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◆あらすじ
年下の幼なじみ”しずく”は、子どもの時にイタズラでされた股間へのくすぐり責めが忘れられないようで。”僕”と恋人になった後はその性癖を満たすため、毎日のように脚を開いて彼を誘惑するようになりました。『ちろちろ』『わしゃわしゃ』という手付きによって齎されるぞくぞくとした感覚は癖になるもので、それだけで何度も絶頂してしまうほどの気持ちよさなのでした。
幼なじみのしずくは、昔から無口な女の子だった。背が小さくて、何かを話す時はぽつり、ぽつりと、滴のように言葉を落とす女の子だった。
僕は分別のない子どもだった。思ったことをすぐ口に出してしまうような、好きな子にはつい意地悪をしてしまうような、ありふれた子どもだった。
ある時、僕としずくはテレビゲームをしていた。何のゲームだったかは忘れてしまった。みんなが持っているような、ありふれたタイトルだったと思う。
とにかく2人でゲームをして、そして僕が勝ったんだ。
「よーし、それじゃあしずく、罰ゲームだ!」
「えっ、あ――」
僕はそう言って、しずくのことを組み伏せた。
「ほらほらっ、こちょこちょこちょこちょー!」
しずくのお腹だか胸だかに馬乗りになって、脚を思いっ切り開かせて、スカートの上から指を這わせた。当時の僕が、どうしてこんなことをしたのかは分からない。妹のようにかわいがってきたしずくに対するすけべ心があったとは思えないし、単に何も考えていなかったのかもしれない。学校では、電気あんまがはやっていたっけ。そんな、子どものありふれたイタズラに過ぎない。
その時の、僕の記憶はおぼろげだ。
「――――やめて――」
ただ、しずくはごく平凡な拒絶の言葉を発していたような気がする。
――――
――
――それが今では、だ。
「……ねえ、しずく」
「何? お兄ちゃん」
「これ、好き?」
「……うん、大好き♡」
しずくの返事はゆっくりだけど、そこに迷いはない。
「お兄ちゃんが、教えてくれたんだよ。これ」
「あの時は、本当に分別がなかったんだよ。僕は……」
僕としずくは恋仲になった。平凡な恋の育み方で、平凡な告白の仕方だったと思う。そこまではいい。だけど恋仲になるや否や、しずくは毎日のように、脚を大きく開いて僕を誘惑してくるようになったんだ。
「……ねえ」
「ああうん。分かったよ」
しずくに急かされて、僕はまた彼女の足元に座ったまま、指をちろちろと動かし始める。
「ふぁっ♡♡♡ ぉっ、ぉぉぉぉおっ♡♡♡ ぉぉぉぉぉぉぉおおっ♡♡♡」
「あの時は、こんな反応しなかったのにね」
「だってっ、あの時はっ♡♡♡ びっくり、した、しっ♡♡♡ ひゃっ、それ、にっ、恥ずかしかったからっ♡♡♡ ぁお゛っ、ぉぉぉぉおっ♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
10本の指が触れるか触れないかぐらいの力加減で膣口をくすぐると、しずくはあっという間にイッてしまう。僕は彼女がイク姿を見るといつも不思議に思う。強く摩擦するわけでもなければ、圧迫するわけでも、振動させるわけでもない。それなのに、どうしてこんなにも敏感な反応を示せるのだろう?
「だってへ……っ♡♡♡ くしゅぐったくて、むずむじゅするのが、気持ち、ひ……♡♡♡」
「いいよ、無理して喋らないで。ゆっくりでいいから、息を整えて」
僕は立ち上がってしずくの頭をなでるけれど、しずくはまだ全然満足していないようで。
「ね、今度は、ちろちろじゃなくて、わしゃわしゃが欲しい……♡♡♡」
「ええ……? しずく、もうこんなに汗だくだよ? そろそろやめておいたほうがいいんじゃ……」
「お願ぃ……♡♡♡ わしゃわしゃが終わったら、ね。今度は、お兄ちゃんのおちんちん、こちょこちょしてあげるからぁ……♡♡♡」
「…………」
僕はまた、しずくの足元に座り始めた。
つまり、まあ、何だかんだ言って、僕としずくは似たもの同士だということだ。
「くひゃぁはぁぁあぁぁぁんっ♡♡♡♡♡ くしゅぐっひゃはぉっ、ぉ゛ぉぉぉぉおおおっ♡♡♡♡♡ ほぉぉぉぉぉおっ♡♡♡♡♡」
僕はしずくの股間を乱暴にくすぐり姦す。決して粘膜を傷つけてしまわないようにだけ最大限の注意を払いながら、内股も、膣口も、クリトリスも、乱暴にわしゃわしゃと指を這い回らせるのだ。
僕としずくの行為は、少し普通とは軸がずれている。そのことを気にしたこともあったし、しずくをそうさせてしまったことに罪悪感を抱いたこともあった。
「はひゃっ、っははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡ だいしゅきっ、だいすきぃっ♡♡♡♡♡ これもっ、お兄ちゃんもぉぉっ♡♡♡♡♡ ぉ゛ぉぉぉぉおおおおおお~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
「……僕も大好きだよ。しずく」
「っ~~~~~~~~♡♡♡♡♡ だいすきっ、だいひゅきっ、だいすきぃぃぃぃひぁっ♡♡♡♡♡ っぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
だけど、その悦んだ表情を見ていると、そんなものはささいな雑念に過ぎないと思えるのだった――。