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エロ小説

男子高校生が『奉仕部』女子によるハーレム乳首責めサービスを受ける話

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◆あらすじ

今全国で大人気の部活動『奉仕部』で、男子高校生である『彼』が”奉仕”を受けます。乳首責め、足コキ、パイズリ、素股など。たくさんの女子高生たちに囲まれたハーレム状態でさまざまな責めを受け、幸福なひとときを過ごすことになります。

 

奉仕部。

それは男性へし、奉仕協会で定義されている『幸福値』の量を競うスポーツ。日本の女子高生の間で、今もっとも人気が高い部活動である。

舞台は都内のとある高校。

学力は高いが運動部、文化部共に目立たった実績はない。しかし、奉仕部だけであれば、音に聞く強豪校である。

 

奉仕部部室。

授業用の教室を一回り大きくしたような広い部屋に居るのは、1人の男子生徒、それと大勢の女子生徒だった。

「助かりましたわ。前のは先月の大会で引退してしまいましたから」
「そ、その。僕なんかで、本当に良いんでしょうか……?」

奉仕部では、奉仕の対象となる男性のことを『旦那様』もしくは『ご主人様』と呼ぶ。

前任の引退後、奉仕部の新たな旦那様に選ばれたのは、まだ1年生の『彼』だった。

「もちろんですわ。あなたが良いんですのよ?」

彼が座るソファの斜め前に立ってそう笑うのは、奉仕部部長の藤ヶ谷ふじがや歌乃うたの

濡羽色の髪、おっとりとした顔つきを持つ彼女は、化粧なんてせずとも際立つ上品な美しさを持っていた。

容姿端麗なだけでなく、文武両道。校内で彼女の名前を知らないものはいない。噂では良いトコのお嬢様だという話もある。

そんな歌乃うたのは、突然の大抜擢にうろたえ続ける彼にガイダンスをしていた。

当の本人は、女子生徒がたくさんいる部屋で、革張りの高級ソファに座らされていることに落ち着かない様子だ。

 

「旦那様には、ある適正が必要ですの」
「適正……?」

「えぇ。女性と手をつないだこともないのに、女性の身体のことは気になって仕方がない。そんなムッツリさんこそ、旦那様に適任ですのよ?」
「む……!? そ、そんな……!」
「そ、れ、に」

顔を真っ赤にする彼に、歌乃うたのは顔を近づけていたずらっぽく笑った。

「貴方のような可愛らしい顔つきの方はわたくしの好みですの。貴方を選んだのは、私の職権乱用ですわ」

口説き文句にも近い言葉に、彼の顔がさらに赤く染まる。

歌乃うたのは『本当、初心な方ですわね』と笑うと、彼の手を引いた。

「まずは体験していってくださいまし。全国制覇も経験している強豪校の部長は伊達ではありませんわよ?」

歌乃うたのはそう言って優しく、しかし少し強引に、彼を部屋の中心にあるキングサイズのベッドに連れて行った。

 

彼はベッドの縁に座らされる。

周囲を見渡してみると、周囲の部員たちはお茶を飲んだり、本を読んだりと思い思いに過ごしていた。強豪校の割に、意外と自由な風紀のようだ。

「あら、そんなにジロジロ見て。いきなり大勢がよろしくて?」
「そ、そんなっ」

彼は反射的に反論した。

しかし、その光景を想像しようとすると、経験のない頭では想像し切れなくとも、興奮が収まらなくて仕方がない。とにかく、だった。

「最初は我慢してくださいな。私1人でも、退屈はさせませんわよ?」

歌乃うたのはベッドに乗り、後ろから抱きしめるように彼に手を回した。こうしてみると、歌乃うたのは彼よりも一回り身長が大きいことが分かる。

制服越しに彼女の温もりが伝わってくる。それと、ほのかな胸の柔らかさも。

「胸が少々小ぶりなのは、私唯一の悩みですわ」

歌乃うたのはそう笑って、彼の制服のボタンに手を掛け始めた。

するすると優しく制服が脱がされてゆく。布地に身体を引っ張られるような不快感がないにも、彼女の奉仕技術が詰まっていた。

「各校では、旦那様の幸福値を稼ぐためにさまざまな戦略、戦術を立てますの」

歌乃うたのはシャツのボタンを外しながら耳元で囁いた。沈黙に耐えかねた彼のための世間話と言ったところだ。

「他校の中には、旦那様を生粋のマゾヒストに育てるところもあるんですのよ。それで、失神するほど責め立てて幸福値を稼ぐわけですわね」
「へ、へぇ……」

「それとも、そのほうが嬉しかったかしら?」
「そ、そんなこと……っ!」
「ふふふ」

話していることは、奉仕という競技の説明。

しかし、鈴を転がすような声で囁かれると、それはもう一種の愛撫だった。クスクスという笑い声が、耳の中で響いてくすぐったい。

彼は徹底的に激しく責められるのを想像して『この人になら……』と思ってしまった。

「残念ながら、私たちのご奉仕は正統派ですわ」

 

そんな会話をするうちに、彼は上半身を裸にされる。

『よーいドン』なんて無粋な合図など存在しない。歌乃うたのはごく自然な流れで、彼の背後から耳にキスをした。

「ひっ」

チュッという音が耳の中で響く。それだけで、背筋がゾクゾクするような快感が走った。

「キスをしたことはありませんわよね? もちろん、お口で」
「ん、んうぅ……っ」
「初めてのキス、私にいただけまして?」

その申し出を断る理由はなかった。彼が返事をするまでもなく、歌乃うたのは彼の肩に身を乗り出して、その口に唇をつけた。

最初は唇と唇を重ねるだけ。しかし、ファーストキスの余韻を味合わせるようにじっくりと。

次に、つんつんと何度も軽く触れ合うバードキス。

彼の緊張が少しほぐれたところで唇を少し強く押し付け、そして最後に舌を入れた。

「ちゅ……っ、ん……。れろぉ……」

彼はキスなんてしたことがない。そのため、おのずと歌乃うたのに身を任せることになる。

キスだけでここまで気持ち良くなるなんて、彼は夢にも思わなかった。柔らかくネットリとした口内で蠢くたびに、なぜか腰がピクピクと震えるのだ。

しかし、ディープキスを始めてから10秒もしないうちに、歌乃うたのの口は離れてしまう。

「息は止めなくて良いんですのよ?」

クスクスと笑われて、彼はようやく自分が息苦しくなっていることに気づいた。

「ま、キスの仕方はこれからゆっくり覚えてくださいまし」

歌乃うたのは彼を仰向けに寝かせて、馬乗りになる。腰に感じる彼女の重みですら、彼には興奮の材料だった。

「おちんちん、もう勃起してますわね。お尻に当たってますわよ?」

『おちんちん』、美しい声で囁かれる可愛らしくも卑猥な言葉に、彼の男性器はいっそう硬くなった。

 

歌乃うたのは首筋に優しく手を当てる。

「んっ」
「……ふふっ」

彼が敏感な反応を示すと、歌乃うたのは優しく、少し嬉しそうに微笑んだ。

それから、歌乃うたのの優しい愛撫が続いた。

首筋、肩、腕、手のひらを、彼女の指先がゆっくりなぞってゆく。

身体を撫でられるのはくすぐったい。しかし、そのゾクゾク感が何だか嫌ではない。情欲的なことをしているのに、不思議とお風呂に入っているような安心感を覚えた。

しかし、歌乃うたのに触れた瞬間、夢見心地だった意識がいっきに現実に引き戻される。

「ひっ!?」
「あら」

歌乃うたのも思わず愛撫する手を止めてしまった場所、それは彼の胸だった。

「乳首、とても敏感ですのね」

歌乃うたのの笑みが増す。その表情に、彼は一際心臓を高鳴らせた。

美しかったから、というのはある。しかし、それ以上にひっそりとした嗜虐性を感じた。

もしも、自分の敏感なところをひたすら責められてしまったら……? それを想像すると、ついつい身体をソワソワさせてしまう。

「ふふっ。欲しくて欲しくて堪らないってお顔をしていますわね」
「っ、う……」
「いいんですのよ。それを叶えて差し上げるのが、私たちの責務ですわ」

歌乃うたのの両手人差し指2本が、ゆっくり乳首に伸びてゆく。

彼は息を荒くさせて、細く白い指を食い入るように見つめていた。

 

「だ、け、ど」

しかし、その刺激は、彼が期待していた快感とは少し違っていた。

歌乃うたのの人差し指は、彼の乳首には達していない。その手前、乳輪をくるくるとなぞられるだけ。

「何でもかんでも『はいはい』と与えるつもりはありませんわ。私たちの旦那様である以上、相応のというものを養っていただかなければ」
「っ、ぁ……」

同じ胸部でも、乳首とそれ以外では気持ち良さがまったく違った。

あと1cmズレれば、きっと気持ち良いのに。待ち望んでいた刺激は訪れようともしない。

彼はまだか、まだかと人差し指を見つめ続ける。

「ふふ……」

乳輪をなぞっていた人差し指がくるくると回りながら、乳首からだんだん遠ざかってゆく。

そして、また乳首に近づいてきたと思ったら、乳輪で止まる。

人差し指と中指で、胸を優しく引っかかれる。2本の指の間を、乳首が通り抜けていった。

親指と人差し指でつままれる。乳首ではなく、その周りの薄い肉ごと。

とにかく、とことん乳首を焦らされる。

「ふぅーっ、ふー……っ!」

いつしか彼は全身に力を入れて、息を荒立たせていた。乳首も男性器も、痛いほど勃起している。

 

「これぐらいにしておきましょう。よく我慢できましたわね」

歌乃うたのは彼のそんな必死な表情を見て、優しく微笑んだ。そして、『えらいえらい』と頭を撫でる。

その様子は、母か姉のよう。包容力に満ちあふれた行動は、彼にとって何だか少し恥ずかしくて、とても嬉しいことのように感じられた。

「欲しい?」

短い問いに、彼はぶんぶんと大きく首を振る。

そして、ついに歌乃うたのの指先が彼の乳首に触れた。

つん。

「ひっ」

彼の喉から甲高い声が搾り出された。

つん、つん。

「んくっ、ふっ!?」

彼が敏感なせいか、焦らされたせいか、はたまた両方か。

首筋を撫でられたり、焦らされたりするのとは違う、もっと明確な快感だった。軽くつつかれるだけで、腹筋がピクピクと震えてしまう。

それでも、まだまだ序の口であることは明らかだった。もっと強くされたらどれほど気持ちが良いのだろう? 彼の欲望が膨れ上がってゆく。

しかし、数回つついただけで、歌乃うたのの指はピタリと止まってしまう。気持ち良さに浸るには、あまりに短い時間だった。

「ふふ、もう焦らすつもりはありませんわ。そんなに物欲しそうな顔をなさらないで」

歌乃うたのは優しく笑うと、奉仕をに移した。

 

歌乃うたのはまず、彼の腰に馬乗りになったまま自分の制服を脱ぎ始める。

真っ白な清楚なブラも外して、彼に見せつけるようにトップレスの状態になった。

「どうかしら? 私の身体」

歌乃うたのの胸はそれほど大きいわけではない。しかし、形は美しく、桜色の乳首はツンと上を向いている。

そして、肩幅は狭く華奢で、ウエストも細い。白い肌にはシミ1つない。

女性経験のない彼の脳に、歌乃うたのが理想の女性像として植え付けられてしまうぐらい、彼女は美しかった。

「き、きれいです……」
「ふふっ、ありがとう」

彼はいたって素直に感想を漏らした。

それから、歌乃うたのは彼を起き上がらせる。そして、背後に回り込んで女の子座りになり、後ろから優しく抱きかかえる。

「さぁ、力を抜いて」

彼は脚を前に投げ出して、歌乃うたのに体重を預けた。

背中に彼女の胸の柔らかさ、そして乳首のほんのりとした硬さを感じた。彼には、その感触だけで愛撫されているような気がしてしまう。

 

そして、歌乃うたのは彼の背後から手を伸ばし、乳首を撫でた。

「~~~~っ!」

ゾクゾクとした快感に、彼の身体が自然と胸だけ前に突き出されてしまう。

「本当に良い反応……。こんなに乳首が敏感な方、女子でもそうはいませんわよ?」

歌乃うたのが耳元でネットリと囁く。その言葉に屈辱感も怒りも湧かない、ただ羞恥心と興奮だけが残った。

すりすり。すりすりすり。

「ひゃひ……っ! ぁ! ~~~~!」

歌乃うたのは中指ので彼の乳首を撫で続ける。

そのテクニックは絶妙と言う他なかった。指紋1本1本の感触を味合わせるような、繊細な力加減。ただ強くこするだけでは、この気持ち良さはあり得ない。

「ご存知? こうすると、もっと敏感になるんですわよ」
「ひぃっ!? そ、それ、すご……っ!?」

歌乃うたのが親指と中指で乳輪を、人差し指で薄く引き伸ばされた乳首をくすぐる。

神経がむき出しされて、直接気持ち良くされるようだった。

 

「おちんちんがもうパンパンですわ」
「ひゃ、ひぃ……っ!」

歌乃うたのが彼の下半身を見つめる。

彼の男性器は制服と下着の中で痛々しく勃起しているだけではない。すでに、衣服の圧迫感だけで射精してしまいそうなぐらい高まっていた。

「まだ出さないでくださいまし。初めてが下着の中なんてさせませんわ」

誉れ高き奉仕部部長の歌乃うたのは、そんな寂しい射精などさせはしない。彼女は部室にいたたくさんの女子の中から、そのうち1人に声を掛けた。

恵美えみ、脱がせて差し上げて」
「はぁい」

恵美えみと呼ばれた女子が、ベッドに上がり込む。

ブラウンに染めた髪はシュシュで後ろにまとめてある、いわゆるポニーテールだ。制服のスカートは短く、手首にはミサンガを付けていて、薄く化粧もしている。

お嬢様のような歌乃うたのとは対照的に、恵美えみはイマドキの女子高生といった風貌だった。もっとも、彼女もまた誰もが羨むほどの美少女なのだが。

恵美えみは当部の副部長ですわ。勉強はダメダメですし校則も守らない問題児ですが……まぁ、奉仕の腕は確かですわよ?」
「はいはーい。の言うことは気にしないでね。さ、力抜いて、私に任せて」

恵美えみは軽口を叩きながら、下半身に残った衣服を脱がしてゆく。

ベルトがシュルリと解かれ、ズボンをスルスルと抵抗なく脱がされていく様子からは、彼女もまた優れた奉仕の技術を持っていることが分かる。

ズボンを脱がされ、次に靴下が。そして、最後に下着が脱がされる。いよいよ、彼は一糸まとわない姿になった。

「あら、可愛い顔してこっちは大っきい」
「これだけのものを見せつけられては、私たち奉仕部もうっとりしてしまいますわ」

2人のお世辞か本音か分からない言葉が、彼には顔を覆いたくなるぐらい恥ずかしかった。

「こっちは私が?」
「いえ、まだ結構ですわ」

歌乃うたのが彼を抱きかかえたままモゾモゾと姿勢を変え、素足を前に投げ出す。彼の腰が、柔らかな太ももに挟まれた。

「まずは、私が気持ち良くして差し上げますわ」
「っ、ぅあぁ……っ!?」

どうやって? その疑問を抱く前に、彼は悲鳴を上げた。

歌乃うたのが両足で、彼の男性器を挟み込んだのだ。

 

「ひゃいぃっ!?」

予想していなかった歌乃うたのの行動と快感に、彼の腰が浮いた。

「部長に足コキまでしてもらえるなんて珍しー。君、よっぽど気に入られたみたいだね?」

ベッドの縁に座ってこちらを観察していた恵美えみが、『このこのー』と人差し指で彼の太ももをつつく。

「こんなこと、一生掛かってもしてもらえない方がほとんどですわよ?」

歌乃うたのは得意気に笑いながら、彼の乳首を指でこすり、男性器を足でしごき続けた。

彼女の素足は柔らかくふにふにとしていて心地良い。

そして、その動きは巧みだった。

重ねた土踏まずの部分が絶妙なになって、オナホールのように陰茎をくまなく刺激する。ちょっと強めの圧迫感が堪らない気持ち良さだった。

男性器から溢れる我慢汁が歌乃うたのの足の裏をヌルヌルにして、さらに快感を加速させる。

そして、美女に男性器を足で踏まれるという背徳感が、興奮を掻き立てる。

「んくぅ……っ! ひゃ、ぁあぁ……!」

今度は、男性器が指の付け根に収められる。

土踏まずよりも圧迫感は少ない。しかし、指1本1本のデコボコがカリを刺激するせいで、また違った快感があった。

時折指がグニグニと男性器を部分的に刺激して、それが余計に気持ち良い。

「ひっ、あ、ぁ、あぁ……!?」

そして、足でしごかれている間にも、乳首責めはずっと続いている。

責め方は相変わらず優しい。だからこそ、乳首がヒリヒリと痛くなることもなく、また慣れることもなかった。

 

「ぉ、そろそろイッちゃいそう?」

初めての情事に、過激な行為。その結果は、横で恵美えみが笑うとおりだった。

恵美えみ、受け止めて差し上げて」
「お任せあれ♪」

何をするのだろう? そう思う暇はなかった。

恵美えみ歌乃うたのの足を手で抑え、彼の男性器をパクリと咥え込んだのだ。

ニュルリという柔らかな舌の感触が亀頭を包みこむ。射精の1歩手前で受けるにしては、強すぎる快感だった。

「ひっ!? ぅ、あ……っ!! ~~~~っ! ~~~~~~!!」

予想外の刺激に、予想以上の量の精液が吐き出される。そして、その精液はすべて恵美えみの口の中へ。

ジュルジュルジュル、ゴクゴク、ジュルジュルジュル。

「ぁひっ!? ぅ、ひゃぁ……っ!?」

精液を飲まれ、亀頭を吸われる。その豪快さは、砂漠の中で冷たい水を飲み干すかのよう。

ジュルジュル、ジュル、ゴクン。

ちゅぽん。

「ひゃっ!」
「ふぅ、ごちそうさま♪」

恵美えみは、精液をすべて飲むと満面の笑みを浮かべた。

「すっごく濃くて美味しかったよっ」

その笑顔は明るくも妖しい。彼女は上品な表情を浮かべる歌乃うたのとはまた違った魅力を感じさせる女性だった。

「……私は、『ティッシュで受け止めて差し上げて』と言いたかったのですが」

恵美えみにたいして、歌乃うたのの表情は少し不機嫌そうだった。

 

「まぁ、良いですわ。それでは皆さん集まって」

歌乃うたのがコホンと咳払いをすると、部屋中の女子たちがゾロゾロと集まってくる。その全員が奉仕部部員であり、男性を魅了するにふさわしい容姿と気品を持っていた。

歌乃うたのは部員たちがひと通り集まってきたことを確認すると、そのまま彼の背から離れ、仰向けに寝かせながら耳元でささやいた。

「これから貴方に行うのは、大会でも結果を残しているメンバーによるご奉仕。……本当の極楽ですわ」

歌乃うたの恵美えみの他に、3人の女子がベッドに上がり込む。キングサイズのベッドであっても、もう所狭しといった感じだ。

たった1人の奉仕ですら夢見心地だったのに、本番はこれから。どんなことをされるのだろう? 想像するだけで、1度射精したはずの男性器がまたムクムクと大きくなってしまう。

恵美えみ、あなたはこっち。それと彼のおちんちんに触れるのは禁止ですわ」
「あっはは。もしかしてうたのん、さっきの根に持ってる?」
「いいですから、早く」
「ちぇー」

仰向けに寝ている彼の、脇腹横あたりに歌乃うたの恵美えみ。よく顔が見え、また見られる位置だ。

そして、軽く開かれた両脚の外側に2人、内側に1人が座り込む。

「それでは始めましょう」

歌乃うたのが彼に軽く口付けする。それを合図に、合計5人、50本の指がいっせいに彼に殺到した。

 

全身が気持ち良さに包まれる。

「ひゃ、あぁ、あぁぁ……っ!?」

5人になったから快感も5倍なんて、生易しいものではなかった。

今まで、乳首を責められたら胸を突き出していたし、男性器を責められたら腰を引いていた。そうして、彼は無意識のうちに快楽からいたのだ。

しかし、今はそれができない。どのように身体を動かしても、5人のうち誰かの指が待ち構えているから。

というのは、彼が思っているよりも大きな気持ち良さを生むものだった。

 

「ここからなら、あなたのお顔がしっかり見えますわね」
「トロトロになっちゃって可愛い♪ 私も君のこと気に入っちゃったなぁ」

歌乃うたの恵美えみは、乳首ごと上半身全体を責める。

耳、首筋、肩、腕、お腹。どこを撫でられても、ゾクゾクとしたくすぐったさが心地良かった。

「今までのご奉仕は序の口。私のすべてのテクニックを使って気持ち良くして差し上げますわ」
「よだれを付けると、もっと気持ち良いんだよ? ほーれ、ぬるぬる、くりくりぃ」

とくに、快感が際立つのは乳首。弱点と知られてから、絶え間なく責められることになってしまった。

歌乃うたのは自分の技工を味わわせるように、さまざまな責め方を実践する。こすったり、つねったり、押し潰したり、指だけで多彩な快感を送り込んでゆく。

恵美えみは人差し指を自分の口に含む。ヌルヌルして摩擦がなくなった乳首は、また違った快感があった。

 

歌乃うたのが囁く。

「脚だって気持ち良いでしょう? 本当の極楽を感じるために、とっても大切なところなんですから」

両脚の外側に座った2人の女子が、脚をくまなく撫で回している。

彼女たちこそ、彼が快楽からなってしまった原因だった。快感に身体をよじっても、2人が暴れようとする脚を捕らえて愛撫でもって力を奪い取ってしまうのだ。

お尻、太もも、膝、ふくらはぎ、すね。足の裏でさえも、彼女たちに掛かれば性感帯へと変えられてしまう。

爪先でつつーっと撫でられると、それだけで達してしまいそうだった。

 

今度は恵美えみが妖しく笑う。

「お猿さんみたいに、すぐにはイカせないよ? おちんちん以外もたーっぷり気持ち良くされて、最後に思いっきりぴゅっぴゅするのが気持ちいいんだから」

両脚の内側に座った最後の1人が、局部を手で愛撫している。

恵美えみが言うとおり、男性器への責めは控えめだった。その代わり、内股や鼠径部、睾丸、お尻など、ありとあらゆる部位を撫でられる。

男性器をしごかれていれば、とっくに達してしまっている気持ち良さ。それができないからこそ、身体から溢れんばかりの快感が溜まっていた。

 

「1回出してしまいましょうか」
「っ、ふぁぁっ……!?」

歌乃うたのの言葉を合図とするように、突然ふんわりとした温かさと柔らかさが男性器を包み込んだ。

脚の間に陣取っていた女子が、胸に男性器を挟み込んだのだ。

「この子のパイズリは凄いでしょ? おっぱいも、ここで1番大っきいんだよ」

恵美えみが言うとおり、その子の胸は男性器が全部埋まってしまうほど、とても大きい。

おまけに、恵美えみの唾液と我慢汁のせいでヌルヌルする。ただ挟み込んで上下にこすられるだけで、即座に達してしまいそうなほど気持ち良かった。

 

「君っておっぱい好き?」

射精を堪える彼に向かって、恵美えみが問う。

彼は答えない。と言うより、答える必要がなかった。恵美えみは彼の答えを聞く前にシャツのボタンを外して、ピンク色のブラをも外して笑うのだ。

「じゃあ触っていいよ♪」

恵美えみは彼の片手を握って、シャツの隙間をとおして自分の胸に押し当てた。

もちろん、彼は生まれてこの方、年頃の女性の胸を触ったことなんてない。手のひらに伝わるふにゅりという感触が、さらに射精感を押し上げた。

シャツの隙間から、チラチラと大きな胸と小さな乳首が覗く。

「私もそれなりに大っきいでしょ? うたのんと違って」
「む、私のも触ってよろしくてよ?」

もう片方の手が、歌乃うたのの胸に押し付けられた。

彼女たちが話しているとおり、歌乃うたのの胸は、恵美えみの胸よりも小さい。しかし、それでも柔らかいし、彼にとっては興奮の材料として十分すぎるものだった。

「ほら、私の乳首も触ってくださいまし。コリコリしてて、んっ、気持ちいいでしょう?」
「うたのんだけじゃなくて、私も気持ち良くしてよぉ。指で乳首をクリクリってぇ。ぁっ、んっ、そうそう」

「んっ、んぅ……! 貴方の手、とても気持ちいいですわ……」
「乳首触りながら、ぁっ、乳首触られる、のっ、イイでしょぉ……?」

手のひらに伝わる柔らかな乳房の感触、指で乳首を転がす快感、小さく上がる喘ぎ声。

そして、男性器は相変わらず乳房に挟まれこすられたまま。

散々全身を愛撫された後では、耐えるべくもなかった。

 

「ぅうっ!!? ~~~~!! ~~~~~~~~!!」

「あらあら……。胸からあふれてますわ」
「すっごい腰ビクビクしてるよぉ。そんなに気持ち良かった?」

彼は胸の中で射精した。

2回目の射精だというのに、精液の量は衰えることはない。全身をくまなく愛撫されて、快感を身体の中に溜め続けた上での絶頂だったからだ。

足元に座る女子が胸から男性器を解放した後も、ぴゅっぴゅと精液を吐き出していた。

 

「はぁ……っ、はぁ……」

性欲旺盛な男子高校生の彼であっても、立て続けに2回射精すれば多少なりとも疲れるというもの。

しかし、彼女たちの奉仕はまだ終わらない。

彼を取り囲んでいた女子たち5人の位置が変わる。パイズリしていた女子がベッドから降り、胸に付いた精液を拭き取り始める。どうやら、彼女は参加しないらしい。

下半身を責めていた2人が、先程まで歌乃うたの恵美えみがいた場所、上半身の両横に移る。姉妹なのだろうか? 2人とも小柄で、童顔で、黒のショートヘアが似合う可愛らしい女子だった。

軽く開かれた両脚の間に恵美えみが座り、その前、彼の腰に歌乃うたのがまたがった。

 

「最後は私が。奉仕のルール上挿入はできませんが、それに匹敵する快楽を味わわせて差し上げますわ」

歌乃うたのはそう笑うと、彼の腰の上でストリップショーのように見せつけながらショーツを下ろし始める。

彼の目からだとどのように映るのか、それも熟知しているのだろう。スカートの裾から、チラチラと秘部が見え隠れしていた。

毛がきれいに処理されてツルツルの、少しぷっくりと膨らんでいる女性器だ。

そんなものを見せられたら、彼の男性器も再三勃起してしまう。

「まだ、イケますわよね?」
「……はい」

その質問に、彼はもううなずくしかなかった。

 

ベッドを取り囲んでいた1人の女子部員が、歌乃うたのに小さな容器を手渡す。

歌乃うたのはその容器に入っている液体を手に取ると、手のひらに馴染ませ、彼の男性器に塗り込んだ。

「ひゃんっ!?」

「ローションですわ。そして、こうする、とっ」
「ひゃっ、ぁ、あぁぁっ!?」

そのまま、ローションでヌルヌルになった男性器に女性器を押し付け、手を添えながら前後に腰を振ってしごき立てる。

陰茎が、カリがプニプニの女性器とこすれ合う。同時に、亀頭が10本の指でヌルヌルとくすぐられる。

足や胸で責められるよりも強烈な快感だった。

「んぅっ、ねぇ、分かりまして? ぁっ、私のクリトリスが、貴方のおちんちんで、気持ち良くされてますわ……っ」

眼前には、頬を紅潮させた歌乃うたのが腰を振る姿。耳には、ローションのクチュクチュという音が響いてくる。

触覚だけでない、視覚や聴覚ですら使って彼を犯してゆく。

 

「ですが、これでは両手が塞がってしまいますわよね?」

しかし、歌乃うたのの腰の動きがピタリと止まる。その表情は笑顔だが、妖しさと嗜虐心で満ち溢れていた。

恵美えみ
「おっけーい」

次の瞬間、歌乃うたのが腰を持ち上げる。そして。

ずにゅんっ。

「~~~~っ!!?」

強烈なが彼の男性器を包み込んだ。

 

「ぉ……、ぁ……!?」
「どう? おまんこに挿れられたみたいに気持ちいいでしょー?」

歌乃うたのの背後で恵美えみが笑った。

「安心なさいな。挿れてはいませんから」

彼女たちが言うとおり、本当に挿入はしていなかった。彼の男性器がはまり込んでいるのは、歌乃うたのの柔らかなお尻の割れ目。そこに恵美えみの手が添えられて、まるで女性器のようなができていたのだ。

歌乃うたののお尻は、小ぶりながらも柔らかい。程よい弾力があって、男性器がきゅっきゅと締め付けられる。

プロの風俗嬢も行う、時には『本番よりも気持ち良い』と称されることがある素股だった。

「さぁ、両手が空きましたわよ?」

ローションでヌルヌルになった手で何をするのかは、誰の目から見ても明らかだった。

説明するまでもなく、歌乃うたのの指は彼の両乳首に殺到した。

 

「うひゃっ!? ひゃっ、ぁあぁぁぁ……っ!?」

今までの優しい責めとはまったく違う、激しい乳首責めだった。

こするというよりは、ような動き。薄い胸の肉や乳輪ごと、10本の指でこそがれる。

しかし、当たっているのは爪ではなく指の柔らかい部分。しかも、ローションでヌルヌルになっているからちっとも痛くない。

その分だけ、気持ち良かった。乳首が彼女の指に何度も引っかかれ、弾かれる。

「ご奉仕しているのはうたのんだけじゃないよ? みーんなで気持ち良くしてあげるんだから」

そして、恵美えみが言うとおり他の女子たちも彼を責め始める。

彼の両脇に座った2人の女子は、耳や首筋、腋の下、脇腹など上半身の中で歌乃うたのの手が及ばない部分を撫で回す。

彼女たちの手はサラサラで、ローションが付いた手とは対象的な気持ち良さがあった。

そして、その2人以上に際立つのは両脚の間に座り込んだ恵美えみの責めだ。

「ほらほら、もっとうたのんのお尻に押し付けて」
「ふぁっ、ぁ、あぁぁ……っ!」
「そのまま、裏筋とタマタマをこちょこちょこちょー」
「ひゃぁうっ!? ひゃあぁ……っ!?」

恵美えみは男性器を手のひらで支えて素股のサポートをしながら、指でさまざまな責めを行っていた。

「私、おちんちんの扱いならうたのんにだって負けないんだよ?」

得意気にそう言う彼女の責めは、ただ射精させるためだけの単調な動きではない。じっくりと焦らして、極限まで快楽を溜め込むような動きだ。

裏筋やカリ、陰茎、睾丸、お尻の穴にいたるまでのラインなど、秘部のあらゆるところをヌルヌルと責め尽くす彼女の指は、もはや触手のようだった。

 

「ですが、奉仕の腕なら私が1番ですわ」

歌乃うたのの上半身が彼に倒れ込んだ。

「先程のリベンジ、してみてくださいまし」
「んむぅっ!?」

彼女が行ったのは、最初に10秒で止めてしまったディープキスだった。

「んう゛ぅっ!? んっ、ふぅぅ……!」

彼女は舌で口内を犯しながらも、お尻で男性器をこすり、両指で乳首を責め続けている。

『息は止めなくて良い』。少し前に歌乃うたのに言われたことだが、こうも気持ち良くさせられていては、反対に息を止めることができなかった。

全身の力が抜ける。

目を閉じた彼女の美しい顔。花のような香り。粘液の跳ねる音。無味のはずなのに、なぜか甘さを感じる唾液の味。そして、全身で響き続ける快感。

すべての感覚が、目の前の美女たちに支配されているような心地がした。

 

射精感が急激に増してゆく。

「んっ、ぷはっ。まだ、射精してはいけませんわよ」
「むぐっ!!? ふっ……!? ぅうぅぅぅ……っ!?」

しかし、彼女たちがそれを許さない。

「今射精しちゃったらもったいないよ? ほら、もーっと気持ちよくなってぇ」

歌乃うたのに、恵美えみにそう言われると、こんなに気持ち良くなっているのに射精できなくなってしまう。

「んちゅっ、れろぉ……っ! ぷはっ、乳首、すっごくコリコリですわ……っ」
「おちんちんもタマタマも、お尻も、ぜーんぶ気持ちいいよねぇ。だけど、もーっと気持ちよくなるよぉ?」

ズチュズチュ、コリコリコリ、サワサワサワサワ。

彼女たちに支配された身体に、どんどん快楽が詰め込まれてゆく。

ヌルヌルヌルッ、シコシコシコシコ、コチョコチョコチョコチョ。

空気を入れすぎた風船のように、いつか身体が破裂してしまいそう。

グチュグチュグチュグチュ、クリクリクリ、サワサワサワサワサワ。

(も゛……、だめ……ッ!!?)

彼が、限界を感じ取った瞬間だった。

 

「いいですわよ。よく頑張りましたわね」

歌乃うたのが笑みを浮かべると同時に、全身の責めがいっきに激しくなった。

「~~~~~~~っ!!? ~~~~~~~!!! ひ――!!!?」

 

「んぅ゛!!? っ!!!! ~~~~~~っ!!! ~~~~~~~~~!! ~~~~~~~~っ!!!?」

すべてを委ねて射精するということには、不思議な幸福感があった。

蛇口をひねったら水が出てくるように、自然と精液が吐き出される。

言葉が出ない。手足が眠っているように力が入らない。ただ、身体の中で暴れまわる快感に従って引きつったような声が出て、腰が痙攣するだけ。

「んっ、ぷはっ。良いですわよ、全部出してしまいなさいな」

射精の最中であっても、全身の責めは止まらない。全身を撫で回される。歌乃うたののお尻が、恵美えみの手が、男性器をしごく。

この瞬間、彼の幸福感は最大を迎えた。

全身を快楽で満たし、それをいっきに解放させる。それこそ、彼女たちが何代にも渡って築き上げてきただった。

 

「ふふっ、感度も精力も逸材ですわ。今年の練習は忙しくなりますわよ?」

「っ……、ぁ……」

その奉仕は精液を最後の1滴まで搾り取り、彼が眠るように気絶するまで続いた。

 

――――
――

 

それから、彼は奉仕部の旦那様として青春を捧げることになる。

朝の登校時には部員の美少女たちから親しげに声を掛けられ、昼には歌乃うたの恵美えみが作った精の付く弁当を食べさせられる。

そして、放課後には大会に向けて彼女たちと一蓮托生になって。時には、自主練と称して休日に歌乃うたの恵美えみに呼び出される。

合宿では、さまざまなの開発や、トレーニングも行う。

そんな青春だ。

 

なお、奉仕部は部内外問わず恋愛禁止である。

奉仕部が心身を捧げるのは旦那様だけであり、また扱いの差などで奉仕に支障をきたしてはならないためだ。

ただし、それはあくまでも部活に属している間でのこと。

引退後に歌乃うたの恵美えみ、そして彼がどのような関係を築いていくかは別の話である。

恵美えみ! 貴女って人は、何年私たちに付きまとってますの!?」
「彼女でもないのにおかしいこと言うね、うたのん。彼が誰といようが関係ないじゃない? ねー、旦那様?」

「ふふん。旦那様はもう私にメロメロなんですから、貴女はお呼びではありませんわよ?」
「そんなことないよね? 旦那様のおちんちん、もう私のテクじゃなきゃイケないもんねー? ほれほれぇ」
「旦那様、私のご奉仕のほうがお好きですわよね? ほら、その身で感じてくださいまし」

「ぁ、あのっ! う、歌乃うたのさんっ、恵美えみさんっ!? そ、そんな、ひゃっ! ぁ、あひ!? ~~~~~! ~~~~~~~~!!」

奉仕部の旦那様になった男子がこのような人生を送ることになるのも、珍しいことではない。