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◆あらすじ
ごく普通な少女の、ありふれた妄想のこと。もしも、何の理由も脈絡もなく、町行く人々が自分を気持ちよくしてくれたら? 服をむかれ、乳首をつままれ、アソコを電動マッサージ器でいじめられ、腋の下や足の裏をくすぐられ――彼女はただ、日々のいろいろなことを忘れて思いっ切り気持ちよくなりたいだけなのです。
私は痴女ではないし、露出癖や破滅願望があるわけでもない。
だけどたまには、こんな妄想をしてしまうことぐらい、許してほしいと思う。
朝、私は普通に身支度をして、家を出る。
歩いていって、場所は、そうだな……駅の中、券売機の前とか。とにかく広くて、人通りが多いところがいい。
私がぽつんと立っていると、人々が私に群がり、手を伸ばしてくるんだ。
――――
――
再度断るけれど、私は痴女ではないし、露出癖や破滅願望があるわけでもない。だから、その陵辱はあくまでもされるがままだし、人前で脱がされることに行為以上の意味はなく、社会的に死んでしまうこともない。
私はただ、気持ちいいことが好きなだけなんだ。
そんな妄想を胸に抱きながら、私は布団に潜り込む。
そして願うんだ。いつか、そんな全てを忘れてしまうぐらいの気持ちよさを――と。
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