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◆あらすじ
男が物体を移動させるテレポーテーションの超能力を得るも、その使い道は痴漢でした。痴漢の被害者となったのは巨乳美少女のいろは。彼女は電車の中で乳首やクリトリス、膣にローターを転移されて、多くの乗客がいる中で哀れに絶頂姿を晒してしまいます。
何の因果か、超能力を得た男がいた。
その能力の名前は『テレポーテーション』。物体を移動させる、フィクションの中ではありふれた能力。
しかし、現実では垂涎ものである。能力の使い方によっては、スターになって金を荒稼ぎすることも不可能ではないだろう。
そんな神に愛された者にしか使えない能力に、男は卑小かつ下衆な使い方を選んだ。
通学・通勤で混み合う朝の電車内。
彼女は運悪く座席に座れず、立ったまま学校への到着を待ち続けていた。右手にはつり革、左手には鞄。
男自身も知らない彼女の名前はいろは。あどけなさがまだ残る可愛らしい容姿、それに反して早く成長してしまった肉感ある身体。同年代と比較すると大きすぎる胸が制服のシャツを押し上げている。
(1年間通ってきたけど、満員電車だけは慣れないなぁ)
いろはは電車に揺られながら、のんきに到着を待ち続ける。
いつも通りの日常。成績はそれなり。家庭には恵まれているし、彼氏はいないけれど友達はいる。不満がないわけではないけれど、特に変えたいとも思わない日々。
そんな平和な日常が今、瓦解する。
「ぴ――っ!?」
いろはは小さく悲鳴を上げた。
両胸に異物感を覚えたからだ。ちょっとだけ意識を胸に集中させる。
すると、胸とブラの間に何かがあった。硬いブラの下にあるから外から見ても分からないけれど。確かに、硬くて、丸くて、少し細長い何かが乳首に引っかかっている。
(……何、これ?)
当然、いろはには全く身に覚えがない。見当も付かない。少なくとも虫ではなさそうだ。電車の部品が天井から落ちてきて胸に入った? そんなバカな。
だけど、何もできない。満員電車の中にいれば身体を思うように動かせないし、そもそも公共の場で自分のブラをめくること自体があり得ない。
駅に着いたらトイレで確認してみよう――いろははそれぐらいにしか考えていなかった。
彼女には知りようがない。偶然でも何でもなく、超常的な手段で、悪意を持って行われているということ。自分のブラに潜り込んだそれは、ローターと呼ばれる大人のおもちゃだということ。
男の予定通り、ローターは小さく振動を始めた。
「ひぃうっ!?」
ローターの振動がいろはの乳首を舐る。
悲鳴が喉から漏れる。隣に居たサラリーマンの視線が数秒だけ彼女のほうを向いた。
(何、びりびりして……っ!!? 胸、震えてっ!? 何これ!? 何これ何これなにこれぇぇ!?)
いろはは一瞬だけパニックに陥った。常軌を逸した現象に対する、至って当たり前の反応だった。
だけど、満員電車の中に居るという事実が彼女の行動を抑制する。こんなところで、ブラの中を弄るわけにも、声を出すわけにもいかない。
右手はつり革、左手は鞄。いろはは何もできず、耐え忍ぶしかなかった。
「っ……、ぅ……」
(本当に、何……!? 胸の中がジンジンして、気持ち悪い……!)
ローターが振動を続ける。小さなうめき声が、電車の走行音の隙間を漂う。誰かに聞かれていないか怖くて堪らない。
最初こそ頭の中が恐怖でいっぱいだった。学校の男子が向ける好機の視線を煮詰めたような露骨なまでの性は、心がまだお子様ないろはにとっては未知だった。
(これ、いつまで、続くのぉ……!? そんなに、されたら……)
しかし、乾いた単一的な振動が彼女の恐怖心をこじ開ける。
やがて、いろはの反応が変わる。巨乳は鈍感という俗説があるが、彼女に関して言えば全く当てはまらなかったようだ。
「ふぅっ……!? ひゃ……、ぅ、ひぁ、あぁ……!」
(胸がびくびくして……っ。声も、抑えられない……!?)
いろはは間違いなく、乳首を責められて感じていた。
延々と責められた乳首が勃起して、さらに敏感になる。気付けば口が緩んでいて、よだれが垂れそうだ。顔が熱いのはどうやっても止められそうにない。
周囲の乗客が、本人に気付かれないようにこっそりといろはのことを覗き見ていた。もっとも、普段から男子の視線を浴びている彼女には、そんなこと丸わかりなのだが。
(やだ……。見てる、見られてる……! 恥ずかしいよぉ……!?)
ただでさえ異性の目を引きやすい魅力的な肢体。顔を赤くして、息を荒立たせていれば、『見るな』と言うほうが無理のある話だった。
結局、不可解な陵辱は途切れることなく、一方で強くなることもなく続いた。その間、いろははつり革と鞄を強く握って耐えるだけ。
電車が目的の駅に到着すると、いろははその場から逃げるように降りていった。
そして、すぐさま駅のトイレに駆け込む。
「なに、これ……」
カラカラという音を立てて床を転がった物を見て、彼女は顔面蒼白のまま言葉を失った。
――――
――
帰りの電車。
夕方は朝と比べればずっと空いており、ほとんどの乗客が座席に座っている。いろはもその1人だった。
(今日は疲れたな……)
普段なら授業が終わったことに心をウキウキさせているものだが、今日は憂鬱な気分。
朝の出来事がずっと気にかかっていた。授業には集中できなかったし、いつも通りの男子の視線が嫌に気になった。
胸に怪しいおもちゃを仕込まれたイタズラ。結局、誰がどうやったのか皆目見当も付かなかった。警察に駆け込むこともできないし、友達に相談することもできなかった。
頭を振っても手を払っても消えない、霧のような恐怖と恥ずかしさが胸の中に残り続けた。
(早く着かないかな)
1日で電車が大嫌いになった。早く帰りたかった。
いろはは知らないし、気付くこともない。
男もまた、同じ電車、同じ車両に乗っているということに。
「ひ――!?」
まただ。
両乳首に朝と同じ物が張り付く。もったいぶることなく振動を始める。
いろはは思わず胸を押さえる。少しだけ自然を装って、腕を組むようにさり気なく。そのせいで大きな胸がますます強調されたけれど、知ったことではない。
「っ、ぅ……!? ひゃ、ぁぁ……」
(だめ……! 今日は、ずっと敏感になってるから……!?)
朝は、不可解な出来事に対するパニックから始まった。だけど、今は性的な何かであることを、心身共に刻まれていた。
だからこそ、感じてしまう。朝よりもずっと早く、びりびりとした刺激に乱されてしまう。
「ふぁ、ぁ、ぁぁ……!?」
早くも限界が近付いていた。
(まだ、家からは遠いけど……っ)
いろははまだ電車に乗ったばかり。自宅の最寄り駅に到着するまでしばらく時間があった。
それでも、このまま乗っているのはまずい、次の駅で降りよう――いろはの判断は的確だった。
だけど、男がそれを許さない。生まれて初めての狂気、欲望に身を任せて『徹底的にいじめてやろう』と決めていた。
駅に到着し、いろはが腰を上げようとした瞬間に起きたことだった。
振動する何かが、クリトリスと膣を同時に襲いかかった。
「――ひぃぃ!?」
腰が抜ける。1度は浮きかけた大きなお尻が、電車の座席を再び押し潰した。
「っあ……! ひっ、ぁあぁぁ……っ!?」
(何、これ……っ!? 何これ何これ何これ何これ!!?)
いろはは再びパニックに陥る。
膣内に何かが入り込んでいる。そして、クリトリスにも何かが覆い被さっていて、それらが同時に振動している。
乳首をいじられるくすぐったいような快感とは違う。痛いぐらいの気持ち良さに襲われる。
自分はどうしてこんな目に遭っているのだろう? 何が何だか分からない。だけど、いくら何でも酷すぎる。いろはは今すぐにでも泣き叫びだしてしまいたい気分だった。
だけど。
「っ、ぅ、ぅうぅぅ……!?」
(やだ、見ないで……! みんな、見ないでよぉぉぉっ!?)
いろはは好機の視線に気付く。乗客の何人かがこちらを見ていた。
電車のドアはとうの前に閉まっている。いろはは降りるタイミングを失った。どうあっても、次の駅に着くまでは耐えなければならない。
「っ、ふーー……っ! くっ、っ…………!」
いろはは平静を装おうと思った。
額に汗を流しながらも何食わぬ表情を作り、身体をわずかに震わせながらも座ったままじっと動かない。
「ぅ、ひ……っ!? ぅぅ……、ふぅぅ……っ!」
だけど、隠し切れはしない。不自然過ぎた。周囲からの視線が逸れることはない。
そして、乳首と膣、クリトリスを襲う振動が精一杯の平静を崩してくる。
「んくっ!? んっ、ふぅ……っ! ぅぅぅ……!?」
(何……!? 刺激が、変わって……っ!?)
乳首とクリトリス、膣の振動が急に不規則になる。今までの淡々とした責めとはまったく違う、粘着さを感じさせた。
リズミカルに強弱を繰り返す。
「っ、んっ……!? んっ、ふっ、ぅっ、ぁぁ……!?」
弱い振動と強い振動が交互にやってくると、揉みほぐされているような心地がした。振動のリズムに従って吐息が漏れた。
振動がだんだん弱くなって消えていくかと思ったら、次の瞬間強い振動が襲ってくる。
「っ、ぁ、ふぅ、はぁ……。――ひぃぅぅぅっ!!?」
声を無理やり出させるような、陰湿な責め。一生懸命口を塞いだけれど、漏れた声は電車の走行音よりも大きかった。
「っひ……! ぅっ、あっ、ぁぁぁ……っ!!」
気持ち良いところをこんなに執拗に責められたら、平静を装うなんてできない。
周囲の乗客の視線は、もはやチラチラ覗くどころではない。完全に凝視していた。
気持ち良い、そして恥ずかしい。顔が真っ赤になって、涙が出る。
――ご乗車、ありがとうございます。次は……――
車内アナウンスが聞こえる。頭が熱くてぼうっとする。何も考えられない。
だけど、あぁ、ここで降りなければ。どこだって良い、とにかく逃げなければ。
いろはが腰を浮かせて、一歩前に歩いた瞬間。
今までで、1番強い振動が乳首とクリトリス、膣を襲った。
「~~~~~~っ!!?」
朝から散々快感に舐られていたいろはに、限界が訪れる。
ガクガクと震える膝。空から叩き落とされるような浮遊感が彼女を襲った。
「ぅあ――っ!!? ひ――ッ!! ~~~~~~~~!!?」
最悪の状況、最悪のタイミングでの絶頂。
電車の床に尻餅をつく。立てない。身体に力が入らない。膝が重力に従って広がって、シミが広がったショーツをさらけ出す。
座席に座っていた乗客が、立っていた乗客が、新たに電車に乗り込んだ乗客が、皆がギョッとした表情でいろはに注目する。
「っあ――! ぉ――!? ~~~~~~!! ~~~~~~~~~~!!?」
それでも、いろはの絶頂は収まらない。
乳首とクリトリス、膣への強い振動が彼女の絶頂を押し上げ続ける。いつまで経っても止まる気配がない。
やがて、プシプシという音を立てて潮を噴く。透明な液体が、電車の床に広がっていった。
結局、その絶頂は電車のドアが閉まるまで続いた。
「っ、ぁ……! はっ、ぁ……、ぁぁ……」
(……。…………)
いろはは床に尻餅を付いたまま、呼吸を荒立たせて虚空を見つめていた。
周囲の視線なんて気にしていられない。何も考えられない。全てが真っ暗だ。
心ない誰かが鳴らす、携帯電話のカメラ音が聞こえた気がした。