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(2024/06/07)新しい小説短編集が出ました

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エロ小説

催眠くすぐりレズ3P。仲良し3人組がこちょこちょエッチにハマるきっかけの出来事

⏱このページは28分ぐらいで読めます


◆あらすじ

お泊まり会にて、催眠術を修得して暴走してしまった女友達『まお』に、『りつ』と『かのん』がくすぐり責めで犯されます。最初にりつが意識をなくされたまま、敏感な腋の下を激しくくすぐられます。その珍事を呆然と見届けていたかのんも、次の催眠術の餌食に。彼女は無理やり発情させられて弱点の足の裏を曝け出し、くすぐり責めらクンニを同時に受け、果ては2人がかりで全身をくすぐられて連続絶頂してしまうのです。

 

それはお友達の家でお泊まり会をしている夜に起きました。

「な、何してるの……? まおちゃん……」
「りっちんに催眠術かけちった♡」

「え、えー……」

 

――――
――

 

私の名前は夏音かのんと言います。私には、2人の大切な友達がいます。

1人目は真央まおちゃん。ショートヘアで、3人の中では1番小柄で、元気で可愛い女の子です。今は夜で後はもう寝るだけだから、まおちゃんの服装は白のタンクトップと黒のショートパンツ。

今日はまおちゃんと一緒に、もう1人の友達のりつちゃんの家に遊びに来ていたのですが……。

「ほら見てよ、、すっごいぼうっとしてるー」
「え、え……。りつちゃん、りつちゃん……?」

「…………」

りつちゃんはロングヘアで、背が高くて、真面目で綺麗な女の子です。今の服装は大人っぽい白のパジャマ……『ネグリジェ』って言うんだっけ。いつもはハキハキしている女の子なのですが、今は何だか壁を見つめたままぼうっとしています。

「だめ、気付かない……」

私がりつちゃんの目の前で手を振っても、何の反応もありません。催眠術なんてテレビとかでしか見たことがないのに。まさか本当に……?

「いやー、冗談で試してみたら、まさか本当にかかっちゃうなんて」
「その、催眠術なんて、どうやって……」

「ん? スマホでそういうアプリがあってさー。このいろんな色に光ってる画面見せながら、耳元でポソポソーってね。かのちんもやってみる?」
「い、いい……」

元気なまおちゃんと、真面目なりつちゃん。

そんな2人がお友達の私は、中間ぐらいの背丈と髪の長さです。服装は黄色い普通のパジャマ。学校でもお家でも、よく『大人しい』と言われますが、2人を見ていると本当にその通りだと思います。

 

「ねぇ、催眠術、まだ解いてあげないの……? りつちゃん怒るし、可哀想だよ……」
「まぁまぁ、せっかくのレアな状況なんだから、いろいろ試してみなきゃ損じゃない♪」

「可哀想だよぉ……」

元々今日は、何か目的があってりつちゃんの家に来たわけではありません。土曜日で、用事もなくて、たまたまりつちゃんの家の人たちがお仕事で居ないと聞いたから、『寂しいといけないから皆でお泊まりしに行こう』となったのです。

それに後はもう寝るだけですから、りつちゃんが突然こうなっても、問題はないと言えばないのかもしれませんが……。

それでもやっぱり驚きましたし、どうすれば良いのか分かりませんし、ちょっと心配です。

「うーん。そうだなぁ、じゃあまずは、両腕を上げてみて」
「…………」

「わ……。本当に、上げた……」

まおちゃんがそう言うと、りつちゃんは言われるがまま、両腕をのそっと上げます。腕を真横に広げる姿は、カカシのようです。

「ね、ねぇ、まおちゃん……。まだ続けるの……?」
「続けるも何も、まだ何もしてないじゃなーい♪ ……ふーん、こうも無防備だと、何だかイタズラしたくなっちゃうなぁ……♡」

りつちゃんがこんな風にまおちゃんに言われるがままというのは、何だかハラハラします。いつもなら『何してるのよ!』なんて言って怒るのに。早く止めてあげて欲しいと思います。

だけどまおちゃんのイタズラは、ますますエスカレートします。突然、りつちゃんの腋の下をくすぐり始めたのです。

「こちょこちょこちょこちょー!」
「まおちゃん!?」

「大丈夫大丈夫、きっと効いてないからっ」

私はびっくりしました。

そんなことをしたら、りつちゃんが催眠術にかかっているなんて言っても、怒るに決まっている。そんな風に思ったのですが。

「…………」

りつちゃんの顔を見てみると、まおちゃんが言う通り確かに無表情です。

「ぉ、ぉぉー……。すご……、本当に効いてない……」
「まおちゃん、分からないのにくすぐったの……?」

「ま、まぁまぁ。ほ、本当に効かない? こ、こんなことしても? こんなに思いっきりくすぐっても……?」
「まおちゃん、も、もう止めようよぉ……!?」

まおちゃんはりつちゃんの体をくすぐり続けます。正座しているりつちゃんの背後から、腋の下、脇腹、太もも、足の裏。催眠術にかけられているりつちゃんは、笑うことも、体を動かすこともしません。

私は自分の体がソワソワするのを感じました。こんなに全身をくすぐられたら、絶対にくすぐったくて笑ってしまうのに。

「っ……、…………!」

「うーん、やっぱり腋の下が1番かなぁ」
「……! っ…………!?」

……だけど心なしか、りつちゃんの体がピクピクと動いているように見えます。もしかして笑っていなくても、実はくすぐったいんじゃないでしょうか。

「かのちんもやってみる?」
「い、いい……」

断ることはできても、止めることはできませんでした。

 

そうこうしている内に、まおちゃんのくすぐり方がどんどんエスカレートしてゆきます。

Tシャツの裾に手を入れて、お腹を直接こちょこちょ。

「ふ――! っ――!?」
「うはっ♡ 反応っ! 反応おもしろーっ♡」

まおちゃんが嬉しそうな声を出しました。

りつちゃんは相変わらず無表情のまま。だけど頬が赤くなって、口から吐息が漏れ、時折声が出て……。どう見てもくすぐったさを感じているようです。

Tシャツがどんどんめくれてゆき、とうとう薄いピンク色のブラジャーが見えてしまいました。

「そ、その、まおちゃん! りつちゃんの下着、見えちゃってる……!?」
「えー? それぐらい大丈夫だよぉ。今日だって一緒にお風呂入ったじゃん」

「そ、そぉ……?」
「そうだよ、……それぐらい大丈夫だよぉ♡」

だけどまおちゃんはお構いなし。Tシャツを首元まで捲り上げて、がら空きになった腋の下をたくさんこちょこちょするのです。

「っ~~~~!! ひ――!? っ――――!?」
「うーん、やっぱりりっちんは腋の下が1番弱いのかなぁ♡」

私は何だかいけないものを見ているような気がして、真っ赤な顔で呆然と見つめるばかり。

くすぐりっこなんてただのお遊びだから、それに女の子同士なんだから、ブラジャーが見えても平気。そんな風に、心の中で誤魔化そうとします。

 

だけど次の瞬間、どうしても誤魔化せないことが起きました。

するりという音と一緒に、りつちゃんのブラジャーが床に落ちたのです。Tシャツは首元まで捲られていますから、りつちゃんのおっぱいが露出してしまいます。

「相変わらず小っちゃいおっぱいだなぁ、私並みじゃん……♡」
「ふ――っ!? っ、っ、っ~~~~!!?」

スレンダーな体型で、ほんのり膨らんだりつちゃんのおっぱい。そんなおっぱいを、まおちゃんが指でくすぐるのです。10本の指を使ってこちょこちょと。時々、人差し指で先っぽをくりくりと。

くすぐりっこにしてはあまりに行き過ぎです。私はまおちゃんのことを止めなきゃと思いました。

「っ……!?」

だけど言葉が喉から先に出ていきません。まおちゃんの表情が、あまりに、いつもとが違っていたから。

いつものまおちゃんは飄々としていて、良いことも悪いことも笑顔で乗り切るような子でした。

「ねぇねぇ、りっちん。おっぱい気持ちい? くすぐったい? それともどっちもかなぁ……♡」

「ひ――! っ~~~~!!? ひ――!?」
「ふふふ……♡ 無表情だけど顔な真っ赤でヒーヒーしてるりっちん、かぁいいなぁ……♡」

今のまおちゃんは、顔を赤くして、息を荒くして、ギラギラした目でりつちゃんのことを見つめ続けるのです。

今、懺悔します。私は、まおちゃんが周りと少し違うことに気付いていました。

女子のことを見る目が違うのです。どこか熱くて、絡みつくようで、だけどそれを押さえているように苦しそうで。そのことに気付いているのは、きっと私だけだったと思います。

私はそれを知っていてなお、お友達であり続けました。お友達でいることに、あまり関係はなかったから。

……だけど今の状況は、あまりにも行き過ぎています。

 

そして私が止めない内に、まおちゃんがどんどんすごいことをし始めるのです。りつちゃんのスカートを捲って、パンツの上からアソコをこちょこちょとくすぐり始めました。

「ふ~~~~~~~~ッ!!? ッ――――!?」
「りっちん、もう濡れてるじゃん……♡ くすぐられて感じちゃったのぉ……?」

りつちゃんの反応が激しくなります。無表情で、手を上げたまま動いていないのに、顔は真っ赤で、フーフーと大きく息をして、体がガクガクと震えているのです。

それは気持ちよさそうでしたが、くすぐったくもありそうでした。だってまおちゃんは、りつちゃんのおっぱいやアソコを触りながらも、腋の下や太股をこちょこちょとくすぐっているのですから。

「ね、りっちん。脚開いて……♡」

まおちゃんのその言葉で、正座していたりつちゃんが姿勢を崩して、足を思いっきり前に投げ出しました。

きっとまおちゃんは、りつちゃんのアソコをくすぐりやすくしたかったのでしょう。だけど偶然にも私は2人の前にいて、りつちゃんが足を開いたせいで、アソコが思いっきり見えてしまったのです。りつちゃんの白いパンツには、灰色のシミがじんわりと広がっていました。

「ひっ、ふ――!!? ふ~~~~~~~~!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!?」

そして動けないはずのりつちゃんの体が、大きく震えました。肘が、膝が、肩がガクガクと震えて、腰がぴんと前に突き出されます。

パンツに広がっていたシミが、どんどん大きくなってゆきます。これはもしかして、りつちゃんは『イった』というやつなのでしょうか。

そんなりつちゃんを見て、まおちゃんは呆然としていました。

「ふぁ……♡ りっちん、さっき、イッた……?」
「ふ――♡ っ――! ふ――――♡」

確かに、りつちゃんがこんなに激しくイッたのを見てしまったら、誰でもびっくりするに違いありません。

だけど次の瞬間、まおちゃんはまたりつちゃんの腋の下を思いっきりこちょこちょし始めるのです。

「っっっ――――!!!? ひひ――――♡♡♡ ひ~~~~~~~~~~っ!!!?」
「ねぇねぇ、りっちん、もう1回イッてみせてよ……♡ 私、りっちんがイッてるところ、もう1回見たいなぁ……♡」

「ふぐぅ――――♡♡♡ きひ――――♡♡♡ ふぅぅ――――!!?」
「すっごい反応……♡ 1回、イッたからかな? そんなに感じちゃうなら、簡単にイケちゃうよねぇ……♡」

りつちゃんの体が先ほどよりも激しく震えます。その動き方は、ジェットコースターに乗っているかのように、ガタガタと激しいものでした。

きっとそれだけくすぐったいのでしょう。もしかしたらイッたことで、体に何か変化が起きたのかもしれません。例えば、神経がひっくり返ったみたいに体が敏感になったとか。

そんなにくすぐったいのにくすぐってしまったら、もしかしたら死んでしまうかもしれません。すごく怖い、怖い、怖い、まおちゃんのことを止めなきゃ! ――だけどそう思った次の瞬間、信じられないことが起きます。

「ひぎひ――――♡♡♡♡ ひ――――♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? ひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

激しくガタガタ震える全身。のけ反る背筋、ピンと伸びるつま先。パンツにシミができるだけでなく、じわりと透明な液体が漏れ出してきます。

真っ赤で無表情な顔は、ただくすぐったくて苦しいだけではなさそうでした。きっと、恐らく、りつちゃんは腋の下をくすぐられただけでイッてしまったのです。

 

りつちゃんは、腋の下をくすぐられてイッた――それが分かると、私はもうまおちゃんのことを止めることができませんでした。

「はぁぁ……、りっちん、ほんっと気持ちよさそぉ……♡ もっともーっと気持ちよくしたげるねぇ……♡」
「ふぐぉ――――!!!? ひ――!!? ひぎ――♡♡♡ ひ~~~~~~~~~~♡♡♡♡」

まおちゃんは、ひたすらりつちゃんの腋の下をくすぐり続けます。まおちゃんの表情はお風呂にずっと入ったみたいにのぼせています。視線はりつちゃんに釘付け、可愛い表情とか、ピンピンに尖った乳首とか、ビショビショに濡れたアソコとかをずっと見つめ続けています。

「きひ――――♡♡♡ ひ~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ッ~~~~~~~、ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

そしてりつちゃんは腋の下をくすぐられて何回も何回もイッてしまいます。顔は真っ赤、涙をボロボロ零して、全力で走った時みたいに息を荒くして、汗だらけで……。

「りっちんは、腋のくぼみを指先でかき混ぜられるのが気持ちいいんだよねぇー♡」
「ふぐぉふ――♡♡♡♡ ぉ――♡♡♡♡ ぉごぉぉ――――――――♡♡♡♡♡」

まおちゃんは、りつちゃんの反応を見ながらくすぐり方を変えているようでした。催眠術にかかっているりつちゃんは無表情ですが、体の反応を見ればどんなくすぐり方がくすぐったいのかよく分かりました。

特に指先を使って、だけど爪は当てずに、丁寧に腋のくぼみの中をかき混ぜるようにこちょこちょすると、りつちゃんの反応は激しくなります。

「ぉごぉぉぉぉ――――♡♡♡♡♡ ぉ゛――――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

次の瞬間、りつちゃんの体が一際強く跳ねました。腰が前に突き出されて、透明な液体がパンツを貫いてぴゅーっと飛び出ます。

さっきまで、りつちゃんのことが可哀想だと思ったのに、早くまおちゃんのことを止めなければいけないと思ったのに。

私は思いました――一体、今のりつちゃんはどれだけ気持ちよくなっているのだろう。……いいなぁ――と。

 

「――かのちん」

だけどまおちゃんのその言葉で、私はハッとします。前を見ると、まおちゃんが私のことをじっと見ていたのです。

「かのちんも、くすぐられてみる?」
「え、ぁ、ぇ……!?」

私は自分の背筋がギクリと跳ねるのを感じました。まさか私の考えていることを……? そう思ったのです。

「分かるよぉ、そんなに、太股もじもじさせてたら……♡」
「っ~~~~!? そ、そん、な……」

「りっちん、すっごい気持ちよさそうだったもんねー♡ かのちんだって、きっとすっごーく、気持ちよくなれるよぉ……♡」

まおちゃんは、りつちゃんを優しく絨毯に寝かせてから、私に近付いてきます。

目だ……。その目を向けられると、何だか胸がむずむずします。嫌な感じはしないけれど、すごく恥ずかしい。

私は思わずまおちゃんから顔を背けました。だけどまおちゃんは構わず、私に抱き付くようにして覆い被さります。

「かのちんもくすぐられたいよね……? 思いっきりくすぐられて、それなのに気持ちよくなっちゃって、そんでたーっくさん、イッちゃうんだ……♡」

まおちゃんが私の耳元でポソポソと囁いています。その吐息だけで耳がくすぐったくて、おかしくなってしまいそうです。吐息だけでこんなにゾクゾクするのですから、もしも手でくすぐられてしまったら……。

だけどそれはやっぱり、凄く凄く恥ずかしいことでした。

「まおちゃん――!!」

私は精一杯の勇気を出して、まおちゃんにお願いしようとしました。お願いだから、止めて――!

だけど顔を上げた瞬間、視界いっぱいに不思議なが広がるのです。

「ぇ、ぁ、これ、ぇ……」
「ごめんね、かのちん。だけど私、もう我慢できないよ……♡」

赤、青、黄、緑、白、黒。いろいろな色が混ざっては消えてゆく光景。それはまおちゃんが持っていたスマートフォンの画面でした。

『スマホでそういうアプリがあってさー。このいろんな色に光ってる画面見せながら、耳元でポソポソーってね』――少し前の話を思い出しました。これ、もしかして、催眠術の……?

だけど気付いたところで、もう間に合いませんでした。頭がぐるんと回って、頭の奥で何かがプツンと切れた気がしたのです。

 

「ねぇ、かのちん、くすぐられてみたい?」
「ぅ、ぁ……」

まおちゃんが、私のことを抱き締めたままそう言います。

私はまおちゃんに抱き締められたまま、その質問に対する答えを考えました。頭を目一杯働かせて、うんと考えました。そして言います。

「うん、私のこと、くすぐってぇ……♡」

それは普段の私なら絶対に言わないような言葉。だけど頭の中がドロドロに蕩けていて、どれだけ考えても、そんな言葉しか思い浮かばないのです。

「それじゃあ、くすぐりやすいように、服脱がせるね?」
「うん、いいよ……♡」

まおちゃんがパジャマの裾を持ち上げてゆきます。両手を上げて脱がしてもらうのを待つ私の姿は、ちょっと子供っぽい。

そして私が下着姿になると、まおちゃんは私の背中に手を回しながら言います。

「やっぱりかのちんって、着痩せするタイプだよね。りっちんのスレンダーな体もきれいで好きだけど、かのちんの大っきなおっぱいもエッチで好きだなぁ……♡」

あまり見比べたことがないけれど、確かに、私のお胸は3人の中で1番大きいようです。ブラジャーが外されると、おっぱいが重力に従ってぷるんと零れました。

「それじゃ、かのちん。両腕上げて」
「うん……♡」

私はまおちゃんに言われた通りに、両手を後頭部に組みます。背後にまおちゃんの気配を感じるだけで、すごく胸がドキドキします。

そしてまおちゃんの10本の指が、私の腋の下でわしゃわしゃと動き始めたのです。

「――ふゃぁぁあああああっ!!!? ぁはっ、ひ――!! ぁーーっはっはっははははははははははははははははははははは!!!?」

くすぐったい、くすぐったい!

まおちゃんのくすぐり責めが、こんなにくすぐったいなんて思いもしませんでした。りつちゃんは腋の下をくすぐられてもちっとも声を出さなかったのに、そんなの絶対に無理です。私の口から、たくさん笑い声が出てしまいます。

そしてどんなにくすぐったくても、腕を下ろすことができません。……だけど下ろせなくて良かったのかもしれません。

「かのちん、くすぐったい?」
「くすぐったいぃぃっひひひひひひひひひひひひひ!!!? だけどっ、なんだかっ、なんだかぁぁぁぁっはっはっははははははははひゃぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡」

「かのちん、すっごいエッチな声出てるよぉ……♡」

それは不思議な感覚でした。

腋の下がゾクゾクするのが何だか癖になりそうで、アソコがきゅんきゅんするのが堪りません。これは紛れもなく『気持ちいい』でした。

「ねぇ、かのちん。もっといろいろくすぐってみていい?」
「いい、いいぃぃっひひひひひひひひっ♡♡♡♡ もっといっぱい、いろいろっ、いろいろくすぐってぇぇっへっへっひぁぁっはっはっはははははははははははははは♡♡♡♡」

「それじゃあ遠慮なく♡ 耳に、首にぃ。背中、脇腹、お臍ぉ。太股、膝、ふくらはぎぃ……♡」
「ふやぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡ ぁはっ、ぁぁぁぁああああっ!!!? ッ すごひっ、全部っ、全部くしゅぐったひぃぃぃぃっひっひひひひひひひひひひひひひっ!!!! くしゅぐったくて気持ちいいーーーっひっひっひぁっはっはははははははははぁぁあああああっ♡♡♡♡」

 

それからまおちゃんは、体のいろいろなところをくすぐってくれました。

腋の下からちょっと上って、耳や首筋。今度は下りて、背中、脇腹、お臍の辺り、そして太もも、膝、ふくらはぎ。全部が全部くすぐったくて、気持ちよくて、とても幸せ。

だけどまおちゃんの指が体の1番に着いた瞬間、私は今までにない甲高い声を上げたのです。

「ぁ~~~~~~~~!!!? ッ~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

足の裏を指先でこちょり。ほんの一瞬の刺激なのに、私はアソコの奥を羽根でわさわさーっとくすぐられたような気がしました。

「……そっかぁ、かのちんは足の裏が1番気持ちいいんだぁ……♡」

背後にいるまおちゃんが、とろりとした声を上げました。びっくりして振り返ってみると、すごく熱い視線を私に向けていて。私はびっくりしたまま、返事もできません。

誤魔化しようがありませんでした。私は足の裏をくすぐられるのが1番くすぐったくて、そして気持ちいいようです。

「どんな格好が良い?」
「ぅぁ、ぇ……?」

「足の裏、たくさんくすぐったげる。だから、姿勢変えて……?」
「あっ、ぁぁぁ……♡♡」

そう言われるだけで、私の体が勝手に動き出します。

床の絨毯に、ごろんと仰向けに寝転がります。そして両腕で自分の太股を抱えて、脚をM字に開いて、両足の裏をまおちゃんのほうに向けるのです。両足の裏とアソコ、私の恥ずかしい3か所が丸見えになるように。

「かのちんは、そんなエッチな格好でくすぐられたいんだぁ♡」
「っ~~~~♡」

それは紛れもなく、私が望んだ姿勢。

だって、こんな状態でくすぐられたら、絶対、気持ちいいから。

 

まおちゃんがゴクリと喉を鳴らすのが分かりました。

「それじゃあ、良いんだね? かのちん」
「うん……♡ 笑い死んじゃうぐらい、いっぱいくすぐってぇ……♡」

そして私が差し出した足の裏に、まおちゃんの指が突き立てられたのです。

「ひぃぅぁあああっ!!!!? ッ~~~~~~~~~~~!!!? 」

その瞬間、私は自分の身に何が起きたのか分かりませんでした。ただ、両足の裏に不思議な感覚が襲いかかったのです。もにょもにょしていて、激しくて、だけど甘い感覚。

それが『くすぐったい』だと分かるのは、一瞬経ってからでした。

「ひゃーーーーっはっはっははははははははははははははははははっ!!!!? くしゅぐっひゃっ、くしゅぐっひゃぁぁぁぁぁっひゃっはっはっははははははははははははははははは♡♡♡♡♡」

私は叫び声にも似た笑い声を上げました。

さっきまでのくすぐったさとは、あまりに違うくすぐったさだったからです。くすぐったさで体がバラバラになってしまいそうなぐらい。

それは信じられないぐらい、『気持ちいい』でした。

「かのちん、すっごい笑ってる……♡ ねぇ、本当に気持ちいい?」
「きもちひぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ こんにゃはっ♡♡♡♡ くしゅぐったくて気持ちひのっ!!!? はじめへぇぇぇぇぇっひゃっはっはははははははははーーっはっははははははははははははははははは♡♡♡♡♡」

こんなにくすぐったいのに、催眠術にかかった私は自由に体を動かすことができません。ずっと腕で太股を抱えて、脚を開いて、敏感な足の裏をまおちゃんに差し出して、恥ずかしいアソコを見せ付け続けるのです。アソコからエッチなお汁がトロトロと溢れてゆくのが分かります。

「しゅごひっ、しゅごひひひぃぃぃぃっ♡♡♡♡ ぇぁあっ!!!? わたしっ、イッひゃぅっ!!!? 足の裏くすぎゅられてイッちゃぅぁああああっはははははははははははぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡♡♡」

私はとても幸せでした。足の裏をくすぐられるのは、本当に気持ちいい。

私はがあったのだと思います。りつちゃんと同じように、くすぐられるだけでイッてしまう素質。りつちゃんは腋の下をくすぐられて、私は足の裏をくすぐられて。

自分の中の気持ちよさが、どんどん上っていくのが分かります。きっと私は、このままくすぐられ続けたらイッてしまうのでしょう。

だけどまおちゃんはそれだけで終わろうとはしませんでした。

「……それじゃあ、思いっ切り気持ちよくしたげる♡」

次の瞬間のことです。まおちゃんは、私の足の裏をくすぐりながら、私のアソコに顔を埋めたのです。

ぺろり、ぺろぺろぺろぺろ。

「んぉ゛ぉぉぉおおおおおおっ!!!!? ぉ゛ぁ――♡♡♡♡♡ っぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!? きひ――♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

足の裏から上ってきたくすぐったさが、アソコで気持ちよさと混ざり合いました。私はほんのちょっとアソコを舐められただけで、あっと言う間にイッてしまったのです。

まさかこんなことまでしてくれるなんて。私は本当に、本当に悦びました。だけど終わりではありません。まおちゃんのくすぐり方はどんどん激しくなってゆきます。

「ふぁぅぉぉぉお゛おおおっ!!!? しゅごひ――ッ♡♡♡♡ くしゅぐったいのっ、いろいろっ、くしゅぐったいのがぁぁぁぁああああああああっ♡♡♡♡♡ ぁはひーーーっひっひっひゃっははっははははははははははははははははは!!!!?」

最初は指先でこちょこちょとくすぐっていたのに、次は指の腹で撫でるようにさわさわ、次は爪を使ってかりかり。それはどんなくすぐり方だと私が気持ちいいか、いろいろ試しているようでした。

「かりかりっひひひ――!!!! 爪でカリカリしゅるのが好きぃぃぃぃぃっひっひっひゃっはっははははははははははははははははははっ♡♡♡♡♡ 上から下までかりかりしひゃぅぁぁあああああっひゃっはっはっははははははははははははははひぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡」

私は1番くすぐったかったくすぐり方を、まおちゃんに教えました。

足の指の付け根から踵まで、爪を当てて何度も往復するようにかりかり――それが1番くすぐったくて気持ちいい。

するとまおちゃんは、そればっかりやってくれます。アソコはいつの間にか、パンツをずらされていて、クリトリスばかりを直接ペロペロされるようになっていました。

「ふぁぁ゛ぁああああああっ♡♡♡♡♡ しゅごひっ、またイッひゃっ、イッひゃーーっはっはっはははははははははははははははは――ぁ゛――!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

こんなことをされたら、私はもう我慢なんてできません。

私はまたイッてしまいます。だけどさっきよりもずっと強いイキ方でした。まるでくすぐったければくすぐったい程、イクのも強くなるよう。

それだったら、もっとくすぐったくなりたい。そしてもっともっと気持ちよくなりたい。私はもうそれしか考えられません。

「もっとしへぇぇっへへへへへへへへ♡♡♡♡ もっといっぱいっ、いっぱいくしゅぐったくしゅてぇへぇぇぇぇぇぇっ♡♡♡♡♡」
「そうだね……♡ せっかくだし、2でくすぐったくしてあげよっか……♡」

 

「ふぁへ――っ!!!?」

私の背後で、のそりという気配を感じました。

私はまおちゃんにくすぐられる体勢をばっちり維持したまま、頭だけを向けて背後を見ます。すると先ほどまで眠っていたりつちゃんが近付いてきて、私の上半身を抱き起こしたのです。

「…………」
「りつちゃんんんひゅっふふふふふふふふっ!!!?」

裸の私を背中から抱き締めるりつちゃん。

私は笑いながら『もしかして助けてくれるのかな?』と思いました。ほっとした気持ちと、少し残念な気持ちが胸の中でぐるぐるします。

だけどそれは余計な心配でした。りつちゃんは私のことを背中から抱きかかえたまま、両腕を伸ばして、私のおっぱいの先っぽをきゅっと摘まんだのです。

「ふゃぁぁああああああっ♡♡♡♡♡ おっぱひーーーーっひっひっひゃっははははははははははぅひゃぁぁぁああああああああっ!!!?」

「りっちん。かのちんの上半身、たーっくさんくすぐったげて……♡」
「…………」
「しゅごっ♡♡♡♡ 腋っ、お腹っ、胸ぇぇぇっ!!!? 全部くしゅぐられひゃーーーっはははははははははははははははははははぁ゛ぁぁあああああ♡♡♡♡♡」

りつちゃんは、まおちゃんに言われるがまま、私の上半身をくすぐり始めます。

まおちゃんがりつちゃんにかけた催眠術は、まだ効いていたのです。

「しゅごひっ、すごひぃぃぃーーーっひっひっひっひっひゃっはっはっはっはははははははははははははははは♡♡♡♡♡ はひっ、はひっ、はひーーーっひっひっひひひひひひひひひひぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいっ♡♡♡♡♡」

すごい、すごい、すごい、すごい。もう何も考えられません。

凄い状況です。後ろからりつちゃんに抱きかかえられながら、おっぱいを中心に腋の下やお腹をこちょこちょ。時折耳や首筋を舌や唇でくすぐられます。

「…………」
「りつちゃん、りつひゃんんんんんんっ♡♡♡♡ すごひっ、りつちゃんのこちょこちょっ、すごく優しくってっ、気持ちよくってぇぇぇぇぇぇっ♡♡♡♡ ふゃはぁぁぁっはっははははははははははははははははぁぁあんっ♡♡♡♡♡」

りつちゃんの手付きは優しいから、ぞわぞわして、鳥肌が立つようなくすぐったさで、どこか心地良いのです。だけど時々乳首を摘ままれると、きゅんとした強い気持ちよさがやってきます。

そして体の前では、まおちゃんに両足の裏をまおちゃんの手でくすぐられながら、アソコを舐められます。

「ひぎぃぃぃぃぃっひっひゃっははははははははははははは!!!!? あしぃぃっ!!!? 足の裏激しぃぃぃぃ゛ぃっひっひゃっはははははははははははははは!!!!? アソコもっ、あそこもぉぉぉぉぉ!!!? んぉ゛ぉ!!!? ぉ゛ぉぉぉおおおおおおお――♡♡♡♡」
「かのちん、どう? もっと優しくして欲しい?」

「やだぁぁぁぁぁぁっはっははっひゃっはははははははははははははは!!!!? もっとくしゅぐったくしへっ♡♡♡♡♡ もっと激しぎゅっ、きもぢよぐしへぇぇぇっひゃっはっははははははははははははははははははははは♡♡♡♡♡」

まおちゃんの手付きはすごく激しい。足の裏のくすぐったさが脚を上って、アソコの奥をビクビクさせます。そしてクリトリスをペロペロチューチューして、くすぐったさと気持ちよさと合体させるのです。

「んぁ゛ぅぉ゛ぉぉぉ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ きひ――!!!? ひーーーーーーっ♡♡♡♡♡ ひひひひひ――ッ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あまりにくすぐったくて、あまりに気持ちよくて、私は何度もイキっぱなしです。

そう言えば――私は思い出します。私は今催眠術にかかっているから、こんなにくすぐられているのでした。

だけど、あぁ、こんなにくすぐったいのが気持ちいいなら、催眠術にかかっていなくてもくすぐられたくなってしまいそう。今すぐに催眠術が解けたとしても、私はまおちゃんに足の裏をアソコを曝け出して、りつちゃんに上半身を預けてしまいそう。

それぐらい、『くすぐったい』というのは『気持ちいい』でした。

 

だけど『気持ちいい』は無限ではありませんでした。ずっとずっと笑いっぱなしで、イキっぱなしで、疲れてきたのです。

「ひーーーーーーっ♡♡♡ きひ……っ♡♡♡ ひひっ、ひーーーーーーっ♡♡♡」

自分でも笑い声が小さくなってきているのを感じます。持ち上げたままの脚も疲れてきて、ピクピクと震えてきているのが分かりました。

「かのちん、もうキツい?」
「はひっ、はひっ、はひぃぃぃぃっ♡♡♡ なんだかっ、体っ、ちからっ、入らにゃ――♡♡♡ ひーーーーっ♡♡♡」

「そっか、それじゃあ……」
「だからっ♡♡♡♡ さいごっ、最後ぉぉぉっ♡♡♡♡ 思いっ切りっ、1番っ、くしゅぐったくなりたぃよぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡」

私のその言葉はきっと、催眠術によるものではありません。私の本心からの言葉。

そしてまおちゃんとりつちゃんは、私の願いに応えてくれるのです。

「ッ~~~~~~~~~~~~~!!!!! ひゃ゛ーーっはっはっはははははははははははははははははははははははは♡♡♡♡♡ すごひっ、1番っ、いちばんくしゅぐったひぃぃーーーーっひっひゃっはははははははははははははははははひぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡♡」

腋の下をたくさんこちょこちょ、耳をぺろぺろ、乳首をくりくり。

足の裏をかりかりかりかり、クリトリスをぺろぺろ、ちゅうう。

とっても幸せな快感が、全身からやってきます。

「イく――っ♡♡♡♡ イクいくいく――っ♡♡♡♡ くしゅぐったいのですごいのがキてぇ――っ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!! ぁ゛はひ――♡♡♡♡♡ ぁ゛あぁぁぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♡♡♡♡♡」

私は今までで1番激しくイキました。

アソコからは透明な液体がぴゅーぴゅー噴き出て、まおちゃんの顔を濡らしてしまいます。全身が芯からビクビク痙攣して、顔は涙と涎と汗と鼻水でもうよく分かりません。

体がこんなに酷いことになっているのに、心の中はびっくりするぐらい穏やかでした。まるでハチミツで満たされたお風呂の中に入っているように、甘くて心地いい。

そして私がイッている最中も、まおちゃんとりつちゃんは私のことをくすぐってくれます。

「しゅご――♡♡♡♡ イッてるのに、くすぐったひの、続いて――♡♡♡♡♡ ひひひひ――!!!? ひ――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

くすぐったさと気持ちよさが続きます。どんどん意識が白んできます。

この時間がずっと続けば良いのにと思いました。

 

――――
――

 

「――ふぁ、ぇ」

だけど私の意識が戻った時、いつの間にかくすぐったいのが終わっていました。

絨毯の上で川の字になっていた3人。私は真ん中です。

「2人共、寝てる……?」

りつちゃんは私の左側で、すうすうと寝息を立てて眠っていました。まおちゃんは右側で、私のことを抱き締めながら眠っています。私は裸だけど、3人に毛布が掛けられているので寒くはありません。

私はもう、催眠術のことなんてすっかり忘れていました。まだ催眠術にかかっているのか、それとももう解けているのか。

私はそんなことも分からないまま、また眠りに付きながら、ただ思ったことを素直に口にします。

「幸せへぇ……♡」

私のことを抱き締めるまおちゃんの腕が、少し強くなった気がしたのでした。

 

――――
――

 

次の日になりました。

日曜日の朝、まだテレビでアニメをやっているような時間。外は晴れていて、とても気持ちのいい朝です。

そんな中、まおちゃんはベッドに縛り付けられていました。

「ちょ、ちょちょちょちょっとりっちんんんんん!!? ここここれは何かなぁぁ!!?」

まおちゃんの両手両足は大の字に広げられていて、タオルとかストッキングとか使えそうな布を集めて縛られています。まおちゃんは手足に力を込めますが、しっかり結んでいるからちっとも解けそうにありません。

「変なことを聞くじゃない? まおぅ。昨日、あんたがやらかしたことを忘れたのかしら……?」
「ぅ゛、そ、それは……」

ベッドの側には、りつちゃんが立っていました。りつちゃんはまおちゃんのことを見下ろしながら、こめかみに青筋を浮かべています。

りつちゃんはカンカンに怒っていました。催眠術はもうすっかり解けていて、だけどその間の記憶はしっかり残っていたみたいで……。

あんなにくすぐられて、イカされたのですから、怒ってしまうのは当たり前かもしれません。

「ご、ごごごごごめんって!? あ、あれは、つい出来心と言うかぁ……!?」
「出来心で普通、あんなことするかしら?」

「そ、それは……!」
「あんたって、いっつも女の子のことイヤらしい目で見てたものねぇ……? それでとうとう我慢できなくなったってことかしら」

「き、気付いて――!!? と、ととというか、こんなベッドに縛り付けて、なななな何を……!!?」
「ん? 訊かなきゃ分からないかしら……?」

まおちゃんの目の前で、りつちゃんの指がワキワキと蠢きました。まおちゃんをベッドに縛り付けて何をするか――それはきっと、皆分かっていることでしょう。

「ヒぃぃ!? わ、私くすぐられるの弱ひ……!!? た、助けて、かのちん!!?」
「まおちゃん……」

まおちゃんの縋るような目が私に向きました。

りつちゃんの催眠術が解けているように、私の催眠術もとっくに解けています。自分の考えが邪魔されることなく、体も自由。昨日何をされたかだってばっちり覚えています。

……だから私が言えるのは、これだけです。

 

「大丈夫だよ、まおちゃん」
「かのちん……!」

「私、全然怒ってないから。それに……」
「うんうん、やっぱりかのちんは分かってる! それにそれに!?」

「こちょこちょされるの、まおちゃんだって、きっと気持ちいいよ……♡」
「ぅぇえ――!!? かのちんっ、そ、そうじゃなっ!!?」

「たっくさん、こちょこちょしてイカせてあげるね、まおちゃん……♡」
「かのちんんんんんんんんんん!!!?」

まおちゃんはどこをくすぐると1番くすぐったいのだろう? 私とりつちゃんの2人でくすぐったら、どれだけくすぐったくて、気持ちいいのだろう?

それを考えるだけで、全身がゾクゾクして止まりません。

「あぁ……。かのちゃんが、まおのせいで、まおのせいで……」
「でもりつちゃんも、まおちゃんのことたくさんこちょこちょして、イカせてあげたいよね?」

「…………」
「まおちゃんの縄、解く?」

「ま、まぁ? やられた分は、しっかりやり返してやらなきゃいけないわよね!」
「そうだね」

(りつちゃんの顔、ニヤニヤしてるなぁ♡)

今は日曜日の朝。りつちゃんの家族は、夜まで帰ってこれないそうです。

だから私たちは今日1日、たっぷりまおちゃんのことをくすぐってあげられます。

「さーて、どこをくすぐってやろうかしらねぇ……♡」
「私は足の裏♡ きっとまおちゃんも、すっごい気持ちいいよ♡」

「ちょ、ちょっと待――!!? 本当に!!? 本当に謝る!!? 2度とこんなことしないからあああ来ないで指近付けないで来ないでぇぇぇぁぁぁあああああああああああああ!!!!?」

そうして私とりつちゃんは、昨日よりもたっぷり時間をかけて、まおちゃんの全身をくすぐりながら、おっぱいやアソコを触ってイカせてあげるのでした。

 

めでたしめでたし♡

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