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エロ小説

機械の世界で『笑い』の研究のためにクリ責めされながらくすぐり犯される交換留学生

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◆あらすじ

有機物のない、機械だらけの世界に交換留学生として赴いたリコは、『笑い』の研究として全身を機械にくすぐり犯されることになります。『笑うのは幸せなこと』『気持ちよくなるのは幸せなこと』という認識を持った機械は、善意でもって、リコに性感を与えながらくすぐり地獄へと突き落とすのです。

 

機械は人が作り出したもの――そんなごく一般的な認識は、異世界が現れたことで一気に崩壊した。

未だかつて観測したことのない空間の歪みの向こうにあったのは、無機物でのみ構成された世界、通称『機界』。そこに住む生命体は、全てが機械だったのだ。機械の生命体に、金属の大地。空では、はるか遠くに浮かぶ鈍色の太陽が、星々を照らす。

あわや世界間の戦争が始まるかと思いきや、人類は幸いにも機界の生命体とコミュニケーションを達成。おまけに彼らは、存外に友好的だった。そうして数十年掛けて信頼関係を築いた人類は、研究のため機界への立ち入り許可を要請した。機界の生態、文化、技術は、全て人類にとって未知であり、まさしく発見の宝庫と言っていい。

それに対する機界の要求は簡潔明瞭だった――『私たちも、あなたたち有機生命体の研究をしたい』。

こうして、多数の交換留学生が機界に赴くことになったのだ。

 

――――
――

 

相田あいだ 理琴りこは交換留学生の中でも、特に若い女子学生だった。

年相応の童顔に、黒の短髪。背丈はあまり高いほうではないが、胸の膨らみだけは少しだけ自信があった。リコは出身である日本の制服を着て、機界の学校で授業を受ける。

学校とは言っても、日本の学校……否、元の世界の学校と比べると、だいぶ雰囲気が違っていた。そもそも機械に教育など必要ないのだ、しかるべき命令を与えれば、しかるべき動作をする。

「――というわけデ、この数値をここの変数に代入するわけネ」
「はい……。これを、ここに代入……」

「……リコ、ノート記入するの大変そうだネ。私も手伝おっカ?」
「あ、い、いえ! 自分で書いたほうが覚えやすいので……」

「フーン? そのノートは君の記憶領域じゃナイよネ? だけど記入したほうが覚えやすく……? アー、有機生命体の『反復学習』ってやつカナ?」

の少女の声が、部屋を響かせ続ける。

この部屋は、人間であるリコを迎え入れるために、人間の学校をまねして作られた教室だった。白い金属に囲まれた、前方に巨大なディスプレイのある部屋。そこで席について、リコと教師のマンツーマン。

学ぶのは、数学、物理、化学などの必修科目。そして機界の言語、文化、社会などの、ならではの科目。

「ソレじゃ、次は何を学ぼうカ? 向こうの『教育イーンカイ』から指定されてる科目はあとネ――」
「す、済みません。もう、頭がパンクしそうで……!」

「ン? あー、そっカ、人間は一度に記憶できる情報量に限りがあったネ。ソレじゃ、今日はコレぐらいにしておこうカ」
「は、はい。……サリス先生、済みません。私、覚えが悪くて」

リコが謝罪する相手は、彼女の教師であるS29-Aliceサリス――人間を模して作られた機械。『先生』と呼んではいるが、その姿はリコよりも一回り歳が大きい程度で、声も少女そのもの。それは交換留学生として訪れるリコが親しみやすいようにと、専用に作られたボディだった。

金髪碧眼、透き通るような白い肌。それはまるで西洋の典型的な、お人形のような美少女。『もしも日本の学校にこんな子が留学してきたら、一躍人気になるだろうな』と、リコは思う。

もっとも、白い肌にある金属の継ぎ目だとか、ぎょろぎょろとオーバーに動く瞳だとか、少しだけ電子音の混じった声だとか。そういったものを確かめれば、彼女がまさしく機械であることは一目瞭然なのだが。

「いいんだヨ。私たちにとって、『生界』の生命体タチのそういうトコロを知るのは、とっても有意義だからネ」

人間の住む世界は、便宜的に『生界』と呼ばれていた。

サリスは笑う。それはあくまでも作り物の表情。しかしリコはその優しくかわいらしい表情を見てほっとした。サリスはまた一つ知見を得た――、笑顔は大切だ。

それはリコが機界について学ぶというよりは、生界と機界のコミュニケーションを試行錯誤しているかのよう。事実、それは人間にとっても、機械にとっても、有意義な試みだった。

 

「そう言えバ、生界からリコの新しい食事が届いてるヨ。有機物ってチャント保存しないと腐敗しちゃうから大変だネ」
「あ、ありがとうございます。お手数をお掛けして……」

「食事の時間には、マダ時間があるみたいだネ。……ソレじゃ、リコもここの生活に慣れたみたいダシ、そろそろ私のに協力してもらえるカナ?」
「……! ついに、今日からなんですね……」

リコが機界で学ぶには、ある条件が課されていた。それは『彼らのに協力する』ことである。今まではリコの環境適応を優先していたが……とうとうその時が来たのだ。

「トリアエズ、私の研究室に来てネ」
「はい……。あの、研究って何をするんですか……?」

「これから教えるヨー」

不安はあるし、嫌でも緊張する。しかし生界と機界の協定によって、お互いに害をなす行為は禁じられていた。それは交換留学生に対しても適用される。

リコは深く考えないまま、サリスの後ろを付いていくのだった。

 

――――
――

 

「私はネ、人間の『表情』っていうのに興味があるノ」

リコの機界における活動領域は、極めて狭い。短く狭い廊下でつなげられた、居住スペースと教室、運動場、そしてこの研究室だ。シリコンのような柔らかい素材が張られたベッドの上で、リコは制服姿のまま仰向けに横たわっていた。

「表情、ですか……?」

「ウン。特に『笑顔』。笑顔は人間を喜ばせテ、幸せにするんだよネ? 私には『感情』っていう概念はないケド、それって肯定的な……いいことなんだよネ?」
「はい、まぁ……」

「ダカラ、人間がずっと笑顔だったら、ずっと幸せになれるのにナって思うノ」
「……そうですね。そうなったら、素敵です」

それは人を知らない機械の空想に過ぎない。しかし、たとえ感情がないとしても、純粋に人の幸福を求める機械の有様に、リコは彼女を『優しい』と思った。自分も純粋に協力をしたいと思った。

「だから私はネ、人間を笑顔にする研究をしたいんダ」

一体、それはどういう方法なのだろう? 

しかしリコの予想していなかった行為が始まる。サリスは、ベッドに寝そべっているリコの脇腹をくすぐり始めたのだ。

「ふひゃぁっ!? ぁはっ、ぁっはははははははぁぁ! なにっ、何ですかぁぁひゃはぁっ!?」

サリスの指先は金属で作られており硬いが、その動きは人間と遜色ない。制服の上から、脇腹の肉にほんの少し食い込んで、ぐにぐにとうごめく。リコとしては当然くすぐったく、思わず自分の体を抱え込んでしまう。しかしサリスの指先はリコの脇腹を捕らえて放さない。

「何っテ、『くすぐり』だヨ。知らナイ?」
「し、知ってますけどぉぉっほほほほほぉ!!? な、なんでくしゅぐぅぅっひゃっははははははははははひゃぁぁぁあっ!!?」

「人間を笑わせるにハ、これが一番効率的だって学んだノ」
「そうですけどぉっ!? そうですけどぉぉぉぁっはっはははははひゃはぁっ!!?」

確かに、『笑わせる』だけなら効率的かもしれない。しかしそれは喜びや幸福とは無縁な方法だ。『表情と感情は必ずしも一致しない』というのは、機械にはまだ理解しがたいことらしい。

リコは笑いながら抗議した。

「ドウ? リコ、くすぐったい? 私、くすぐりって初めてダカラ、上手にできてるカナ?」
「ひゃはーーーーっひゃっはっははははははははははははは!!? くしゅぐったひですっ!! くるしっ、苦しぃぃぃぃぃいっひひひひひひぃぃぃぃいい!!?」

「苦シイ? デモ君、笑ってるよネ?」
「笑っでてもっ!!? 苦しいんですぅぅぅぁっひゃっはははははははははははははははははぁぁぁぁぁあ!!!」

「フーン、笑ってるのに苦しい、不思議だネ。アノネ、もうちょっとくすぐらせて欲しいナ」
「そんなっ、そんな゛ーーーーっはっはははははははははははははは!!?」

「大丈夫! 君のバイタルはしっかりチェックしてるカラ。絶対に危険な目には遭わせないヨ!」
「そ、そ――!!!? ぁ゛はーーっはははははははははははははぁぁぁあああ!!!?」

リコは『そういうことじゃない、そういうことじゃない!』と叫びたい気分だった。しかし、もはやまともに喋ることもできないほどに、サリスは容赦なくリコの体をくすぐり続けるのだ。

 

それからほんの数分あまりのくすぐり責めが続いてから、サリスの指が止まる。それは研究の終わり……などでは断じてなかった。

「ひーーっ!! ひひっ、ひーーーーっ!!?」
「衣服があるとくすぐりにくいネ」

「ぁくっ、ひっ、ぁぁ……!?」

そう言ってサリスは、リコの制服を脱がせ始める。布地を傷付けることのない、丁寧な動作だ。

リコとしてはものすごく恥ずかしかったが、抵抗しようにも笑いすぎてくたくただ。おまけに機械であるサリスは、見た目リコと同い年でも力はずっと強く、動作は速く正確だ。リコはあっという間に裸に剥かれてしまう。

「ウーン、やっぱり人間の肌っていいネ。『綺麗』……って言うんだろうネ。不思議な曲線で構成されていテ、濃淡があっテ、トッテモ興味深イ」
「あ……う……」

「特に、この『乳房』? は本当に美しいネ。ドウシテこんな球体が二つも付いてるノ?」
「っ、う……!」

サリスは興味深そうにリコの裸体を眺める。リコは恥ずかしさのあまりに顔真っ赤で、つい体を両手で覆い隠してしまう。しかしそんな行動は、羞恥心にまだ無頓着なサリスには逆効果でしかない。

「そんな姿勢だとくすぐりにくいヨ」
「あ、な!? か、体がっ」

「両手と両足を拘束するヨ。研究が効率的に進んだほうガ、リコも早くご飯食べられるデショ?」

ベッドから突然飛び出す、金属の拘束具。リコはベッドの上で両手足を大の字に広げたまま拘束されてしまった。

拘束具の裏側はベッドの天板に張られたものと同じ、シリコンのような素材に覆われていて柔らかい。皮膚が傷付く恐れはないが、その気遣いは今重要なことではない。こんな体が動かせない状態でくすぐられたら――リコは冷や汗をだらだらと流す。

しかしサリスは、『人間が笑顔になるのはことだ』信じてやまない。だからサリスは止まらない。リコの心情を知ることもなく、サリスはリコの体をくすぐり回すのだ。

「――っっ!!!? ふぎゃーーっはっはははははははははははははははははははっ!!!? っぁ゛~~~~~~~~!!!!」
「ヤッパリ、素肌を直接くすぐったほうが効果的だネ。ドコをくすぐると効果的か、チョット調べさせてネ」

「そんなはぁぁっ!!!? どこっ!!!? どこってぇぇぇえええっへっひゃっはははははははははぁ~~~~~~~~!!!?」

サリスの手が、脇腹から体のあちこちに動き始める。例えば、腋の下。

「ひゃぅひゃぁぁぁあっはっはははははははははははははっ!?!? だめっ、そこだめぇぇぇっへっへへへへへぇぇぇぇえ!!!? くぼみそこほじくりゃないでぇぇっへへへへへへへへぇぇぇぇえっ!!!?」
「ヘー、脇腹より効果的だネ。やっぱり部位で変わるナァ」

例えば、首筋。

「ふゃぅゃぁぁぁぁああっ♡♡♡ ぁくっ、ぅ――!!? ぅぅぅぅぅぅぅぅう!!! ひゃぅぁぁぁあ~~~~~~~~っ!!?」
「ウーン、何だか反応が全然違うネ。だけど『笑顔』とはちょっと違うカナ?」

例えば、内股。

「ふぁぅぉぉぉぉおっ♡♡♡ や、やめ――!! くひぅっ――♡♡♡♡ ぉお、ぉぉぉぉぉおおおっ♡♡♡♡」
「ネェ、それ何の反応なノ? 『笑顔』ジャナイみたいだけど、『苦痛』でもないよネ?」

「っ~~~~!!!? お、教えられませんんんんんん!!?」
「エー、何ソレ。まぁ今はいいか、後で詳しく調べさせてネ」

……そして例えば、足の裏。

「っっっふぎゃーーーーっはっはっはははははははははっ!!!?  ぁ、あしっ、ぁしぃぃぃ!!!? 足の裏はぁぁぁ゛ぁぁあああっはっはっはっはははははははははははぎゃーーーーーーーーっ!!!?」
「ホー、右足の裏、ものすごい反応ダネ。じゃあ左足モ?」

「ひびぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!? だめっ、だめっ、くしゅぐっだぁぁっはっはははははははははははははははぁ゛~~~~~~~~!!!!」
「ヤッパリ! リコは足の裏が一番くすぐったいんだネ!」

リコの弱点を見つけたサリスは、まるで嬉々としたように、リコの足の裏を責め立てる。金属の指先を器用に動かして、土踏まずや足の甲など、あらゆる箇所を刺激する。

「ぁぁああ゛っははははははっははははは!!!? やだ、やだぁぁぁぁっははははははははははははははははははっ!!!? もうくしゅぐりやだぁぁぁぁぁっはははははははははははぁ゛ああ~~~~~~~~っ!!!!」
「デモ、リコ、くすぐられてコンナニ笑ってるよ? もうスッゴクスッゴク幸せなんジャないノ?」

「ちがっ、ちがぁぁぁぁっははははははははは!!!? 違うんでしゅうぅぎひっ!!!? ひぎゃぁぁーーっはっはははははははははははははははは!!!!」

 

もう何分くすぐられているだろう。しかしサリスはくすぐるのをやめない。呼吸も、神経も、心も、段々とつらくなってくる。そしてリコは、とうとう目から涙をぽろぽろとこぼし始める。

サリスはそれを見て、ようやくくすぐる手を止めた。

「ど、ど、ドウシタノ?」

「はぁ……はぁ……ぁ、ぁ……っ! っ、ぐす……!」
「ご、ごめんネ。あんなに笑顔だったのに、ドウシテ……?」

サリスはまだ知らない。体をくすぐられるというのは、存外に苦しいのだ。しかしリコはあまりに笑わされ続けて、説明する余力もなかった。ぎゅうぎゅうに絞られた肺に酸素を取り込むのに必死だった。

「ま、待っててネ。今、リコを元気にする方法を探すカラ」

サリスはそう言ってから静止する。リコが知り及ばないことだが、サリスはリコを元気付ける方法を『検索』していた。『フンフン、へぇ? ホォ!』――サリスは一人で頷き始める。

「あ、あの……! わ、私、怒ってるわけじゃないんです。ただ、その、あまりに突然のことで――」
「――そっカ! そうすれば良かったんダネ!」

「え?」

そしてサリスは、リコにとって極めてお節介な結論に至ることになる。リコが何か言おうとした矢先、サリスは指先でリコの秘所に触れたのだ。

「ひゃぁぁぁあ!!!? ぁくぅ――♡♡♡♡ な――!!?」

「人間は、性器を触られると気持ちいいみたいだネ? どう、リコ? 気持ちいい? 幸せ?」
「そ、それは違――」

リコは、まさか性的に慰められるなんて思いもしなかった。

それは違う、確かに気持ちいいけれど、普通はそういうのじゃなくて。もっと、こう……!? ――リコは反論しようとするが、サリスの指先はその前に動き始める。指先で陰核に触れながら小刻みに振動させるのだ。

「んひゅぉぅぉぉぉおっ♡♡♡♡ ぉおっ、ぉぉぉぉおおおっ!!!?」

まさか勉強を教えてもらっている先生に、それも異世界に住む機械の人に、こんなことをされるなんて――リコは恥ずかしくて仕方ない。

しかしサリスの手付きは、必死に我慢しようと思っても反応せざるを得ない。まるでローターを添えられるような快感が、陰核を襲うのだ。

「リコ、気持ちイイ?」

「気持ちっ!!? いいっ♡♡♡ 気持ちいいっ、ですけどぉぉぉおおっ!!!?」
「ウン、分かった! 幸せなんだネ!」

「ぁぁああ゛っ♡♡♡ ちがっ、ぁぁああ゛っ♡♡♡ なぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっ♡♡♡♡」

涙を流していた人間が、『気持ちいい』と言った――それをと判断したサリスは、とにかくリコの陰核を刺激し続ける。振動する親指と人差し指でつまんで、くりくりと刺激を与えるのだ。

 

「ぉぉ゛ぉぉおおおおおおおお♡♡♡♡ ぉほぉっ!!!? ぉ゛ぉぉぉぉおおおおおおおっ♡♡♡♡」
「ウーン、この反応、何だか似てるんだよネー……。リコ。やっぱり、くすぐられるの気持ちいいんジャナイ?」

サリスがウンウンとうなってからリコに問うたは、彼女を心底ぎくりとさせた。

「ふぁぇぅぁえぉぇぇぇぇえっ!!!? なひぇ、くしゅぐ――!!!? だめっ、内股――!!!? ひゃぅあっひゃぁっぁぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡」

不思議な感覚がリコを襲う。サリスが右手で陰核をこねながら、左手で内股をくすぐったのだ。明確な性的快感に、くすぐったいのか気持ちいいのか微妙な感覚が混ざって、リコは今まで上げたことのない間抜けな声を上げる。

「ヤッパリ、さっきのそうダヨ! リコはくすぐられて気持ちよくなってル! モー、もっと早く教えてくれればよかったのニ」
「ぁぅあぁぁああっ!!!? ぁぁぁぁぁぁああ……!!!?」

「ソレじゃあ、やっぱりが一番いいよネ?」
「ぁぁぁぁああっ!!!? ぁぁあああああああああ……!!!?」

不思議な快感に苛まれながら、リコは『まずい』と思った。サリスが何か、とんでもない論理でとんでもない結論に達しようとしている。

しかし手足を拘束されたリコにできることはない。サリスはリコの陰核をこねくり回しながら再び、彼女の足の裏をくすぐり始めたのだ。

「ぁあ゛ぁぁあ゛あっはっははははははははははははは!!!? ぁぁあ゛あ゛あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」

散々忌避したが再びやってきて、リコは両手足をじたばたさせて暴れ始めた。嫌だ、嫌だ、嫌だ! ――体が勝手に拒否反応を示す。

しかし今は、先ほどとは少し事情が違っていた。リコはサリスに、左手で足の裏をくすぐられながら、右手で陰核をこねくり回されているのだ。

「ぅぁああああああっははははははははははははぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡ なんひぇっ、これ――!!!? ぁはっ、ぁははははははははっ、あぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡」

「ネェ、これ、どう? 気持ちいいデショ?」
「ぁぁぁあああああああひっ♡♡♡♡ 分かんない、わかんなひですぅぅぅうっふふふふふふふひゃーーっはははははははははぁぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡」

くすぐったいはず。くすぐったいはずなのに、陰核を襲う快感がくすぐったさと混ざり合って不思議な感じがする。その矛盾した感覚が、リコの精神をかき乱す。リコはおかしくなりそうな気がして、必死にサリスに呼びかける。

「りゃめっ、くしゅぐっ、りゃめぇぇっへへへへへへへへへへへへぇぇぇえっ♡♡♡♡ ぇへっ、えへっ♡♡♡♡ ぇひゃっひゃはははははははははははぁーーっはははははははははははははははははは!!!?」

だがサリスはそれに気付かない。サリスはリコを喜ばせるために、ひたすらに足の裏をくすぐりながら、陰核を弄び続けるのだ。

「ひゃめぇぇえええええええっへへへへへぇぇええええええっ!!!? ぁ゛――ッ♡♡♡♡ ひぅ――!!!? っ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ひゃはぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

そしてリコは、背筋を大きく仰け反らせて絶頂した。足の裏から頭のてっぺんまで突き抜けるような快感とともに、秘所から大量の愛液を噴き出させる。

その反応をつい先ほど学んだサリスは歓喜した。

「ヤッパリ! リコは『オーガズム』ってやつに達したんだネ。ヤッパリ、くすぐられると気持ちイイんだネ!」
「ひっ、ひひっ、ひーーーー……♡♡♡♡」

否定できなかった。あんなにもくすぐられて苦しい思いをしたはずなのに、今のくすぐったさは違った。くすぐられるのが、こんなにも気持ちいいだなんて――。

そんな、快楽に身をよじらせながら肩で息をするリコを見て、サリスは笑みを浮かべる。

「ソレジャ、リコ。研究のお礼に、タクサン気持ちよくしてあげるネ!」

サリスの言葉と共に、研究室が地震のように震える。重い機械音とともに部屋の至る所から、機械で作られた手が伸び出てくるのだ。

リコの喉から『ひぅ』という悲鳴が鳴った。

「これはネ、リコの研究用に作ったんダ! 私の手と違ってぷにぷに柔らかいカラ、キット、もっともっとくすぐったいと思うナァ」
「ぁ、ぅ、ぁ、ぁ……!?」

リコは顔を真っ青にさせる。あれにくすぐられたら一体どうなるのだろう。想像しただけで気が狂ってしまいそうだ。

「だ、だめです! これ以上は――!」
「サァ、たくさん気持ちよくなってネ!」

リコは、『機械が感情を持っていないなんて嘘だ』と思った。それならどうして、今のサリスはこんなにもうれしそうにしているのだろう?

サリスはリコの制止を聞くこともなく、無数の手をリコに這いずり回らせるのだ。

「――っっっぁぁああああ゛っはっはははははははははははははははははは!!!!? っぁ゛ぁぁぁぁああああああーーーーーーーー!!!!?」
「ドウ? くすぐったい?」

「くしゅぐったひゃぁ゛ーーーっひゃっはははははははははははははははははぁ゛~~~~~~~~!!!!? くしゅぐっだーーーーっはっはははははははははははははははぁ゛~~~~~~~~!!!!!」
「ソッか、良かっタ!」

「よぐなぁぁぁぁあぁぁぁあああっ!!!!? ぁはっ、ぁひゃっ!!!? あびゃーーーっはっはははははははははははははひゃはぁ゛ぁっははははははは!!!!!」

腋の下、脇腹、太もも、そしてリコが一番弱い足の裏。全身が機械の手で埋め尽くされる。

サリスの言う通り、壁から生えてきた機械の手は、表面がシリコンのように柔らかく、すべりのいい素材で作られていた。人間の指先でくすぐられるのと遜色のないくすぐったさがリコを襲う。むしろ機械の動きは精密で衰えないことを考えれば、人間以上だ。

リコは目を見開いて体を跳ねさせる。全身に電流が流れたかのように、激しく痙攣する。それだけくすぐったかった。しかし、どうやらでもないらしい。

「リコ。性器が濡れてるヨ。やっぱり気持ちいいんダネ」
「ちがっ!?!? そんにゃぁ゛ーーーっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡」

違う。そんなはずはない――リコは否定したかった。しかし言葉とは裏腹に、声音には溢れんばかりの艶が溶け出している。リコは涙を流しながら、艶やかに身をくねらせる。

サリスの言う通り、くすぐられるだけで性的快感を覚えているのだ。

「ぅぅう゛ぅううっ♡♡♡♡ ぁぁあ゛っはははひぃぃいいいっ♡♡♡♡」
「アー、そっカ。この手はくすぐる機能シカないんダ。ソレジャ、性器を触るのは私がやってあげるネ」

「ひゃぁあぁあぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡  今、しょれしゃれひゃら――!!!? ぁあ゛っはっはははははっ!!!!? ひゃぁはぁ~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」

機械に全身をくすぐられながら、サリスに陰核を弄くられる。溢れんばかりの快感がリコを襲う。

その反応に気を良くしたのか、サリスは『もっとくすぐったくシテあげるネ!』と言って、さらに多くの機械の手を部屋から生やした。リコの体の至るところに手が這う。耳や首筋、背中、胸、お尻、ありとあらゆる場所がくすぐられ始める。もはやくすぐられていない場所が存在しない。

「ぁああぁぁあっ!!!? そこぉぉおおっ♡♡♡♡♡ だめぇぇええっへへへへへぇぇええっ!!!? だめぇぇぇぇっへへへへへへっひゃははははははははぁぁぁぁぁああああああああっ♡♡♡♡♡」

全身が死ぬほどくすぐったい。しかしリコが『くすぐったい』と感じれば感じるほど、体に快感が積もっていく。陰核が硬くなり、秘所が濡れ、子宮がうずく。もはや理性では抑えきれない。性的快感で頭がいっぱいになり、何も考えられなくなるのだ。

「ひゃはぁぁあぁぁっ♡♡♡♡ ぁぁああ あ ぁぁあ ぁぁああぁあっ♡♡♡♡ っぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

リコは、また絶頂に達した。一回目よりもはるかに早く、そして強烈な感覚だ。サリスの目の前で腰を大きく浮かせて、愛液と潮を盛大に吹き散らかすのだ。

そして無数の手も、サリスの手も止まらない。

「ふぁぅあぁぁああっ!?!? イッてまふぅぅぅうっ♡♡♡ わたしいまイってるのにぃぃいいっ♡♡♡♡ やめっ、やめてくださぁぁああっ♡♡♡♡」
「遠慮しないデ! モットくすぐってあげるネ!」

「ひゃびゃぁっっはははははははははっ!!!!? だめぇぇええっへへぇぇええっ!!!!? またイ――♡♡♡♡♡ くぅぅぅぅ~~~~っ!!!!? ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

リコは何度でも絶頂を迎えた。機械の手で全身をくすぐられ、陰核をこねくり回され続ける。そして絶頂を迎えれば迎えるほどに、リコの体は敏感になる。機械の指が体につんと触れるだけでイってしまうほどに。

「っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ぁはひ――♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

リコは、自分の体が変わっていくのを感じた。絶頂するたびに心が満たされていくのを感じる。快楽をより深く貪るようになる。くすぐったいのが気持ちいい。くすぐられて気持ちいい。

理性の片隅でリコは思った――このままくすぐられたら、壊れてしまう。

「……何ダロ。何だか、いいネ。私、このままずっとリコのことくすぐってたいナァ……」
「ぁはぁぁああっっははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁ!!!!? ゃめ、やめ゛、やめ゛へぇぇぇっ♡♡♡♡♡ ぁぁぁああ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

それでも研究は終わらない。サリスは楽しそうに、そしてうれしそうに笑いながら、無数の手をリコの体に這わせ続ける。

「くひゅぐったひぃぃいいっ♡♡♡♡♡ ひゃはっははははぁあああっ!!!? いぐっ、イグのとまんなぃから゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡ ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

何度も何度も深い絶頂を迎えたリコは、段々と意識が遠のいていくのを感じた。視界が真っ白に染まる。全身から力が抜け落ち、全身を機械に委ねる。いつしか、快感に抵抗することすら諦めていた。

機械の責めは終わらない。陰核を揉み潰されながら、全身をくすぐられる。

「ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁはひ――♡♡♡♡♡ ひぎ――……♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~……♡♡♡♡♡」

そうしてリコは、気絶するまで全身を犯され続けるのだった。

 

――――
――

 

リコが目を覚ました時、そこは研究室ではなかった。

リコが機界において与えられた、金属に覆われた狭い自室、そのベッドの上。ベッドの側にはサリスが立っていた。サリスは心配そうに『大丈夫?』と尋ねた。

「突然シャットダウンするなんてびっくりしたヨ。エネルギーが尽きただけみたいだけど、バイタリティとメンタリティに異常はナイ?」
「はい……」
「そっカ、よかっタ」

サリスは安心したように笑う。

『機械に感情がない』――それは果たして本当なのだろうか? サリスのほほ笑みは、リコがそんな疑問を抱くのに十分な、惹き付けられるような表情だ。

「リコには、あの研究はキャパシティオーバーなのカナ?」
「ッ――」

「もしもソウなら、私の所じゃなくテ、もっと別の所に行くノモ……」
「あ、あの!!」

リコは、サリスの言葉に背筋を震わせて、大声を上げた。

「だ、大丈夫です!」
「本当二? 無理は駄目ダヨ」

「そ、その。大丈夫です。私、他のところじゃなくて、サリス先生のところがいいんです! ……あんなにくすぐられたら、また、たまに気絶しちゃうかもしれないですけど。それでもいいなら……!」
「リコ……」

 

機界に住む機械たちの知らないことは、いくつも存在する。その内の一つは、『人間は、嘘が得意』ということだ。

リコの言葉は、全て本当の気持ちだった。優しくかわいらしいサリスという存在に惹かれていたし、彼女のためなら気絶してしまうような研究でも協力を惜しみたくないと思った。

しかし、『嘘を付かないで、大切な本音を隠す』――そんながあることを、機械たちはまだ知らない。リコの言葉を聞いて、サリスは本当に嬉しそうな顔で笑うのだ。

「……そっか! それじゃあ、これからもよろしくネ!」

あぁ、やっぱりサリス先生は優しい先生だ。こんな人の元で勉強できるなんて、自分はなんて幸運なのだろう。それに――。

リコはそんなことを思いながら、朗らかな笑顔を浮かべるサリスとは少しを浮かべるのだった。

「……はい……っ♡♡♡」