⏱このページは3分ぐらいで読めます
◆あらすじ
海で遊んだ日の夜、親友2人に指先で洗い責めされる女の子のお話。爪の”表”による愛撫は、指先の皮膚よりも硬く、しかし爪の裏よりも鋭くなく、実にちょうどいい気持ちよさでした。そんな愛撫を、日焼けしていない胸やアソコにされると、友だち以上の感情を向けてくる2人に全てを委ねたくなってしまうような気持ちよさと心地よさに変わります。
私には、2人の親友がいる。
彼女たちはたぶん、そういう気があるのだと思う。だって、私のことを見る目が、男性のそれと似ていたから。
だけど、私は彼女たちの親友であり続けた。そのことに気付く前に、私たちは親友だったから。そして、あの2人にそういう目で見られるのは、不思議と悪い気がしなかったから。
そんな時分、私たちは海に行った。日帰りで、ちょっと泳いで、電車がなくなる前に帰る――そんな気軽な小旅行だった。
夜は、2人のうち片方の家に泊まった。大きな家だった。家族は旅行に行っていて不在だった。
私たち3人はお風呂に入った。私が裸のまま見たことのない『凹』型の椅子に座ると、彼女たちの、私のことを見るそういう目が強くなる。何だか、胸がそわそわする。
『__ちゃん、すっごい日焼けしてるじゃん』
「日焼け止め忘れちゃったから」
何てことのない会話で終わると思っていた。私が片方と会話している最中、もう片方が背後から私の背中を指でなぞったのだ。
「ひゃぁん!?」
お風呂場を反響するほどの、大きな声が出た。だけど、恥ずかしがっている暇も、怒っている暇もなかった。
その瞬間、2人の目の色が変わった気がしたから。
――――
――
「ふぁ、はっ♡♡♡♡ これ、本当にだめだってぇっ♡♡♡♡ 変、に、ぃぃいっ♡♡♡♡ ぁあ、ぁぁぁあ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
2人は、私の日焼け跡をなぞり続ける。背中、腰、胸のふくらみ、そして脚の付け根。乳首とクリトリスを爪の表でくにりとつぶされるたびに、私は喘ぎ声はいっそう大きくなった。
ずっと彼女たちのことを見てきたから分かる。これは、『突然、我を失った』ではなかった。今まで我慢してきた欲求を、ただ爆発させただけだ。
だけど、それは彼女たちだけだろうか?
「もぉ、ほんとに、我慢、でき、な――♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ んぐっ――♡♡♡♡♡ っぅぅう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
彼女たちがどこからか持ち出してきた拘束具が、私の両手首を縛り付けている。だけど、それだけなら、どうして私は腕を下ろさないのだろう? こんなことまでされて、どうして椅子から立ち上がって、逃げ出さないのだろう?
「はっ、ぁぁ……♡♡♡ はぁぁ……♡♡♡」
『ねえ、__ちゃん。これ、嫌?』
「…………」
心の奥底に根付いていた気持ちが、少しずつ浮き出してくる。
「……好き」
2人は、うれしそうに笑った。
「あっ、ちょっと、待って……っ♡♡♡ 少し、休ま、せっ♡♡♡♡ ぁぁあっ、んくっ、ひゃはっ♡♡♡♡♡ ぁっ、ぁぁぁぁぁああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ っっっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
それは、私たちの関係が親友から1歩進んだ時の話。
それから私は、事あるごとに、2人に囲まれ指先で全身を愛されるのだった。