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	<title>奴隷 | おものべ  |  快楽責めと連続絶頂のエロ小説&amp;イラストのサイト</title>
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	<title>奴隷 | おものべ  |  快楽責めと連続絶頂のエロ小説&amp;イラストのサイト</title>
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		<title>くすぐりリゾートホテル 全身こちょこちょ強制連続絶頂させられ続ける二泊三日の旅</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2026 15:00:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】複数に責められる]]></category>
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					<description><![CDATA[デパートのくじ引きで"なお"が引き当てたのは、くすぐりリゾートホテルの宿泊券でした。そこは宿泊中、女性スタッフたちがずっと全身をこちょこちょくすぐってイカせてくれる、癒やらしと快感の空間。なおは、1番くすぐったい足の裏はもちろん、腋の下、お腹、太もも、お胸やアソコまで、二泊三日でたっぷりくすぐられることになります。お部屋で、温泉で、エステで、ライブラリーラウンジで、ミニシアターで、ミュージアムで、ビーチで、特別こちょこちょ連続強制絶頂処置室で――。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong><br />
デパートのくじ引きで&#8221;なお&#8221;が引き当てたのは、くすぐりリゾートホテルの宿泊券でした。そこは宿泊中、女性スタッフたちがずっと全身をこちょこちょくすぐってイカせてくれる、癒やらしと快感の空間。なおは、1番くすぐったい足の裏はもちろん、腋の下、お腹、太もも、お胸やアソコまで、二泊三日でたっぷりくすぐられることになります。お部屋で、温泉で、エステで、ライブラリーラウンジで、ミニシアターで、ミュージアムで、ビーチで、特別こちょこちょ連続強制絶頂処置室で――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>地元のデパートにて。</p>
<p>「おめでとうございまーす！　1等賞です！　1等賞の『二泊三日リゾートホテル宿泊券』が出ましたー！」<br />
「わーお……」</p>
<p>これは、ある日突然、私――<ruby>名尾<rt>なお</rt></ruby>が一生分の運を使い果たしたお話。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――ということが、この前あってさ」<br />
「すっごいじゃないですか、<ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>お<rt>・</rt></ruby>先輩！　リゾートホテルなんて、もう一生分の運使い果たしました？」</p>
<p>「私と同じことを。……とは言ってもねー」</p>
<p>私は会社で、仲の良い後輩とそんな会話をしていた。</p>
<p>指でつまんでいたチケットをまじまじと見つめる。正直、自分が手にしたものの価値というものを、私はあまり実感できていなかった。リゾートホテルなんて言われても、庶民にはぴんと来ないもんだ。</p>
<p>「場所は、Q県X市？　何だかぱっとしないっていうか、そんなわざわざ行くような観光地なんてあったっけ？」<br />
「違いますよう！　いいですか、先輩。リゾートホテルっていうのは、普通のホテルと違って、観光地に行くための中継地じゃないんです。きれいなビーチにおしゃれなラウンジ、おいしい食事とお酒、スパにエステ、ちょっとしたアクティビティ！　リゾートホテルっていうのは、それ自体が<ruby>目<rt>・</rt></ruby><ruby>的<rt>・</rt></ruby><ruby>地<rt>・</rt></ruby>なんですよ！？」</p>
<p>「そ、そうなの。詳しいね」<br />
「詳しいわけないじゃないですか、全部雑誌の知識ですよ。あーうらやましい！」</p>
<p>観光地に行くわけでも、グルメを巡るためでもない、ただ宿に泊まるための旅行――どうにも、私みたいな庶民には理解しにくい感覚だなあと思ってしまう。</p>
<p>「それで、どういう所なんですか？」<br />
「なんか、調べても出てこないんだよね。できたばかりなのかな」</p>
<p>「そんなことあります？　ヤバいところ？」<br />
「まあ、しょせんタダでもらったやつだし。変な所でも、それはそれでネタになるかな」</p>
<p>「今度の連休ですか？　どんな所だったか教えてくださいねー！」</p>
<p>私はそんな軽い態度を演じながら、だけど胸の中が確かにそわそわしているのを感じていた。</p>
<p>ええと、リゾートホテルの名前は何だったかな。エル、イー、シー……『Le Chatouillement』？　英語じゃないよね。読めないけど、まあいいか。行けば分かる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>1日目<br />
9:00 238号室</p>
<p>「こちらがお客様――なお様のお部屋になります」<br />
「わーお……」</p>
<p>我ながら、気がはやっていたと思った。</p>
<p>早朝始発の在来線から、数駅向こうで新幹線に乗って、1時間ちょっと。そこからまた在来線に乗り換えて数十分。小っちゃな駅に、送迎のマイクロバス。運転手さん以外に私しか乗っていないことに気づいて、『何浮き足立ってんだ』と我に返る。赤面する私をバスは下ろしてくれず、そこからさらに何十分か。</p>
<p>だけど、行き先はそんなお恥ずかしさが全て報われるほどの、素晴らしいホテルだった。ネットで画像検索して出てくるような超巨大建造物よりかはこぢんまりとしているけれど、3階層の建物はきれいでオシャレ。こうして案内された2階のお部屋も、なんと碧の海がきらめくオーシャンビュー。ベッドは大きく、海に面する壁は全てガラス張り。</p>
<p>私のような運を使い果たしただけの庶民が、本当にこんな素敵なホテルに泊まってよいものかと不安になってしまう。</p>
<p>「申し遅れました。本日より、なお様の身の回りのお世話をさせていただきます、<ruby>真白<rt>ましろ</rt></ruby>と申します」<br />
「お、お世話って……？」</p>
<p>「文字通りの意味です。なお様のご要望に応じて施設内のご案内と、ご利用のサポートをさせていただきます。滞在中は、何でもお申し付けくださいませ」</p>
<p>そう言って頭を下げる女性――ましろさんに、私は驚愕した。</p>
<p>私よりほんのちょっと年下ぐらいだろうか、20代前半の女性。長い黒髪で、背は私より低く、華奢。爽やかな白色の制服はお上品できれいだけど、ましろさん自体はどちらかというと、かわいらしい感じ。こんなすごいホテルで働いてるんだ。きっとすごい優秀なんだろう。</p>
<p>そんな彼女が、わざわざ私なんぞにつきっきり。それって、あれでしょ！？　あれ、いわゆる、あの、その、ええと……バトラー？ってやつ！　あまりにも私の常識からかけ離れた世界に、いよいよもって頭の中がふわふわしてしまう。</p>
<p>「あ、ああ、どうもでもっ。私、デパートの福引きで当てただけで、こういうところ初めてで。こういうところでどうすればいいか分からないっていうか……」</p>
<p>セレブリティアレルギーを起こした結果、私はみっともなくあたふたし始める。だけど、ましろさんはそんな私を嗤うことなく、むしろ優しく微笑んでくれるのだ。</p>
<p>「それでしたら、まずは当ホテルの魅力を一早くお楽しみいただく方法をご提案いたします」<br />
「じ、じゃあ、それでいいです」</p>
<p>「……ありがとうございます♡」</p>
<p>私が『もう何でもいっか』と思いながら応えた瞬間、ましろさんをまとう空気が変わったような気がした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あ、あの、ましろ、さん……？　近い、です」<br />
「ふふ♡」</p>
<p>私にすすりと近付くましろさんに、私は少しぎょっとする。</p>
<p>たじたじするだけの私と、どこか妖しい笑みを浮かべるましろさん。あまりにも距離が近いから、私が1歩下がろうとした瞬間、ましろさんが私に抱きつくのだ。</p>
<p>「えーいっ♡」</p>
<p>ましろさんの素なんだろうか？　びっくりするぐらいかわいらしい掛け声の直後にやってくるのは、もっとびっくりする感覚。</p>
<p>「こちょこちょこちょこちょーっ♡」<br />
「ふひゃはっ！？　ぁは――！　あっははははははははははっ、あははははははははははははひゃぁ！？」</p>
<p>あまりにもあんまりな状況だったから、私の&#8221;平常と異常を区別する能力&#8221;はさっぱり麻痺していた。私は脇腹からやってくる刺激に、ただ素直に反応し、笑い声を上げる。</p>
<p>だけど、5秒ぐらいくすぐられてから気付く。あれ、いくら何でも、これはおかしくない！？</p>
<p>「なっははははははははぁぁぁぁっ！？　なにひっ、えへっ、えぇぇぇぇっへへへへへへへへぇぇぇぇぇぇええ！？」<br />
「なお様、とっても弱いんですね。これから二泊三日、とっても愉しみです……♡」</p>
<p>「えっへへへへへぇぇぇぇ、えええええええっ、へえぇぇぇぇぇぇぇぇええっ！！？」</p>
<p>私は頭にたくさんの『ハテナ』を浮かべているけれど、ましろさんの10本の指が私の脇腹に食らいついて離さない。あれ、これ普通のこと？　いや、そんなはずないよね？　おかしいよねえ！？</p>
<p>「ちょっと待ってへへへっ、どっ、どぉ！？　これどぉいうことですかぁひゃはははははっ！？」</p>
<p>そこで、ましろさんの動きがやっと止まった。ましろさんは『あら』という顔をした後、何か考え込むように黙り込む。5秒、6秒、7秒――少し気まずい。脇腹にはましろさんの指が食い込んだままで、まだちょっとくすぐったかった。</p>
<p>「……そう言えば、なお様は福引きで当ホテルのチケットを入手された、と」<br />
「え、ええ」</p>
<p>「当ホテルをあまりご存じでない？」<br />
「ええ」</p>
<p>すると、ましろさんは『なるほど』とうなずいてから、一度私から離れて姿勢を正す。</p>
<p>脇腹から指が離れて助かったと私が思ったのは、一瞬だけだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「当ホテル『<ruby>Le Chatouillement<rt>ル・シャトウィユマン</rt></ruby>（＝くすぐったがり）』はくすぐりリゾートホテルです」<br />
「……なんて？」</p>
<p>「当ホテル『Le Chatouillement』はくすぐりリゾートホテルです」</p>
<p>びっくりしたー。ましろさんが突然、笑顔でくすぐりリゾートホテルですって言ったのかと思ったー。</p>
<p>私は頭を押さえながら深呼吸で脳に酸素を補給して、言語理解力をMAXにしてから、ましろさんの次の言葉を待つ。</p>
<p>「お客様のお体をたっぷりこちょこちょすることで、癒やらしと快感のお時間をご提供いたします♡」</p>
<p>うん、おかしいな。右耳で聞いても左耳で聞いても、いかがわしい意味にしか聞こえない。それは、リゾートホテルというものを一生懸命ネットで検索してきた私でも、知らない世界だった。いや、もしかしたら、お金持ちの世界では、そういうのが当たり前なのかもしれないけれど。ああもう、何もかも自信がない。</p>
<p>少なくとも分かっているのは、このホテルが<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>場<rt>・</rt></ruby><ruby>所<rt>・</rt></ruby>ということだ。</p>
<p>「あ、あの、やっぱり宿泊キャンセル……」<br />
「ダメです♡」</p>
<p>なんでだよ。福引きで一等賞を当てた結果が<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>な私の気持ちを考えろよ。これなら二等のほうがよっぽど良かった。二等は松阪牛だぞ、松阪牛。</p>
<p>だけど、返答に困っている私に、ましろさんはまたすすりと近付くんだ。</p>
<p>「なお様は、私が相手ではご不満ですか？」<br />
「ぅ……」</p>
<p>「ご不満、ですかぁ♡」<br />
「ぅぅ……」</p>
<p>そういうことじゃないんだけど――ましろさんが私のことを上目遣いで見つめてくるから、言葉が喉で引っかかる。</p>
<p>このましろさんという女性、すっごくかわいいんだ。そんな女性に体を触れられるというのは、否が応でもどきどきしてしまう。それが二泊三日？　なにそれやばい。でも、だけど、だって、だから――。</p>
<p>そんな風にうろたえる私なんて、ましろさんにとってはさぞ隙だらけで、ちょろかったろう。ましろさんの10本の指が、再び私の脇腹に食い込んだ。</p>
<p>「えいっ♡」<br />
「んひゃぁあっ！？」</p>
<p>「まずは、お試ししてみましょう？　それで本当にキャンセルされるか考えてみては？」<br />
「ひゃはっ、ひゃっははははははははははぁぁぁぁああっ！？　そんなっ、あはっ、そんなこと言われてへもぉぉっほっほほほほほぉぉぉぉおおっ！？」</p>
<p>再会されるくすぐり責め。</p>
<p>このホテルが<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>場<rt>・</rt></ruby><ruby>所<rt>・</rt></ruby>ということを認識してしまった今、脳がサイレンを鳴らすこともなくなってしまった。『異常』という名のノイズがなくなった私の体は、より繊細に彼女のくすぐり責めを感じるようになる。</p>
<p>すると、彼女の、そしてこのリゾートホテルの<ruby>趣<rt>・</rt></ruby><ruby>旨<rt>・</rt></ruby>というものを体で理解してしまうのだ。</p>
<p>「えへっ、えっへへへへへへへへぇぇぇぇえっ♡　ちょほっ、りゃめっ、その触り方っ♡　体おかひくなるかりゃぁぁぁっひゃっははははははははははははぁぁぁあっ♡」<br />
「なお様は、こちょこちょされると力が抜けてしまうタイプなのですね♡　逆に大暴れしてしまう方もいらっしゃるんですよ」</p>
<p>「そりゃはっ♡　こんにゃのされたらおかひくぅぅぅっひゃっはっははははははぁぁぁぁあっ♡」<br />
「遠慮なさらず、絶頂されてください？」</p>
<p>ましろさんのくすぐり方というのは、優しいのに、どこかねちっこいというか、湿度を感じさせるというか。からからと笑わされるのではなくて、全身を鳥肌立たされて、変な声を上げさせられて……。</p>
<p>つまり、有り体に言えば、その……気持ちいいんだ。性的に。</p>
<p>「えへっ、へっ、へへへへへへぇぇぇ……っ♡　ちょ、もぉ、立ってられなっ、あ――」</p>
<p>私はお腹をくすぐられながら、よろよろと押されて、ついにはベッドに押し倒されてしまう。</p>
<p>だけど、それはおしまいの合図ではない。むしろ始まりだ。</p>
<p>「ちょほっ腋ぃぃぃいっ！？　んにゃーーっはっははははははははははははははははぁぁあっ♡　あはっ、あはははははははははははっ♡　あぁぁぁぁああああーーーーっ♡」<br />
「お腹よりも腋の下のほうが弱いのですね♡　他はどうでしょう？」</p>
<p>「いひゃぁぁぁあんっ♡　首は、変――♡　あっ、背中♡　んひひひひひひひっ、もぉぉぉあちこちいぃぃぃひっひひひゃははははははははぁぁぁぁあっ♡」<br />
「二泊三日、たっぷり満足していただくために、今のうちになお様の弱点を調べさせていただきますね♡」</p>
<p>お腹をくすぐっていた手が、腋の下に移動していく。と思ったら、首、背中。そのくすぐり方は、彼女の言う通り、全身の弱点を調べ尽くすようなくすぐり方だった。</p>
<p>「太ももは変にぅぁぁあっはっははははははははははははははぁぁぁぁあっ♡　だめっ、だめっ、だめぇぇっへへへへへへへへへへへへぇぇぇぇえっ♡」</p>
<p>「腋の下であんなに悶えてらしたのに、下半身のほうが弱いのですね♡」<br />
「えへへへへへへへっ、でへっ、へぅぇぇぇぇええっ♡」</p>
<p>太もも、膝、膝裏、ふくらはぎ、すね、足首――そして10本の指先が私の体の<ruby>1<rt>・</rt></ruby><ruby>番<rt>・</rt></ruby><ruby>先<rt>・</rt></ruby>まで下りた瞬間、私はエビのように背筋をのけぞらせた。</p>
<p>「っ～～～～～～～～♡♡」<br />
「あら、お足の裏が1番弱いんですかぁ♡」</p>
<p>「ちょ、待――♡　そ、そこ、は――」</p>
<p>ましろさんのねっとりとした声は、私の背筋をこの上なくぞくぞくさせるのだった。</p>
<p>そして、両足首を左の小脇に抱えて、右手で足の裏を――。</p>
<p>「こちょこちょこちょこちょーっ♡」<br />
「――っや゛ーーっはっははははははははははははぁぁぁぁぁぁああっ♡♡　あひっ、あひゃぁぅあぁぁぁぁぁあああっはっははははははははははははははははぁぁぁぁあっ♡♡」</p>
<p>両足首を束ねて抱えられた私にできることなんて、そう多くない。大声で笑いながら、釣り上げられた魚のようにぴちぴち跳ね回るだけだ。神経に変な電流を流されているような気分だった。</p>
<p>……だけどこの電流は、あまりにも強烈なはずなのに、どうしてこうも甘いのだろう。</p>
<p>「ぃひっ、ひっひひひひぃぃぃぃいい――♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ひはっ、ひゃぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>絶頂。それは、あくまで軽い絶頂だったかもしれない。</p>
<p>だけど、足の裏をくすぐられるだけでイッてしまったというのは、普通の性経験しかない私にとってあまりに衝撃的で。そして足の裏から登ってくるくすぐったさが子宮までをもくすぐってくる快感は、すごく癖になるようで。</p>
<p>私の絶頂を見届けて、ましろさんはようやく足の裏をくすぐる手を止めた。</p>
<p>「それでは、本日より二泊三日、よろしくお願いいたしますね。なお様♡」<br />
「ひっ、ひーー……♡　ひーーーー……♡」</p>
<p>ましろさんが満面の笑みを浮かべる。</p>
<p>今からキャンセルしたいか？――私の様子を見れば、その質問はするまでもなかったらしい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「本格的なご宿泊に入る前に、こちらのパウチの液体をお飲みください」<br />
「何、これ、ゼリーみたいな……。うわっ、思ったよりどろっとしてる」</p>
<p>「喉を保護するお薬です。これで1日中大声を上げ続けても大丈夫ですよ」<br />
「ぅぅ……」</p>
<p>お寿司のパックに入っている醤油みたいな小袋を開けて一飲みしながら思った――つまり、私はこれから1日中大声を上げさせられ続けるのだろうか。すごく恐ろしい宣言をさせられているようで、不可解なことに下腹部がくるくるとうずいている。</p>
<p>そんな恐怖と期待の中、二泊三日のリゾートホテル滞在が始まるのだった。</p>
<p>「ホテルに滞在中は、こちらのウェアをご着用ください。履き物は、お部屋の入り口に置いてありますサンダルを」<br />
「わっ、すっごいゆったりしたワンピース。これはリラックス性能高い……」</p>
<p>「薄手の生地ですから、とってもくすぐりやすいんですよぉ……♡」<br />
「……せめて足元はスニーカーを」</p>
<p>「ダメです♡」<br />
「じゃあ靴下ぐらいは……」</p>
<p>「ダメです♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>9:30 温泉</p>
<p>「旅の疲れを落とすには、やはり温泉が1番かと」<br />
「うおーっ、広い浴場……！　っていうか、ましろさん、お風呂にまで付いてくるんですか……」</p>
<p>「それでは、椅子にお座りください。お体をお洗いいたしますね♡」<br />
「んにぁはぁぁっ♡　腋ににゅるんってへぇぇっへっへへへへへへへへぇぇぇぇぇえっ♡」</p>
<p>「ここのボディソープはぬるぬるしているでしょう？　くすぐりやすいように、粘度を調整した特別製なんですよ♡」<br />
「っていうか、っていうかぁぁ♡　お風呂でもくしゅぐるんですかぁあっひゃっははははははははははひゃははははははははっ♡」</p>
<p>「もちろんです♡　二泊三日、たっぷりたっぷり、くすぐり漬けにして差し上げますね……♡」</p>
<p>どれだけ必死に腋を閉じても、ボディソープでぬるぬるになったましろさんの手は、にゅるにゅるとうごめく。『ああそれと』――ましろさんは思い出したかのように、私の耳元でささやき始めた。</p>
<p>「私に対して敬語を使わなくても大丈夫ですよ♡」<br />
「ふぇぅぇっへへへへへへへへぇぇぇえっ♡　でもっ、でもぉぉっほほほほほほぉぉぉおっ♡」</p>
<p>「まあ、私の好みのようなものです。もしよろしければ」</p>
<p>くすぐられている最中というのは、脳の働きが嫌に鈍くなる。『くすぐったい』にリソースが割かれて、気の利いたことが言えなくなるもんだ。</p>
<p>「それでは、敬語がなくなるまでお足の裏をこちょこちょ洗いして差し上げますね♡」<br />
「にぎゃーーーーッ♡♡　ぬるぬるの指で足の裏はやばいですっでぇぇぇっへへへへへへへへへへへぅぁぁぁぁああああ～～～～～～～～ッ♡♡」</p>
<p>「ほら、なお様。け、い、ご♡」<br />
「それっ、それっ、ぐすぐる体裁が欲じがっだだけでしょぉぉぉおっほほほほほぉぉぉぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>10:30 エステ</p>
<p>「なお様、誠に残念なのですが、エステは私ではなく専門のスタッフが対応いたします」<br />
「だ、誰が担当したところで、どうせくすぐるんでしょ……！？」</p>
<p>「はい、もちろん♡」</p>
<p>エステベッドの上でダンゴムシのように身を縮こまらせている私に、ぬるぬるのオイルが塗りたくられる。</p>
<p>「んひゅぃぅぁあ背中ぁぁぁひゃっはははははははひゃぁぁあんっ♡　ちょっ、手つきいやらしっ♡　これっ、これエステじゃないでしょぉぉぉひょぅぉぉっ♡」</p>
<p>「こちょこちょには、血行促進やデトックス、自律神経の調整、ストレス解消など、さまざまな美容・健康効果があるんですよ？」<br />
「絶対うそだぁっひゃはっはははははははぁあんっ♡　っんぎゃーーッ、ぬるぬるが腋の下に入ってぎだぁぁぁっひゃっははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあああっ♡　あ゛ーーもーーお風呂のと同じぐすぐっださぁぁぁぁっひゃっはははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁああっ♡」</p>
<p>思考より先に言葉が出る。そして言って気付いた。ぬるぬるのボディソープと、ぬるぬるのオイルは、くすぐったさが似ている。肌に爪を立てても痛くならず、むしろ奥にある神経をそりそりと直接くすぐられているような、理不尽な刺激。</p>
<p>だけど、この人たちはそんな同じ刺激で満足してくれる気はさらさらないらしい。</p>
<p>「なお様、ここは水場ではありませんから、使える道具も増えるんですよ♡」</p>
<p>ましろさんの手に握られているのは、ヴヴヴと音を立て続ける機械。それは、見間違うことなく――。</p>
<p>「いやっ、いやいやいやいやッ！！？　<ruby>電マ<rt>それ</rt></ruby>はもぉくすぐりじゃな――！？　ああでもマッサージ器具だから一周回って正しいぃぃぃい！！？」</p>
<p>ましろさんはパニックに陥る私に馬乗りになって押さえつけながら、アソコに電動マッサージ器を押し当てた。そして、それと同時にエステティシャンさんが、私の両足の裏をくすぐり始める。</p>
<p>もしも、くすぐり責めにおける1番の弱点を足の裏とするなら、快楽責めにおける1番の弱点はクリトリスだ。そんなの、同時にされたら――。</p>
<p>「――っあ゛ーーーーっひゃっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁぁああッ♡♡♡　やばひッ♡♡♡　やばいやばいやばいやばいぃぃぃぃいひっひゃっははははははははははははははッ♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>「あらあら、あっという間にイッてしまわれましたね♡　でも、まだ施術は終わっておりませんので……♡」<br />
「ふぎゃぁぁっはっははははははははははははひゃはははははははっ♡♡♡　なにこれなにこれ何これ゛ぇぇぇっへへへへへへへへへへっ♡♡♡　イッだ後っ、神経変んんんんッ♡♡♡　くしゅぐっだすぎるぅぅぁっはっははははははははははぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>このホテルに来てからあっという間に、私はくすぐられるだけでイケるようになってしまった。それなのに、ここに来て当たり前に気持ちいい、電マ責めをプラス。1+1が3にも4にもなって、私をイカせてくる。</p>
<p>「っでいうが、まじろざんが普通に責めに加わっでるぅぅぅぁぁぁあっひゃっはははははははははははぁ゛ぁぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」<br />
「だって、私だって、なお様のこと気持ちよくして差し上げたいんですもん♡　だめですかぁ♡」</p>
<p>「今そのぶりっ子が通用するど思うな゛ぁぁぁっはっはははははははははははあひッ♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ひゃぁ゛ぁぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>ましろさんって、結構ずるいよな――そんなことをぼんやり考えながら、午前中はずっとエステで過ごしたのでしたとさ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>12:30 レストラン</p>
<p>「しょ、食事の時はくすぐらないんだね」<br />
「食べ物を粗末にしてはいけませんので」</p>
<p>「急に冷静じゃん……。で、でも安心した」<br />
「ほら、なお様。地元で養殖されているすっぽんの唐揚げですよ、あーん♡」</p>
<p>「そっ、そそそそそういうお世話は要らないからぁ！？　っていうか、すっぽん、牡蠣、レバー、山芋……ちょっと露骨すぎない？」<br />
「全てこの土地の名産です♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>13:30 ライブラリーラウンジ</p>
<p>「ちょっとした図書館みたいな所？　何だかすごい贅沢……」<br />
「本を読みながらゆったり過ごしたい方はたくさんいらっしゃるんですよ」</p>
<p>「へえ。いかがわしいホテルだから、こういう場所があるのは意外……あの、ましろさん？」<br />
「はい」</p>
<p>「何だか、本のラインナップがおかしくない？　『くすぐり奴隷調教日誌365日間』『私の初恋はあなたのくすぐったい指先』『擽獄 53巻』……」<br />
「ここにある蔵書はすべて、くすぐりエッチものです」</p>
<p>「そんなバカな話があるか――って、うぉっ♡　すご、表紙からもうこれ……♡　はぅぇ、ぇぇぇぇ……！？　こ、こんなことしちゃうの……！？」<br />
「それでは、再現して差し上げますね♡」</p>
<p>ましろさんは、本棚の前で棒立ちの私を抱きしめるように背後から手を伸ばして、薄手のワンピースの上からアソコをもにもにとくすぐり始めた。</p>
<p>「んひぅぁあっはっははははははひゅぉおっ♡　ちょっ、いきなりっ、そんなところぉぉぉっふふふふふおぉぉぉぉおおっ♡　たっ、頼んでなひぃぃっひひひひひひひひひぃぅ♡」<br />
「なお様が手に取られたのは、『私と後輩のこちょこちょ秘め事』ですか。女学園に通う主人公が、後輩の女の子に迫られて、人知れずこっそり情事にふける物語ですね。今ご覧になっているのは、学園の机の下で、後輩が主人公のアソコをカリカリくすぐってあげているシーンです」</p>
<p>「なにっ、なんで内容知ってるのぉぉっっほほほほほほぉぉぉおおっ♡　ちょほっ、アソコの盛り上がってるところカリカリしにゃいでぇぇっへへへへへへへへへへぇぇぇぇえっ♡」<br />
「有名作ですよ。主人公は、後輩にされるがまま。後輩の女の子、結構強引なんですよね。……なお様も、強引にされるのがお好きですかぁ♡　それも、年下の、女性にっ♡」</p>
<p>「こっ、これはたまたま手に取っただけだってぇぇっへへへへへへへへへへへひッ♡　あっ、だめっ♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡」</p>
<p>どうしてましろさんは、そんなにうれしそうにしているんだろう。</p>
<p>アソコをカリカリされて、あっという間にイカされてしまって。そんな私を、ましろさんは背後から抱えるようにして歩く。</p>
<p>「さぁ、お席に座ってください♡　<ruby>せ<rt>・</rt></ruby><ruby>ー<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>ぱ<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>っ♡」</p>
<p>この人ノリノリだなあ。</p>
<p>ラウンジに並べられた、読書用の椅子の一つに座らされる。そして足下にしゃがみ込んだましろさんが、私の膝を開かせて、ワンピースをめくって、下着の上から無防備なアソコを――。</p>
<p>「――んひゃぁぁぁぁああああああんっ♡♡♡」<br />
「せんぱーい、そんなに声を出してたら、周りにバレちゃいますよぉ？」</p>
<p>「そんなこと言われへもっ♡♡♡　アソコこちょこちょされへ我慢できるわけぇぇっへっひゃっはははははははははははぁひゃぁぁあああんっ♡♡♡」</p>
<p>というか、このホテルではそこかしこで女性客とスタッフがおっ始めてるから、バレるもへったくれもないんだよなあ。</p>
<p>そして、そんなことをされていたら、私の1番敏感な部分はあっという間に興奮してしまうわけで。</p>
<p>「せんぱい、クリトリスがくすぐってほしそうに、びんびんになってますよぉ♡」<br />
「ひぅ――♡　だめ、そんなところくしゅぐられたら――♡」</p>
<p>「こちょこちょこちょこちょーっ♡」<br />
「んひゃぅあひぇぉぁぁぁああっはっははははははははははははははははぁぁぁぁあっ♡♡♡　そこはくしゅぐるところじゃなひぃぃっひひひひひひひひひひひひひひぃぃぃいい♡♡♡」</p>
<p>「いーえ、せんぱい♡　クリトリスは立派な、くすぐったい部位なんですよぉ？　ほぉら、人差し指2本でこちょこちょこちょこちょーっ♡」</p>
<p>「ふぉほぉぉぉぉおおおおおおッ♡♡♡　ひはははははあはッ♡♡♡　何これくしゅぐっだひのと気持ぢいのが同時にやっでぎでぇぇぇぇっへっひゃっはははははははははははははははぁぁぁぁぁあッ♡♡♡」<br />
「そーれーでー、残った指で、アソコをくまなくこちょこちょこちょこちょー♡」</p>
<p>「っに゛ゃーーーーッ♡♡♡　アソコがくしゅぐったひので埋め尽くひゃれ――♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　んひゃははははははははぁ゛ぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>14:00 ミニシアター</p>
<p>「あの、<ruby>下<rt>・</rt></ruby>がスースーするんだけど……」<br />
「下着を濡らしてしまいましたからね。履いていては風邪を引いてしまわれるかもしれません」</p>
<p>「誰のせい……」<br />
「このホテルではよくあることですので、お気になさらず。下着は洗濯して、お帰りの際にはお渡しいたしますのでご安心ください。あ、上映始まりますよ」</p>
<p>そんな会話をしている私たちがいるのは、座席が20ちょっとしかない、本当に小さな映画館。</p>
<p>普段の私なら、『たまにはこういうのもいいなー』なんて思うかもしれない。だけど、今の私ははっきり言ってそんな風には思えない。</p>
<p>だって、<ruby>オ<rt>・</rt></ruby><ruby>チ<rt>・</rt></ruby>はもうすっかり読めてしまっていたから。</p>
<p>『――だめぇぇっへっへへへへへへへぇぇぇぇぇえええッ♡　腋の下ッ、わぎのしだくすぐっだひぃぃぃひっひゃっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああッ♡』</p>
<p>「って、やっぱりAVかい！　案の定くすぐりモノだし！？」<br />
「再現して差し上げ――」</p>
<p>「天丼いらないから！」</p>
<p>ましろさんが少し不満げに言うには、今回の上映は『くすぐり雌牛さんのこちょこちょ母乳生産記録』とか。何だそれはと思ったら、ましろさんは『有名作ですよ』と返した。そんなばかな。</p>
<p>『腋の下とおっぱいばっかりぃぃっひひひひひひひひひひぃぃぃぃいッ♡　指っ、指多いぃぃぃッ♡　そんな5人で腋の下とおっぱいくしゅぐられたら上半身壊れひゃぅぅぅぁ゛っはっははははははははははははははぁ゛ぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡』</p>
<p>だけど、母乳を生産するというコンセプトだからだろうか。大勢で女性の腋の下から胸にかけてをしつこくしつこくくすぐり続ける映像を見ていると、どうしても体がそわそわしてしまうもので。</p>
<p>横から、ましろさんがぽそっとささやいた。</p>
<p>「……再現、本当に要りませんか？」<br />
「ぅ」</p>
<p>「もう、遠慮されなくてもいいのに♡」</p>
<p>ワンピースがめくられて、ましろさんの手がお腹からするっと入ってくる。</p>
<p>「もう下は履いていませんし、上も取ってしまいましょうか。そのほうが、くすぐったくて気持ちいいですよ♡」<br />
「んひぅうっ♡　ふぉっ♡　わ、腋ぃ、ひゃぅぁっはっはははははははははははぁぁぁぁあっ♡」</p>
<p>「こうもこちょこちょ漬けだと、乳首もくすぐったいでしょう？」<br />
「んひゃははははははッ♡　なっ、どしてっ、乳首こんにゃにくすぐったいところじゃなかったのにぃぃひっひゃっははははははははははははははははぁぁぁぁあッ♡」</p>
<p>「ほぉら♡　親指で乳首をこちょこちょ♡　残った指で腋の下とお胸をこちょこちょ♡」<br />
「ふぁひぃっひひひひひゃはははははははははははははッ♡　上半身がくしゅぐったいので埋め尽くしゃれッ♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ひひゃはぅは～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>「このまま、母乳が出るまで続けましょうね♡」<br />
「でるわけなひッ♡♡♡　出るわけないぃぃっひひひひひひひゃははははははッ♡♡♡　こんなの、上半身が壊れ――♡♡♡　ひひひひひぅぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>16:00 ミュージアム</p>
<p>「ここは、さまざまな企業様が開発されている、くすぐりマシンやその資料が展示されています」<br />
「私の知らない世界だあ……」</p>
<p>「そしてこちらがつい先週から展示が始まりました、T社の最新機。その名も『超絶足裏こちょこちょ無限極楽昇天逃走不可必叫悶絶永久連続強制絶頂装置』です」<br />
「……なんて？」</p>
<p>「『超絶足裏こちょこちょ無限極楽昇天逃走不可必叫悶絶永久連続強制絶頂装置』です」<br />
「よくスラスラ言えるね」</p>
<p>椅子と呼ぶにはあまりにゴツい機械。座面があって、両足を前に投げ出す位置にごうごうと危険な音を鳴らし続ける大きな箱があった。いかにも、『この箱の中に足を突っ込んでください』という穴が二つ。</p>
<p>「それでは、早速使ってみましょうか」</p>
<p>「ちょ、押すな――！　そんな聞くだけでヤバそうな名前の機械、誰が使――あ゛ーもうこの人思ったより力が強い！？」<br />
「ホテルスタッフは肉体労働です！」</p>
<p>「言ってる場合か……！　あ゛ー！　ほら、座っちゃった！　座っちゃったじゃんんん！？」</p>
<p>座った瞬間に、椅子から拘束具がガチャン。そしてましろさんの抱える私の両足が、機械の箱穴にズボ。次の瞬間、両足を突っ込んだ機械の箱が、ぎゅいぎゅいとけたたましい音を上げ始めた。</p>
<p>じょりじょりじょりじょり！　ぞりぞりぞりぞり！</p>
<p>「ふぎゃーーっははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああッ♡♡♡　なにっ、何、何起こってるのッ♡♡♡　ぬるぬるで、じょりじょりでっ♡♡♡　何これなにごれな゛にごれ足の裏が死ぬほどくしゅぐっだはぁぁぁぁっはっはははははははははははははははぁ゛ーーーーッ♡♡♡」</p>
<p>金属でできた機械の箱の中で起きていることは、私には視認できない。</p>
<p>ましろさんが、私の足先のほうに回り込んだ。</p>
<p>「実は、こちらの面はガラス張りになっていて、ご利用者様のお足がはっきり見えるんですよ。なお様のお足の裏がどのようにくすぐったくされているか、僭越ながら私のほうから実況させていただきますね♡」<br />
「いらないッ♡♡♡　実況とかいらないがらこのぐすぐっだひの止めでぇぇぇっへへへへへへへへへへへへッ♡♡♡」</p>
<p>「さて、なお様のお足の裏は今どうなって――う゛わっ」<br />
「『うわっ』っで何ッ♡♡♡　何ッ、なにっ、中で何が起きでるのぉぉぉぁぁっはっははははははははははははははははひゃぁ゛ぅぁ゛はっはははははははははははははははぁ゛♡♡♡」</p>
<p>「あー、ええと。……気持ちよさそうで何よりです、なお様♡」<br />
「ごまかされるど思うな゛ぁぁぁっはっははははははははははははははははぁぁぁぁあッ♡♡♡」</p>
<p>ぬるぬるぬるぬる！　じょりじょりじょりじょり！　にゅるにゅるにゅるにゅる！　ぞりぞりぞりぞり！</p>
<p>「っっっぎゃーーーーーーーーッ♡♡♡　ふぎゃははははははぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>21:00</p>
<p>「も、もぉ無理、寝る……」<br />
「あらあら、お食事の後にもうお休みですか？　夜にも愉しめる施設はたくさんありますよ？　ナイトプールに、バーに。ビーチに出るだけでも星空がきれいですのに」</p>
<p>「無理ぃ、眠いぃ……」<br />
「……なるほど、分かりました」</p>
<p>朝からずっとくすぐられ、イカされっぱなし。そもそも今日は浮き足だって始発から行動していたわけで。私はもう限界だった。</p>
<p>私の様子を見て、さすがにましろさんも無茶だと思ったのだろう。納得してくれた。</p>
<p>……わけではなかった。</p>
<p>「では、ベッドに失礼いたしますね」<br />
「なんでっ！？」</p>
<p>するすると服を脱いでベッドに入り込んで添い寝してくるましろさんに、私は心臓を吐き出すところだった。お風呂とかでましろさんの裸は見たけれど、寝床に入ってくるのは何だか話のレベルが違う！？</p>
<p>「ふふ♡」</p>
<p>キスができそうな距離で微笑むましろさん。そのかわいらしい表情にどぎまぎしていると、突然下腹部にくすぐったさがやってくるのだ。</p>
<p>「ふひゃぅぁっははははははぁぁぁあっ♡　なんッ♡　今日はもぉ寝るってぇぇっへへへへへへへへぅぁぁぁあ♡」<br />
「当ホテルでは、お客様をこうやって寝かし付けて差し上げるのが決まりなんですよ♡」</p>
<p>寝かし付ける――その言葉にふさわしく、確かにお腹をくすぐる手つきは優しいかもしれない。だけどそもそも、体をくすぐられて眠れるわけがないでしょうが！</p>
<p>「こんなことしてたら、ましろさんの休む暇なんひぇっへへへへへぇぇっ♡」<br />
「お気遣いありがとうございます。それでは、なお様が早くお眠りになれば私も休憩時間が増えますので、少し<ruby>強<rt>・</rt></ruby><ruby>め<rt>・</rt></ruby><ruby>に<rt>・</rt></ruby>寝かしつけて差し上げますね♡」</p>
<p>そういうことじゃない！　言う暇もなかった。</p>
<p>ましろさんはすすりと私の足下に潜り込む。そして、私の脚を無理やりM字に曲げさせて、足の裏に爪を立てながら、すっかりノーパンになって無防備なクリトリスを。</p>
<p>「ぺろっ♡」<br />
「ひゃぅぁぁぁあああんっ♡♡♡」</p>
<p>「ぺろぺろぺろぉっ、ちゅっ、ちゅるるるるっ♡」<br />
「ふぉっほほほほぁっひゃははははははははぁぁぁぁあッ♡♡♡　やばひっ、それやばいやばいやばひぃぃっひっひゃっははははははははぁぁぁぁぁあッ♡♡♡」</p>
<p>足の裏とクリトリスの同時責め。確か、午前中エステに行った時も、同じことをされたっけ。</p>
<p>だけど、ましろさんの手つきや舌遣いは、電マよりもずっとねちっこくて、じっとりとした湿度を感じさせて、何かが胸の奥からこみ上げていくのを感じる。</p>
<p>「んひゃぁぅぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>「ちゅるるるるるっ、ぺろぺろぺろぉっ♡　こちょこちょ、かりかりかりかりっ♡」<br />
「イッだあどは敏感になっひぇるからだめぇぇっへっへへへへへへへへぅぇぇぇえッ♡♡♡　ひひゃはぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>そうやって足の裏とクリトリスで何度もイカされ続けると、こんなにもくすぐったくて気持ちいいのに、だんだんとまぶたが重くなっていくものらしい。</p>
<p>薄れゆく意識の中で思うのだった。</p>
<p>――これ、眠ってるんじゃなくて、気絶じゃね？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>2日目<br />
8:00 レストラン</p>
<p>「これは、体が持たない」</p>
<p>私がぽつりとそう言うと、隣に座って『あーん』させようとしてくるましろさんが、首をかしげた。この人、昨日一緒のベッドに入ったはずなのに、いつの間にかバッチリ身支度を調えて私の寝起きまでサポートしてくれている。</p>
<p>「お体が優れませんか？」<br />
「いや、そういうわけではなく。……というか、昨日あんなにくすぐりイカされて、どうして私の体はこんな元気なんだ」</p>
<p>精のつく食事のおかげか、ましろさんのお世話があまりに手厚いおかげか、体はすっきり爽快だった。</p>
<p>でも問題は体力じゃない。くすぐったさの余韻が抜けず、全身のぞくぞくが収まらないのだ。神経が何かしらのエラーを起こしている。このままくすぐられたら、体が爆発してしまうかもしれない。</p>
<p>でも、ましろさんって結構強引なんだよなぁ。何が何でも私のことをくすぐろうとしてくる――そう思っていたからこそ、ましろさんの次の言葉はとても意外だった。</p>
<p>「それでは、午前中はゆっくりとお体を休めましょうか」<br />
「いいの？」</p>
<p>「もちろん。何もせずのんびりとしたお時間を過ごすのも、こういった場所の醍醐味です」</p>
<p>私はほっとした。まさかましろさんが、こんなにも話の通じる人だったなんて。そう思うと、何だか気分が軽くなる。私は朝食をあっという間に平らげてしまった。</p>
<p>「ああ、ご移動の前に。こちらのお薬をお飲みください」</p>
<p>食後に手渡されたのは、醤油が入ってそうな小袋。確か喉を保護する薬だったか。</p>
<p>「……休憩なら要らないんじゃ」<br />
「申し訳ありません。当ホテルの規則ですので」</p>
<p>私は渋々と中の液体を飲み込む。この薬、どろっとしてて飲み心地悪いんだよなあ。</p>
<p>ふと思った。……この体の頑丈さ、もしかしてこの薬、何かヤバいの入ってないだろうな？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>9:00 ビーチ</p>
<p>私は貸し出されたビキニを着て、浜辺の大きなビーチチェアに身を預けていた。このビーチチェアすごい。めちゃくちゃ大きくて、まるでベッドみたい。</p>
<p>「なお様、こちらはフルーツカクテルです」<br />
「ああー……。ましろさん、ありがとー……」</p>
<p>特に何をするでもなく、ただ寄せては引いていく波の音に耳を傾ける。なるほど、これは贅沢だ。</p>
<p>散々くすぐられてきたから、平穏が恋しくなっているのかもしれない。</p>
<p>「それでは、私も失礼いたします」<br />
「へぅえッ！？」</p>
<p>いつの間にか水着を着ていたましろさんが、するりとビーチチェアに乗り込んでくる。添い寝――しまった、このビーチチェアがやたら大きいのは、このためだったのか！</p>
<p>そして、柔らかな手のひらが私のお腹をさわり。</p>
<p>「けっ、結局くすぐるのぉ！？」</p>
<p>私は反射的に飛び起きた。『体を休めましょう』なんて言いながら、くすぐってくるのはあんまりじゃないか。</p>
<p>だけど、ましろさんは動じない。むしろ、私のことを優しく諭すように、お腹を優しくなで続けるのだ。</p>
<p>「ご安心ください、なお様。今は体を休める時間、私も重々承知しております」<br />
「そっ、そんなこと言われても、こんなことされたら、あふ……っ♡」</p>
<p>すり、すりすり、すりすりすり。</p>
<p>今までのましろさんの手つきは、あんなにも『笑いイカせてやろう』という湿度に満ち満ちていたのに。お腹にやってくるくすぐったさは、まるで羽根になでられるように、さらさらしていて優しい。</p>
<p>「んひぅ……♡　ひゃっ、ぁ……♡　ぁぁ……♡」<br />
「お嫌ですか？」</p>
<p>「ぅぅぅ……。ましろさんって、意地悪だよね……！　んくぅぁぁ……♡」</p>
<p>くすぐりって、こんなにも心地よいものになるんだと感心する。神経が鼻歌をさえずっているみたいだ。それならそうと、昨日からしてほしかったところだけど。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だけど、心地よいくすぐりリラクゼーションに、次第に異変が起きる。</p>
<p>「ん……♡　ふっ、ぅ、ぅぅ……♡　ぅー……」</p>
<p>きゅうきゅうに硬くなる乳首、ビキニに浮き上がりそうなぐらい勃起したクリトリス。うずく子宮。私は無意識のうちに、自分の脚の付け根に手を伸ばしていた。</p>
<p>そのことに気付いたのは、ましろさんが私の手首をつかんでからのことだった。</p>
<p>「んぇ……？　ぁ、ぅ……♡」<br />
「今は、私にお任せください。なお様……♡」</p>
<p>ましろさんはそう言って、私の腕を体の横に戻して、また私の体を優しくくすぐり回し始めてしまう。</p>
<p>「んくっ、ふぁぁ……♡　あ、あの、ましろ、さぁん……♡　その、足の裏、も……♡」<br />
「ええ、もちろん。たっぷり癒やされてください」</p>
<p>「んひゃぁぅぁぁ……♡　くすぐったっ、でもぉ、これっ、これぇ……っ♡」</p>
<p>足りない。ましろさんに足の裏をくすぐられたら、私は1分もたたずにイッてしまうはずなのに。さらさらとした優しいくすぐり方は、私の興奮を絶頂の一歩手前で止めてしまう。</p>
<p>優しくて、心地よくて。体も、神経も、間違いなくリラックスしている。それなのに、どうしてこんなにも満たされないのだろう。</p>
<p>「なお様。今度はお胸をこちょこちょしましょうか？　それともアソコがよろしいでしょうか？」<br />
「んぁっ、ぁ……♡　どっちも、一緒にぃ……んふぁっ♡　ぁっ、あっぁっあはっ……♡　ぁぅぅぁ、あっ、やさしっ、優しすぎて、いけ、な……♡　んぅぅぅ……♡」</p>
<p>「ふふふ……♡」</p>
<p>ゆったりとした、それなのに不思議と背筋が焦げ付くような時間が過ぎていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>12:30 レストラン</p>
<p>「なお様、Q県特産のグレープフルーツのゼリーです。あーん♡」<br />
「ふぁぅ、ぁ……♡　ん、ぅー……♡」</p>
<p>頭がぼうっとする。ましろさんがスプーンを『あーん』してきても、私はツッコミを入れることもできず、されるがまま。</p>
<p>「なお様、午後はどうお過ごしされますか？」</p>
<p>食事が終わると、ましろさんがそう問うた。その質問は、あまりにも白々しかった。</p>
<p>ああだめ、私、言うな、言うな、言うな――私の頭の片隅に残る理性がそう言うけれど、私の体はもう、あまりにも限界だった。</p>
<p>「もぉ、何でも、いい……♡　思いっきり、こちょこちょされたいぃ……♡」<br />
「……かしこまりました♡」</p>
<p>そのとき、ましろさんがニヤリと笑ったのを、私は見逃さなかった。</p>
<p>あー、私、まんまとハメられちゃったんだ。</p>
<p>だけど、もう抵抗する気力がない。私は手を引かれて、ホテルの1番奥へと向かうのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>13:30 ホテルの1番奥にある狭い部屋</p>
<p>ここは、ホテルの他のどの部屋とも、雰囲気が違っていた。</p>
<p>他の部屋と同じくおしゃれできれいな調度品がちりばめられているけれど、窓が一つもない。心地よい波の音ではない、ごうごうとうなる通気口の音が、この部屋の本質であるように感じられた。</p>
<p>「ここは『特別こちょこちょ連続強制絶頂処置室』です」</p>
<p>このホテル、ちょいちょい変なネーミングがあるな――ぼうっとした私は、もうそんな軽口をたたく余裕もなかった。</p>
<p>「ここで行われるのは、<ruby>単<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby>くすぐり。温泉で体を洗うわけでもなく、エステでもなく、本や映像の再現プレイでもなく、機械の試用でもなく、寝かし付けられるわけでもない。本当に本当に、<ruby>単<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby>くすぐりです――♡」<br />
「ぅぁ、ぁ、ぁぁ……♡」</p>
<p>私は部屋の中央で拘束されていた。ビニールの張られたベッドの上で、両手両足を大きく開いて、手首と足首には革の拘束具。私のことを、ましろさんだけではない、たくさんの女性スタッフさんたちた取り囲んでいる。</p>
<p>ここで行われるのは、体裁すら失った、<ruby>単<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby>くすぐり責め。それがどれだけ率直で、そして強烈かは、この空気を感じれば容易に察せられた。呼吸が浅くなる、心臓が高鳴る。</p>
<p>「それではなお様、たーっぷり、こちょこちょをお愉しみください♡」</p>
<p>その瞬間、私を取り囲むスタッフさんたちが、私の全身に指を這わせ始めたのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああッ♡♡♡♡♡　ぁ゛あ――！！！！？　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>私はさっきまで散々焦らされ続けたせいで、くすぐられたくてくすぐられたくて仕方なかった。それは、確固たる事実だったはず。</p>
<p>だけど、腋の下、お腹、背中、腰、太もも、膝、ふくらはぎ、そして足の裏、さらには胸やアソコまで――全身にやってくるくすぐったさは、私の望みをあまりに超えたものだった。</p>
<p>「ぁ゛ぁぁぁあっはっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡♡　な゛にごれッ♡♡♡♡♡　なにこれなにこれくずぐっだすぎぃぃぃぃぅぁぁ゛ぁぁあああっはっはっはははははははははははははははぁ゛ぁぁぁあああああああああッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>宿泊を始める当初、ましろさんが言った。どうやら私は、こちょこちょされると力が抜けてしまうタイプらしい。だけど、今のくすぐったさは私の理想の遙か向こうにあった。完全に許容量を超えた私の体は、私の意思を無視して全力で暴れ出す。しかし、手足をぎちりと捕らえる拘束具が、抵抗を許さない。</p>
<p>「ひぃ゛ぅぁ゛っひゃっははははははははははははッ♡♡♡♡♡　だめ、だめっ、だめぇッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぃ゛ひぅぁあ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>私はあっという間にイッてしまう。どうやら、くすぐりイキというものの強さは、くすぐったさに比例するものらしい。くすぐったければくすぐったいほど、激しくイク。この絶頂は、あまりのくすぐったさに、脳の中がバチバチとショートを起こしているかのようだった。</p>
<p>そして、私の半生最大の絶頂を迎えてもなお、くすぐり責めは止まらない。</p>
<p>「ひひゃははははははははぁ゛ぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　助げッ、こぇ゛、いぐの止まらな゛――♡♡♡♡♡　ぃ゛ひひひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>絶頂、絶頂、絶頂。イケばイクほど、体は敏感になる。体が敏感になれば、くすぐったくなり、絶頂がもっと強くなる。私の半生最大の絶頂を気軽に更新されるさなか、私の最大の弱点である足の裏をくすぐっていたましろさんが笑った。</p>
<p>「なお様の弱点はもう、ぜんぶぜーんぶ知っていますよ♡　ほぉら、足の裏は爪でかりかり♡」<br />
「んゃ゛ぁぅぁああっひゃっはははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁあッ♡♡♡♡♡　指の付け根ばっがりだめぇ゛ぇっへっへへへへへぅぇへへへぁ゛ぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っぁ゛ぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「アソコもお好きでしたね♡　クリトリスを人差し指でこちょこちょしながら、残った指でアソコ全体をわしゃわしゃーって♡」<br />
「ぅひゃぉあぇぅぉぁゃっははははははぁぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ちょぉ゛ぉ゛ぉおッ♡♡♡♡♡　まじろざん、そんな゛の゛みんな゛に教えないでよぉぉぁっひゃはっははははははははぁ゛ぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「3番目は、お胸でしょうか？　乳首の先っぽをすりすりしながら、腋の下から胸の付け根までをすりすりすりすりっ♡」<br />
「んひゅぉ゛ぉぉっひひひひひひひひひひひぃぃぃぃいいッ♡♡♡♡♡　りゃめっ、全身くしゅぐっひゃッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひっひゃっははははははははぁ゛ぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>ましろさんが担当している足の裏だけじゃない。他のスタッフさんたちがいるアソコも、胸も、他のあらゆる部位も、くすぐり責めがどんどん最適化されていく。くすぐったさが強くなって、絶頂がどんどん激しく、間隔も短くなっていく。</p>
<p>「や゛めでぇぇぇっへっへへへへへへへへへへぅぇぇぇっへへへへへぇぇぇぇえッ♡♡♡♡♡　えぐ、ひぐ――ッ♡♡♡♡♡　　これっだめっ、やだっ、やだぁぁぁぁっひゃっははははははははははははははッ♡♡♡♡♡　ぁ゛っははははははははははははぁ゛ぁぁ゛ぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「ああ、素敵ですよ、なお様。本っ当にくすぐったそうで、気持ちよさそうなお顔……♡」</p>
<p>私はいつの間にか、笑い泣きながら『やめて』『やだ』と懇願していた。</p>
<p>嫌よ嫌よも好きのうちとはよく言ったもので、確かに今までは、何だかんだでくすぐられることに悦びを抱いていた部分があったかもしれない。だけど今の私の言葉は、心の底からの拒絶だった。本当に、もうコンマ1秒たりともくすぐったくされたくなかった。</p>
<p>それでも、ましろさんも、他のスタッフさんも、くすぐり責めをやめてくれないんだ。</p>
<p>「どぉしでッ♡♡♡♡♡　どおじでやめでぐれないのぉ゛ぉぉぉぁ゛ぁぁっはははははははははははははははぁぁぁぁぁぁあッ♡♡♡♡♡　ぁはっ、ぁははははははははははッ♡♡♡♡♡　あぁ゛っはっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁああッ♡♡♡♡♡」<br />
「だって、こんなにも気持ちよさそうなんですもの。やめたらもったいないじゃないですかぁ……♡」</p>
<p>「そんなっ、そんな゛ぁぁぁぁぁっひゃっはっははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあッ♡♡♡♡♡　ぁははははははぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>『くすぐって』なんて言うんじゃなかった、最初に宿泊をキャンセルしていればよかった、そもそもこんなホテルに来るべきじゃなかった！　そんな黒い感情が胸を焦がすのは、ほんの一瞬だけ。</p>
<p>後悔はあっという間に全部くすぐったさに溶けて、残るは快感のみ。</p>
<p>「ぁ゛はッ♡♡♡♡♡　ぁ゛っははははははははひゃははははははぁぁぁぁぁあッ♡♡♡♡♡　ぁ゛ーーーーッ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「ふふ、とっても愉しんでいらっしゃいますね。なお様、気持ちいいですか？」</p>
<p>「ぇへっ、でへへへっへへへへへへへぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇえっ♡♡♡♡♡　きもぢっ、きもぢぃぃぃっひひひひひひひひひぃぃぃぃいいッ♡♡♡♡♡　くすぐっだぐでぎもぢぃぃぃぃっひっひゃっははははははははははははぁ゛ぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>余計なことを考えなくなった脳というのは、びっくりするぐらい素直だ。快をそのまま快と受け取って、いくらでも貪ろうとする。すっかり力を失った筋肉は一切の抵抗なく、くすぐったさを減衰させることなく全身に伝えていく。</p>
<p>それが続く。何も考えず、ただくすぐられイキ続けること、何十分も、何時間も。ああ、本当に至福の時間。このままいくらでもくすぐられたいと思ってしまうのは、ランナーズハイというやつだろうか。</p>
<p>それでも、私の体力というのは決して無限ではなかった。</p>
<p>「なお様、もうお疲れですか……？」<br />
「ぁはっ、あっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁ……♡♡♡♡♡　ぁぉ゛、お゛ー……♡♡♡♡♡　あはははははははははははぉ゛ぉぉお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡」</p>
<p>「……残念ながら、なお様を気持ちよくさせていただくのは、ひとまずこれで最後になりそうですね」<br />
「ぉ゛お……♡♡♡♡♡　ぉぁっひゃっはははははははははははぁ゛ぁぁぁ……♡♡♡♡♡　ぁ゛ー……♡♡♡♡♡」</p>
<p>「せめてどうか、最後は思いっきりおイキください……」<br />
「ぃひぃぃぃい――♡♡♡♡♡　ぁ゛ッ、くしゅぐっだひの、強く――♡♡♡♡♡　いひひゃはははははははは――ッ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあああ――ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「ほら、イッて――♡」<br />
「――ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛はははははははははッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>大きな大きな絶頂。痙攣、明滅、悲鳴、潮吹き。それは体力とか、体液とか、酸素とか、感情とか、体にあるものを全部全部吐き出すかのよう。</p>
<p>それが何十秒か、何百秒か続いて。</p>
<p>そして私は、いつの間にか気絶していたのだった――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>3日目<br />
8:00 フロント</p>
<p>私は荷物をまとめて、送迎のバスを待つ。そこかしこから女性の笑い声が聞こえて、少し落ち着かない。</p>
<p>ましろさんは少し不満げな表情で、私の荷物を持ってくれていた。</p>
<p>「チェックアウトのお時間までまだ何時間かございますが、本当によろしいので？」<br />
「もー十分！　もう一生分くすぐられたよ！」</p>
<p>「朝食をあんなにがっついてらしたから、てっきりギリギリまで愉しまれるのかと」<br />
「お腹空いてただけだから！　昨日気絶して、気付いたら朝だよ！？」</p>
<p>このホテルのチェックアウトは10時だか、11時だか。そのギリギリまでの時間まで、たっぷりくすぐられるお客さんは多いらしい。そんなことしてられるか！</p>
<p>だけど、私が手をぱたぱた振ってこれ以上の滞在を断ると、ましろさんは顔をずいと近づけてくるんだ。</p>
<p>「それにしても、『一生分くすぐられた』……ですか」<br />
「な、何ですか……」</p>
<p>「今後の人生で、こちょこちょはもう不要ですか？」<br />
「ぅ――」</p>
<p>それは、質問と呼ぶにはあまりに確信めいていた。ましろさんの微笑みを見るだけで、くすぐったさがつま先から脳天までをぞくぞくと駆け巡っていく。</p>
<p>「……年1回くらいなら、頑張れば、うーん」</p>
<p>私が自分の給料とホテルの宿泊費を計算し始めたところで、ましろさんはくすりと笑った。</p>
<p>「ぜひ、またお越しください。なお様には、当ホテルの施設をまだ半分もご利用いただいておりませんから」<br />
「ここ、まだ何かあるのぉ！？」</p>
<p>「ああ、あとよろしければ、私の名前を覚えておいてください。2回目以降のご利用では、お世話させていただくスタッフを指名できますので」<br />
「そんなこと言われなくても、もう一生、ましろさんのこと忘れるはずないよ」</p>
<p>私が何の気なしにそう言った瞬間、ましろさんがうれしそうな顔をした気がした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ましろさんと別れ、送迎バスに乗り込むと、だんだんと現実感がやってくる。</p>
<p>現実感――確かに、あのリゾートホテルは夢のようだった。うっとりとするような夢ではない、あまりに激しく、甘い夢。だけど、その感覚は現実に戻りゆく私の全身に、今もなお残り続けている。</p>
<p>まさか、福引きでこんなことになるなんてね。一生分の運を使い果たしたかどうかは分からないけれど、私は今回の一件で確かに、人生が変わる出来事に出会ったらしい。</p>
<p>「あー、そう言えば……」</p>
<p>一連の出来事を振り返っていると、ふと思い出す会話があった。</p>
<p>『どんな所だったか教えてくださいねー！』</p>
<p>ここに来る前、リゾートホテルというものに憧れを抱いていた後輩が言ったことだ。私はこのホテルのことを教えてやるべきなのだろうか？　私の数々の痴態を？</p>
<p>「……ないな」</p>
<p>私は首を横に振るのだった。</p>
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		<title>淫魔国入口にて。女体化スパイが甘サドサキュバスたちのW性器くすぐり尋問で男性としても女性としても堕とされる</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 16 Apr 2026 15:00:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
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					<description><![CDATA[スパイとしてサキュバスの国に潜入しようとした"クリス"が、その入り口であっけなく堕とされてしまうお話。潜入のために女体化の魔術を施された彼（彼女？）でしたが、入国審査だとかでまだ慣れない敏感な全身＋おまんこをこちょこちょ。術が解けた後も、やっぱり敏感な全身＋おちんちんをこちょこちょ。女体と男体の両方でくすぐり責めを受けて蕩かされた彼は、サキュバスたちの性奴隷――通称『淫魔たちの恋人』として無事に、そして永遠に、かの国に滞在することとなったのでした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ<br />
</strong>スパイとしてサキュバスの国に潜入しようとした&#8221;クリス&#8221;が、その入り口であっけなく堕とされてしまうお話。潜入のために女体化の魔術を施された彼（彼女？）でしたが、入国審査だとかでまだ慣れない敏感な全身＋おまんこをこちょこちょ。術が解けた後も、やっぱり敏感な全身＋おちんちんをこちょこちょ。女体と男体の両方でくすぐり責めを受けて蕩かされた彼は、サキュバスたちの性奴隷――通称『淫魔たちの恋人』として無事に、そして永遠に、かの国に滞在することとなったのでした。<strong><br />
</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">※この作品は、<strong>Skeb</strong>で頂いた有償リクエストの作品です。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>人間が決して立ち入れない国がある。ひとたび潜り込めば、2度と出ることはできないらしい。</p>
<p>しかもそれが魔族の国となれば、人の国々は放っておくわけにいかない。『魔族共は、我々の見えないところで何をやっている』『奴らは火薬を製造している。あそこは硝石の産地ぞ』『50年来平和だった、人と魔族の関係がついに壊れる』――そんなうわさがまかり通れば、密偵を送ろうという発想に至るのは当然のことだ。</p>
<p>しかし、ここで問題がある。閉鎖的な国にも、外交という概念は存在する。すると、多くの国々は眉をひそめるのだ。</p>
<p>――どうして、かの国の外交官は女性しかいないのだ？</p>
<p>それだけじゃない。指導者たる王、貴族、騎士、従者まで、表に出てくる者はただ1人の例外もなく、全員が美しい女性魔族。多くの推測はこうだった。つまり、かの国では女性の地位が著しく高いのではないか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……だからって、わざわざ女体化の術をかけるなんて」</p>
<p>僕――XXXXは、胸にたまった息を全部吐き出しながら、街道のそばを流れる小川の水面を慎重に眺める。</p>
<p>長い銀髪、丸い目、小さい唇。きゃしゃな体にまとうのは<ruby>商人の服<rt>ロングガウン</rt></ruby>。……うん、どこからどう見ても、僕は<ruby>女<rt>・</rt></ruby><ruby>性<rt>・</rt></ruby>だ。当初とあまり見た目が変わっていないような気がしないでもないけれど、ちゃんと女性と思って見れば、うん。</p>
<p>「まったく、女体化っていうのはひどい魔術だよ。効果があまりない癖に、体が捻じ切れるように痛むんだから」</p>
<p>つまり、こうだ。人間が潜り込もうものなら2度と出られないとまで言われた物騒な国に、僕はわざわざ<ruby>性<rt>・</rt></ruby><ruby>別<rt>・</rt></ruby><ruby>を<rt>・</rt></ruby><ruby>変<rt>・</rt></ruby><ruby>え<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby>まで潜り込もうとしている。だって仕方ないだろう？　それが<ruby>密<rt>・</rt></ruby><ruby>偵<rt>・</rt></ruby>たる僕の任務なのだから。</p>
<p>どこからどう見ても絶望的な状況。もしかしたら、死ぬかもしれない。</p>
<p>「……今さらか」</p>
<p>僕は孤児だった。国に拾われ、密偵として訓練を施された。罵声の雪崩を浴びせられ、気まぐれにムチでたたかれる毎日を送っていた。</p>
<p>訓練から逃げ出そうとした同輩は、見せしめに僕たちの前で殺された。訓練に付いていけなかった能力の低い同輩は、いつの間にかいなくなっていた。訓練を完璧にこなした優秀な同輩も、どこかの国に送り込まれて、そのまま帰ってはこなかった。</p>
<p>そう、死を恐れるなんて、本当に今さらだ。たまたま今日まで生き延びた、たまたま死ぬ日が決定した、それだけだ。</p>
<p>「あー、あー……。<ruby>私<rt>・</rt></ruby>、そう、<ruby>僕<rt>・</rt></ruby>じゃない。私、わたし……」</p>
<p>いつもより少し高い、女性の声がまだ慣れない。声は高くなるくせに、元々低い身長は、さらに低くなってしまった。</p>
<p>僕は発声の練習をしてから、川辺から立ち上がり街道の先を見る。もう少し歩けば、件の魔族の国か。</p>
<p>行こう。選択する権利を持たない僕たちは、どこで死ぬかの違いしか持たない――もはや覚悟ですらない、諦観が、僕の脚をよどみなく動かしていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――というわけで、私たちの商会と今後良い関係を結ぶことができたらと思いまして、こうして赴いた次第です」</p>
<p>「ふぅん、人間の商人ねえ……」<br />
「人間の商人、ですかー……」</p>
<p>城門。僕は衛兵の前で、あらかじめ準備しておいた適当な言葉を滞りなく出力していた。</p>
<p>城壁に囲まれた都市国家を一見した僕の感想は、率直に言って『大したことない』だった。本国帝都の大きさと比較すればはるかに及ばず、せいぜい3番目か4番目の都市程度。城門がたった一つしかない点は、防衛という点では強固に聞こえるが、城門は小さく、城壁も低く、せいぜい2階建て程度。威圧感のかけらもない。</p>
<p>そして、都市を守る衛兵も少ない。たった2人の女性魔族が、城門に近づく僕の前に立ち塞がったのだ。</p>
<p>「人間の商人が来るのっていつ以来だっけ？」<br />
「さあー。以前はそれなりに来てたと思いますけど、今はさっぱりですねー」</p>
<p>「まあ、うちはお金ないからね。トクサンヒン？とかも特にないし」<br />
「というより、そもそも人間自体がほとんど来ませんねー」</p>
<p>僕をよそに世間話を始める女性魔族たちを観察する。</p>
<p>1人は、つり目に短い赤髪、砕けた口調で話す。そしてもう1人は、垂れ目に長い青髪、間延びした敬語で話す。</p>
<p>2人に共通しているのは、背中にこうもりのような羽根を生やしていること。背後から黒いやじりのような尻尾を伸ばしていること。側頭部に2本のねじれた角を持つこと。そして力強さとは縁遠い体付きをしていること。肩幅は狭く、腰は細く、しかし胸や尻はあまりに大きい。背もあまり高くないけれど、女体化した僕の背丈よりは高い。</p>
<p>そんな彼女たちは、剣も槍も持たず、申し訳程度に薄い鎧をまとっている。衛兵という言葉がまるで似合わない姿。城壁の貧相さも相まって、国を守る気があるのか疑わしい。</p>
<p>「ところで、君の名前は？」<br />
「&#8221;クリス&#8221;と申します」</p>
<p>僕は、あらかじめ決めておいた名前を伝えた。</p>
<p>2人の魔族たちが、僕の全身を観察する。上から下へ、下から上へ。虫が這うような視線に、身震いしたくなる。すると、魔族たちはまるで示し合わせたように、同時に笑うのだ。</p>
<p>「ねえクリスちゃん。うちって、ニューコクシンサっていうのがあるんだよねえ」<br />
「……入国審査、ですか」</p>
<p>「そーそー。ちょっと、あっちに来て欲しいんですけど、いいですかー？」<br />
「…………」</p>
<p>僕は、笑顔を浮かべた自分の頬が緊張するのを自覚した。</p>
<p>こんな気の抜けた衛兵たちがいるせいで忘れてしまいそうだけど、ここは人間が潜り込もうものなら2度と出られないとまで言われた物騒な国だ。『はいどうぞ』ですんなり通してくれるほど甘いわけがない。</p>
<p>僕に与えられた選択肢は、そう多くはなかった。ここで『それならいいです』と言って帰りでもしたら、帰国したその日のうちに首をはねられるだろう。</p>
<p>「……分かりました」</p>
<p>「やたっ♡」<br />
「わーい♡」</p>
<p>2人の魔族たちが、あからさまに明るく笑う。随分とうれしそうだな――僕はその違和感に気付きはしたものの、正体までを見定めることはできず、彼女たちに両手を引っ張られて歩いて行くのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕は当初、何か詰問でもされるのかと思っていた。もしかしたら、拷問めいたことをされるのかもしれない。とても友好とは程遠い態度は、しかし僕の故郷である帝国をはじめ、人間の国であれば珍しくない。</p>
<p>そしてある意味で、その予想は当たっていたと思った。</p>
<p>「この部屋、は……」</p>
<p>城門くぐって街に出ること能わず、城壁の内部に通じる道を行く。1番近くの扉を通り過ぎて、二つ目の扉を開いた先。その狭い部屋の光景に僕は絶句した。</p>
<p>分厚く冷たい石壁に囲まれた部屋を埋め尽くすのは、実に多種多様な拘束台。</p>
<p>その一つ一つに、瞬間的に、自分が縛り付けられて処刑される光景が浮かび上がる――頭を前に差し出すようなあの首かせは、まるでギロチン台のよう。天井近くには、宙吊りにうってつけの梁がある、括られるのは首か。大の字に寝たらちょうど手首と足首の位置に枷がある台座は、人体解剖にでも使うのだろうか。</p>
<p>……顔面がサッと冷たくなる心地がした。</p>
<p>「ごごごっ、ごめんねー！　何か物騒な部屋でさあっ！？」<br />
「だだ、大丈夫ですよ－。別に何か痛いことするわけじゃないですからー」</p>
<p>その慌てるような言動は、どうにも噓偽りのなさそうなもので、自分たちでこの部屋に招き入れたにしてはどうにも不釣り合いなものだ。</p>
<p>確かによく見れば、部屋には数々の拘束台が鎮座しているものの、赤黒い血の染みは一滴も見られない。どちらかと言うと、<ruby>透<rt>・</rt></ruby><ruby>明<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>液<rt>・</rt></ruby><ruby>体<rt>・</rt></ruby>が染み込んだ痕……？　それも、全ての拘束台にだ。</p>
<p>ここは一体何だ？　僕の緊張は拭えない。</p>
<p>「それで、ここで何を？」</p>
<p>僕は努めて冷静に問うた。すると、2人の魔族たちは笑うのだ。</p>
<p>「脱いで♡　全部♡」<br />
「っ」</p>
<p>「入国審査、ですよー♡」<br />
「……分かりました」</p>
<p>何としてでもこの国に入らなければならない僕には、拒否権がない。僕は自分の指が意思に反して少し震えているのを自覚しながら、<ruby>商人の服<rt>ロングガウン</rt>を脱いだ。そして下着を脱ぎ、靴すらも脱ぎ捨てる。</ruby></p>
<p>「うーん、いいね♡　小っちゃいお胸もかわいーなあ♡」<br />
「アソコもつるつるぷにぷにー♡　年相応って感じですねー♡」</p>
<p>僕は無意識のうちに内股になりながら、片手で胸を、もう片手で脚の付け根を隠していた。</p>
<p>性転換したこの体は、本来の自分の体ではない。それでも、こんな風にまじまじと観察され、感想を述べられていては、恥ずかしくなるのは仕方ないだろう。</p>
<p>「ぐへへへへぇ♡」<br />
「うふふふふー♡」</p>
<p>「っ……！」</p>
<p>思考。まさか――その疑念は少しずつ、確信へと傾いていく。つまり、彼女たちを動かしているのは性欲なのではないか、ということだ。</p>
<p>僕にも性知識ぐらいはある。密偵としてあらゆる場に潜り込むために、さまざまな知識を詰め込まれた。識字、算術、家事、作法……挙げればキリがない。そしてその一つに、基本的な性知識が含まれていたのだ。例えば、子どもを作るには、女性器の中に男性器を挿入するとか。男性は女性の裸を見ると性的興奮を催すものだとか。</p>
<p>だけど、それはあくまでも知識に過ぎなかった。子どもを作る経験なんてしたことがないし、その欲求をまさか魔族とはいえ女性が、しかも女体化した自分に向けるなんて、思いもしなかった。</p>
<p>「その……！　あなたたちは、私と子どもを作りたいんですか……っ！？」</p>
<p>彼女たちの嗜好が理解できなかった僕は、ただ純粋に非難の目を向ける。</p>
<p>そしたら、不可解なことに彼女たちは熱狂した。</p>
<p>「かーっ♡　その質問には何だか答えにくいなあっ♡」<br />
「子どもを作りたいわけじゃないですけどー、そういうことはしたいって言うんでしょうかー♡」</p>
<p>「こっ、『子どもを作りたいんですか』って、かかかかっ、かわいいぃぃ……♡」<br />
「いいですねー♡　本当に最低限の性知識しか備わってない感じ、うぶですねー♡」</p>
<p>バカにしているようで、だけど日々向けられていた蔑むようなまなざしとは違う。ひどく熱のこもったそれに、僕は目がぐるぐると回る心地だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「まあさ、こういうのは躰で教えてあげなきゃ♡」<br />
「ですねー♡」</p>
<p>2人の魔族が僕に近づく。そして、僕の女体化した上半身を、両の手でなで回し始めたのだ。</p>
<p>「ひぅ――！？　な、何、して――」</p>
<p>「おおっとぉ！　動いちゃダメだよ、ニューコクシンサなんだからぁ♡」<br />
「この国に入りたかったら、私たちの言うこと聞かなきゃダメですよー♡」</p>
<p>「っ……！　あなたたちは、ひぁっ、やめ、首なでちゃ、ぁぁ……！？」</p>
<p>「立ったまま、両手後ろに回して♡」<br />
「目も閉じちゃだめ、私たちのお顔ちゃんと見てくださいー♡」</p>
<p>「ぅあ……っ、く、ふぅぅ……！？」</p>
<p>分かり切っている。彼女たちのしていることは、衛兵の責務に叶ったものではない。だけど、この国に入れるかどうかは彼女たち次第。となれば、彼女たちの手を拒むのは得策ではない。</p>
<p>「っ、あ……、んく……！　や、ぁぁ……！　お腹、指、立てないで……！？」</p>
<p>「ぅひょー♡　君、すっごい敏感だねぇ♡　まだちょーっと触っただけなのにさぁ♡」<br />
「うふふふ♡　顔真っ赤ー♡　お姉さんたち愉しくなってきちゃいましたよー♡」</p>
<p>「私は、愉しくありません……っ！　あっ、ひぁぁぁ……！？」</p>
<p>拒むわけには行かないと頭の中で分かってはいても、それが実践できるかどうかは別の話だ。</p>
<p>彼女たちの手のひら、指先は、まるで武器を持ったことがないんじゃないかと思えるぐらい、柔らかく滑らかだ。その手付きは僕の躰の感触を愉しむようでありながら、ただそれだけでなく、的確に神経を刺激して僕の反応を引き出してくる。</p>
<p>加えて、彼女たちの表情。今までは任務を全うすることに精いっぱいだったから気付かなかったけれど、彼女たちは2人とも、本国ではそうそうお目にかかれないであろうぐらい、かわいらしく美しい。そんな彼女たちが、にんまりとした笑みを浮かべながら、僕のことを至近距離で見つめてくる。</p>
<p>そのむず痒さに、僕はよろ、よろ、よろと後ずさりしてしまう。彼女たちもそれに追従するから、僕はさらに後ずさり。3歩、4歩、5歩――。</p>
<p>すると、膝の裏に何かが当たって、僕は尻もちを付いてしまった。</p>
<p>「きゃっ」</p>
<p>痛くない。だけどその代わりに、彼女たちの笑みが、僕の心をザワつかせた。</p>
<p>「あれれー？　クリスちゃん、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>がいいのぉ♡」<br />
「あんなに怖がってたのに、自分から求めちゃうなんてー♡」</p>
<p>「な、ぇ……！？　ちがっ、これは……！」</p>
<p>僕が意図せず座ってしまったのは、部屋を埋め尽くす多種多様な拘束台のうちの一つだった。彼女たちは意気揚々と、拘束台に付いた枷を僕の両手首、両足首に巻き付けていく。</p>
<p>「あ、え、ちょ……！？　や……、動け、ない……！？」</p>
<p>抵抗するには、彼女たちはあまりに手慣れていたし、僕の反応はあまりに遅すぎた。</p>
<p>この拘束台、機能だけを見るならどっしりとした椅子のようだけど、あまりにも付随物が多い。背もたれから伸びる羽根のような板材が、僕の腕を真横に伸ばしたところで拘束する。そして、座面の左右前には足置きがある。脚を大きく開いた状態で、足首が固定されてしまう。</p>
<p>椅子に座ったまま、両腕は真横、両足は開いて――僕は実に無防備な姿を取らされてしまったのだった。なで回されてふ抜けたはずの躰が、また緊張する。</p>
<p>「うふふふぇへへへえ♡　それじゃあ、そろそろ本番を始めよっかぁ♡」<br />
「大丈夫ですよー♡　痛くないですから、とっても気持ちいいですからー♡」</p>
<p>僕とて、いい加減理解している。彼女たちに僕を痛め付けようという意図はなく、その行動原理はただひたすらに性欲。それでも、今の状況は恐怖だ。彼女たちは、僕が本国で養ってきた性知識の領域を軽々と越えてくる。</p>
<p>何をしてくるのか分からない。思わず目をぎゅっとつむった瞬間、頭の奥にまで響いてきた感覚は――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「こちょこちょこちょこちょおっ♡」<br />
「こちょこちょー、こちょこちょこちょこちょー♡」</p>
<p>「ひゃぅぁぁあ――！！？　っ――！！　っ――！！？」</p>
<p>最初は、何かの間違いかと思った。だからこそ、呼吸が一瞬止まった。</p>
<p>赤髪の魔族は腋の下を、青髪の魔族は足の裏を。両手の指を立てて、肌にこびり付いた何かをこそぐように、あるいは肌の上で踊り回るように。</p>
<p>間違いない、これは――一瞬置いて、僕の口から笑い声があふれ始めた。</p>
<p>「――ぁはっ！！？　あぁっはっははははははははははははひぃぃい！！？　くしゅぐったはっ！！？　くすぐったひぃぃぃひっひゃっははははははははははぁぁぁぁぁぁ！！！」</p>
<p>これは何だ、何だったっけ？　ああ、そうだ、『くすぐったい』だ。彼女たちのしていることは『くすぐる』だ。街で親に恵まれた子どもたちが友だちと遊んでいた時だったか、あるいは腹を空かせることを知らない子犬が飼い主にじゃれていた時だったか。僕は『くすぐる』を見たことがある。見たことがあるとしか言えないぐらい、僕には縁遠かった行為。</p>
<p>だからこそ、疑問は尽きない。どうして彼女たちは、僕を『くすぐる』？　こんなの、ばかげていると思った。</p>
<p>「なんで、どうしてくすぐっ！！？　どうしてくすぐるんですかぁぁっはっははははははははは！！？」</p>
<p>「なんでって……。気持ちいーから？」<br />
「クリスちゃんは、こちょこちょされるのお嫌いですかー？」</p>
<p>「嫌いも何もっ！！？　くすぐったはっ、くすぐったいぃぃぃひっひゃっはははははははははははははっ！！！　ぁっはははははははははぁぁぁぁああ！！？」</p>
<p>彼女たちはさも当然と言わんばかりの反応だ。</p>
<p>その感覚は、確かに先ほど上半身をなで回されていた時の延長線上にあると言えるかもしれない。だけど、あまりに強かったし、鋭かった。</p>
<p>全身がぎゅうぎゅうに緊張して、本能がくすぐったさから逃れようとする。しかし、両手首、両足首に巻き付いた拘束は強固だった。革で作られた幅広の帯は皮膚に食い込むことなく、僕の動きを優しく、しかし確実に阻んでいる。女体化した軟弱な躰では当然、元の姿でも引きちぎるのは無理だ。</p>
<p>口から不本意な笑い声があふれ続ける。</p>
<p>「それにしても、やっぱりすっごい敏感だねぇ♡　ほぉら、指のこそこそーって動きだけで、全身がすっごいビクビクしてるぅ♡」<br />
「やめっ、やめぇぇぇっへへへへへへへへへへへへぇぇ！！！　わきのしたっ、くぼみっ、なかぁ！！？　ほじくらないでくだひゃぁぁぁっはははははははははははぁぁぁぁあっ！！？」</p>
<p>僕のそばから両手を伸ばして腋の下をくすぐる赤髪の魔族は、そう舌なめずりする。腋のくぼみの中でちろちろとうごめく指先は軽やか。まるで力のこもっていない動きなのに、僕は全身の体力を酷使させられる。</p>
<p>「足の裏ー、ぷにぷにで小っちゃくてかわいいですねー♡　たーっくさん、くすぐったくしてあげたくなっやいますー♡」<br />
「いらないっ、いらないですぅぅっふふふふふふふふぅぅぅう！！？　爪で引っかくのっ、いらないいぃぃぃぃっひっははははははははははぁぁぁぁぁぁああ！！！」</p>
<p>僕の足元にしゃがみ込んで両足の裏をくすぐる青髪の魔族は、上目遣いでそう言う。足の裏に爪を立てて上下にかくような動きは少し激しい。足の裏なんて躰の先も先にある部位なのに、どうしてこんなにも強烈な感覚に苛まれなければいけないのだろう。</p>
<p>「ぁはっ、ぁぁぁああっははははははははははぁぁぁぁぁあ！！？　こんなのっ、気持ちよくないっ、気持ちよぐないですがらぁぁぁぁっははははははははははは！！！　ぁははははははっ、あぁぁっははははははははははぁぁぁぁぁああ！！？」</p>
<p>くすぐるという行為は、僕にとってただただ理不尽でしかなかった。</p>
<p>彼女たちの言う『気持ちいい』をちっとも理解できないまま、時間だけが過ぎていく。このまま、呼吸ができず死んでしまうのかもしれない。</p>
<p>助けて、助けて、助けて――！</p>
<p>頭の中が一つの言葉で満たされそうになった時、突然部屋の扉が、バンと大きな音を立てながら開いたのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ヒぇ――！？　たた隊長ぉっ！！？」<br />
「ど、どどどどうしてここにー！！？」</p>
<p>「……それは、私が隣の部屋にいることを知っての言葉か？」</p>
<p>魔族たちの悲鳴と共に、僕の腋の下と足の裏のくすぐったさがやんだ。</p>
<p>「ひはっ、は――！！　はーっ、はーー……っ！！」</p>
<p>僕は咳き込み、みっともない呼吸音を鳴らしながら、涙でぼやける新たな女性魔族の姿を確認した。</p>
<p>鋭い目、金色の長髪。それはまるで、神話に出てくる戦乙女のよう。しかし、こうもりのような羽根、やじりのような尻尾、2本のねじれた角は種族共通か。そして彼女も他の魔族たちと同様、女性らしさというものを煮詰めたような美しい姿形をしている。</p>
<p>そんな、隊長と呼ばれる彼女は、どうやら額に青筋を浮かべているようで。</p>
<p>「それでお前たち、何してる……？」</p>
<p>「い、いいいや。あ、怪しい者が来たので、尋問をですね、はい」<br />
「わわわわ私たち、サボってませーん」</p>
<p>「まかり通ると思うか？」</p>
<p>「ぅ……」<br />
「ぇ……」</p>
<p>僕は少しだけ安堵した。</p>
<p>こんな国でも、まともな衛兵がいたという事実。いや、忍び込もうとしている国に対して言うことではないのだけれど。そして、そんな彼女が助けてくれそうという希望。</p>
<p>僕が同じことをやれば即刻首をはねられているだろうに、職務放棄の魔族たちは往生際が悪かった。</p>
<p>「た、たたたた、隊長もどうです？　この子、クリスちゃんって言うんですよぉ♡」<br />
「ここここの子、おすすめですよー？　もー、とって敏感でかわいい子ー♡」</p>
<p>それはいくらなんでも無茶だろう。火に油を注ぐ言葉だ。</p>
<p>金髪の魔族は一瞬、僕を見やる。そして2人の部下に視線を戻そうと思ったら、ぎゅんという音を立てそうな勢いで、再び僕を凝視した。</p>
<p>「うお――っ♡」</p>
<p>二度見。その視線は、先の2人の魔族よりも、さらに熱がこもったもので――。</p>
<p>僕は本能的に、まずいと感じた。</p>
<p>「ま、まあ……。衛兵にも息抜きは必要だし、な。お前たちがサボっている間の門番は既に立てておいたし、うん」</p>
<p>「うわ出たよ隊長の面食い」<br />
「ほんと小さい子好きですねー」</p>
<p>「お前たちは後で始末書だからな」</p>
<p>「ぅ……」<br />
「ぇ……」</p>
<p>前言撤回。この国にまともな衛兵なんていない。入国審査なんていう体面はとうの昔にどこかに行った、理不尽な色事は続くのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「や、やめ、<ruby>僕<rt>・</rt></ruby>、もう……」</p>
<p>素性を偽ることすら忘れ、一人称を誤っていることにすら気付かず、僕は懇願する。この苦しさがまだ続くと思うと、涙が止まらない気分だった。</p>
<p>だけど、金髪の魔族が加わったことで、これからの行為は少し<ruby>事<rt>・</rt></ruby><ruby>情<rt>・</rt></ruby>が異なってくる。彼女は、僕の大きく開かれた脚の間に立つと、真下に腕を伸ばして、僕の脚の付け根をくすぐり始めたのだ。</p>
<p>「ひぅぁぁぁぁあああっ♡♡♡　っ――！！　っ――！！？」</p>
<p>まるで歌うような悲鳴に、自分の喉がおかしくなってしまったんじゃないかと思った。</p>
<p>首ががくんと下を向く。脚の付け根にある女性器は、いまだに見慣れない。毛のない、ぷにぷにと柔らかい肉の盛り上がりが二つあって、その谷間にあるのが女性のもっとも大事な部分。その左右の肉の盛り上がりを、金髪の魔族は人差し指を立てて、そりそりと優しく引っかいたのだ。ぷにぷにの肉を通り抜けて、奥にある大切な何かが刺激されたような心地。</p>
<p>そして、人差し指の一かきで済ませてはくれない。二かき、三かき、親指も中指も薬指も、小指すら使って、僕の女性器をくまなくくすぐっていく。</p>
<p>「ひぁぅぇぉあひゃあぁぁぁぁぁっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁあっ♡♡♡　なにっ、何っ！！？　何これぇぅぉぁぃあひゃぁぁぁぁっはっはははははははははははははははっ♡♡♡」</p>
<p>僕の口から、とても僕のものとは思えない声があふれ続ける。自分が何を感じているのかもよく分からなかった。</p>
<p>そして、赤髪の魔族は腋の下を、青髪の魔族は足の裏を――先ほどまでのくすぐり責めが再開される。</p>
<p>「もう、隊長ってせっかちだなあ。せっかく<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>は最後に取っておこうって思ったのに」<br />
「やめへっ、やめへぇぇぇぇぇっへへへへへへへへへへへっ♡♡♡　わきもっ、腋の下も何だか変っ！！？　さっきと違うっ、違うぅぅぅぁっはっはははははははははははぁぁぁぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>「あーあー。結局私たち下っ端は、上司には逆らえない運命なんですねー」<br />
「足の裏っ、なんでっ、にゃんでぇぇっへへへへへへへへへへぇぇぇぇえっ♡♡♡　やめっ、そんな感じ方してないっ、さっきそんなんじゃなかっひゃぁぁぁっははははははははははぁぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>「うぐ……。わ、分かった、今晩おごってやるから、そう言うなっ」<br />
「だめへっ♡♡♡　そこっ、そこくすぐっていいところじゃなひぃぃっひっひゃっははははははははっ♡♡♡　変になってるっ、やめっ、変になっひぇるからぁぁぁっははははははははっ、ぁははははははははぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>僕は何度も『やめて』と懇願した。もう、入国のためにこの魔族たちの言うことを大人しく聞いてやろうという考えなんてなかった。ただただ、全身に走るこの感覚をどうにかしてほしかった。それなのに、3人ともやめてくれない。</p>
<p>くすぐったさだけじゃない。何か、大きな<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>が背筋を上ってくる。</p>
<p>「ふぁぅぉぉぉおおおっ♡♡♡　ひぁはっ、はひひひひひ――！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ひゃはぁぁあ――！！？　っぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>大きな浮遊感が僕を襲った。全身を縛り付けている拘束具がふっと存在をなくして、宙に放り出されてしまったのかと思った。</p>
<p>暴走する意識と切り離された僕の男としての部分が、僕自身のことを俯瞰で観察する。すると、僕は甲高い声を上げていた。自分で、自分の声にドキドキしてしまいそうなぐらい、妙な声だった。未知の感覚に、全身が痙攣する。驚くことに、それは嫌な感覚ではなかった。相変わらず、激しくて、くすぐったくて、だけどどこか癖になるような。</p>
<p>「おー♡　クリスちゃん、初イキおめでとぉ♡」<br />
「おまんこちょっとくすぐられてイクなんて、素質あるんですねー♡」<br />
「ふふふ、ふふふふふ♡　かわいいじゃないか、クリス……♡」</p>
<p>魔族たちが色めき立つ。どうやらこれは、『イク』という感覚らしい。</p>
<p>瞬間的に、これまでの不可解な状況の全てに合点が行った気がする。どうして、魔族たちは職務放棄してまで僕と色事に興じ始めたのか。どうして、それが『くすぐる』なんて方法なのか。</p>
<p>……なるほど、これは……っ♡</p>
<p>だけど、僕の冷静な思考は一瞬で遮られることになる。3人の魔族たちによるくすぐり責めが止まらないからだ。</p>
<p>「やめっ、や゛めぇぇっへへへへへへへへへへへへへへっ♡♡♡♡　続けてくすぐりゅのはだめっ、腋の下も足の裏もじょせーきもぉぉぉぁぁぁあっひゃっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>「えー♡　そんな1回イッだだけじゃ、全然足りないよぉ♡」<br />
「イッた直後のこちょこちょって、すーっごくくすぐったくて、気持ちいんですよー♡」<br />
「私なんて、さっき加わったばかりなんだ。この程度で終わるわけないだろう？　ふふ……♡」</p>
<p>「やだぁぁっははははははははっ♡♡♡♡　また来る、来ひゃぅぅあっはっははははははははははっ♡♡♡♡　ぁ゛――♡♡♡♡　イク、いく――♡♡♡♡　ひひゃははははははぁぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>腋の下と、足の裏と、女性器――激しいくすぐり責めは続く。イッた後の躰は、不思議と敏感だ。</p>
<p>僕はなすがままだ。ただ恥ずかしく笑いながら、2度、3度、4度とイッてゆく。頭が、全身が、おかしくなる気がした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だけど何度かイッた時、僕の躰に重大な異変が起こる。それは決して不快ではなかった。むしろ、間違った位置にあった骨や内蔵が、正しい位置に戻っていくような感覚。</p>
<p>だけどそれは、今の状況においてこの上なくまずかった。</p>
<p>「ぁっははははははははぁぇぇえっ♡♡♡♡　っ――！！！？　ぁ――！！！！　<ruby>生<rt>・</rt></ruby><ruby>え<rt>・</rt></ruby>、<ruby>て<rt>・</rt></ruby>――！！！？」</p>
<p>ふと下を見やれば、僕の脚の付け根から男性器が生えていたのだ。親指を一回り太くしたぐらいの、本来見慣れたはずの、しかし本来とは違って硬く重くなった男性器。見慣れた物体だからこそ見過ごしそうになったけれど、自分の置かれた状況を思い出してぎょっとする。</p>
<p>女体化の魔術が解けかけている。躰の異常によって魔術が不安定になったのか？　魔術について疎い僕には検討も付かない。</p>
<p>自身の喉から絞り出される声は相変わらず高い。恐らく、全身のほとんどはまだ女性のままなのだろう。それにしたって、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>が男性に戻れば、もう致命的だ。</p>
<p>「ぁははははははははぁぁぁぁあ――！！！！　ぁ、ぁ゛あ――！！！？」</p>
<p>興奮の中から湧き上がる、どす黒い恐怖の感情。こんなもの、魔族たちに見られたら……。</p>
<p>だけど、魔族たちがくすぐる手を止める様子はない。それどころか、女性器にしていたのと同じように、今度は男性器をくすぐってくるのだ。</p>
<p>安堵と困惑。どうして彼女たちは僕の躰の異変を見て何の反応も示さない？　まさか、僕を犯すことに集中してそんなことすら気付いていない？</p>
<p>「ひひゃっははははははははははぁぁぁぁぁああ♡♡♡♡　くすぐったひっ、くすぐったぁぁいぃぃひっひゃっははははははははははははっ♡♡♡♡　あぁっはっははははははははははぁぁぁぁぁああ♡♡♡♡」</p>
<p>そんな思考は、腋の下の、足の裏の、そして男性器のくすぐったさにあっという間に流されていってしまう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だけど、ここでまた不可解なことが起きる。</p>
<p>「あっはははははははははははっ♡♡♡♡　ぁはっ、はひぃっ♡♡♡♡　なん、ぁはあぁっ♡♡♡♡　まだ、<ruby>イ<rt>・</rt></ruby><ruby>ケ<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>――♡♡♡♡　ひひゃはっ♡♡♡♡　あぁぁっははははははははははははぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>女性の躰だった時は、あんなにイッていたはずなのに。男性の躰に戻った瞬間、とんとイクことができなくなったのだ。</p>
<p>女性の躰と男性の躰では、イキやすさが違う？　そんな風に推測するけれど、性知識に乏しい僕では見当も付かない。ああ、僕は本当に何も知らないんだな。</p>
<p>そして、イケないということは、僕が想像している以上に辛いものだった。</p>
<p>「やっぱり、腋の下はやさーしくがくすぐったいんだねぇ♡　ほらほら、こちょこちょこちょ、こちょこちょこちょこちょー♡」<br />
「ひひゃぁぁっはははははははははははははぁぅ゛ぅぅぅぅううっ♡♡♡♡　ぅぐっ、ふふふふふふふっ、ぁぅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅうっ♡♡♡♡」</p>
<p>「足の裏はちょっと強めがイイみたいですよー♡　こうですよねー？　かりかりかり、かりかりかりかりー♡」<br />
「ぁ゛あっはっははははははぁぁぁぁあっ♡♡♡♡　ぅ゛う、ぅぅぅぅぅぅうううっ♡♡♡♡　ぅ゛あっはははははははははははははぅ゛ぅうっ♡♡♡♡」</p>
<p>「ふー、ふーーっ♡　かわいいなぁ、仕事の疲れに効くなぁ……っ♡」<br />
「ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅうっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううっ♡♡♡♡」</p>
<p>笑い声のなかに、うめき声が混じる。</p>
<p>こんなにもくすぐったくて、気持ちいいのに、明確な物足りなさが背筋を焦がしていく。僕は気付かないうちに、自分の躰を彼女たちの指に擦り付けていた。</p>
<p>「やーん♡　この子、自分でくすぐられに来てるぅ♡　かっわいいぃぃっ♡」<br />
「そーんなに、お姉さんたちにくすぐられたいんですかー♡」<br />
「うふうへへへっ♡　それなら、たーっぷりくすぐってやるからなぁ……っ♡」</p>
<p>「ぁははははははははははっ♡♡♡♡　ぁぐっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅううっ♡♡♡♡　ぁっははははははははははははっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅうっ♡♡♡♡」</p>
<p>屈辱。しかし、人として重大な代償を払っても、イク様子はない。</p>
<p>「そう言えば隊長、これから重要な会議があったんじゃないですかぁ？」<br />
「ぅ゛、そ、それは」</p>
<p>「あれあれー？　私たちには叱ってたのに、隊長サボっちゃうんですかー？」<br />
「結局お前たち叱ってもサボりっぱなしだろぉ！？　そ、それに、今この場を離れるわけには……！」</p>
<p>「3人は多いんですよぅ！　安心してください、こちらはうまくやっておくんでぇ。ね、クリス<ruby>き<rt>・</rt></ruby><ruby>ゅ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby>♡」<br />
「ぅ゛、ぅぅぅぅ！」</p>
<p>「私たちはクリス<ruby>君<rt>・</rt></ruby>と愉しくヤッてるのでー♡」<br />
「ぅ゛ーー！　お前ら、覚えてろよーーーー！！？」</p>
<p>もう、ほのかな違和感に気づく余裕もない。</p>
<p>金髪の魔族が涙目で一時部屋から出ていき、残った赤髪の魔族と青髪の魔族は、それぞれの持ち場である腋の下と足の裏をくすぐりながら、時折気まぐれのように男性器に指先を這わせる。</p>
<p>「ぁははははははははははははっ♡♡♡♡　どうしてっ、どうしでッ♡♡♡♡　これっ、これぇぇぇぇっへへへへへへへへへへっ♡♡♡♡　ぁっははははははははははははっ、あぁぁぁぁぁぁあっはっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁぁああああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>僕は1度もイケないまま、長い長い時を過ごすのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>金髪の魔族が戻ってきたのは、気の遠くなるぐらい時間がたってからのこと。彼女の足音は、締め切った扉の向こうからはっきりと聞こえてきた。</p>
<p>「も、も――！　戻った、ぞ――！！」</p>
<p>「うわっ。隊長お帰りなさぁい」<br />
「そんな全力疾走してこなくてもいいですのにー」</p>
<p>「ゼェ、ゼ……！　な、何のことだふ――！　は……っ！」</p>
<p>僕をくすぐる手が止まった。示し合わせたわけでもない、ただ上司が戻ってきたからだった。</p>
<p>全身の感覚がふっと収まった直後、僕は咳き込み、泣き始めた。それまでずっとくすぐられ続けていた僕は、3人のやり取りに感情を向ける余裕もないぐらい、もう心がボロボロだった。</p>
<p>「ひぐっ、ぅあ゛ぁぁぁぁぁぁああんっ！！　ひぐっ、ぐすっ、ぅ゛ぅぅぅ……！？」</p>
<p>「ええええうええええ！？　が、ががガチ泣きぃ！？」<br />
「どっ、どどどどどどどうしたんですかかかかー！？」<br />
「お、お前らぁ！　クリスに何かしたのかッ！！」</p>
<p>あたふたする3人を前に、僕は何て情けないと思った。だけど、押し寄せてくる感情は止まらない。</p>
<p>「ごめ、なさ……ッ♡　だって、くすぐったくで……！　気持ぢいいのに、イケなぐでぇ……！」</p>
<p>「うんうん、ごめんね。やりすぎたよねぇ」<br />
「ごめんなさいー。もー、隊長が帰ってくるの遅いからー」</p>
<p>「私は悪くないだろぉ！？　まったく、君も<ruby>男<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>子<rt>・</rt></ruby>なんだから泣くな！」</p>
<p>「うわっ。良くないですよー、今のご時世、『<ruby>男<rt>・</rt></ruby>はかくあるべし！』なんてぇ」<br />
「多様性の時代ですよー。泣き虫な<ruby>男<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>子<rt>・</rt></ruby>がいたっていいじゃないですかー。ねークリス<ruby>君<rt>・</rt></ruby>」</p>
<p>あまりにも心がぐちゃぐちゃで、彼女たちの漫談に気を向ける余裕もなかった。何呼吸も遅れて、僕はようやく3人の会話の違和感に気づく。</p>
<p>滑稽なぐらい、自分の泣き声がすんと止まった。</p>
<p>「……今、僕が<ruby>男<rt>・</rt></ruby>って」<br />
「え？　うん、そだね」</p>
<p>「だって、僕、今、え……？」<br />
「あー。もしかして、女体化の魔術のことですかー？」</p>
<p>「どうして……知って……？」<br />
「君、今の自分の格好に気付いていないのか？」</p>
<p>金髪の魔族がふっと手をかざすと、僕の全身を映し出すような姿見鏡が現れる。魔力を結晶化したものだろうか、原理はこの際どうでもいい。その鏡には、女体化の魔術なんてすっかり解けた、男の僕の姿が映し出されていて。</p>
<p>いや、それ以前に……。</p>
<p>「うーん。何ていうか、その術で私たちを騙すのは無理だよ？　うん」<br />
「人間の魔術って雑なんですよねー。変な魔力が全身に絡まっちゃってるの、見れば分かるんですよー」</p>
<p>「マフラー編んだら、あちこちから変な毛糸が飛び出てるみたいな？」<br />
「そうです、それー」</p>
<p>「それ、じゃ……。最初、から……？」</p>
<p>要するに、だ。最初から、僕の変装はバレバレだったということ。そして、変装なんて露骨なことをしていることが分かっていれば、怪しまれないわけがないということ。</p>
<p>何だかもう、本当にバカみたいだ。涙が出てくる。</p>
<p>「ああもう！　そんな泣かないで」<br />
「にに、人間の魔術にしてはなかなかですよー？」</p>
<p>「ってゆーか、君、女の子じゃなくてもすっごいかわいいねえ♡　男の娘って言うんだよっ、需要高いよぉっ♡」<br />
「元々女の子みたいな見た目だから、性転換もあんまり意味なかったかもですねー♡」</p>
<p>慰めているのか、慰めていないのか、よく分からない言葉だった。</p>
<p>2人が僕の頭をなでくり回すさなか、僕は自身の行く末を思う。スパイだとバレて敵国で捕まった者の末路なんて、禄なものじゃない。消えていった同輩たちに自身を重ねるだけで、全身が寒くなるような心地がした。あんなに『死を恐れるなんて今さらだ』なんて思っていたのに、いざ死を前にするとこの体たらく。もう、徹頭徹尾情けないな、僕。</p>
<p>「あああああもう！　そんな死にそうな顔しないでよう！」<br />
「こここの子、本当にマイナス思考な子なんですよねー！」</p>
<p>僕が下を向いているさなか、赤髪の魔族と青髪の魔族のあたふたは最高潮に達する。それを見かねたのか、金髪の魔族は『はあ』とため息を付いて、僕の前に立った。</p>
<p>「まあ確かに、変装までしてこの国に潜り込もうとした不審者を、放っておくわけにはいかないな」</p>
<p>酷薄な言葉、しかしその声音に冷たさはなかった。『責め苦を与えるわけではない』――そう言いながら、彼女は人差し指で僕の顎を持ち上げた。</p>
<p>「君は『淫魔たちの恋人』になるんだ」</p>
<p>それは聞き慣れない言葉だった。『淫魔たちの恋人』――どこか甘くも、背筋が寒くなるような。</p>
<p>「簡単なことだよう♡　今日みたいに、私たちとずーっとこちょこちょエッチするお仕事♡　お仕事だからサボっちゃだめだよぉ？」<br />
「私たちに呼ばれたらすぐに来てー、たくさんこちょこちょされてー、お精子ぴゅっぴゅしてー♡　この国にいる人間たちは<ruby>皆<rt>・</rt></ruby>そうしてるんですよー♡」</p>
<p>「どうせ帰った所で無事じゃ済まないだろう。ここにいれば君は五体満足のまま。君のしようとしたことを考えれば、随分と有情な落とし所だと思うが？」</p>
<p>僕は反射的に拒絶の表情を浮かべた。要するに、それは彼女たちの<ruby>奴<rt>・</rt></ruby><ruby>隷<rt>・</rt></ruby>になるということじゃないか。そんなの、受け入れられるはずが……。</p>
<p>「まあ、君が受け入れようが受け入れまいが、拒否権なんてないのだが、なっ♡」</p>
<p>金髪の魔族の言葉が合図に、また3人が僕の躰に指を這わせ始める。1人が腋の下、1人が足の裏、そして1人が男性器。</p>
<p>再び始まる地獄の時間。だけど――。</p>
<p>「ひひゃぁぅぁぁぁあっひゃっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　にゃにっ、これぇぇっ♡♡♡♡♡　くしゅぐったはっ、気持ちぃぃぃひひゃっはっはっははははははははひゃはははははははぁぁぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>今までと比べものにならないくすぐったさ、そして気持ちよさ。散々蕩けるようなくすぐったさを味わってきたと思ったのに、まだ<ruby>先<rt>・</rt></ruby>があったんだ。</p>
<p>「君、まさかおちんちんじゃあイケないって思ってたあ？　まさか♡」<br />
「おまんこのほうはたくさんイカせてあげてー、おちんちんはイカないように手加減してただけですよー♡」</p>
<p>「だめへっ、へんっ、変んんんんんんんんひゃは――ッ♡♡♡♡♡　ひひゃはぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　はひっ、ひ――♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>あふれ出る嬌声、震える全身。僕はあっという間にイッてしまった。</p>
<p>加えて、男性器から何か噴き出す感覚。涙でぐずぐずになった視界が白で埋まっていく。知識としては知っている。これは、精液というやつだ。精液を出すということは、こんなにも気持ちいいものだったのか。</p>
<p>「満足そうな顔をしないでおくれよ……♡　私たちがまだ愉しんでないだろう？」</p>
<p>金髪の魔族が、椅子の座面に片足を乗せて、膝を立て、女性器を見せつけてくる。僕が女体化していた時のそれと比べて少し形の違う女性器は、まるで涎のように透明な液体を滴らせていた。</p>
<p>そして、彼女が腰を落とすと同時に、女性器がゆっくりと僕の男性器に近づいてくる。</p>
<p>「――ふぁぁぅぁぁぁぁぁああああッ♡♡♡♡♡」<br />
「んぉ――♡　ふふ、年相応の小っちゃい、だけど硬いおちんちんだなぁ♡」</p>
<p>女性器の中に男性器を挿入する行為――ようやく僕も知っている、子どもを作る行為だった。最初からそうしていれば単純明快だったのに、長い時間を掛けてようやく辿り着いた、何て回り道。</p>
<p>それでもやっぱり、彼女たちの行為というものは、僕の知識の範疇に収まってくれる気がさらさらないらしい。</p>
<p>「さぁ、クリス。もっと気持ちよくしてやるから、なっ♡」<br />
「ふゃあひゃっはっははははははははははははぁぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　ひゃめっ、腰ぱんぱんしながら腋の下こちょこちょしにゃいでぇぇっへっひゃっはははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　ぁっひゃははははははははははひゃぅぁぁぁぁぁぁぁああああああああっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「じゃあ私は、隊長の替わりに<ruby>下<rt>・</rt></ruby>に失礼っとぉ♡　ほれほれ、タマタマくすぐったいよねぇ♡　こちょこちょこちょこちょぉっ♡」<br />
「ぅへぁひゃぁっはっははははははははははははっ♡♡♡♡♡　にゃにそぇっ♡♡♡♡♡　わかんなひっ♡♡♡♡♡　わかんにゃぁぁぁぁっひゃっはっはははははははははははははぁっ♡♡♡♡♡　ぁはひっ、ひゃぁっはっはははははははははぁぅぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「次は私も席替えさせてくださいよー？　まあ、クリス君は足の裏こちょこちょされるの大好きですものねー♡　かりかりかりかりー♡」<br />
「ひゃっはっはははははははははははぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　好きじゃなひっ、好きじゃっ、すきっ、す――♡♡♡♡♡　ぁはひっ、ぁ゛っはははははははははははははははっ、ぁ゛はははははははははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「ああ、安心しろ。私たちは子を作らない。君の精子は、ただおいしく頂かれるだけさ」</p>
<p>全身をくすぐられながら、子を作らない子作り。あまりにも気持ちよすぎて、思考が溶けていく。</p>
<p>本来、子どもを作る行為というのは、神聖で感慨深い行為らしい。だけど、今行われているのはあまりにかけ離れているように感じた。獣のように快楽をむさぼるだけで、そこに情緒なんて存在しない。起伏が存在せず、最高点がずっと続くという、静寂と呼ぶにはあまりに激しすぎる凪。</p>
<p>僕はただただ、快楽という名の暴力に押し流されていく。</p>
<p>「っぁ゛っはははははぁぁ゛ぁぁぁあああっ、だめっ♡　またいくっ、いぐっ、い――♡♡♡♡♡　ひゃはぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>あっという間にイッてしまった後でも、それは変わらない。</p>
<p>「隊長おお！　次は私ですよ、私ぃ！」<br />
「ぅぐ、し、仕方ないな……」</p>
<p>金髪の魔族が渋々と僕の腰から下りると、今度は赤髪の魔族が僕に跨がってくる。今度は、赤髪の魔族が僕に背を向けながら腰を振り、そのさなかに腕を真下に伸ばして内股をくすぐってくる。そして、青髪の魔族が腋の下を、金髪の魔族が足の裏をくすぐってくる。</p>
<p>「ひゃぅあっはっはははははははははははははははっ♡♡♡♡♡　むりっ、むりぃぃっひっひひひひひひひひひひひぃぃぃぃいいっ♡♡♡♡♡　イグの止まらなくなっひゃ――っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>それで僕がまたあっという間にイッたら、次は青髪の魔族の番だ。</p>
<p>「それじゃあ私も、失礼しますー♡」</p>
<p>青髪の魔族は腰を振りながら、僕の両胸をくすぐり、しつこくキスしてくる。残った二人の魔族が、僕の視界の隅で、何か『しまった、取られた！』という表情をした。赤髪の魔族は足の裏をくすぐり、金髪の魔族は男性器と尻穴をくすぐる。</p>
<p>「ゃ゛ーーーーっはっはははははははははははぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　こぇ゛っ♡♡♡♡♡　いつおわるのッ♡♡♡♡♡　からだ溶けひゃッ♡♡♡♡♡　ぁはっ、ひゃ――♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひぁひゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>それで僕がイッて、ようやく一通りかと思ったら、また金髪の魔族が僕にのし掛かってくるのだ。</p>
<p>「『いつ終わるの』って、終わらないよぉ？　言ったよね、クリスきゅんは『淫魔たちの恋人』になるってぇ♡」<br />
「毎日毎日、こちょこちょぴゅっぴゅー♡　今日みたいな日がずーっと、いえ、今日よりすごい日がずーっと続くんですよー♡」<br />
「安心しろ、死ぬことは絶対にないさ。人間は私たちにとって宝みたいな存在だからな。大切に、たーいせつに、管理してやるからな……♡」</p>
<p>「ぁ゛っははははははははぁ゛ぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁああっ♡　ぁはっ、ぁ――♡♡♡♡♡　ひゃぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ――♡♡♡♡♡　ッッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>いつしか、拒絶の声を上げることもなくなっていた。</p>
<p>僕は何もできずに笑い、射精し続けるだけ。まるで無限の時間をぐるぐると廻り続けるように、彼女たちは代わる代わるに僕を犯し続けるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この国に赴いてから、3日あまりがたった。</p>
<p>僕はまだ、入国すらできていない。なぜなら、城壁の一室で、たくさんの衛兵たちに代わる代わる犯され続けているから。</p>
<p>「ほーら、こちょこちょこちょこちょー♡　腋の下も、お腹も、太ももも、足の裏も、全部ぜーんぶくすぐったいよねぇ♡　こちょこちょこちょー♡」<br />
「おちんちんもたっくさんこちょこちょしてあげるねー♡　あー♡　クリスくんのおちんちん、小っちゃいのに一生懸命びくびくして、ほんっとにかわいーなー♡」</p>
<p>「ひゃぅ゛ぁぁぁぁっひゃっははっははははははぁ゛ぁぁあっ♡♡♡♡♡　ぁはひゃッ♡♡♡♡♡　やぁッ♡♡♡♡♡　おちんぢんくすぐっだひぃぃぃっひひひひひゃぁ゛ぁぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>もう、僕を犯すのは3人だけでは済まなかった。城壁を守っている数十人の魔族たちが、非番の時を狙って部屋になだれ込んでくる。</p>
<p>背の高い魔族、背の低い魔族。長髪の魔族、短髪の魔族。胸の大きな魔族、胸の小さな魔族。その姿形はさまざま。全員に共通していたのは、誰もが思わず見とれるほどの美女・美少女であり、その誰もが僕の躰をくすぐり姦して犯してくるのだ。</p>
<p>彼女たちの気まぐれか、僕はたまに、自身の性別を変えられていた。</p>
<p>「たまには、女の子のクリスきゅんとしたいなあ♡　えいっ♡」<br />
「ひゃーっ♡　男の子のクリスくんもかあいーけど、女の子のクリスちゃんも捨てがたいなーっ♡」</p>
<p>本国の魔術師たちが大がかりな準備を経て行う、体が捻じ切れるような性転換魔術と違う。ぽんと小気味のよい音が鳴った瞬間、まるで自身の存在が丸ごと変わっているかのように、一瞬かつ自然。たかが一衛兵による、何て完璧な魔術。</p>
<p>そして、彼女たちは女体化した僕の躰をくすぐり姦して、何度も何度もイカせてくるのだ。</p>
<p>「ひひゃっははははぁ゛ぁぁぁぁぁあああああッ♡♡♡♡♡　いぎなりおまんこくすぐられだら変になっぢゃうぅぅぅあっはっははははははははぁ゛ぁぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ゛っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「クリスくん、あ、今は&#8221;ちゃん&#8221;？　えっちな言葉たくさん覚えて偉いですねぇ♡」<br />
「ご褒美に、みーんなでおまんここちょこちょしたげるねー♡」</p>
<p>「っっや゛ぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　指おおいっ、指多いッ♡♡♡♡♡　っゃ゛ぁぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>この国はまずい――僕はそう感じた。</p>
<p>彼女たちはサキュバスという種族らしい。ここの国民は、ほぼ全員がサキュバスだった。そしてサキュバスは肉体の強さが弱い分、有り余るほど豊富な魔力を持ち、実に多用な魔術を扱える。それが国民のほぼ全員……。</p>
<p>つまり、国民のほぼ全員が、人間で言うところの上位か、あるいは最上位に相当する魔術師ということだ。貧相な城壁に囲まれた、たかが小さな都市。その中に潜む戦力は果たしてどれだけのものだろう。</p>
<p>だけど――何としてでも帰還して、本国に報告しなければ――僕の密偵としての義務感は、すっかり溶かされていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕が休みなく犯され続けている、ある時、部屋の扉がバンと大きな音を立ててひらいた。</p>
<p>「おい、お前たち！」</p>
<p>部屋の入り口で声を張り上げるのは、衛兵たちをまとめ上げる隊長たる、金髪のサキュバス。全員が『やべっ、うるさいのが来たよ』と緊張する。しかし、彼女たちの心配は杞憂だった。</p>
<p>「この度、クリスの入国許可が下りたぞ！」</p>
<p>その瞬間、部屋の中が湧き上がった。その言葉の意味は明白。僕はとうとう、この国に入るという当初の目的を果たしたということだ。</p>
<p>密偵としてではなく、『淫魔たちの恋人』――彼女たちの性奴隷という、最悪の形で。</p>
<p>「この国には、気持ちー施設がたくさんあるんだよぅ♡　こちょこちょマッサージしてくれるお店とか、みんなでエッチする大っきな浴場とか。あっ、まずはおもちゃ屋さんで、クリスきゅんにぴったりのおもちゃ探そうねぇ♡」</p>
<p>「お祭りとかもたくさんあるんですよー♡　乱交祭りとかー、イカせ合い大会とかー。あと、恋人品評会なんてあって、賞を取ると女王様ともエッチできちゃうんですー♡　クリス君なら良いところまで行けると思いますよー♡」</p>
<p>「だが、くれぐれも悪いことはするなよ？　この国の刑罰は全てサキュバス流だ。我々サキュバスの、愛するためじゃない、苦しめるためのくすぐり責めは、死ぬよりつらいぞ……？」</p>
<p>ここで犯されている間、僕はサキュバスたちから、この国についてさまざまな話を聞いた。</p>
<p>サキュバスたちは皆、色事にしか興味がなかった。これだけの力を持ちながら小国にとどまっているのは、ひとえに侵略に興味がなかったからだった。</p>
<p>人間が潜り込もうものなら2度と出られない――当初聞いていたうわさは、実に簡単な理由。人間が来ても普通は門前払い。無理して潜り込もうとしたり、彼女たちに見初められてしまったら、皆こうして性奴隷にされてしまう。ならば彼女たちに近づかなければ済むだけの話。</p>
<p>わざわざ密偵を送り込む価値もない、何てくだらない国だ。だけど――。</p>
<p>「ねぇクリスきゅん、これからどこに住もっか♡　やっぱり、大っきいベッド置けるところがいいよねぇ♡　一緒に探しに行こっ♡」<br />
「今度、中央通りのおいしいレストランに行きませんかー♡　たくさんの薬草を使ってて、人間が食べたら3日間ムラムラが止まらなくなっちゃうんですよー♡」<br />
「そそそそ、それより、そろそろ私に番を譲ってくれないか……♡　クリスの入居申請でご無沙汰なんだっ。おいお前ら、整然と列を作るな、何だその最後尾のプラカードは、私にそれぐらいの役得があってもいいだろぉ！？」</p>
<p>サキュバスたちが、僕に愛おしそうなまなざしを向けている。</p>
<p>『淫魔たちの恋人』――それはこの国に住まう人間奴隷たちの総称である。しかし、その言葉に偽りなく、彼女たちはまるで僕のことを恋人のように扱ってくれる。</p>
<p>罵声を浴びせられ、ムチで打たれ続けていた本国とは、あまりに違う扱い。</p>
<p>「でへっへへへへへへへへへぇぇぇぇぇえええっ♡♡♡♡♡　ぇへっ、へひっ、へ――♡♡♡♡♡　へっ、えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇええッ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>……ここで一生を終えるのも悪くない。僕は笑い、何度も何度も射精しながら、そんな気がしたのだった。</p>
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		<title>少年勇者が甘サド天使たちによる甘々くすぐり搾精の加護（ちょっかい）を受けながら淫ヶ島のサキュバス退治に行く話</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 27 Dec 2024 09:00:39 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[少年リルがサキュバス退治の旅を決意すると、夢に天使たちが現れました。癖の強い彼女たちいわく、『あなたに加護を与えましょう』。それでやることと言えば、サキュバスに誑かされないようにというくすぐり搾精。旅の最中も、サキュバスに射精させられれば、お仕置きとして射精禁止からのくすぐり搾精。サキュバス退治が無事成功すれば、ご褒美として永遠のハーレムくすぐり搾精――そんな、天使たちが好き勝手にやらかす物語。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ<br />
</strong>少年リルがサキュバス退治の旅を決意すると、夢に天使たちが現れました。癖の強い彼女たちいわく、『あなたに加護を与えましょう』。それでやることと言えば、サキュバスに誑かされないようにというくすぐり搾精。旅の最中も、サキュバスに射精させられれば、お仕置きとして射精禁止からのくすぐり搾精。サキュバス退治が無事成功すれば、ご褒美として永遠のハーレムくすぐり搾精――そんな、天使たちが好き勝手にやらかす物語。<strong><br />
</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">※この作品は、<strong>Skeb</strong>で頂いた有償リクエストの作品です。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。</p>
<p>おばあさんが川へ洗濯に行くと、どんぶらこどんぶらことタライが流れてきて、その中には赤ん坊が入っていたので、かわいそうだと思ったおじいさんとおばあさんは、その赤ん坊をリルと名付けて育てることにしました。</p>
<p>赤ん坊が桃に入っていたわけでもなし、何てことのない捨て子。一つだけ違ったことといえば、女装したらえらくかわいくなりそうな少年へと成長したことぐらいです。白い肌、小柄で細い体躯、柔らかな髪、丸い目。ついでに正義感もありました。</p>
<p>すくすくと立派に育ったリルは、ある日、村で若い女性たちがうわさしているのを耳にします。何でも、淫ヶ島に住むサキュバスたちが、村に来て悪いことをするのだとか。</p>
<p>「――お父さん、お母さん。そういうわけですので、僕はサキュバス退治の旅に出ようと思います」</p>
<p>「リルよ。まだこの爺の所にサキュバスが来たことないから、それまで待ってくれないだろうか」<br />
「素晴らしい心意気です、リル。さっそく、すぐに、もう明日にでも退治に向かうといいでしょう」<br />
「ちょっと待って。1回だけでいいから、儂もサキュバスにえっちなことを――」</p>
<p>こうして、リルはサキュバス退治の旅に出ることになったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その夜。リルは旅の無事をお祈りをしてから眠ると、夢を見ました。夢――だけど、意識がはっきりとしていて、感覚も鮮明で、体も自在に動く。どこか現実味を帯びているような気のする夢です。</p>
<p>「リル……。勇者リル……」<br />
「目覚めるのだ、リルよ……」</p>
<p>2人の女性の声に促されて目を開けると、リルは暖かな陽光の照らし続ける空の上にいました。不思議な場所です。足元を見ると、地面もないのに体が宙に浮いています。そして、いつの間にか全裸。リルは反射的に、自分の胸と股間を腕で隠します。</p>
<p>目の前には、2人の女性が立って（浮いて？）いました。</p>
<p>「私は天使ワイエル。勇者リル、あなたはどうやら、サキュバス退治を決意したみたいですね」</p>
<p>1人はワイエルと名乗る、黄金色の長い髪の女性。その表情、その声音は優しいはずなのに、どこかぴりりとした空気を感じます。純白の布を体に巻き付けたような、結構際どい服装。</p>
<p>「私は天使ビィルエル。勇気ある者に、ささやかではあるが助力をしよう」</p>
<p>そしてもう1人はビィルエルと名乗る、白銀色の長い髪の女性。硬い口調、厳格な態度に見えて、全てを受け入れる包容力を感じさせるよう。こちらも、純白の布を体に巻き付けたような、結構際どい服装です。</p>
<p>そして、その2人の女性はどちらもイイ体をしているだけでなく、純白の翼を生やしていました。彼女たちが言うとおり、天使なのです。</p>
<p>「実際、サキュバスという存在は本当に困りものなのです」<br />
「人間の女性を抱けなくなる男が増えれば、出生率が低下する。その前に、ふ抜けて働けなくなる者も少なくない」</p>
<p>「『俺がサキュバスを退治してやる』と意気込んだ戦士が、三日三晩搾精されて見るも無惨なあへあへ状態で帰ってくることもありました」<br />
「鬼を退治するわけでなし、ただ腕が立つだけでは駄目ということだ」</p>
<p>「サキュバス退治に最も必要な素質。それは『何としてでも彼の者たちを退治してやる』という強い正義感と意思なのです」<br />
「お前には、その素質がある。その心持ちこそが、お前の勇者たるゆえんなのだ」</p>
<p>夢に天使が現れるなんて、そうあることではありません。ワイエルとビィルエルに両側からステレオでささやかれたリルは、話の半分も飲み込めていないけれども、とりあえず『天使さまなんて大層な方たちがお力添えをしてくださるのなら頑張らなきゃ』と思いました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「さて、今宵はそんなあなたに<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>を与えましょう」<br />
「……なあ、本当にやるのか？」</p>
<p>「当然です。嫌なら帰っていいですよ、ビィルエル。今日はこれ終わったら直帰でしょう？　早めに晩酌できて良いではないですか」<br />
「……いや。ワイエル、お前1人に任せると何をしでかすか分からん」</p>
<p>「よく言う」<br />
「うるさい」</p>
<p>今まで絶妙なコンビネーションでリルにまくし立てていた、ワイエルとビィルエルの会話のリズムが乱れます。それは何かの前触れ。リルが天使さま相手に敵意を向けることはないけれども、それでも身構えてしまいます。</p>
<p>しかし、天使の御業にどうこうできる彼ではありませんでした。ワイエルが指をぱちんと鳴らすと、リルは突然、両手足を引っ張られるような感覚を覚えます。驚いて自分の体を見下ろすと、まるで天使が頭に乗っけている光輪のようなものが、彼の両手足首に、拘束具のようにはまっていたのです。</p>
<p>両腕は真横、両脚は肩幅よりも大きく開いて、大の字の姿勢。薄い胸板も、皮かぶりの小っちゃいおちんちんも丸見えです。ほとんど反射的に力を込めるも、拘束はびくともしません。どういう原理なのか、光輪が虚空にがっちりと固定されています。</p>
<p>「リル。あなたは、サキュバスがどういう存在か知っていますか？」<br />
「い、いえ……」</p>
<p>金髪のほうの天使ワイエルが、リルの目の前にずいと近づいてささやきます。</p>
<p>聞かれはしたものの、実のところリルはサキュバスのことをよく知りませんでした。今までずっと、おじいさんとおばあさんの家で平和に暮らしていた彼は、サキュバスと出会ったことがありません。ただ、町の女衆が悩んでいたのを小耳に挟んだだけです。</p>
<p>しかし、その答えにワイエルは『そうですか、そうですか』とにんまり笑顔を浮かべます。</p>
<p>「サキュバスというのは、人の寝床に忍び込んで精を奪う、恐ろしい魔物です」<br />
「せ、精……？」</p>
<p>「つまり、<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby>です♡」<br />
「――ひゃあぅぁっ！！？」</p>
<p>まるで女の子のような甲高い悲鳴を上げるリル。ワイエルが、彼の無防備だったおちんちんを手のひらでそっと包んだのです。</p>
<p>リルの全身からはあっという間に力が抜けて、反対におちんちんががちがちに勃起していきます。</p>
<p>「はあ、ちょっと触れただけでこんなに硬くしてしまうなんて。もしもサキュバスが相手なら、あなたは一巻の終わりでしたよ？」<br />
「ぁ、ぅあ――！？　え――！？」</p>
<p>ワイエルはそう言うのですけれども、リルの頭が付いてきません。</p>
<p>だって、こんな感覚は生まれて初めてだったから。少しくすぐったいようで、だけどやめてほしくなくて。死ぬほど恥ずかしいけれど、やっぱりどこかやめてほしくなくて……。</p>
<p>しかし、目をぐるぐる回すリルをよそに、ワイエルの話は勝手に進んでいきます。</p>
<p>「まあ安心なさい。そのために私たちの<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>があるのです」<br />
「ぅあ、ぁ……っ」</p>
<p>「サキュバスとの戦いで絶対に避けなければならないのは、彼女たちの前で浅ましくも吐精してしまうこと。ああ、言葉が難しかったでしょうか？　おちんちんから白いおしっこをどぴゅどぴゅさせてしまうことです」<br />
「ぁ、ぇ……っ？」</p>
<p>「つまり、ですね――♡」</p>
<p>その瞬間、リルは、ワイエルの表情が変わったような気がしました。目を鋭くさせて、口を裂いて笑って、攻撃的で、だけど甘い――その妖しい貌のゆえんを、リルは感覚で理解することになります。</p>
<p>ワイエルは突然、その柔らかな両手をリルの両腋の下に差し込んだのです。</p>
<p>「ひひゃぁひっ！！？　ひっ、ぁ――！！！」<br />
「あらあら、敏感。まだ指を置いただけなのに、もしも動かしてしまったらどうなるのでこちょこちょこちょこちょーっ♡」</p>
<p>「――ひゃぁぅぁぁあッはっはっははははははははははははははっ！！？　なっ、なひぇっ！！？　ぁはっ、あっはははははははははははぁぁぁぁぁああああっ！！！」</p>
<p>それは断じて『間違って触れてしまった』とか、『腋の下の筋肉をマッサージしてやろうと思った』とかではありません。はっきりとした意図を持った『くすぐり責め』。何せ、言葉の途中でいきなり指をうぞうぞとうごめかせ始めたのですから。</p>
<p>まだムダ毛も生えないつるつるの腋の下をくすぐられて、リルはあっという間に笑ってしまいます。意味が分かりませんでした。どうしてワイエルは、突然自分のことをくすぐり始めたのでしょう？</p>
<p>「サキュバスに射精させられてはいけない。であれば、サキュバス程度の行為で射精できなくなってしまえばいいのです」</p>
<p>「ひぇひっ、ど、どういう――！！？　ひっ、ひっひゃっはっははははははははは！！？」<br />
「あなたのことを、こちょこちょされなければ射精できないように開発して差し上げましょう♡」</p>
<p>トンデモ理屈でたおやかな少年をくすぐられ体質にしてしまおうという、ワイエルの恐ろしい腹積もり。しかし、四肢を光輪で拘束され、大の字の格好で無防備な体を晒すリルには抵抗なんてできないのです。</p>
<p>「あなたの体は実に敏感ですね、リル。腋の下を人差し指でつつーっとなでるだけで、笑うのを我慢できなくなってしまうのですか？」<br />
「ぁはっ、ぁっはははははははぁぁぁあっ！！！　そっ、そこだめ、ですぅぅぁあっはっははははははははははははひゃぁぁぁぁあっ！！？」</p>
<p>「どれ、次は脇腹を試してみましょうか。あらあら、細い腰。指をちょっと食い込ませるだけで、くすぐったいツボに簡単に届いてしまいますねえ♡」<br />
「んぎっ！！？　ぁ゛っはははははははははははっ！！？　そこも、そこもだめぇっへへへへへへへへぁぁぁぁぁああああっ！！？」</p>
<p>腋の下、脇腹、腰、胸の横、首筋、背中と、上半身を気の向くままにくすぐり続けるワイエル。まるで『この日のために、ずっとこちょこちょシミュレーションをしていました』と言わんばかりに、指が器用にうごめきます。ここは夢の中であるはずなのに、感覚は嫌になるぐらい鮮明でした。</p>
<p>ワイエルが、指を止めないまま後ろを振り向いて言います。</p>
<p>「ほら、ビィルエル。あなたも仕事してください」<br />
「わ、私もか」</p>
<p>「当然です。あなたは何のために来たのですか」<br />
「分かった。そ、それでは失礼するぞ、リル」</p>
<p>笑顔まみれの情事を赤ら顔で眺めていた、銀髪のほうのもう1人の天使ビィルエルは、背中の羽をばさりと鳴らしてから、リルの足元へと近づきました。</p>
<p>「あ、足の裏とかはどうなんだ、リル？」<br />
「ひゃぅぅぅうっ！！？　あしっ、ぞくぞくしてへっ！！？　だめっ、だめですぅぅっふふふふぁっはははははははははは！！！」</p>
<p>「お、おお……♡　そ、それじゃあ、内股は」<br />
「っ～～～～！！？　そこも、だめっ！！？　だってっ、だってそこ近――！！？　ぁっははははははははひぁぁぁぁあああっ！！？」</p>
<p>「おおお……♡」</p>
<p>上半身をくすぐり責めするワイエルと、下半身をくすぐり責めするビィルエル。こうして、2人の天使たちによるこちょこちょ開発が始まりました。</p>
<p>最初こそ、適当にリルの体をいじめていたワイエルとビィルエル。しかし、だんだんと<ruby>違<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>というものが出てきます。</p>
<p>「ほーら、リル。私の指、結構器用に動くでしょう？　あー、指が近づいていきます。あなたの敏感な腋の下に近づいていきますよー♡」<br />
「ひっ、ひひ――っ！！？　や、やめ――」</p>
<p>「なーんて、うそです♡　お腹こちょこちょこちょこちょーっ♡」<br />
「ひぁぅぁっはっははははははははぁぁぁぁああ！！？　なんでっ、そこぉ――！！？　ひゃぁぁっはっはははははははははぁぁあっ！！！」</p>
<p>上半身をくすぐるワイエルは意地悪。くすぐられると思ったところをくすぐってこなかったり、反対にくすぐられないと思ったところをくすぐってきたり。リルの体だけでなく、心をも翻弄していきます。</p>
<p>「リル、だんだんと分かってきたぞ。お前は、爪を当てないように指先で、土踏まずを優しく引っかくとくすぐったいんだよな……」<br />
「ひゃひっひひひひひひひひひぃぃぃいいっ！！！　それつよっ、強すぎてっ！！？　ぁはっ、ぁはははははははははははははひっ！！？」</p>
<p>「それで、内股は爪を立てて、だけど優しく。付け根に近ければ近いほどいいんだろ？　なあ、リルぅ……♡」<br />
「ひゃぁあぅぁっはっはははははははははははぁぁぁぁあっ！！？　よくないっ、よくないですぅぅぅっふふふふぁっはははははははっ！！！」</p>
<p>一方で、下半身をくすぐるビィルエルは実直。駆け引きも何もなく、最もくすぐったいところを、最もくすぐったいくすぐり方でひたすら責めてくるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうやって、2人の天使によって全身をくすぐり回され続けたリル。</p>
<p>美女2人に密着されているという状況故か、くすぐったいという刺激が神経にバグを引き起こした故か、彼のおちんちんはもうとっくに、ばきばきに勃起していました。</p>
<p>そんなおちんちんを、ワイエルは柔らかな右手のひらでぎゅっと握ります。</p>
<p>「ひゃぅぁあっ♡♡♡　っ――！！？　っ――！！！」<br />
「ここからが本番ですよ、リル。サキュバスごときが相手では到底得られない快感を与えて差し上げましょう」</p>
<p>「ぁ゛、ぁあっ♡♡♡　っぁ――！！？」</p>
<p>それは握ったおちんちんを前後にしごくだけの、何てことのない手コキでした。しかし、オナニーすら知らない少年にとって、体をこちょこちょとくすぐられながらされる<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>は、あまりにも刺激が強すぎます。おちんちんの根元がむず痒すぎて、腰がへこ、へこと動いてしまうぐらい。</p>
<p>そして、それを見ていたビィルエルが、彼に追い打ちを掛けます。彼女は、既にワイエルの手のひらに埋もれてしまった<ruby>竿<rt>・</rt></ruby>を諦めて、その下にあるつるつるの<ruby>玉<rt>・</rt></ruby>に左手を伸ばしたのです。</p>
<p>「ぅあっ♡♡♡　ぁ、あ――！！？」<br />
「だ、大丈夫だぞ、リル。私は、ここが敏感な部分だって知ってるんだ。だから、優しく触ってやるからな……♡」</p>
<p>つるつるの睾丸を優しくなで、もみ込むような動き。何だか、睾丸からおちんちんの根元にかけてが、ひどくうずくようです。</p>
<p>片手で上半身をくすぐりながら、もう片手でおちんちんをしごくワイエル。片手で下半身をくすぐりながら、もう片手で睾丸をもてあそぶビィルエル。</p>
<p>それはリルにとって、<ruby>過剰快楽<rt>オーバーキル</rt></ruby>に他ならないのでした。</p>
<p>「ぅあ、あ――！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ひひゃっ、っあ――！！！！　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>おびただしい量の精液が、リルのおちんちんから噴き出しました。それは『夢の中だから』と言わんばかりに、現実では絶対にあり得ないであろう量。まるで体の<ruby>容量<rt>キャパシティ</rt></ruby>というものを一切無視して、受けた快感をそのまま射精量で表すかのようです。</p>
<p>「っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ぁぐ、ぁ――！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ぅ、ぅぅうう～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>「あらあら、すごい量♡　まあ当然ですね、こんな快感、下界では一生掛けても味わえるものではありませんよ？」<br />
「お、おお、おおおお……♡　そ、そんなに気持ちよかったのか？　そうか、そうかそうか……うれしい……♡」</p>
<p>1回の射精では出し切れず、どぷ、どぷ、どぷと精液が断続的に噴き出していきます。それをワイエルとビィルエルが、うっとりとした表情で見つめています。</p>
<p>……見つめているだけではありませんでした。</p>
<p>「さあ、続けましょうか♡」<br />
「ひひゃはぁっはっはははははははははははぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡　まっ、待――！！！？　せめっ、休憩を――！！！！　ぁっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>「お前が望むなら、もっとたくさんくすぐってやるからな……っ♡」<br />
「ぁはははははははははぁぁぁぁあああ♡♡♡♡　まっ、やめっ、やめてくださぃぃぃぃぁっひゃっはははははははははは！！！？　ぁぁぁぁああああああああああっ！！！！」</p>
<p>まだ射精が収まってもいないというのに、おちんちんを弄くりながらのこちょこちょ開発が再開されました。</p>
<p>「あなたも旅に出るからには、立派な男。<ruby>皮<rt>・</rt></ruby>がかぶったままでは格好が付きませんね。私がむいて差し上げましょう♡」<br />
「ぅあ、ぁ゛――♡♡♡♡　やめ、それ、変っ！！！？　むずむず、してぇぇぇっ！！！？」</p>
<p>「おっといけません。腋の下がお留守でしたね？」<br />
「ひゃぅぁひあっはっはっはははははははははははぁぁぁぁあっ！！！？　だめれすっ、どうじ、同時はぁぁあ――♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ひぁ、ぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡」</p>
<p>「リル、お前の<ruby>玉<rt>・</rt></ruby>はびくびく動いて、何だか生きてるみたいだな……あ、何だか、かわいい……♡」<br />
「ぅ、ぅぅぅぅぅ――！！！？　もむの、だめ、でふっ♡♡♡♡　何だか、ぁぁぁあ――っ！！！」</p>
<p>「足の裏も、小っちゃくてかわいい……。リル、お前は本当に全身全部かわいいなぁ……♡」<br />
「ぁはっ、ぁっははははははははははははははぁぁぁぁあっ！！！？　あしっ、つよすぎっ♡♡♡♡　くすぐったっ、だめ――！！！？　ひひっ、ぃい～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>気の向くままに、全身をくすぐりながらおちんちんをもてあそぶワイエルとビィルエル。</p>
<p>リルはもう、訳も分からず笑い悶えながら射精し続けるだけなのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>天使たちによる<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>が行われたのは、一晩だけの間です。しかし、夢の中では時間の流れがあいまいになります。リルは何時間も、何日間も、ワイエルとビィルエルの2人にくすぐり搾精された気がしました。</p>
<p>「さて、そろそろ夜が明けてしまいますね」<br />
「……む、そうか。名残惜しいが、これぐらいにしておこう」</p>
<p>「ひひっ、ひひ……！！？　ひぁ、ぁぁ……♡♡♡」</p>
<p>「あらあら、とっても気持ちよさそうな様子♡　いいですか？　サキュバスが相手では、こんな気持ちよさは絶対に味わえないのですからね？」<br />
「やりすぎな気がしなくもないが、まあ、目的は達したか。……しかし、気持ちよさそうだなあ。かわいい……♡」</p>
<p>2人が満足したのか、ようやく解放されたころにはもう、リルの様子はまともではありませんでした。くすぐり責めは終わったというのに、まだ口からは笑い声をこぼし、大の字の体をぴくぴく痙攣させています。</p>
<p>「では行きなさい、勇者リル。邪悪なサキュバスどもに正義の鉄槌を下してやるのです」<br />
「お前ならやれると信じている。武運を祈っているぞ、リル」</p>
<p>そんな激励の言葉の後、リルは床が抜けるような浮遊感と共に、意識を現実へと弾き飛ばされるのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「っ～～～～！！？　ひぅ、ぁ――」</p>
<p>その日の朝。リルは全身に残るくすぐったさに飛び起きます。</p>
<p>旅の始まりの日。しかし、盛大な夢精の後始末のせいで、出発が遅れてしまったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから勇者リルは、冒険者の服を身にまとい、行く町々で人々を襲うサキュバスを退治しながら、淫ヶ島を目指しました。</p>
<p>「な、なな何なのよあんたっ！？　いきなり人に剣突き付けるなんてイカれてんじゃないのおおお！？」<br />
「外でするのは公序良俗に反するので駄目だと思います」</p>
<p>「分かったからその剣しまってよおおお！！？」</p>
<p>リルの旅は、決して易くはありませんが順調でした。</p>
<p>不思議なことに町々の男衆から血の涙混じりの殺気を向けられるも、一方で女衆からの援助は厚く、宿を貸してくれることも少なくはありませんでした。</p>
<p>「か、かかわいいねえリルきゅん……♡　こここ、今夜はお姉さんがサキュバスになっちゃうぞぉ……っ♡」<br />
「Zzz……」</p>
<p>「ああん、現代っ子にあるまじき夜9時就寝。純朴なところも素敵ぃ……♡」</p>
<p>リルは1歩、また1歩、淫ヶ島へと進んでいきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、いかに勇者リルとて、旅の全てがうまく行くとは限りません。</p>
<p>それはある日、いつものように町にいるサキュバスを退治している時に起きたことでした。</p>
<p>「どっ、どどどどど！？　どうして私は剣を突き付けられてるのかなああああ！？」<br />
「精を対価にお金を払うのは売春に当たるので駄目だと思います」</p>
<p>「だってそうしないとえっちしてくれないんだもんんんん！！？」</p>
<p>サキュバスとの戦いは、熾烈を極めるものです。</p>
<p>たとえ相手を追い詰めたと思っても、思わぬ反撃に出ることがあります。</p>
<p>「ね、ねねねねえっ、赦してよ！？　そ、そうだっ、君にはたっぷりサービスしたげるからさぁ♡」<br />
「っ！？　は、離れてください！！　何を――」</p>
<p>サキュバスは、リルのほんのわずかな隙を突いて、彼の腰にしがみ付きました。</p>
<p>そして、服の中に隠れたおちんちんを、指でかりりと引っかいたのです。</p>
<p>「――ぅひゃぅぁあっ！！？」</p>
<p>それは本当に偶然でした。</p>
<p>服の上から手のひらでぐりぐり圧迫したり、服の中に手を突っ込んでしこしこしたりしてもよさそうなもの。しかし、サキュバスは本当にたまたま、特に何も考えず、『おちんちんをかりかりする』という選択肢を取ったのです。そして小っちゃなおちんちんの正中線にたまたまヒット。</p>
<p>しかし、その偶然にも放った一撃は、天使たちに施された<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>に、非常に近しい刺激だったのです。</p>
<p>「お？　もしかしてこういうのが好き？　いいよいいよ、たくさんやっちゃうよぅ♡」<br />
「くぁ――♡♡♡　やめ、それは――っ！！？　ひゃぅっ、ぁぁあぅっ♡♡♡」</p>
<p>突然のおちんちんかりかりに、リルの体から力が抜けました。それに『得たり』と思ったサキュバスは、執拗にリルのおちんちんをかりかりしてきます。勃起したおちんちんが服の中で上を向き、裏筋を無防備に晒してしまった時、彼の敗北は決定的なものになりました。</p>
<p>「ひぁぅあぅ、くぅぅぁあうぅっ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ぅっ、ぅぅうう～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>1番敏感な裏筋をかりりと引っかかれた瞬間、彼はとうとう射精してしまったのです。</p>
<p>「ぁう、ぁ――♡♡♡♡　ち、力が――」<br />
「うひょー、濃厚なお精子っ♡　で、でででも君は何だか怖いから逃げるねええええ――！！？」</p>
<p>あまりの気持ちよさに、その場にへたり込んでしまうリル。そしてサキュバスは、リルが腰を抜かしたのをいいことに、さっさと走って逃げてしまいます。</p>
<p>後に取り残されたのは、お外でパンツがべとべとになって、どう始末したものか困り果てるリルだけなのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな、初めて敗北した日の夜、リルは夢を見ました。</p>
<p>陽光が照らし続けるお空の上。案の定、自分は全裸で、目の前には2人の天使たちがいました。</p>
<p>「まさか服の上から指コキされただけで、浅ましくも射精してしまうだなんて。もう服など要らないのではありませんか？　下半身すっぽんぽんと貞操帯、お好きなほうを選ばせて差し上げましょう」<br />
「言い過ぎだぞ、ワイエル。サキュバスの武力は大したものではないが、性技に関しては人間のそれを凌駕する。最後まで油断してはならんぞ、リル」</p>
<p>ご立腹のワイエルと、反省会を始めるビィルエル。リルは『たった1回射精させられただけで、そんなに怒ることかなあ』と思いましたが、とんでもない。サキュバスに射精させられた彼が腰を抜かしてしまったように、たった1度でもそれは致命的な敗北になり得ます。</p>
<p>であるならば、天使たちが彼に<ruby>お<rt>・</rt></ruby><ruby>仕<rt>・</rt></ruby><ruby>置<rt>・</rt></ruby><ruby>き<rt>・</rt></ruby>をするのも、至極当然のことなのです。</p>
<p>「あなたには今一度、自分の立場を教え込む必要がありそうです」<br />
「……つらいだろうが、お前を思ってのことだ。耐えてくれ、リル」</p>
<p>途端に、体を引っ張られる感覚。自分の体を見下ろすと、光輪が両手足首にはまっています。大の字拘束――覚えのある状況に、リルは静かに、ひっそりと唾を飲み込みました。</p>
<p>しかし、どれだけ取り繕おうと思っても、その表情、そして何よりむくむくとあっという間に硬くなっていくおちんちんを隠し通すことはできません。ワイエルがじとりとした目で、リルのことを見つめます。</p>
<p>「まさかあなた、惨めに射精させてもらえるとでも思っているのですか？」</p>
<p>その瞬間、リルには覚えのない感覚。自分の体を見下ろすと、光輪がおちんちんの根元に巻き付いていました。これは何？　――そう疑問を抱くのも一瞬だけ。ワイエルが両手の指をリルの腋の下に突き刺したのです。</p>
<p>「ぃぎ――！！？　ぁ゛ぁぁあっはっはははははははははははははぁぁぁぁあっ！！！　な、え――！！？　つよっ、強すぎぃぃぃぃっひっひゃっははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああああああっ！！！」<br />
「まさか、情けなくも敗北した勇者に、私たちが奉仕をすると？　何て卑しく浅ましい考えなのでしょう、リル。私は悲しくて涙が出そうです」</p>
<p>力のこもった指先で、腋の下の奥にあるツボをぐりぐりともみほぐすような動き。さしものリルも、口から苦しみ交じりの笑い声があふれてしまいます。</p>
<p>それでも、彼の体は旅立つ前日に、完全に開発されていました。くすぐったい――ただそれだけで、既に半勃ちになっていた小っちゃいおちんちんが、ばきばきに勃起してしまいます。リルの頭の中は、おちんちんのことでいっぱいでした。だってあの時、くすぐられた後におちんちんをしこしこしてもらえたから。今回もきっと、同じことになる。</p>
<p>しかし、彼は知らなかったのです。こちょこちょプレイというのは、ただくすぐって、ただ射精させるだけではないということを。</p>
<p>「リル、<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>が何だか分かりますか？」<br />
「ぁ゛はっ、ぁははははははははははぁぁぁあ！！？　なっ、なぁっはははははははははっ！！！　ひっ、ひぃぃぃぃいいいっ！！？」</p>
<p>ワイエルが左手でリルの腋の下をくすぐりながら、右手でつまんで見せびらかした<ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>。それは小さな羽根でした。羽根。そう、羽根です。彼女の背中に生えている大きな翼から、1枚だけ取り出したような、手のひらからちょっとだけはみ出すぐらいの大きさの羽根。</p>
<p>笑いっぱなしで答えることこそできませんでしたが、リルにはそうにしか見えませんでした。それが一体何だというのでしょう？</p>
<p>しかし、ワイエルは笑います。</p>
<p>「これは、あなたを今晩の間、ずっと苦しめ続けることになる道具ですよ」<br />
「――ひひゃっ、ぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>リルの口から上がる、甲高い悲鳴。さらに増す、ワイエルの笑み。</p>
<p>彼女は指でつまんだ羽根で、硬く勃起したおちんちんの裏筋をなぞり上げたのです。</p>
<p>「思った通り、敏感なおちんちんですね。こんな柔らかな羽根で、そんなに反応するなんて」<br />
「ぁひっ、あっ♡♡♡　ぁあっ、ぁぁぁぁあああああっ！！？」</p>
<p>「腋の下は激しく、おちんちんは優しく。気が狂いそうでしょう？　安心なさい。この場で気が狂うことは、絶対にありませんから」<br />
「ぃや゛っはっははははははははははっ！！？　ぁ――♡♡♡　ひぁっ！！？　ぁはっはははははははははははははひゃぅぁぅぁぁぁあっ♡♡♡」</p>
<p>リルは、まさか羽根でおちんちんをくすぐられるなんて思いませんでした。<ruby>あ<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>時<rt>・</rt></ruby>は、手のひらでしこしこされただけだったから。というよりそもそも、おちんちんをくすぐられるという発想すらありませんでした。</p>
<p>しかし、その感覚は彼にとってなかなか<ruby>ツ<rt>・</rt></ruby><ruby>ボ<rt>・</rt></ruby>でした。雑味のないなめらかな羽根は、一方でしっかりと芯を感じさせる硬さも兼ね備えています。線維の1本1本がしなるぐらいの力加減でおちんちんの裏筋をすすりとなでられると、全身が鳥肌立ってしまいそうなくすぐったさと気持ちよさが同時にやってきます。そもそも、一晩でくすぐられフェチにされてしまった彼にとっては、『おちんちんをくすぐられている』というシチュエーション自体が興奮の元です。まともな状態であれば、あっという間に射精してしまいそう。</p>
<p>……そう、まともな状態であれば。</p>
<p>「ぅあ、ぇ――！！？　ぐっ、ぅぅぅぅううっ♡♡♡　ぅぅぅぅぅぅぅううっ！！！」<br />
「おや、苦しそうですね。リル」</p>
<p>「どうして、<ruby>で<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby>、<ruby>い<rt>・</rt></ruby>――！！？　ぁはっ、ぁはははははははぁうぅ゛ぅぅぅううう！！？」<br />
「私たちに射精させられなくとも平気でしょう？　……あなたはもう、サキュバスにとてもとても、それはもうとても気持ちよくさせられているのですから」</p>
<p>説明されなくとも、容易に察せられることでした――おちんちんの根元に巻き付いた光輪が、<ruby>悪<rt>・</rt></ruby><ruby>さ<rt>・</rt></ruby>をしている。圧迫感はそこまで強くないはずなのに、上ってくるはずの精液が、光輪のところでぴたりと止まってしまう。</p>
<p>その光輪は、物理的にではなく、何かこう超常的な力で彼の射精を妨げていたのです。</p>
<p>そして、うめき声を上げるリルに、さらなる追い打ち。この優しくも苛烈な焦らし責めに、ビィルエルが加担します。</p>
<p>「ひ――ッ♡♡♡　ぁはっ、ひゃぅぁぁぁぁぁああああああああっ！！？　羽根っ、<ruby>全<rt>・</rt></ruby><ruby>部<rt>・</rt></ruby>ぅぅぅひぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡」<br />
「リル、驚いたか？　私たち天使はな、翼を手足のように動かせるんだ。……翼を使ってくすぐれば、両手が空くだろ？　そしたら――」</p>
<p>「ひひゃっ、ぁーーっはっはははははははははははははぁぁぁあっ！！！　あしのうらっ、だめっ、だめぇぇぇっはははははははははははひゃぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>ワイエルのように、羽根でくすぐるなんてみみっちい責め方ではありません。ビィルエルは背中に生えた大きな翼そのものを体の前に伸ばして、リルのつるつる睾丸を両側からすりすり、さわさわ、しゅこしゅことくすぐっていくのです。</p>
<p>そして、空いた両手で足の裏をこちょこちょ。もしも両脚を光輪で拘束されていなければ、強烈すぎる刺激にビィルエルのことを蹴飛ばしてしまっていたでしょう。</p>
<p>「あら、いいですね。では私もビィルエルに倣って」<br />
「ひぁっ、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡　翼につつまれっ♡♡♡　ひゃぐっ、ぁはっ、ぁ、ぁぁぁぁぁぁあああああああああああっ！！？」</p>
<p>そしてビィルエルの責めに、ワイエルも改めて加担。リルの背後に回って、翼で彼の胴体を抱き締めるように包み込みながら、その先端でおちんちんをこしょこしょ、すりすり。ビィルエルが言ったとおり、天使たちの羽根は本当に器用に動きます。</p>
<p>そしてフリーになった両手をわきわきうごめかせながら、腋の下と乳首を行ったり来たり。くすぐったさと気持ちよさを両立させたフォーメーションです。</p>
<p>もしも普通であればもう3度は射精していたでしょうが、射精を禁止されたリルにはそれもかないません。精液はまったく出てこないというのに、透明な我慢汁だけはだらだらとあふれてきます。</p>
<p>リルはワイエルに懇願しました。</p>
<p>「やめっ、やめでくださいぃぃぃぃぃぃいいっ！！！　これっ、つらいっ！！？　すみませんでしたっ、すみませんでしたぁぁひゃぁぁぁぁっははははははははははははぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡」<br />
「駄目です。この程度で根を上げる程度だから、サキュバスのいいようにされてしまうのですよ？　まだしばらくのお仕置きが必要なようですね」</p>
<p>次に、リルはビィルエルに懇願しました。</p>
<p>「おねがいですっ、とめでくださいぃぃぃっひっひひひひひぃぃぃいいいい♡♡♡　こんなっ、死んじゃいますぅぅぅあっひゃははははははははははははぁぁぁぁああああああ！！？」<br />
「……つらいだろうが、耐えてくれ。これも、お前がサキュバス討伐を果たすために必要なことなんだ」</p>
<p>「どれだけビィルエルに媚びても無駄ですよ、リル。この女、何だかんだ言ってあなたにセクハラすることしか頭にないのですから」<br />
「な、なな何を言っているんだワイエル！！？」</p>
<p>「そもそもこうしてあなたをサポートしている理由が、『顔が好みだから』なのですよ。この面食いのショ○コン天使」<br />
「み、みみみ見た目だけじゃないぞ！！？　こ、こうしてサキュバス退治の旅に出て、一生懸命戦って、こう『頑張ってるなあ』って！！？」</p>
<p>結局、どっちに頼み込んでも駄目。</p>
<p>そうこうしている間に、射精できないリルの精神力は、がりがりと削れていきます。</p>
<p>「ぅぐっ、ぁはっ、ぐすっ♡♡♡　ぅぁぁああああああんっ！！！　ぐすっ、ぁはっ、あっはははははははぁぁぁああっ♡♡♡　ぁぁぁぁああああっ！！？　ぐすっ、ぅぅぅうううううう！！？」</p>
<p>あまりにもくすぐったくて、気持ちいいはずなのに、射精できないのがつらくて。とうとう、くすぐられ笑いながら泣き出す始末です。</p>
<p>「あらあら。勇者ともあろう者が泣いてしまったのですか？」<br />
「そ、そそそそんなつもりはリルるるるるっ！！？　お、おおおおいっ！！？　わわわわワイエルどどどどどどうするんだこれれれれっ！！？」</p>
<p>「落ち着いてください、ビィルエル。声帯が出す周波数ではありません」</p>
<p>それを見て、まるで母親のようにため息を付くワイエルと、どうしていいか分からずひたすらおろおろするビィルエル。</p>
<p>ワイエルが、指でリルの顎を持ち上げました。</p>
<p>「反省しましたか？」<br />
「は、ひ……！！　ぐすっ、はいぃ……っ！！」</p>
<p>「ならば、ここで誓いなさい。もう2度と、サキュバスの前で射精しないと」<br />
「もぉ、にどとっ、サキュバスの前でしゃせえしませんんん……っ！！」</p>
<p>「うん、いい子です」</p>
<p>ワイエルが頭をなでなでして、リルがだんだんと泣きやんでいきます。随分と飴と鞭の使い分け方を心得た天使です。</p>
<p>そして、ワイエルはそのまま、リルの後頭部に腕を回して、自分のたわわなおっぱいを彼の顔に押し付けました。</p>
<p>「むぐっ、ぅう！？」<br />
「これはご褒美です♡」</p>
<p>「んむっ、ぅ、ぁ……♡」<br />
「ふふふ、何ですか？　赤ん坊のように蕩けしまって。なかなか、かわいいではないですか……♡」</p>
<p>きれいなお姉さんのおっぱいに顔を埋めるなんて、リルには生まれて初めての経験。恥ずかしいけれど、母性たっぷりの感覚に全身のこわばりがほどけていくよう。</p>
<p>そして、ワイエルはリルの顔をぱふぱふしたまま、空いた翼で腋の下をこちょこちょとくすぐってきます。</p>
<p>「んむふっ♡♡♡　んぐっ、ぅくっ、ぅふぅぅううっ！！？」</p>
<p>「笑い声を我慢しなくていいですよ、リル。私の胸の中でたっぷり笑い悶えなさい♡」<br />
「ぷはっ、ぁはぁっ！！？　ぁはっ、あっはははははははっ、んむっ、んむふぅぅうううっ♡♡♡」</p>
<p>それは確かにくすぐったいけれども、指で乱暴にもみほぐされるよりもずっと優しくて、身も心も蕩けてしまいそうな気分です。</p>
<p>完全に『お仕置きモード』から『甘やかしモード』に入ったワイエル。しかし、ビィルエルはそうではありませんでした。いつの間にかリルの背後に回ったビィルエルは、細い両手の指先を彼のおちんちんに宛がったのです。</p>
<p>「ひ――！！？」<br />
「あ、あああ安心しろ、リル。ここここれからたっぷり射精させてやるからなぁ……っ♡」</p>
<p>「ぁひぁあっひゃっははははははははははははははははぁぁぁあっ！！！？　あむふっ♡♡♡♡　ぷはっ、ぁはっ！！！！　あっはははははははははははひゃぁぅぁぁぁああああっ！！！？」</p>
<p>両手の指10本を全部つかって、おちんちんこちょこちょ。陰茎も、裏筋も、亀頭も、睾丸も、蟻の門渡りも――おちんちんを隙間なくくすぐったさで埋めていくようです。現世でサキュバスに衣服越しにされたものよりも、ずっと直接的で、ずっと多く、そして長い。</p>
<p>それは『射精禁止モード』から『搾精モード』に変わったが故の行動でした。</p>
<p>「も、ももちろん、足の裏も一緒だぞ。お前の足の裏は、羽根でくすぐるだけでも悶えるぐらい敏感でいいなぁ……♡」<br />
「ひひゃはっ、ぁっひゃははははははははははははひぃぅぅうううっ！！！？　ひはっ、ぁはっ、むっ、ぅぅううううっふひははははははははははははははぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>そして、ワイエルと同じように、空いた翼で足の裏をこちょこちょ。だけどワイエルのような『優しいくすぐり責め』というよりは、ただひたすら弱いところをもてあそぶような、『ねちっこいくすぐり責め』です。</p>
<p>先ほどの射精禁止とは、真逆の状況になりました。<ruby>腋の下と足の裏<rt>くすぐったいところ</rt></ruby>を優しくくすぐりながら、<ruby>おちんちん<rt>きもちいいところ</rt></ruby>を激しくこちょこちょ。</p>
<p>リルの性感が、あっという間に上り詰めていきます。しかし、彼のおちんちんにはまだ、射精禁止の光輪が巻き付いたままでした。</p>
<p>「ぅぐっ、ぅ゛、ぅぅぅぅぅううううううっ♡♡♡♡　も、もぉ゛、もぉぉ！！！？　ひひゃはっ、あっははははははははははぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>「安心なさい、もうあなたを苦しめるつもりはありません。今、現世では絶対にかなわない快楽を味わわせて差し上げます♡」<br />
「た、たたたくさん、気持ちよくなってくれ、リル……♡」</p>
<p>そして、おちんちんが気持ちよさで爆発してしまいそうになった瞬間、ワイエルがリルをぱふぱふしながら、おちんちんに巻き付いた光輪を解き放つのでした。</p>
<p>「……ほら、イけ――っ♡」<br />
「ひ――♡♡♡♡」</p>
<p>ワイエルのそのちょっと乱暴な命令口調は、リルの背筋を嫌にぞくぞくさせました。</p>
<p>耳を犯す声、顔面に押し付けられるおっぱい、腋の下の優しいくすぐったさ、足の裏へのねちっこいくすぐったさ、そしておちんちんこちょこちょ――その全ての刺激が、リルに深い深い絶頂を齎したのです。</p>
<p>「ぅあ、ぁ゛ぁぁあああ――！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ひぁ、あ――ッ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>まるで小石を詰まらせた水鉄砲のような射精でした。</p>
<p>リルが腹筋をへこませるとともにびゅーびゅーと勢いよく精液を噴き出させたと思ったら、ある瞬間にぶしりと止まって、リルが大きく息を吸い込む。それで1度体に酸素を溜め込んで腹筋を膨らませると、また悲鳴とともにびゅーびゅーと勢いよく射精する。</p>
<p>リルは、おちんちんだけでなく、全身で射精しているかのような錯覚を覚えました。だって、ただおちんちんから精液を出すにしては、お腹にも、腕にも、足にも、あまりに全身に力が入っていたから。そして、おちんちんのくすぐったさだけではない、顔に押し付けられるおっぱいの柔らかさ、腋の下や足の裏のくすぐったさ、そして全身に当たる天使たちの肌の温もりが、あまりに気持ちよかったから。</p>
<p>その気持ちよさが、射精の最中ですらずっと続く。</p>
<p>「ぁぐっ、ひゃ――♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>本当にこんなもの、現世で味わえるものではありません。リルは、今までの苦痛を全て忘れ去って、この愛情たっぷりの気持ちよさに身も心も任せるだけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>びゅーびゅーと噴き出し続ける精液は、おちんちんをこちょこちょしていたビィルエルの顔面に勢いよく直撃していました。</p>
<p>「ぉぶっ、おぶぶぶぶぶぶっ」<br />
「ぷっ、くく――！？　何をしているのですか、ビィルエル」</p>
<p>「ぅあ、ぁ゛～～～～……♡♡♡♡　ひはっ、ぁ――！！！？　っ～～～～……♡♡♡♡」</p>
<p>リルがそれを見て『まずいことをしてしまったかも』と思ったのは、長い長い射精がようやく落ち着いてから。ワイエルのほうはややウケです。</p>
<p>リルはとにかく何か謝罪しようとしましたが、絶頂の余韻のせいで頭が回りません。そして、ビィルエルの反応は、彼の予想とは違ったものでした。</p>
<p>「はぁ、はぁぁ……っ♡　こんなに、こんなに気持ちよかったんだなぁ……♡」<br />
「あ、あの……。すみま、へ……っ」</p>
<p>「もっと気持ちよくしてやるからな、リルぅ……♡」<br />
「――ひひゃぁぅぇぁぉぁぁぁああっ♡♡♡♡」</p>
<p>すっきりしたはずのおちんちんに、再び指を這わせ始めるビィルエル。</p>
<p>「気持ちよさそうだなぁ、リル。ふふふふふ、へへへへへぇっ♡」<br />
「もっ、もぉ゛いいでひゅっ！！！？　これいじょっ、これ以上はおかひくなっひゃぁっひゃっはははははははははははははぁぁぁぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>「……まあいいでしょう。リル、散々射精をお預けされた後の連続射精は、天に上るほど気持ちいいらしいですよ♡」<br />
「もっ、もぉぉおっ♡♡♡♡　のぼってっ、のぼってまひゅぅぅぅひゃっははははははははははぁぁぁぁああああ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>もうたくさん気持ちよくしてもらった、もう十分なのに、というかこれ以上は無理――リルがそう思っても、天使たちが納得してくれるはずもないのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>案の定、くすぐり搾精天国は朝になるまで続けられました。</p>
<p>「ひへっ、へ、へ……♡♡♡♡　ひゃは、ひゃぁぁ……♡♡♡♡」</p>
<p>事後。たっぷり甘やかされて、たっぷり気持ちよくさせられて、リルの表情はもうとろとろ。その姿を、ワイエルとビィルエルが愛おしそうに見つめています。</p>
<p>「ふふふ、何とも無様な姿ですね、リル♡　その姿、私たち以外には絶対に見せてはなりませんよ」<br />
「安心しろ、リル。これだけの<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>があれば、サキュバスに遅れを取ることはあるまい」</p>
<p>「今更仕事モードになっても、あなたがそれはもう愉しんでいたという事実は消えませんよ。ビィルエル」<br />
「ううううるさい」</p>
<p>浮遊感と共に意識が現実へと引き戻されていきます。目覚める時間です。</p>
<p>「では行きなさい、勇者リル。卑しいサキュバスどもの雌穴など、一つ残らず瞬間接着剤でふさいでしまうのです」<br />
「そこまでしなくていいぞ。旅がつらくなったら、いつでもここに帰ってくるんだ、リル」</p>
<p>目覚めたリルは、夢精でべとべとになった下着の処理をして、決意を新たにサキュバス討伐の旅を再開するのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、何やかんやあって、リルはとうとう淫ヶ島にたどり着きます。</p>
<p>「なななな何なんじゃよおおおお！！？　ひとの住処に突然現れたと思ったら、物騒な剣持って暴れ回りおってええええ！！？」</p>
<p>「人々を襲うサキュバスたちを退治しに来ました」<br />
「貴様か！！　最近町々でサキュバスを物理的に襲って回ってるっていうイカれた人間はあああ！！？」</p>
<p>「こらしめました」<br />
「いやほんと迷惑してるのじゃぞ！！？　儂らだって食わねば死んでしまうというに！！！　人里を歩けばサキュバス狩りだ何だって、ちゃんと合意の上で精液を貰ってるんじゃぞおおお！！？」</p>
<p>「でも、既婚者を誘惑するのは不貞行為になるので駄目だと思います」<br />
「分かったからその剣をしまうのじゃあああああ！！？」</p>
<p>激しい死闘の末、リルはとうとうサキュバスの親玉を打ち倒すことに成功したのでした。</p>
<p>世界に平和が訪れます。もしも相手が鬼であれば財宝の一つや二つよこしてくれたでしょうが、ケチなサキュバスが相手ではそうもいきません。</p>
<p>「……貴様、それはあまりにも図々しいとは思わんのか」<br />
「別に、要求はしていませんよ。ただ、貰ってないなあって」</p>
<p>「はぁ、人間との付き合い方を考え直さなければならないのう……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次の瞬間でした。</p>
<p>空から暖かな光が差し込み、リルを包み込みます。『2度と来るな！！』というサキュバスの声をよそに、ふわりと浮くリルの小さな体。キャトルミューティレーションされかねない状況に目を瞑りますが、声が聞こえました。</p>
<p>「リル……。勇者リル……」<br />
「目覚めるのだ、リルよ……」</p>
<p>この声は――リルは目を開きました。</p>
<p>彼がいたのは、暖かな陽光の照らし続ける空の上。足元を見ると、地面もないのに体が宙に浮いています。意識がはっきりとしていて、感覚も鮮明で、体も自在に動く。</p>
<p>そして、服は着たまま。今度は夢ではない、現実です。</p>
<p>「よくやりましたね、勇者リル」<br />
「お前なら必ずやり遂げられると信じていたぞ、リル」</p>
<p>目の前には、2人の女性が立っていました。金髪の天使ワイエルと銀髪の天使ビィルエルが、リルに惜しみない賛辞を送ります。リルも『長く苦しい戦いだった』と、感動に打ち震えるところです。</p>
<p>これで、勇者リルの長い旅はおしまい。しかし、このままエンディングが流れるかと思いきや、ふとビィルエルが前に出ました。</p>
<p>「と、ところで、だ。リル、これからお前はどうするつもりだ？」<br />
「どう、って……？　どういうことでしょうか」</p>
<p>「その、何だ。今後の予定というか、将来の展望というか、な？」<br />
「いえ、特に決めては。ただ、これからも、世の中を良くしていく旅を続けられたらと思っています」</p>
<p>「お、おお。そうか、そうなの、か……。ああ、よい志だなぁ……」</p>
<p>何とも言えない表情でがっくりと肩を落とすビィルエル。そんな彼女にちょっとどん引きしたワイエルが、今度は前に出てきます。</p>
<p>「勇者リル。見事サキュバスを打ち倒したあなたに、ちょっとしたご褒美とお願いがあるのです」<br />
「お願い、ですか？」</p>
<p>正義感に溢れるリルは、『ご褒美』よりも『お願い』の言葉に反応しました。ワイエルは内心『ああはいはいそっちね』と思いながら言葉を選びます。</p>
<p>「ええ。私たち天使というものは、常に一つの大きな<ruby>問<rt>・</rt></ruby><ruby>題<rt>・</rt></ruby>にとらわれていまして。あなたならきっと、その問題を解決できるのではないかと」</p>
<p>「僕を助けてくださった天使さまたちを、今度は僕が助けられるなら！　何でもしますよ！」<br />
「心強いこと、この上ありません。勇者リル」</p>
<p>にっこりと笑うワイエル。その背後で、ビィルエルが何だかものすごく挙動不審になっていることに、使命感に燃えるリルには気付けないのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、リルは2人の天使たちにどこかへ連れて行かれます。</p>
<p>大地の見えない陽光の空をふわふわと飛んでいくと、ひときわ大きな雲があるのです。足を付ければ雲の上に立つことができて、雲の上なのにきれいな水が流れる小川があるし、見たことのない果物のなる樹木まで生えています。</p>
<p>「ここは天界のごく一部です。巨大なお屋敷の中にある、ほんの一部屋にすぎないと考えればいいでしょう。今まで私たちが会っていた場所は、いわば玄関口です」</p>
<p>ワイエルの説明に、リルは『じゃあ玄関口でいかがわしいことをしてたってこと？』と思わないでもないでしたが、とにかく、天使たちが雲の上に住んでいるという話は本当のようです。</p>
<p>「あなたのうわさを聞いて駆け付けた者も多いですね。ブラデエルに、ラムエル、ジンエル、テキラエル、ウォッカエル、ぽんしゅエル、焼酎エル……」</p>
<p>右から、左から、前から、後ろから、上から――今や、この場にはワイエルとビィルエルだけではない、たくさんの天使たちが集まっています。</p>
<p>その誰もが、目鼻立ちの整った、実にイイ体をした美しい女性たち。美女たちに取り囲まれて注目を浴びるというのは、何だかものすごく恥ずかしい気がして、リルの顔がほんのり赤くなります。</p>
<p>それをごまかそうとして、リルは質問しました。</p>
<p>「それで、天使さま。僕は一体何をすればいいのでしょうか？」<br />
「ん、ああ、そうでしたね。あなたは――」</p>
<p>ワイエルの何だかちょっともったいぶるような言い方に、リルは少し違和感を覚えました。どうにも、切迫した事態というわけではなさそうです。</p>
<p>まあ何でもいいか、天使さまたちが困っていることには変わりない――そして、リルが待つこと数呼吸、ワイエルの返答は。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――あなたはここで永遠に、私たちのこちょこちょペットになってもらいたいのです」<br />
「……え？」</p>
<p>「こちょこちょペットです」</p>
<p>2回言いました。</p>
<p>右耳で聞いても、左耳で聞いても、どうにも聞き間違いではないようです。不思議です。</p>
<p>「『こちょこちょペット』という名称がお気に召しませんか？　まあ何でもいいですよ。『くすぐり奴隷』でも、『セフレ』でも、『擽ラレ笑イ悶エルコトダケ許サレタ快楽人形』でも」</p>
<p>「そ、その。僕は、天使さまたちが困っていると聞いて……」<br />
「うそは付いていませんよ？　困っているんです。私たち天使には、娯楽が圧倒的に不足しているのです。このままでは暇死にしますよ、暇死に。あーあ、どこかにたくさんえっちさせてくれる男の子がいればなー」</p>
<p>「で、でも僕は、世の中を良くしていく旅を……」<br />
「あなたみたいな軟弱者が世直しなんて、どこかで野垂れ死ぬのが目に見えています。サキュバスごときに武力で苦戦するあなたの取り柄なんて、容姿と正義感ぐらいのものですよ？　うぬぼれるのも大概にしてください」</p>
<p>この天使、すっごい刺してきます。以前からうすうす感じてはいたけれど、そんじょそこらのサキュバスより性格悪い。</p>
<p>「でも、僕なんかが、天使さまたちの期待にお応えできるわけが……」<br />
「何を言っているのですか？　あなたの献身によって救われる者が、少なくとも<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>に<rt>・</rt></ruby><ruby>1<rt>・</rt></ruby><ruby>人<rt>・</rt></ruby>いるではないですか」</p>
<p>特に誰かに促されるわけでもなく、頭で考えるまでもなく、2人の視線は自然とビィルエルのほうに移りました。</p>
<p>「も、もももも、もういいんだよな……♡　こ、こここに来たってことは、<ruby>同<rt>・</rt></ruby><ruby>意<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby>ってことだよなぁ……ッ♡」<br />
「はいビィルエル、待て。待てですよ」</p>
<p>目をぎんぎんさせたビィルエルに、ワイエルはため息を付きながら<ruby>ど<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>ど<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby>します。最初は凜としていて格好よかったのになあ。</p>
<p>とにもかくも、天使たちの提案とは、ここで永遠にくすぐり犯されていろ――と。自分の人生がいきなりとんでもない方向に吹っ飛ばされてしまって、リルは頭と心の整理が付きません。</p>
<p>しかし、リルが熟考する暇もなく、ワイエルが言うのです。</p>
<p>「リル。正義感も結構ですが、1度、自分に正直になって考えてみてください」</p>
<p>その途端でした。ワイエルが、ビィルエルが、目の前にいるたくさんの天使たちが、リルの目の前で指をわきわきこちょこちょとうごめかせ始めたのです。</p>
<p>「こんなにもたくさんの指と羽根で、全身をこちょこちょされたくはありませんか……♡」<br />
「ひぅ――」</p>
<p>「もしも嫌なら、私たちの手を払いのけなさい――♡」<br />
「ぅ、あ、ぁ……！！？」</p>
<p>まるでスイッチをかちりと切り替えたように、リルのおちんちんがギンと勃起します。</p>
<p>これまで幾度となくサキュバスの誘惑を払いのけてきた勇者リル。しかし、天使たちの手を払いのけることはできなかったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ひゃぁあぅぁぁぁあああっひゃっはっはははははははははははははぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡　ぁひゃはっ、あ――！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>雲で作られたふかふか床の上に、大の字姿のリル。両手両脚は天使の腕に押さえ付けられ、その全身には大量の指と羽根。</p>
<p>今までの<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>なんて比べものにならないぐらい、甘くて、多くて、激しくて。永く、永く、永いくすぐり搾精が行われます。</p>
<p>「君の活躍、ずっと見てたよぉ♡　頑張ったご褒美にたくさんこちょこちょしてあげるねぇ♡」<br />
「ぃひゃぁっひゃっはははははははははははぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　わきっ、腋の下くしゅぐっだひっ、もぉ十分くすぐったひでひゅぅぅぅぁっはっははははははははははははははひゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「……ま、仮に旅に失敗してたとして、『お仕置き』とか適当な理由を付けてここに連れてきてた気がするけど」<br />
「ひひ――♡♡♡♡♡　なひぇっ、ぼくっ、ぼくはぁぁっひゃっははははははははははははひゃぅぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡♡　あ、ああああ足の裏はだめへっ、ぁはっ、ひゃはっはははははははははぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「まあまあ、いいじゃないすか。実際、無事に成功して、しっかり人間たちを救ったわけなんすから。これで心置きなくこちょこちょご褒美ックスできるってもんすよ♡」<br />
「ぁはっ、ぁ゛ぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひゃはっはははははは～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>天使たちのくすぐり責めは、統率の取れたものではありませんでした。みんなが好き好きに、リルの体のどこかしらを指で、あるいは羽根でこちょこちょして、そのかわいらしい反応を愉しみます。</p>
<p>こんなにも無秩序だと、体の上でケンカが起きてもおかしくなさそうなのに。しかし、天使たちのくすぐり搾精というものは、どこまで行ってもただひたすらにくすぐったくて、気持ちいい。リルはもう、体のどこかがくすぐったいだけで、おちんちんからびくびくぴゅっぴゅと射精してしまう有り様です。</p>
<p>「ん～♡　もしかして君、くすぐられながらおっぱいでむぎゅむぎゅされるの好きぃ？　いいよ、たくさんしたげるぅ♡」<br />
「んむぐっ、か、顔――♡♡♡♡♡　んむぅっふふふふふふぅぅううっ♡♡♡♡♡　ぷはっ、あっはははははははははひゃあむぅぅぅううっ♡♡♡♡」</p>
<p>「……耳元でささやかれるのも好きだよね？　ほら、こちょこちょでイけ、イけ、イけ――っ♡」<br />
「ひぅ――♡♡♡♡　ひ、ぁ、あ、あ、あ――♡♡♡♡　ひ――っ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>「君は余計なこと考えちゃだめっすよ？　君が気持ちよくなる方法、全部全部教えて……？」<br />
「ひひゃっはははははははははぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　そんなっ、ひょんなはぁぁっひゃっはははははははははははぁぁぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルは笑い悶えながら、気付いたことがあります。自分のことをこちょこちょと犯し続ける天使たち。彼女たちの<ruby>性<rt>・</rt></ruby><ruby>欲<rt>・</rt></ruby>というのは、人間のものとも、サキュバスのものとも、少し違っていたのです。</p>
<p>人間の性欲とは、絶頂に対する欲求だけではありません。支配欲、あるいは嗜虐欲、あるいは愛情、実にさまざまな欲求と感情が入り交じった複雑なもの。一方でサキュバスの性欲とは、ただひたすらのおちんぽ中毒。</p>
<p>天使たちの性欲は、どこか自身に対する快感が希薄だったのです。自分が悦ぶよりも、相手を悦ばせたい。それどころか、相手の悦びが、そのまま自分の悦びになる。だから、リルが悦ぶことを、嫌な顔一つせずただひたすらにしてくれる――それは、『奉仕欲』という言葉が最も近い。しかし、奉仕するだけでこんなにも満たされてしまうだなんて、人間では考えられません。</p>
<p>それはたとえ、いつも意地悪な金髪のほうの天使ワイエルも同じ。</p>
<p>「あら、心外ですね。私もビィルエルほどでないにせよ、あなたのことは結構気に入っているのですよ？」</p>
<p>どこかひねくれた言葉で返すワイエル。しかし、そのまなざし、その表情はまるで恋人や伴侶に向けるそれのよう。もしも彼女が『あなたのことなんて別に好きではない』と言った時にそれを真に受けて別の女性を選ぼうものなら、包丁を持って地獄の果てまででも追いかけて来そうです。</p>
<p>「<ruby>最<rt>・</rt></ruby><ruby>初<rt>・</rt></ruby>は、あなたのサポートをした私たちが頂くことになっています。ビィルエルとの順番は、まあ、じゃんけんで決めました」<br />
「ぅ、あ――♡♡♡♡♡　ぁ、挿って――♡♡♡♡♡　ぁ、ぁあ、ぁぁぁあああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「ふふふ。これであなたも立派な男の子ですね、リル。そ、し、て――っ♡」<br />
「ひひゃはっ、ひゃぁぁぁっははははははははははははははぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　ひゃめっ、腰っ、動かしながひゃっ、腋の下くしゅぐ――♡♡♡♡♡　ひゃはっはははははははひゃぁぁぁぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>他の天使たちが指と羽根でリルの全身をくすぐり姦すさなか、騎乗位で犯し始めるワイエル。それも膝立ちでなく、足の裏を床にべったりと付けて、まるで相手を捕食するかのような、濃厚なスパイダー騎乗位です。そして両手で乳首や腋の下をこちょこちょ。</p>
<p>彼女の手付き、腰付きは、やっぱり意地悪でした。時折甘く優しく、焦らすように責めるかと思ったら、急に搾り取るような激しい動きに変わったり。でも仕方ないのです。だってリルは、いつの間にかワイエルに意地悪されるのが好きで好きでたまらなくなってしまったのですから。</p>
<p>愛情たっぷりの意地悪というのは、他の何ものよりも甘い気分にさせてくれるものなのです。</p>
<p>「もっ、だめ、らめっへへへへへぇぇぇぇえええっ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひゃはぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルは、拘束された腕をぎちぎちと動かしながら射精しました。それを見て、ワイエルは腕を抑え込んでいた天使たちに『1度外しなさい』と告げます。</p>
<p>射精しながらしがみ付くように抱き付くリルと、優しく応えるように背中に手を回すワイエル。</p>
<p>「あなたはすっかり甘えんぼうさんになりましたね、リル。ふふふ、情けない子……♡」<br />
「ぅあ、ぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひひゃっ、っぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>抱擁が温かくて、心地よくて、射精がどくどくと止まらなくなってしまいそう。</p>
<p>それでも長い長い射精が終わると、ひーひーと息をするリルの腰から、ワイエルが下りてしまいます。</p>
<p>「ぁっ、はぁ……♡♡♡♡♡　はひゃっ、ぁぁ……♡♡♡♡」<br />
「あなたとずっと繋がっていたいのはやまやまですけれど、順番は守らねばなりません」</p>
<p>リルが名残惜しさを感じる間もなく、入れ替わりで彼の腰に跨がってくるのは、銀髪のほうの天使ビィルエル。そう、溢れんばかりの奉仕欲を持っているのは、彼女も同じなのです。</p>
<p>「ふふ、ふふふふ♡　と、とととうとう、リルとセックス、リルとセックス、リルとセックス……ッ♡」</p>
<p>もはやコミュニケーションすら成り立たなそうなぐらい発情したビィルエル。最初はただ見た目が好みなだけだったのに、その真っすぐさ、その純朴さ、その犯された時のかわいらしさに心打たれて、どうしようもなく好きになってしまった。今の彼女は無敵です。</p>
<p>「任せろリル、私がたっぷり、たーっぷり奉仕してやるからなっ♡」<br />
「――ぅあぇあひゃああああああっ♡♡♡♡♡　なっ、何でひゅか<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>格<rt>・</rt></ruby><ruby>好<rt>・</rt></ruby>ぉぉあああっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>相も変わらず、他の天使たちが指と羽根でリルの全身をくすぐり姦すさなか、騎乗位で犯し始めるビィルエル。しかしそれは、『騎乗位』と呼ぶにはあまりに羞恥的。でんぐり返しのように両足をがばりと持ち上げられた、いわゆる『ちんぐり返し』状態の杭打ちピストンです。</p>
<p>「恥ずかしい格好を取らせて済まない。だけどこの格好だと、<ruby>足の裏<rt>ここ</rt></ruby>をたーっぷりくすぐれるんだ……っ♡」<br />
「――っぁ゛ーーーーっはっはっはははははははははははぁぁぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　これっ、つよすぎぃぃぃぃぃひっひゃっははははははははははははぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　ぁはっ、っぁ゛ぁぁぁぁああああああああああ～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>そして、ビィルエルは持ち上げた両足の裏を手でくすぐり始めます。こちょこちょかりかりと、激しくて、ねちっこい。ほとんど陵辱のような光景に、他の天使は『これは奉仕か？』という疑問を抱かなくもないでしたが、これは紛れもなく奉仕です。</p>
<p>だって、リルにとって、ビィルエルから煮えたぎるほどの情欲をぶつけられるのは、うれしくてうれしくて仕方ないことなのですから。</p>
<p>「ぁ゛はっ、ぁはははははははははッ♡♡♡♡♡　っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぎっ、ぃぃいい――♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルは恥ずかしい格好のまま射精しました。ちんぐり返しなんてあまりに恥ずかしくて、リルは真っ赤な顔を横に反らします。そんな反応を、ビィルエルがはあはあと興奮した様子で見つめてくるのが分かって、リルは恥ずかしさとうれしさでおかしくなってしまいそうです。</p>
<p>「はぁ、はぁぁ……っ♡　リル、かわいいなぁ、リルぅ……♡」<br />
「ぃ゛やっはははははははははひゃぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　いまっ、<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>てへッ♡♡♡♡♡　うごかなひでくだひゃっ、止まって、とまっでぇぇぇぇぇぁぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>射精中、さらに激しい杭打ちピストンと足の裏こちょこちょが加えられて、リルは下半身がおかしくなった気すらしたのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、たくさんの天使たちが代わる代わるに、リルにご奉仕をします。</p>
<p>「次は私の番ー！　さっき裏でじゃんけんして決めたんだぁ。私はおっぱいで君のおちんちんを挟んじゃうぞぉ♡　それで、空いた手でお腹をこしょこしょこしょこしょぉっ♡」<br />
「ふゃぅぉっはっははははははははぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　何でひゅかっ、これっ、やわらひゃっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁああお腹の筋肉もまにゃひでくだひゃぁぁぁっははははははははぁ゛ぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「……次は私。私、<ruby>お<rt>・</rt></ruby><ruby>口<rt>・</rt></ruby>が上手なんだよ♡　ちゅっ、じゅるるっ♡　おちんちんなめられながら、内股こちょこちょされるの、すごいでしょ？」<br />
「ひひゃっ、ひゃははははははははぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　だめっ、これっ、あそこ、溶けひゃ――♡♡♡♡♡　ひぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「私は特別に、君に動かせてあげるっすよ♡　ほら、正常位正常位。……代わりに、その小っちゃなお尻をたっぷりくすぐらせてもらうけど……♡」<br />
「きひっひひひひひひぃぃぃぃいいいっ♡♡♡♡♡　ひゃらっ、そえ、ぞくぞくしへっ♡♡♡♡♡　うごけなっ、くすぐっひゃくて動けなひでひゅっふふふふふふぁひゃははははははぁぁぁぁあああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>パイズリしたり、フェラチオしたり、正常位でハメさせながら無防備なお尻をこちょこちょしたり。天使たちのやりたい放題です。</p>
<p>もちろん、順番待ちの他の天使たちは、彼の全身をくすぐり姦したまま。そのなめらかな指で、羽根で、時には舌で。首筋、肩、腕、手のひら、腋の下、脇腹、おへそ、背中、腰、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏――くすぐったくない場所なんて、どこにも存在しません。優しくなでられ続ける頭ですらくすぐったい。</p>
<p>「ぁはっはははははははひゃぅぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁはっ、ぁ゛ぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「リル。これからは、ずっと、永遠に一緒ですからね♡」<br />
「ずっと、ずーっと、永遠に気持ちよくしてやるからな。リル……っ♡」</p>
<p>「っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁはっ、ひゃはははははっ♡♡♡♡♡　ひゃはぁぁぁあああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルはずっと、かわいらしく笑い悶えながら射精し続けました。</p>
<p>みんなみんな、リルのことが大好きでした。形はみんなちょっとずつ違えど、みんながみんな愛情たっぷりのこちょこちょをしてくれるから、リルは逃げることができませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>天使たちの住まう地――天界。それは生者であっても肉の身を持つことはなく、魂のみの住処。</p>
<p>故に、物質的な劣化というものが存在しない世界。</p>
<p>白い肌、小柄で細い体躯、柔らかな髪、丸い目。女装したらえらくかわいくなりそうな少年のまま、老いることなく、体液が尽きることもなく、息が切れることすらない。</p>
<p>「しかし、少し設備がさびしいですね。もう少しムードのあるベッドとか、ゆったりとくつろげるティーセットとか、いろいろと欲しくなりますね」<br />
「そ、そういうのを持ち込んでもいいのか？　な、なら、そそそ<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>道<rt>・</rt></ruby><ruby>具<rt>・</rt></ruby>とかあるといいかもしれんなあっ？」</p>
<p>「ああ、あなたの寝室の棚に隠されているあの……。しかしなるほど、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>ビ<rt>・</rt></ruby><ruby>デ<rt>・</rt></ruby><ruby>オ<rt>・</rt></ruby>を観賞させて性教育というのもおもしろそうですね……♡」<br />
「オナホールとか、ローションとか、たくさんあるぞぉ……♡　たくさん気持ちよくなろうなぁ、リル……♡」</p>
<p>「ぁはっ、ひゃ――♡♡♡♡♡　ぁはぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡　ひゃはっ、ははははははひッ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>後に、天界の一部に『<ruby>擽園<rt>ラクエン</rt></ruby>』と呼ばれる場所がつくられます。</p>
<p>こうして、勇者リルは天使たちの住まう擽園で、永遠に全身をこちょこちょされながら幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。</p>
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		<title>【第4話】異能バトルものの性拷問師たち</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 01 Sep 2023 08:56:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[長編小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】一人に責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】女性が責める]]></category>
		<category><![CDATA[アソコ]]></category>
		<category><![CDATA[エステ]]></category>
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		<category><![CDATA[キ]]></category>
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					<description><![CDATA[#シリコンチェーンソー #ブラシ責め #体感時間操作]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div style="padding: 10px; margin-bottom: 10px; border: 1px solid #333333;">
<h3 style="text-align: center;">目次</h3>
<p><a href="https://omonove.com/12818">表紙</a><br />
　<small>#簡単なご案内など</small><br />
<a href="https://omonove.com/12799">第1話 読心 -ノンバーバル-</a><br />
　<small>#クリ責め #電マ #ローションガーゼ</small><br />
<a href="https://omonove.com/12801">第2話 自声愛撫 -ジメツ-</a><br />
　<small>#くすぐり #声我慢 #超音波</small><br />
<a href="https://omonove.com/12803">第3話 非接触絶頂 -ムッツリ-</a><br />
　<small>#ささやき #見せつけ #脳イキ</small><br />
<a href="https://omonove.com/12805">第4話 絶頂引延 -トワノマタタキ-</a><br />
　<small>#シリコンチェーンソー #ブラシ責め #体感時間操作</small><br />
<a href="https://omonove.com/12807">第5話 はじめての</a><br />
　<small>#クンニ #寸止め</small><br />
<a href="https://omonove.com/12809">第6話 感覚遮断 -カイカンノサキオクリ-</a><br />
　<small>#乳首責め #ニップルドーム #クリ責め #電マ #くすぐり #感覚遮断</small><br />
<a href="https://omonove.com/12811">最終話 伝心 -ワタシノココロ-</a><br />
　<small>#キス #胸揉み #電マ #くすぐり #ブラシ責め #感覚共有</small><br />
<a href="https://omonove.com/12813">おまけ</a><br />
　<small>#キャラクターのちょっとした紹介</small></p>
</div>

<p>&nbsp;</p>
<h3>第4話 絶頂引延 -トワノマタタキ-</h3>
<p style="text-align: right;">#シリコンチェーンソー #ブラシ責め #体感時間操作</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ウルツアが入社してから、3週間がたった。</p>
<p>朝早くに起きて、身支度と洗濯をして、食事をとってから会社に行き、訓練に励む――そんな平和な日常が、いよいよもって変わる時。</p>
<p>「明日が、初めての<ruby>実<rt>・</rt></ruby><ruby>践<rt>・</rt></ruby>だね」<br />
「ああ」</p>
<p>夕方。珍しくウルツアの訓練に長く付き合ったフランがそう言った。</p>
<p>傭兵は戦うために存在する。ウルツアがこの会社に入社したのもそのためだ。いつか必ず来る日であり、わざわざ驚くことはない。むしろ、基礎的な訓練に励む時間が3週間も与えられたと思うと、過保護ですらある。</p>
<p>しかし、不安はあった。</p>
<p>「……オレはまだ、テメェに勝ってねー」<br />
「気にしなくていい。今まで言わなかったけど、私は白兵戦に関してはそれなりに強いほうだから」</p>
<p>「知ってるよ」</p>
<p>フランの言葉は、まるで嫌味に聞こえないぐらい、ただ真実を述べたものだった。それどころか、『それなり』という言葉が、謙遜にすら聞こえる。全くの素人ではないウルツアが、今まで見たことのない強さなのだから。</p>
<p>そんな相手だとしても、ただの一度も白星なしとなれば、自信が揺らいで当然のことだった。握られた手の中が汗ばんでいく。</p>
<p>少しだけ下を向いたウルツアに、フランの声が落とされた。</p>
<p>「ウルツア」<br />
「あ？」</p>
<p>「<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>ら<rt>・</rt></ruby><ruby>私<rt>・</rt></ruby><ruby>が<rt>・</rt></ruby><ruby>す<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby>に、君は驚くかもしれない。だけど、何も言わなくていいし、ただじっとしていてほしい」<br />
「んだよ。今集中してんだから、邪魔すんな――」</p>
<p>ウルツアの言葉はそこで止まる。息を詰まらせるように黙り、そして目を見開く。</p>
<p>フランが、ウルツアのことを真正面から優しく抱き締めたからだ。</p>
<p>「な、ななななななななっ！！？　何して、テメェ――！！？」<br />
「じっとしてな」</p>
<p>「じっとしてられっか！！　こんな、こと！！？」<br />
「女友達同士のスキンシップと同じように考えればいい」</p>
<p>「テメェはダチじゃねーだろ！！」<br />
「いいから。うるさいよ」</p>
<p>最初は困惑したし、恥ずかしくて顔が燃えてしまいそうだった。ウルツアとて、他人に触れられて顔を赤らめるほど純情ではない。相手がよりにもよってフランだということが問題なのだ。</p>
<p>「っ……」</p>
<p>だけど『じっとしていろ』と言われたからそうしていたら、段々と体が落ち着いてくる。頭をなでられると、心地よくて目を細めてしまう。こんな風に、人と触れ合ったのはいつ以来だろうか。</p>
<p>こわばった心が解れ切ったとき、フランはようやくウルツアを解放した。</p>
<p>「もう、大丈夫そうだね」<br />
「ど、どうしていきなり、あんなことしたんだよ……」</p>
<p>ウルツアが、真っ赤な顔を背けながらフランに問うた。</p>
<p>「君が不安そうだったから」<br />
「声掛けるとか、もっと他にやることあんだろ。<ruby>ら<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby>ねぇっつってんだよ」</p>
<p>「それに答えたら、君はきっと怒るよ」<br />
「答えなけりゃ、もっと怒るぜ」</p>
<p>正論だ。これだけのらしくないことをしておいて『何でもない』は、それこそない。フランは『仕方ない』と、ため息を付いた。</p>
<p>「君が寂しそうにしていたからだよ」<br />
「いつだよ」</p>
<p>「いつも。特に、私が誰かと話している時」</p>
<p>ウルツアはそれを肯定しなかったが、しかし否定することもなかった。</p>
<p>彼女の様子が大人しいままだったのが予想外だったのか、フランはほんの少しだけ目を大きく開いて、彼女のことをじっと見つめた。いかに心を読むことができても、その人となりを正確に把握できるわけでもなければ、未来を読むこともできない。</p>
<p>「君には、親がいないんだろう」<br />
「社長から聞いたんか」</p>
<p>「いや。でも、この会社に来た経緯を考えれば、嫌でも想像が付く。今の世の中、孤児院……児童養護施設はほとんど機能していないからね」</p>
<p>それは《能力》という存在の弊害。</p>
<p>《能力》を悪用した犯罪、違法な研究の急増。それを抑えんとする、《能力者》による傭兵会社の乱立。《能力者》同士が街々でぶつかりあい、あまたの血がアスファルトを赤黒く染める、最悪のマッチポンプ。当然のように、親を失ってさまよう子どもも多い。ウルツアもその1人だった。</p>
<p>孤児を保護する施設はあっという間に定員に達し、よほど運が良くなければ入れない。守ってくれる存在のいない子どもが生き残る道は、そう多くない。誰かの奴隷になるか、娼婦になるか。あるいは、それらの末路を許さない絶対的な力を得るか。</p>
<p>「親のことは覚えてねー。物心が付いた時には、もう施設にいた。だけど出ていった。……あそこは、居心地が<ruby>悪<rt>わり</rt></ruby>ぃ」<br />
「本当は、施設に入れない子のために<ruby>枠<rt>・</rt></ruby>を譲った」</p>
<p>「……どうして、それを」<br />
「いや、<ruby>鎌<rt>・</rt></ruby><ruby>を<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>け<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby>だけ。君を見ていると、何となくそう思った」</p>
<p>「クソが」</p>
<p>ウルツアは『嫌なことを思い出させやがって』と思った。13歳か、14歳ぐらいの時だったか、自分よりもずっと幼い子どもが、施設の前で泣いていたのだ。</p>
<p><ruby>外<rt>・</rt></ruby>がどうなっているか分からないほど、愚かではなかった。勇気の要る決断だった。みんな心配した。だから、強そうな格好をした。だから、強そうな武器を持った。だから、強そうな言葉を使った。そして、強くなった。みんなが『あいつは大丈夫』と思えるように。</p>
<p>「……君は、まぶしいな」<br />
「何だって？」</p>
<p>「いや、何でも。とにかく、君はそれで心をすり減らした。そしてここは、命のやり取りをする危険な傭兵会社で、君はその新米社員だ。いろいろと精神的に参ることもあって当然だ。私は君の家族じゃないし、ただの一先輩に過ぎない。だけど、いや、『だから』と言うべきかな」</p>
<p>そしてフランはまた、ウルツアの頭に手をぽんと置いて言うのだ。</p>
<p>「まあ、君が半人前の間は、心のケアも多少はするよ」<br />
「……うるせーよ。クソお節介」</p>
<p>「……『<ruby>ク<rt>・</rt></ruby><ruby>ソ<rt>・</rt></ruby>お節介』、ね」<br />
「あ？」</p>
<p>「いや。みんな、どこかで似るんだなって思ってさ」</p>
<p>相手の厚意をむげにしかねない返答だったから、ウルツアは一瞬『怒らせてしまったか？』と思った。だけどウルツアの予想に反して、フランの表情は少しだけ笑っているように見える。</p>
<p>『こいつ、笑うんだな』――ウルツアは心の中でわざと毒づく。毒づかなければ平静を保てないぐらい、彼女の表情に見とれていたから。眉をひそめ、目を細めるように笑うそれは、儚いフランシウムのよう。</p>
<p>フランが他の誰かと話している時、寂しそうにしている――それは先ほど、ウルツアが否定できなかったことだ。だって、少しだけ、本当に少しだけ、彼女は思ったことがあるから――もしも自分に家族がいたら、もしも自分に姉がいたら、それはフランのようかもしれない、と。</p>
<p>「……フラン、テメェは」</p>
<p>「ほら、これから明日のブリーフィングでしょ。そろそろ時間だよ」<br />
「やべっ、早く言えよ！」</p>
<p>「社会人なら、時間管理ぐらいしてほしいな」</p>
<p>そうしてウルツアは、半ば無理やり訓練場を追い出されることになる。彼女はもう、明日の仕事のことで頭がいっぱいだったから、それ以上のことを考える余裕はなかった。</p>
<p>だけど、部屋から出る間際、フランの独り言が聞こえた気がした。</p>
<p>「……<ruby>半<rt>・</rt></ruby><ruby>人<rt>・</rt></ruby><ruby>前<rt>・</rt></ruby>、ね」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから少したって、会社も、世間も、大騒ぎになったのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それはまるで、戦争か何かが起きたような騒ぎだった。</p>
<p>今まで散々小競り合いを続けてきた、政府とニコ社の正面衝突。ニコ社が巧みに隠し続けてきた拠点施設がとうとう見つかり、あまたの警察部隊と傭兵たちがなだれ込んだ。無論、ニコ社も黙ってはいない。彼らは多数抱え込んでいた自社の戦闘要員と、雇い入れた傭兵たちで迎え撃つ。都市のど真ん中で《能力者》同士がぶつかり合い、死者は100人超、数十の施設が巻き込まれる。</p>
<p>しかしそれは、混沌とした時代のちょっとした明滅に過ぎない。周辺に存在する何十社もの傭兵会社を巻き込んだ戦いは、瞬く間に波及し、そしてたった一晩のうちに収束した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>裏方の仕事というのは、<ruby>鈍<rt>・</rt></ruby><ruby>痛<rt>・</rt></ruby>のようだ。世間を騒がせるような大きな衝撃がやんでなお、鈍く、不快な痛みがまとわり付いてくる。我々は勝利した――そんな事実すら忘れてしまうぐらいだ。</p>
<p>「……どういうこと、Vi」<br />
「何だい。珍しくマジギレじゃないか、フラン」</p>
<p>いつもの<ruby>仕<rt>・</rt></ruby><ruby>事<rt>・</rt></ruby><ruby>場<rt>・</rt></ruby>にて、フランは、頭に包帯を巻いたViに問うた。いつも散々『クソババア』呼ばわりしていたフランが、今日は名前で呼んでいた。</p>
<p>「この仕事、本気？」</p>
<p>フランの視線の先にいるのは、今日の拷問対象である少女。</p>
<p>少女、否、女性か。肩の上で切りそろえた髪。丸顔で、やや垂れ目。身長は150cmあるかどうか。童顔で背は低いが、その割には胸や尻が大きく、女性的な艶は十分。成熟した大人の女性であることがうかがえる。</p>
<p>彼女に対する処置は、今まで拷問してきた誰よりも厳重だった。拘束衣を着せた上で、さらに直立させたまま幾十もの革具で柱状の土台にがんじがらめにされている。拘束衣は胸部や秘部に穴が空いた性拷問専用のものではあるが、それ以外には一切の遊びが許されていない。</p>
<p>「こいつの名前はシアン、ニコ社に雇われていたナット社所属の傭兵。苗字は知らない。そも、シアンという名前が本名なのか偽名なのかも分からない。ただ一つ間違いないのは、実力は文句なしの《特級》。アタシの見立てでは、向こうで一番<ruby>ヤ<rt>・</rt></ruby><ruby>バ<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>やつさ」</p>
<p>Viが説明する傍ら、ルグが渡された資料に目を通している。</p>
<p>政府から提供された、《能力者》のデータベースの中身、目の前の拷問対象について。しかし、年齢、出身、経歴――その項目の大部分が空欄であり、しかも政府の者が代理人として申告している。恐らく間に合わせで登録したのだろう。情報としてはまるで役に立ちそうにない。</p>
<p>数少ない情報は、名前がシアンであるということ。そして、彼女の《能力》は。</p>
<p>「《時間停止》……ですか？　ザ・ワールドって実在したんですね」</p>
<p>時間を止める――それはフィクションの世界でも『最強』と称されることがままある《能力》だ。その説に議論の余地はあろうが、強力であることには変わりない。時間を止めるとは、一体どういったメカニズムなのか？　世界全てに働きかけるほどの膨大なエネルギーを、一体どこから工面しているのか？　現代科学のあらゆる理屈が通じないそれは、まさに異能と呼ぶにふさわしい。こうして相対すること自体、最大限の注意を払う必要がある。</p>
<p>しかしフランにとってはこの際、彼女の情報なんてどうでもよかった。それよりも。</p>
<p>「私たちに<ruby>依<rt>・</rt></ruby><ruby>頼<rt>・</rt></ruby>しておいて『聞き出すことは何もない』って、どういうことだ」<br />
「そのままの意味さ。アンタはただ、こいつに拷問してやればいい。期限はない」</p>
<p>「理由を聞いているッ！！」</p>
<p>それは異様な依頼だった。拷問とは本来、口の固い相手から情報を聞き出すためにある。しかし今回、『聞き出すことは何もない』と言うのだ。それなら一体、何のために拷問するというのだろう？</p>
<p>しかし、それはあくまでもフランの認識にすぎない。いや、フランもうすうす感じ取っていることだった。聞き出す情報がなくとも、拷問を行うことはある。その理由とはすなわち――。</p>
<p>「<ruby>報<rt>・</rt></ruby><ruby>復<rt>・</rt></ruby>さね。アタシらの客は、こいつに随分とカンカンなのさ」</p>
<p>「彼女はただの雇われだ、ニコ社の人間ですらない」<br />
「知るかい。傭兵も、警察も、政府の人間も、こいつに大勢やられた」</p>
<p>「彼女の所属するナット社と言ったら、それなりの大企業だ。傭兵同士、仕事で衝突してもお互いに割り切るのが暗黙のルールだけど、これは逸脱している。敵対する気か」<br />
「逆さ。今、孤立しているのは向こうだ」</p>
<p>「納得できると思うか」<br />
「思わないねぇ」</p>
<p>その会話は、いつもの口論とは随分と違う。</p>
<p>フランの声音には本当に余裕がなく、Viの声音は本当に冷たいもので。</p>
<p>「だけどな、フラン。アタシらの<ruby>客<rt>・</rt></ruby>がどれだけデカい相手か、知っているだろう」<br />
「っ」</p>
<p>「それと、アンタだから頼んでるんだ。……<ruby>他<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>や<rt>・</rt></ruby><ruby>つ<rt>・</rt></ruby><ruby>に<rt>・</rt></ruby><ruby>任<rt>・</rt></ruby><ruby>せ<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>？　コイツを」<br />
「くそっ！」</p>
<p>心を読むフランと、他人の《能力》を封じ思うがままに改造してしまうルグ――彼女たちは《能力者》を拷問するのに、これ以上ない2人。おまけに、フランは強い。故に、危険な案件が彼女たちに集中することも珍しくなかった。</p>
<p>『頼んだよ』――Viはそう言って踵を返す。彼女が部屋から出る間際、フランが口を開いた。</p>
<p>「……Vi、大丈夫なの」<br />
「あ？　何だい」</p>
<p>「その頭のけが」<br />
「はん！　こんなかすり傷で死ぬほどやわじゃないよ」</p>
<p>Viはふんと鼻息を鳴らして、両手に持った二丁の拳銃を指に引っかけて回してみせた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>拷問が始まる。</p>
<p>「――相談は終わりかな？」<br />
「……ええ」</p>
<p>全身をがんじがらめにされたシアンは、くあっとあくびしながら言った。それは、これから性拷問を受ける人間の態度ではない。</p>
<p>「ええと、フラン、って呼ばれてたよね？　君、傭兵を初めて何年目？」<br />
「答えると思いますか？」</p>
<p>「うーん。見た感じだと、きっと<ruby>僕<rt>・</rt></ruby>と同じぐらいだと思うんだよねぇ。年も、経験も」<br />
「だから？」</p>
<p>「その割には、<ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>ぶ<rt>・</rt></ruby>だなぁって」</p>
<p>シアンはけらけらと笑った。秘所を晒したまま全身を動けなくされて、今まさに無限に犯されようとしている女性が、その相手を前にして笑うのだ。</p>
<p>「君は何ていうか本当に、大事に大事にされてきたんだねぇ。気付いてないの？　自分では汚れ役を買って出ているつもりだけど、本当は誰よりも過保護にされている」<br />
「……無駄話をするつもりはありません。始めましょうか」</p>
<p>「できるの？　君みたいな<ruby>箱<rt>・</rt></ruby><ruby>入<rt>・</rt></ruby><ruby>り<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>お<rt>・</rt></ruby><ruby>姫<rt>・</rt></ruby><ruby>さ<rt>・</rt></ruby><ruby>ま<rt>・</rt></ruby>がさ」<br />
「やると決めたらやる。それが私たちだ」</p>
<p>「ふーん、そう♪」</p>
<p>シアンはにやにやとした笑みを浮かべ続けるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ルグ。君は、彼女の《能力》の制御にだけ集中して。拘束されていても、何をしでかすか分からないやつだ。極力、彼女に近づかないこと」<br />
「はい……」</p>
<p>普段は意気揚々と拷問に臨むルグも、相手が《特級》の傭兵ともなると緊張せざるを得ない。</p>
<p>フランが部屋の隅から重々しく取り出したのは、小型のチェーンソー<ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>よ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>だった。</p>
<p>本物のチェーンソーではない。拷問室などという場所で日曜大工に興じるわけもなければ、拷問対象を切り刻むような猟奇趣味も、意義もない。回転する刃の部分がシリコンで作られており、無数の柔らかな凹凸が相手を性的に犯すのだ。</p>
<p>側で見守るルグはひっそりと、『らしくない』と思った――いつものせんぱいなら、いきなり<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>道<rt>・</rt></ruby><ruby>具<rt>・</rt></ruby>を選ばない。</p>
<p>シリコンの刃に粘性の高いローションがかけられ、回転を始め、シアンの股間に押し当てられていく。</p>
<p>「んぁんっ♡　ぁっ！　ぁぁぁあ～～～～っ♡」</p>
<p>拘束衣がきちりと鳴る。シアンは、身動きが取れないなりに腰を前に突き出して、甘い声を上げ始めた。</p>
<p>回転するシリコンの動きは、けっして速いものではない。刃の凹凸をしっかりと味わわせるように、ゆっくりと舐るように回転している。もしもこれが自転車のタイヤなら、ふらふらとバランスを崩してしまうだろう速度だ。</p>
<p>「ぁ～♡♡　これっ、ちょっとくすぐったいっ♡　でもっ、んっ♡　ぁっ、結構いいかもぉっ♡♡」</p>
<p>フランが一見した限り、シアンという女性の性感は、人並みと言っていい。特別敏感というわけではないが、不感というわけでもない。つまり、性拷問に支障はないということだ。フランの手に掛かれば『死んだほうがマシだ』と思えるぐらいの快感を与えることができる。</p>
<p>……それなのに、この余裕は何だ？</p>
<p>フランは、自分の背筋がじりじりと熱くなっていくのを感じた。機械のハンドルを握る手に、余計な力が入っていることに気付く。意識的に力を緩めながら、ハンドルにあるダイヤルを回した。</p>
<p>「ぁん゛んっ♡♡♡　動きっ、速くなってぇぇぇえっ♡♡♡　ぁっ、ぁっあっぁっあっ♡♡♡　ぁぁぁぁあ～～～～っ♡♡♡」</p>
<p>確かに効いている、喘いでいる、筋肉も反射による痙攣を続けている。だけどその態度は、まるで性感マッサージでも受けているかのように穏やかだ。フランの《能力》があれば、ただの強がりかどうかが容易に分かる。彼女のそれは、本物だ。</p>
<p>――なぜ？　自分が助かるとでも思っているのだろうか？　救援、あるいは自力で脱出？　いや、あり得ない。仮に何かあったところで、ここにはViがいるし、自分もいる。そもそも、策を弄しているような心の<ruby>色<rt>・</rt></ruby>をしていない。自分が助かるかどうかなんて関係ない。目の前の女はただ、今の状況を愉しんでいるだけだ。</p>
<p>頭のネジが飛んでいると言っても差し支えない。</p>
<p>「せんぱい。私のほう、少し待ってください。《能力》を捕まえるのに、時間が掛かってます」<br />
「構わない」</p>
<p>フランはルグのほうを振り向くこともなく応えた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ねーぇー♡」</p>
<p>シアンが猫なで声でフランにささやく。</p>
<p>「もうちょっと<ruby>上<rt>・</rt></ruby>のほうもしてよぉ。僕、クリちゃんのほうが感じるんだからさぁ♡」</p>
<p>ふざけている――フランはひっそりと顔をしかめた。拷問を受けている最中、わざわざ相手に自分の弱点を教え、あまつさえおねだりするだろうか。</p>
<p>フランは『それならお望み通りにしてやろう』と、回転するシリコンをクリトリスに押し当てる。拷問対象に拷問をコントロールされているような錯覚を受けたが、首を横に振ってそれを否定した。</p>
<p>「んひぅあ゛っ♡♡♡　ぁ゛っ、すごっ♡♡♡　皮がむけてっ、一気にぃぃぅぁぁぁぁぁああっ♡♡♡　ひゃぅぁぁぁぁぁああああああああんっ♡♡♡」</p>
<p>包皮がむけて、無防備なクリトリスが下から上に、連続でなめ上げられていく。シアンを包む拘束衣のぎちぎちという音が大きくなっていく。</p>
<p>申告通り、彼女のクリトリスは敏感だった。このまま回転するシリコンを押し当て続けるだけで、何の苦労もなく絶頂に至らしめるだろう。</p>
<p>しかし、そのときだ。</p>
<p>「……あ、あれ？」<br />
「どうした？　ルグ」</p>
<p>ルグが何か、戸惑ったような声を上げた。</p>
<p>フランは一度拷問を止める。シアンが『いいところだったのにー』なんて文句を言っているが無視する。そのまま、シアンから目を離すことなく背後の気配を感じ取ると、ルグの疑念、焦燥、緊張……さまざまな感情が感じ取れた。</p>
<p>「……せんぱい。その人の《能力》、『時間を止める』なんかじゃありません」<br />
「……何？」</p>
<p>途端、フランの頬を冷や汗が流れた。</p>
<p>相手の《能力》を測り違えることは、この仕事において致命的だ。今この瞬間に、未知の《能力》によって2人まとめて殺されても不思議ではないのだ。</p>
<p>ルグは緊張したまま、自らの《魔改造》を行使し続ける。目の前では、シアンが『へえ』と関心したように笑っていた。</p>
<p>「これ、たぶん……ただの《肉体強化》です。だけど、とんでもないレベルの。もう、いろんなパラメータが振り切っちゃうぐらいの」<br />
「どういうことだ？　虚偽の登録……いや、そもそも政府のデータ自体、間に合わせで登録されたものだったか」</p>
<p>《肉体強化》とは、あまりにありふれた《能力》だ。以前に見た《感覚強化》と同じように、具体的にどのような部分が強化されるかは各人による。筋力が強くなるのか、無尽蔵のスタミナを得るのか、自然治癒力が強化されるのか。しかしいずれにせよ、《時間停止》とはあまりにもかけ離れた異能であることには違いない。</p>
<p>フランが思考を巡らせ、そして最終的に立てた仮説は、ひどく<ruby>ば<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>げ<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby>ものだった。</p>
<p>「例えば、彼女が思いっ切り走ったら、<ruby>ど<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby><ruby>ぐ<rt>・</rt></ruby><ruby>ら<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>速<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>？」<br />
「……分からないです。《能力》が強すぎて、全然」</p>
<p>「もういいよ。理解した」</p>
<p>フランは短い問答で大方を察する。つまり、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>ま<rt>・</rt></ruby><ruby>ま<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>意<rt>・</rt></ruby><ruby>味<rt>・</rt></ruby>だろう。彼女はただ、動いているだけなのだ。時間が停止したと錯覚してしまうほど、<ruby>別<rt>・</rt></ruby><ruby>世<rt>・</rt></ruby><ruby>界<rt>・</rt></ruby>の速さで。</p>
<p>「あはは！　本当にすごいね、この会社。僕の本当の《能力》に気付くのが、2人もいるなんて！」<br />
「……1人目は、あのクソババアか」</p>
<p>『最初に言っておけよ』と、フランは悪態をつきたくなった。</p>
<p>本当の《能力》が判明したということは、決して彼女の底が知れたというわけではない。あまりに突拍子もない仮説が正しいということは、むしろ規格外の戦闘力の裏付けとも取れる。</p>
<p>「まあ残念ながら、僕の《能力》は、そんなに<ruby>馬<rt>・</rt></ruby><ruby>力<rt>・</rt></ruby>が出ないんだ。速く動くのは得意なんだけどさ。だから、この拘束を引きちぎることもできない」</p>
<p>その言葉は、『逃げ出す気はないから安心しな』と言っているかのようだ。わざわざ自分が不利になることを、平気な顔をして言うだろうか。フランは、目の前の女性がひどくおぞましくて仕方なかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ルグ、君は《能力》の解析を続けて」<br />
「は、はい……」</p>
<p>それから、性拷問が再開される。フランは回転するシリコンを、シアンのクリトリスに当てた。……少し過剰なまでに、速く、強く。</p>
<p>「んぎっ♡♡♡　ぁ゛っ、強、ぉ゛ぉぉぉぉおっ♡♡♡　ぁ、あ゛、ぁ゛～～～～～～～～っ♡♡♡」</p>
<p>シアンの喘ぎ声が明確に変わった。今までのように緩んだものではない。喉に、口に、全身に力が入っているのが分かる。シリコンの刃の回転に合わせて、少し大きめのクリトリスがぴこぴこぴこと跳ねている。</p>
<p>大丈夫、全てが順調だ。手落ちは何一つない――フランは心の中で何度もそう唱えながら、シアンのクリトリスにシリコンの刃を当て続けた。</p>
<p>「ぁ、ぁ、あ゛――♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　んぐっ、あ――♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>それでようやく、シアンが一度目の絶頂を迎える。</p>
<p>全身を包み込む拘束具がぎちぎちと鳴り、つま先が伸びる。噴き出た愛液が回転するシリコンに当たって飛び散った。大丈夫だ、この女も人並みに感じる、ならば問題ない――フランは心の中で唱え続ける。</p>
<p>……それなのに、背筋にまとわり付く妙な寒気は、一体何なのだろう？</p>
<p>「はぁっ、は……♡　ははっ、こんなに気持ちいの、初めてぇ……♡」</p>
<p>これだけ激しい絶頂を迎えておきながら、シアンは笑い続ける。けっして強がりではない、その表情は心の底から本物で、まるでこたえる様子がない。</p>
<p>どうするべきか、フランは策を巡らせる。今まで数多くの拷問を行ってきた経験から、ありったけの選択肢を絞り出す。このまま刃のごとき鋭い快感をぶつけ続けるか、甘く蕩けるような快感にシフトするか、羞恥心をあおってみるか、それとも――。</p>
<p>しかし、そんなあまたの選択肢を全て吹き飛ばすような、静かな衝撃が彼女を襲うのだ。</p>
<p>「――ねえ、君。<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>？」<br />
「……何？」</p>
<p>その質問は、シアンの口から落とされたものだった。</p>
<p>「いやあ、この会社はすごいよね！　小さいのに珍しい《能力》を持った人が多いし、それ以前に強い人が多いこと。中でもあのおばあちゃんは別格だね、もう笑うしかない強さだったよ」<br />
「その褒め言葉は、あのクソババアに直接伝えたらどうだ」</p>
<p>「……でもさ、あのおばあちゃん程ではないにせよ、君も《特級》の傭兵だよね？　<ruby>ど<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>仕<rt>・</rt></ruby><ruby>事<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>？」<br />
「私の名前は、国の『要警戒能力者リスト』には入っていない」</p>
<p>「見てれば何となく分かるよ。仮に、政府にまだ目を付けられてなかったとしても、君、強いよね？　もしかしたら、僕と同じぐらいには」</p>
<p>シアンのまなざしは透明で、深い。まるで全てを見透かすような、性拷問を受けている人間の浮かべるべきでない表情に、フランの息が止まった。</p>
<p>「君は本来、<ruby>表<rt>・</rt></ruby><ruby>舞<rt>・</rt></ruby><ruby>台<rt>・</rt></ruby>に出るべき人間のはずだ。それだけの力を持っているのに、どうして女の子を犯すなんてくだらない仕事をしているのかな？」<br />
「仕方なくやっているだけだ。適正に合っているし、稼ぎも良い」</p>
<p>「……そうやって、自分に言い訳するんだ」<br />
「っ……」</p>
<p>笑みを深めるシアン。奥歯をかむフラン。</p>
<p>「ねえ、本当はさ、もっと僕のこと犯したいんじゃないの？　ほら、おっぱいに思いっ切り吸い付いてさ、私のアソコと君のアソコをこすり付け合ってさぁ♡　そうしたらいいじゃない？」<br />
「そんなわけ、ないだろ……！」</p>
<p>「だってさー、それぐらいしか理由なくない？　分かる？　君は何だかすっごくつらそうな顔してるけどさ。全部ぜーんぶ<ruby>君<rt>・</rt></ruby><ruby>が<rt>・</rt></ruby><ruby>選<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>だ<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>なんだよ？」<br />
「自分の立場を、理解しているのか……ッ！」</p>
<p>「ふふふ。自分で選んだくせに、被害者面しちゃってさ。君みたいな歪な人間は、そうそういないよ」<br />
「――いい加減にしろッッ！！！」</p>
<p>フランは叫び、シアンの頬を力任せにつかんだ。少し裏返った声は、どこか子どもが駄々をこねる時の声にも似ていた。</p>
<p>「その口、二度と利けなくしてやろうか……ッ！」</p>
<p>それに対して、シアンは笑みを深くする。今のフランにとっては、そのふざけた表情を見るだけでひどくいらいらしてくる。まるで、ひとたび触れるだけで心身を冒していく劇薬のようだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ルグ、《能力》の解析は」<br />
「は、はいっ」</p>
<p>ルグは顔を青ざめさせながら、フランの指示に応える。フランが仕事中にここまで激高したところなんて、ルグは見たことがなかった。</p>
<p>「さ、さっきは《肉体強化》って言いましたけど、具体的には、やっぱり<ruby>速<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby><ruby>動<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby>ことに特化しているみたいです。体を《加速》させるのはもちろん、それに伴って思考の《加速》も……」<br />
「体は分かる。思考、とは？」</p>
<p>「せんぱいは、『タキサイキア現象』って分かりますか。もっと簡単に言えば、<ruby>走<rt>・</rt></ruby><ruby>馬<rt>・</rt></ruby><ruby>灯<rt>・</rt></ruby>です」</p>
<p>フランは、沸き立った頭を無理やり冷まして思考する。</p>
<p>先ほどシアンは、『自分の《能力》はそれほど馬力が出ない』と言っていた。あくまでも速度に特化した《能力》であると考えれば、つじつまは合う。今の処置、彼女をがんじがらめに拘束するというのも、対処法としては実に有効だろう。</p>
<p>そして思い付く――思考の《加速》、ね。</p>
<p>「ルグ、君の《能力》を借りたい」<br />
「はい……」</p>
<p>《魔改造》、それはルグの異能だ。しかし、ルグはそう応えながら、今までの仕事を思い返した――いつも自分が勝手にやってきたけれど、もしかして初めてじゃないか？　この人が自分に、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>指<rt>・</rt></ruby><ruby>示<rt>・</rt></ruby>を出すなんて。</p>
<p>フランの技巧があまりに卓越しているおかげで、ルグは相手を無力化するだけで十分な仕事をしているのだ。《能力》を性拷問に適した形に改ざんすることは、本来、<ruby>や<rt>・</rt></ruby><ruby>り<rt>・</rt></ruby><ruby>す<rt>・</rt></ruby><ruby>ぎ<rt>・</rt></ruby>だ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「なになに？　次はどんな道具で気持ちよくしてくれるのかなぁ♡」<br />
「……すぐに分かる」</p>
<p>フランが新たに取り出したのは、電動のブラシだった。</p>
<p>日曜大工か何かで使う電動ドリルの先端が、ドリルではなくブラシに換えられている。直径10cmほどの円盤の表面がポリエステル樹脂の毛に覆われていて、電源を入れると回転するのだ。それは屋外のインテリアだとかを洗うために使うものであり、本来、人の体に使うものではない。</p>
<p>しかしフランは、この拷問室に置かれた道具の中で最も苛烈な刺激を与えるそれを、何のためらいもなく手に取り、シアンの股間に押し付けたのだ。</p>
<p>「んぎッ♡♡♡♡　ぁ゛、ぁぁぁぁぁぁぁぁあっ！！！？　これっ、強――ッ♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁああああああああーーーーーーーーッ！！！？」</p>
<p>シアンは悲鳴を上げた。</p>
<p>歯ブラシと同じ素材で作られているポリエステル樹脂の毛は、しかし歯ブラシのそれよりも太く、硬い。下手に使えばただ痛みを及ぼすだろうし、熟達したフランが使っても、その快感はあまりに鋭すぎる。肉体に拒絶反応を引き起こさせるほどだ。</p>
<p>そんな快感が、シアンの秘所を余すことなく削っていく。内股も、会陰部も、膣口も、そしてクリトリスも。無遠慮で強烈なそれは、『陵辱』という言葉がふさわしい。</p>
<p>「っぐっ、ぅ゛ぅぅぅうッ♡♡♡♡　これっ、体っ、おがしぐなりそ――ッ！！！？　ぉお゛♡♡♡♡　ぉ゛ぉ、ぉぉぉぉぉぉおおおおおおッ♡♡♡♡」</p>
<p>気持ちいいはずなのに、あまりに心地よさとは無縁な快感のせいでイケない。そもそもこれが、本当に『気持ちいい』なのか疑ってしまうほどだ。シアンの全身を、脂汗が流れていく。</p>
<p>しかしどんなに鋭くとも、それは紛れもなく<ruby>快<rt>・</rt></ruby><ruby>感<rt>・</rt></ruby>だ。快感は確実に、体に降り積もっていく。全身が内側から緊張し、呼吸が浅くなっていく。</p>
<p>そして快感が肉体の許容量いっぱいまでたまりきった瞬間、フランは電動ブラシを、シアンの秘所からほんの少しだけ浮かせるのだ。</p>
<p>「ひゃぅぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡　いきなりっ、優し、ヒ――♡♡♡♡　ぁっ、ぁぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡」</p>
<p>それは相手の心を読み、何十何百もの性拷問を行ってきたフランだからこそできる、絶妙な調整。ブラシの先端が秘所を優しくくすぐることで、体にたまった鋭い快感が全て、絶頂に至らしめる甘い快感に変わるのだ。</p>
<p>「ぁ゛っ、あっぁっあ――ッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　んぐっ、ぅあ゛――♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>シアンを包む拘束衣から、ぎちぎちぎちというけたたましい音が鳴り響く。秘所から噴き出す体液は、もはや愛液なのか、潮なのか、尿なのかも判別できない。</p>
<p>絶頂の瞬間、フランは電動ブラシをシアンの秘所から遠ざけた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あまりに激しく、しかしたかだか1回の絶頂。それにシアンは、今までとは違う反応を見せた。</p>
<p>「は、へ……♡♡♡♡♡　ぇ、へ、ぇ……♡♡♡♡♡　へ……♡♡♡♡♡」</p>
<p>うつむかれた顔から、一滴の涎が垂れる。まるで寝起きのように、ぼうっとした表情を浮かべている。そして首を曲げ、左右を見渡してから、口を開くのだ。</p>
<p>「ぁ、ぇ……？　<ruby>今<rt>・</rt></ruby>、<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>時<rt>・</rt></ruby>……？」</p>
<p>それは、あまりにも意図をつかみかねる質問だった。しかしその<ruby>意<rt>・</rt></ruby><ruby>味<rt>・</rt></ruby>を十全に理解しているフランは、少し歪んだ答えを返す。</p>
<p>「どうした？　ほんの十数秒程度の絶頂だ」<br />
「へ……？　じゅ、す……？」</p>
<p>そしてまた、回転するブラシがシアンの股間に押し当てられた。</p>
<p>「んぐっ、ぉ゛♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉぉぉおおおおおおっ♡♡♡♡♡　ぎッ、ぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>性感というものは、<ruby>経<rt>・</rt></ruby><ruby>験<rt>・</rt></ruby>に大きな影響を受ける。痛みと誤認しかねないあまりに強烈な感覚でも、一度絶頂に至ることができたなら、二度目は容易い。</p>
<p>シアンの体が勝手に、鋭い快感を取り込み、染み込ませ、なじませていく。</p>
<p>「っぐっ、ぁ゛――♡♡♡♡♡　っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぃぎっ、ぃ゛――♡♡♡♡♡　ぎぃぃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>するとシアンは鋭い快感だけで、絶頂に至る。その反応は先ほどに劣らず大きい。先ほど体液を出したばかりだから、秘所から噴きだす体液の量は今度少なく、代わりに体を一層大きく痙攣させる。</p>
<p>フランはまた、ブラシを遠ざけた。</p>
<p>「ぁ゛、ぇ……♡♡♡♡♡　へっ、へっ、へぇぇ……♡♡♡♡♡」</p>
<p>また、シアンがうなだれる。うつろな表情を浮かべ、よだれを自身の大きな胸に垂らす。</p>
<p>絶頂による余韻と消耗で体が弛緩することは、特段珍しいことではない。しかし、先ほどまで絶頂してなお散々余裕ぶっていたシアンが突然一言も話せなくなるのは、少し異常だ。</p>
<p>そしてまた、端から見れば不可解な問答が行われる。</p>
<p>「これ、あれ？　<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>日<rt>・</rt></ruby>……」<br />
「拷問が始まってから、まだ30分もたっていない」</p>
<p>「へ、うそ……」</p>
<p>フランはそう答えてから、またシアンの秘所にブラシを押し当てるのだ。</p>
<p>「ぁあ゛――♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁあああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>もはや、絶頂までのタイムラグはなかった。脳が快感を認識した瞬間に、そのまま絶頂する。最初はまだ弱い絶頂から始まるのに、過剰な快感がなだれ込むせいでどんどん強い絶頂となっていき、フランがブラシを離すまでそれが続く。栓が壊れてしまった蛇口のようだ。</p>
<p>三度目の絶頂を迎えてから、シアンはまるで酩酊状態のような滑舌で呟いた。</p>
<p>「そう、か――♡♡♡♡♡　これ、<ruby>思<rt>・</rt></ruby><ruby>考<rt>・</rt></ruby><ruby>が<rt>・</rt></ruby>、《<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>速<rt>・</rt></ruby>》<ruby>さ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>――♡♡♡♡♡」</p>
<p>使い慣れた能力故か、あまたの戦闘経験故か、彼女自身の洞察力故か。シアンの理解は早かった。思考の《加速》――フランはそこに着目していた。</p>
<p>死の淵に立つと、思考が速くなる気がするという話がある。ルグが言うには、『タキサイキア現象』と呼ぶらしい。もっと簡単に言うなら走馬灯だ。体験したことのある人間はそう多くはないであろうその現象を、彼女は自在に操ることができる。</p>
<p>しかもその強度は、『速くなる気がする』程度のちゃちなものではない。彼女は、時間が止まったのかと錯覚させるほど速く動ける上に、その速度の中で自身を自在に制御できるほど、思考を速くすることができるのだ。まるで彼女一人だけが<ruby>別<rt>・</rt></ruby><ruby>世<rt>・</rt></ruby><ruby>界<rt>・</rt></ruby>に在るかのよう。《能力》を持ち得ない一般人からすれば、どのような感覚なのかぴんと来るものではない。</p>
<p>それでも思い浮かぶ<ruby>悪<rt>・</rt></ruby><ruby>意<rt>・</rt></ruby>はある――もしも絶頂の瞬間、思考を際限なく《加速》させたら？</p>
<p>「ぁがッ、ぁ゛――♡♡♡♡♡　これ、まず――♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛、ぁぁぁぁあ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>ブラシによる激しい絶頂が、またシアンを襲った。</p>
<p>人間の性的絶頂なんて、本来そこまで長いものではない。一般に言えば、短くて10秒程度、長くても1分続くかどうかといったところだ。しかしそんなわずかな時間でも、人間は至上の幸福、あるいは苦痛を味わうことができる。</p>
<p>そんな瞬きほどの時間が、思考の《加速》によって永久にも等しく引き延ばされていく。</p>
<p>《特級》の傭兵であるフラン。本人自身の戦闘力も間違いなく優秀だが、その《能力》も最高峰だった。故に、引き延ばされる時間も長大。ただの絶頂が、今までの何十倍、何百倍も精神を焼いていく。</p>
<p>「ぉ゛ごっ、ぉ゛――♡♡♡♡♡　ぎっ、ぃ゛ぃぃぃい～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡　ぃ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>いつしかシアンは、軽口をたたくことすらできなくなっていた。歯を食い縛り、悲鳴を上げ、体液をまき散らしながら絶頂を繰り返すだけ。</p>
<p>そんな彼女のことを、フランは冷たい表情で見つめていた。</p>
<p>「その《能力》、あなたを壊すには1番都合がいいよ。シアン」</p>
<p>人間が性的快感だけで壊れるには、それなりに時間がかかる。しかし、体感時間を無限に引き延ばされたシアンは、本来考えられないほどの速度で心を壊されていく。</p>
<p>この性拷問は、シアンの反応がなくなるまで……否、なくなった後も行われた。</p>
<p>フランはただひたすらに、シアンに快楽を与え続けた。ただそれだけに没頭した。本来凄腕の戦士である彼女が、周囲の気配を感じ取ることすら忘れてしまうほどに――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ウルツアは会社の休憩室にいた。</p>
<p>初仕事を終えてそのままずっと、眠ることもなく、誰もいない休憩室で昨晩の仕事のことを思い返していた。</p>
<p>「……完全に、足手まといだったじゃねーか」</p>
<p>何もできなかった。</p>
<p>彼女はけっして、戦闘の素人というわけではない。ただ、もっと強いやつがたくさんいた。目線を向けられるだけで、全身の血という血が凍り付いて身じろぎ一つできなくなるようなやつがいた。</p>
<p>腕と脚には包帯、頬には絆創膏。数か所の打撲と、すり傷と、切り傷。大きな争いがあった割には軽症だ。しかし、それは彼女の実力によるものではない。庇われたのだ。ただ何もできずに自分が死ぬだけなら、まだよかった。自分の無能が仲間の足を引っ張る苦痛を知った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「<ruby>ア<rt>・</rt></ruby><ruby>イ<rt>・</rt></ruby><ruby>ツ<rt>・</rt></ruby>は、こんなオレでも抱き締めてくれんのかな」</p>
<p>どうしてだろうか、普段はあんなにムカつくやつなのに――ウルツアの脚が勝手に、<ruby>アイツ<rt>フラン</rt></ruby>を探してさまよい歩いていた。</p>
<p>休憩室を出て、階段を下り、地下1階へ。訓練場の扉を開けるが、そこには誰もいない。ウルツアは彼女のいる場所なんて、休憩室か訓練場しか知らなかった。戻るか――何だか泣き出してしまいそうだ。</p>
<p>だけどその時、ふと廊下にある一つの扉が目に入った。</p>
<p>「……何だこの部屋、倉庫か？」</p>
<p>地下1階にあるのは、訓練場が一つ、各員の装備を置いたロッカールームが男女で一つずつ。それなら、この<ruby>四<rt>・</rt></ruby><ruby>つ<rt>・</rt></ruby><ruby>目<rt>・</rt></ruby>の扉は何だ？</p>
<p>「階段？」</p>
<p>扉の向こうにあった、狭く、急勾配な階段を、ウルツアは下りていく。そして何十段か下りた先にあったのはまた、しかし分厚い鉄の扉。</p>
<p>心が弱っている時は、普段は気にしないことが嫌でも気になってしまうものだ。故に、彼女がその扉を開いてしまうのは、必然だったのかもしれない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……え？」</p>
<p>その光景は、まるで世界が変わったかのようだった。少なくとも、同じ会社の中だとは到底思えない。</p>
<p>扉の向こうにあったのは、コンクリートがむき出しになった、10畳～12畳ほどの部屋だった。壁際に陳列されているのは、いかがわしい道具の数々。ウルツアには用途がさっぱり分からないものも多い。しかしそんな圧倒的物量は、ただの<ruby>背<rt>・</rt></ruby><ruby>景<rt>・</rt></ruby>でしかない。ウルツアの視線は、ずっと部屋の中央にくぎ付けだった。</p>
<p>「ぉご――♡♡♡♡♡　ぉ゛っ、ぉ゛ぉぉ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡　ぉ、ぉ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡」</p>
<p>1人の女性が犯されている。</p>
<p>ウルツアは、彼女に見覚えがあった。戦場で出会った、まるで災害のような傭兵だ。その動きはあまりに速く、ウルツアが彼女に刃を向けた時には既に、自分の喉元に刃が添えられていた。そのときの感覚を思い出すと、今でも全身の血を失ったかのように寒気立つ。</p>
<p>「ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡　ぁ、ぉ、ぉ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡」</p>
<p>そんな、自分よりも圧倒的な力を持った女性が、ただみっともなく体液を吹き散らかしているのだ。もはや何か口を利くこともなく、うつろな表情で、全身を力なく痙攣させるだけ。ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃという水音が耳にまとわり付いてくる。彼女は一体、<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>時<rt>・</rt></ruby><ruby>間<rt>・</rt></ruby>こんな目に……？</p>
<p>うぶなウルツアとて、性知識が全くないわけではない。これは明らかに<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby>であるはず。しかし、彼女の認識からは、あまりにもかけ離れた行為だった。女を甚振って悦ぶ下衆な男がいることも知っている。だけどそれとも違う。あまりに無機質的で、まるで処刑のような、色無き色事。艶よりも先に、恐怖を覚えた。</p>
<p>そして、その恐怖の<ruby>根<rt>・</rt></ruby><ruby>源<rt>・</rt></ruby>は――。</p>
<p>「……フラン、何、して……？」<br />
「……ウルツア？」</p>
<p>その恐怖の<ruby>根<rt>・</rt></ruby><ruby>源<rt>・</rt></ruby>は、ぎょろりと見開いた目を、こちらに向けているのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「どうして、ここに来た」<br />
「ぇ、ぁ」</p>
<p>「ここは立ち入り禁止のはずだ。扉に張り紙はなかったかい」<br />
「ぅ、ぁ、ご、ごめ」</p>
<p>冷たい声。普段の、冷たくも優しい声とは違う。本当に冷たくて、ただ冷たくて、自分が拒絶されているかのような声だった。</p>
<p>「……部屋から出なさい。話なら、後で聞く」</p>
<p>ウルツアは何も言えず、ただ後ずさりする。側に立っていた別の女性が『ごめんね』と言いながら、扉を閉めた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ウルツアはふらふらと階段を上り、扉を閉め、休憩室へと戻っていく。</p>
<p>途中でViとすれ違っても、ウルツアは眉をひそめる彼女に気付かなかった。</p>
<p>「…………なに、あれ……」</p>
<p>休憩所のベンチに座って、一瞬で網膜に焼き付いた光景を何度も思い返す。ビデオの一部分だけを再生するように、何度も何度も。しかし何度思い返しても、そこで何が行われているのかは、さっぱり分からなかった。そして思い返すたびに、フランの冷たい表情がウルツアの全身を震えさせた。</p>
<p>せっかく慣れてきたはずの缶ジュースが、まったく味がしない。かた、かた、かた――震え続ける手の中で揺れる缶の中の液体は、糖分を多く含むせいで粘着質な水音を発していて。それがどこかあの部屋で聞こえた音と似ていて、ウルツアの鼓膜に残り続けるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div style="padding: 10px; margin-bottom: 10px; border: 1px solid #333333;">
<h3 style="text-align: center;">目次</h3>
<p><a href="https://omonove.com/12818">表紙</a><br />
　<small>#簡単なご案内など</small><br />
<a href="https://omonove.com/12799">第1話 読心 -ノンバーバル-</a><br />
　<small>#クリ責め #電マ #ローションガーゼ</small><br />
<a href="https://omonove.com/12801">第2話 自声愛撫 -ジメツ-</a><br />
　<small>#くすぐり #声我慢 #超音波</small><br />
<a href="https://omonove.com/12803">第3話 非接触絶頂 -ムッツリ-</a><br />
　<small>#ささやき #見せつけ #脳イキ</small><br />
<a href="https://omonove.com/12805">第4話 絶頂引延 -トワノマタタキ-</a><br />
　<small>#シリコンチェーンソー #ブラシ責め #体感時間操作</small><br />
<a href="https://omonove.com/12807">第5話 はじめての</a><br />
　<small>#クンニ #寸止め</small><br />
<a href="https://omonove.com/12809">第6話 感覚遮断 -カイカンノサキオクリ-</a><br />
　<small>#乳首責め #ニップルドーム #クリ責め #電マ #くすぐり #感覚遮断</small><br />
<a href="https://omonove.com/12811">最終話 伝心 -ワタシノココロ-</a><br />
　<small>#キス #胸揉み #電マ #くすぐり #ブラシ責め #感覚共有</small><br />
<a href="https://omonove.com/12813">おまけ</a><br />
　<small>#キャラクターのちょっとした紹介</small></p>
</div>

]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>現実と連動した調教シミュレーションゲームで自分が快楽に堕ちるまでプレイしちゃうやつ 快感ゲーム④</title>
		<link>https://omonove.com/12383/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 21 Apr 2023 09:00:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イラスト（ショートストーリー）]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】人外が責める]]></category>
		<category><![CDATA[アル]]></category>
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		<category><![CDATA[膣]]></category>
		<category><![CDATA[調教]]></category>
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					<description><![CDATA[ゲーム内で性奴隷に対する行った調教内容は、全てプレイヤーと連動する――そんな調教シミュレーションゲームのお話。最初こそ、そこそこの調教内容でゲームを愉しんでいた少女ですが、調教が意外と気持ちよくて、ついついもっと強い快楽を欲してしまって。拘束された上で、極太バイブに、乳首責めに、くすぐり責め――取り消せない命令をしてしまった少女は、完全に快楽に堕ちるまで……。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>ゲーム内で性奴隷に対する行った調教内容は、全てプレイヤーと連動する――そんな調教シミュレーションゲームのお話。最初こそ、そこそこの調教内容でゲームを愉しんでいた少女ですが、調教が意外と気持ちよくて、ついついもっと強い快楽を欲してしまって。拘束された上で、極太バイブに、乳首責めに、くすぐり責め――取り消せない命令をしてしまった少女は、完全に快楽に堕ちるまで……。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>◆快感ゲーム《タダノカイラクゼメ》</strong></p>
<p><a href="https://omonove.com/12364/">① おもちゃレビューでニアピンゲーム</a><br />
<a href="https://omonove.com/12375/">② リアルおさわりFLASH</a><br />
<a href="https://omonove.com/12379/">③ HEIZENゲーム</a><br />
④ リアル調教シミュレーション<br />
<a href="https://omonove.com/12391/">⑤ 耐久絶頂レース</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-12368" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2023/03/④セルフ調教シミュレーション.jpg" alt="現実と連動した調教シミュレーションゲームで自分が快楽に堕ちるまでプレイしちゃうやつ 快感ゲーム④" width="842" height="596" srcset="https://omonove.com/wp-content/uploads/2023/03/④セルフ調教シミュレーション.jpg 842w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2023/03/④セルフ調教シミュレーション-768x544.jpg 768w" sizes="(max-width: 842px) 100vw, 842px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＞調教師は奴隷の全身を拘束した。奴隷は椅子の肘置きに腕を置いたまま、動けなくなる。</strong></p>
<p>「あ、ちょ……！　足も、下ろし……！？　やば、本当に動けな……。あー、やば、どきどきしてきた……♡」</p>
<p><strong>＞調教師はバイブ（中）を奴隷の膣内から引き抜き、代わりにバイブ（大）をに挿入した。</strong></p>
<p>「ぅぐ、あ、あ……♡　これ、きつ……っ！！？　ぅ、ぁ、動、いて……、ぇ、あ、ぁ、ぁぁぁああああああああああああああああっ！！！？　速いっ、速いはやいはやいッ♡♡♡♡　ぴすとん速いってへぇぇぇぇぇぇえええええっ♡♡♡♡」</p>
<p><strong>＞奴隷は極太のバイブに大きな快感を覚えている。痛みを及ぼすこともあるサイズだが、このままピストン運動を続けて問題ないだろう。</strong></p>
<p>「いや、だいじょぶ、じゃ、な――♡♡♡♡　キャンセル！！！？　きゃんせるきゃんせるーーッ！！！？　コントローラーきかなッ♡♡♡♡　取り消しできなっ、うそでしょぉぉぉぉおおおおおおおっ！！！？」</p>
<p><strong>＞調教師は奴隷の乳首を激しく愛撫した。指で転がすように、それは奴隷にとって一番気持ちいい触れ方だ。</strong></p>
<p>「ふぁぅぉぉぉおおっ♡♡♡♡　今っ、乳首されひゃらっ、力、抜けっ♡♡♡♡　へひゃっ、あ――♡♡♡♡　ひん～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡　きひっ、ひゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p><strong>＞調教師は部下を呼び、大勢で奴隷の全身をくすぐり始めた。</strong></p>
<p>「ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ぃや゛ぁぁっはっはははははははははははははははははははぁぁぁぁぁああッ！！！！？　うそっ、さっぎど違ッ！！！？　きもぢよぐなッ！！！？　くしゅぐっだひぃぃぃっひひひひひひひひぃぃぃぃぃぃい！！！？」</p>
<p><strong>＞奴隷は先ほどの比ではないくすぐったさに悶えるが、同時に強烈な性感を覚えているようだ。</strong></p>
<p>「そんなわけあるかぁぁっはははははははひぃぃぃぃっ！！！？　ひーーっ！！！？　ひーーーーーっ！！！！　ひ――ッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　うそっ、なんでっ、イ――！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お願ひぃぃっひゃっはははははははははははぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　ゆるひっ、もっ、やめっ！！！？　ぇひゃっひゃっひゃっひゃはははははははぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　きひぃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p><strong>＞最終命令は下された。後は奴隷が完全に屈服するまで待つだけである。</strong></p>
<p>「いや待――♡♡♡♡♡　さいしゅっ！！！？　まだっ、他のっ！！！？　他のしてよぉぉぉぁっはははははははははひゃぅぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p><strong>＞奴隷が完全に屈服するまでには、まだ時間が掛かるだろう。まずは2～3時間ほど、様子を見たほうがよさそうだ。</strong></p>
<p>「にッ――！！！？　さッ！！！！？　うそっ、死ぬっ、しぬっ、しぬぅぅっひぎゃっはははははははははははひぃぃぃいっ！！！？　待――ッ♡♡♡♡♡　くしゅぐったひのっ、ツボ入ってゃっはははははははははははぎぃぃい～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p><strong>＞後のことは部下に任せよう――調教師はその場を後にすることにした。</strong></p>
<p>「待ってっ、まっでまっで待っでぇぇぇぇっへへへへへへぇぇぇぇぇぇぇえっ♡♡♡♡♡　おねがっ、お願いしまずうぅぅぅぁっははははははははははははぎひッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＞あれから少し時間がたったが、奴隷の様子はどうなっただろうか。</strong></p>
<p>「ぃぎひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡　きもぢひっ、ひっ、ひひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　もっとっ、もっとぉぉおおっ♡♡♡♡♡　あしょこもっ、おっぱひもぉお♡♡♡♡♡　くしゅぐりもっ、もっともっとしてっへへへへへへへぇぇぇぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>《トロフィーを獲得しました！　『完全屈服』》</strong></p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>非拘束型強制股間露出器で無防備になったクリトリスを歯ブラシ責めされる少女</title>
		<link>https://omonove.com/12204/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Dec 2022 09:00:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イラスト（ショートストーリー）]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】一人に責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】性別不明が責める]]></category>
		<category><![CDATA[アソコ]]></category>
		<category><![CDATA[おもちゃ]]></category>
		<category><![CDATA[クッション]]></category>
		<category><![CDATA[クリトリス]]></category>
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		<category><![CDATA[奴隷]]></category>
		<category><![CDATA[強制]]></category>
		<category><![CDATA[快感]]></category>
		<category><![CDATA[拘束]]></category>
		<category><![CDATA[歯ブラシ]]></category>
		<category><![CDATA[調教]]></category>
		<category><![CDATA[責め]]></category>
		<category><![CDATA[非拘束型]]></category>
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					<description><![CDATA[少女は毎日のように『先生』に呼び出されて、調教を受けています。今日、少女の太ももに取り付けられたのは、拘束されてもいないのにアソコが無防備になるという不思議な器具でした。無防備になったクリトリスを何度も歯ブラシが往復し、少女が知らぬ間に性奴隷としての調教が刻一刻と進んでいくのです。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>少女は毎日のように『先生』に呼び出されて、調教を受けています。今日、少女の太ももに取り付けられたのは、拘束されてもいないのにアソコが無防備になるという不思議な器具でした。無防備になったクリトリスを何度も歯ブラシが往復し、少女が知らぬ間に性奴隷としての調教が刻一刻と進んでいくのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>◆とても気持ちいいおもちゃ集</strong></p>
<p>→非拘束型強制股間露出器<br />
<a href="https://omonove.com/12210/">チクニカルシリコンボード（V溝）</a><br />
<a href="https://omonove.com/12217/">クリホール付き電動マッサージ器</a><br />
<a href="https://omonove.com/12215/">ぐちゅぐちゅ乾布摩擦</a><br />
<a href="https://omonove.com/12228/">もっこりクッション</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「先生……」<br />
「__さん。ちゃんと、今日も来たね」</p>
<p><span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">先</span><span class="boten">生</span></span>に呼び出されて、毎日のように放課後残る私。</p>
<p>夕日がもうほとんど沈んだ理科室で、私は先生に言います。</p>
<p>「……あの、先生。も、もう、こんなことは……」<br />
「でも__さん、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">な</span><span class="boten">こ</span><span class="boten">と</span></span>、僕以外に誰もしてくれないよ？」</p>
<p>「っ」</p>
<p>先生がそう言った瞬間、不思議とお股がきゅんとなりました。私が太ももをもじもじさせると、先生は満足げな顔をしてから、かばんの中をごそごそと漁ります。</p>
<p>「今日はね、__さんにちょうどいい道具を持ってきたよ」<br />
「……それ、は……？」</p>
<p>それは、ベルトの付いた<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">よ</span><span class="boten">く</span><span class="boten">分</span><span class="boten">か</span><span class="boten">ら</span><span class="boten">な</span><span class="boten">い</span><span class="boten">も</span><span class="boten">の</span></span>でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-12173" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2022/11/閉じられない.jpg" alt="非拘束型強制股間露出器で無防備になったクリトリスを歯ブラシ責め" width="596" height="842" /></p>
<p>「ぅぐっ♡♡♡　づぁっ♡♡♡　ぁ゛ぁぁあっ、ぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡」</p>
<p>薄暗い理科室で、私は裸のまま直立。太ももに変な器具を付けられて、アソコを歯ブラシでごしごしと磨かれます。</p>
<p>「なんでっ、これっ♡♡♡　脚っ、閉じてっ♡♡♡　私っ、脚閉じてる！！？　ぅあ゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>不思議な感じでした。私は立ったまま、膝を合わせて、太ももを内側にぎゅーっと寄せているのです。それなのに、先生が手に持った歯ブラシは私の太ももに邪魔されることなく、アソコを正確にごしごしし続けます。</p>
<p>それは全部、太ももに取り付けられた<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">よ</span><span class="boten">く</span><span class="boten">分</span><span class="boten">か</span><span class="boten">ら</span><span class="boten">な</span><span class="boten">い</span><span class="boten">も</span><span class="boten">の</span></span>のせいでした。</p>
<p>「これっ、っぐっ♡♡♡　これ、これ何ですかぁぁっ！！？」<br />
「これは、ただ内股を寄せるだけの道具だよ。__さんは年の割に太ももが太いから、これがあるとやりやすいなぁ」</p>
<p>「そんなっ、わたしっ、太くなっ♡♡♡　っぁぐぉっ♡♡♡　ぉおっ♡♡♡　ぁ゛ぉぉぉおおおっ♡♡♡」</p>
<p>ちくちくとした歯ブラシがシュコシュコという音を立てるたびに、脚と腰がふやけてしまいそうな感覚がやってきます。私は無駄だと分かっているのに、立ったまま膝と太ももをぎゅっと寄せて抵抗するだけです。</p>
<p>すると先生が言うのです。</p>
<p>「__さん、これされるの、好きだよね」<br />
「そ、そんなことっ♡♡♡　あるわけっ、ぇぐっ♡♡♡　ぅ゛ぅぅぅぅうっ♡♡♡」</p>
<p>「そんなことあるよ。それなら、どうして__さんは抵抗しないのかな？」<br />
「それ、はっ♡♡♡　このっ、変な道具のせい、でぇぇっ♡♡♡」</p>
<p>「違うよ」</p>
<p>先生が歯ブラシをごしごし動かしたまま、私の顔をのぞき込んできます。</p>
<p>「これはただ、内股にちょっと細工するだけの道具。拘束とかをしているわけじゃない。なら、__さんは手で隠すなり、走って逃げるなりすればいいじゃない。どうしてしないの？」<br />
「っ！！？　そ、それ、は――♡♡♡」</p>
<p>「実はこの道具ってね、性奴隷の調教用に使われるものなんだ。まだちょっと反抗的で、だけど快感の虜になりつつある……それぐらいの子に使うと、みんな不思議とされるがままになってしまうらしいよ？　……今の__さんと同じだね」<br />
「っあぐ♡♡♡　ぁ゛っ♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡」</p>
<p>それはまるで、『君は性奴隷と同じだよ』と言われているような気がする言葉でした。</p>
<p>だけど私は逃げられません。こんなにも抵抗しているのに……いえ、抵抗している<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">つ</span><span class="boten">も</span><span class="boten">り</span></span>なのに逃げられない――それが狂おしいほど気持ちいいのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ぁぐぉっ♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉぉおおっ♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」<br />
「今日はイクのが早いね。そんなに気持ちよかったかな？　この道具」</p>
<p>「そんな……っ♡♡♡　そんな、こと……♡♡♡」<br />
「それじゃあ、もう一度試してみよっか」</p>
<p>「ひゃぐぁぁあっ♡♡♡♡♡　だめっ、さっきイッたっ♡♡♡♡♡　ぁぎっ、ぃ――♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉおおっ♡♡♡♡♡　ぉ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>それは、一歩<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">進</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">だ</span></span>日。</p>
<p>私が先生の性奴隷になる日は、そう遠くはないようでした。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>【一話丸ごと公開】魔女に買われた奴隷の少女がクリオナホの実験台にされるお話【突起責めオムニバス・サンプル】</title>
		<link>https://omonove.com/11867/</link>
					<comments>https://omonove.com/11867/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Aug 2022 09:00:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】一人に責められる]]></category>
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					<description><![CDATA[魔女に買われた奴隷の少女『逆さま』が、小さな粘液体の実験に付き合わされます。魔女が『クリオナホ』と呼ぶそれは、少女のクリトリスをぷっくり膨らませて、クチクチ、チュコチュコと激しくこねくり回してきます。その責め苦は、寡黙な少女が思わず大声で泣き叫んでしまうぐらい気持ちいいものでした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>魔女に買われた奴隷の少女『逆さま』が、小さな粘液体の実験に付き合わされます。魔女が『クリオナホ』と呼ぶそれは、少女のクリトリスをぷっくり膨らませて、クチクチ、チュコチュコと激しくこねくり回してきます。その責め苦は、寡黙な少女が思わず大声で泣き叫んでしまうぐらい気持ちいいものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="intr">
<div class="pic"><img decoding="async" class="target_type alignnone" src="//img.dlsite.jp/modpub/images2/work/doujin/RJ302000/RJ301087_img_sam.jpg" alt="" border="0" /></div>
<div class="summary">
<p class="name" style="text-align: left;">突起責めオムニバス(クリ・乳首責め)</p>
<p class="price" style="text-align: left;">770円(税込)</p>
<p class="text" style="text-align: left;"><span style="color: #ff0000;"><strong>クリ責め</strong></span>・<span style="color: #ff0000;"><strong>乳首責め</strong></span>を主成分とした<strong><span style="color: #ff0000;">小説短編集</span></strong>。<span style="text-decoration: underline;">閉ざされた環境で女の子が泣き叫ぶほど気持ちよくなって何度もイキ狂う</span>作品です。こちらも文字数10万文字ほど。</p>
<p class="text" style="text-align: right;"><a rel="&quot;noopener noopener" target="_blank" class="bbtn" href="https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/n/link/work/aid/omonove/id/RJ301087.html">DLsiteで購入する</a><br />
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</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>ある日突然、西の果てに住む魔女が奴隷市場に赴いた。</p>
<p>魔女は美しい女性の姿をしていた。闇より暗い黒の長髪、切れ長の目、瑠璃色の瞳、花びらのような唇。髪と同じ色の真っ黒なローブ。</p>
<p>しかし魔女について知る者は少ない。広く知られているのは、西の王国城下町のさらに西にある、深い森の中に住んでいるということ。時折人里に下りて食料や日用品を買いに来るということ。そして人々から酷く恐れられているということ。曰く、血も涙もない冷酷な悪魔。曰く、世界を滅ぼす魔王の眷属――町の人々は勝手気侭に噂する。</p>
<p>そんな彼女が若い少女を買ったとき、人々はまたこぞって噂した。魔女はあの少女を喰らう気だ。いや儀式の贄にするつもりかもしれない。</p>
<p>――どちらにせよ、少女はきっと死ぬより辛い目に遭うのだろう。</p>
<h3 class="subtitle">西の果てに住む魔女と逆さまの少女</h3>
<p>『逆さま』――奴隷の少女はかつてそう呼ばれていた。</p>
<p>その理由は目の白黒が逆さまだったから。瞳が白くて周りが黒。故に多くの者が気味悪がった、『あの少女は呪われている』と。</p>
<p>商家の両親からは最初から愛されなかった。商売が立ち行かないときに鬱憤のはけ口として暴力を振るわれ、一家の存続がいよいよ危うくなったときに奴隷として売られたのだ。</p>
<p>逆さまはそれなりの値段で売られた。目を気味悪がる者はいたが、それはそれで興味を引くものだったし、何より彼女自身の素地は良かった。亜麻色の髪は肩までの長さ、背は年齢相応の小柄さか。まだ未成熟ではあるが、目鼻立ちが良く体付きも整っている。全身のすり傷を治し、もう少し肉を増やして、くすんだ髪を整えればさぞ良い嫁ぎ先があっただろう。……その目さえなければ。</p>
<p>石の部屋の中。逆さまが床に座り込んで自分の人生に絶望していたとき、不意に足音がコツリと鳴った。</p>
<p>「悪くないわね」</p>
<p>逆さまが顔を上げる。目の前には黒いローブを羽織った魔女の姿。</p>
<p>お互いの目が合う。逆さまはそのことに気付いてすぐに目を反らす。</p>
<p>魔女はその仕草を見届けた後、静かな口調で問う。</p>
<p>「貴女、名前は？」<br />
「……『逆さま』、です」</p>
<p>その言葉を聞いて、魔女の表情がやっと、ほんの少しだけ変わる。それから魔女は少し逡巡した後、奴隷売りのほうに向き直って言うのだ。</p>
<p>「この子、貰うわ」</p>
<p>その後、逆さまは森の奥へと連れて行かれる。拘束はされていない。しかし逃げようとは思わない。そもそもそんな考え自体が存在しなかった。ただ命令されるがまま、魔女の後ろを付いて行くだけ。</p>
<p>草木をかき分けただけの道を行き、途中で何の前触れもなく真横に逸れて、3度曲がる。切り立つ岩山にいくつもの洞穴があって、その内の1つに入ってゆく。その頃には逆さまの息がゼエゼエと鳴っていた。</p>
<p>「中は案外悪くないわ」</p>
<p>魔女が息一つ乱さぬままそう言って立ち止まったとき、逆さまは目を見開いた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔女の住処。</p>
<p>豪華なお屋敷ではなく、掘っ立て小屋ですらなく、岩壁にある洞穴の中。しかしそこには妖精の国に迷い込んだような風景が広がっていた。</p>
<p>洞穴の天井は高く、太陽の光が届かないというのに明るい。壁や天井の至る所に咲き乱れる不思議な花が、青白い光を発しているのだ。足下も、毛布のような柔らかな苔に覆われていて柔らかい。それに不思議と寒くないし、湿気もない。所々に置かれた黒い木材の家具が、確かにここが住処であることを証明していた。</p>
<p>「まずは、その姿をどうにかしてもらおうかしら」</p>
<p>逆さまは魔女にそう言われて、洞穴の奥にある泉に入れられる。湧き水が絶えずどこかから流れ込んできているらしい。行水に使うには少し冷たいが、町の大衆浴場よりもずっと清涼だ。</p>
<p>全身のすり傷に薬を塗られた後は、服を着せられる。『今はこれで我慢して頂戴』――そう言いながら渡された肌着とローブは、魔女が着ているものと同じでブカブカ。しかし柔らかく温かい。</p>
<p>そして2人は洞穴の真ん中にあるテーブルと椅子で食事を摂る。少し硬くなったパンと干し肉、温かなシチューだ。</p>
<p>「……あの」<br />
「何かしら」</p>
<p>逆さまは手に木のスプーンを握りながら問う。彼女が口を開くのは、名前を訊かれたとき以来だった。</p>
<p>「どうして、私を買ったんですか」</p>
<p>暗く淀んだ声。しかしその問いにはほんの僅かな希望が入り交じっていた。魔女に買われて今に至るまで、その扱いが優しかったから。両親からすらされたことのない扱いに戸惑いがあったのだ。</p>
<p>しかし完全に浮かれていたわけではない。せいぜい『もしかしたら』という程度。そして魔女は干し肉を齧りながら答えた。</p>
<p>「研究の協力者が欲しかったのよ。貴女は実験の被験者」<br />
「……そう、ですか」</p>
<p>「食事が済んだらすぐに始めるわよ」<br />
「はい……」</p>
<p>あぁ、やっぱり――再び逆さまの心に影が差した。</p>
<p>彼女は見た目のせいで迫害を受けてこそいたが、無教養でも愚鈍でもなかった。目の前の女性が町で恐れられている魔女だということは、町中でコソコソとした会話をいくつも聞いてきたから知っていた。『実験』……何をするのか知らないけれど、不穏な言葉だ。もしかしたら目をくり抜かれるかもしれない。</p>
<p>逆さまはその言葉を聞いてから、食事が喉を通らなくなった。こんなものを食べて命を長らえたところで何になるのだろうと思った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔女がシチューを飲み干す。そのときにはもう、逆さまは何も食べず椅子に座ってうつむくだけだった。</p>
<p>洞穴のど真ん中で、魔女は言い放った。</p>
<p>「始めようかしら」<br />
「……はい」</p>
<p>「服を脱ぎなさい」<br />
「はい……」</p>
<p>逆さまは魔女に言われるがまま、立ち上がって衣服を脱ぎ始める。</p>
<p>年頃の少女として、裸になることに対して当たり前の恥じらいはあった。しかしそれよりも絶望が上回っていた。彼女は青ざめた顔のまま震える手で、それでも止まることなく衣服を脱ぐと、ローブと肌着を椅子にかけた。</p>
<p>「そのまま立ってなさい」</p>
<p>逆さまは魔女に言われた通りにテーブルの側で直立する。魔女はそんな彼女を観察する。</p>
<p>少女の躰。小柄で細いが、胸や尻は徐々に膨らんできている年頃。体毛は首から下にはこれっぽっちも見当たらない。実につぼみという言葉がよく似合う躰だ。白い肌には所々すり傷の痕が見えるが、薬を塗っておけばやがてきれいになるだろう。</p>
<p>魔女は小さく笑う。彼女の見立てどおり、逆さまは美少女だった。</p>
<p>「良いかしら？　貴女はそのまま立っているのよ」<br />
「……はい」</p>
<p>魔女が左手に何かを持ちながら、逆さまに近付いてゆく。</p>
<p>その何かは逆さまにとって見たことがないものだった。指でつまめる程度――親指の先ぐらい大きさの円柱。彼女の語彙で率直に表現するなら、それは『透明な薄ピンク色のぷるぷるしたもの』だった。</p>
<p>いったい何をするつもりだろう？――逆さまはその『ぷるぷるしたもの』に注視する。</p>
<p>しかし彼女の視線が『ぷるぷるしたもの』にくぎ付けになっている隙を突いて、魔女はもう反対の右手で、逆さまの股間に触れたのだ。</p>
<p>「ひゃぁっ！？」<br />
「ふぅん。さすがに未開発となると感度も悪いし小さいわね」<br />
「ぅぅっ……！？　ぅ、ぁ……！」</p>
<p>魔女が2本指で逆さまの割れ目を広げる。</p>
<p>毛の生えていない秘所は指で広げなければぴっちり閉じている。排泄以外では使ったことのまるでない、初々しい一本筋だ。その上にあるクリトリスはレンズ豆のように小さく、目をこらさなければあるのかどうかすら分からない大きさだった。</p>
<p>「ぅぁ、な、何……っ！？」</p>
<p>まるで予想していなかった行動に、逆さまの元来持つ年相応の羞恥心が蘇る。ここに来てようやく顔が赤く染まり始める。</p>
<p>魔女はそんなあどけない少女の反応を見ると、ふふと笑いながら言った。</p>
<p>「ま、とりあえずは大きくなってもらおうかしら」<br />
「ひゃっ！？　つめた――っ！？」</p>
<p>逆さまの股間に『ぷるぷるしたもの』が当てられる。それも、割れ目に上にある小さなクリトリスの部分に。少女の未熟な体でも、そこが股間の中でもひときわ敏感であることを感じられた。</p>
<p>しかし『ぷるぷるしたもの』はひんやりと冷たくて、ぬるぬるとした粘り気があって、沼地の生物を連想させるような感触だ。予備知識もなく触れるとあまり気持ちいいものではなく、逆さまは全身をゾゾゾと鳥肌立たせるだけだった。</p>
<p>「ちゃんとくっ付いたわね」<br />
「ぇ、ぁ……！？　何、これ……っ」</p>
<p>魔女が手を放すが、『ぷるぷるしたもの』は逆さまの股間にくっ付いたまま。ナメクジが壁を這うかのように、何の支えもなく彼女のクリトリスに吸着している。</p>
<p>得体の知れない物体が自分の体にくっ付いているのは恐怖そのものだ。だけどそんなものを手で触れるのは憚られるし、そもそも『そのまま立っていろ』と命じられている。</p>
<p>逆さまはどうすれば良いのか分からなくてオロオロする。その瞬間のことだった。</p>
<p>シュルシュルシュルシュル！</p>
<p>「ぅひゃぁぁっ！！？　っひぃぃぃぃぃぃ！！？」</p>
<p>突然股間に走り出す強烈な刺激。逆さまは歯を食いしばりながら悲鳴を上げた。</p>
<p>「な、何っ！？　ひっ、ひゃぁっぁっあぁぁぁっ！？　な、中っ！　なかっ、くしゅぐったひぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>逆さまは、自分の股間がくすぐられているような感触を覚えた。短い人生で1度も経験したことのない刺激だ。くすぐったいのに、笑い声ではない不思議な声が出てしまう刺激。</p>
<p>彼女がはしたなく立ったまま脚を開いて自分の股間を見てみると、『ぷるぷるしたもの』がクチュクチュと蠢いていた。その内側では極細の触手が3本生えていて、小さなクリトリスを根元からほじくり返しているのだ。</p>
<p>「これっ、なんっ！！？　なひっ！？　なんですかぁぁぁぁっ！！？」<br />
「そうね。何も知らないのもつまらないし、貴女に性教育してあげようかしら」</p>
<p>魔女が自分の左手を逆さまの肩に置いたまま、右手で彼女のアソコを突いた。トントンという衝撃が下腹部に伝わってゆく。</p>
<p>「ここはクリトリス。女の子が触られると1番気持ちよくなっちゃうところ」<br />
「んひっ！？　ぁっ、ぁぁぁぁ……っ！　ぁぁぁぁぁ……！？」</p>
<p>「そして貴女のクリトリスを苛めているのがクリオナホ。私、女の子が死ぬほど気持ちよくなれる方法をずーっと研究してたのよ……♡」<br />
「ひぃぃぃ……っ！？　なんでっ、なんでこんなぁぁぁっ！！？」</p>
<p>逆さまは自分の体にクリトリスなんていう部位があるのを知らなかったし、『性的快感』という概念すら知らなかった。しかしその刺激があまりに鮮明だったせいで、今行われていることが酷く淫靡で恥ずかしい行いであることを唐突に理解する。</p>
<p>故に疑問だった。どうして自分にこんなことをするのだろう？　体を解体されたり、目をくり抜かれたりするのだと思っていたのに。実際に襲いかかってきた刺激は、想像していたものとはまるで違っていたのだ。</p>
<p>「やっぱり、良い反応するじゃない。奴隷市場で一目見て思ったのよ、貴女はきっと可愛らしく喘いでくれるって……♡」</p>
<p>魔女は笑いながら側の椅子に腰掛けて、逆さまが悶える姿をじっくり観察し始めた。</p>
<p>逆さまには知る由もなかったが、魔女は暇を持て余していた。魔術を極めて世間から爪弾きにされた者が森の中で1人やることなんて、研究ぐらいだ。しかし小難しい学問も、戦争を生き抜く術も、既に数世代先まで修めていた。そして少し前、新たな境地として手を出した暇つぶしこそが、色に興じることだったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「くっ、くりっ！！　くりおなほ止めてくださぃぃぃぃっ！！？　くりとりしゅがっ！！　くりとりすがぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>逆さまは覚えたての言葉を連呼しながら魔女に懇願し続ける。その言葉が、幼い少女が発するには少々卑猥すぎることを、彼女はまだ理解していない。</p>
<p>クリオナホの中では依然として、極細の触手が小さなクリトリスを掘り起こし続けている。その感覚は彼女にとって恐怖そのものだった。幼い少女の粘膜はただただ敏感で、まるで神経に直接触れられているような錯覚を起こさせるのだ。</p>
<p>それでもなお、魔女の暇つぶしの結晶は少女の性感を確実に高めてゆく。1本の触手が、クリトリスの根元を縛り付けるように巻き付いた。</p>
<p>「んぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>その動きは先ほどまでのチュルチュルと滑るような動きとはまるで違う。</p>
<p>そしてクリトリスが絞り出された後に、残った2本の触手が充血したクリトリスを根元から先までをチュルンと舐め上げてゆく。</p>
<p>「んひぃっ！！　っひ、っひ、ひゃぁぁぁっ！？　だめっ、くりとりすっ、だめっ！？　先っぽだめぇぇぇぇっ！！？」</p>
<p>断続的な悲鳴が上がる。クリトリスの先端は特に敏感で、チュルンチュルンと舐め上げられる度に腰が勝手に跳ねる。</p>
<p>「だ、だめ……っ！？　これいじょ、はっ！！？　なんかっ、なんか……！！？　ぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>逆さまの中で何かが上り詰めてゆく。今まで経験したことがないほどの熱と焦燥感。自分の中の何かが爆発して、自分が自分でなくなるような、そんな感覚。</p>
<p>もうだめ――逆さまがその限界を感じ取った瞬間、クリオナホの動きがピタリと止まった。</p>
<p>「っっっ！！？」</p>
<p>逆さまは、『止まる』という現象がすごく唐突で衝撃的な出来事のように感じられた。</p>
<p>その瞬間、彼女はビクンと腰を跳ねさせた後、操り人形の糸が切れたようにガクリとその場に膝を付く。柔らかな苔の生えた地面が彼女の体を柔らかく受け止めた。</p>
<p>「ひ……ぁ……っ！？　はぁ……っ、ひゃ、ひゃぁぁ……！」</p>
<p>逆さまの口から勝手に変な声が出る。</p>
<p>不思議な感覚だった。今もまだ、言いようのない熱と焦りが自分の体の中をぐるぐると渦巻いている。『助かった』と思う反面、何だか酷くモヤモヤするのだ。</p>
<p>そう、まるで……。</p>
<p>「物足りないかしら？」<br />
「っ……」</p>
<p>魔女が笑うと、逆さまの顔が真っ赤に染まる。自分の心を見透かされたような気がした。</p>
<p>もっとも、絶頂の直前でお預けを食らえば、誰だって物足りなく感じて当然なのだが。</p>
<p>「頃合いね」</p>
<p>魔女はそう言って、逆さまの股間を指差した。</p>
<p>逆さまが促されるように自分の股間を見てみると、クリトリスが肥大化していることに気付く。先ほどまではレンズ豆のような大きさだったのに、今では小指の先程度にまで膨らんでいたのだ。</p>
<p>普通であれば、クリトリスが短時間でこれほど大きくなることはあり得ない。性的快感による充血、極細の触手による掘り出し、そして触手に含まれるちょっとした成分によって、無理やり実現させたものだった。</p>
<p>「さぁ、立ちなさい。今度は最後までやるわよ？」</p>
<p>その言葉に促されて、逆さまはよろよろと立ち上がる。『奴隷として、持ち主に命令されたから』なんて殊勝な理由によるものではない。</p>
<p>「っ……♡」</p>
<p>幼くして、その表情に浮かぶのはまさしく色。彼女は確かに、クリオナホでクリトリスを苛められることによる最後を期待していたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>逆さまが立ち上がった瞬間、クリトリスにぞわりという感覚が走る。</p>
<p>チュコ。</p>
<p>「ぁ……っ♡」</p>
<p>先ほどとは違う、微弱な刺激。しかし続けざまに襲ってくる、ぞわりぞわりという感覚。その感覚はだんだんと強く、速くなってゆく。</p>
<p>チュコ、チュコ。</p>
<p>「ぇ、ぁ……、ぁ……っ！？」</p>
<p>そして次の瞬間、衝撃が走った。</p>
<p>チュコチュコチュコチュコチュコ！</p>
<p>「っ～～～～！！？　んぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！！？」</p>
<p>洞穴内を震わせる甲高い悲鳴。彼女は立ったまま思いっきり脚を開いて、両手で自分の秘部を開く。何が起きたのか理解できなかったが、魔女に観察されていることを忘れてしまうぐらい、強烈な刺激だった。</p>
<p>「んなひっ！！？　くりおにゃほっ！！　くちゅくちゅってっ！！　ぞりぞりってぇぇぇぇぇぇぇっ！！？」</p>
<p>クリオナホの内側にあった触手は、いつの間にか消えていた。代わりに無数の小さな溝ができている。クリオナホ自身が上下に伸縮することで、その溝で以て、クリトリスをゾリゾリと磨くように摩擦していたのだ。</p>
<p>たかだか3本程度の触手に舐め回されるのとは、刺激がまるで違っていた。今の動きは、クリトリスの根元から先まで文字通り『隙間なく』刺激されている。豆のようなクリトリスではできない責め方。小指の先程度にまで肥大化したクリトリスだからこそ、感じることができる気持ちよさだった。</p>
<p>「むりぃぃぃぃぃぃぃっ！！？　つよふぎっ！！　つよすぎぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>しかし度を過ぎた快感は痛みにも似ていた。</p>
<p>神経の許容量を超えた逆さまは、思わずクリオナホを引き剥がそうとする。しかしどんな仕組みだろうか、クリオナホはその身をドロドロの粘液と化していたのだ。</p>
<p>どれだけ器用な人間でも、液体をつまむことは不可能だ。故に彼女はその快感を受け続けるしかなかった。</p>
<p>「ぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　ぇあっ！！？　ぁ――っ！！　からだっ、へんっ！！？　変にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>無駄な抵抗をしている間にも、逆さまの性感は高められてゆく。1度寸止めされたせいで、余計に体が進んで絶頂を迎えようとする。</p>
<p>「だめっ！！？　だめだめだめだめだめぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！！？」</p>
<p>叫び声を上げるだけでは快感を止めることはできない。逆さまはクリトリスを粘液に啄まれながら、生まれて初めてのオーガズムを迎えた。</p>
<p>「っっっ～～～～～～～～！！？　んぁっひっ！！？　っ――！！？　～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！」</p>
<p>溢れる愛液が太ももを伝って地面を包む苔に染みこんでゆく。絶頂の衝撃があまりに強かったせいで、逆さまは側にあった椅子を両手で掴んで体を支えた。</p>
<p>「ぉ゛……、ぁ……♡」</p>
<p>もしもこれがただの情交であったなら、生まれて初めての性的快感に酔いしれることができただろう。今の状況がとても幸せだと感じられただろう。</p>
<p>しかしそうはならない。これは実験であり、ましてや相手は魔女。幸福感を覚えるのはほんの一瞬のことで、すぐさま次の快感をたたき込まれるのだ。</p>
<p>チュコチュコチュコチュコチュコ！</p>
<p>「ひぃぃぃっ！！？　ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>クリオナホの動きは止まらない。絶頂直後の快楽責めというのは、幼い少女にはあまりに苛烈だった。彼女の口から吐き出されるのは、もはや喘ぎ声というよりは悲鳴だ。</p>
<p>逆さまは、自分が最後を望んだことを後悔した。魔女の言う最後とは、多くの女性が思い描く最後よりも遙か先にあったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかも魔女が作りだしたクリオナホは、単なる粘液の塊ではない。最初に触手が突然生えてきたように、実にさまざまな機能を有していた。</p>
<p>クリオナホがキュッと締め付けを強くする。それによってクリトリスがより強く摩擦される。</p>
<p>キュッ、チュコチュコチュコ。キュキュキュキュッ。</p>
<p>「やめてぇぇぇぇぇぇっ！！？　もっ、やめてくださぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>次にクリオナホの動きがほんの少しだけ変わる。内側の溝の感触を教え込むように、ゆっくり、深く、強烈にクリトリスを摩擦する。</p>
<p>グチュン、ゾリ、ゾリ、ゾリゾリゾリゾリゾリ。</p>
<p>「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？　しぬぅぅぅっ！！？　しんじゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ！！？」</p>
<p>クリオナホの動きがまた少し変わる。全体を満遍なくではなく、特に敏感なクリトリスの先っぽを中心に摩擦してゆく。</p>
<p>クチュリ、コリコリコリ、クチクチクチクチクチ。</p>
<p>「もっ、ころしてっ！！？　おねがひっ、ころじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！？」</p>
<p>『止めて』『死んじゃう』『殺して』――逆さまの言葉がどんどん絶望に近付いてゆく。</p>
<p>しかし言葉とは裏腹に体が激しく暴れ出す。地団駄を踏んで、腰をくねらせ、頭を振る。死を目前とした少女では取り得ない、活力に満ちた動き。彼女はきっと、自分では気付いていないのだろう。こんなにも大声を出して、激しく暴れ回ったことなんて、生まれて初めてだということに。</p>
<p>気持ちよくさせられる度に、眠りかけていた生が目覚める。そんな生命力に満ちた初々しい反応は、魔女にとって大満足のものだった。</p>
<p>「貴女、本当に可愛いわね……♡」</p>
<p>魔女が椅子から立ち上がる。</p>
<p>「イキ顔、もっとよく見せてご覧なさい」<br />
「んひ――！！？　ひっ、ぁ――！！？」</p>
<p>魔女が逆さまに近付く。逆さまは思わず目を反らす。無意識の内に喘ぎ声を飲み込もうとして、喉で異音を鳴らす。しかし魔女は彼女の頬を持って無理やり自分のほうを向かせた。</p>
<p>「そんなに目を見られるのが怖いかしら」<br />
「ヒ――！！？」</p>
<p>悲鳴が震える。誰でも分かるぐらい、逆さまは強烈な快楽に苛まれてなお怯えていた。</p>
<p>瞳が白くて周りが黒――普通の人間ではあり得ない目の色。町中で投げつけられた小石の痛みを思い出す。家で吐き捨てられた暴言の悲しみを思い出す。体が燃えそうなぐらい熱い一方で、心が冷え切っている。それは気持ち悪い感覚だった。</p>
<p>しかし魔女は怯える逆さまにため息を付いた後、両手で彼女の頬をバチンと挟み込んだのだ。</p>
<p>「っ～～～～！！？」<br />
「くだらないことに怯えるのは止めなさい」</p>
<p>突然の痛みに、逆さまは快楽を一瞬だけ忘れ去る。そして魔女は強い口調でそう言った後、優しく笑うのだ。</p>
<p>「綺麗な目ね」<br />
「ぅ、ぁ――？」</p>
<p>逆さまは一瞬だけ、その言葉が理解できなかった。</p>
<p>「美しい黒と白のコントラスト。そうね、私の好きな『蝶』に似ている」</p>
<p>瞳が白くて周りが黒――それは生まれながらにして嵌められた枷だと思っていた。自分の目を『綺麗』と言われたことなんて、今まであっただろうか？　言葉が一滴の雫となって、乾いた泥のように固まった心に染みこんでゆく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次の瞬間、逆さまは唐突に絶頂した。</p>
<p>「ぅぁ゛――ッ！！？　～～～～～～～～～～～～～～っ！！？」</p>
<p>ぽかんと口を開けた呆然とした表情、その幼い顔には『ハテナ』が浮かんでいる。しかし顔は耳まで真っ赤、全身は痙攣し、膝はガクガク。いつ倒れ込んでもおかしくない。思考が追い付く前に、体が一瞬忘れかけていた快感を思い出したのだ。</p>
<p>「んぉ゛――！！？　っ！！？　っ～～～～～～～～！！？」</p>
<p>逆さまは間髪入れずまた絶頂する。</p>
<p>彼女は今までとはまるで違う絶頂感に狼狽えた。先ほどまではクリトリスを針で突き刺されるような鋭い絶頂だったのに。今は何だか全身が羽根に包まれるような。強いのに、深くて、甘くて、ほわほわしていて……。</p>
<p>魔女はそんな逆さまのことを優しく抱き締めた後、妖しく笑ったのだった。</p>
<p>「いいわ。たくさんおイキなさい」<br />
「ぅあ――っ！！？　ぁ゛――！！」</p>
<p>性的快感・絶頂というのは心の状態に大きく左右される。幼く敏感な少女である逆さまの快楽責めは、全ての抑圧を取り払ったこれからが本番だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>チュコチュコチュコチュコ！　クリオナホが激しく収縮してクリトリスをしごき続ける。</p>
<p>「ぁ、ぁあ゛ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>その絶叫に、もはや『言語』という概念はない。ただ悲鳴を上げることしかできないぐらい、訳が分からないぐらい気持ちよかった。</p>
<p>苛められているのはクリトリスだけのはずなのに、不思議なことに全身が気持ちいいのだ。柔らかな手で全身を激しくくすぐり回されているような心地。あまりに強烈過ぎて、逆さまは自分が悦んでいるのか苦しんでいるのかすら分からなかった。</p>
<p>幼い少女に取り返しの付かない性的嗜好を刻み付ける責め。それにも関わらず、魔女はさらに彼女に追い打ちする。</p>
<p>「そろそろ1番気持ちいいのをシてあげる……♡」</p>
<p>次の瞬間、クリオナホがまた新しい動きを始めた。</p>
<p>ヴヴヴヴヴ！</p>
<p>「ぅあ゛ぁぁぁぁっ！！？　っヒ！！？　っっひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ！！！？」</p>
<p>クリオナホが振動している。その身を伸縮させてクリトリスをゾリゾリと摩擦しながら、重い振動で以てクリトリスの芯を震わせているのだ。</p>
<p>その快感は『溶かされる』という言葉が相応しい。</p>
<p>「んぁっ！！？　ぁ゛ぁぁぁぁっ！！？　っ～～～～～～～～～～～～！！？　ぁ゛～～～～～～～～～～！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>逆さまは一瞬の内に何度も絶頂する。絶頂から絶頂までの時間があまりに短すぎて、もはや魔女も逆さまも絶頂した回数を数えることはできない。</p>
<p>全身は体液だらけ。全身は汗をかき、顔は涙と鼻水、涎に濡れ、尿道からは潮がプシプシと音を立てながら漏れ続けている。</p>
<p>「気持ちいいかしら？」<br />
「ぁ゛、ぁ゛ぁぁっ！！　きもひっ、いぃ゛ぃぃぃぃぃっ！！？　きもちっ、ですぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅっ！！！？　ぅっ、あ゛っ、ぁぁぁッ！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！」</p>
<p>魔女はそんな逆さまを抱き締め、時折声をかけ、快楽に悶える姿を見つめ続ける。その表情は情欲的で、嗜虐的で、しかし愛おしげだ。</p>
<p>「ッ～～～～～～～～～～♡♡♡　ぁ゛ッ！！？　ぉ゛ぉッ♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>逆さまはイキ続ける。すごく気持ちよくて、ただただ幸せなだけの時間を過ごす。『蝶』のような目は涙に沈んで、ゆらゆらと飛ぶように揺れ続けていたのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>長い長い時間が経つ。</p>
<p>何度も絶頂した逆さまも、やがて体力が尽きてゆく程の時間。</p>
<p>「ぅぉ……！？　ぉ、ぉぉ……♡　ぉ……っ♡」</p>
<p>幼く可愛らしい少女にしてはあまりにはしたなく、艶に満ちたドロドロの表情。</p>
<p>全ての抑圧を忘れ去って快楽に耽る少女。その最後の絶頂。</p>
<p>「ぉ……っ♡　ぁ゛……！？　ひ――！　っ～～～～～～～～～～！！　～～～～～～～～～～……！！」</p>
<p>相も変わらず続く、激しい摩擦と振動。小さな口から上がる悲鳴は弱々しくも、その快楽は全身に響くほど大きい。</p>
<p>「ッ～～～～～～～～～～♡♡♡　ぉ゛……！！？　っひ♡♡♡　～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ひ……♡♡♡　ぁ゛ー…………♡♡♡」</p>
<p>逆さまは魔女の腕の中で、最後の一滴まで快楽を飲み干すように全身を痙攣させた後、クタリと眠るように気絶するのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>逆さまの目が覚める。</p>
<p>「……ん」</p>
<p>体を起こすと、青白い光が視界を埋め尽くす。逆さまは洞穴の隅に置かれたベッドの上で眠っていた。</p>
<p>ここはどこだったっけ？　今は昼？　夜？　―― 洞穴の中には太陽が届かない。彼女は目をこすりながら眠る前の出来事を思い出そうとした。</p>
<p>「……あぁ、起きたのね」<br />
「っ――！？」</p>
<p>逆さまの体がビクンと跳ねる。ベッドのすぐ側に、研究用のテーブルで羊皮紙にペンを走らせている魔女がいたのだ。</p>
<p>そこで逆さまは昨日の出来事を思い出す――奴隷として売られた、目の前の魔女が自分を買った、……泣き喚くほど恥ずかしい目に遭った。</p>
<p>逆さまは頭を抱える。しかし魔女の視線はテーブルの上の羊皮紙に向けられたままだった。</p>
<p>「悪いけど、好きにしていて頂戴」<br />
「は、はい……」</p>
<p>「外に出て良いのは洞穴の入り口まで、それ以上は危険よ。それと倉庫にも近付かないこと。食事はそこの樽が積まれているところ」<br />
「はい……」</p>
<p>魔女は『えーとそれから』と呟きながら早口に注意事項をまくし立てる。それはあまりに普通で、逆さまは戸惑った。</p>
<p>『好きにしていろ』――今まで言われてきた『動くな』『そこでじっとしていろ』とはまるで違う言葉だ。そんなことを言われたのは生まれて初めてかもしれない。あまりに経験がなくて、何をして過ごせば良いのか分からなかった。</p>
<p>それはそうと、何の気なしに1つの些細な疑問が浮かぶ。彼女はいったい何をしているのだろう？　――逆さまが思わず覗き込もうとした瞬間、魔女が振り返るのだ。</p>
<p>「昨日のを改良したいのよ」</p>
<p>昨日の――逆さまは一瞬だけポカンとして、それが何を指しているのか理解してから、顔をボッと真っ赤に染めた。分かりやすく狼狽した彼女の様子に、魔女はニンマリと笑った。</p>
<p>「改良が終わったら、また実験するわよ」<br />
「ぅ……」</p>
<p>「毎晩死にたくなる程イカせるわ、覚悟なさい」<br />
「ぅぅ……」</p>
<p>昨日ですら訳が分からないぐらい気持ちよかったというのに。彼女は一体どんな改良を施すつもりなのだろう？　そしてそれはどれだけ気持ちよくなってしまうのだろう？</p>
<p>逆さまはそんなことを想像して絶望を感じた。</p>
<p>「ぅぅぅ……、…………♡」</p>
<p>不思議な絶望。暗い水底に沈められるような、思考が麻痺して全身が死んでゆく絶望とはまるで違う。思考が加速して先のことをどんどん考え出してしまうような、何だか大声を上げながら走り回りたくなるような、まるで逆さまの絶望。</p>
<p>全身に生が満ちる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あぁ、そうだったわ」</p>
<p>最後に、魔女は逆さまのことを正面から見据えて言った。</p>
<p>「名前、捨てなさい」<br />
「え……？」<br />
「『逆さま』なんて名前、捨てなさいと言ったのよ。マトモじゃないわ、貴女の両親」</p>
<p>西の果てに住む魔女の噂は絶えない。曰く、血も涙もない冷酷な悪魔。曰く、世界を滅ぼす魔王の眷属。曰く、奴隷市場で幼女を漁る人喰い――町の人々は勝手気侭に噂する。</p>
<p>誰もが恐れる不気味な存在、しかしその正体はただの人間である。魔術を扱えて優秀な頭脳を持つことを除けば、泉の水のように冷たくも優しく、ただし少しばかり性に飢えた、美しい女性だった。</p>
<p>彼女だけがそれを知ることになる。</p>
<p>西の果てに住む魔女と彼女――アゲハの生活は、これから始まるのだ。</p>
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		<title>ふたなり人狼学園でふたなりバレした少女がくすぐり搾精を受ける話</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Jun 2022 09:00:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】複数に責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】女性が責める]]></category>
		<category><![CDATA[アソコ]]></category>
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					<description><![CDATA[男子禁制の女学園に、ふたなり女子が紛れ込んでいました。女子生徒をこっそり連れ込んで腰砕けになるまで犯していた『ひとみ』は、とうとうそのことがバレてくすぐり処刑にかけられます。『ごめんなさい』と泣き叫びながら、くすぐりお精子奴隷になるまでびゅーびゅーと射精し続けるひとみ。そんな彼女の様子を見ていた、もう一人のふたなりである『私』は……。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>男子禁制の女学園に、ふたなり女子が紛れ込んでいました。女子生徒をこっそり連れ込んで腰砕けになるまで犯していた『ひとみ』は、とうとうそのことがバレてくすぐり処刑にかけられます。『ごめんなさい』と泣き叫びながら、くすぐりお精子奴隷になるまでびゅーびゅーと射精し続けるひとみ。そんな彼女の様子を見ていた、もう一人のふたなりである『私』は……。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それはさながら、『人狼ゲーム』のようでした。</p>
<p>人狼ゲームは知っていますか？　ある村にオオカミが紛れ込んでいて、夜になると人間を一人ずつ襲って食べてしまうのです。</p>
<p>村人や狩人などのさまざまな役職を持った人間たちは、何とかしてオオカミを見つけ出そうと頑張るのですが、人間に紛れ込んだオオカミも、自分がオオカミだってバレないように隠れます。話し合って、推理して、時には騙して――そんなゲームです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私はこの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">女</span><span class="boten">学</span><span class="boten">園</span></span>において、オオカミのほうでした。だけど別に、本当に人をもぐもぐと食べてしまうわけではありません。</p>
<p>私がオオカミたる証拠は、股間に生えているもの。女性には絶対にないはずの、数cm程度の肉の棒、それに付随する二つの玉が入った肉の袋――それは紛れもなく男の人のおちんちん、私は生まれながらにして『ふたなり』だったのです。</p>
<p>困ったことに、私の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">男</span><span class="boten">性</span><span class="boten">部</span><span class="boten">分</span></span>は女性に対して敏感に反応しました。例えば風が吹いて制服のスカートの中身がほんの少し見えてしまった時、体操服が汗に濡れて中の下着が透けて見えてしまった時――私はその場に屈んで、どうしようもなくなってしまいます。</p>
<p>だから私は、同じ学園の女子生徒を<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">食</span><span class="boten">べ</span><span class="boten">る</span></span>のです。仲のいいお友達に打ち明けて、トイレの個室とか、誰もこない校舎裏とか、そんな場所でちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、手とか口とかでシてもらうだけ。</p>
<p>こんなことをしているのは私だけだろうと思っていたのですが。どうやらこの学園には、私の他にもオオカミがいたようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><ruby data-rt="ひとみ">人見<rp>（</rp><rt>ひとみ</rt><rp>）</rp></ruby> <ruby data-rt="ことね">琴音<rp>（</rp><rt>ことね</rt><rp>）</rp></ruby>さん――それがもう一人のオオカミの名前でした。肩で切りそろえた黒髪、ちょっと垂れ目。身長は平均よりもちょっとだけ小さくて、おっぱいやお尻は小ぶり。</p>
<p>ひとみさんは元々、『クラスの隅っこにいる大人しい生徒』でした。人当たりはいいのですが、誰に対してもどこか壁がある感じ。クラスの中心人物には絶対にならず、だからと言って敵視もされない、人畜無害な女の子。</p>
<p>そんな女の子が、毎日のように学園の女子を<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">食</span><span class="boten">べ</span><span class="boten">て</span></span>いたのです。優しく大人しい態度で油断させて、空き教室に連れ込んだら、相手が腰砕けになるまで精を吐き散らす毎日。</p>
<p>それがバレた時、学園中の女子が目の色を変えました。それは敵意と欲望の入り交じった、とても不思議な表情だったのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あ、あの！　本当に、ごめんなさい……！　謝るから、放して……っ！？」</p>
<p>放課後。ひとみさんは空き教室に連行されます。机をいくつもつなげて大きなテーブルを作って、その上にひとみさんを仰向けに寝かせて、布で両手足を机の脚に縛り付けてしまうのです。</p>
<p>ひとみさんの周囲には十数人の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">首</span><span class="boten">謀</span><span class="boten">者</span></span>たちが取り囲み、さらにその外側を無関係な女子生徒たちが埋め尽くします。私もそんな傍観者の一人――だって、素知らぬ顔をして独り帰ったら、怪しまれそうな気がしたんですもの。</p>
<p>「ひとみさんさぁ。女の子にひどいことシておいて、何もされず家に帰れるなんて思ってるの？」<br />
「だ、だって……！　みんな、『いい』って言ってくれたんだもの……！？」</p>
<p>「学園中の女の子を食い散らかす悪いオオカミはお仕置き……うんにゃ、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>が必要かなぁ？」<br />
「しょ――！？　ひっ、ぁぁ……！？」</p>
<p>人狼ゲームでは、見つかったオオカミはつるし上げられて<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>されてしまいます。だけどそれはあくまでゲームのお話。現実で相手を殺してしまうような猟奇的なことはしません。</p>
<p>それでも、その<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>方法は残酷であり、縛り首なんかよりもずっと淫靡でした。</p>
<p>「それじゃあみんな、囲んで囲んでー。始めるよぉ」<br />
「お願いっ、もうやめてっ！　何するつもりなの！？　謝る、本当に謝るからぁ！！？」</p>
<p>「いくよぉ？　せーのっ、こちょこちょこちょこちょーーーーっ♡」<br />
「っ～～～～！！？　ふぁぇ！！？　ぁっ、ぁぁぁぁああああああ！！？」</p>
<p>大勢の女子生徒たちがテーブルの上のひとみさんを取り囲んで始めたこと――それはくすぐり責めでした。</p>
<p>きっと、首謀者たちがあらかじめ話し合って決めていたのでしょう。耳、首筋、腋の下、脇腹、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏――ひとみさんの全身が、女子生徒たちの指で埋め尽くされます。</p>
<p>「ぁ～～～～～～～～っはっはっはははははははははははははははぁぁぁぁああっ！！！　くすぐったひっ！！！　くしゅぐったぁぁぁぁあっはっはっははははははははははははははははぁ～～～～～～～～！！？」<br />
「そりゃくすぐってるもん♡」<br />
「なんでぇぇぇえ！！？　なんでっ、なんでくしゅぐ――！！？　ふひぁぁああっひゃっはっははははははははははははははははは！！？　はひっ、はひっ、ひゃだぁぁぁっはっははははははははははははははははははは！！！」</p>
<p>「だって乱暴なことして、けがでもしたらいけないでしょう？」<br />
「みんなで考えたんだよ？　平和な平和な、とっても平和な処刑方法♡」<br />
「つらい？　つらいよねぇ♡　体中変な感じになって、息もできなくて……」</p>
<p>ひとみさんの口から、聞いたことのないぐらい大きな笑い声が溢れます。こんなことをされたら、くすぐったくて当然です。このままくすぐり続けたら、笑い死んでしまうのではないでしょうか？</p>
<p>だけど不思議なことが起こります。くすぐり責めが始まった瞬間、ひとみさんのスカートがむく、むく、むくとあっという間に盛り上がったのです。</p>
<p>それを見て、首謀者も見物人も関係なく、女子生徒全員が色めき立ちました。</p>
<p>「うは……っ♡」<br />
「何これ、おっきひ……♡」</p>
<p>「なになに？　ひとみさん、まさか体をこちょこちょされて興奮しちゃったの♡」<br />
「してなひぃぃぃい！！？　こんにゃっ！！　こんなのでっ、してなぁぁぁあっはっはっははははははははははぁぁぁぁああああああああ！！？」</p>
<p>「またまたぁ♡　素直になりなよ」<br />
「こんなことされても、『興奮してない』って言えるのかな～♡」</p>
<p>「ひぁぅぁっ！！？　だめっ、脱がさないでっ、制服ぬがさないでよぉぉぉぉひきっ！！？　きひゃぁあっはっはっははははははははははははははははははははっ！！！」</p>
<p>ひとみさんはどんどんあられもない姿になっていきます。</p>
<p>制服のボタンが外され、ブラジャーを外され、靴下を脱がされ、スカートをめくり上げられ、下着をずらされ――そこで、大きなおちんちんがぶるんと露出しました。15～16cmぐらいはありそうな、私よりも大きいおちんちんです。</p>
<p>「ぉぉう……♡」<br />
「いや、これは、やばいねー……♡」<br />
「こんなのでシちゃった子いるんだぁ……♡」</p>
<p>「やめっ、やっ！！？　嫌ぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははははは！！！　はひっ、ひぃぃいいっ！！！　やめてやめてやめてぇぇぇぇぇっへっひゃっはははははははははははははははははは！！？」</p>
<p>ひとみさんへの処刑は、どんどん過激になっていきます。制服の上からくすぐるなんてせず、素肌を直接くすぐり始めて、ひとみさんの笑い声をさらに大きくしていきます。</p>
<p>そんな中、誰かが声を上げたのです。</p>
<p>「ひとみさんのかばんに、こんなの入ってた！」</p>
<p>「え～～！？　それってえっちの時に使うやつじゃーん♡」<br />
「なになに？　そんなのどうしちゃうの？」</p>
<p>「これをさ、こうしてさー♡」</p>
<p>「ひぃぃぃぃぃぃいいいっ！！！？　そんなっ、それっ！！！？　それそんな使い方じゃないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいっ！！！！」</p>
<p>一人の女子生徒が掲げたもの――それはローションでした。元々はきっと、愛液の代わりとして使っていたのでしょう。ひとみさんのおちんちんはとても大きいから、ローションで滑りを良くしないと、挿れた時にとても痛そうです。</p>
<p>そんなローションが、本来の用途とは違う使われ方をします。どろどろの粘液がひとみさんの全身に無造作にぶちまけられて、塗り広げられて……。そして、ぬるぬるになった全身をくすぐり姦されるのです。</p>
<p>「っっぁ゛～～～～～～～～！！！？　ぁはっ、ぁ゛はっ！！！？　くしゅぐっだいくすぐっだひぐずぐっだいぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！？　ぁ゛はっ、ぁははははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁああああああああ～～～～～～～～！！！！」</p>
<p>ひとみさんはもう、悲鳴のような笑い声しか出せませんでした。だけどそれに反して、おちんちんがバキバキに勃起しています。みんなの視線は、おちんちんに釘付けです。</p>
<p>私はいい加減気付いていました。この<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>は、ひとみさんの被害を受けた女子生徒たちの『弔い合戦』……というだけではありません。</p>
<p>それ以上にみんな、おちんちんに興味津々だったのです。優しくて、かわいらしくて、実は裏で大きなおちんちんを使って女子生徒たちをひいひい言わせていたひとみさんを、無性に<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">ど</span><span class="boten">う</span><span class="boten">に</span><span class="boten">か</span></span>してやりたくて仕方なかったのです。</p>
<p>「っ……♡」</p>
<p>だから、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">の</span><span class="boten">行</span><span class="boten">為</span></span>は必然でした。女子生徒のうち一人がごくりと唾を飲み込むと、意を決しておちんちんをこちょこちょとくすぐり始めるのです。</p>
<p>「ふぁぅぉぁおぃぁぁぁあああっ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～！！！？」</p>
<p><span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">先</span><span class="boten">っ</span><span class="boten">ぽ</span></span>、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">く</span><span class="boten">び</span><span class="boten">れ</span></span>、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">さ</span><span class="boten">お</span></span>、根元にある<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">た</span><span class="boten">ま</span><span class="boten">た</span><span class="boten">ま</span></span>まで――十本の指先がおちんちんのあちこちを駆け巡って、それに従っておちんちんがびく、びく、びくと跳ねます。</p>
<p>それは見ている私のほうが震え上がってしまうような光景でした。周りで見ている傍観者の女子生徒たちだって、はぁと熱い吐息をついています。</p>
<p>「んひぃぅぁっひゃっははははははははははひゃぅぁぁぁああっ♡♡♡♡　にゃにこれっ♡♡♡♡　そんにゃとこっ、くしゅぐっ、くしゅぐぐぐぐぐぐぐっふひゃっははははははははははははぁぁぁぁあああっ！！！？」</p>
<p>私だって手や口でシてもらったことはありますが、おちんちんをくすぐられたことなんてありません。</p>
<p>散々悲鳴を上げていたひとみさんが、声にたっぷりのハートを乗せてしまうほどの感覚。それは一体どんなに気持ちいいのでしょう？　私にとっては未知の感覚です。</p>
<p>「うっひゃ～♡　そんなことまでシちゃっていいの～？」<br />
「ちょっと、抜け駆けはずるいよぉ！」</p>
<p>「そ、それじゃあ、私も……♡」<br />
「私だって……♡」</p>
<p>「ふぁひぇぁぅひゃぅぁっはっははははははははははははははひぃぃいいいっ！！！？　な――♡♡♡♡　くしゅぐっ、変にっ♡♡♡♡　やめっ、変になるかりゃぁぁぁああっはっはははははははははははははははははぁぁああぁぁああぁぁあああああああああ！！！？」</p>
<p>この<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>において、みんなにとってもっともハードルが高かったのが、おちんちんに触れることだったのでしょう。</p>
<p>それが成し遂げられた今、もうみんなにためらいはありません。小さめのおっぱいのてっぺんにある、すっかり硬くなった乳首。じゅわじゅわと愛液が染み出し続けている<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">女</span><span class="boten">性</span><span class="boten">側</span></span>のアソコ――腋の下や足の裏などのくすぐったい部分だけでなく、エッチな部分までもがくすぐられ始めます。</p>
<p>そんなことをされたら、もう耐えられるはずもありませんでした。</p>
<p>「ひゃめっ、やめっ、や゛め――！！！？　っっっ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！　ぁぎひ――♡♡♡♡　っ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>ひとみさんの大きなおちんちんから、びゅーびゅーと勢いよく白い液体が噴き出します。私よりもずっと量が多い……いえ、もしかしたら<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">今</span><span class="boten">日</span><span class="boten">が</span><span class="boten">特</span><span class="boten">別</span><span class="boten">多</span><span class="boten">い</span></span>のかもしれません。だって<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">な</span><span class="boten">こ</span><span class="boten">と</span></span>されたら、いつもよりたくさん出ちゃっても仕方ないでしょう？</p>
<p>口からは喉がつぶれそうな悲鳴が溢れて、体ががくん、がくん、がくんと跳ねて、拘束している布がぎちりと鳴るのです。それは、ひとみさんが今受けているくすぐったさ、そして気持ちよさを、全身で表現しているようにも見えました。</p>
<p>「うひゃぁっ！？　これ、出て――！？」<br />
「これが……♡　うわぁ、私、見るの初めて……♡」<br />
「ぁわわっ♡　どうしよっ、手で押さえてるのに、とまらない……っ♡」<br />
「ふぁー……♡」</p>
<p>白い液体が飛び散って、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>が一度止まります。みんな経験がないどころか、射精以前にそもそもおちんちんを見たことがない女子だって多いのです。</p>
<p>「はひっ、ひ……っ♡　ひーーーーっ♡」</p>
<p>パニックに陥る教室。そして一時的に処刑がやんで、息を整える暇を与えられるひとみさん。</p>
<p>だけどそれは一瞬だけでした。</p>
<p>「……よくも私たちを汚したなーーーーっ♡」<br />
「あーん、もう、制服が汚れちゃったぁ。どうしてくれるのぉ？」<br />
「これは追加でお仕置きが必要だよねぇ♡」<br />
「毎日のようにヤりまくってたひとみさんだもん。まだまだたっくさん出るよね～♡」</p>
<p>「ぁ゛ひぁっ！！！！？　またっ、くしゅぐ――！！！！？　っびゃーーっはっはっははははははははははははははははははははは！！！！！　やめっ、や゛めっ、やめでぇぇぇぇぇぇえっへっひゃっはははははははははははははははぁ゛～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>次の瞬間には、より過激に、より情熱的に、ひとみさんの全身を余すことなくくすぐり始めるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ごめんなざいいぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！？　ごめんなさっ、も゛っ、しないっ！！！！　もおじないがらぁぁぁぁぁああ！！！！　ごべんなさいっ、ごめんなさぁぁ゛ぁあああっはっははははははははははははははははぁぁああ゛～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>ひとみさんはぐずぐずと泣きながら、『ごめんなさい』と謝り続けるだけ。</p>
<p>すると女子生徒の一人が言いました。</p>
<p>「そんなに嫌だ？」<br />
「やだぁぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははっ！！！！！　くしゅぐっ♡♡♡♡♡　やだっ、やだっ、やりゃぁぁぁぁぁぁぁっはははははははははははははははははははぁひっ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「やめて欲しい？」<br />
「やめっ、やめ゛――！！！！？　<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">で</span></span>ひゃぅっ♡♡♡♡♡　また<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">で</span></span>ちゃうあぁぁああああああっ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！」</p>
<p>「それじゃあそうだなぁ。私たちの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">奴</span><span class="boten">隷</span></span>になるなら、やめてあげる♡」</p>
<p>その言葉は、嫌になるぐらい私の胸を打ちました。</p>
<p>「ひぎっ、ひ――！！！！？　どれっ、どれいひっ！！！！？　ひきっ、ひっひひひひひひひひひひひひひひひぃ゛ぃいいいいいいいい！！！！？」</p>
<p>「私たちの、くすぐりお精子奴隷♡」<br />
「私たちが呼んだら、すぐに来て。それで、体をたっくさんこちょこちょされて、おちんちんをたっくさんぴゅっぴゅするの♡」</p>
<p>「やぁ゛！！！？　ぁひっ、嫌っ、そんなっ、そんなの゛ぉぉぉおおっ！！！！？」</p>
<p>「えー？　嫌なの？」<br />
「こんなにこちょこちょされて悦んでるのに？」<br />
「……まぁいっか。嫌なら嫌でー……♡」<br />
「今日で一生分くすぐったげるからっ♡」</p>
<p>「ぁ゛ぁぁぁぁああああああああああっ♡♡♡♡♡　ぁっはっはははははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああああああああああ！！！！？」</p>
<p>それは誰が聞いても、救いの言葉では断じてありませんでした。</p>
<p>だって『くすぐりお精子奴隷』ですよ？　そんなものになったら、毎日のようにこうして空き教室に連れ込まれて、全身をくすぐられて、精子を搾り取られてしまうに決まっているじゃないですか。</p>
<p>だけど既に全身をくすぐられ続けて、脳に酸素が回らず、正常な思考ができていないひとみさんは答えてしまうのです。</p>
<p>「な゛るっ、なりますぅ゛ぅぅぅぅぅぅううっ！！！！？　なりまずがらっ、だがらっ、やめでぇぇぇぇっへっへへへへへへぇっひゃっははははぁぁぁぁあああああああああっ！！！！！」<br />
「わぁっ♡　ほんとに～？」<br />
「……あれ？　えーと、何になるんだっけ？　ほら、ちゃんと自分で言ってみて？」</p>
<p>「なりまずうううううううううううぅ！！！！？　みんなのっ、どれいっ！！！！　くしゅぐりお精子奴隷になりまずがらぁぁぁぁぁあっひゃはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡♡♡」<br />
「っ――♡　っ～～～～♡」</p>
<p>ああ、やっぱり。これでひとみさんの運命は決まりました。</p>
<p>「ねぇ、ひとみさんはみんなのくすぐりお精子奴隷なんだってー」<br />
「だからさ、みんなも……いいんだよ？」<br />
「見てるだけじゃあ退屈だよね～♡」</p>
<p>「え、ぁ……♡」<br />
「っ……♡」</p>
<p>「なんでっ、なんでぇぇぇぇぇええええええええええええっ！！！！？　なんでっ、みんな来でっ、くしゅぐ――！！！！？　ぅ、ぁ゛、ぁ、ぁぁぁぁあああああああっははははははははははははははははははははぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>傍観者だったはずの女子生徒たちが、ぱら、ぱら、ぱらとひとみさんのほうに歩み寄って、くすぐり責めに参加していきます。</p>
<p>「ひとみさん、すごい……♡　こんな、敏感で、大きくて……♡」<br />
「本当に、ひとみさんのこと好きにしちゃっていいの？　こんな、毎日、たくさん……っ」<br />
「はぁ～……♡　はぁっ、はぁはぁはぁ、はぁぁ……っ♡」</p>
<p>「やだっ、やだっ、やだぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああっ♡♡♡♡♡　くしゅぐぃ゛ぁぅぎぁあああっひゃっはっはははははははははははははははは！！！！？　い゛――♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>どんどん増えていく<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>の参加者。やがて傍観者のほうがまばらになった時、私はそっとつぶやきました。</p>
<p>『いいなぁ』</p>
<p>毎日のようにこんなことを<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">し</span><span class="boten">て</span><span class="boten">も</span><span class="boten">ら</span><span class="boten">え</span><span class="boten">る</span></span>だなんて。</p>
<p>女子生徒たちの目からはもう敵意がなくなっていて、ただただ『犯したい』という欲望にまみれています。そんな欲望を一身に受けるひとみさんに、ひどく嫉妬している私がいたのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人狼ゲームには、『カミングアウト』という戦術があるそうです。自分が就いている役職を明かすことで、話し合いを有利に持っていくのです。だけどまさか、こんな形で、自分がオオカミであることをカミングアウトしてしまうなんて。</p>
<p>有利になんてまるでならない、ただ自分が欲望をむさぼるだけのカミングアウト――。</p>
<p>「ぇ――？」<br />
「はわ……っ♡」<br />
「えっ、ええっ、え……♡」</p>
<p>その瞬間、教室中の女子たちがざわめき、そして色めき立ちました。</p>
<p>全員の視線が一点に集中します。突然立ち上がった、一人の女子生徒。硬くなったおちんちんのせいで、こんもりとテントを張っている、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">私</span></span>のスカートに。</p>
<p>「私も……シてもらってました……」<br />
「……へぇ～。オオカミさんがもう一人いたんだぁ」</p>
<p>「私もっ、おちんちんが生えててっ、時々、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">う</span><span class="boten">い</span><span class="boten">う</span><span class="boten">こ</span><span class="boten">と</span></span>、シてました……っ」</p>
<p>私はふーふーと息を吐きながら罪を供述します。<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>するに足る口実。みんなの欲望の捌け口。</p>
<p>「それじゃあ、お仕置きしないと、だね……♡」<br />
「っ～♡」</p>
<p>一人の女子が、私の手を引きました。優しく、だけど熱くて、どこか震えていて、まるで『犯したくて犯したくて仕方ない』という手付き。傍観者の立場だと分かりませんでした。この<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">熱</span></span>を身に受けると、すごく怖くて、それ以上にゾクゾクする。</p>
<p>教室の余った机で、新しく<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>台が作られていきます。今もまだ、ひとみさんは<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">刑</span></span>の真っ最中。</p>
<p>「ぃや゛ーーーーっはっはははははははははははははははは！！！！？　も゛っ、やめ――♡♡♡♡♡　くしゅぐっ、出ひゃっ、出ひゃ――♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「ぁ、ぅ、ぁ、ぁ……♡」</p>
<p>「怖い？」<br />
「はい、怖い、です……。で、でも……」</p>
<p>全身をくすぐられて、体をびくびくさせて、精子をびゅーびゅーさせている光景を横目に見ながら。</p>
<p>私はスカートをめくり上げて、硬くなったおちんちんを見せつけながら言うのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――精子が一滴も出なくなっちゃうぐらい、たくさん、こちょこちょしてください♡」</p>
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		<title>性奴隷調教用の睡姦触手布団が他の布団製品に混入した疑いがあります。</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Apr 2022 09:00:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】人外が責める]]></category>
		<category><![CDATA[アソコ]]></category>
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					<description><![CDATA[◆あらすじ ごく平凡な少女が、知らないうちに性奴隷を調教するための触手布団で眠ってしまいます。触手は少女が深く眠っている間に、乳首やクリトリスも含めて全身の性感帯をたっぷり愛撫して開発していくのです。 &#160; 性奴 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>ごく平凡な少女が、知らないうちに性奴隷を調教するための触手布団で眠ってしまいます。触手は少女が深く眠っている間に、乳首やクリトリスも含めて全身の性感帯をたっぷり愛撫して開発していくのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="text-decoration: underline; color: #000080;">性奴隷調教用の睡姦触手布団が他の布団製品に混入した疑いがあります。</span></p>
<p><span style="color: #000080;">性奴隷でない方が睡姦触手布団を利用されますと、乳首や性器など全身の性感帯に重大な異変が生じる場合がございます。</span></p>
<p><span style="color: #000080;">弊社布団製品の使用時に何か異変がございましたら、お手数ですがカスタマーセンターまでご連絡ください。</span><span style="color: #000080;">なお本製品の触手は擬態能力を有しており、一般布団製品と見分けが付きません。</span></p>
<p><span style="color: #000080;">お客さまには多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>夜。少女が自室で寝ている。</p>
<p>ごく普通の家庭で生まれた、ごく普通の少女。ボブカットの素朴な髪、童顔ながら整った容姿、クラスメイトからは『小動物系』とかわいがられる体格と性格。寝間着はクリーム色のパジャマ。</p>
<p>「すー……、すー……」</p>
<p>少女はベッドの上で、仰向け姿勢のまま、布団を肩まで掛けてお行儀よく寝ていた。</p>
<p>いつもと光景と違うこと、それは<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">布</span><span class="boten">団</span><span class="boten">が</span><span class="boten">新</span><span class="boten">し</span><span class="boten">い</span></span>ということぐらいだ。今よりずっと小さい頃から使ってきた寝具は、もうぼろぼろ。だから新しいものに買い換えた――それは至極当然の行為。</p>
<p>そんな行為が、少女の日常に異常を孕ませることになる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ん、ぅ……？　ぅ……」</p>
<p>最初の変化は<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">匂</span><span class="boten">い</span></span>だった。花の蜜を煮詰めたような、うっとうしいまでの甘ったるい匂いが部屋を満たしていく。『仕込み』――それは寝ている<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">対</span><span class="boten">象</span></span>が起きないように、毒性の残らない睡眠剤でさらに深い眠りへと沈める行為だ。</p>
<p>「すー……、すー…………」</p>
<p>そして少女が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">何</span><span class="boten">を</span><span class="boten">さ</span><span class="boten">れ</span><span class="boten">て</span><span class="boten">も</span><span class="boten">起</span><span class="boten">き</span><span class="boten">な</span><span class="boten">く</span><span class="boten">な</span><span class="boten">る</span></span>ほど深く眠ったところで、とうとう<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">擬</span><span class="boten">態</span></span>が解ける。</p>
<p>ぐじゅり。</p>
<p>布団を埋め尽くす無数の触手――否、布団そのものが、線維の一本一本に至るまで触手そのものだった。眠ったままの少女は自分が、甘ったるい匂いを放ち続ける触手の塊を体に掛けて眠っていることに気付かない。</p>
<p>触手は性奴隷を調教するために生まれた。しかし『<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">対</span><span class="boten">象</span></span>が性奴隷か否か』を判別するすべは持ち合わせていない。故に、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">こ</span></span>に寝る者を等しく調教する。</p>
<p>縫い糸がほつれるように、布団から触手が伸びていく。アサガオのつるのように細く、うっすらと粘液をまとっていて、1メートル近くはあろう長い触手が、ずるり、ずるりと少女の胴体に巻き付いていく。</p>
<p>「っ……、ん……！？」</p>
<p>触手の表面には、米粒のような突起が無数生えていた。触手が少女の胴体に擦り付くたびに、その突起が柔肌をくちくちとえぐっていく。</p>
<p>「んっ、ふふ……。っ、ふ、んふぅ……」</p>
<p>その感触は少女にとって少しくすぐったく、鼻から笑い声が漏れる。しかし目覚めることはなく、ほんの少し身じろぎするだけ。</p>
<p>触手がひとしきり胴体に巻き付くと、今度は反対に解けていく。</p>
<p>「ふふ……っ、ふぅ、んふ……」</p>
<p>その感触は巻き付く時と同じだ。少しくすぐったい感覚が、脇腹、背中、腰、あばらと、胴体の至るところを這い回る。</p>
<p>そして触手がほどけきると、また胴体に巻き付き始める。『愛撫』以上の意味などない、繰り返しの行為。</p>
<p>しかし同時に、新たな触手が一本出てきて、少女の体に巻き付き始める。二本目の触手は、少女の脚に狙いを定めた。</p>
<p>「ぁふぁっ、ぁ……！？　んふふっ、ふぁぁっ、ふふ……！」</p>
<p>太もも、膝、ふくらはぎ、足の甲、足の裏――粘液をまとった小さな突起が細い脚を滑り始めて、少女の反応が大きくなる。今まで閉じられていた口が、ぽかんと小さく開かれた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>性奴隷の開発では、まずは<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">れ</span></span>が繰り返される。</p>
<p>突起を生やした細い触手が、体に巻き付き、ほどけ、その身の凹凸でもって少女の体を愛撫する。そして一連の行動が済んだところで、新たな触手が加わる。</p>
<p>いつしかパジャマのボタンはとうに全てきれいに外されていて、無数の触手が少女の全身に巻き付いていた。上は首や耳元、下はつま先、手の指先まで――しかし胸と秘所だけはくっきりと触れずに残したまま――おびただしい数の突起が、少女の全身を責め立てる。</p>
<p>最初こそ、少女はくすぐったくて笑い声を漏らしていたはず。</p>
<p>「ひゃぅぁ……っ♡♡　ぁひぁっ、ひゃ……！　ぁっ、ぁぁ、ひゃぁぁぁ……♡♡」</p>
<p>しかしいつの間にかその声は、笑い声とは似ても似つかないものになっていた。</p>
<p>全身が鳥肌立って、ゾクゾクした感覚が止まらない。しかし意外と嫌ではなくて、そのゾクゾク感は寒気であるはずなのに不思議と熱い。</p>
<p>もしも少女が起きていたなら『よく分からない感覚』と言っただろう。それだけ少女と<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">性</span></span>は無縁のものだった。</p>
<p>「んひぅ……っ♡♡　ひ……っ♡　ひゃ、ぁっあっぁっあぁ……♡　ぁぁ……♡」</p>
<p>しかし少女自身が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">よ</span><span class="boten">く</span><span class="boten">分</span><span class="boten">か</span><span class="boten">ら</span><span class="boten">な</span><span class="boten">く</span></span>とも、ほのかに成熟した<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">躰</span></span>は確実に理解している。</p>
<p>乳首が勃起し、秘所が濡れる。脚に力が入って、腰がほんの少し浮き上がったままくいくいと上下に振られる。それは紛うことなく、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">次</span></span>を欲する無意識の反応だ。</p>
<p>触手は少女の望みを知ってか知らずか、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">次</span></span>の段階に移る。相も変わらずアサガオのつるのような触手が、今度は少女の胸に巻き付いたのだ。</p>
<p>「ひぃうっ♡♡♡」</p>
<p>触手がほとんどない胸の膨らみを、痛みを及ぼさない程度に絞り上げながら、螺旋を描くように巻き付いていく。</p>
<p>今まで触られることのなかった、しかし今までよりもきっと気持ちいいであろう部位を触れられて、少女の口からは明確に悦びの声が上がった。</p>
<p>しかし少女の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">願</span><span class="boten">い</span></span>は完全には叶えられない。触手は細かな凹凸で少女の胸の膨らみを愛撫していくが、乳輪に届き、いよいよ次は乳首というところで、反対方向にほどけていってしまうのだ。</p>
<p>「ぁぅ、ぁ……？」</p>
<p>少女の口から落胆と困惑のこもった声が漏れる。</p>
<p>その後、触手は再び少女の胸を優しく絞り上げていく。それも今度は両胸。</p>
<p>「っく、ぁ……っ♡♡　ひっ、ぁ、ぁぁ、ぁぁぁ……！　ぁ……？　ぁぅ、ぅぅ、ぅぅぅ……？」</p>
<p>しかしやはり、触手は少女の胸を乳輪まで絞り上げた後、すぐに踵を返してほどけてしまう。いかに少女が性に疎くとも、いかに眠ったままであっても、その焦らす動きは辛い。勃起していたはずの乳首が、さらに硬く勃起する。</p>
<p>そして太ももでも、意地の悪い責めが始まる。新たな触手が右太もも、左太ももと巻き付いていき、内股の際どいところまで擦り付いていく。</p>
<p>「ふぉぉっ♡♡　ひ……っ♡♡　ぉっ、ぉぉぉぉっ、ぉぉぉぉぉぉ……っ♡♡♡」</p>
<p>少女の口から、さらに悦びの声が上がる。</p>
<p>しかし肝心の秘所に辿り着く寸前で、やはり触手たちはほどけていってしまうのだ。</p>
<p>「っう――！？　ぃゃぁ……！？　ぅぅ、ぅあぅぅぅぅぅぅ……！！」</p>
<p>少女の口から苦悶の声が上がる。</p>
<p>もしも少女が目覚めていて、自分の意思で体を動かすことができたら、自分の手で乳首をつまんで、秘所をいじくり回すことができただろうに。しかし触手が当初放った睡眠剤のせいで、少女は<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">何</span><span class="boten">を</span><span class="boten">さ</span><span class="boten">れ</span><span class="boten">て</span><span class="boten">も</span></span>起きることができない。</p>
<p>夜は長い。少女は一番触って欲しい所を一度も触ってもらえないまま、全身をじっくりと開発されていくのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>深夜2時。少女はただの一度も乳首や秘所に触れてもらえることなく、触手に全身を愛撫され続けていた。</p>
<p>「ぁあ゛ぁぁぁぁぁ……♡♡♡　ぁぐっ……！！？　ぁ゛――！　ぁ゛ぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ……！！？」</p>
<p>その声の濁りは、発情した猫を連想させる。寝息は荒く、顔は真っ赤。全身がこわばり、秘所からは愛液が垂れ続ける。</p>
<p>本来であれば目を覚まして当たり前なぐらい、少女は昂ぶっていた。</p>
<p>当然、絶頂なんて一度も迎えていない。幼い少女でなくとも、女性であれば――否、屈強な男性であっても、気がおかしくなりかねないほどの焦らし責めが行われていたのだ。</p>
<p>「ぅぅぅう……！　ぅぎ――♡♡　ぃぅぅ、ぅぅぅぅ……！！？」</p>
<p>少女の閉じた目から涙がぼろぼろとこぼれている。何が何だか分からないけれど、とにかく辛い。自分はずっとこのままなのだろうか？　――ぼんやりとした不穏な感情が、心を黒く塗りつぶしていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>性奴隷を調教する上での『思想』というものはさまざまだ。奴隷をあえて絶頂させずにひたすら焦らし続けて、自ら快感を欲するようになるまで<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">堕</span><span class="boten">と</span><span class="boten">す</span></span>――そんな方法もあるだろう。</p>
<p>少女にとって不幸中の幸いだったのは、この触手布団の思想・方法が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">う</span></span>でなかったことだ。散々焦らされ、性感帯を極限まで高ぶらせた後は必ず、快感を<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">教</span><span class="boten">え</span><span class="boten">込</span><span class="boten">む</span></span>時間がやってくる。</p>
<p>「んぁぅぉ――！！？　っ――♡♡♡」</p>
<p>触手の先端が、散々焦らし続けてきた少女の乳首をはじいた。</p>
<p>唐突で、強烈で、しかし甘い感覚。少女は腰を浮かせて、えび反りになったまま硬直する。体が状況を理解するのに時間を要した。</p>
<p>ぐちぐち、くりくり、ぐちぐちぐち。触手が続けざまに乳首を責め立てると、少女の体はいっきに弛緩して、ベッドに全身を預けて快感を受け入れ始める。</p>
<p>「ぉぅぉっ、ぉ、ぉぉぉぉぉぉ――♡♡♡　ぉ――！！？　ひぅぉぉぉぉ――♡♡♡」</p>
<p>少女の乳首を責めているのは、触手の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">先</span><span class="boten">端</span></span>だった。つまようじのように細く、しかしけっして刺さりはしない、髪の毛のような柔らかさとしなやかさを持った触手が、粘液をまとわせながら乳首の先端をほじくる。</p>
<p>指ですりつぶすわけでなし、その刺激は柔らかいものだが、限界まで高ぶった性感帯には十分すぎるものだった。</p>
<p>そしてそんな触手が、2本、3本、4本と増えていく。</p>
<p>「ひひゅぉぉぉぉおお――♡♡♡♡　ぉひっ、ひぃ、ひぃ、ひひゅぉぉぉぉぉ――♡♡♡♡」</p>
<p>乳首の先端をほじくり、側面をすり、根元を絞り上げる。触手が細いからこそ可能な、小さな乳首を優しくめちゃくちゃにする責め。</p>
<p>空気を多分に含んだあえぎ方は、声量こそ小さい。しかし吐き出される空気の熱さ、落ち着きのない口の開け閉じ、横隔膜の収縮によって激しく上下する胸元から、その快感の大きさが見て取れる。</p>
<p>しかしいかに気持ちよかろうとも、性に全く無縁だった少女では、乳首だけで絶頂に至るのは難しい。<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">げ</span><span class="boten">っ</span><span class="boten">ぷ</span></span>を知らない赤ちゃんのように、あまりに強い刺激の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">吐</span><span class="boten">き</span><span class="boten">出</span><span class="boten">し</span><span class="boten">方</span></span>が分からず、体に溜まり続ける快感に苦しむだけ。</p>
<p>その<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">吐</span><span class="boten">き</span><span class="boten">出</span><span class="boten">し</span><span class="boten">方</span></span>を教え込むのも、調教の一環だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>無数の触手が、ずるずると脚の付け根に集まっていく。</p>
<p>「くぁ――♡♡♡♡　ぁひっ、ひっ、ひっ、ひぃぃぃぃ――！！！？」</p>
<p>その気配を感じるだけで、少女はびくりと膝を浮かせる。眠りながらにして、躰が『何か<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">す</span><span class="boten">ご</span><span class="boten">い</span><span class="boten">こ</span><span class="boten">と</span></span>が起きる』ことを理解したのだ。</p>
<p>くちくちくちくち、くちくちくちくちくちくちくちくち。</p>
<p>「ひゅぁ、あ――！！！？　ッ～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>今まで半開きだった少女の口が大きく開き、一瞬大きな声が飛び出た。</p>
<p>細く、柔らかく、しなやかな何十本もの触手が、少女の秘所をくすぐっていく。性奴隷の開発という役割を担った触手は、対象の処女を勝手に奪うことはない。少女にまだ<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">経</span><span class="boten">験</span></span>がないと分かれば、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">中</span></span>に入り込むことは絶対にない。</p>
<p>しかしだからと言って、調教が優しくなるわけでもなかった。</p>
<p>「ぁ、ぁ、ぁ――！！！？　ぉ、ぉぉ、ぉぉぉぉぉぉ～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>触手の先端が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">入</span><span class="boten">り</span><span class="boten">口</span></span>をしつこくほじくる。くちくちという粘液が触手布団の中でくぐもって鳴り続ける。</p>
<p>それだけでも腰が浮き上がるほどの快感。しかし躰はもっと<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">先</span></span>があることを知っていた。故に下腹部が期待でうずく。『もっとして欲しい』と愛液を滴せる。</p>
<p>破瓜の許されない触手が、代わりに十分すぎる快感でもって応えるのが、幾本もの触手を密集させた、あまりに苛烈なクリトリスへの責めだった。</p>
<p>「ひぎ――！！！！　ひっ、ぁ゛♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁ、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡」</p>
<p>まずクリトリスの根元には、触手の先端部分が巻き付く。</p>
<p>触手が全身に巻き付いて神経を刺激していたように、先端部分にも漏れなく、しかし小さな突起が付いていた。触手はクリトリスを絞り上げながら、その突起でもって根元を刺激する。</p>
<p>「ぃ゛――♡♡♡♡　ぁ、ぉぉぉぉぉ！！！？　ぉぎ――♡♡♡♡　ひぃぃぃぃ！！！？」</p>
<p>突起がくりゅっとクリトリスをえぐるたびに、少女の歯が食い縛られた。</p>
<p>そして根元を絞り上げられて血液が集中し、敏感になったクリトリスの先端に、何本もの触手が這い回る。</p>
<p>くちくち、くりくり、こりこりこり――その動きはとても『統率が取れた』とは言いがたい。公園で遊ぶ小さな子どもたちのように、触手の一本一本が思い付くままに、時に結託して、彼女のクリトリスをいじくりまわす。</p>
<p>「ぁ゛ぁぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉぉ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――♡♡♡♡」</p>
<p>クリトリスなんていう性感帯、少女は知らなかった。まるで神経にある『気持ちいい感覚を伝える部分』を、直接犯されるような心地だ。</p>
<p>少女はもう口をあんぐりと開けて、まるで喉の奥をごろごろと鳴らすような、小さくとも確かなあえぎ声を上げ続けるだけだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>相も変わらず、触手は全身に巻き付いたまま、乳首もしつこくいじくり姦され続けている。全身を余すことなく責められて、平気なままでいられるはずがなかった。</p>
<p>「んぃ゛ぅ、ぁ゛ぁぁぁぁ――♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>生まれて初めての性的絶頂は、年若い少女には過ぎたものだった。</p>
<p>性器の気持ちよさはもちろん強烈。クリトリスも、膣口も、甘い蜜に漬け込まれてどろどろに蕩けてしまったような心地。</p>
<p>加えて、全身への愛撫が絶頂を押し上げる。ただアソコに溜まった快感を発散させるだけなら、それなりの気持ちよさで済んだだけのはず。アソコから全身に飛び散った快感を触手が受け止めて、全身に塗り込んでいくようだ。少女の全身が作り替えられていく。</p>
<p>それでもなお、触手が少女の全身を責め立て続ける。</p>
<p>「ぁぐぉ――！！！？　ぉ゛ぉぉぉおおお――♡♡♡♡　ぃ゛っ、ぁ゛――♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>焦らされ続けた少女とて、普通なら一度絶頂した程度では物足りなかったかもしれない。しかし触手による調教はあまりに苛烈で、少女の許容量を簡単に突破してしまう。</p>
<p>「ぃ゛――♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　おえが、やめ゛――♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>もしも少女の目が覚めていたなら、『やめて』と泣き叫んでいたことだろう。</p>
<p>しかし少女は深く眠ったまま。体を動かすこともできず、声帯もまともに震えない。涙をぼろぼろと流し、歯を食い縛りながらイキ続けるだけ。</p>
<p>今はまだ深夜2時を回ったばかり。性奴隷を開発する時間はまだまだたっぷりあるのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>早朝の5時になると、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">今</span><span class="boten">日</span><span class="boten">の</span></span>開発はようやく終わる。</p>
<p>「くひゅーー……♡♡♡　ひゅひ――っ♡♡♡　ひゅー……♡♡♡　ひゅーーーー……♡♡♡」</p>
<p>少女は、触手の粘液と自身の体液で、全身をぐずぐずに汚しながら眠っていた。全身は熱く、今もなお痙攣を繰り返す。</p>
<p>誰かに見られたら卒倒しかねない光景。しかし全ては誰にも知られず処理されていく。</p>
<p>「んひ――♡　ひ――♡」</p>
<p>触手がずるずると動き、少女の体にこびり付いた体液を全てなめ取っていく。</p>
<p>触手は自分の体液量を調整することができた。自分の体を粘液まみれにして少女に塗りたくることもできれば、反対に自身を渇かして吸水スポンジのように扱うこともできる。</p>
<p>「ひひっ、ひ――♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡」</p>
<p>触手に体を摩擦される刺激で少女は数度絶頂してしまうが、噴き出す体液量よりもなめ取る速度が勝り、やがてきれいな体に。</p>
<p>その後、触手はシーツに染み込んだ多種多様な液体すらも吸い取って、外されていたパジャマのボタンを少しもたもたしながら直していく。</p>
<p>そして朝6時になる手前。触手はまた、元の布団の形をなしていくのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>少女が目を覚ました時には、いつも通りの光景だった。</p>
<p>「んぅーー……っ？」</p>
<p>体が疲れている気がする一方で、すっきりとした気分もある不思議な感覚。ぐっすり眠ったせいで、かえって寝疲れしたような倦怠感。</p>
<p>昨晩、何かあっただろうか？　そう言えば先ほどまでほのかに甘い匂いが漂っている気がしたけれど、すぐに霧散してしまった。</p>
<p>「何だか、変な感じ……」</p>
<p>体がむずむずする。かゆみではない。それは性に疎い少女の無意識な、しかし確かな、性に対する認識。</p>
<p>何だか無性に全身に触れたい。自分で自分の抱き締めて、なで回して、引っかいて――この衝動は不思議とすごく恥ずかしい。ただ眠っていただけなのに、どうしてだろう？　とにかく、これは親に言わないほうが良さそうだ。</p>
<p>「そう言えば、お布団を買い換えたんだっけ……」</p>
<p>少女は布団に目を落とす。何の変哲もない、柔らかくふくらんだ布団。</p>
<p>「……ごくり」</p>
<p>不思議と、今晩またこのベッドで眠るのが、少し恐ろしくも愉しみに感じられた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>少女がこの布団の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">正</span><span class="boten">体</span></span>に気付くのは、随分と先の話になる。それまで、少女は毎晩のように、性奴隷と同じ調教を課されることになるのだった。</p>
<p>全身をなで回されて、乳首とクリトリスを泣くほど焦らされて、最後は思いっ切り何度も絶頂させられて――。</p>
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		<title>乳首とアソコをしつこく3点責めしてくれるウェアラブル紳士ハンド『さんかくす』</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Dec 2021 09:00:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イラスト（ショートストーリー）]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】人外が責める]]></category>
		<category><![CDATA[アソコ]]></category>
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					<description><![CDATA[紳士ハンドが乳首とクリトリスをしつこいまでに愛撫してくれます。手足を拘束されてしまったらもう逃れることはできず、さまざまなパターンの3点責めで24時間ひたすらイキ続けるだけです。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>紳士ハンドが乳首とクリトリスをしつこいまでに愛撫してくれます。手足を拘束されてしまったらもう逃れることはできず、さまざまなパターンの3点責めで24時間ひたすらイキ続けるだけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『さんかくす』は背中に貼り付けるだけで乳首とアソコをしつこく愛撫してくれる、最新ウェアラブル型の紳士ハンドです！</p>
<p>早速、使用感をモニターに聞いてみましょう。</p>
<p><img decoding="async" class="wp-image-11479 size-full aligncenter" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2021/12/乳首とアソコを3点責めしてくれるウェアラブル紳士ハンド『さんかくす』.jpg" alt="乳首とアソコをしつこく3点責めしてくれるウェアラブル紳士ハンド『さんかくす』" width="600" height="800" srcset="https://omonove.com/wp-content/uploads/2021/12/乳首とアソコを3点責めしてくれるウェアラブル紳士ハンド『さんかくす』.jpg 600w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2021/12/乳首とアソコを3点責めしてくれるウェアラブル紳士ハンド『さんかくす』-225x300.jpg 225w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p>「お願い、です……っ！？　鎖、外して――！！　もっ、これ、1時間も、ずっと――！！？　ぁぐっ、ぁっ、あっぁぁぁっ！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！」</p>
<p>さんかくすは装着リングから伸びる3つの紳士ハンドで構成されています。</p>
<p>2つの紳士ハンドは使用者のおっぱいにしがみ付いて、しつこい乳首責め。くりくりとこねくり回したり、すりすりとこすったり、愛撫のパターンは多種多様です。</p>
<p>「ちくび、しつこい……！！？　だってこれ、ずっと弄ってきて……！！？　ちくびが変に、変になるからぁぁぁあああ……！！？」</p>
<p>残った1つの紳士ハンドは、両端が親指となった特殊形状。お尻の肉をがっちりホールドして、アソコを丹念に愛撫します。</p>
<p>「ひぅっ、ひ――！！？　アソコっ、やだっ！！？　だってこの手っ、意地悪……！！　すごい意地悪してきてぇぇ……！！？」</p>
<p>膣内に中指を突っ込んだと思ったら、お尻の穴をこちょこちょ、そしてクリトリスをくりくり、こねこねと、こちらのパターンは乳首責め以上に自由自在。使用者の性感を飽きさせることはありません。</p>
<p>全てAIで自動制御されていますが、手動でお好みのモードに切り替えることも可能です。</p>
<p>「ひぃぃぃいっ！！？　動き、変わ――！！？　ぁぐぁっ、やめっ、<ruby data-rt="そこ">クリトリス<rp>（</rp><rt>そこ</rt><rp>）</rp></ruby>っ、しつこく弄っちゃ――！！？　ぁっ、あっ、ぁ゛ぁぁあっ！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！」</p>
<p>軽量でありながら大容量のバッテリーを搭載。1度充電すれば、最大24時間、使用者の気持ちいい所をしつこく3点責めいたします。</p>
<p>「このまま、いつまで……！！？　私、もう、何回……！　何十回もイッて……！！？　ぁうぁっ！？　ぁっ、あっぁっ、ぁぁぁあっ！！？　やだっ、イクの、もうやだ――！！？　ぁぁぁああっ！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！？」</p>
<p>夜のお愉しみとしてはもちろんのこと、お仕事や家事など『ながら』でのご利用、ご自宅での下着代わり、奴隷の調教など――さまざまな用途でお使いいただけます。</p>
<p>お買い求めは今すぐお電話を！</p>
<p>「ぁぐぉ……っ♡♡♡　ぉぉぉぉおお……♡♡♡　おねがっ、ゆるし、へ……っ♡♡♡　ぉ゛……♡　ぉ゛ぉ……♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡」</p>
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