◆あらすじ
絶頂ショーでは、舞台の上でイカされている女性を鑑賞できます。例えば、I字開脚状態でポールに拘束されたまま、無防備なアソコに電マを押し付けられたり。例えば、首から下を箱にしまわれて、宙を浮く無数のマジックハンドに全身をくすぐり姦されたり――。
その見世物は、市のホールで行われました。
舞台の上で、女性がイカされるのを鑑賞するのです。
『そういえば、学校では芸術鑑賞会なんてあったなあ。懐かしいなあ』なんて思いながら観てみると、結構大変なことになってしまうようで――。
――――
――

――――
――
「なんちゅう、なんちゅうもんを観せてくれたんや……!」
「すごかった」
「っていうかさ、音で何となく気付いてたんだけどさ、後ろの席の人たち……」
「おっぱじめてたね。間違いなく」
「だめでしょ。だめでしょ……」
「知らない」
「…………」
「…………」
「――どれが良かったっ?」
「何いきなり」
「だってさああああ、あんなのだとは思わなかったからもう情緒がおかしくてさあああああ……! 会話しないとやってらんなくてえええええ……」
「はあ」
「……私は、軟体のやつかな」
「あー、ポールダンスの?」
「『ポールダンス』って言っていいかは怪しいけど」
「すごいよね! あーんなに脚開かされてさ、もう防御力ゼロじゃん!」
「あれはきっと効く」
「うーん。私、そんな体柔らかくないからなあ……」
「体柔らかい人の特権。私はできる」
「できるの!?」
「私はやっぱり、マジックハンドのやつ!」
「あの宙に浮いてたやつ、原理どうなってるの」
「ハンドパワーでしょ。いろいろな意味で」
「やかましい」
「まあそれもいいんだけどさ。やっぱり、女の人の反応良かったよねえ♡ 『ただのマジックじゃないんですか!?』ってさ!」
「そういう『騙されエロ』好きね」
「だってえ~。あんなのラッキースケベじゃんんんん……! 絶対きもちーじゃんんん……♡」
「はいはい」
「……あああああ、変な気分になってきたあああああ……!!」
「逆効果になってない? 語るの」
「だってさあああああ」
「二つ向こうの駅に行けば、風俗街あるよ」
「そういう露骨なことするの、何か違うっていうかさああああ」
「変なところで慎みがある」
「……はあ、帰ろ」
「そうね」




コメント