⏱このページは3分ぐらいで読めます
◆あらすじ
ある女性の独白。恥ずかしい格好と恥ずかしい刺激による強制絶頂に抗えない日々のこと。股間をくすぐり責めされる時にいつも使われているのは、何の変哲もない拘束具と、天井から垂れ下がった一つだけの、不思議な拘束具でした。
始まりは、彼との同棲が始まった時のことでした。
彼は、何て言うんでしょうか――少しオラついたタイプの人というか、『自分の女』に対して強引なところがあるというか、レディースコミックとかでよく見るタイプというか。私はそんな、力強く引っ張ってくれる彼のことが好きでした。
彼の性格は、夜にも及びます。私の体をたくましい腕で押さえ付けたり、私が『もう無理!』って言っても無理やりイカせてきたり。少し強引で、少し乱暴で――そう、それはあくまで『少し』だったのです。
彼との新生活が始まる――私はうきうき気分で、彼が用意してくれたお家に行きました。何の変哲もない玄関、何の変哲もないダイニング、キッチン、リビング、お手洗い、バスルーム。
そして、寝室。
「わあ! 落ち着いた部、屋……?」
ベッドの上に垂れ下がった1本の何か。背後から、彼が私の肩にぽんと両手を置いたのでした。
――――
――
彼がどうしてこんなことを思い付いたのか、私には理解できません。だけど、それはまさしく、私に効果的だったのです。
「やだっ、こんなの、やぁぁあっひゃっはっははははははははははははははぁぁぁぁぁああッ♡♡♡♡♡ ぁはひっ、ひ――ッ♡♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
恥ずかしさを感じるごとに、私の体は高ぶりあっという間にイッてしまう。こちょこちょという、こんなにも軽やかな手付きで、私は何度もイッてしまう。
同棲を始めて、私はやっと理解したのです。彼の強引さ、乱暴さは『少し』ではなかったこと。そして、そんな彼のすることに悦んでしまうぐらい、私は『少し』どころではなくMだったということ。
「ぁはっ、は――♡♡♡♡♡ も、おまた、壊れてぅッ♡♡♡♡♡ おかしくなっひゃった――♡♡♡♡♡ ぁひゃはははははぁぁああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
結局、私はその日意識がトぶまで、彼にアソコをくすぐられ続けたのでした。
それから、私は毎晩のように彼にいじめられることになりました。
『そこにある』というのは、とても厄介なことです。大がかりな何かをするまでもなく、天井から垂れ下がった拘束具に足首を通されるだけで、気絶するまで私のことをいじめる準備が整ってしまうのですから。右足か、左足か――持ち上げ拘束される足を交換するだけで、何だかいつもと違った気がして、恥ずかしさも気持ちよさも衰えることはない。
そうやって、私はとても幸せな毎日を過ごしています。
コメント