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◆あらすじ
レズばかりのシェアハウスに住む女の子のお話。そのシェアハウスでお寝坊すると、他の女性たちがえっちな方法で起こしてくれるそうです。それなら、ずっと寝たふりをしていたら……? どこからか手枷足枷を持ってきて、アイマスクをかぶせて、『だって目が開いてないし』と言わんばかりに電マで延々とイカせてきて――。
それは、初めての試みでした。
進学のため、ほんの2週間前から住み始めたシェアハウス。そこは、”女性のことが好きな女性たち”が集まる場所で、何も知らずに入居してしまった私は大層歓迎されました。最初はびっくりしたけれど、悪い気はしなかったから。そして、私はされるほうにときめいてしまったから。偶然のタイミング――ちょうどその時、このシェアハウスにはするほうが好きな女性しかいなかったそうで。
大勢の他人が一つ屋根の下に住むために、シェアハウスには《ルール》というものがあります。
これは、そのたくさんのルールの中の一つ――。
私は目をぎゅっと瞑ったまま動きません。何だかにやにやとした視線を感じる気がするけれど、それでも必死に目を瞑って、声を押し殺すのです。
寝坊した子のことを、他の子が起こしてあげる――だけどどういうわけか、そのルールは私に対してものすごくえっちでした。お胸をもんできたり、お耳にえっちな言葉をたくさん吹き込んできたり、足の裏の優しくねっとりこちょこちょしてきたり。
私はいつもびっくりして飛び起きてしまうのだけど、そのたびに思うのです――何だか、もったいないことをしちゃったかも……。
だから、今日は初めての試み。
ずっと寝たふりしていたら、みんなはどれぐらい私にえっちなことをしてくれるんだろう――?
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