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◆あらすじ
股間のところがもっこりと盛り上がったぷにぷにさらさらのクッションが、リモートワークの妨げとなりました。彼女はいつ上司から電話が来るかヒヤヒヤしながら、仕事もそっちのけで、パンツ姿で擦り付けオナニーに没頭してしまうのです。
◆とても気持ちいいおもちゃ集
非拘束型強制股間露出器
チクニカルシリコンボード(V溝)
クリホール付き電動マッサージ器
ぐちゅぐちゅ乾布摩擦
→もっこりクッション
私には最近、悩んでいることがある。
このご時世、会社に行かず自宅でリモートワークすることが増えた。それはいいことだ。通勤電車に揉まれるストレスも、上司に威圧的な視線を向けられるストレスも少なくなった。問題は――。
「このクッション買ったのは、んぁっ、失敗、だったかなぁ、ぁっ……っ♡」
問題は、ずっと家にいるせいでオナニーが止まらないということだ。
「んぐっ♡♡ おっ♡ ほっ♡ 腰、とまんねっ♡♡ ぉおっ、ぉぉぉおっ♡♡」
自宅のデスクでずっと仕事をしていると腰が痛くなってきて、『これはどうにかしなければ』と思ってネットでクッションを探し始めて、そして見つかった一品。
まるで『ここに股間を擦り付けてください』と言わんばかり、真ん中がもっこりと土手のように盛り上がったクッションに、私は一目惚れした。
ぷにぷにとしたほどよい硬さに、さらさらとした化学繊維の触り心地。パンツ越しにアソコを擦り合わせるのには実にちょうどいい。
「くぉっ♡♡♡ ぉっ♡♡ 今日、溜まって――♡♡ ぉ、ほぉぉぉおっ♡♡」
このクッションを手にしたそのときから、私は仕事そっちのけで擦り付けオナニーに没頭することとなった。
ピピピピピピピ!
「――ふぉぉぉぉおおっ!!?」
スマホが突然鳴り出す。私は飛び上がって椅子ごと引っくり返りそうになるのをギリギリのところでこらえた。
「も――!! もしもし……」
『もしもしー、鈴木ですー』
「お疲れ様です。課長……」
『お疲れ様。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさー』
ぜえぜえと鳴りそうな呼吸を無理やり押さえ付けて、努めて平静を装って電話応対。
「はい、その件の資料は今週中にはメールでお送りいたしますので。はい、はい、いいえ、はい……」
そして会釈しながら会話し、スマホの赤いボタンに人差し指を置いて『ふぅ』と一息付いたところで、私はスマホをぶん投げたい衝動を抑え込むのだ。
「くだらない用事で電話してくんなぁぁぁぁぁぁああああ!!!」
ずりずりずりずり、へこへこへこへこ!
お愉しみをお預けされたフラストレーションが、腰の動きを加速させる。
「何が『優秀な君なら大丈夫だと思うけどさぁ』だぁぁぁ!! んぐぉっ♡♡♡ ならいちいち進捗報告させんなぁぁぁ!! ほごっ♡♡♡ もぉぉぉお!!! もぉぉぉぉぉおぉおおおおおおっ♡♡♡」
上司に対する鬱憤を吐き出しながら腰をへこへこする姿の、なんてみっともないことか。だけどジリジリと焦げ付きそうな心中に反して、体は着実に上り詰めていく。
私は自分の限界を察知した瞬間、脚をより一層がに股に開いて、少し前屈みになって、クッションに強く体重を掛けるのだ。
「んぐぉっ、ぉおっ、ぉ゛ぉぉぉぉお――♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ぉほ――♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
前屈みになることで、割れ目だけでなくクリトリスをもクッションで圧迫させていく。
ぎゅむぅ、むぎゅぎゅぎゅぎゅぅ、ずりずりずり! 股間により一層の刺激が加えられて、私は前屈みになったまま体をびくびく震わせて絶頂した。
「ふーーーー!!! ふっ♡♡♡♡ ふーーーー!!!」
――足りない!!
私の心は叫ぶ。ぷにぷにと柔らかなクッションによる刺激だと、一度の絶頂ごときでは満足するに至らない。何より最悪のタイミングで来た最悪な内容の電話のせいで、体は昂ぶりっぱなしだ。どうやら私は、ストレスをオナニーで発散するタチらしい。
「ふぐっ♡♡♡♡ ふぅぅぅぅうっ♡♡♡ んぐぉっ♡♡♡♡ ぉっ、ぉごっ♡♡♡♡ ぉ゛ぉぉぉぉおお♡♡♡♡ ぉぉぉぉぉぉおおおお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
私はまるで肉食獣のようなギラギラとした目つきのまま、じっとりと濡れたクッションに再び股間を擦り付け始めるのだ。