり体勢を変えられる。ベッドのが閉じ、後頭部に枕を敷かれた。

その時、2人の顔が近づく。ミナミは真っ赤で涙目の顔を至近距離で見られて、とても恥ずかしかった。

「マッサージを続けますねー」

リオの手が伸びる。

(あ、だめ。は)

刹那、ミナミは感じた。しかし、身体までは反応できなかった。

「――あっははははひぃぃっ!!?」

一際大きな笑い声が部屋を震わせた。

ミナミは反射的に目をつむり身体を縮こませる。そして、一呼吸置いて恐る恐る目を開くと、そこにはリオの嬉しそうな顔があった。

「ミナミちゃんは、腋の下が弱いんですねぇ?」

リオはそう問いながら、腋の下をくすぐり続ける。

「は、は――ひぃっ!? よわひっ!? 弱いでしゅからぁっははははははははっ!!?」

ミナミは反射的に腕を閉じるものの、リオの細い指はもう腋のくぼみの中。それに、腕でどれだけ強く挟み込んでも、サラサラのオイルが肌の摩擦を消してしまう。

くすぐったさが止むことはなかった。こんなに腋の下をくすぐったくされるなんて、人生のなかでも初めての経験だった。

「そんなに暴れるんじゃ、仕方がないですねー」

足をバタバタさせて笑い続けるミナミ。

リオはそんな彼女の反応に、腋の下から手を放した。しかし、その表情はどこか嬉しそうだ。

(お、終わった……!?)

次の瞬間、ジャラリという音が鳴る。どこか重苦しく、エステサロンには似つかわしくない音だ。

「ひぃっ!!?」
「これで、どれだけ暴れても大丈夫ですよぉー?」
「ぇ、えぇっ!? ぁ、あ!?」

リオが両手に持っていたのは拘束具だった。彼女はを、ミナミの両手首、両足首に取り付けてゆく。

あまりに手際が良く、そしてミナミ自身も驚きで抵抗を忘れてしまっていた。

ミナミはあっという間に両腕を頭上で、両足を開いた状態で固定させられて、身動きが取れなくなってしまっていた。それは、上から見れば『人』の字に見える体勢だった。

 

(あ、あああれ!? こ、ここここって、エステだよね!!?)

「ちょ、ちょっと待――」
「えいっ♪」

「――てへひぃっ!!?」

ミナミが抗議の声を上げる前に、リオの指が腋の下に突き刺さった。

「ぃひゃはっ!? ぁあぁっはははははははははははは!!」

ミナミは腋の下をくすぐられ続ける。

自然と身体に力が入る。しかし、両腕は頭の上で拘束されている。どれだけ力を込めても、弱点である腋の下を守ることはできない。

くすぐられているのにいっさい抵抗できないというのは、ミナミが考えている以上に耐えがたい苦痛だった。

「あら、腰がクネクネしてる。そんなにくすぐったいですかぁ?」
「くすぐったひぃぃぃっ!! くすぐったひからひゃめへぇぇっへへへへへへへへへへへっ!!?」

彼女ができるのは、せいぜい腰をくねらせることぐらい。

しかし、それはリオの嗜虐心を掻き立てる以外の何ものでもなかった。

 

「はひ……っ! ひ……!?」

それから5分ほど経ち、ミナミは1度くすぐったさから解放される。しかし、両手両足は相変わらず拘束されたままだ。

足の裏と腋の下で合計10分ほど。そんな僅かな時間であっても、彼女にとっては息が絶え絶えになるほど苦しかった。

『おかしい』なんて口にする気力も残っていない。

リオはそんなミナミを見てうなずくと、彼女の汗でしっとりしているペーパーブラに手をかけた。

「ひゃ、ぁ、あぁぁ……!?」

ミナミは反射的に身体をよじらせるが、何の抵抗にもならない。ブラを手で破かれて、膨らみかけの胸が外気に晒された。

「本当にきれいな身体。私もドキドキしちゃう」

いつの間にか、リオの口調はふんわりとした敬語から変わっていた。親近感や馴れ馴れしさよりも、捕食者のような恐怖と、得体のしれないを感じる口調だった。

「乳首もう勃ってる、敏感なんだね。あら、アソコもちょっと濡れてるね」

ペーパーショーツも破かれる。

同年齢よりも幼く見られるミナミは、下半身も成長が遅い。毛はまだ生えておらず、ツルツルの一本筋が露出した。

身体をくすぐられて、同性と言えど裸まで見られる。ミナミは自分の常識を超える突飛なできごとに、頭の中がグルグルと回る心地がした。

どうして自分は、こんなことになっているのだろう?

「さぁ、これからの下ごしらえをしていくよぉ」
「ぇ……? せいか、は、破壊? ちょっとま、そんな――んくっ!? うきゅぅぅんっ!?」

2度目の抗議の声もまた、自分の声によってかき消されることに。

ただし、今度は笑い声ではない。もっと恥ずかしく、のある声だった。

 

「はぅっ!? ひゃ、ひぃぃ……っ! ぁっ、ぁあぁぁ~~……!?」
「ミナミちゃんの乳首、小さくって、ころころしてて。触ってて楽しくなっちゃう」

リオが触れたのは、ミナミの乳首。

彼女の胸は膨らみかけで、その先の乳首もポツンと小さい。しかし、指でこすると腰がビクビク震えるぐらい敏感な反応を示していた。

「だ、だめっ! そぇっ!? くすぐっひゃ、ぁあぁぁ~~……っ!」
「ミナミちゃん。これはね、『くすぐったい』じゃなくて『気持ちいい』って言うんだよぉ?」

ミナミは、子供がどうやって生まれるかを学校の授業で知っていた。しかし、をしたことも、自慰をしたこともなかった。

そんな初心な彼女にとって、乳首を触れるのは未知の快感。それが他人で、オイルでサラサラな指にされるのならなおさらのことだった。

そのため、快楽を快楽と受け取ることができず、全身をこわばらせてしまう。

「それじゃあ、ゆーっくり慣らしていくね?」
「ふぅっ! ん……っ、ぁあぁ……」

そんなミナミの様子に、リオは乳首への責めを優しくする。

(ぁ、これ……。い、イィ……っ)

柔らかな指が羽根のような軽さで乳首に乗っかり、すりすりと静かに動き続ける。

じんわりとした甘い快感が、乳首から全身に広がってゆく。あまりの心地よさに、そのまま眠ってしまいそうなぐらいだ。

「ミナミちゃん、どうかなぁ?」
「ぁう、い、イイですぅ~……」

「それじゃあ、ちょっと強くしてみるねー」
「んきゅん……っ! ぁ、ひゃ、そ、それもぉ~……。あふ、ひゅいぃ……」

快感が増幅してゆく。しかし、ミナミが身体をこわばらせることがなかった。

普通に乳首を責められて驚いてしまっても、弱い快感から慣らしてゆけば自然と受け入れてしまう。それは、『ゆでガエルの法則』に出てくるカエルのようだった。

いつしか、ミナミはエステで乳首を責められている状況に抵抗をなくしていた。

「あひゃっ、ひゃぅんっ!? ぁ、あっ、あぁっ!」
「こうやって爪を立てないで、指先でカリカリするのが気持ちいいんだよね?」
「そ、そぇっ、すごひっ!? ですぅ……! なんだか、ぞくぞくしへっ、びくびくしへぇっ!?」

もはや、声を抑えることもなかった。恥ずかしくないわけではない、ただ、それ以上に気持ち良すぎた。

 

「乳首だけでイクのは、まだ難しいみたいだねー」
「ひぅんっ!?」
「クリちゃん、痛かったら言ってね?」

リオの指がミナミの女性器に触れる。自慰をしたことがない彼女にとっては、触り方によっては痛みを感じるところだ。

しかし、リオの愛撫は巧みだった。快感に慣れてきたからと言って強く触ることもなく、包皮の上から優しく揉みほぐすだけ。

ミナミにとっては、もっとも心地よい快感だった。

「ぁうっ! な、何だか、ぁあっ! っ!! ~~~~っ!!」
「軽くイッちゃいましたね。少し休憩しましょうか」
「はっ、はぁ……、はぁ……」

(私、何しにここに来たんだっけ)

ミナミはゆっくり息を整える。呼吸が落ち着いて、少し冷静になる。

(ま、いっか……)

しかし、大切なことを頭の隅に追いやってしまうぐらいには、まだ頭がぼうっとしていたし、何より余韻に浸ってしまっていた。

流されるだけ流されて、深みにハマってしまうのは彼女の悪い癖だった。それは、今回も同じこと。

「ミナミちゃん、知ってる?」

不意に、リオが話しかける。

「イッた後で、すごく敏感なんですよぉ?」
「ふぇ? 何の――」

次の瞬間、リオの10本の指が腋の下に突き刺さった。

「は――あひぃいぃぃぃっ!!?」

 

「ふふふ、ミナミちゃんって本っ当に敏感。こんなに可愛らしいお客様って珍しいから、私も張り切っちゃう♪」
「ひゃぁっはっはっはっはっははっ!!? くひゅぐったひくひゅぐったひくしゅぐっひゃぁあぁぁっはっはっはははははははははっ!!?」

絶頂の余韻から醒めないうちに、敏感な腋の下を思いっきりくすぐられる。それは、天国から地獄の底へと叩き落とされるような心地だった。

リオの言うとおり絶頂後は敏感になっているからか、それとも、彼女が今まで手加減していたからか。

とにかく、乳首を責められる前よりもずっとずっとくすぐったかった。

「さぁ、性感を少ーしずついきますねー?」
「ひぃいぃっ!!? ひやだぁぁっ! ひやひゃぁっはっははははははははははははははははははっ!!?」

リオが、両腋の下をくすぐりながら耳元でささやく。

性感を『壊す』。ミナミにとっては何が何だか分からない言葉だったが、背筋がゾッとするようながあった。

ゆえに、彼女は何度も『嫌だ』と叫び続ける。しかし、笑いながらでは言葉にならないし、両手両足を拘束されていては逃げることもできない。

彼女は知りようがないが、身体をちょっとくすぐったり、乳首やクリトリスをつまんだりする程度で終わるはずがなかった。

ここからが、『性感破壊エステ』の本番なのだから。

 

「ひゃひぃぃんっ!? ぁはっ! ひゃっ、ぁあんっ! あぁっはっはっはっはははははははははははは!!」

ミナミの笑い声の中に、明らかなが混じりこむ。リオが腋の下を指でくすぐりながら、親指で乳首を弄り始めたからだ。

その触り方は優しい、指の腹で乳首の先を優しく撫でるだけ。

「ねぇミナミちゃん。くすぐったい? それとも、気持ちいい?」
「ぁはっはっはっははははははっ!! くしゅぐったひぃぃっ!!? くしゅぐったぃぃっひっひゃっははははははははははははは!!」

「それじゃあ、乳首強くするねぇ」
「ひゃはぁぁっ!? ぁはっ! ひっ!? ひゃひぃぃぃんっ!!?」

「ねぇ、今度はどっち? 気持ちいい?」
「ぁひゃぁっははははっ!? どっちも! どっちもぉぉっ!! きもひよくてぇぇっ! くすぐっひゃふてぇぇっへっひゃっはははははははは!!」

「それじゃあ、こちょこちょを強くしてみようかなー?」
「ひぃぃっ!? ひひゃぁっははははははははははははっ!! くしゅぐたひぃぃぃぃっひっひひひゃぁっははははははははははは!!」

「ねぇ、ミナミちゃん。どっち? どっちがいい?」

くすぐったさと快感。『どっち?』と訊いて、足りないほうを足してゆく。その責め方は天秤のようだった。

そして、けっして釣り合わせるだけではなかった。天秤をゆらゆらと揺らすように、時折わざと片方を強くしてミナミを翻弄してゆく。

「じゃあ、乳首をもーっと強くしますね」
「ふぎゅぅっ!!? やぁっ!? ちくびっ! ちくびがぁっ!? ぁはっ、ひゃっはははははっ!!? あはっ!? ぁはっはははははっ!!?」

そのくせ、天秤の皿から重りを取り除くようなことはしなかった。片方の刺激が強すぎたら、もう片方も強くしてゆくだけ。

「ミナミちゃん、どっち? くすぐったい? 気持ちいい?」
「も、もぉわかんなひぃぃぃぃっ!!? わかんないよぉぉぉぁあっはははははははははははははははっ!!」

ミナミという名の天秤に、快楽とくすぐったさという重りがどんどん乗せられてゆく。

まだ高校生という幼さすら残る彼女の身体は、それほど頑丈ではない。重さに耐えかねて、天秤にが入ってゆく。

(ちくびが、乳首がくしゅぐったひぃぃぃぃぃっ!!?)

気持ち良くされていたはずの乳首が、なぜかくすぐったく感じた。そして、その逆も然り。

「なんで、なんでなんでなんでぇぇぇぇぇっ!!? おかひっ!!? おかひぃぃっひっひひひひひひゃぁっはははははははははははは!!」

(腋の下くしゅぐられてるのにぃぃぃっ!? なんで、なんでぇぇぇぇっ!? なんで気持ちいぃのぉぉぉぉぉっ!!?)

次の瞬間、ミナミは自分のなかで何かが音を聞いた気がした。

「くすぐられて、イッちゃえ♪」

 

「ひ――っ!!? ぁはっ!! ひッ!!? ~~~~~~!! ~~~~~~~~!! ~~~~っ!!! ぁひっ!? ~~~~~~~~っ!!?」

人生で2回目の絶頂がミナミを襲った。

しかし、それはあまりに強烈で異質だった。肺が突っ張って息ができない、時折、喘ぎ声と笑い声が混じり合った変な声が溢れる。

身体がエビ反りになって、ベッドから浮き上がる。手足が引っ張られて、拘束具ごとベッドを地面から引き抜いてしまいそう。

(おかしいぃぃぃぃっ!!? くしゅぐったひはずなのに、くすぐったひはずなのにぃぃいぃぃぃぃぃっ!!?)

ミナミはまだ初心な女子高生、一人遊びをすることもない。乳首を責められるだけでイケるほど開発されていなかった。

しかし、ささやかな快感にをブレンドすることで、無理やり絶頂させることができる。

つまり、ミナミはくすぐったさでイッたのだ。

 

「ぁは……っ! ひッ……、っ……!?」

ミナミの絶頂は10秒ほど。その後、彼女は精も根も尽き果てたかのようにバタンとベッドに横たわった。

(わたし、どうなったの……?)

ミナミ自身、自分の身体に何が起こったのか分からなかった。

「思いっきりイッちゃったねぇ……」
「ひゃ……っ!?」

そんな彼女に、リオが耳元で囁いていた。ぽそぽそとした吐息でさえ、今のミナミにはくすぐったくて堪らなかった。

「ミナミちゃんはね、乳首と腋の下をこちょこちょされてイッちゃったんだよ」

リオは身を捩るミナミに囁き続ける。子供に言い聞かせるように優しく、そして深い沼に引きずり込むようにネットリと。

 

リオが、ミナミの小さな乳首を指でこする。

「あはっ!? ぁひぃっ!? ひゃぁっはっはははははははっ!!?」

触られたのは乳首だというのに、ミナミの口から出てきたのは嬌声というよりは笑い声。

そして、次に腋の下をくすぐられると。

「ひゃぁあんっ!!? ぁっ、ふぁっ、ひゃぁぁぁ……っ!!」

口から出たのは喘ぎ声だった。

「どう、ミナミちゃん? 性感を感覚は」
「ぁ、あ……、あぁ……!?」

(わ、わたしの身体、ど、どうなっちゃったの……)

乳首がくすぐったくて、腋の下が気持ち良い。そんなあべこべの感覚に、ミナミは頭の中がグルグルと回る心地がした。

自分の身体がどうなったのか、そのせいでこれからどうなるのかなんて分からない。ただ、恐ろしくおぞましいことになっているのだけは分かった。

 

底の見えない絶望に苛まれているミナミに向かって、リオは拘束具を解くこともなく言った。

「さ、続けよっか♪」

(え?)

その言葉に、ミナミの思考は完全にストップした。ここまで身体をおかしくされて? 続ける? 何を?

「今はまだ、性感を壊しただけ。までがワンセットだよ?」

そして、2人きりだった部屋の中に、他のエステティシャンたちがぞろぞろと入ってくる。

1人、2人、3人。4人、5人、6人。

リオを含めて、合計で7人のエステティシャンがミナミを取り囲んだ。全員がきれいな大人の女性で、全員が獲物を捕らえた蜘蛛のような鋭く妖しい表情を浮かべている。

オイルでテカった70本の指が、ゆっくりと近づいてくる。その光景に、ミナミは全身に鳥肌が立つ心地がした。

(こんな大勢で、私を……?)

刹那、ミナミの脳裏に最悪の光景が浮かび上がった。

「ひ……ッ!? い、いやぁ……っ!!? も、やめ……っ!!?」

嗚咽に近い悲鳴と、ガチャガチャと拘束具の鳴る音が響く。しかし、ミナミがどれだけ暴れても逃げだすことなどできない。

また、彼女たちがミナミを逃がすこともなかった。この店では、そんな反応は日常茶飯事だったから。

「ヒ……ッ、あ……! あぁ……っ!!? やめ――っ!! ~~~~~~~~~~っ!!!」

次の瞬間、神経が焼き切れるような衝撃がミナミを襲った。

 

「いやぁあぁぁっひゃっはっはっはははははははははははははっ!!? だめだめだめらえぇぇっへひゃっはっはっはははははははははははははははは!!!」

笑う、笑う、笑う。

建物を揺らさんばかりの笑い声がミナミの口からあふれだした。

たった1人にくすぐられただけで散々だったのに、今や7人。70本の指が全身を這い回る感覚は、隕石が直撃したにも等しい衝撃だった。

リオを含む7人のエステティシャンたちは、好き勝手にくすぐっているわけではない。

それぞれ役割を持ち、極めて効率的に、ミナミを快楽とくすぐったさの中に沈めてゆく。

 

「あ゛しぃぃぃっ!!? あしだめっ!!? くすぐったひッ!! ぜんぶっ!!? ぜんぶくすぐっひゃぁあぁぁっはっはははははっははははははははははははははっ!!?」

2人の女性が彼女の足元に立って、足の裏をくすぐる。

年の割に小柄なミナミの足は、さらに小さい。

そんな狭いところなのに、全部で20本もの指が這い回れば、それこそ隙間なくくすぐったくなってしまう。

(つよいっ!? つよすぎぃいぃぃぃぃぃっ!!? あしがへんにな゛るぅぅぅぅぅっ!!?)

解剖され神経を直接触られたカエルのように、足がビクビクと不自然に痙攣を続けていた。

 

「うぎぃいぃぃっ!!? ぃぎっひっひひひひひひひひひひひっ!!? おにゃかっ!!? おながぐるしぃぃっひひひひゃぁっははははっはははははははは!!!」

2人の女性がミナミの腰元に立って、脇腹をくすぐる。

20本の指が胸の高さまで上がったり、腰まで下りたり。今までくすぐられていなかった場所だが、ここも辛い。無理やり肺の中の空気を搾り出されるような心地がした。

(息が、息ができなひっ!!? くすぐったくて、ぐるしぃぃぃっ!!?)

ミナミはくすぐったさのあまり、時折咳き込む。しかし、ふっと一瞬くすぐりを弱めてもらえるだけで、息を吸い込んだらその後またすぐに強くされた。

 

「ぁひゃあぁぁぁぁっ!!? わきの、ひたぁぁぁっ!!? だめ、だめぇぇぇっ!! ひゃはっ!? ぁ、あぁっ!!? ぁあぁっはっはっはっはっははははひゃぁあぁぁぁぁぁっははははははは!!?」

2人の女性がミナミの左右に分かれて、腋の下をくすぐる。

腋のくぼみは彼女1番の弱点。時折、それだけでは飽き足らず首すじや背中までくすぐられていた。

(こわされちゃったのにぃぃぃっ!!? またこわ゛れるぅぅぅぅ!!?)

性感を壊されくすぐったさすら快楽に感じる神経に開発されたためか、笑い声の中に明らかな嬌声が混じりこんでいる。

それでもなお、幼いミナミには強すぎる刺激だった。

 

「うひぃぃ!!? ぃっひひひひひひっ!!? ちくびいまだめぇぇっ!!? くすぐったひっ!!? くすぐったひからぁぁぁぁぁぁっ!!?」
「ダメじゃないよねー? あんなに気持ち良くしてたじゃなぁい。イッちゃうぐらいさぁ」

そして、リオはベッドに上がりミナミに覆いかぶさって、乳首とクリトリスを責める。

「んちゅっ、れろぉ……っ。乳首舐められるの初めてだよね? 気持ちいいでしょおー?」
「ひぃぃっひひひひひひひっ! ひ、ひゃぁあぁぁんっ!!? へんっ、変んんんんっ!!? くしゅぐったくてぇぇぇっ!!? きもひよくてぇぇっへへへへへへへっ!!?」

リオは右手で乳首を、左手でクリトリスをこねながら、もう1つの乳首を口に含んで舌で舐める。

舌は指より柔らかく、唾液はマッサージオイルよりネットリとしている。今までの責め方よりも、乳首を溶かされるような心地がした。

(くすぐったいくすぐったいくすぐったひぃぃぃぃっ!!? ちくびなのに、ちくびなのにくしゅぐったいぃぃぃぃぃっ!!!?)

本来なら、うっとりするような気持ち良さだっただろう。

しかし、性感を壊されたミナミにとっては、くすぐったさと気持ち良さが入り混じった、居ても立ってもいられないような快感だった。

 

クリトリスをこねられるのは気持ち良い。

しかし、乳首と腋の下は気持ち良さとくすぐったさが半々。

そして、他の場所はとにかくくすぐったい。

(くしゅぐったいくしゅぐったひぃぃぃぃぃっ!!!? たすけて助けてたすけてぇぇえぇぇぇぇぇっ!!!?)

総合的に言って、ミナミは快楽を感じる余裕がなかった。

しかし、同じ責め方が続く中、ミナミの性感がさらに変化してゆく。

「ひぃッ!!? ぃひぃぃっ!!? ゃはっ!!? ぁあぁぁっひゃっはははははははははははははははっ!!!?」

(だめ、もうくすぐらないでっ!!? おなかが、あしが変にぃぃぃぃっ!!?)

苦しいぐらいくすぐったかったお腹に、ゾクゾクとした感覚が混じり始める。

ただくすぐったいだけだった足の裏のはずが、くすぐられると下腹部がきゅんとする。

それは、性感がようだった。

 

「ミナミちゃん、すごいでしょ? 全身が性感帯になっていく感覚」

リオがミナミに覆いかぶさって、耳元でささやいた。

「ねぇ、どこが1番気持ちいい?」
「はひぃいぃぃっ!!? ひゃんっ! ぃひゃぁっはははははははははははははっ!!? ぁはっ!!? ひゃぁあぁぁぁぁっ!!」

大きな声で笑い、喘いでいても、彼女の言葉はしっかり脳の奥にまで届いた。

それぐらい、彼女の感覚は鮮明になっていた。

腋の下が、お腹が、足の裏が、すべてがくすぐったくて気持ち良い。だけど、それだけではない。

1から全身のあらゆる部位に広がった性感帯は、結局その1に収束していた。

「ちくびがぁぁっひゃっはっはははははははははははっ!!? ちくびがくひゅぐったくてぇぇぇっ!! きもひぃぃよぉぉぁっひゃっはっはっははははははははははははははははっ!!!?」

腋の下をほじくられると、乳房から乳首に向かってじんわりとした快感が走った。

お腹を撫でられると、乳房が優しくぎゅっと潰されるような心地がした。

足の裏を爪で引っかかれると、乳首の先がピリピリと痺れるような気がした。

もはや、全身のあらゆる部位が乳首にいた。そして、全身から乳首に溜められた強烈すぎる快感が、子宮を震わせる。

を自覚してしまうと、もう止めようがなかった。

 

「ひッ!!? ~~~~~~~~っ!!! ぁはッ!!? ひッ!! ~~~~~~~~~~っ!!! ~~~~~~~~~~~~っ!!!」

神経が壊れてしまったように、全身が痙攣する。

その声は、『声』と呼ぶのすら疑わしい。横隔膜の痙攣に併せて空気の塊が吐き出され、時折それが声帯を震わせるだけ。

顔は真っ赤になって、涙と鼻水、よだれでグシャグシャ。しかし、そんなことを気にする余裕もなかった。

失禁かと間違えるぐらい、秘部から愛液があふれる。

「イッちゃったね、ミナミちゃぁん」
「~~~~~~~っ!!! ひゃはッ!!? ぁッ!! ~~~~~~~~ッ!! ~~~~~~~~ッ!!!!」

乳首への責め、クリトリスへの責め、全身への責めが止まらない。

それどころか、ますます強くなる。

「性感が壊れちゃった後に責められると、イキっぱなしになっちゃうんだよぉ?」
「ひゃッ!!? ぁはッ!!? ~~~~~~~!!! ~~~~~~~~~ッ!! ~~~~~~~~~~~~~~!!!」

数時間の情事をほんの一瞬に圧縮するような濃密な絶頂が続く。

(♡♡♡♡♡♡♡!! ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!? ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!?)

身も心も快楽一色に染め上げられる。これこそ、性感破壊エステのだった。

そして、最後。

「ぁひ……ッ!!!? ぁは……っ!! ~~~~!! ひゃ……、ひ……ッ!!?」

ミナミの体力が底をつき、彼女は全身を激しく責められたまま意識を失った。

 

性感エステ。

それは、文字どおり性感が壊れるほどの快楽を与える、都内某所にある大人の女性専用エステサロンである。

壊れた性感は2度ともとには戻らない。

『エステに言って、身も心も大人になろう!』
『これで私も大人の女性! もう『子供っぽい』なんて言わせないんだから!』

そんな勘違いから、うっかり足を踏み入れてしまった少女ミナミ。

(エステ……最っ高……♡)

彼女は壊れた性感を満たすために、これから何度も通うことになるだろう。

当初望まなかった形だが、確かに、彼女は『大人の女性』に大きく近づいたのかもしれない。