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エロ小説

常識改変した女子校では生徒の定期的な性欲処理が義務付けられます

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◆あらすじ
『校内でムラムラしたらその場で直ちに性欲処理すること』――そんな校則が当たり前となった、ある女子校のお話。そこに通う女の子たちは、授業中であろうとおもちゃを取り出して、当たり前のようにオナニーを始めてしまうのです。さらにその学校には『性欲処理委員会』『性欲処理室』なんていうのもあって……。

 

性欲。

それは種の保存という、生物としての役割を果たすために存在する大切な欲求です。しかし高度かつ複雑化した人間社会において、邪魔になることが多々ある欲求でもあります。性欲は雑念を生み、仕事や学業などのパフォーマンスを低下させるのです。

特に年齢が若い――学業に励むべき世代の性欲は強く、その影響は避けられません。性欲に捕らわれてエッチなことしか考えられないお猿さんになってしまったら、勉強も身に入らず、将来に関わる事態にもなり得るでしょう。

そんな問題を打破すべく、ある学校において1つの校則が生み出されたのです。

第1条 校内でムラムラしたらその場で直ちに性欲処理すること。

都内某所にある私立校。

共学化が進む現代社会においては珍しい女子校、生徒はおろか教師や事務員までもが全員女性という徹底ぶりです。生徒数は500人ほど。制服は紺のブラウス、紺のスカート、黒のソックスとオーソドックスなもの。

そんな学校に通う女子生徒たちの生活を見てみましょう。

 

「――という訳で、この公式は後々何度も出てきます。しっかり理解してくださいね」

一限目。このクラスでは総勢30名の女子が、数学の授業を受けています。

ごく平凡な教室で行われる、ごく平凡な授業。若い女性教師の声と、チョークと黒板がぶつかり合う音が響き続ける――そんな最中のことでした。

ピピピピピ!

「……誰でしょうか?」

突然鳴り響く電子音。

他の学校であれば、授業を中断させられたことに憤慨する教師も居たことでしょう。しかしこの学校においては、教師は確認こそすれど怒ることはありません。だってこれはスマートフォンの着信音などではないのですから。

ややあった後、教室の真ん中の席に座っていた1人の女子が小さく手を上げました。

「すみません、私です」
佐藤さとう さくらさんですね、分かりました」

佐藤さとう さくら――おかっぱのロングヘア、控えめな佇まい、年齢並の成長しきっていない体付き。素朴ではありますが可愛らしく、ここが共学であればそんじょそこらの男子が必死にアプローチしていたであろう美少女です。

さくらは少し周囲を見渡して、恥ずかしそうに頬を赤らめます。そして鞄から小型の電動マッサージ器を取り出して、ゆっくりと自分の股間に当て始めたのです。

「んっ、ぅぁぁ……!」

少し控えめにスカートの上から、声を押し殺して、それでも教室のど真ん中でがっつりオナニー。しかしこれは珍しいことではありませんでした。

 

 

この学校には、『校内でムラムラしたらその場で直ちに性欲処理すること』という校則があります。

そして先ほど鳴った電子音は、全校生徒に1台ずつ配布された『性欲カウンター』によるもの。性欲カウンターは小さな腕時計型の端末で、持ち主の生徒がムラムラしたときにアラームで知らせてくれる機械です。

つまりさくらは授業の真っ最中に何の気なしにムラムラしてしまったため、校則に従って仕方なくオナニーしているに過ぎないのでした。

「はい、授業を続けますよ」

故に先生はアラームを鳴らした生徒を確認したら、当たり前のように授業を再開します。

「っあっ、ぁくっ、ん……っ! ふっ、あっ、ぁっあぁぁ……!」

授業が再開されてなお電マを当て続けるさくら。大勢がいる中オナニーするのは恥ずかしいのですが、それよりも『気持ちよくなりたい』という欲求のほうが上回ってゆきます。

電マを控えめにそっと当てるのは物足りないようで。スカートを捲り挙げて純白のパンツを晒し、おまんこ全体をグリグリと押し潰すような動きになります。だんだんと喘ぎ声も我慢できなくなってきました。

この学校では、ゲームやおもちゃなどの学業に必要のない物品の持ち込みはもちろん校則違反です。しかし『性欲を解消するための道具』に限っては、いくらでも持ち込みが可能でした。

それどころか、入学時には『性欲を解消するための道具』を何種類か無料で配布してもらえるのです。彼女が使っている電マは、その時にもらったものでした。

「んくっ、ぁ……、もっ、だめ――んぅぅっ!!? ッ~~~~~~~~!! っあ!! ッ~~~~~~~~~~!!」

さくらは教室のど真ん中で絶頂しました。体が震え、椅子が少しガタンと鳴ります。

「ふー……! はっ、ふー……」

性欲を解消したさくらは、パンツにシミが出来ているのをちょっぴり気にしながらも、電マのスイッチを切って深呼吸をします。これで彼女もしっかり勉学に励むことができるというものです。

 

ピピピピピ! 教室のどこかでまたアラームが鳴ります。

今度はさくらの後ろの席に座っていた生徒――はるかでした。少し大柄、しかしガタイが良いという訳ではなく、柔らかく包容力を感じさせる体付き。男であればそのふくよかな肉に埋もれたいという欲求を抱くであろう女子です。

「もー。さくらちゃん、声えっちぃよぉ……」
「え、わ、私のせい……!? ご、ごめんなさい……」

「そこ、授業中の私語は止めてくださいねー。なら静かに」

どうやらはるかは、さくらのオナニーをしている姿を見てムラムラしてしまったようで。しかし原因はどうであれ、ムラムラしてしまったのならすぐに解消しなければなりません。それが学業のためなのです。

はるかはシャツのボタンを外して、ブラジャーの前ホックを外します。彼女はこの年にしてはFカップと巨乳で、特におっぱいで気持ちよくなるのがお気に入りでした。

彼女は鞄からシリコンでできたブラジャーのような器具を取り出して、両方のおっぱいに取り付けたのです。

 

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「ふぁっ、んひゃっ、ぁぁぁ……!」

シリコンの内側に取り付けられた小さなローターが、大きめの乳首を震わせてゆきます。

この道具は学校では配布されていない、彼女の私物です。少ないお小遣いで買うのは大変でしたが、それでも頑張って貯めて買ったことを後悔しないぐらいには、彼女はおっぱいが敏感でした。

「んぁっ、ぁぁ……っ♡ ぁー♡ 今日、すっごい敏感んんん……♡♡」

声を我慢することもせず、チクニーに没頭するはるか。シリコンをグニグニと動かして、ローターの振動をいろいろな角度から乳首に押し付けてゆきます。

『授業中に私語をしてはならない』というのは当然のことですが、この学園において『授業中に喘ぎ声を出してはならない』とはなりませんでした。それどころか気分を高めるためなら淫語もやむなしです。

「ぁっ、あっぁぅっぁぁぁっ! イクっ、乳首でイク――くぅぅぅんっ♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!! んはぁぁぁぁっ♡♡♡」

ものの数分で、はるかは体を大きく震わせます。彼女にかかれば乳首だけでイクことも容易でした。

 

ピピピピ! ピピピピピ!

教室の至るところでアラーム音が鳴ってゆきます。

「あーやば、今日溜まってるなぁ……♡」
「夜の内にオナニーしとけば良かったよぉ」
「んくっ、ひっ♡ ぁぁ、ちょー気持ちいー……♡」

「はいはい、静かに。人はちゃんとノート取ってくださいね」

ムラムラはどんどん波及してゆき、いつの間にかクラスの半数近くがオナニーを始めてしまう事態に。

この校則には些細な、ほんの些細なことではありますが、がありました。他人がエッチなことをしていると自分もエッチしたくなってしまう――それが自然の摂理だということ。

しかし学業において最高のパフォーマンスを発揮させるためには、ムラムラしたらすぐに解消することが望ましいのです。そのことを考えれば、本当に些末な問題でしかありません。

 

――――
――

 

この学校では、性欲処理をサポートするためのさまざまな施策が取られています。各種道具の無料配布もその1つです。しかし生徒の中には、道具を使ってもオナニーがうまくできず、上手にムラムラを解消できない子もいます。

そんな女子生徒たちのために発足されたのが『性欲処理委員会』です。

 

「あの、遠藤さん」

お昼休み。くるみは教室で、あるクラスメイトに相談を持ちかけました。

なぎさ 胡桃くるみ――女子生徒の中でも特に小柄な子です。胸やお尻もペッタンコ。短い髪は『ボーイッシュ』だとか『スポーティ』だとかいうより、ただただ子供っぽい。しかし顔立ちは整っており可愛らしく、性格はやや臆病ながらも一生懸命。まるで『リス』のような彼女は、クラスの皆から可愛がられている生徒でした。

「ん~、どうしたの? くるみちゃん」

「遠藤さんって、その、の人だよね?」
「そだよ~」

性欲処理委員会の遠藤えんどう つむぎ――背が高く、胸やお尻も肉感的、ウェーブを描いた長髪はもこもこしているなど、何かとの大きい女子生徒。つむぎはのんびりしている性格ではありますが、それは包容力の裏返し、見た目も相まって『羊』を連想させます。自然体で大人っぽい彼女は小動物のようなくるみとは対象的な女子生徒です。

「あの、遠藤さん。私、その、うまくできなくて」
「ん~? 何が?」

「だから、その、えっと……。お、おな、に……」
「あー」

くるみはオナニーでうまくイケないことが悩みでした。胸やアソコを触ると確かに気持ちいい感じはするのですが、なかなか絶頂までには至らないのです。

年頃の女の子がたまに持ち得る悩み。しかしそんな悩みを解決するのは、性欲処理委員会の仕事です。

 

「それじゃあ、今日は私がシてあげるね~」
「う、うん。よろしくお願いします……!」

教室の真ん中でリスと羊の交尾が行われます。

つむぎは小柄なくるみを膝の上に乗せると、彼女を後ろから優しく抱き締めました。温かく柔らかな体の感触と、ほんのり漂うミルクのように甘い匂いは、同性でもうっとりしてしまいそうです。

「っ……」

「大丈夫だよー。力抜いてぇ」
「は、はひ……っ」

くるみはつむぎの膝の上で、ドキドキしながら縮こまるばかり。そして制服のシャツのボタンが1つ外されると、その隙間から温かい手がするりと入ってきました。

「んひぅっ!」
「くるみちゃんは敏感だね。じゃ、も」

「っ、ぅぅ~~!?」

つむぎの左手はシャツの隙間に入り込んで、子供っぽい小さなブラジャーごと胸を揉みます。そして右手はスカートの裾をめくり上げて、ショーツの上からおまんこをさすり、さすり。

何てことのない愛撫ですが、くるみは体をビクビクと震わせ続けます。

「ん~。なるほど、そっかぁ」
「な、何、どうしたのぉ……っ」

「くるみちゃんはちょっと敏感過ぎるのかもねー」
「それって、ダメなことぉ……っ!?」

「こうすると、ちょっと痛いでしょ?」
「んぅぐっ!? っあ、クリトリスそこ、擦ったらぁ……!?」

「くるみちゃんのちょうど良い触り方、見付けてあげなきゃねー」

くるみがオナニーでイケない理由。それは自分の気持ちいいやり方が分からないことにありました。AVであるような、クリトリスの包皮を剥いて思いっきりクリクリしたり、電マを思いっきりねじ込んだりという刺激は、彼女にとって刺激が強すぎるのです。

つむぎの両手は、そんな敏感なくるみの性感帯を調べるよう。撫でたり、揉んだり、つまんだり、くすぐったり。すると段々と、彼女にとって気持ちいい触り方というのが分かってきます。

「んひゅぅっ!? ひゃっ、はっ! ぁっ、それっ、ぁ、ぁぁぁぁぁぁ……!」

「んんー? おっぱい、ゾワゾワするのがいーい?」
「わ、分かんないぃ……! 何だか、くすぐったくてぇぇ……!?」

「だけどくるみちゃん。すごく気持ちよさそうな声出てるよぉ」
「んぁぅっ!? や、言わないでっ、ひゃっ、ひゃわわっ、ひゃぁぁ~~……!?」

小さな乳房は、指先でゾゾゾとなぞるように。

『胸は揉むもの』という先入観を抱いていたくるみにとって、これは盲点でした。くすぐったくて、一歩間違えたら笑い声が出てしまいそうなのに、何だか癖になりそうな感覚なのです。米粒のような小さな乳首が、どんどん硬くなってゆくのが分かります。

「んぅっ、ぉっ、それ、すご……!? ぉ、ぉぉぉぉぉ……っ!?」
「くるみちゃんは、アソコもみもみしたほうが気持ちいいんだねー」

「んっ、そ、そうかも……! ぁっ、ぁぁぁ~~~~……!」
「机の角っちょとかにね、アソコを押し付けて、ぐりぐりするの。やったことある?」

「な、ないけど……、それ何だか、ぅぁっ、ぁぁぁ……!」
「今度やってごらんよー。きっと気持ちいよー」

そしておまんこは、指を束ねてぎゅーっと揉み込むように。

くるみにとって何だか触るのが怖くて、捏ねれば良いのか引っ掻けば良いのか分からなかった部位。世間一般では『クリトリスが気持ちいい』とは言いますが、神経が過敏な彼女にとっては、触るとヒリヒリ痛んでしまうこともありました。

だけどショーツの上からぎゅっぎゅっと揉み込めば、過敏な彼女でも快感は程良いのです。

「す、すご……!? くるみ、さんっ、上手、すぎるぅぅ……!?」
「ふっふーん♡ でっしょー? ほらほら、して欲しいことはあるかなぁ?」

「あ、そ、そこ……! もっと、強く揉んで――んぅぅぅっ♡ それっ、それぇぇぇぇっ♡♡」

ちょっとした反応で、彼女の性感を全て理解してしまったつむぎ。性欲処理委員会は、学内でもに長けた女子だけが入れるのです。

普段のオナニーで絶対に感じられなかった快感に、くるみはもううっとりするばかり。しかし彼女が気持ちよくなっているのは休み時間中。しかも教室のど真ん中でのことでした。

「すっごーい! くるみちゃんが何だかトロトロしちゃってるー♡」
「私、くるみちゃんがこんなに気持ちよさそうにしてるの初めて見るかもぉ。かぁいいなぁ♡」

「ぅぁっ!? ぅっ、そ、そんなっ、ぅぅぅぅ……っ!」
「あっ、こらこらー。くるみちゃんが困ってるじゃないー」

クラスメイトたちが2人に話しかけてきます。ムラムラを処理している最中に話しかけられる――この学校においてさほど珍しいことではないのですが、くるみにとっては無性に恥ずかしい出来事です。

だって、硬くなった乳首だとか、指に潰されたつるつるのおまんこだとか、とろとろに蕩けた表情だとか、自分の恥ずかしいところをたっぷり見られているのですから。

 

しかし不意に背後から声をかけられます。

「もしかしてくるみちゃん、見られるのが好き?」
「ふぁぇ……!?」

つむぎのその言葉は、くるみにとって意外な言葉でした。自分が、恥ずかしいところを見られるのが好き……?

一見信じがたい言葉が、次の愛撫によって現実味を帯びてきます。

「くぅんっ!? ひゃっ、ひゃぁぁ~~……」

「はぁー♡ くるみちゃんってすっごい可愛い喘ぎ声出すよねー♡」
「そうそう♡ 何だか、もっと気持ちよくしてあげたくなるみたいな?」

「ぅあぅっ、何……っ!? 今っ、すごく敏感にぃ……」

すごく恥ずかしい、だけど恥ずかしいだけじゃない。体が敏感になって、背筋がゾクゾクして、もっと喘ぎ声が出てしまう。

その変化はつむぎにも伝わりました。

「やっぱり♡ くるみちゃん、見られるの好きなんだ♡」
「っ~~!」

「いいよ、皆。くるみちゃんが気持ちよくなってるところ、見てあげて」

この学校において、他人のムラムラ解消を無闇に見るのは推奨されていません。オナニーというのは何だかんだ言って女性の聖域なのです。

しかしそれが性欲解消に役立つのであれば、また別の話でした。

「休み時間そろそろ終わっちゃうから、一気に気持ちよくするよ?」
「んぁっ、ひゃっ、何……!?」

くるみが恥ずかしさで言葉を出せずにいる間に、2人の体勢が変わります。

つむぎはくるみを椅子に座らせて、つむぎ自身はその足下に跪くように。そして両手で乳首を弄りながら、彼女のおまんこを舐め始めたのです。

「んちゅっ、ちゅぅっ、れろっ、れろぉぉ……!」
「んひゃぁぁっ!? ぉっ、ぁっ、あっぁっあっぁぁぁぁぁっ!!?」

先ほど性感帯を調べたのをしっかり活かした責めです。

クリトリスは摩擦するよりも圧迫するほうが気持ちいい。だからこそ、唇で優しく吸うことで敏感は反応を示します。それで舐めるときは、とにかく優しく。舌先を柔らかくして、ねっとりと舐め回すのです。

乳首への愛撫も相変わらず優しい。指先で触れるか触れないか程度の力加減で、ゾワゾワ感を愉しませてゆきます。

「んひっ、ひゃっ、すごっ、えんどうさっ!? これっ、きもちひっ、ひゃぁぁっ!?」

「ひゃー♡ すっごい遠藤さん。そんなのされたら誰でもイッちゃうよぉ♡」
「くるみちゃんすっごい気持ちよくなってるぅ♡ もうイッちゃうんじゃないのぉ?」

「ぅあっ、やっ、恥ずかし――ひぃぅんっ!? んぁっ、ぁぅあぅぁっ、ぁっあぁぁぁっ!!?」

きっとくるみでなくても、うっとりとしてしまう快感。

しかも今は、クラスメイトたちがその痴態を観察しているのです。とろんと蕩けた表情、硬くなった乳首、舌が這い回るおまんこを隅々まで見られている――そう思うだけで、すごく恥ずかしいはずなのに、どこか満たされるような気持ちになるのはどうしてだろう。

「ぁっ、だめっ、イッ、いいぃぃっ!!? っ~~~~~~~~~~~~~~!!! んぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」

そうしてくるみは絶頂を迎えました。

何だか恥ずかしくて訳が分からない内にイカされてしまったような感じがします。だけど、こんなに気持ちよかったのは、生まれて初めてかもしれない……。

 

「ふーっ、ふーー……」

くるみは背もたれにぐったり体を預けて、快楽に身を震わせます。

息を整えてやや落ち着いてから、つむぎが尋ねました。

「どう、今度は独りでもできそう?」
「わ、分からない。けど、がんばる……」

「うーん」

つむぎは呻きます。くるみのそれが、満足の行く回答ではなかったからです。

ムラムラしたらその都度他人の力を借りる――そのほうが気持ちいいのなら、それもまた良しでしょう。しかし独りでムラムラを解消できないとなると、それはまた別の問題。

この学校に居るからには、自分に合ったオナニーの仕方ぐらい、知っておいて然るべきなのです。

そこでつむぎは閃きました。

「そうだ。今度は、私がシてるところ見せてあげるよ~」
「えっ」

「オナニーの見せ合いっこ。くるみちゃんができてるか、私も見てあげるから」
「みせあいっこ……」

オナニーの見せ合いっこ――それは何だかくるみにとってとてもエッチなことに感じられました。

つむぎという素敵な女子生徒のオナニーを見ることもすごくドキドキするのですが、それ以上に、自分のオナニーを他人に見られると思うと、恥ずかしい一方ですごく変な気持ちになります。

やはり気のせいではありませんでした。くるみは他人にエッチなところを見られると興奮してしまうのです。

「――はっ」

くるみは頭をブンブンと振ります。『つむぎさんはあくまで性欲処理委員会として、何より善意で付き合ってくれているのだから、それを邪に考えてはいけない』――そんな気持ちです。

だけどその光景を想像するだけで、酷く興奮してしまいそう。

「くるみちゃん、どうしたの?」
「な、なななな何でもないよ!」

くるみは再び性欲カウンターがならないように、より一層頭をブンブンと振ってから、次の授業に備え始めるのでした。

 

――――
――

 

学校の各階には、空き教室を改築して作られた性欲処理室があります。

ネットというツールが当たり前になった今日、があったほうが性欲処理が捗るという生徒は少なくありません。性欲処理室はそんな生徒のために開かれているオカズ探しの場です。

部屋の内部はパーティションで細かく区切られていて、1つ1つの個室にパソコンが配置されています。その様相はネットカフェを連想させますね。

もっとも、このパソコンでネットゲームなどは一切できず、エッチなサイトしか開けません(エロゲは可)。エロ動画とか、エロ漫画とか、エロ小説とか――そんなオカズを見て、オナニーできるというわけです。

 

「っはー、今日も乗り切った……」

放課後に性欲処理室を訪れたのは鈴木すずき 沙耶さや――ボサボサの長い髪。目のクマのせいで人相が悪いものの、顔立ち自体は整っている少女。運動不足なせいで体付きはちょっとムッチリ、胸は少々残念なサイズなせいで、お尻の大きさが際立ちます。健康不良児、しかしこれはこれで需要がある女子生徒です。

さやは授業中にオナニーしないことで知られていました。

他の生徒は皆『鈴木さんはいつも勉強に集中できて偉いなぁ』『あの子は鋼の精神を持ってるんだよ』なんて言ったりしますが、真実はこの通り。授業中は死に物狂いで平常心を保って、授業が終わったら性欲処理室にこっそり籠もってオナニーしているのです。

その理由は……。

 

「あっれー? さやちゃんじゃーん」
「うわぁっ!?」

パーティションの上からにゅっと顔を出してこちらを覗き込んでいたのは、早乙女さおとめ 英梨々えりり――裾を折ったスカート、バレるかバレないかのギリギリのラインを攻めたうっすら茶髪、手首にはミサンガ。際立ってはいないものの整ったプロポーション。

えりりはまさに『ギャル』という言葉がふさわしい彼女はさやのクラスメイトであり、性欲処理委員会の1人でした。

「めっずらしー。さやちゃんが性欲処理室こんなへやに居るなんて」
「ぁわ、え、ちょ」

性欲処理室の個室を勝手に開けるのは御法度、ノックもせず他人の私室に入るに匹敵するマナー違反です。しかしそんな常識、えりりには通用しません。何だか個室から聞き覚えのある声が聞こえたから、ついつい開けてしまったのです。

さやはあたふたしながら後ろを振り返って『まずい』と思ったのですが、時既に遅し。えりりの目が、パソコンの画面をバッチリ捉えていました。

「ふーん。こういうのが好きなんだぁ」
「っあっ、しまっ、~~~~!?」

さやの顔が真っ赤になります。

彼女が見ていたもの――それはあるエロ動画でした。ここはエッチな媒体を見るための性欲処理室なのですから、そう珍しいものではありません。しかし問題はその中身。

「『アナル狂いのレズビアン 180分ノンストップでデカ尻アナルを舐められ続けてアヘ顔絶頂』……ねぇ。これはこれは……」
「こ、声っ、声ぇぇっ!?」

「声が大っきいのはさやちゃんのほうだよぉ」

『アナル狂いのレズビアン 180分ノンストップでデカ尻アナルを舐められ続けてアヘ顔絶頂』――何とも下品なタイトルなAVの内容は、1人の女性が、もう1人の女性にお尻の穴を舐められて悶えている動画。

180分あまりの再生時間中ずっと、インタビュー中も、乳首やクリトリスを責められている間も、その女性はアナルを舐められ続けて何度もイッているのです。まるでアナルに全身の神経が集中してしまっているのかと疑ってしまう程。

「さやちゃんって、アナルをペロペロされちゃうのが好きだったんだぁ♡ それも女の人にぃ?」
「っ、~~~~!」

いつの日だったでしょうか。毎日のオナニーがマンネリ気味……というより、そもそもあまり気持ちいいと思えない。そんな時に何となく、本当に何となくお尻の穴を触ってみたら、思いの外気持ちよくて、癖になってしまって、以来、前の穴では全然満足できなくなってしまって……。

さやはけっして性欲が薄い訳でも、精神力が強い訳でもありません。学校の誰よりもアナルが大好き。そんな自分の性癖を知られるのが嫌だったから、誰も居ない個室に籠もってオナニーしていたに過ぎないのでした。

 

しかしどんなに必死に自分の性癖を隠し通そうとしても、バレる時はあっという間です。

(これだからギャルは嫌いなんだよぉぉぉぉっ!!)

おまけに相手はよりにもよってえりり。さやは彼女が苦手でした。

彼女たちの間に特別な何かがあった訳ではありません。しかしえりりは明るく、誰に対しても人当たりが良い……というより、少々コミュニケーションが行きすぎることもある、典型的な陽キャ。

一方でさやはいつも独り。そりゃ他人と会話できたら楽しいかもしれないとは思いますが、いざ口を開こうとしたらしどろもどろ。典型的な陰キャである彼女は、えりりとは相性が悪いのです。

『このことはどうか内密に』――そう言葉にしようと思っても、口からは『あうあう』だとか『えあえあ』だとかしか出てきません。そうこうしている内に、えりりは彼女の領域にどんどん土足で上がり込んで来るのです。

「でも、ずっと独りでオナニーしてたら寂しいでしょ? ……私が叶えたげるっ♡」
「ぅぇえっ!? なっ、あの! ちょっ、体、引っ張らっ!?」

えりりが無理やり個室に入ってきます。

制服を掴まれるさや。腕力で、というよりは勢いで押されてしまった彼女は強い抵抗もできず、『あの』だとか『ちょっと』だとか言いながらされるがまま。

椅子から下ろされ、立って机に手を突いた状態にさせられてしまいます。お尻を背後に突き出すさや、えりりが何をする気なのかを察するのは容易で、恥ずかしさと恐怖で顔が紫色になります。

「あら。むっちりしてるけれど、すっごい可愛いお尻♡」
「っ~~~~!! これっ、ちょ、マジで洒落にならな――!!」

「しーっ。静かにしないと周りの迷惑だよー」

なお、性欲処理室に『1人で使うべし』などという規則はありません。しかも『他人の迷惑になるから騒ぐな』とは言われていますが、『喘ぎ声なら可』という始末。要するに、個室に性欲処理委員会を含む他の生徒を連れ込んでも、何の問題もないということです。

えりりはさやのスカートを捲り上げてショーツを下ろすと、彼女のアナルに触れました。

「んひゅぁいぃぃっ!!?」

さやの背筋がビクーンと伸びました。ゾゾゾという快感が背筋を上ってくるようです。

えりりの指先が、彼女のアナルにぴとりと触れただけ。それだけで何という気持ちよさ。独りでシている時とは全然違います。

「うはぁ、すっごい敏感♡ それにお尻、シミとかなくてきれいだねー♡」
「んぉっ、ひっ、ぁぐっ、ぁぁぁ……!?」

さやのアナルが、指先でこちょり、こちょり、こちょりとくすぐられ続けます。

今は辛うじて肺に空気を溜めて堪えていますが、これを続けられたら声が我慢できなくなってしまいそう。他人の前でオナニーし慣れていない彼女にとって、それはとても恥ずかしいことでした。

さやの心の中では、羞恥が性欲を圧倒的に上回っている状態。すぐにでも彼女の手を引き剥がしてこの個室から逃げ出してしまいたい――だけどそんな風に思っていたとき、えりりがさやのアナルをペロッと舐めたのです。

「っ~~~~~~~~!!!?」

部屋全体にさやの悲鳴が響きました。

しかもえりりは一舐めする程度では終わりにしてくれません。そのまま顔を押し付けて、思いっきり舐め回し始めるのです。

「んちゅっ、れろっ、ぺろぺろぺろぉ♡」
「んぉ゛っ♡♡ ぉぉぉぉぉぉ♡ もっ、だめ゛!? これっ、やばいってぇぇぇ♡♡♡」

もう我慢なんてできっこありません。さやの口から濁った喘ぎ声が出続けます。

『すごく汚い声が出てる』とは思いますし、きっと部屋に居る皆が『あの個室すっごい盛り上がってる』だとか『皆の前であんなに下品に喘いで恥ずかしくないの?』だとか思っているのだろうとも想像しているのですが、どうしても声を抑えることができません。

それだけえりりのアナル舐めが強烈だったのです。

「んじゅっ、じゅるるるるるるるる♡♡」
「ぁぉぉぉぉぉ♡♡♡ 舌っ、挿ってるぅぅ♡♡ んぉっ!!? 挿ってるってへひぃぃぃ♡♡♡」

思いっきり音を立てながら、舌を突き出してねじ込んでくる。まさに『むしゃぶりつく』という表現が相応しい。

自分のお尻がこんなにも情熱的に責められるというのは、気持ちいい一方で一種のカタルシスのようなものすら感じられました。

「ぷはっ。あっれぇ? さやさん、今やってるの、動画でしてるのと同じじゃないー♡」
「んぁぐっ、ぅぅぅぅっ♡♡ よ、余計なこと、言う、なひぁぁぁぁぁっ♡♡♡」

机に肘を付くさやの目の前には、パソコンのディスプレイがあります。

画面で再生されている動画には、偶然にも今自分がされているのと同じようなプレイが繰り広げられています。テーブルに手を付いて、背後からお尻を舐め回されているのです。

その映像はさやをますます興奮させました。自分のされている光景が思い浮かんでしまうのです。自分が今どれだけみっともなく、そして貴重で、恵まれた状況に遭っているのか分かってしまって、どんどん気持ちよくなってしまうのです。

そして動画で行われているプレイにが付加されます。えりりの手がさやのアナルを舐め回したまま、腰に手を回しておまんこを弄くり始めました。

「ひぃぃぃぃっ♡♡ ひゃっ、ぅぉ゛っ♡♡ ぉっ、ぉぉぉぉぉぉ♡♡♡」

前と後ろの同時責め。アナルに舌をねじ込まれながら、クリトリスをこねられ、おまんこの入り口をくすぐられる。

下半身をドロドロに溶かされるような気持ちよさに、さやはもうがに股になって腰を振ることしかできません。

「もっ、やばっ、やめっ♡♡♡♡ っひっ♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~!!! んぐぅっ♡♡♡ ぁ゛ぉ~~~~~~~っ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」

そしてさやは立ったまま絶頂しました。

太ももとふくらはぎの筋肉が、ポンプのように収縮を繰り返します。生まれて初めて欲望を満たすことができたからでしょうか、愛液の量が尋常ではありません。床にボタボタボタと垂れ堕ちて大きな水溜まりを作ってゆくのです。

 

膝から崩れ落ちるさや。えりりの舌はアナルから離れ、代わりに両腕が肩に絡みつきました。

「はーい、頑張ったねー♡」
「ひ……、ひ、ひぃ……♡」

抱き締められて、頭を撫でられて。ギャルのような見た目に反して、案外母性的なコミュニケーション。さやはその心地良さに目を細めるばかりです。

次第モヤモヤとした感情が沸々と湧いてきます。勝手に人の個室に入って、勝手にアナルを舐め回してきて、勝手にイカせて――よくよく考えるととんでもないことです。

だけど文句の一つでも言ってやろうとした矢先、えりりの腕がパッと離れてしまいます。

「またシたくなったら呼んでね~♪」

『秘密にしといてあげるから♡』――えりりはそう言って、鼻歌を歌いながら個室から出て行ってしまうのでした。本当に自由奔放な、嵐のような生徒です。

「くっそぉー……」

絶頂の余韻が抜けてから、さやはようやく呻きます。

すごくモヤモヤした気分です。あんなやつ苦手なはずなのに……。そうは思っても、情熱的にアナルを舐め回される快感が忘れられません。それに、あんなにみっともない姿を晒したのに、優しく抱き締めて頭を撫でてくれる包容力も。

もしもまたえりりに頼んだら、彼女は優しく、そして情熱的に自分の欲望を叶えさせてくれるのだろうか……。

――ピピピピピピ!

「うっ」

鳴り響く性欲カウンター。さやの想像は行き過ぎてしまったようです。

すごくえりりに会いたい。だけどついさっき激しくヤッたばかり。またすぐにお願いするのはあまりに度が過ぎるのでは。いやしかし、だけど、それでも……。

さやは悶々としながら椅子に座り直します。その瞬間、ムズッという刺激が走って、また『んぉっ』と小さく喘ぎ声を出すのでした。

 

――――
――

 

『ムラムラしたらその場ですぐに性欲を解消すべし』――その校則はここまでご説明してきた通り、学業において最高のパフォーマンスを発揮させるために存在するというのは明白です。

しかしこの校則が施行されて以来、新たな問題も浮上してきました。

その1つが校則の違反者。たまに性欲カウンターが鳴っても解消を拒否する生徒がいるどころか、さらに悪質なことに『隠蔽』する生徒がいるのです。

学生とは学業に励むことが本文であり、本校則は学業のパフォーマンスを維持するための規則です。故に本校則の違反者は学生の本文を果たす意識が低いとして、重い処罰が科されることになります。

 

その日、懲罰室に一色いしき 立花りっかが連行されました。

後ろでキツく結わえた長い黒髪。普段はムッスリしていますが、それでもなお整った顔立ちであることが分かります。体も痩せすぎず、太り過ぎず、魅力的なプロポーション。しかしそれを露骨に出すことはありません。制服のボタンは上までしっかり留め、スカートの長さは適正。

りっかは見た目こそ規律に厳格な女子生徒。試験の成績も優秀ですが、こと性欲解消については問題のある子でした。

入学当初は性欲カウンターの受け取りを頑なに拒否。その後渋々と受け取るものの、授業中にカウンターが鳴っても無視を決め込む。そして今回、カウンターをテープでぐるぐる巻きにして鞄の中に入れていたことが、委員会の検査によって発覚したのです。

散々注意を受けてきた末の、今回の違反。学校側としても、もう看過できないと言ったところなのでしょう。りっかは半ば引きずられるように懲罰室に連れられることになりました。

 

懲罰室は空き教室を改築して作られています。壁や床一面には防音マットが敷き詰められ、窓には分厚い黒のカーテン。普段は鍵がかかっており、一般の生徒が中の様子を知ることはできません。……こうして重大な違反を犯さない限りは。

「っ……! 何なのよアンタたち、放しなさいよぉ!!」

りっかは制服姿のまま、立ったまま大の字に拘束されています。狭い教室の中央に鎮座する、大きくて頑丈な拘束台です。両手首、両足首には革と金属でできた枷が巻き付いており、どれだけ力を込めてもガチャガチャと音がするだけでビクともしません。

りっかの前には性欲処理委員会の懲罰部隊がいました。懲罰部隊――性欲処理に長けた生徒の中でも、特にな行為を得意とする者が所属します。

「それでりっかちゃん。反省はしたかなぁ?」

おっとりとした口調でりっかにそう話しかけるのは懲罰部隊長――法条ほうじょう しずく

毛先がほんのりカーブしたロングヘア。垂れ目の優しそうな表情。ブレザーでは隠しきれない大きな胸と細い腰。普通に制服を着ているだけのはずなのに、どういうわけが艶が溢れる生徒です。

「勉強に集中できなくなっちゃうんだから、ムラムラしたらちゃーんとオナニーしてスッキリしなきゃだめだよぉ?」
「っ、だからそれが意味分からないって言ってんのよ!! どうして勉強するのにそんないかがわしいことしなくちゃならないのよ!?」

彼女の弁はいつもこうでした。

『学校でいかがわしいことをするのは間違っている』『性欲を解消して学力が上がるわけないだろう』――試験の成績が良いからって、そんな意味不明な言動ばかりを繰り返すのです。

「うーん、仕方ないなぁ。ちょっとお仕置きしなきゃダメかなぁ」

反省の色がまったく見られない以上、懲罰は避けられません。

 

りっかがガチャガチャと拘束具を鳴らす傍ら、懲罰部隊が電マを取り出します。この部屋の壁には、いくつもの懲罰用の道具がぶら下げられていたのです。

懲罰用の電マ――配布されているピンク色の可愛らしいものと違う、黒く、イボイボが付いているもの。見た目だけでも、普通とは一線を画すエゲつなさを想像させます。

 

 

しずくは可愛らしい顔とおっとりとした表情とは到底不釣り合いな電マを手に持って、りっかにゆっくりと近付くと、スカートの上からおまんこに当てたのです。

「んぎぃぅっ!!?」

りっかは大きく身悶えします。

しずくは振動をそっとおまんこに当てただけ。しかし快感を忌避してきた敏感なりっかにとって、その衝撃は股間を蹴り上げられたのと同じレベルでした。

「まだ始めたばかりだよぉ。これからもっと大変だよ?」
「んぐぅっ!? ぎ……ッ! ぁ、ぁ゛ぁぁ……!!」

「それと、もっと可愛く喘いだほうが素敵だと思うなぁ」
「うる、さ……!! そんなの、私の勝手っ、っっぐぅぅぅぅっ!!」

しずくはにっこり笑ったまま電マをおまんこにより強く食い込ませてゆきます。

その穏やかな見た目から騙される生徒も少なくありませんが、しずくは立派な性欲処理委員会懲罰部隊隊長。その嗜好と腕前は、与えられた地位に相応しいものです。

普通の電マとはそう変わらない強さの振動が、それでも的確にクリトリスを押し潰してゆきます。りっかは歯を食いしばって耐えようとするのですが、それは無理な話。こうして淡々と振動で甚振られるだけですぐにでもイッてしまいそうです。

「ぅあっ、ぁっ、ぁっあっぁっぁぁぁ……」

緩む喉、軟化してゆく喘ぎ声。今イケば心地良い絶頂が待っています。しかしそれだけで終わらせてもらえないのがでした。

「ほーら、とんとん」
「んぐ!? ぅあ゛っ、あっ……? ぁ、ぁぁぁっ……!!?」

しずくが右手で電マを押し付けながら、左手で機械を叩きました。ヴヴヴヴという単一的な振動に加わる、不規則な衝撃。それはけっして快感ではなく、単なる雑音です。

すると不思議なことに、先ほどまで散々上ってきていた絶頂感が薄れてしまいます。不規則な衝撃に気が逸れてしまったのです。

「イケなかったねぇ、残念だったねー」
「っつぅ……、貴女……ッ!! んぁぅっ!!? ひっ、ぁっ、あぁぁぁ……!!」

それからしずくは、電マをりっかのおまんこに当てたまま、機械部分を手で叩いたり、出力を弱めたりします。

しずくは、『女性は単一的な快感を淡々と与えたほうがイキやすい』ということを当たり前のように知っていました。

故に乱すのです。単純にイカせてしまったら悦ばせるだけだから、罰を与えるためにりっかの絶頂をひたすら先延ばしにしてゆくのです。

その意図はりっかにも伝わっていました。

「こんなことしても、無駄なんだから……」
「んー? どういうことかなぁ?」

「どれだけ焦らしても、貴女なんかに『イカせて』なんて頼まないって言ってるのよ……!」
「……ふーん♡」

だからりっかの言っていることは間違い。絶頂を先延ばしにしていることは彼女にも伝わってはいたのですが……。とことん焦らせばやがて自分から快楽を欲するようになる――彼女はきっとそう考えたのでしょうが……。

しずくはけっして、りっかをイカせず焦らし続けるつもりなんてなかったのです。むしろそのでした。

 

「えいっ♡」
「ふぁぅっ!!? ひ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~!!! ぉ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

次の瞬間、りっかは呆気なく絶頂しました。しずくの腹づもりを勘違いしていた彼女にとって、それは意外な絶頂でした。

『え? あれ? え?』と心の中で戸惑っている間に、腰がカクンカクンと跳ねて、膣から愛液が染み出て下着を汚してゆきます。

感じたのは、驚きと、人前でイッてしまった恥ずかしさと、けっして口には出せない女性としての悦び。それはそこまで悪い感覚ではありませんでした。

しかし彼女はこの後すぐに知ることになります。懲罰というのはこれから行なわれるということに。絶頂した瞬間、電マがより深くクリトリスをえぐり始めるのです。

「んぁぐっ!!? な゛――!! ちょっと、待って、今、イッで――!!?」

『普通逆でしょう!?』――りっかはそう思いました。イッたら止めるのは、確かに普通の営みです。しかし、だからこそ、が懲罰として成立することを彼女は知りませんでした。

絶頂した後の快楽責めというのは鋭い。おまけに振動が先ほどとは比べものにならない程強い、恐らくこの電マ本来の出力。神経を直接甚振られているような気がして、痛みにも似た快感がやってきます。

「ぁぐっ、ぎ――!! ぁ゛、ぁぁぁ、ぁ゛ぁぁぁぁぁ――!!」

心地悪い快感というのは、難儀なものでした。ものすごく気持ちいいはずなのに、体に馴染まないせいで不思議とイケないのです。ただただ快楽が体に溜まってゆくばかりで、酷く苦しいのです。

りっかはその刺激に耐えられず暴れ出します。拘束具がギシギシガチャガチャと鳴り続けます。

「りっかちゃん、苦しい?」
「苦しいに、決まっでるでしょ……ッ!! 早く、止めなさ……!!」

鋭い快感にイクこともできず翻弄されて、りっかはもう一杯一杯の様子。

だけどもしも端から見ている人が居たら、誰しもが疑問に思うことでしょう。これが懲罰なのだとしたら、周りに居る他の懲罰部隊は一体何なのだろう? ――と。

「ひ――!!?」

次の瞬間、りっかは歯を食いしばったまま悲鳴をあげました。

やってきたのはゾワリとした快感。しずくではない懲罰部隊の1人が、新たな電マを胸の付け根に当てたのです。

そしてそれを合図に矢継ぎ早にやってくる電マ。

「ぅぁ゛、ぁ――!! な゛、やめ、ぁ、ぁぁぁ――!!?」

2つの電マが乳首を押し潰し、2つの電マが下乳を支え、1つの電マがアナルの入り口をくすぐり、1つの電マが膣の入り口に食い込み、そして1つの電マがクリトリスを押し潰したまま。

「お願い、止め――」

そしてりっかの心が確かに折れた瞬間、合計7本の電マが一斉にその振動を強くしたのです。

「ぁ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!? あぎッ、ぃ――!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

全身の性感帯を一斉に震わせられたりっかは、その瞬間にイッてしまいました。

先ほどまで鋭い快感が馴染まず苦しんでいたというのに。それよりも更に強い快感が、彼女を問答無用にイカせてしまったのです。

あまりの快感に視界がバチバチします。自分がいつの間にか喉が裂ける程叫んでいることにも、潮がビチャビチャ噴き出していることにも気付きません。

「さ、皆。これからは自由時間だよぉ♡」
「ヒ――!!? やめっ、お願――!!? ぁ、あっ、ぁぁぁぁぁぁぁッ!!!? ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

そして懲罰部隊は、全身の性感帯を振動で舐る最高のフォーメーションを維持したまま、各々が好き勝手りっかのことを苛め始めます。

電マをグリグリ捻ったり、振動の強弱をカチカチ切り替えたり、舌を出して首筋や耳、内股などの敏感な部位をペロペロ舐めたり。

「もっ、やだっ、いがせないでぇぇぇぇぇっ!!! イギたくなっ、も、イッて――!!? ぁあぁぁッ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? ぁ゛!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

りっかはもう強がることもできず、ただ泣き叫びながらイキ続けます。

イクのが辛い――快楽は時に苦痛をも与えます。彼女たちの懲罰は効果てきめんでした。

「りっかちゃん、反省したかな?」
「反省しましだぁぁぁぁぁぁっ!!! わだしっ、ちゃんとっ、おなにっ、するっ!!! しますがらぁぁぁぁぁぁっ!!!」

「うんうん。良かったぁ、りっかちゃんはちゃんと反省できて良い子だねー」
「お願ひっ!!? だからっ、もっ、やめ――!! やめ――!!?」

「……だけどごめんね。お仕置きは決められた時間、やらなきゃいけないの♡」
「ぁ、ぁ゛ぁぁぁ、ぁあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!? やめっ、いやだっ、いぎだくなひ――!!? も、イキたぐな――ひぃぃぃぃぃぃぃッ!!!? ぁっ、ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

懲罰はりっかが反省した後も続きます。

ちょっと反省したぐらいで懲罰を止めてしまって、再犯するようなことがあったら二度手間だからです。性欲を解消することの大切さを徹底的に刻んで込んで、毎日のように激しくオナニーをしなければ気が済まなくなるぐらいまで、とにかくとにかくイカせ続けるのです。

「りっかちゃん、気持ちいいかなぁ?」
「はひぃぃっ♡♡♡ きもちひっ、きもちひですぅぅ♡♡♡ ぅぁっ、あっ、ぁあっぁぁぁぁ!!! またイグ、イッひゃ――ぁあぁぁぁぁぁぁ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?」

「りっかちゃん、イッちゃったねー♡ どうする? もうイキたくない?」
「やだっ♡♡♡ もっとイキたひっ♡♡♡ イキたいですぅぅ♡♡♡♡ ぅあぁぁぁっ!!!? ぁひっ、きたっ、気持ちひのっ、来たぁあぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡ ――ぁぐっ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡」

いつしかりっかは抵抗を止めて、気持ちよさそうな声を上げ続けるようになりました。これで彼女も、明日からようやく学業に集中できるようになることでしょう。

しかしそれはあくまでの話。りっかは今日一杯たっぷり懲罰を受けて、防音の部屋を通り抜けて、学校全体に響くほどの喘ぎ声を出し続けるのでした。