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◆あらすじ
女性同士でアソコに腰を打ち付ける遊び、通称『レズパコ』。トランプに負けた罰ゲームとしておふざけでレズパコを始めた二人でした。しかしアソコにぱんぱんと響いてくる衝撃は、思いの外気持ちがいいようで……。
そのきっかけは、親友の宙良の悪ふざけだった。
椿は顔を俯かせて黙り込む。
断じて、ソラが実は男性だったとか、女性にもかかわらずイチモツが生えている『ふたなり』だったとかではない。腰を打ち付けられる衝撃が尻を伝い、秘所の奥にまで届いてしまったのだ。
こんな悪ふざけで、何て恥ずかしい声を――ツバキは恥ずかしさで死にたくなるも、股間をぎゅっと押さえ付けた右手を離せない。
「ねぇ、つっちー」
「……何よ」
「その、もうちょっとやっていい?」
「…………」
ソラの声音は先ほどまでのようなひょうひょうとしたものではなく、落ち着いてありながらも、その奥に粘着性のある熱を感じさせる
ツバキは何も答えず、ただ、お尻をほんのちょっとだけソラのほうに突き出すだけ。
「っ……! はぁ……、は……っ!」
再び腰を振り出すソラ。しかしその腰付きは先ほどよりもずっと激しく、ぱんぱんと衣服のぶつかる音が鳴り始める。
明らかに、ツバキの股間に衝撃を与えることを目的とした動き。
「っあ――!? ぃ――! っ――!! っ~~~~!!」
悲鳴を上げるのは、衝撃のせい……だけではない。
腐れ縁のように思っていた、しかしけっして心の奥底では悪く思わない親友が、一心不乱に自分に欲望を吐き出している。吐息は荒く、腰をつかむ手からすら必死さが垣間見える。ツバキにとってこの行為は、彼女自身が思っていたよりも効いた。
ひとたび自覚すれば、後は容易い。
「っ――!! くぁ、ひゃ――!!? っ~~~~~~~~~~~~~~~~!!! んぐ――♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
ツバキの全身が震える。
顔を俯かせて、床に付いた腕に口を押し当てて必死に声を隠すも、その反応全てを隠すことまではできない。
ワンピースの中では下着にシミを広がっていく。股間を押さえ付ける右手の力が、一層強くなった。
「ふーー……! ふーーーー……!」
「うはぁ……♡」
ツバキが呼吸を整える傍ら、ソラの恍惚とした声が聞こえた。
――――
――
「あの、つっちー」
「忘れて」
「あー、あの、でも」
「忘れなさい」
「……分かったよぉ。じゃあ、一つお願い」
「……あによ」
「またトランプに負けたらやらせてね♡」
「忘れてないじゃないのよぉ……」
しかしそのお願いを、ツバキが断ることはないのだった。