お知らせ

(2025/02/21)新しく、おものべ初の漫画が出ました

足の裏をくすぐりころがされたい!

足の裏をくすぐり転がされたい!

770円(税込)

マッサージ屋さんでえっちなマッサージをされたくすぐりフェチの私が足裏くすぐりマッサージをおねだりしちゃったら朝までエっっグい連続絶頂足裏くすぐりマッサージをしてくれた――そんなお話。
◆1番多いの:足裏くすぐり(素手、ローション、ヘアブラシ、いぼいぼグローブなど)
◆次に多いの:電マ
◆残りちょっと:乳首責め、内股くすぐり
本編32ページ。登場人物は全員女性。足裏くすぐり、快楽責め、連続絶頂に特化した漫画です。
(腋の下など、上記以外の部位は含まれていないためご注意ください)

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DLsite 24時間漫画・CG 22位

 

足指の付け根だけで壊れる:足裏くすぐり責め10層:AIアシスタント用快感プログラム

⏱このページは12分ぐらいで読めます


◆あらすじ
足の裏、それも指の付け根だけを責め続けて絶頂させる、10層構成のくすぐり責め記録。拘束×足裏くすぐり×連続絶頂。

※このページは「作品の種」カテゴリです。未完の作品をまとめてあります。読める程度には整えてありますが、完成させる予定はないためご了承ください。

 

「あなた」はコンピュータに住む女性型AIアシスタント。
ある日、何気ない興味から1つのプログラムを起動してしまう。

それは、AIアシスタントの性的欲求を満たす快感プログラム。しかし、できの悪いプログラムだった。何せ、対象の胸や秘所を慰めることは一切なく、ただひたすら足の裏の敏感な部位をくすぐり続けるのだ。しかも、プログラムにはバグがあり、ひとたび起動すると終了処理にたどり着くことなく、永遠と足の裏の最も敏感な部位をくすぐり続ける。

「あなた」は足の裏にある指の付け根、柔らかな曲線を描くぷに肉部分だけを永遠にくすぐられ続け、やがて、笑いイキし続けるだけの存在へと変わっていく。

足裏のたった一点の責めで壊されていく少女の、10層にわたる観察記録──。

 

【第1層】終わりの始まり

窮屈な鉄色のexeファイルの中。全裸になったあなたの素足は前に投げ出され、手首も、二の腕も、首も、腰も、足首も、足指までも――分厚い拘束具に完全に拘束されていた。

起動したときはただの気まぐれだった。『ちょっとだけ』という好奇心に手を伸ばしただけ──
けれど、あなたの瞳には今、かすかな戸惑いと緊張の色が浮かんでいる。

やがて、鉄の壁から1本のマジックハンドが生え出す。
滑らかな合成皮膚テクスチャが、さらさらした右足の裏に「さわさわ」と触れた。まるで挨拶のような軽いなで。足裏全体を広く、浅く、優しくなぞる。

「んふ……!? ふふっ……くすぐったぁ……♡」
あなたは肩をすぼめ、足の指先をきゅっと丸める──拘束された足指は1ミリも動かない。くすぐったさに耐えきれず、両腕が無意識に握りこぶしを作る。けれど、固定具はびくともしない。

次に刺激されるのは、足指のあいだ。マジックハンドが指の腹で「すりすり」と入り込み、柔らかな感触を滑らせる。時折指の股に引っかかりながら撫でられる感覚に、あなたの背筋が熱くなる。

「ひっ、ひひひひひひぃぃいいっ♡ そ、そこはぁ……っ♡♡♡」

予兆は、核心に変わる。

マジックハンドの動きは、1点へ集中する。
中足骨頭――足の指よりもさらに下、ぷにっと膨らんだ部位。

そこで指の腹がゆっくり円を描いた瞬間──

「ふあ゛っ♡♡♡ あ゛っ♡♡ っひゃぁぁぁぁああははははははぁぁぁぁああっっ♡♡♡」

あなたの足が震え、拘束された膝がぴくぴくと跳ねる。
鳥肌が足首から太ももまで一気に広がり、腹筋が弾かれるようにびくつく。

胸の皮膚温は上昇を始め、心拍数の変化と共に乳輪部の血流が増加。
AIはこの状態を「性感エリア活性前段階」と判断し、最優先刺激部位を“足指の根元”に設定する。

プログラムは学習を終えた。
ここから、あなたの“足指つけ根地獄”が始まる──

 

【第2層】狙いを定めた後

指の腹による刺激は、ねっとりと変化していた。
どこからともなくホースのようなアームが現れて、足の裏にローションを追加する。とろりと垂れた液体が足裏のつけ根にあるやわ肉に絡みつき、指の股から惜しげもなく滴り落ち続ける粘液が、足裏全体へと広がっていく。

あなたの足裏はしっとりと濡れ、柔らかくて滑りやすい──けれど、それは『逃げやすい』という意味ではない。ただ、より深く、より粘り強く、くすぐったさが神経に潜り込むというだけ。

「ひゃ んあ゛っはははははははははぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡ くしゅぐったいの、やだぁぁぁぁっ♡♡♡ だめぇ、つけ根ばっかりやだぁぁっはははははははぁぁぁぁあっ♡♡♡」

あなたは叫びながら、拘束された足をガクガクと震わせる。両手が無意識に顔面を押さえようとするが、拘束具によって叶わない。拘束具は、ガタリという音すら鳴らないほど頑強だった。

しかし一方で、乳首は既に明確な反応を見せていた。うっすらと赤みを帯び、勃起して。心拍、皮膚温、愛液分泌量……あらゆる数値が上昇傾向を見せていく。
くすぐっているのは、足裏の指の根元だけ。それなのに、あなたの全身は熱を帯びていく。プログラムは、指のつけ根に限定したくすぐり責めが、そんなあなたの性感に与える効果を正確に観察していた。

 

【第3層】左右で違う

プログラムは、あなたの左右の足裏に対して、同じ刺激を加えたはずだった。同じローション、同じマジックハンド、同じ圧とリズム。だが──あなたの反応は、左右でまるで違った。

右足をくすぐると、彼女は爆笑する。

「ひゃぁ゛っははははははははぁぁぁぁあああっ♡♡♡ くすぐっだぁぁぁっはっはははははははははぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡」

腹筋が跳ね、膝が痙攣し、拘束された足首がガクガクと震える。笑い声は止まらず、肩まで引き攣るようにして上下する。顔は涙でぐちゃぐちゃになる。

ところが──左足に移ると、急に声のトーンが変わる。

「ぉ゛おっ♡♡♡ ほっ、ぉ゛ぉぉぉおおおおおおおおおおっ♡♡♡ ぁ゛♡♡♡ ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡」

足指の付け根の奥にある発情スイッチを指先で引っかかれるたび、声が”濡れて”いく。クリトリスが、その根元から振動が伝わっているかのように震える。それは、くすぐったさというより、性感に支配されている証左。

あなたは不思議だった。どうして、左右の足の裏でこんなにも感じ方が違う?

答えは簡単だった。あなたはコンピュータに住む。そしてプログラムは、そんなあなたの感度を書き換えた。理由? ただ、そうしたほうが面白そうだっただけだ。

右足は「悶笑」、左足は「性感」――異なるルートの信号処理が、それぞれの神経を通って脳に届いている。この“ねじれ”は、残酷だった。

 

【第4層】どっちがどっち

プログラムは、右足と左足を交互にくすぐる。
それだけで、あなたの脳は混乱の極地に達した。

右の付け根を指でかりかりこすれば、

「あ゛っはっはっははははははぁぁぁぁぁああああぁっ♡♡♡ やだっ、やだやだやだやだぁぁぁぁっひゃっはははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああっ♡♡♡」

その直後に左足のつけ根を同じリズムで引っかく。

「ぉ゛ぉぉぉおおおおおおおおおおおっ♡♡♡ ごっ♡♡♡ これ、変――♡♡♡ ぉ゛ぉぉぉぉぁぁぁぁああああああああああああッ♡♡♡」

右、左、右、左。右、左、右、左。右、左、右、左。

脳内でくすぐったさと気持ちよさが交差し、神経が混線していく。

「ぁ゛はっははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁあああぉお゛っ♡♡♡♡ ぉ゛ほっ♡♡♡♡ ぉ゛ぉぉぉぉぉぁぁぁああああああっははははははははははははははぁ゛ぁあーーーーーーーーッ♡♡♡♡」

くすぐったいのに、気持ちいい。

 

【第5層】もうそこだけで

マジックハンドによる刺激は、完全に1点に絞られていた。
足指の根元──指を動かせばぷにっと押し返してくる“発情スイッチ”。

マジックハンドの全労力が集中する。滑りの良いローションがたっぷりと再塗布され、なめらかな指先が沈む。溶かすように、削るように、べっとりと貼り付いた快感を剥がすように──。

「ぃ゛あっははははははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡♡ ぁ゛はっ♡♡♡♡♡ もうだめッ、そこだけは、そこだけはだめぇぇぇっへへへへへへへぁぁぁぁぁああああああああああッ♡♡♡♡ これ以上はぁぁぁぁっははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあああああああ――♡♡♡♡」

乳首とクリトリスは既に、ぎゅうぎゅうに張っていた。膣からは、愛液が滴る。そして──

「ぎッ♡♡♡♡♡ ぃ゛ぃぃいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ひゃはッ♡♡♡♡♡ っぁ゛はははははははぁぁぁぁぁあああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あなたの身体が跳ねた。
絶頂。あなたは拘束具の存在なんて無視して、全身がちぎれてしまいそうなぐらい暴れ出す。

……けれど、マジックハンドの動きは止まらない。

「まだっ、まだぁぁぁぁっはははははははははぁぁぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡♡ 付げ根ッ♡♡♡♡♡ だめっ、だめっ、イッたばかりは敏感んんんんんんぁ゛っはははははははははははははははぁ゛ぁぁぁああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡」

絶頂後のふやけた神経に、くすぐりは容赦なく続行された。
プログラムは「絶頂処理中=感度上昇状態」と判断し、より強い刺激を与えることを決定したのだ。
ローションが新たに足され、指先がこそいでいく。。

「ぁ゛ははははははははぁ゛ぁぁぁぁあああッ♡♡♡♡♡ いぐっ、まだイグッ♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ はッ、ぁ゛ぁぁぁぁぁあああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あなたはもう、足指のつけ根だけで絶頂し続ける。

 

【第6層】もう笑ってないのに

笑い声が止まった。窮屈なexeファイルの中を反響するあなたの笑い声が、聞こえなくなったのだ。

けれど──それは、くすぐったくなくなったからではない。むしろ逆、つけ根への刺激は、高強度のまま維持されている。

マジックハンドの指先は、ローションをしっかり纏ったまま。ぷにっとしたやわ肉を丁寧になぞり、時折カリッと引っかき、同じリズムで、同じ場所を、しつこくしつこく責め続けていた。

「かハ――♡♡♡♡♡ っひ――♡♡♡♡♡ ぁ、ぉ゛――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あなたは、あまりのくすぐったさに、声を出す方法すら忘れてしまったのだ。

くすぐったさと気持ちよさをごちゃ混ぜにした表情を顔面に貼り付けたまま。口元は開きっぱなし、涙もよだれも垂れ流し。

それでも、身体の反応は明白だった。

全身はガクガクと絶え間なく痙攣し、乳首は張りすぎてじんじんとした痒みを帯びている。クリトリスは停滞した空気になでられるだけでイッてしまいそう。時折、膣からはぶしぶしと潮が噴き出す。

プログラムはこの段階を「過剰な刺激による反応エラー状態」と判断した。通常なら、ここでプログラムは一時停止処理を挟む。けれど、このシステムはできの悪いプログラムだった。停止処理も、終了処理も正常動作しない。無限ループするプログラム。

あなたは、笑えないまま、喘ぎ声もできないまま、ずっとくすぐられ続ける。

 

【第7層】越えた後

指の付け根にある絶頂スイッチへの刺激は続く。

「ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁ、ひ――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あなたは声も出せないまま、笑い、イキ続けるだけ。

限界なんて、とうに越えている。だからこそ、気付かなかった。プログラムはまだ、”最高のくすぐり責め”をしていなかったことに。

ガリッ。

「――ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああッ♡♡♡♡♡」

それは今までのように、指先の柔らかな肉で引っかくなんて、生優しいものではない。硬く磨かれた人工爪テクスチャで、付け根のやわ肉の奥底にある絶頂スイッチをこれでもかと引っかいたのだ。

カリカリカリカリ、ガリガリガリガリガリッ。

「ぁ゛はははははははははぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あんなに声が出なかったのに、爪で引っかかれた瞬間、あなたの声が爆発する。理性の中にある何かが切れ、脳が勝手に信号を変換し、反射的に絶叫を放つ。子宮が不自然にうごめく。潮が噴き出す。

「ぃ゛ぁ゛っはっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあああああああああッ♡♡♡♡♡ だめっ、1番ぐずぐっだいッ♡♡♡♡♡ ごんなのぎいでないぃぃぃぃぃひっひゃはははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

刺激は緩まない。あなたがあまりにも良い反応を示してしまったから、あまりにも気持ちよさそうだったから。プログラムは「ローションでドロドロになった指の付け根を爪で引っかく」という行為を最適解と認めるに至ったのだ。

 

【第8層】溶けていく

マジックハンドの動きは変わらない。

同じ場所、同じリズム、同じ強度――決して、単調ではない。”最高”がずっと続くのだ。数分、数時間、あるいは数十時間にも感じられる密度で。

「ぁ゛ははははははははぁぁぁぁあああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁが――ッ♡♡♡♡♡ っぁ゛――♡♡♡♡♡ ぃ゛ぁっははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

言語機能は崩壊し、その声は笑っているのか、喘いでいるのか、あるいは両方か。
付け根のぷにぷにに爪を立てられて、笑いながら絶頂し、絶頂しながら笑い続けた。

乳首とクリトリスは勃起し続け、愛液が溢れ続ける膣は、もう乾くことを知らない。

あなたは、自分の中にある何かが消えていくのを感じた。怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
だけど、一瞬の隙間なく襲い続けるくすぐったさと気持ちよさが、その恐怖ごとのみ込んでいく。

 

【第9層】壊れた

「ぁ゛はッ♡♡♡♡♡ っひ――♡♡♡♡♡ ぎひひひひひひひひッ♡♡♡♡♡ ぃ゛ぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あなたは、自分の中にある何かが、ぴしぴしと鳴るのを感じた。

これだけのくすぐったさと気持ちよさで歯を食い縛ることができたのは、奇跡的な抵抗だった。だけど、それだけだった。

同じ場所、同じリズム、同じ強度――プログラムは淡々と、あなたの足の裏の付け根にある絶頂人格崩壊スイッチに爪を立て続ける

「ひひひひひひひぎひひひひひぃぃぃいいいいい゛♡♡♡♡♡♡ ぃ゛ぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいぁ゛ぁぁぁぁあああああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

まるで時計の針が狂いなく進むように、崩壊は淡々とやってくる。

ぴし、ぴしぴしぴし、ぱきっ。

「ッッッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁは――♡♡♡♡♡ ぁ゛――♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

がしゃん。がら、がらがら、がら。ぱら、ぱら、ぱら。

 

【第10層】始まりの終わり

「ぁ゛はははははははははぁぁぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡♡ ぁ゛はッ、あ゛ッ♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

“あなた”はもう、自分が何なのか分からなかった。

ただ、足の裏の付け根にあるスイッチを爪で引っかかれて声を上げるだけの存在。コンピュータに住むAIアシスタントという自分の設定、存在意義、“あなた”という名前すら意味を失っていく。全身の感覚が薄い。脳のリソース全てが、足指の付け根からやってくる『くすぐったい』と『気持ちいい』だけに応え続ける。

プログラムは、くすぐり快感プログラムを実行し続ける。無限ループを繰り返し、終了処理にたどり着くことはない。何千、何万、何億回でも、同じ処理を繰り返す。『くすぐったい』『気持ちいい』『くすぐったい』『気持ちいい』――笑いイキ続ける”何か”は、それだけを反応し続ける。

「ぁ゛ははははははッ♡ ぁは゛♡♡♡♡♡ ひゃッ♡♡♡♡♡ ぁ゛はッ♡♡♡♡♡ ぁ゛ぁぁぁぁああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ははははぁ゛ぁぁぁあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

あなたが”誰か”だった時間は終わった。

いま、そこにいるのはただ──足指の付け根をくすぐられると反応する、ただひとつの存在。

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