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◆あらすじ
あるカップルのお話。ラブホテルに置いてあった電マを見つけてしまった瞬間、彼女の日々は変わりました。女性を強制連続絶頂地獄に堕とす快感に目覚めてしまった彼に、両手を縛られて、クリトリスに電マを当てられて、泣いても、叫んでも、お願いしても、何度イッても、延々とイカされ続けて――。
私たちは同棲をしている、普通のカップルでした。
まあ、彼がちょっと草食系というか、奥手というか、そういう部分はあったと思いますけれど、それでも全体的に見れば普通で、それなりにうまくやっていたカップルだったと思います。
ある日、私たちはデートの最後、ラブホテルに行きました。
今までそういう所に行ったことがなくて、興味が湧いたからでした。彼はずっと『ハードルが高い』とか何とか言って反対していましたけれど、私が手を引いて無理やり。
何か特別なものがある部屋ではありません(そうだと思います)。拘束具とかあるわけでもないし、お風呂が特別豪華なわけでもない。ああ、ラブホテルのベッドで回転しないんですね。
2人で順番にシャワーを浴びて、テレビを消して。そしたら、あるものが目に付いたのです。
それは、電動マッサージ器。真っ黒な布の袋の中に、コードを束ねた状態で入っていたのです。私も、そういう動画とかで見たことがあります。ラブホテルというものは、こういう道具が当たり前のように置かれているものなんだなあと、少し感動。
――ちょっと、使ってみようか――
私も、彼も、その言葉を口にしたわけではありませんでした。ただ何となく、そういう雰囲気になっただけ。
それが、こんなことになるだなんて、私は思いもしなかったのです。
――――
――
どうしてこんなことになったのだろう? ――私はずっと心の中で後悔していました。
最初は平和なセックスでした。彼に全身を愛撫してもらって、たっぷり準備をしてから、いよいよ電マの登場。だけど、電マというものは私が想像していたよりもずっと強烈だったのです。スマートフォンのバイブレーションよりもずっと重い振動が、クリトリスの芯にまで響いてきて、私は数十秒でイカされてしまいます。
私がこんなに早く、そして強烈にイッてしまったのを、彼も初めて見たのです。そこから先は、タガが外れたというか、新しい扉を開いてしまったというか。彼は私のことを押さえ付けて、クリトリスに無理やり電マを押し当て続けるのです。いつの間にか、両手首が何かの布(タオルか、靴下か)で縛り付けられてしまっています。
「あ゛あ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ♡♡♡♡♡ しぬッ、死んじゃう゛ッ♡♡♡♡♡ おねがいだがらもぉやめでよぉぉぁ゛ぁぁぁあああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
私はただ叫び、泣き、聞いてもくれないお願いをしながらイキ続けるだけ。気絶するまで、何十分も電マをクリトリスに押し当てられ続けたのでした。
――――
――
それから、私たちの関係は変わりました。
翌日、自宅の寝室に、いつの間にかベッドに電動マッサージ器が置かれていたのです。
「ヒぃ――ッ!!?」
それを初めて見たとき、私はのどから悲鳴を上げてしまったのを覚えています。彼いわく、『買ってきた』とか。
あの地獄のような夜は、これから先の日々の序章に過ぎなかったのです。夜する時は必ず電マで限界までイカされて、何もやることがない休日は昼間から電マで。悲鳴と、号泣と、懇願と、絶頂の日々。
……『それなら別れればいいじゃない』って?
違うんです。そうじゃないんです。彼は確かに、タガを外してしまいました。新しい扉を開いてしまいました。だけど、それは彼だけじゃない。
――私ももう、電動マッサージ器を見るだけで、クリトリスが嫌になるぐらいうずいて……♡
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