◆あらすじ
ある女性の願望。大勢の人たちを集めて、ただ”私”のことをイカせ続けるだけの「”私をいじめて”の会」を開きたい。壊れるぐらい電マでクリトリスを押しつぶされて、笑い死んでしまうぐらい腋の下や足の裏をくすぐられて、取り返しが付かなくなるぐらい乳首をいじくられて。破滅願望なんてないはずなのに、「壊して」「殺して」「死んじゃってもいい」――そんな不穏な言葉があふれるほどに、”私”はイカされ続けたい。
最初に断っておくと、これはただの願望です。
欲求が満たされず、日々を悶々と過ごしている私の、ただの性的嗜好。
まず、人を集めます。
男性でも女性でも構いません。お互いに知り合っている人で、ある程度の良識があって、だけど私に対して最低限の性的欲求を持っている人。ネットなら集めやすいかな? ああ、もしかしたら”裏垢”というものを始めてみたら集めやすいのかも。最低でも5人、できれば10人ぐらい集めたい。
そしたら、その人たちとホテルに行きます。レンタルスタジオでもいいかも。とにかく、時間はたっぷり確保して。私は服を脱いで、裸になって、ベッドの上で大の字に寝ます。そして、体を動かせないように、両手足を押さえ付けられたら――。
――――
――

断っておくと、私は別に”破滅願望”を持っているわけではありません。死んでしまうなんて絶対に嫌だし、何か傷を負いたいわけでもない。社会的にも健全なままでいたい。
私はただ、それぐらい気持ちよくなりたいだけなのです。
ずっとずっとイカされ続けて、段々と体が拒否反応を起こし始めて、それでもずっとずっとイカされ続けて。涙はぼろぼろこぼれ、よだれは止まらず、全身にまとわりつく快感が神経を暴走させ、筋肉は痙攣し、頭の中は何か危ない脳内物質に満たされる。口からは拒絶の言葉が漏れ、やがてこんな状況に後悔すら覚える。
……私はただ、それぐらい気持ちよくなりたいだけなのです。




コメント