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◆あらすじ
ある機械メーカーが開催する展示会のお話。『小人体験』と聞いて『小人の視点から巨大な世界を体験してみよう』みたいな内容かと思ったら、実態は小さなマジックハンドでアソコを漏れなくカリカリ、クリトリスをグリグリシコシコされて連続強制絶頂させられまくる内容だったようで……。
私が池袋を歩いていると、不思議な看板がありました。
「……『小人体験』?」
その大きな商業施設では、日によってさまざまなイベントが行われています。同人の即売会とか、リアル脱出ゲームとか、アーティストの展覧会とか。
その日に行われていたのは、企業の展示会。誰でも名前ぐらいは知っているであろう大手の機械メーカーが主催しているものでした。
「こびと……、小人かぁ……」
頭の中に思い浮かぶのは、子どもの頃に読んだことのある絵本。元々は小説だったっけ? ある冒険家の話で、彼は冒険の中で小人たちが住む国に迷いこんでしまう。内容はあまり覚えていなくて、結局は小人たちと仲良くなれたと思うのだけど……最初は細いロープで地面に縫い付けられたりしていて、大変な目に遭っていた記憶がある。小人たちにとって、その冒険家はどれだけ巨大で、恐ろしく見えたのだろう?
……要するに、その『小人体験』なる展示会。暇を持て余した私が『ちょっとのぞいてみようかな』と思うには十分なものだったのでした。
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