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◆あらすじ
“私”と”彼”の情事のお話。ある日をきっかけにハマってしまった、背面騎乗位アナルしゅこしゅこプレイ。おちんちんをアソコで咥え込んだまま、彼の目の前に向けたアナルを歯ブラシで磨かれる快感は、ゾクゾクが止まらない格別のもののようです。
きっかけは何だったろう。
彼は性生活においていろいろなことを試したがる人でした。私のほうはというと、正常位でつながっていられればそれでまあ満足だったのですけれど、後背位とか、側位とか、座位とか、立位とか――彼はいろいろな体位を試しました。あれやこれやと姿勢を変えられて目が回るような心地だったけれど、体位によってナカの具合が、そして彼との触れようが変わって、それはそれで悪くありませんでした。
そして、最後に騎乗位になりました。思うに、1番難しい体位です。だって、私が動かなければならないのですから。彼にまたがって、胸を揺らしながら腰を上下に動かす――それは、いつも受け身だった私にはとても難しいものであり、また恥ずかしいものでした。
ああ、そうだ、そうだった。それで、後ろを向いたんです。いわゆる『背面騎乗位』の姿勢。『そういう体位もある』と彼が言ったから。彼にまたがったまま、彼を変に踏んづけてしまわないように脚を上げて後ろを向くのは、これまた難しい。
そして、彼に後ろを向いた瞬間に、頭のてっぺんまで恥ずかしさがどっと上がってきます。私は今、自分のお尻を彼の目の前に――。
つん。
「――ぃひゃぅゃあッ♡♡♡ っ――!!! っ――!!?」
いたずら心をくすぐられたか、彼が私のお尻の入り口をつつきました。
そうだ、そうだった。それが、きっかけだったはずです。
――――
――
それから、何ヶ月かたちました。
「っ、ぅぁ、あ……っ♡ んー……♡」
いつもの夜、いつものセックス。私は目いっぱいかわいらしい声を演じ続けます。『演じる』――決して気持ちよくないわけではありません。誰だって、愛する人の前でみっともない姿は晒したくないでしょう?
だけど、私のナカが濡れて、彼のも硬くなった時、彼は私の腰を抱きかかえるのです。
「っ――♡ あ、あの、今日は、別のを――っ」
彼は私の言うことなんて聞いてくれません。
いつもの夜、いつものセックス。そして、いつもの背面騎乗位――。





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