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	<title>サキュバス | おものべ  |  快楽責めと連続絶頂のエロ小説&amp;イラストのサイト</title>
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	<title>サキュバス | おものべ  |  快楽責めと連続絶頂のエロ小説&amp;イラストのサイト</title>
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	<item>
		<title>淫魔国入口にて。女体化スパイが甘サドサキュバスたちのW性器くすぐり尋問で男性としても女性としても堕とされる</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 16 Apr 2026 15:00:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】複数に責められる]]></category>
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					<description><![CDATA[スパイとしてサキュバスの国に潜入しようとした"クリス"が、その入り口であっけなく堕とされてしまうお話。潜入のために女体化の魔術を施された彼（彼女？）でしたが、入国審査だとかでまだ慣れない敏感な全身＋おまんこをこちょこちょ。術が解けた後も、やっぱり敏感な全身＋おちんちんをこちょこちょ。女体と男体の両方でくすぐり責めを受けて蕩かされた彼は、サキュバスたちの性奴隷――通称『淫魔たちの恋人』として無事に、そして永遠に、かの国に滞在することとなったのでした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ<br />
</strong>スパイとしてサキュバスの国に潜入しようとした&#8221;クリス&#8221;が、その入り口であっけなく堕とされてしまうお話。潜入のために女体化の魔術を施された彼（彼女？）でしたが、入国審査だとかでまだ慣れない敏感な全身＋おまんこをこちょこちょ。術が解けた後も、やっぱり敏感な全身＋おちんちんをこちょこちょ。女体と男体の両方でくすぐり責めを受けて蕩かされた彼は、サキュバスたちの性奴隷――通称『淫魔たちの恋人』として無事に、そして永遠に、かの国に滞在することとなったのでした。<strong><br />
</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">※この作品は、<strong>Skeb</strong>で頂いた有償リクエストの作品です。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>人間が決して立ち入れない国がある。ひとたび潜り込めば、2度と出ることはできないらしい。</p>
<p>しかもそれが魔族の国となれば、人の国々は放っておくわけにいかない。『魔族共は、我々の見えないところで何をやっている』『奴らは火薬を製造している。あそこは硝石の産地ぞ』『50年来平和だった、人と魔族の関係がついに壊れる』――そんなうわさがまかり通れば、密偵を送ろうという発想に至るのは当然のことだ。</p>
<p>しかし、ここで問題がある。閉鎖的な国にも、外交という概念は存在する。すると、多くの国々は眉をひそめるのだ。</p>
<p>――どうして、かの国の外交官は女性しかいないのだ？</p>
<p>それだけじゃない。指導者たる王、貴族、騎士、従者まで、表に出てくる者はただ1人の例外もなく、全員が美しい女性魔族。多くの推測はこうだった。つまり、かの国では女性の地位が著しく高いのではないか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……だからって、わざわざ女体化の術をかけるなんて」</p>
<p>僕――XXXXは、胸にたまった息を全部吐き出しながら、街道のそばを流れる小川の水面を慎重に眺める。</p>
<p>長い銀髪、丸い目、小さい唇。きゃしゃな体にまとうのは<ruby>商人の服<rt>ロングガウン</rt></ruby>。……うん、どこからどう見ても、僕は<ruby>女<rt>・</rt></ruby><ruby>性<rt>・</rt></ruby>だ。当初とあまり見た目が変わっていないような気がしないでもないけれど、ちゃんと女性と思って見れば、うん。</p>
<p>「まったく、女体化っていうのはひどい魔術だよ。効果があまりない癖に、体が捻じ切れるように痛むんだから」</p>
<p>つまり、こうだ。人間が潜り込もうものなら2度と出られないとまで言われた物騒な国に、僕はわざわざ<ruby>性<rt>・</rt></ruby><ruby>別<rt>・</rt></ruby><ruby>を<rt>・</rt></ruby><ruby>変<rt>・</rt></ruby><ruby>え<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby>まで潜り込もうとしている。だって仕方ないだろう？　それが<ruby>密<rt>・</rt></ruby><ruby>偵<rt>・</rt></ruby>たる僕の任務なのだから。</p>
<p>どこからどう見ても絶望的な状況。もしかしたら、死ぬかもしれない。</p>
<p>「……今さらか」</p>
<p>僕は孤児だった。国に拾われ、密偵として訓練を施された。罵声の雪崩を浴びせられ、気まぐれにムチでたたかれる毎日を送っていた。</p>
<p>訓練から逃げ出そうとした同輩は、見せしめに僕たちの前で殺された。訓練に付いていけなかった能力の低い同輩は、いつの間にかいなくなっていた。訓練を完璧にこなした優秀な同輩も、どこかの国に送り込まれて、そのまま帰ってはこなかった。</p>
<p>そう、死を恐れるなんて、本当に今さらだ。たまたま今日まで生き延びた、たまたま死ぬ日が決定した、それだけだ。</p>
<p>「あー、あー……。<ruby>私<rt>・</rt></ruby>、そう、<ruby>僕<rt>・</rt></ruby>じゃない。私、わたし……」</p>
<p>いつもより少し高い、女性の声がまだ慣れない。声は高くなるくせに、元々低い身長は、さらに低くなってしまった。</p>
<p>僕は発声の練習をしてから、川辺から立ち上がり街道の先を見る。もう少し歩けば、件の魔族の国か。</p>
<p>行こう。選択する権利を持たない僕たちは、どこで死ぬかの違いしか持たない――もはや覚悟ですらない、諦観が、僕の脚をよどみなく動かしていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――というわけで、私たちの商会と今後良い関係を結ぶことができたらと思いまして、こうして赴いた次第です」</p>
<p>「ふぅん、人間の商人ねえ……」<br />
「人間の商人、ですかー……」</p>
<p>城門。僕は衛兵の前で、あらかじめ準備しておいた適当な言葉を滞りなく出力していた。</p>
<p>城壁に囲まれた都市国家を一見した僕の感想は、率直に言って『大したことない』だった。本国帝都の大きさと比較すればはるかに及ばず、せいぜい3番目か4番目の都市程度。城門がたった一つしかない点は、防衛という点では強固に聞こえるが、城門は小さく、城壁も低く、せいぜい2階建て程度。威圧感のかけらもない。</p>
<p>そして、都市を守る衛兵も少ない。たった2人の女性魔族が、城門に近づく僕の前に立ち塞がったのだ。</p>
<p>「人間の商人が来るのっていつ以来だっけ？」<br />
「さあー。以前はそれなりに来てたと思いますけど、今はさっぱりですねー」</p>
<p>「まあ、うちはお金ないからね。トクサンヒン？とかも特にないし」<br />
「というより、そもそも人間自体がほとんど来ませんねー」</p>
<p>僕をよそに世間話を始める女性魔族たちを観察する。</p>
<p>1人は、つり目に短い赤髪、砕けた口調で話す。そしてもう1人は、垂れ目に長い青髪、間延びした敬語で話す。</p>
<p>2人に共通しているのは、背中にこうもりのような羽根を生やしていること。背後から黒いやじりのような尻尾を伸ばしていること。側頭部に2本のねじれた角を持つこと。そして力強さとは縁遠い体付きをしていること。肩幅は狭く、腰は細く、しかし胸や尻はあまりに大きい。背もあまり高くないけれど、女体化した僕の背丈よりは高い。</p>
<p>そんな彼女たちは、剣も槍も持たず、申し訳程度に薄い鎧をまとっている。衛兵という言葉がまるで似合わない姿。城壁の貧相さも相まって、国を守る気があるのか疑わしい。</p>
<p>「ところで、君の名前は？」<br />
「&#8221;クリス&#8221;と申します」</p>
<p>僕は、あらかじめ決めておいた名前を伝えた。</p>
<p>2人の魔族たちが、僕の全身を観察する。上から下へ、下から上へ。虫が這うような視線に、身震いしたくなる。すると、魔族たちはまるで示し合わせたように、同時に笑うのだ。</p>
<p>「ねえクリスちゃん。うちって、ニューコクシンサっていうのがあるんだよねえ」<br />
「……入国審査、ですか」</p>
<p>「そーそー。ちょっと、あっちに来て欲しいんですけど、いいですかー？」<br />
「…………」</p>
<p>僕は、笑顔を浮かべた自分の頬が緊張するのを自覚した。</p>
<p>こんな気の抜けた衛兵たちがいるせいで忘れてしまいそうだけど、ここは人間が潜り込もうものなら2度と出られないとまで言われた物騒な国だ。『はいどうぞ』ですんなり通してくれるほど甘いわけがない。</p>
<p>僕に与えられた選択肢は、そう多くはなかった。ここで『それならいいです』と言って帰りでもしたら、帰国したその日のうちに首をはねられるだろう。</p>
<p>「……分かりました」</p>
<p>「やたっ♡」<br />
「わーい♡」</p>
<p>2人の魔族たちが、あからさまに明るく笑う。随分とうれしそうだな――僕はその違和感に気付きはしたものの、正体までを見定めることはできず、彼女たちに両手を引っ張られて歩いて行くのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕は当初、何か詰問でもされるのかと思っていた。もしかしたら、拷問めいたことをされるのかもしれない。とても友好とは程遠い態度は、しかし僕の故郷である帝国をはじめ、人間の国であれば珍しくない。</p>
<p>そしてある意味で、その予想は当たっていたと思った。</p>
<p>「この部屋、は……」</p>
<p>城門くぐって街に出ること能わず、城壁の内部に通じる道を行く。1番近くの扉を通り過ぎて、二つ目の扉を開いた先。その狭い部屋の光景に僕は絶句した。</p>
<p>分厚く冷たい石壁に囲まれた部屋を埋め尽くすのは、実に多種多様な拘束台。</p>
<p>その一つ一つに、瞬間的に、自分が縛り付けられて処刑される光景が浮かび上がる――頭を前に差し出すようなあの首かせは、まるでギロチン台のよう。天井近くには、宙吊りにうってつけの梁がある、括られるのは首か。大の字に寝たらちょうど手首と足首の位置に枷がある台座は、人体解剖にでも使うのだろうか。</p>
<p>……顔面がサッと冷たくなる心地がした。</p>
<p>「ごごごっ、ごめんねー！　何か物騒な部屋でさあっ！？」<br />
「だだ、大丈夫ですよ－。別に何か痛いことするわけじゃないですからー」</p>
<p>その慌てるような言動は、どうにも噓偽りのなさそうなもので、自分たちでこの部屋に招き入れたにしてはどうにも不釣り合いなものだ。</p>
<p>確かによく見れば、部屋には数々の拘束台が鎮座しているものの、赤黒い血の染みは一滴も見られない。どちらかと言うと、<ruby>透<rt>・</rt></ruby><ruby>明<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>液<rt>・</rt></ruby><ruby>体<rt>・</rt></ruby>が染み込んだ痕……？　それも、全ての拘束台にだ。</p>
<p>ここは一体何だ？　僕の緊張は拭えない。</p>
<p>「それで、ここで何を？」</p>
<p>僕は努めて冷静に問うた。すると、2人の魔族たちは笑うのだ。</p>
<p>「脱いで♡　全部♡」<br />
「っ」</p>
<p>「入国審査、ですよー♡」<br />
「……分かりました」</p>
<p>何としてでもこの国に入らなければならない僕には、拒否権がない。僕は自分の指が意思に反して少し震えているのを自覚しながら、<ruby>商人の服<rt>ロングガウン</rt>を脱いだ。そして下着を脱ぎ、靴すらも脱ぎ捨てる。</ruby></p>
<p>「うーん、いいね♡　小っちゃいお胸もかわいーなあ♡」<br />
「アソコもつるつるぷにぷにー♡　年相応って感じですねー♡」</p>
<p>僕は無意識のうちに内股になりながら、片手で胸を、もう片手で脚の付け根を隠していた。</p>
<p>性転換したこの体は、本来の自分の体ではない。それでも、こんな風にまじまじと観察され、感想を述べられていては、恥ずかしくなるのは仕方ないだろう。</p>
<p>「ぐへへへへぇ♡」<br />
「うふふふふー♡」</p>
<p>「っ……！」</p>
<p>思考。まさか――その疑念は少しずつ、確信へと傾いていく。つまり、彼女たちを動かしているのは性欲なのではないか、ということだ。</p>
<p>僕にも性知識ぐらいはある。密偵としてあらゆる場に潜り込むために、さまざまな知識を詰め込まれた。識字、算術、家事、作法……挙げればキリがない。そしてその一つに、基本的な性知識が含まれていたのだ。例えば、子どもを作るには、女性器の中に男性器を挿入するとか。男性は女性の裸を見ると性的興奮を催すものだとか。</p>
<p>だけど、それはあくまでも知識に過ぎなかった。子どもを作る経験なんてしたことがないし、その欲求をまさか魔族とはいえ女性が、しかも女体化した自分に向けるなんて、思いもしなかった。</p>
<p>「その……！　あなたたちは、私と子どもを作りたいんですか……っ！？」</p>
<p>彼女たちの嗜好が理解できなかった僕は、ただ純粋に非難の目を向ける。</p>
<p>そしたら、不可解なことに彼女たちは熱狂した。</p>
<p>「かーっ♡　その質問には何だか答えにくいなあっ♡」<br />
「子どもを作りたいわけじゃないですけどー、そういうことはしたいって言うんでしょうかー♡」</p>
<p>「こっ、『子どもを作りたいんですか』って、かかかかっ、かわいいぃぃ……♡」<br />
「いいですねー♡　本当に最低限の性知識しか備わってない感じ、うぶですねー♡」</p>
<p>バカにしているようで、だけど日々向けられていた蔑むようなまなざしとは違う。ひどく熱のこもったそれに、僕は目がぐるぐると回る心地だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「まあさ、こういうのは躰で教えてあげなきゃ♡」<br />
「ですねー♡」</p>
<p>2人の魔族が僕に近づく。そして、僕の女体化した上半身を、両の手でなで回し始めたのだ。</p>
<p>「ひぅ――！？　な、何、して――」</p>
<p>「おおっとぉ！　動いちゃダメだよ、ニューコクシンサなんだからぁ♡」<br />
「この国に入りたかったら、私たちの言うこと聞かなきゃダメですよー♡」</p>
<p>「っ……！　あなたたちは、ひぁっ、やめ、首なでちゃ、ぁぁ……！？」</p>
<p>「立ったまま、両手後ろに回して♡」<br />
「目も閉じちゃだめ、私たちのお顔ちゃんと見てくださいー♡」</p>
<p>「ぅあ……っ、く、ふぅぅ……！？」</p>
<p>分かり切っている。彼女たちのしていることは、衛兵の責務に叶ったものではない。だけど、この国に入れるかどうかは彼女たち次第。となれば、彼女たちの手を拒むのは得策ではない。</p>
<p>「っ、あ……、んく……！　や、ぁぁ……！　お腹、指、立てないで……！？」</p>
<p>「ぅひょー♡　君、すっごい敏感だねぇ♡　まだちょーっと触っただけなのにさぁ♡」<br />
「うふふふ♡　顔真っ赤ー♡　お姉さんたち愉しくなってきちゃいましたよー♡」</p>
<p>「私は、愉しくありません……っ！　あっ、ひぁぁぁ……！？」</p>
<p>拒むわけには行かないと頭の中で分かってはいても、それが実践できるかどうかは別の話だ。</p>
<p>彼女たちの手のひら、指先は、まるで武器を持ったことがないんじゃないかと思えるぐらい、柔らかく滑らかだ。その手付きは僕の躰の感触を愉しむようでありながら、ただそれだけでなく、的確に神経を刺激して僕の反応を引き出してくる。</p>
<p>加えて、彼女たちの表情。今までは任務を全うすることに精いっぱいだったから気付かなかったけれど、彼女たちは2人とも、本国ではそうそうお目にかかれないであろうぐらい、かわいらしく美しい。そんな彼女たちが、にんまりとした笑みを浮かべながら、僕のことを至近距離で見つめてくる。</p>
<p>そのむず痒さに、僕はよろ、よろ、よろと後ずさりしてしまう。彼女たちもそれに追従するから、僕はさらに後ずさり。3歩、4歩、5歩――。</p>
<p>すると、膝の裏に何かが当たって、僕は尻もちを付いてしまった。</p>
<p>「きゃっ」</p>
<p>痛くない。だけどその代わりに、彼女たちの笑みが、僕の心をザワつかせた。</p>
<p>「あれれー？　クリスちゃん、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>がいいのぉ♡」<br />
「あんなに怖がってたのに、自分から求めちゃうなんてー♡」</p>
<p>「な、ぇ……！？　ちがっ、これは……！」</p>
<p>僕が意図せず座ってしまったのは、部屋を埋め尽くす多種多様な拘束台のうちの一つだった。彼女たちは意気揚々と、拘束台に付いた枷を僕の両手首、両足首に巻き付けていく。</p>
<p>「あ、え、ちょ……！？　や……、動け、ない……！？」</p>
<p>抵抗するには、彼女たちはあまりに手慣れていたし、僕の反応はあまりに遅すぎた。</p>
<p>この拘束台、機能だけを見るならどっしりとした椅子のようだけど、あまりにも付随物が多い。背もたれから伸びる羽根のような板材が、僕の腕を真横に伸ばしたところで拘束する。そして、座面の左右前には足置きがある。脚を大きく開いた状態で、足首が固定されてしまう。</p>
<p>椅子に座ったまま、両腕は真横、両足は開いて――僕は実に無防備な姿を取らされてしまったのだった。なで回されてふ抜けたはずの躰が、また緊張する。</p>
<p>「うふふふぇへへへえ♡　それじゃあ、そろそろ本番を始めよっかぁ♡」<br />
「大丈夫ですよー♡　痛くないですから、とっても気持ちいいですからー♡」</p>
<p>僕とて、いい加減理解している。彼女たちに僕を痛め付けようという意図はなく、その行動原理はただひたすらに性欲。それでも、今の状況は恐怖だ。彼女たちは、僕が本国で養ってきた性知識の領域を軽々と越えてくる。</p>
<p>何をしてくるのか分からない。思わず目をぎゅっとつむった瞬間、頭の奥にまで響いてきた感覚は――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「こちょこちょこちょこちょおっ♡」<br />
「こちょこちょー、こちょこちょこちょこちょー♡」</p>
<p>「ひゃぅぁぁあ――！！？　っ――！！　っ――！！？」</p>
<p>最初は、何かの間違いかと思った。だからこそ、呼吸が一瞬止まった。</p>
<p>赤髪の魔族は腋の下を、青髪の魔族は足の裏を。両手の指を立てて、肌にこびり付いた何かをこそぐように、あるいは肌の上で踊り回るように。</p>
<p>間違いない、これは――一瞬置いて、僕の口から笑い声があふれ始めた。</p>
<p>「――ぁはっ！！？　あぁっはっははははははははははははひぃぃい！！？　くしゅぐったはっ！！？　くすぐったひぃぃぃひっひゃっははははははははははぁぁぁぁぁぁ！！！」</p>
<p>これは何だ、何だったっけ？　ああ、そうだ、『くすぐったい』だ。彼女たちのしていることは『くすぐる』だ。街で親に恵まれた子どもたちが友だちと遊んでいた時だったか、あるいは腹を空かせることを知らない子犬が飼い主にじゃれていた時だったか。僕は『くすぐる』を見たことがある。見たことがあるとしか言えないぐらい、僕には縁遠かった行為。</p>
<p>だからこそ、疑問は尽きない。どうして彼女たちは、僕を『くすぐる』？　こんなの、ばかげていると思った。</p>
<p>「なんで、どうしてくすぐっ！！？　どうしてくすぐるんですかぁぁっはっははははははははは！！？」</p>
<p>「なんでって……。気持ちいーから？」<br />
「クリスちゃんは、こちょこちょされるのお嫌いですかー？」</p>
<p>「嫌いも何もっ！！？　くすぐったはっ、くすぐったいぃぃぃひっひゃっはははははははははははははっ！！！　ぁっはははははははははぁぁぁぁああ！！？」</p>
<p>彼女たちはさも当然と言わんばかりの反応だ。</p>
<p>その感覚は、確かに先ほど上半身をなで回されていた時の延長線上にあると言えるかもしれない。だけど、あまりに強かったし、鋭かった。</p>
<p>全身がぎゅうぎゅうに緊張して、本能がくすぐったさから逃れようとする。しかし、両手首、両足首に巻き付いた拘束は強固だった。革で作られた幅広の帯は皮膚に食い込むことなく、僕の動きを優しく、しかし確実に阻んでいる。女体化した軟弱な躰では当然、元の姿でも引きちぎるのは無理だ。</p>
<p>口から不本意な笑い声があふれ続ける。</p>
<p>「それにしても、やっぱりすっごい敏感だねぇ♡　ほぉら、指のこそこそーって動きだけで、全身がすっごいビクビクしてるぅ♡」<br />
「やめっ、やめぇぇぇっへへへへへへへへへへへへぇぇ！！！　わきのしたっ、くぼみっ、なかぁ！！？　ほじくらないでくだひゃぁぁぁっはははははははははははぁぁぁぁあっ！！？」</p>
<p>僕のそばから両手を伸ばして腋の下をくすぐる赤髪の魔族は、そう舌なめずりする。腋のくぼみの中でちろちろとうごめく指先は軽やか。まるで力のこもっていない動きなのに、僕は全身の体力を酷使させられる。</p>
<p>「足の裏ー、ぷにぷにで小っちゃくてかわいいですねー♡　たーっくさん、くすぐったくしてあげたくなっやいますー♡」<br />
「いらないっ、いらないですぅぅっふふふふふふふふぅぅぅう！！？　爪で引っかくのっ、いらないいぃぃぃぃっひっははははははははははぁぁぁぁぁぁああ！！！」</p>
<p>僕の足元にしゃがみ込んで両足の裏をくすぐる青髪の魔族は、上目遣いでそう言う。足の裏に爪を立てて上下にかくような動きは少し激しい。足の裏なんて躰の先も先にある部位なのに、どうしてこんなにも強烈な感覚に苛まれなければいけないのだろう。</p>
<p>「ぁはっ、ぁぁぁああっははははははははははぁぁぁぁぁあ！！？　こんなのっ、気持ちよくないっ、気持ちよぐないですがらぁぁぁぁっははははははははははは！！！　ぁははははははっ、あぁぁっははははははははははぁぁぁぁぁああ！！？」</p>
<p>くすぐるという行為は、僕にとってただただ理不尽でしかなかった。</p>
<p>彼女たちの言う『気持ちいい』をちっとも理解できないまま、時間だけが過ぎていく。このまま、呼吸ができず死んでしまうのかもしれない。</p>
<p>助けて、助けて、助けて――！</p>
<p>頭の中が一つの言葉で満たされそうになった時、突然部屋の扉が、バンと大きな音を立てながら開いたのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ヒぇ――！？　たた隊長ぉっ！！？」<br />
「ど、どどどどうしてここにー！！？」</p>
<p>「……それは、私が隣の部屋にいることを知っての言葉か？」</p>
<p>魔族たちの悲鳴と共に、僕の腋の下と足の裏のくすぐったさがやんだ。</p>
<p>「ひはっ、は――！！　はーっ、はーー……っ！！」</p>
<p>僕は咳き込み、みっともない呼吸音を鳴らしながら、涙でぼやける新たな女性魔族の姿を確認した。</p>
<p>鋭い目、金色の長髪。それはまるで、神話に出てくる戦乙女のよう。しかし、こうもりのような羽根、やじりのような尻尾、2本のねじれた角は種族共通か。そして彼女も他の魔族たちと同様、女性らしさというものを煮詰めたような美しい姿形をしている。</p>
<p>そんな、隊長と呼ばれる彼女は、どうやら額に青筋を浮かべているようで。</p>
<p>「それでお前たち、何してる……？」</p>
<p>「い、いいいや。あ、怪しい者が来たので、尋問をですね、はい」<br />
「わわわわ私たち、サボってませーん」</p>
<p>「まかり通ると思うか？」</p>
<p>「ぅ……」<br />
「ぇ……」</p>
<p>僕は少しだけ安堵した。</p>
<p>こんな国でも、まともな衛兵がいたという事実。いや、忍び込もうとしている国に対して言うことではないのだけれど。そして、そんな彼女が助けてくれそうという希望。</p>
<p>僕が同じことをやれば即刻首をはねられているだろうに、職務放棄の魔族たちは往生際が悪かった。</p>
<p>「た、たたたた、隊長もどうです？　この子、クリスちゃんって言うんですよぉ♡」<br />
「ここここの子、おすすめですよー？　もー、とって敏感でかわいい子ー♡」</p>
<p>それはいくらなんでも無茶だろう。火に油を注ぐ言葉だ。</p>
<p>金髪の魔族は一瞬、僕を見やる。そして2人の部下に視線を戻そうと思ったら、ぎゅんという音を立てそうな勢いで、再び僕を凝視した。</p>
<p>「うお――っ♡」</p>
<p>二度見。その視線は、先の2人の魔族よりも、さらに熱がこもったもので――。</p>
<p>僕は本能的に、まずいと感じた。</p>
<p>「ま、まあ……。衛兵にも息抜きは必要だし、な。お前たちがサボっている間の門番は既に立てておいたし、うん」</p>
<p>「うわ出たよ隊長の面食い」<br />
「ほんと小さい子好きですねー」</p>
<p>「お前たちは後で始末書だからな」</p>
<p>「ぅ……」<br />
「ぇ……」</p>
<p>前言撤回。この国にまともな衛兵なんていない。入国審査なんていう体面はとうの昔にどこかに行った、理不尽な色事は続くのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「や、やめ、<ruby>僕<rt>・</rt></ruby>、もう……」</p>
<p>素性を偽ることすら忘れ、一人称を誤っていることにすら気付かず、僕は懇願する。この苦しさがまだ続くと思うと、涙が止まらない気分だった。</p>
<p>だけど、金髪の魔族が加わったことで、これからの行為は少し<ruby>事<rt>・</rt></ruby><ruby>情<rt>・</rt></ruby>が異なってくる。彼女は、僕の大きく開かれた脚の間に立つと、真下に腕を伸ばして、僕の脚の付け根をくすぐり始めたのだ。</p>
<p>「ひぅぁぁぁぁあああっ♡♡♡　っ――！！　っ――！！？」</p>
<p>まるで歌うような悲鳴に、自分の喉がおかしくなってしまったんじゃないかと思った。</p>
<p>首ががくんと下を向く。脚の付け根にある女性器は、いまだに見慣れない。毛のない、ぷにぷにと柔らかい肉の盛り上がりが二つあって、その谷間にあるのが女性のもっとも大事な部分。その左右の肉の盛り上がりを、金髪の魔族は人差し指を立てて、そりそりと優しく引っかいたのだ。ぷにぷにの肉を通り抜けて、奥にある大切な何かが刺激されたような心地。</p>
<p>そして、人差し指の一かきで済ませてはくれない。二かき、三かき、親指も中指も薬指も、小指すら使って、僕の女性器をくまなくくすぐっていく。</p>
<p>「ひぁぅぇぉあひゃあぁぁぁぁぁっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁあっ♡♡♡　なにっ、何っ！！？　何これぇぅぉぁぃあひゃぁぁぁぁっはっはははははははははははははははっ♡♡♡」</p>
<p>僕の口から、とても僕のものとは思えない声があふれ続ける。自分が何を感じているのかもよく分からなかった。</p>
<p>そして、赤髪の魔族は腋の下を、青髪の魔族は足の裏を――先ほどまでのくすぐり責めが再開される。</p>
<p>「もう、隊長ってせっかちだなあ。せっかく<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>は最後に取っておこうって思ったのに」<br />
「やめへっ、やめへぇぇぇぇぇっへへへへへへへへへへへっ♡♡♡　わきもっ、腋の下も何だか変っ！！？　さっきと違うっ、違うぅぅぅぁっはっはははははははははははぁぁぁぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>「あーあー。結局私たち下っ端は、上司には逆らえない運命なんですねー」<br />
「足の裏っ、なんでっ、にゃんでぇぇっへへへへへへへへへへぇぇぇぇえっ♡♡♡　やめっ、そんな感じ方してないっ、さっきそんなんじゃなかっひゃぁぁぁっははははははははははぁぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>「うぐ……。わ、分かった、今晩おごってやるから、そう言うなっ」<br />
「だめへっ♡♡♡　そこっ、そこくすぐっていいところじゃなひぃぃっひっひゃっははははははははっ♡♡♡　変になってるっ、やめっ、変になっひぇるからぁぁぁっははははははははっ、ぁははははははははぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>僕は何度も『やめて』と懇願した。もう、入国のためにこの魔族たちの言うことを大人しく聞いてやろうという考えなんてなかった。ただただ、全身に走るこの感覚をどうにかしてほしかった。それなのに、3人ともやめてくれない。</p>
<p>くすぐったさだけじゃない。何か、大きな<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>が背筋を上ってくる。</p>
<p>「ふぁぅぉぉぉおおおっ♡♡♡　ひぁはっ、はひひひひひ――！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　ひゃはぁぁあ――！！？　っぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>大きな浮遊感が僕を襲った。全身を縛り付けている拘束具がふっと存在をなくして、宙に放り出されてしまったのかと思った。</p>
<p>暴走する意識と切り離された僕の男としての部分が、僕自身のことを俯瞰で観察する。すると、僕は甲高い声を上げていた。自分で、自分の声にドキドキしてしまいそうなぐらい、妙な声だった。未知の感覚に、全身が痙攣する。驚くことに、それは嫌な感覚ではなかった。相変わらず、激しくて、くすぐったくて、だけどどこか癖になるような。</p>
<p>「おー♡　クリスちゃん、初イキおめでとぉ♡」<br />
「おまんこちょっとくすぐられてイクなんて、素質あるんですねー♡」<br />
「ふふふ、ふふふふふ♡　かわいいじゃないか、クリス……♡」</p>
<p>魔族たちが色めき立つ。どうやらこれは、『イク』という感覚らしい。</p>
<p>瞬間的に、これまでの不可解な状況の全てに合点が行った気がする。どうして、魔族たちは職務放棄してまで僕と色事に興じ始めたのか。どうして、それが『くすぐる』なんて方法なのか。</p>
<p>……なるほど、これは……っ♡</p>
<p>だけど、僕の冷静な思考は一瞬で遮られることになる。3人の魔族たちによるくすぐり責めが止まらないからだ。</p>
<p>「やめっ、や゛めぇぇっへへへへへへへへへへへへへへっ♡♡♡♡　続けてくすぐりゅのはだめっ、腋の下も足の裏もじょせーきもぉぉぉぁぁぁあっひゃっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>「えー♡　そんな1回イッだだけじゃ、全然足りないよぉ♡」<br />
「イッた直後のこちょこちょって、すーっごくくすぐったくて、気持ちいんですよー♡」<br />
「私なんて、さっき加わったばかりなんだ。この程度で終わるわけないだろう？　ふふ……♡」</p>
<p>「やだぁぁっははははははははっ♡♡♡♡　また来る、来ひゃぅぅあっはっははははははははははっ♡♡♡♡　ぁ゛――♡♡♡♡　イク、いく――♡♡♡♡　ひひゃははははははぁぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>腋の下と、足の裏と、女性器――激しいくすぐり責めは続く。イッた後の躰は、不思議と敏感だ。</p>
<p>僕はなすがままだ。ただ恥ずかしく笑いながら、2度、3度、4度とイッてゆく。頭が、全身が、おかしくなる気がした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だけど何度かイッた時、僕の躰に重大な異変が起こる。それは決して不快ではなかった。むしろ、間違った位置にあった骨や内蔵が、正しい位置に戻っていくような感覚。</p>
<p>だけどそれは、今の状況においてこの上なくまずかった。</p>
<p>「ぁっははははははははぁぇぇえっ♡♡♡♡　っ――！！！？　ぁ――！！！！　<ruby>生<rt>・</rt></ruby><ruby>え<rt>・</rt></ruby>、<ruby>て<rt>・</rt></ruby>――！！！？」</p>
<p>ふと下を見やれば、僕の脚の付け根から男性器が生えていたのだ。親指を一回り太くしたぐらいの、本来見慣れたはずの、しかし本来とは違って硬く重くなった男性器。見慣れた物体だからこそ見過ごしそうになったけれど、自分の置かれた状況を思い出してぎょっとする。</p>
<p>女体化の魔術が解けかけている。躰の異常によって魔術が不安定になったのか？　魔術について疎い僕には検討も付かない。</p>
<p>自身の喉から絞り出される声は相変わらず高い。恐らく、全身のほとんどはまだ女性のままなのだろう。それにしたって、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>が男性に戻れば、もう致命的だ。</p>
<p>「ぁははははははははぁぁぁぁあ――！！！！　ぁ、ぁ゛あ――！！！？」</p>
<p>興奮の中から湧き上がる、どす黒い恐怖の感情。こんなもの、魔族たちに見られたら……。</p>
<p>だけど、魔族たちがくすぐる手を止める様子はない。それどころか、女性器にしていたのと同じように、今度は男性器をくすぐってくるのだ。</p>
<p>安堵と困惑。どうして彼女たちは僕の躰の異変を見て何の反応も示さない？　まさか、僕を犯すことに集中してそんなことすら気付いていない？</p>
<p>「ひひゃっははははははははははぁぁぁぁぁああ♡♡♡♡　くすぐったひっ、くすぐったぁぁいぃぃひっひゃっははははははははははははっ♡♡♡♡　あぁっはっははははははははははぁぁぁぁぁああ♡♡♡♡」</p>
<p>そんな思考は、腋の下の、足の裏の、そして男性器のくすぐったさにあっという間に流されていってしまう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だけど、ここでまた不可解なことが起きる。</p>
<p>「あっはははははははははははっ♡♡♡♡　ぁはっ、はひぃっ♡♡♡♡　なん、ぁはあぁっ♡♡♡♡　まだ、<ruby>イ<rt>・</rt></ruby><ruby>ケ<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>――♡♡♡♡　ひひゃはっ♡♡♡♡　あぁぁっははははははははははははぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>女性の躰だった時は、あんなにイッていたはずなのに。男性の躰に戻った瞬間、とんとイクことができなくなったのだ。</p>
<p>女性の躰と男性の躰では、イキやすさが違う？　そんな風に推測するけれど、性知識に乏しい僕では見当も付かない。ああ、僕は本当に何も知らないんだな。</p>
<p>そして、イケないということは、僕が想像している以上に辛いものだった。</p>
<p>「やっぱり、腋の下はやさーしくがくすぐったいんだねぇ♡　ほらほら、こちょこちょこちょ、こちょこちょこちょこちょー♡」<br />
「ひひゃぁぁっはははははははははははははぁぅ゛ぅぅぅぅううっ♡♡♡♡　ぅぐっ、ふふふふふふふっ、ぁぅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅうっ♡♡♡♡」</p>
<p>「足の裏はちょっと強めがイイみたいですよー♡　こうですよねー？　かりかりかり、かりかりかりかりー♡」<br />
「ぁ゛あっはっははははははぁぁぁぁあっ♡♡♡♡　ぅ゛う、ぅぅぅぅぅぅうううっ♡♡♡♡　ぅ゛あっはははははははははははははぅ゛ぅうっ♡♡♡♡」</p>
<p>「ふー、ふーーっ♡　かわいいなぁ、仕事の疲れに効くなぁ……っ♡」<br />
「ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅうっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううっ♡♡♡♡」</p>
<p>笑い声のなかに、うめき声が混じる。</p>
<p>こんなにもくすぐったくて、気持ちいいのに、明確な物足りなさが背筋を焦がしていく。僕は気付かないうちに、自分の躰を彼女たちの指に擦り付けていた。</p>
<p>「やーん♡　この子、自分でくすぐられに来てるぅ♡　かっわいいぃぃっ♡」<br />
「そーんなに、お姉さんたちにくすぐられたいんですかー♡」<br />
「うふうへへへっ♡　それなら、たーっぷりくすぐってやるからなぁ……っ♡」</p>
<p>「ぁははははははははははっ♡♡♡♡　ぁぐっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅううっ♡♡♡♡　ぁっははははははははははははっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅうっ♡♡♡♡」</p>
<p>屈辱。しかし、人として重大な代償を払っても、イク様子はない。</p>
<p>「そう言えば隊長、これから重要な会議があったんじゃないですかぁ？」<br />
「ぅ゛、そ、それは」</p>
<p>「あれあれー？　私たちには叱ってたのに、隊長サボっちゃうんですかー？」<br />
「結局お前たち叱ってもサボりっぱなしだろぉ！？　そ、それに、今この場を離れるわけには……！」</p>
<p>「3人は多いんですよぅ！　安心してください、こちらはうまくやっておくんでぇ。ね、クリス<ruby>き<rt>・</rt></ruby><ruby>ゅ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby>♡」<br />
「ぅ゛、ぅぅぅぅ！」</p>
<p>「私たちはクリス<ruby>君<rt>・</rt></ruby>と愉しくヤッてるのでー♡」<br />
「ぅ゛ーー！　お前ら、覚えてろよーーーー！！？」</p>
<p>もう、ほのかな違和感に気づく余裕もない。</p>
<p>金髪の魔族が涙目で一時部屋から出ていき、残った赤髪の魔族と青髪の魔族は、それぞれの持ち場である腋の下と足の裏をくすぐりながら、時折気まぐれのように男性器に指先を這わせる。</p>
<p>「ぁははははははははははははっ♡♡♡♡　どうしてっ、どうしでッ♡♡♡♡　これっ、これぇぇぇぇっへへへへへへへへへへっ♡♡♡♡　ぁっははははははははははははっ、あぁぁぁぁぁぁあっはっはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁぁああああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>僕は1度もイケないまま、長い長い時を過ごすのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>金髪の魔族が戻ってきたのは、気の遠くなるぐらい時間がたってからのこと。彼女の足音は、締め切った扉の向こうからはっきりと聞こえてきた。</p>
<p>「も、も――！　戻った、ぞ――！！」</p>
<p>「うわっ。隊長お帰りなさぁい」<br />
「そんな全力疾走してこなくてもいいですのにー」</p>
<p>「ゼェ、ゼ……！　な、何のことだふ――！　は……っ！」</p>
<p>僕をくすぐる手が止まった。示し合わせたわけでもない、ただ上司が戻ってきたからだった。</p>
<p>全身の感覚がふっと収まった直後、僕は咳き込み、泣き始めた。それまでずっとくすぐられ続けていた僕は、3人のやり取りに感情を向ける余裕もないぐらい、もう心がボロボロだった。</p>
<p>「ひぐっ、ぅあ゛ぁぁぁぁぁぁああんっ！！　ひぐっ、ぐすっ、ぅ゛ぅぅぅ……！？」</p>
<p>「ええええうええええ！？　が、ががガチ泣きぃ！？」<br />
「どっ、どどどどどどどうしたんですかかかかー！？」<br />
「お、お前らぁ！　クリスに何かしたのかッ！！」</p>
<p>あたふたする3人を前に、僕は何て情けないと思った。だけど、押し寄せてくる感情は止まらない。</p>
<p>「ごめ、なさ……ッ♡　だって、くすぐったくで……！　気持ぢいいのに、イケなぐでぇ……！」</p>
<p>「うんうん、ごめんね。やりすぎたよねぇ」<br />
「ごめんなさいー。もー、隊長が帰ってくるの遅いからー」</p>
<p>「私は悪くないだろぉ！？　まったく、君も<ruby>男<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>子<rt>・</rt></ruby>なんだから泣くな！」</p>
<p>「うわっ。良くないですよー、今のご時世、『<ruby>男<rt>・</rt></ruby>はかくあるべし！』なんてぇ」<br />
「多様性の時代ですよー。泣き虫な<ruby>男<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>子<rt>・</rt></ruby>がいたっていいじゃないですかー。ねークリス<ruby>君<rt>・</rt></ruby>」</p>
<p>あまりにも心がぐちゃぐちゃで、彼女たちの漫談に気を向ける余裕もなかった。何呼吸も遅れて、僕はようやく3人の会話の違和感に気づく。</p>
<p>滑稽なぐらい、自分の泣き声がすんと止まった。</p>
<p>「……今、僕が<ruby>男<rt>・</rt></ruby>って」<br />
「え？　うん、そだね」</p>
<p>「だって、僕、今、え……？」<br />
「あー。もしかして、女体化の魔術のことですかー？」</p>
<p>「どうして……知って……？」<br />
「君、今の自分の格好に気付いていないのか？」</p>
<p>金髪の魔族がふっと手をかざすと、僕の全身を映し出すような姿見鏡が現れる。魔力を結晶化したものだろうか、原理はこの際どうでもいい。その鏡には、女体化の魔術なんてすっかり解けた、男の僕の姿が映し出されていて。</p>
<p>いや、それ以前に……。</p>
<p>「うーん。何ていうか、その術で私たちを騙すのは無理だよ？　うん」<br />
「人間の魔術って雑なんですよねー。変な魔力が全身に絡まっちゃってるの、見れば分かるんですよー」</p>
<p>「マフラー編んだら、あちこちから変な毛糸が飛び出てるみたいな？」<br />
「そうです、それー」</p>
<p>「それ、じゃ……。最初、から……？」</p>
<p>要するに、だ。最初から、僕の変装はバレバレだったということ。そして、変装なんて露骨なことをしていることが分かっていれば、怪しまれないわけがないということ。</p>
<p>何だかもう、本当にバカみたいだ。涙が出てくる。</p>
<p>「ああもう！　そんな泣かないで」<br />
「にに、人間の魔術にしてはなかなかですよー？」</p>
<p>「ってゆーか、君、女の子じゃなくてもすっごいかわいいねえ♡　男の娘って言うんだよっ、需要高いよぉっ♡」<br />
「元々女の子みたいな見た目だから、性転換もあんまり意味なかったかもですねー♡」</p>
<p>慰めているのか、慰めていないのか、よく分からない言葉だった。</p>
<p>2人が僕の頭をなでくり回すさなか、僕は自身の行く末を思う。スパイだとバレて敵国で捕まった者の末路なんて、禄なものじゃない。消えていった同輩たちに自身を重ねるだけで、全身が寒くなるような心地がした。あんなに『死を恐れるなんて今さらだ』なんて思っていたのに、いざ死を前にするとこの体たらく。もう、徹頭徹尾情けないな、僕。</p>
<p>「あああああもう！　そんな死にそうな顔しないでよう！」<br />
「こここの子、本当にマイナス思考な子なんですよねー！」</p>
<p>僕が下を向いているさなか、赤髪の魔族と青髪の魔族のあたふたは最高潮に達する。それを見かねたのか、金髪の魔族は『はあ』とため息を付いて、僕の前に立った。</p>
<p>「まあ確かに、変装までしてこの国に潜り込もうとした不審者を、放っておくわけにはいかないな」</p>
<p>酷薄な言葉、しかしその声音に冷たさはなかった。『責め苦を与えるわけではない』――そう言いながら、彼女は人差し指で僕の顎を持ち上げた。</p>
<p>「君は『淫魔たちの恋人』になるんだ」</p>
<p>それは聞き慣れない言葉だった。『淫魔たちの恋人』――どこか甘くも、背筋が寒くなるような。</p>
<p>「簡単なことだよう♡　今日みたいに、私たちとずーっとこちょこちょエッチするお仕事♡　お仕事だからサボっちゃだめだよぉ？」<br />
「私たちに呼ばれたらすぐに来てー、たくさんこちょこちょされてー、お精子ぴゅっぴゅしてー♡　この国にいる人間たちは<ruby>皆<rt>・</rt></ruby>そうしてるんですよー♡」</p>
<p>「どうせ帰った所で無事じゃ済まないだろう。ここにいれば君は五体満足のまま。君のしようとしたことを考えれば、随分と有情な落とし所だと思うが？」</p>
<p>僕は反射的に拒絶の表情を浮かべた。要するに、それは彼女たちの<ruby>奴<rt>・</rt></ruby><ruby>隷<rt>・</rt></ruby>になるということじゃないか。そんなの、受け入れられるはずが……。</p>
<p>「まあ、君が受け入れようが受け入れまいが、拒否権なんてないのだが、なっ♡」</p>
<p>金髪の魔族の言葉が合図に、また3人が僕の躰に指を這わせ始める。1人が腋の下、1人が足の裏、そして1人が男性器。</p>
<p>再び始まる地獄の時間。だけど――。</p>
<p>「ひひゃぁぅぁぁぁあっひゃっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　にゃにっ、これぇぇっ♡♡♡♡♡　くしゅぐったはっ、気持ちぃぃぃひひゃっはっはっははははははははひゃはははははははぁぁぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>今までと比べものにならないくすぐったさ、そして気持ちよさ。散々蕩けるようなくすぐったさを味わってきたと思ったのに、まだ<ruby>先<rt>・</rt></ruby>があったんだ。</p>
<p>「君、まさかおちんちんじゃあイケないって思ってたあ？　まさか♡」<br />
「おまんこのほうはたくさんイカせてあげてー、おちんちんはイカないように手加減してただけですよー♡」</p>
<p>「だめへっ、へんっ、変んんんんんんんんひゃは――ッ♡♡♡♡♡　ひひゃはぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　はひっ、ひ――♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>あふれ出る嬌声、震える全身。僕はあっという間にイッてしまった。</p>
<p>加えて、男性器から何か噴き出す感覚。涙でぐずぐずになった視界が白で埋まっていく。知識としては知っている。これは、精液というやつだ。精液を出すということは、こんなにも気持ちいいものだったのか。</p>
<p>「満足そうな顔をしないでおくれよ……♡　私たちがまだ愉しんでないだろう？」</p>
<p>金髪の魔族が、椅子の座面に片足を乗せて、膝を立て、女性器を見せつけてくる。僕が女体化していた時のそれと比べて少し形の違う女性器は、まるで涎のように透明な液体を滴らせていた。</p>
<p>そして、彼女が腰を落とすと同時に、女性器がゆっくりと僕の男性器に近づいてくる。</p>
<p>「――ふぁぁぅぁぁぁぁぁああああッ♡♡♡♡♡」<br />
「んぉ――♡　ふふ、年相応の小っちゃい、だけど硬いおちんちんだなぁ♡」</p>
<p>女性器の中に男性器を挿入する行為――ようやく僕も知っている、子どもを作る行為だった。最初からそうしていれば単純明快だったのに、長い時間を掛けてようやく辿り着いた、何て回り道。</p>
<p>それでもやっぱり、彼女たちの行為というものは、僕の知識の範疇に収まってくれる気がさらさらないらしい。</p>
<p>「さぁ、クリス。もっと気持ちよくしてやるから、なっ♡」<br />
「ふゃあひゃっはっははははははははははははぁぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　ひゃめっ、腰ぱんぱんしながら腋の下こちょこちょしにゃいでぇぇっへっひゃっはははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　ぁっひゃははははははははははひゃぅぁぁぁぁぁぁぁああああああああっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「じゃあ私は、隊長の替わりに<ruby>下<rt>・</rt></ruby>に失礼っとぉ♡　ほれほれ、タマタマくすぐったいよねぇ♡　こちょこちょこちょこちょぉっ♡」<br />
「ぅへぁひゃぁっはっははははははははははははっ♡♡♡♡♡　にゃにそぇっ♡♡♡♡♡　わかんなひっ♡♡♡♡♡　わかんにゃぁぁぁぁっひゃっはっはははははははははははははぁっ♡♡♡♡♡　ぁはひっ、ひゃぁっはっはははははははははぁぅぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「次は私も席替えさせてくださいよー？　まあ、クリス君は足の裏こちょこちょされるの大好きですものねー♡　かりかりかりかりー♡」<br />
「ひゃっはっはははははははははははぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　好きじゃなひっ、好きじゃっ、すきっ、す――♡♡♡♡♡　ぁはひっ、ぁ゛っはははははははははははははははっ、ぁ゛はははははははははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「ああ、安心しろ。私たちは子を作らない。君の精子は、ただおいしく頂かれるだけさ」</p>
<p>全身をくすぐられながら、子を作らない子作り。あまりにも気持ちよすぎて、思考が溶けていく。</p>
<p>本来、子どもを作る行為というのは、神聖で感慨深い行為らしい。だけど、今行われているのはあまりにかけ離れているように感じた。獣のように快楽をむさぼるだけで、そこに情緒なんて存在しない。起伏が存在せず、最高点がずっと続くという、静寂と呼ぶにはあまりに激しすぎる凪。</p>
<p>僕はただただ、快楽という名の暴力に押し流されていく。</p>
<p>「っぁ゛っはははははぁぁ゛ぁぁぁあああっ、だめっ♡　またいくっ、いぐっ、い――♡♡♡♡♡　ひゃはぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>あっという間にイッてしまった後でも、それは変わらない。</p>
<p>「隊長おお！　次は私ですよ、私ぃ！」<br />
「ぅぐ、し、仕方ないな……」</p>
<p>金髪の魔族が渋々と僕の腰から下りると、今度は赤髪の魔族が僕に跨がってくる。今度は、赤髪の魔族が僕に背を向けながら腰を振り、そのさなかに腕を真下に伸ばして内股をくすぐってくる。そして、青髪の魔族が腋の下を、金髪の魔族が足の裏をくすぐってくる。</p>
<p>「ひゃぅあっはっはははははははははははははははっ♡♡♡♡♡　むりっ、むりぃぃっひっひひひひひひひひひひひぃぃぃぃいいっ♡♡♡♡♡　イグの止まらなくなっひゃ――っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>それで僕がまたあっという間にイッたら、次は青髪の魔族の番だ。</p>
<p>「それじゃあ私も、失礼しますー♡」</p>
<p>青髪の魔族は腰を振りながら、僕の両胸をくすぐり、しつこくキスしてくる。残った二人の魔族が、僕の視界の隅で、何か『しまった、取られた！』という表情をした。赤髪の魔族は足の裏をくすぐり、金髪の魔族は男性器と尻穴をくすぐる。</p>
<p>「ゃ゛ーーーーっはっはははははははははははぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　こぇ゛っ♡♡♡♡♡　いつおわるのッ♡♡♡♡♡　からだ溶けひゃッ♡♡♡♡♡　ぁはっ、ひゃ――♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひぁひゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>それで僕がイッて、ようやく一通りかと思ったら、また金髪の魔族が僕にのし掛かってくるのだ。</p>
<p>「『いつ終わるの』って、終わらないよぉ？　言ったよね、クリスきゅんは『淫魔たちの恋人』になるってぇ♡」<br />
「毎日毎日、こちょこちょぴゅっぴゅー♡　今日みたいな日がずーっと、いえ、今日よりすごい日がずーっと続くんですよー♡」<br />
「安心しろ、死ぬことは絶対にないさ。人間は私たちにとって宝みたいな存在だからな。大切に、たーいせつに、管理してやるからな……♡」</p>
<p>「ぁ゛っははははははははぁ゛ぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁああっ♡　ぁはっ、ぁ――♡♡♡♡♡　ひゃぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ――♡♡♡♡♡　ッッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>いつしか、拒絶の声を上げることもなくなっていた。</p>
<p>僕は何もできずに笑い、射精し続けるだけ。まるで無限の時間をぐるぐると廻り続けるように、彼女たちは代わる代わるに僕を犯し続けるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この国に赴いてから、3日あまりがたった。</p>
<p>僕はまだ、入国すらできていない。なぜなら、城壁の一室で、たくさんの衛兵たちに代わる代わる犯され続けているから。</p>
<p>「ほーら、こちょこちょこちょこちょー♡　腋の下も、お腹も、太ももも、足の裏も、全部ぜーんぶくすぐったいよねぇ♡　こちょこちょこちょー♡」<br />
「おちんちんもたっくさんこちょこちょしてあげるねー♡　あー♡　クリスくんのおちんちん、小っちゃいのに一生懸命びくびくして、ほんっとにかわいーなー♡」</p>
<p>「ひゃぅ゛ぁぁぁぁっひゃっははっははははははぁ゛ぁぁあっ♡♡♡♡♡　ぁはひゃッ♡♡♡♡♡　やぁッ♡♡♡♡♡　おちんぢんくすぐっだひぃぃぃっひひひひひゃぁ゛ぁぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>もう、僕を犯すのは3人だけでは済まなかった。城壁を守っている数十人の魔族たちが、非番の時を狙って部屋になだれ込んでくる。</p>
<p>背の高い魔族、背の低い魔族。長髪の魔族、短髪の魔族。胸の大きな魔族、胸の小さな魔族。その姿形はさまざま。全員に共通していたのは、誰もが思わず見とれるほどの美女・美少女であり、その誰もが僕の躰をくすぐり姦して犯してくるのだ。</p>
<p>彼女たちの気まぐれか、僕はたまに、自身の性別を変えられていた。</p>
<p>「たまには、女の子のクリスきゅんとしたいなあ♡　えいっ♡」<br />
「ひゃーっ♡　男の子のクリスくんもかあいーけど、女の子のクリスちゃんも捨てがたいなーっ♡」</p>
<p>本国の魔術師たちが大がかりな準備を経て行う、体が捻じ切れるような性転換魔術と違う。ぽんと小気味のよい音が鳴った瞬間、まるで自身の存在が丸ごと変わっているかのように、一瞬かつ自然。たかが一衛兵による、何て完璧な魔術。</p>
<p>そして、彼女たちは女体化した僕の躰をくすぐり姦して、何度も何度もイカせてくるのだ。</p>
<p>「ひひゃっははははぁ゛ぁぁぁぁぁあああああッ♡♡♡♡♡　いぎなりおまんこくすぐられだら変になっぢゃうぅぅぅあっはっははははははははぁ゛ぁぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ゛っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「クリスくん、あ、今は&#8221;ちゃん&#8221;？　えっちな言葉たくさん覚えて偉いですねぇ♡」<br />
「ご褒美に、みーんなでおまんここちょこちょしたげるねー♡」</p>
<p>「っっや゛ぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　指おおいっ、指多いッ♡♡♡♡♡　っゃ゛ぁぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>この国はまずい――僕はそう感じた。</p>
<p>彼女たちはサキュバスという種族らしい。ここの国民は、ほぼ全員がサキュバスだった。そしてサキュバスは肉体の強さが弱い分、有り余るほど豊富な魔力を持ち、実に多用な魔術を扱える。それが国民のほぼ全員……。</p>
<p>つまり、国民のほぼ全員が、人間で言うところの上位か、あるいは最上位に相当する魔術師ということだ。貧相な城壁に囲まれた、たかが小さな都市。その中に潜む戦力は果たしてどれだけのものだろう。</p>
<p>だけど――何としてでも帰還して、本国に報告しなければ――僕の密偵としての義務感は、すっかり溶かされていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕が休みなく犯され続けている、ある時、部屋の扉がバンと大きな音を立ててひらいた。</p>
<p>「おい、お前たち！」</p>
<p>部屋の入り口で声を張り上げるのは、衛兵たちをまとめ上げる隊長たる、金髪のサキュバス。全員が『やべっ、うるさいのが来たよ』と緊張する。しかし、彼女たちの心配は杞憂だった。</p>
<p>「この度、クリスの入国許可が下りたぞ！」</p>
<p>その瞬間、部屋の中が湧き上がった。その言葉の意味は明白。僕はとうとう、この国に入るという当初の目的を果たしたということだ。</p>
<p>密偵としてではなく、『淫魔たちの恋人』――彼女たちの性奴隷という、最悪の形で。</p>
<p>「この国には、気持ちー施設がたくさんあるんだよぅ♡　こちょこちょマッサージしてくれるお店とか、みんなでエッチする大っきな浴場とか。あっ、まずはおもちゃ屋さんで、クリスきゅんにぴったりのおもちゃ探そうねぇ♡」</p>
<p>「お祭りとかもたくさんあるんですよー♡　乱交祭りとかー、イカせ合い大会とかー。あと、恋人品評会なんてあって、賞を取ると女王様ともエッチできちゃうんですー♡　クリス君なら良いところまで行けると思いますよー♡」</p>
<p>「だが、くれぐれも悪いことはするなよ？　この国の刑罰は全てサキュバス流だ。我々サキュバスの、愛するためじゃない、苦しめるためのくすぐり責めは、死ぬよりつらいぞ……？」</p>
<p>ここで犯されている間、僕はサキュバスたちから、この国についてさまざまな話を聞いた。</p>
<p>サキュバスたちは皆、色事にしか興味がなかった。これだけの力を持ちながら小国にとどまっているのは、ひとえに侵略に興味がなかったからだった。</p>
<p>人間が潜り込もうものなら2度と出られない――当初聞いていたうわさは、実に簡単な理由。人間が来ても普通は門前払い。無理して潜り込もうとしたり、彼女たちに見初められてしまったら、皆こうして性奴隷にされてしまう。ならば彼女たちに近づかなければ済むだけの話。</p>
<p>わざわざ密偵を送り込む価値もない、何てくだらない国だ。だけど――。</p>
<p>「ねぇクリスきゅん、これからどこに住もっか♡　やっぱり、大っきいベッド置けるところがいいよねぇ♡　一緒に探しに行こっ♡」<br />
「今度、中央通りのおいしいレストランに行きませんかー♡　たくさんの薬草を使ってて、人間が食べたら3日間ムラムラが止まらなくなっちゃうんですよー♡」<br />
「そそそそ、それより、そろそろ私に番を譲ってくれないか……♡　クリスの入居申請でご無沙汰なんだっ。おいお前ら、整然と列を作るな、何だその最後尾のプラカードは、私にそれぐらいの役得があってもいいだろぉ！？」</p>
<p>サキュバスたちが、僕に愛おしそうなまなざしを向けている。</p>
<p>『淫魔たちの恋人』――それはこの国に住まう人間奴隷たちの総称である。しかし、その言葉に偽りなく、彼女たちはまるで僕のことを恋人のように扱ってくれる。</p>
<p>罵声を浴びせられ、ムチで打たれ続けていた本国とは、あまりに違う扱い。</p>
<p>「でへっへへへへへへへへへぇぇぇぇぇえええっ♡♡♡♡♡　ぇへっ、へひっ、へ――♡♡♡♡♡　へっ、えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇええッ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>……ここで一生を終えるのも悪くない。僕は笑い、何度も何度も射精しながら、そんな気がしたのだった。</p>
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		<title>少年勇者が甘サド天使たちによる甘々くすぐり搾精の加護（ちょっかい）を受けながら淫ヶ島のサキュバス退治に行く話</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 27 Dec 2024 09:00:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
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					<description><![CDATA[少年リルがサキュバス退治の旅を決意すると、夢に天使たちが現れました。癖の強い彼女たちいわく、『あなたに加護を与えましょう』。それでやることと言えば、サキュバスに誑かされないようにというくすぐり搾精。旅の最中も、サキュバスに射精させられれば、お仕置きとして射精禁止からのくすぐり搾精。サキュバス退治が無事成功すれば、ご褒美として永遠のハーレムくすぐり搾精――そんな、天使たちが好き勝手にやらかす物語。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ<br />
</strong>少年リルがサキュバス退治の旅を決意すると、夢に天使たちが現れました。癖の強い彼女たちいわく、『あなたに加護を与えましょう』。それでやることと言えば、サキュバスに誑かされないようにというくすぐり搾精。旅の最中も、サキュバスに射精させられれば、お仕置きとして射精禁止からのくすぐり搾精。サキュバス退治が無事成功すれば、ご褒美として永遠のハーレムくすぐり搾精――そんな、天使たちが好き勝手にやらかす物語。<strong><br />
</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">※この作品は、<strong>Skeb</strong>で頂いた有償リクエストの作品です。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。</p>
<p>おばあさんが川へ洗濯に行くと、どんぶらこどんぶらことタライが流れてきて、その中には赤ん坊が入っていたので、かわいそうだと思ったおじいさんとおばあさんは、その赤ん坊をリルと名付けて育てることにしました。</p>
<p>赤ん坊が桃に入っていたわけでもなし、何てことのない捨て子。一つだけ違ったことといえば、女装したらえらくかわいくなりそうな少年へと成長したことぐらいです。白い肌、小柄で細い体躯、柔らかな髪、丸い目。ついでに正義感もありました。</p>
<p>すくすくと立派に育ったリルは、ある日、村で若い女性たちがうわさしているのを耳にします。何でも、淫ヶ島に住むサキュバスたちが、村に来て悪いことをするのだとか。</p>
<p>「――お父さん、お母さん。そういうわけですので、僕はサキュバス退治の旅に出ようと思います」</p>
<p>「リルよ。まだこの爺の所にサキュバスが来たことないから、それまで待ってくれないだろうか」<br />
「素晴らしい心意気です、リル。さっそく、すぐに、もう明日にでも退治に向かうといいでしょう」<br />
「ちょっと待って。1回だけでいいから、儂もサキュバスにえっちなことを――」</p>
<p>こうして、リルはサキュバス退治の旅に出ることになったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その夜。リルは旅の無事をお祈りをしてから眠ると、夢を見ました。夢――だけど、意識がはっきりとしていて、感覚も鮮明で、体も自在に動く。どこか現実味を帯びているような気のする夢です。</p>
<p>「リル……。勇者リル……」<br />
「目覚めるのだ、リルよ……」</p>
<p>2人の女性の声に促されて目を開けると、リルは暖かな陽光の照らし続ける空の上にいました。不思議な場所です。足元を見ると、地面もないのに体が宙に浮いています。そして、いつの間にか全裸。リルは反射的に、自分の胸と股間を腕で隠します。</p>
<p>目の前には、2人の女性が立って（浮いて？）いました。</p>
<p>「私は天使ワイエル。勇者リル、あなたはどうやら、サキュバス退治を決意したみたいですね」</p>
<p>1人はワイエルと名乗る、黄金色の長い髪の女性。その表情、その声音は優しいはずなのに、どこかぴりりとした空気を感じます。純白の布を体に巻き付けたような、結構際どい服装。</p>
<p>「私は天使ビィルエル。勇気ある者に、ささやかではあるが助力をしよう」</p>
<p>そしてもう1人はビィルエルと名乗る、白銀色の長い髪の女性。硬い口調、厳格な態度に見えて、全てを受け入れる包容力を感じさせるよう。こちらも、純白の布を体に巻き付けたような、結構際どい服装です。</p>
<p>そして、その2人の女性はどちらもイイ体をしているだけでなく、純白の翼を生やしていました。彼女たちが言うとおり、天使なのです。</p>
<p>「実際、サキュバスという存在は本当に困りものなのです」<br />
「人間の女性を抱けなくなる男が増えれば、出生率が低下する。その前に、ふ抜けて働けなくなる者も少なくない」</p>
<p>「『俺がサキュバスを退治してやる』と意気込んだ戦士が、三日三晩搾精されて見るも無惨なあへあへ状態で帰ってくることもありました」<br />
「鬼を退治するわけでなし、ただ腕が立つだけでは駄目ということだ」</p>
<p>「サキュバス退治に最も必要な素質。それは『何としてでも彼の者たちを退治してやる』という強い正義感と意思なのです」<br />
「お前には、その素質がある。その心持ちこそが、お前の勇者たるゆえんなのだ」</p>
<p>夢に天使が現れるなんて、そうあることではありません。ワイエルとビィルエルに両側からステレオでささやかれたリルは、話の半分も飲み込めていないけれども、とりあえず『天使さまなんて大層な方たちがお力添えをしてくださるのなら頑張らなきゃ』と思いました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「さて、今宵はそんなあなたに<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>を与えましょう」<br />
「……なあ、本当にやるのか？」</p>
<p>「当然です。嫌なら帰っていいですよ、ビィルエル。今日はこれ終わったら直帰でしょう？　早めに晩酌できて良いではないですか」<br />
「……いや。ワイエル、お前1人に任せると何をしでかすか分からん」</p>
<p>「よく言う」<br />
「うるさい」</p>
<p>今まで絶妙なコンビネーションでリルにまくし立てていた、ワイエルとビィルエルの会話のリズムが乱れます。それは何かの前触れ。リルが天使さま相手に敵意を向けることはないけれども、それでも身構えてしまいます。</p>
<p>しかし、天使の御業にどうこうできる彼ではありませんでした。ワイエルが指をぱちんと鳴らすと、リルは突然、両手足を引っ張られるような感覚を覚えます。驚いて自分の体を見下ろすと、まるで天使が頭に乗っけている光輪のようなものが、彼の両手足首に、拘束具のようにはまっていたのです。</p>
<p>両腕は真横、両脚は肩幅よりも大きく開いて、大の字の姿勢。薄い胸板も、皮かぶりの小っちゃいおちんちんも丸見えです。ほとんど反射的に力を込めるも、拘束はびくともしません。どういう原理なのか、光輪が虚空にがっちりと固定されています。</p>
<p>「リル。あなたは、サキュバスがどういう存在か知っていますか？」<br />
「い、いえ……」</p>
<p>金髪のほうの天使ワイエルが、リルの目の前にずいと近づいてささやきます。</p>
<p>聞かれはしたものの、実のところリルはサキュバスのことをよく知りませんでした。今までずっと、おじいさんとおばあさんの家で平和に暮らしていた彼は、サキュバスと出会ったことがありません。ただ、町の女衆が悩んでいたのを小耳に挟んだだけです。</p>
<p>しかし、その答えにワイエルは『そうですか、そうですか』とにんまり笑顔を浮かべます。</p>
<p>「サキュバスというのは、人の寝床に忍び込んで精を奪う、恐ろしい魔物です」<br />
「せ、精……？」</p>
<p>「つまり、<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby>です♡」<br />
「――ひゃあぅぁっ！！？」</p>
<p>まるで女の子のような甲高い悲鳴を上げるリル。ワイエルが、彼の無防備だったおちんちんを手のひらでそっと包んだのです。</p>
<p>リルの全身からはあっという間に力が抜けて、反対におちんちんががちがちに勃起していきます。</p>
<p>「はあ、ちょっと触れただけでこんなに硬くしてしまうなんて。もしもサキュバスが相手なら、あなたは一巻の終わりでしたよ？」<br />
「ぁ、ぅあ――！？　え――！？」</p>
<p>ワイエルはそう言うのですけれども、リルの頭が付いてきません。</p>
<p>だって、こんな感覚は生まれて初めてだったから。少しくすぐったいようで、だけどやめてほしくなくて。死ぬほど恥ずかしいけれど、やっぱりどこかやめてほしくなくて……。</p>
<p>しかし、目をぐるぐる回すリルをよそに、ワイエルの話は勝手に進んでいきます。</p>
<p>「まあ安心なさい。そのために私たちの<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>があるのです」<br />
「ぅあ、ぁ……っ」</p>
<p>「サキュバスとの戦いで絶対に避けなければならないのは、彼女たちの前で浅ましくも吐精してしまうこと。ああ、言葉が難しかったでしょうか？　おちんちんから白いおしっこをどぴゅどぴゅさせてしまうことです」<br />
「ぁ、ぇ……っ？」</p>
<p>「つまり、ですね――♡」</p>
<p>その瞬間、リルは、ワイエルの表情が変わったような気がしました。目を鋭くさせて、口を裂いて笑って、攻撃的で、だけど甘い――その妖しい貌のゆえんを、リルは感覚で理解することになります。</p>
<p>ワイエルは突然、その柔らかな両手をリルの両腋の下に差し込んだのです。</p>
<p>「ひひゃぁひっ！！？　ひっ、ぁ――！！！」<br />
「あらあら、敏感。まだ指を置いただけなのに、もしも動かしてしまったらどうなるのでこちょこちょこちょこちょーっ♡」</p>
<p>「――ひゃぁぅぁぁあッはっはっははははははははははははははっ！！？　なっ、なひぇっ！！？　ぁはっ、あっはははははははははははぁぁぁぁぁああああっ！！！」</p>
<p>それは断じて『間違って触れてしまった』とか、『腋の下の筋肉をマッサージしてやろうと思った』とかではありません。はっきりとした意図を持った『くすぐり責め』。何せ、言葉の途中でいきなり指をうぞうぞとうごめかせ始めたのですから。</p>
<p>まだムダ毛も生えないつるつるの腋の下をくすぐられて、リルはあっという間に笑ってしまいます。意味が分かりませんでした。どうしてワイエルは、突然自分のことをくすぐり始めたのでしょう？</p>
<p>「サキュバスに射精させられてはいけない。であれば、サキュバス程度の行為で射精できなくなってしまえばいいのです」</p>
<p>「ひぇひっ、ど、どういう――！！？　ひっ、ひっひゃっはっははははははははは！！？」<br />
「あなたのことを、こちょこちょされなければ射精できないように開発して差し上げましょう♡」</p>
<p>トンデモ理屈でたおやかな少年をくすぐられ体質にしてしまおうという、ワイエルの恐ろしい腹積もり。しかし、四肢を光輪で拘束され、大の字の格好で無防備な体を晒すリルには抵抗なんてできないのです。</p>
<p>「あなたの体は実に敏感ですね、リル。腋の下を人差し指でつつーっとなでるだけで、笑うのを我慢できなくなってしまうのですか？」<br />
「ぁはっ、ぁっはははははははぁぁぁあっ！！！　そっ、そこだめ、ですぅぅぁあっはっははははははははははははひゃぁぁぁぁあっ！！？」</p>
<p>「どれ、次は脇腹を試してみましょうか。あらあら、細い腰。指をちょっと食い込ませるだけで、くすぐったいツボに簡単に届いてしまいますねえ♡」<br />
「んぎっ！！？　ぁ゛っはははははははははははっ！！？　そこも、そこもだめぇっへへへへへへへへぁぁぁぁぁああああっ！！？」</p>
<p>腋の下、脇腹、腰、胸の横、首筋、背中と、上半身を気の向くままにくすぐり続けるワイエル。まるで『この日のために、ずっとこちょこちょシミュレーションをしていました』と言わんばかりに、指が器用にうごめきます。ここは夢の中であるはずなのに、感覚は嫌になるぐらい鮮明でした。</p>
<p>ワイエルが、指を止めないまま後ろを振り向いて言います。</p>
<p>「ほら、ビィルエル。あなたも仕事してください」<br />
「わ、私もか」</p>
<p>「当然です。あなたは何のために来たのですか」<br />
「分かった。そ、それでは失礼するぞ、リル」</p>
<p>笑顔まみれの情事を赤ら顔で眺めていた、銀髪のほうのもう1人の天使ビィルエルは、背中の羽をばさりと鳴らしてから、リルの足元へと近づきました。</p>
<p>「あ、足の裏とかはどうなんだ、リル？」<br />
「ひゃぅぅぅうっ！！？　あしっ、ぞくぞくしてへっ！！？　だめっ、だめですぅぅっふふふふぁっはははははははははは！！！」</p>
<p>「お、おお……♡　そ、それじゃあ、内股は」<br />
「っ～～～～！！？　そこも、だめっ！！？　だってっ、だってそこ近――！！？　ぁっははははははははひぁぁぁぁあああっ！！？」</p>
<p>「おおお……♡」</p>
<p>上半身をくすぐり責めするワイエルと、下半身をくすぐり責めするビィルエル。こうして、2人の天使たちによるこちょこちょ開発が始まりました。</p>
<p>最初こそ、適当にリルの体をいじめていたワイエルとビィルエル。しかし、だんだんと<ruby>違<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>というものが出てきます。</p>
<p>「ほーら、リル。私の指、結構器用に動くでしょう？　あー、指が近づいていきます。あなたの敏感な腋の下に近づいていきますよー♡」<br />
「ひっ、ひひ――っ！！？　や、やめ――」</p>
<p>「なーんて、うそです♡　お腹こちょこちょこちょこちょーっ♡」<br />
「ひぁぅぁっはっははははははははぁぁぁぁああ！！？　なんでっ、そこぉ――！！？　ひゃぁぁっはっはははははははははぁぁあっ！！！」</p>
<p>上半身をくすぐるワイエルは意地悪。くすぐられると思ったところをくすぐってこなかったり、反対にくすぐられないと思ったところをくすぐってきたり。リルの体だけでなく、心をも翻弄していきます。</p>
<p>「リル、だんだんと分かってきたぞ。お前は、爪を当てないように指先で、土踏まずを優しく引っかくとくすぐったいんだよな……」<br />
「ひゃひっひひひひひひひひひぃぃぃいいっ！！！　それつよっ、強すぎてっ！！？　ぁはっ、ぁはははははははははははははひっ！！？」</p>
<p>「それで、内股は爪を立てて、だけど優しく。付け根に近ければ近いほどいいんだろ？　なあ、リルぅ……♡」<br />
「ひゃぁあぅぁっはっはははははははははははぁぁぁぁあっ！！？　よくないっ、よくないですぅぅぅっふふふふぁっはははははははっ！！！」</p>
<p>一方で、下半身をくすぐるビィルエルは実直。駆け引きも何もなく、最もくすぐったいところを、最もくすぐったいくすぐり方でひたすら責めてくるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうやって、2人の天使によって全身をくすぐり回され続けたリル。</p>
<p>美女2人に密着されているという状況故か、くすぐったいという刺激が神経にバグを引き起こした故か、彼のおちんちんはもうとっくに、ばきばきに勃起していました。</p>
<p>そんなおちんちんを、ワイエルは柔らかな右手のひらでぎゅっと握ります。</p>
<p>「ひゃぅぁあっ♡♡♡　っ――！！？　っ――！！！」<br />
「ここからが本番ですよ、リル。サキュバスごときが相手では到底得られない快感を与えて差し上げましょう」</p>
<p>「ぁ゛、ぁあっ♡♡♡　っぁ――！！？」</p>
<p>それは握ったおちんちんを前後にしごくだけの、何てことのない手コキでした。しかし、オナニーすら知らない少年にとって、体をこちょこちょとくすぐられながらされる<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>は、あまりにも刺激が強すぎます。おちんちんの根元がむず痒すぎて、腰がへこ、へこと動いてしまうぐらい。</p>
<p>そして、それを見ていたビィルエルが、彼に追い打ちを掛けます。彼女は、既にワイエルの手のひらに埋もれてしまった<ruby>竿<rt>・</rt></ruby>を諦めて、その下にあるつるつるの<ruby>玉<rt>・</rt></ruby>に左手を伸ばしたのです。</p>
<p>「ぅあっ♡♡♡　ぁ、あ――！！？」<br />
「だ、大丈夫だぞ、リル。私は、ここが敏感な部分だって知ってるんだ。だから、優しく触ってやるからな……♡」</p>
<p>つるつるの睾丸を優しくなで、もみ込むような動き。何だか、睾丸からおちんちんの根元にかけてが、ひどくうずくようです。</p>
<p>片手で上半身をくすぐりながら、もう片手でおちんちんをしごくワイエル。片手で下半身をくすぐりながら、もう片手で睾丸をもてあそぶビィルエル。</p>
<p>それはリルにとって、<ruby>過剰快楽<rt>オーバーキル</rt></ruby>に他ならないのでした。</p>
<p>「ぅあ、あ――！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ひひゃっ、っあ――！！！！　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>おびただしい量の精液が、リルのおちんちんから噴き出しました。それは『夢の中だから』と言わんばかりに、現実では絶対にあり得ないであろう量。まるで体の<ruby>容量<rt>キャパシティ</rt></ruby>というものを一切無視して、受けた快感をそのまま射精量で表すかのようです。</p>
<p>「っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ぁぐ、ぁ――！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ぅ、ぅぅうう～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>「あらあら、すごい量♡　まあ当然ですね、こんな快感、下界では一生掛けても味わえるものではありませんよ？」<br />
「お、おお、おおおお……♡　そ、そんなに気持ちよかったのか？　そうか、そうかそうか……うれしい……♡」</p>
<p>1回の射精では出し切れず、どぷ、どぷ、どぷと精液が断続的に噴き出していきます。それをワイエルとビィルエルが、うっとりとした表情で見つめています。</p>
<p>……見つめているだけではありませんでした。</p>
<p>「さあ、続けましょうか♡」<br />
「ひひゃはぁっはっはははははははははははぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡　まっ、待――！！！？　せめっ、休憩を――！！！！　ぁっはっはははははははははははははぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>「お前が望むなら、もっとたくさんくすぐってやるからな……っ♡」<br />
「ぁはははははははははぁぁぁぁあああ♡♡♡♡　まっ、やめっ、やめてくださぃぃぃぃぁっひゃっはははははははははは！！！？　ぁぁぁぁああああああああああっ！！！！」</p>
<p>まだ射精が収まってもいないというのに、おちんちんを弄くりながらのこちょこちょ開発が再開されました。</p>
<p>「あなたも旅に出るからには、立派な男。<ruby>皮<rt>・</rt></ruby>がかぶったままでは格好が付きませんね。私がむいて差し上げましょう♡」<br />
「ぅあ、ぁ゛――♡♡♡♡　やめ、それ、変っ！！！？　むずむず、してぇぇぇっ！！！？」</p>
<p>「おっといけません。腋の下がお留守でしたね？」<br />
「ひゃぅぁひあっはっはっはははははははははははぁぁぁぁあっ！！！？　だめれすっ、どうじ、同時はぁぁあ――♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ひぁ、ぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡」</p>
<p>「リル、お前の<ruby>玉<rt>・</rt></ruby>はびくびく動いて、何だか生きてるみたいだな……あ、何だか、かわいい……♡」<br />
「ぅ、ぅぅぅぅぅ――！！！？　もむの、だめ、でふっ♡♡♡♡　何だか、ぁぁぁあ――っ！！！」</p>
<p>「足の裏も、小っちゃくてかわいい……。リル、お前は本当に全身全部かわいいなぁ……♡」<br />
「ぁはっ、ぁっははははははははははははははぁぁぁぁあっ！！！？　あしっ、つよすぎっ♡♡♡♡　くすぐったっ、だめ――！！！？　ひひっ、ぃい～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>気の向くままに、全身をくすぐりながらおちんちんをもてあそぶワイエルとビィルエル。</p>
<p>リルはもう、訳も分からず笑い悶えながら射精し続けるだけなのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>天使たちによる<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>が行われたのは、一晩だけの間です。しかし、夢の中では時間の流れがあいまいになります。リルは何時間も、何日間も、ワイエルとビィルエルの2人にくすぐり搾精された気がしました。</p>
<p>「さて、そろそろ夜が明けてしまいますね」<br />
「……む、そうか。名残惜しいが、これぐらいにしておこう」</p>
<p>「ひひっ、ひひ……！！？　ひぁ、ぁぁ……♡♡♡」</p>
<p>「あらあら、とっても気持ちよさそうな様子♡　いいですか？　サキュバスが相手では、こんな気持ちよさは絶対に味わえないのですからね？」<br />
「やりすぎな気がしなくもないが、まあ、目的は達したか。……しかし、気持ちよさそうだなあ。かわいい……♡」</p>
<p>2人が満足したのか、ようやく解放されたころにはもう、リルの様子はまともではありませんでした。くすぐり責めは終わったというのに、まだ口からは笑い声をこぼし、大の字の体をぴくぴく痙攣させています。</p>
<p>「では行きなさい、勇者リル。邪悪なサキュバスどもに正義の鉄槌を下してやるのです」<br />
「お前ならやれると信じている。武運を祈っているぞ、リル」</p>
<p>そんな激励の言葉の後、リルは床が抜けるような浮遊感と共に、意識を現実へと弾き飛ばされるのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「っ～～～～！！？　ひぅ、ぁ――」</p>
<p>その日の朝。リルは全身に残るくすぐったさに飛び起きます。</p>
<p>旅の始まりの日。しかし、盛大な夢精の後始末のせいで、出発が遅れてしまったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから勇者リルは、冒険者の服を身にまとい、行く町々で人々を襲うサキュバスを退治しながら、淫ヶ島を目指しました。</p>
<p>「な、なな何なのよあんたっ！？　いきなり人に剣突き付けるなんてイカれてんじゃないのおおお！？」<br />
「外でするのは公序良俗に反するので駄目だと思います」</p>
<p>「分かったからその剣しまってよおおお！！？」</p>
<p>リルの旅は、決して易くはありませんが順調でした。</p>
<p>不思議なことに町々の男衆から血の涙混じりの殺気を向けられるも、一方で女衆からの援助は厚く、宿を貸してくれることも少なくはありませんでした。</p>
<p>「か、かかわいいねえリルきゅん……♡　こここ、今夜はお姉さんがサキュバスになっちゃうぞぉ……っ♡」<br />
「Zzz……」</p>
<p>「ああん、現代っ子にあるまじき夜9時就寝。純朴なところも素敵ぃ……♡」</p>
<p>リルは1歩、また1歩、淫ヶ島へと進んでいきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、いかに勇者リルとて、旅の全てがうまく行くとは限りません。</p>
<p>それはある日、いつものように町にいるサキュバスを退治している時に起きたことでした。</p>
<p>「どっ、どどどどど！？　どうして私は剣を突き付けられてるのかなああああ！？」<br />
「精を対価にお金を払うのは売春に当たるので駄目だと思います」</p>
<p>「だってそうしないとえっちしてくれないんだもんんんん！！？」</p>
<p>サキュバスとの戦いは、熾烈を極めるものです。</p>
<p>たとえ相手を追い詰めたと思っても、思わぬ反撃に出ることがあります。</p>
<p>「ね、ねねねねえっ、赦してよ！？　そ、そうだっ、君にはたっぷりサービスしたげるからさぁ♡」<br />
「っ！？　は、離れてください！！　何を――」</p>
<p>サキュバスは、リルのほんのわずかな隙を突いて、彼の腰にしがみ付きました。</p>
<p>そして、服の中に隠れたおちんちんを、指でかりりと引っかいたのです。</p>
<p>「――ぅひゃぅぁあっ！！？」</p>
<p>それは本当に偶然でした。</p>
<p>服の上から手のひらでぐりぐり圧迫したり、服の中に手を突っ込んでしこしこしたりしてもよさそうなもの。しかし、サキュバスは本当にたまたま、特に何も考えず、『おちんちんをかりかりする』という選択肢を取ったのです。そして小っちゃなおちんちんの正中線にたまたまヒット。</p>
<p>しかし、その偶然にも放った一撃は、天使たちに施された<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>に、非常に近しい刺激だったのです。</p>
<p>「お？　もしかしてこういうのが好き？　いいよいいよ、たくさんやっちゃうよぅ♡」<br />
「くぁ――♡♡♡　やめ、それは――っ！！？　ひゃぅっ、ぁぁあぅっ♡♡♡」</p>
<p>突然のおちんちんかりかりに、リルの体から力が抜けました。それに『得たり』と思ったサキュバスは、執拗にリルのおちんちんをかりかりしてきます。勃起したおちんちんが服の中で上を向き、裏筋を無防備に晒してしまった時、彼の敗北は決定的なものになりました。</p>
<p>「ひぁぅあぅ、くぅぅぁあうぅっ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　ぅっ、ぅぅうう～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>1番敏感な裏筋をかりりと引っかかれた瞬間、彼はとうとう射精してしまったのです。</p>
<p>「ぁう、ぁ――♡♡♡♡　ち、力が――」<br />
「うひょー、濃厚なお精子っ♡　で、でででも君は何だか怖いから逃げるねええええ――！！？」</p>
<p>あまりの気持ちよさに、その場にへたり込んでしまうリル。そしてサキュバスは、リルが腰を抜かしたのをいいことに、さっさと走って逃げてしまいます。</p>
<p>後に取り残されたのは、お外でパンツがべとべとになって、どう始末したものか困り果てるリルだけなのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな、初めて敗北した日の夜、リルは夢を見ました。</p>
<p>陽光が照らし続けるお空の上。案の定、自分は全裸で、目の前には2人の天使たちがいました。</p>
<p>「まさか服の上から指コキされただけで、浅ましくも射精してしまうだなんて。もう服など要らないのではありませんか？　下半身すっぽんぽんと貞操帯、お好きなほうを選ばせて差し上げましょう」<br />
「言い過ぎだぞ、ワイエル。サキュバスの武力は大したものではないが、性技に関しては人間のそれを凌駕する。最後まで油断してはならんぞ、リル」</p>
<p>ご立腹のワイエルと、反省会を始めるビィルエル。リルは『たった1回射精させられただけで、そんなに怒ることかなあ』と思いましたが、とんでもない。サキュバスに射精させられた彼が腰を抜かしてしまったように、たった1度でもそれは致命的な敗北になり得ます。</p>
<p>であるならば、天使たちが彼に<ruby>お<rt>・</rt></ruby><ruby>仕<rt>・</rt></ruby><ruby>置<rt>・</rt></ruby><ruby>き<rt>・</rt></ruby>をするのも、至極当然のことなのです。</p>
<p>「あなたには今一度、自分の立場を教え込む必要がありそうです」<br />
「……つらいだろうが、お前を思ってのことだ。耐えてくれ、リル」</p>
<p>途端に、体を引っ張られる感覚。自分の体を見下ろすと、光輪が両手足首にはまっています。大の字拘束――覚えのある状況に、リルは静かに、ひっそりと唾を飲み込みました。</p>
<p>しかし、どれだけ取り繕おうと思っても、その表情、そして何よりむくむくとあっという間に硬くなっていくおちんちんを隠し通すことはできません。ワイエルがじとりとした目で、リルのことを見つめます。</p>
<p>「まさかあなた、惨めに射精させてもらえるとでも思っているのですか？」</p>
<p>その瞬間、リルには覚えのない感覚。自分の体を見下ろすと、光輪がおちんちんの根元に巻き付いていました。これは何？　――そう疑問を抱くのも一瞬だけ。ワイエルが両手の指をリルの腋の下に突き刺したのです。</p>
<p>「ぃぎ――！！？　ぁ゛ぁぁあっはっはははははははははははははぁぁぁぁあっ！！！　な、え――！！？　つよっ、強すぎぃぃぃぃっひっひゃっははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああああああっ！！！」<br />
「まさか、情けなくも敗北した勇者に、私たちが奉仕をすると？　何て卑しく浅ましい考えなのでしょう、リル。私は悲しくて涙が出そうです」</p>
<p>力のこもった指先で、腋の下の奥にあるツボをぐりぐりともみほぐすような動き。さしものリルも、口から苦しみ交じりの笑い声があふれてしまいます。</p>
<p>それでも、彼の体は旅立つ前日に、完全に開発されていました。くすぐったい――ただそれだけで、既に半勃ちになっていた小っちゃいおちんちんが、ばきばきに勃起してしまいます。リルの頭の中は、おちんちんのことでいっぱいでした。だってあの時、くすぐられた後におちんちんをしこしこしてもらえたから。今回もきっと、同じことになる。</p>
<p>しかし、彼は知らなかったのです。こちょこちょプレイというのは、ただくすぐって、ただ射精させるだけではないということを。</p>
<p>「リル、<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>が何だか分かりますか？」<br />
「ぁ゛はっ、ぁははははははははははぁぁぁあ！！？　なっ、なぁっはははははははははっ！！！　ひっ、ひぃぃぃぃいいいっ！！？」</p>
<p>ワイエルが左手でリルの腋の下をくすぐりながら、右手でつまんで見せびらかした<ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>。それは小さな羽根でした。羽根。そう、羽根です。彼女の背中に生えている大きな翼から、1枚だけ取り出したような、手のひらからちょっとだけはみ出すぐらいの大きさの羽根。</p>
<p>笑いっぱなしで答えることこそできませんでしたが、リルにはそうにしか見えませんでした。それが一体何だというのでしょう？</p>
<p>しかし、ワイエルは笑います。</p>
<p>「これは、あなたを今晩の間、ずっと苦しめ続けることになる道具ですよ」<br />
「――ひひゃっ、ぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>リルの口から上がる、甲高い悲鳴。さらに増す、ワイエルの笑み。</p>
<p>彼女は指でつまんだ羽根で、硬く勃起したおちんちんの裏筋をなぞり上げたのです。</p>
<p>「思った通り、敏感なおちんちんですね。こんな柔らかな羽根で、そんなに反応するなんて」<br />
「ぁひっ、あっ♡♡♡　ぁあっ、ぁぁぁぁあああああっ！！？」</p>
<p>「腋の下は激しく、おちんちんは優しく。気が狂いそうでしょう？　安心なさい。この場で気が狂うことは、絶対にありませんから」<br />
「ぃや゛っはっははははははははははっ！！？　ぁ――♡♡♡　ひぁっ！！？　ぁはっはははははははははははははひゃぅぁぅぁぁぁあっ♡♡♡」</p>
<p>リルは、まさか羽根でおちんちんをくすぐられるなんて思いませんでした。<ruby>あ<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>時<rt>・</rt></ruby>は、手のひらでしこしこされただけだったから。というよりそもそも、おちんちんをくすぐられるという発想すらありませんでした。</p>
<p>しかし、その感覚は彼にとってなかなか<ruby>ツ<rt>・</rt></ruby><ruby>ボ<rt>・</rt></ruby>でした。雑味のないなめらかな羽根は、一方でしっかりと芯を感じさせる硬さも兼ね備えています。線維の1本1本がしなるぐらいの力加減でおちんちんの裏筋をすすりとなでられると、全身が鳥肌立ってしまいそうなくすぐったさと気持ちよさが同時にやってきます。そもそも、一晩でくすぐられフェチにされてしまった彼にとっては、『おちんちんをくすぐられている』というシチュエーション自体が興奮の元です。まともな状態であれば、あっという間に射精してしまいそう。</p>
<p>……そう、まともな状態であれば。</p>
<p>「ぅあ、ぇ――！！？　ぐっ、ぅぅぅぅううっ♡♡♡　ぅぅぅぅぅぅぅううっ！！！」<br />
「おや、苦しそうですね。リル」</p>
<p>「どうして、<ruby>で<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby>、<ruby>い<rt>・</rt></ruby>――！！？　ぁはっ、ぁはははははははぁうぅ゛ぅぅぅううう！！？」<br />
「私たちに射精させられなくとも平気でしょう？　……あなたはもう、サキュバスにとてもとても、それはもうとても気持ちよくさせられているのですから」</p>
<p>説明されなくとも、容易に察せられることでした――おちんちんの根元に巻き付いた光輪が、<ruby>悪<rt>・</rt></ruby><ruby>さ<rt>・</rt></ruby>をしている。圧迫感はそこまで強くないはずなのに、上ってくるはずの精液が、光輪のところでぴたりと止まってしまう。</p>
<p>その光輪は、物理的にではなく、何かこう超常的な力で彼の射精を妨げていたのです。</p>
<p>そして、うめき声を上げるリルに、さらなる追い打ち。この優しくも苛烈な焦らし責めに、ビィルエルが加担します。</p>
<p>「ひ――ッ♡♡♡　ぁはっ、ひゃぅぁぁぁぁぁああああああああっ！！？　羽根っ、<ruby>全<rt>・</rt></ruby><ruby>部<rt>・</rt></ruby>ぅぅぅひぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡」<br />
「リル、驚いたか？　私たち天使はな、翼を手足のように動かせるんだ。……翼を使ってくすぐれば、両手が空くだろ？　そしたら――」</p>
<p>「ひひゃっ、ぁーーっはっはははははははははははははぁぁぁあっ！！！　あしのうらっ、だめっ、だめぇぇぇっはははははははははははひゃぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>ワイエルのように、羽根でくすぐるなんてみみっちい責め方ではありません。ビィルエルは背中に生えた大きな翼そのものを体の前に伸ばして、リルのつるつる睾丸を両側からすりすり、さわさわ、しゅこしゅことくすぐっていくのです。</p>
<p>そして、空いた両手で足の裏をこちょこちょ。もしも両脚を光輪で拘束されていなければ、強烈すぎる刺激にビィルエルのことを蹴飛ばしてしまっていたでしょう。</p>
<p>「あら、いいですね。では私もビィルエルに倣って」<br />
「ひぁっ、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡　翼につつまれっ♡♡♡　ひゃぐっ、ぁはっ、ぁ、ぁぁぁぁぁぁあああああああああああっ！！？」</p>
<p>そしてビィルエルの責めに、ワイエルも改めて加担。リルの背後に回って、翼で彼の胴体を抱き締めるように包み込みながら、その先端でおちんちんをこしょこしょ、すりすり。ビィルエルが言ったとおり、天使たちの羽根は本当に器用に動きます。</p>
<p>そしてフリーになった両手をわきわきうごめかせながら、腋の下と乳首を行ったり来たり。くすぐったさと気持ちよさを両立させたフォーメーションです。</p>
<p>もしも普通であればもう3度は射精していたでしょうが、射精を禁止されたリルにはそれもかないません。精液はまったく出てこないというのに、透明な我慢汁だけはだらだらとあふれてきます。</p>
<p>リルはワイエルに懇願しました。</p>
<p>「やめっ、やめでくださいぃぃぃぃぃぃいいっ！！！　これっ、つらいっ！！？　すみませんでしたっ、すみませんでしたぁぁひゃぁぁぁぁっははははははははははははぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡」<br />
「駄目です。この程度で根を上げる程度だから、サキュバスのいいようにされてしまうのですよ？　まだしばらくのお仕置きが必要なようですね」</p>
<p>次に、リルはビィルエルに懇願しました。</p>
<p>「おねがいですっ、とめでくださいぃぃぃっひっひひひひひぃぃぃいいいい♡♡♡　こんなっ、死んじゃいますぅぅぅあっひゃははははははははははははぁぁぁぁああああああ！！？」<br />
「……つらいだろうが、耐えてくれ。これも、お前がサキュバス討伐を果たすために必要なことなんだ」</p>
<p>「どれだけビィルエルに媚びても無駄ですよ、リル。この女、何だかんだ言ってあなたにセクハラすることしか頭にないのですから」<br />
「な、なな何を言っているんだワイエル！！？」</p>
<p>「そもそもこうしてあなたをサポートしている理由が、『顔が好みだから』なのですよ。この面食いのショ○コン天使」<br />
「み、みみみ見た目だけじゃないぞ！！？　こ、こうしてサキュバス退治の旅に出て、一生懸命戦って、こう『頑張ってるなあ』って！！？」</p>
<p>結局、どっちに頼み込んでも駄目。</p>
<p>そうこうしている間に、射精できないリルの精神力は、がりがりと削れていきます。</p>
<p>「ぅぐっ、ぁはっ、ぐすっ♡♡♡　ぅぁぁああああああんっ！！！　ぐすっ、ぁはっ、あっはははははははぁぁぁああっ♡♡♡　ぁぁぁぁああああっ！！？　ぐすっ、ぅぅぅうううううう！！？」</p>
<p>あまりにもくすぐったくて、気持ちいいはずなのに、射精できないのがつらくて。とうとう、くすぐられ笑いながら泣き出す始末です。</p>
<p>「あらあら。勇者ともあろう者が泣いてしまったのですか？」<br />
「そ、そそそそんなつもりはリルるるるるっ！！？　お、おおおおいっ！！？　わわわわワイエルどどどどどどうするんだこれれれれっ！！？」</p>
<p>「落ち着いてください、ビィルエル。声帯が出す周波数ではありません」</p>
<p>それを見て、まるで母親のようにため息を付くワイエルと、どうしていいか分からずひたすらおろおろするビィルエル。</p>
<p>ワイエルが、指でリルの顎を持ち上げました。</p>
<p>「反省しましたか？」<br />
「は、ひ……！！　ぐすっ、はいぃ……っ！！」</p>
<p>「ならば、ここで誓いなさい。もう2度と、サキュバスの前で射精しないと」<br />
「もぉ、にどとっ、サキュバスの前でしゃせえしませんんん……っ！！」</p>
<p>「うん、いい子です」</p>
<p>ワイエルが頭をなでなでして、リルがだんだんと泣きやんでいきます。随分と飴と鞭の使い分け方を心得た天使です。</p>
<p>そして、ワイエルはそのまま、リルの後頭部に腕を回して、自分のたわわなおっぱいを彼の顔に押し付けました。</p>
<p>「むぐっ、ぅう！？」<br />
「これはご褒美です♡」</p>
<p>「んむっ、ぅ、ぁ……♡」<br />
「ふふふ、何ですか？　赤ん坊のように蕩けしまって。なかなか、かわいいではないですか……♡」</p>
<p>きれいなお姉さんのおっぱいに顔を埋めるなんて、リルには生まれて初めての経験。恥ずかしいけれど、母性たっぷりの感覚に全身のこわばりがほどけていくよう。</p>
<p>そして、ワイエルはリルの顔をぱふぱふしたまま、空いた翼で腋の下をこちょこちょとくすぐってきます。</p>
<p>「んむふっ♡♡♡　んぐっ、ぅくっ、ぅふぅぅううっ！！？」</p>
<p>「笑い声を我慢しなくていいですよ、リル。私の胸の中でたっぷり笑い悶えなさい♡」<br />
「ぷはっ、ぁはぁっ！！？　ぁはっ、あっはははははははっ、んむっ、んむふぅぅうううっ♡♡♡」</p>
<p>それは確かにくすぐったいけれども、指で乱暴にもみほぐされるよりもずっと優しくて、身も心も蕩けてしまいそうな気分です。</p>
<p>完全に『お仕置きモード』から『甘やかしモード』に入ったワイエル。しかし、ビィルエルはそうではありませんでした。いつの間にかリルの背後に回ったビィルエルは、細い両手の指先を彼のおちんちんに宛がったのです。</p>
<p>「ひ――！！？」<br />
「あ、あああ安心しろ、リル。ここここれからたっぷり射精させてやるからなぁ……っ♡」</p>
<p>「ぁひぁあっひゃっははははははははははははははははぁぁぁあっ！！！？　あむふっ♡♡♡♡　ぷはっ、ぁはっ！！！！　あっはははははははははははひゃぁぅぁぁぁああああっ！！！？」</p>
<p>両手の指10本を全部つかって、おちんちんこちょこちょ。陰茎も、裏筋も、亀頭も、睾丸も、蟻の門渡りも――おちんちんを隙間なくくすぐったさで埋めていくようです。現世でサキュバスに衣服越しにされたものよりも、ずっと直接的で、ずっと多く、そして長い。</p>
<p>それは『射精禁止モード』から『搾精モード』に変わったが故の行動でした。</p>
<p>「も、ももちろん、足の裏も一緒だぞ。お前の足の裏は、羽根でくすぐるだけでも悶えるぐらい敏感でいいなぁ……♡」<br />
「ひひゃはっ、ぁっひゃははははははははははははひぃぅぅうううっ！！！？　ひはっ、ぁはっ、むっ、ぅぅううううっふひははははははははははははははぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>そして、ワイエルと同じように、空いた翼で足の裏をこちょこちょ。だけどワイエルのような『優しいくすぐり責め』というよりは、ただひたすら弱いところをもてあそぶような、『ねちっこいくすぐり責め』です。</p>
<p>先ほどの射精禁止とは、真逆の状況になりました。<ruby>腋の下と足の裏<rt>くすぐったいところ</rt></ruby>を優しくくすぐりながら、<ruby>おちんちん<rt>きもちいいところ</rt></ruby>を激しくこちょこちょ。</p>
<p>リルの性感が、あっという間に上り詰めていきます。しかし、彼のおちんちんにはまだ、射精禁止の光輪が巻き付いたままでした。</p>
<p>「ぅぐっ、ぅ゛、ぅぅぅぅぅううううううっ♡♡♡♡　も、もぉ゛、もぉぉ！！！？　ひひゃはっ、あっははははははははははぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>「安心なさい、もうあなたを苦しめるつもりはありません。今、現世では絶対にかなわない快楽を味わわせて差し上げます♡」<br />
「た、たたたくさん、気持ちよくなってくれ、リル……♡」</p>
<p>そして、おちんちんが気持ちよさで爆発してしまいそうになった瞬間、ワイエルがリルをぱふぱふしながら、おちんちんに巻き付いた光輪を解き放つのでした。</p>
<p>「……ほら、イけ――っ♡」<br />
「ひ――♡♡♡♡」</p>
<p>ワイエルのそのちょっと乱暴な命令口調は、リルの背筋を嫌にぞくぞくさせました。</p>
<p>耳を犯す声、顔面に押し付けられるおっぱい、腋の下の優しいくすぐったさ、足の裏へのねちっこいくすぐったさ、そしておちんちんこちょこちょ――その全ての刺激が、リルに深い深い絶頂を齎したのです。</p>
<p>「ぅあ、ぁ゛ぁぁあああ――！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ひぁ、あ――ッ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>まるで小石を詰まらせた水鉄砲のような射精でした。</p>
<p>リルが腹筋をへこませるとともにびゅーびゅーと勢いよく精液を噴き出させたと思ったら、ある瞬間にぶしりと止まって、リルが大きく息を吸い込む。それで1度体に酸素を溜め込んで腹筋を膨らませると、また悲鳴とともにびゅーびゅーと勢いよく射精する。</p>
<p>リルは、おちんちんだけでなく、全身で射精しているかのような錯覚を覚えました。だって、ただおちんちんから精液を出すにしては、お腹にも、腕にも、足にも、あまりに全身に力が入っていたから。そして、おちんちんのくすぐったさだけではない、顔に押し付けられるおっぱいの柔らかさ、腋の下や足の裏のくすぐったさ、そして全身に当たる天使たちの肌の温もりが、あまりに気持ちよかったから。</p>
<p>その気持ちよさが、射精の最中ですらずっと続く。</p>
<p>「ぁぐっ、ひゃ――♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>本当にこんなもの、現世で味わえるものではありません。リルは、今までの苦痛を全て忘れ去って、この愛情たっぷりの気持ちよさに身も心も任せるだけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>びゅーびゅーと噴き出し続ける精液は、おちんちんをこちょこちょしていたビィルエルの顔面に勢いよく直撃していました。</p>
<p>「ぉぶっ、おぶぶぶぶぶぶっ」<br />
「ぷっ、くく――！？　何をしているのですか、ビィルエル」</p>
<p>「ぅあ、ぁ゛～～～～……♡♡♡♡　ひはっ、ぁ――！！！？　っ～～～～……♡♡♡♡」</p>
<p>リルがそれを見て『まずいことをしてしまったかも』と思ったのは、長い長い射精がようやく落ち着いてから。ワイエルのほうはややウケです。</p>
<p>リルはとにかく何か謝罪しようとしましたが、絶頂の余韻のせいで頭が回りません。そして、ビィルエルの反応は、彼の予想とは違ったものでした。</p>
<p>「はぁ、はぁぁ……っ♡　こんなに、こんなに気持ちよかったんだなぁ……♡」<br />
「あ、あの……。すみま、へ……っ」</p>
<p>「もっと気持ちよくしてやるからな、リルぅ……♡」<br />
「――ひひゃぁぅぇぁぉぁぁぁああっ♡♡♡♡」</p>
<p>すっきりしたはずのおちんちんに、再び指を這わせ始めるビィルエル。</p>
<p>「気持ちよさそうだなぁ、リル。ふふふふふ、へへへへへぇっ♡」<br />
「もっ、もぉ゛いいでひゅっ！！！？　これいじょっ、これ以上はおかひくなっひゃぁっひゃっはははははははははははははぁぁぁぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>「……まあいいでしょう。リル、散々射精をお預けされた後の連続射精は、天に上るほど気持ちいいらしいですよ♡」<br />
「もっ、もぉぉおっ♡♡♡♡　のぼってっ、のぼってまひゅぅぅぅひゃっははははははははははぁぁぁぁああああ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>もうたくさん気持ちよくしてもらった、もう十分なのに、というかこれ以上は無理――リルがそう思っても、天使たちが納得してくれるはずもないのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>案の定、くすぐり搾精天国は朝になるまで続けられました。</p>
<p>「ひへっ、へ、へ……♡♡♡♡　ひゃは、ひゃぁぁ……♡♡♡♡」</p>
<p>事後。たっぷり甘やかされて、たっぷり気持ちよくさせられて、リルの表情はもうとろとろ。その姿を、ワイエルとビィルエルが愛おしそうに見つめています。</p>
<p>「ふふふ、何とも無様な姿ですね、リル♡　その姿、私たち以外には絶対に見せてはなりませんよ」<br />
「安心しろ、リル。これだけの<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>があれば、サキュバスに遅れを取ることはあるまい」</p>
<p>「今更仕事モードになっても、あなたがそれはもう愉しんでいたという事実は消えませんよ。ビィルエル」<br />
「ううううるさい」</p>
<p>浮遊感と共に意識が現実へと引き戻されていきます。目覚める時間です。</p>
<p>「では行きなさい、勇者リル。卑しいサキュバスどもの雌穴など、一つ残らず瞬間接着剤でふさいでしまうのです」<br />
「そこまでしなくていいぞ。旅がつらくなったら、いつでもここに帰ってくるんだ、リル」</p>
<p>目覚めたリルは、夢精でべとべとになった下着の処理をして、決意を新たにサキュバス討伐の旅を再開するのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、何やかんやあって、リルはとうとう淫ヶ島にたどり着きます。</p>
<p>「なななな何なんじゃよおおおお！！？　ひとの住処に突然現れたと思ったら、物騒な剣持って暴れ回りおってええええ！！？」</p>
<p>「人々を襲うサキュバスたちを退治しに来ました」<br />
「貴様か！！　最近町々でサキュバスを物理的に襲って回ってるっていうイカれた人間はあああ！！？」</p>
<p>「こらしめました」<br />
「いやほんと迷惑してるのじゃぞ！！？　儂らだって食わねば死んでしまうというに！！！　人里を歩けばサキュバス狩りだ何だって、ちゃんと合意の上で精液を貰ってるんじゃぞおおお！！？」</p>
<p>「でも、既婚者を誘惑するのは不貞行為になるので駄目だと思います」<br />
「分かったからその剣をしまうのじゃあああああ！！？」</p>
<p>激しい死闘の末、リルはとうとうサキュバスの親玉を打ち倒すことに成功したのでした。</p>
<p>世界に平和が訪れます。もしも相手が鬼であれば財宝の一つや二つよこしてくれたでしょうが、ケチなサキュバスが相手ではそうもいきません。</p>
<p>「……貴様、それはあまりにも図々しいとは思わんのか」<br />
「別に、要求はしていませんよ。ただ、貰ってないなあって」</p>
<p>「はぁ、人間との付き合い方を考え直さなければならないのう……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次の瞬間でした。</p>
<p>空から暖かな光が差し込み、リルを包み込みます。『2度と来るな！！』というサキュバスの声をよそに、ふわりと浮くリルの小さな体。キャトルミューティレーションされかねない状況に目を瞑りますが、声が聞こえました。</p>
<p>「リル……。勇者リル……」<br />
「目覚めるのだ、リルよ……」</p>
<p>この声は――リルは目を開きました。</p>
<p>彼がいたのは、暖かな陽光の照らし続ける空の上。足元を見ると、地面もないのに体が宙に浮いています。意識がはっきりとしていて、感覚も鮮明で、体も自在に動く。</p>
<p>そして、服は着たまま。今度は夢ではない、現実です。</p>
<p>「よくやりましたね、勇者リル」<br />
「お前なら必ずやり遂げられると信じていたぞ、リル」</p>
<p>目の前には、2人の女性が立っていました。金髪の天使ワイエルと銀髪の天使ビィルエルが、リルに惜しみない賛辞を送ります。リルも『長く苦しい戦いだった』と、感動に打ち震えるところです。</p>
<p>これで、勇者リルの長い旅はおしまい。しかし、このままエンディングが流れるかと思いきや、ふとビィルエルが前に出ました。</p>
<p>「と、ところで、だ。リル、これからお前はどうするつもりだ？」<br />
「どう、って……？　どういうことでしょうか」</p>
<p>「その、何だ。今後の予定というか、将来の展望というか、な？」<br />
「いえ、特に決めては。ただ、これからも、世の中を良くしていく旅を続けられたらと思っています」</p>
<p>「お、おお。そうか、そうなの、か……。ああ、よい志だなぁ……」</p>
<p>何とも言えない表情でがっくりと肩を落とすビィルエル。そんな彼女にちょっとどん引きしたワイエルが、今度は前に出てきます。</p>
<p>「勇者リル。見事サキュバスを打ち倒したあなたに、ちょっとしたご褒美とお願いがあるのです」<br />
「お願い、ですか？」</p>
<p>正義感に溢れるリルは、『ご褒美』よりも『お願い』の言葉に反応しました。ワイエルは内心『ああはいはいそっちね』と思いながら言葉を選びます。</p>
<p>「ええ。私たち天使というものは、常に一つの大きな<ruby>問<rt>・</rt></ruby><ruby>題<rt>・</rt></ruby>にとらわれていまして。あなたならきっと、その問題を解決できるのではないかと」</p>
<p>「僕を助けてくださった天使さまたちを、今度は僕が助けられるなら！　何でもしますよ！」<br />
「心強いこと、この上ありません。勇者リル」</p>
<p>にっこりと笑うワイエル。その背後で、ビィルエルが何だかものすごく挙動不審になっていることに、使命感に燃えるリルには気付けないのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、リルは2人の天使たちにどこかへ連れて行かれます。</p>
<p>大地の見えない陽光の空をふわふわと飛んでいくと、ひときわ大きな雲があるのです。足を付ければ雲の上に立つことができて、雲の上なのにきれいな水が流れる小川があるし、見たことのない果物のなる樹木まで生えています。</p>
<p>「ここは天界のごく一部です。巨大なお屋敷の中にある、ほんの一部屋にすぎないと考えればいいでしょう。今まで私たちが会っていた場所は、いわば玄関口です」</p>
<p>ワイエルの説明に、リルは『じゃあ玄関口でいかがわしいことをしてたってこと？』と思わないでもないでしたが、とにかく、天使たちが雲の上に住んでいるという話は本当のようです。</p>
<p>「あなたのうわさを聞いて駆け付けた者も多いですね。ブラデエルに、ラムエル、ジンエル、テキラエル、ウォッカエル、ぽんしゅエル、焼酎エル……」</p>
<p>右から、左から、前から、後ろから、上から――今や、この場にはワイエルとビィルエルだけではない、たくさんの天使たちが集まっています。</p>
<p>その誰もが、目鼻立ちの整った、実にイイ体をした美しい女性たち。美女たちに取り囲まれて注目を浴びるというのは、何だかものすごく恥ずかしい気がして、リルの顔がほんのり赤くなります。</p>
<p>それをごまかそうとして、リルは質問しました。</p>
<p>「それで、天使さま。僕は一体何をすればいいのでしょうか？」<br />
「ん、ああ、そうでしたね。あなたは――」</p>
<p>ワイエルの何だかちょっともったいぶるような言い方に、リルは少し違和感を覚えました。どうにも、切迫した事態というわけではなさそうです。</p>
<p>まあ何でもいいか、天使さまたちが困っていることには変わりない――そして、リルが待つこと数呼吸、ワイエルの返答は。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「――あなたはここで永遠に、私たちのこちょこちょペットになってもらいたいのです」<br />
「……え？」</p>
<p>「こちょこちょペットです」</p>
<p>2回言いました。</p>
<p>右耳で聞いても、左耳で聞いても、どうにも聞き間違いではないようです。不思議です。</p>
<p>「『こちょこちょペット』という名称がお気に召しませんか？　まあ何でもいいですよ。『くすぐり奴隷』でも、『セフレ』でも、『擽ラレ笑イ悶エルコトダケ許サレタ快楽人形』でも」</p>
<p>「そ、その。僕は、天使さまたちが困っていると聞いて……」<br />
「うそは付いていませんよ？　困っているんです。私たち天使には、娯楽が圧倒的に不足しているのです。このままでは暇死にしますよ、暇死に。あーあ、どこかにたくさんえっちさせてくれる男の子がいればなー」</p>
<p>「で、でも僕は、世の中を良くしていく旅を……」<br />
「あなたみたいな軟弱者が世直しなんて、どこかで野垂れ死ぬのが目に見えています。サキュバスごときに武力で苦戦するあなたの取り柄なんて、容姿と正義感ぐらいのものですよ？　うぬぼれるのも大概にしてください」</p>
<p>この天使、すっごい刺してきます。以前からうすうす感じてはいたけれど、そんじょそこらのサキュバスより性格悪い。</p>
<p>「でも、僕なんかが、天使さまたちの期待にお応えできるわけが……」<br />
「何を言っているのですか？　あなたの献身によって救われる者が、少なくとも<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>に<rt>・</rt></ruby><ruby>1<rt>・</rt></ruby><ruby>人<rt>・</rt></ruby>いるではないですか」</p>
<p>特に誰かに促されるわけでもなく、頭で考えるまでもなく、2人の視線は自然とビィルエルのほうに移りました。</p>
<p>「も、もももも、もういいんだよな……♡　こ、こここに来たってことは、<ruby>同<rt>・</rt></ruby><ruby>意<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby>ってことだよなぁ……ッ♡」<br />
「はいビィルエル、待て。待てですよ」</p>
<p>目をぎんぎんさせたビィルエルに、ワイエルはため息を付きながら<ruby>ど<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>ど<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby>します。最初は凜としていて格好よかったのになあ。</p>
<p>とにもかくも、天使たちの提案とは、ここで永遠にくすぐり犯されていろ――と。自分の人生がいきなりとんでもない方向に吹っ飛ばされてしまって、リルは頭と心の整理が付きません。</p>
<p>しかし、リルが熟考する暇もなく、ワイエルが言うのです。</p>
<p>「リル。正義感も結構ですが、1度、自分に正直になって考えてみてください」</p>
<p>その途端でした。ワイエルが、ビィルエルが、目の前にいるたくさんの天使たちが、リルの目の前で指をわきわきこちょこちょとうごめかせ始めたのです。</p>
<p>「こんなにもたくさんの指と羽根で、全身をこちょこちょされたくはありませんか……♡」<br />
「ひぅ――」</p>
<p>「もしも嫌なら、私たちの手を払いのけなさい――♡」<br />
「ぅ、あ、ぁ……！！？」</p>
<p>まるでスイッチをかちりと切り替えたように、リルのおちんちんがギンと勃起します。</p>
<p>これまで幾度となくサキュバスの誘惑を払いのけてきた勇者リル。しかし、天使たちの手を払いのけることはできなかったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ひゃぁあぅぁぁぁあああっひゃっはっはははははははははははははぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡　ぁひゃはっ、あ――！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>雲で作られたふかふか床の上に、大の字姿のリル。両手両脚は天使の腕に押さえ付けられ、その全身には大量の指と羽根。</p>
<p>今までの<ruby>加<rt>・</rt></ruby><ruby>護<rt>・</rt></ruby>なんて比べものにならないぐらい、甘くて、多くて、激しくて。永く、永く、永いくすぐり搾精が行われます。</p>
<p>「君の活躍、ずっと見てたよぉ♡　頑張ったご褒美にたくさんこちょこちょしてあげるねぇ♡」<br />
「ぃひゃぁっひゃっはははははははははははぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　わきっ、腋の下くしゅぐっだひっ、もぉ十分くすぐったひでひゅぅぅぅぁっはっははははははははははははははひゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「……ま、仮に旅に失敗してたとして、『お仕置き』とか適当な理由を付けてここに連れてきてた気がするけど」<br />
「ひひ――♡♡♡♡♡　なひぇっ、ぼくっ、ぼくはぁぁっひゃっははははははははははははひゃぅぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡♡　あ、ああああ足の裏はだめへっ、ぁはっ、ひゃはっはははははははははぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「まあまあ、いいじゃないすか。実際、無事に成功して、しっかり人間たちを救ったわけなんすから。これで心置きなくこちょこちょご褒美ックスできるってもんすよ♡」<br />
「ぁはっ、ぁ゛ぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひゃはっはははははは～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>天使たちのくすぐり責めは、統率の取れたものではありませんでした。みんなが好き好きに、リルの体のどこかしらを指で、あるいは羽根でこちょこちょして、そのかわいらしい反応を愉しみます。</p>
<p>こんなにも無秩序だと、体の上でケンカが起きてもおかしくなさそうなのに。しかし、天使たちのくすぐり搾精というものは、どこまで行ってもただひたすらにくすぐったくて、気持ちいい。リルはもう、体のどこかがくすぐったいだけで、おちんちんからびくびくぴゅっぴゅと射精してしまう有り様です。</p>
<p>「ん～♡　もしかして君、くすぐられながらおっぱいでむぎゅむぎゅされるの好きぃ？　いいよ、たくさんしたげるぅ♡」<br />
「んむぐっ、か、顔――♡♡♡♡♡　んむぅっふふふふふふぅぅううっ♡♡♡♡♡　ぷはっ、あっはははははははははひゃあむぅぅぅううっ♡♡♡♡」</p>
<p>「……耳元でささやかれるのも好きだよね？　ほら、こちょこちょでイけ、イけ、イけ――っ♡」<br />
「ひぅ――♡♡♡♡　ひ、ぁ、あ、あ、あ――♡♡♡♡　ひ――っ♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>「君は余計なこと考えちゃだめっすよ？　君が気持ちよくなる方法、全部全部教えて……？」<br />
「ひひゃっはははははははははぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　そんなっ、ひょんなはぁぁっひゃっはははははははははははぁぁぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルは笑い悶えながら、気付いたことがあります。自分のことをこちょこちょと犯し続ける天使たち。彼女たちの<ruby>性<rt>・</rt></ruby><ruby>欲<rt>・</rt></ruby>というのは、人間のものとも、サキュバスのものとも、少し違っていたのです。</p>
<p>人間の性欲とは、絶頂に対する欲求だけではありません。支配欲、あるいは嗜虐欲、あるいは愛情、実にさまざまな欲求と感情が入り交じった複雑なもの。一方でサキュバスの性欲とは、ただひたすらのおちんぽ中毒。</p>
<p>天使たちの性欲は、どこか自身に対する快感が希薄だったのです。自分が悦ぶよりも、相手を悦ばせたい。それどころか、相手の悦びが、そのまま自分の悦びになる。だから、リルが悦ぶことを、嫌な顔一つせずただひたすらにしてくれる――それは、『奉仕欲』という言葉が最も近い。しかし、奉仕するだけでこんなにも満たされてしまうだなんて、人間では考えられません。</p>
<p>それはたとえ、いつも意地悪な金髪のほうの天使ワイエルも同じ。</p>
<p>「あら、心外ですね。私もビィルエルほどでないにせよ、あなたのことは結構気に入っているのですよ？」</p>
<p>どこかひねくれた言葉で返すワイエル。しかし、そのまなざし、その表情はまるで恋人や伴侶に向けるそれのよう。もしも彼女が『あなたのことなんて別に好きではない』と言った時にそれを真に受けて別の女性を選ぼうものなら、包丁を持って地獄の果てまででも追いかけて来そうです。</p>
<p>「<ruby>最<rt>・</rt></ruby><ruby>初<rt>・</rt></ruby>は、あなたのサポートをした私たちが頂くことになっています。ビィルエルとの順番は、まあ、じゃんけんで決めました」<br />
「ぅ、あ――♡♡♡♡♡　ぁ、挿って――♡♡♡♡♡　ぁ、ぁあ、ぁぁぁあああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「ふふふ。これであなたも立派な男の子ですね、リル。そ、し、て――っ♡」<br />
「ひひゃはっ、ひゃぁぁぁっははははははははははははははぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　ひゃめっ、腰っ、動かしながひゃっ、腋の下くしゅぐ――♡♡♡♡♡　ひゃはっはははははははひゃぁぁぁぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>他の天使たちが指と羽根でリルの全身をくすぐり姦すさなか、騎乗位で犯し始めるワイエル。それも膝立ちでなく、足の裏を床にべったりと付けて、まるで相手を捕食するかのような、濃厚なスパイダー騎乗位です。そして両手で乳首や腋の下をこちょこちょ。</p>
<p>彼女の手付き、腰付きは、やっぱり意地悪でした。時折甘く優しく、焦らすように責めるかと思ったら、急に搾り取るような激しい動きに変わったり。でも仕方ないのです。だってリルは、いつの間にかワイエルに意地悪されるのが好きで好きでたまらなくなってしまったのですから。</p>
<p>愛情たっぷりの意地悪というのは、他の何ものよりも甘い気分にさせてくれるものなのです。</p>
<p>「もっ、だめ、らめっへへへへへぇぇぇぇえええっ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひゃはぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルは、拘束された腕をぎちぎちと動かしながら射精しました。それを見て、ワイエルは腕を抑え込んでいた天使たちに『1度外しなさい』と告げます。</p>
<p>射精しながらしがみ付くように抱き付くリルと、優しく応えるように背中に手を回すワイエル。</p>
<p>「あなたはすっかり甘えんぼうさんになりましたね、リル。ふふふ、情けない子……♡」<br />
「ぅあ、ぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひひゃっ、っぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>抱擁が温かくて、心地よくて、射精がどくどくと止まらなくなってしまいそう。</p>
<p>それでも長い長い射精が終わると、ひーひーと息をするリルの腰から、ワイエルが下りてしまいます。</p>
<p>「ぁっ、はぁ……♡♡♡♡♡　はひゃっ、ぁぁ……♡♡♡♡」<br />
「あなたとずっと繋がっていたいのはやまやまですけれど、順番は守らねばなりません」</p>
<p>リルが名残惜しさを感じる間もなく、入れ替わりで彼の腰に跨がってくるのは、銀髪のほうの天使ビィルエル。そう、溢れんばかりの奉仕欲を持っているのは、彼女も同じなのです。</p>
<p>「ふふ、ふふふふ♡　と、とととうとう、リルとセックス、リルとセックス、リルとセックス……ッ♡」</p>
<p>もはやコミュニケーションすら成り立たなそうなぐらい発情したビィルエル。最初はただ見た目が好みなだけだったのに、その真っすぐさ、その純朴さ、その犯された時のかわいらしさに心打たれて、どうしようもなく好きになってしまった。今の彼女は無敵です。</p>
<p>「任せろリル、私がたっぷり、たーっぷり奉仕してやるからなっ♡」<br />
「――ぅあぇあひゃああああああっ♡♡♡♡♡　なっ、何でひゅか<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>格<rt>・</rt></ruby><ruby>好<rt>・</rt></ruby>ぉぉあああっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>相も変わらず、他の天使たちが指と羽根でリルの全身をくすぐり姦すさなか、騎乗位で犯し始めるビィルエル。しかしそれは、『騎乗位』と呼ぶにはあまりに羞恥的。でんぐり返しのように両足をがばりと持ち上げられた、いわゆる『ちんぐり返し』状態の杭打ちピストンです。</p>
<p>「恥ずかしい格好を取らせて済まない。だけどこの格好だと、<ruby>足の裏<rt>ここ</rt></ruby>をたーっぷりくすぐれるんだ……っ♡」<br />
「――っぁ゛ーーーーっはっはっはははははははははははぁぁぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　これっ、つよすぎぃぃぃぃぃひっひゃっははははははははははははぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　ぁはっ、っぁ゛ぁぁぁぁああああああああああ～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>そして、ビィルエルは持ち上げた両足の裏を手でくすぐり始めます。こちょこちょかりかりと、激しくて、ねちっこい。ほとんど陵辱のような光景に、他の天使は『これは奉仕か？』という疑問を抱かなくもないでしたが、これは紛れもなく奉仕です。</p>
<p>だって、リルにとって、ビィルエルから煮えたぎるほどの情欲をぶつけられるのは、うれしくてうれしくて仕方ないことなのですから。</p>
<p>「ぁ゛はっ、ぁはははははははははッ♡♡♡♡♡　っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぎっ、ぃぃいい――♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルは恥ずかしい格好のまま射精しました。ちんぐり返しなんてあまりに恥ずかしくて、リルは真っ赤な顔を横に反らします。そんな反応を、ビィルエルがはあはあと興奮した様子で見つめてくるのが分かって、リルは恥ずかしさとうれしさでおかしくなってしまいそうです。</p>
<p>「はぁ、はぁぁ……っ♡　リル、かわいいなぁ、リルぅ……♡」<br />
「ぃ゛やっはははははははははひゃぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　いまっ、<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>てへッ♡♡♡♡♡　うごかなひでくだひゃっ、止まって、とまっでぇぇぇぇぇぁぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>射精中、さらに激しい杭打ちピストンと足の裏こちょこちょが加えられて、リルは下半身がおかしくなった気すらしたのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、たくさんの天使たちが代わる代わるに、リルにご奉仕をします。</p>
<p>「次は私の番ー！　さっき裏でじゃんけんして決めたんだぁ。私はおっぱいで君のおちんちんを挟んじゃうぞぉ♡　それで、空いた手でお腹をこしょこしょこしょこしょぉっ♡」<br />
「ふゃぅぉっはっははははははははぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　何でひゅかっ、これっ、やわらひゃっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁああお腹の筋肉もまにゃひでくだひゃぁぁぁっははははははははぁ゛ぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「……次は私。私、<ruby>お<rt>・</rt></ruby><ruby>口<rt>・</rt></ruby>が上手なんだよ♡　ちゅっ、じゅるるっ♡　おちんちんなめられながら、内股こちょこちょされるの、すごいでしょ？」<br />
「ひひゃっ、ひゃははははははははぁぁぁああっ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　だめっ、これっ、あそこ、溶けひゃ――♡♡♡♡♡　ひぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「私は特別に、君に動かせてあげるっすよ♡　ほら、正常位正常位。……代わりに、その小っちゃなお尻をたっぷりくすぐらせてもらうけど……♡」<br />
「きひっひひひひひひぃぃぃぃいいいっ♡♡♡♡♡　ひゃらっ、そえ、ぞくぞくしへっ♡♡♡♡♡　うごけなっ、くすぐっひゃくて動けなひでひゅっふふふふふふぁひゃははははははぁぁぁぁあああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>パイズリしたり、フェラチオしたり、正常位でハメさせながら無防備なお尻をこちょこちょしたり。天使たちのやりたい放題です。</p>
<p>もちろん、順番待ちの他の天使たちは、彼の全身をくすぐり姦したまま。そのなめらかな指で、羽根で、時には舌で。首筋、肩、腕、手のひら、腋の下、脇腹、おへそ、背中、腰、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏――くすぐったくない場所なんて、どこにも存在しません。優しくなでられ続ける頭ですらくすぐったい。</p>
<p>「ぁはっはははははははひゃぅぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁはっ、ぁ゛ぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「リル。これからは、ずっと、永遠に一緒ですからね♡」<br />
「ずっと、ずーっと、永遠に気持ちよくしてやるからな。リル……っ♡」</p>
<p>「っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁはっ、ひゃはははははっ♡♡♡♡♡　ひゃはぁぁぁあああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>リルはずっと、かわいらしく笑い悶えながら射精し続けました。</p>
<p>みんなみんな、リルのことが大好きでした。形はみんなちょっとずつ違えど、みんながみんな愛情たっぷりのこちょこちょをしてくれるから、リルは逃げることができませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>天使たちの住まう地――天界。それは生者であっても肉の身を持つことはなく、魂のみの住処。</p>
<p>故に、物質的な劣化というものが存在しない世界。</p>
<p>白い肌、小柄で細い体躯、柔らかな髪、丸い目。女装したらえらくかわいくなりそうな少年のまま、老いることなく、体液が尽きることもなく、息が切れることすらない。</p>
<p>「しかし、少し設備がさびしいですね。もう少しムードのあるベッドとか、ゆったりとくつろげるティーセットとか、いろいろと欲しくなりますね」<br />
「そ、そういうのを持ち込んでもいいのか？　な、なら、そそそ<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>道<rt>・</rt></ruby><ruby>具<rt>・</rt></ruby>とかあるといいかもしれんなあっ？」</p>
<p>「ああ、あなたの寝室の棚に隠されているあの……。しかしなるほど、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>ビ<rt>・</rt></ruby><ruby>デ<rt>・</rt></ruby><ruby>オ<rt>・</rt></ruby>を観賞させて性教育というのもおもしろそうですね……♡」<br />
「オナホールとか、ローションとか、たくさんあるぞぉ……♡　たくさん気持ちよくなろうなぁ、リル……♡」</p>
<p>「ぁはっ、ひゃ――♡♡♡♡♡　ぁはぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡　ひゃはっ、ははははははひッ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>後に、天界の一部に『<ruby>擽園<rt>ラクエン</rt></ruby>』と呼ばれる場所がつくられます。</p>
<p>こうして、勇者リルは天使たちの住まう擽園で、永遠に全身をこちょこちょされながら幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。</p>
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		<title>短小ふたなりの変身ヒロインが女怪人たちの集団陵辱搾精地獄で再起不能にされて一生射精管理されるまで</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Dec 2024 09:00:46 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[変身するとふたなりになってしまう、お嬢さま口調な正義のヒーロー"アリアテネ"。色仕掛けなんてくだらない攻撃に敗北した彼女は、敵のアジトで搾精地獄を受けることになります。女怪人たちによる手コキで、フェラチオで、パイズリで、オナホールで、そして本番セックスで……実にさまざまな方法による、射精禁止→強制連続射精のコンボ。そして、1度空っぽになるまで精液を搾り取られるだけでは終わってくれない、彼女の悲惨な末路とは。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong><br />
変身するとふたなりになってしまう、お嬢さま口調な正義のヒーロー&#8221;アリアテネ&#8221;。色仕掛けなんてくだらない攻撃に敗北した彼女は、敵のアジトで搾精地獄を受けることになります。女怪人たちによる手コキで、フェラチオで、パイズリで、オナホールで、そして本番セックスで……実にさまざまな方法による、射精禁止→強制連続射精のコンボ。そして、1度空っぽになるまで精液を搾り取られるだけでは終わってくれない、彼女の悲惨な末路とは。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">※この作品は、<strong>Pixivリクエスト</strong>で頂いた有償リクエストの作品です。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>U県K市。あまり大きいとはいえないこの町では時折、女性の姿をした『怪人』が現れるようになった。</p>
<p>女怪人の体格は一般女性並みだが、肌は血が通っていないかのように青紫色。大きな胸と尻、衣装はボンデージ。頭には角、背中には羽、尻には尻尾。ある女怪人は腕に刀剣を生やし、またある女怪人は銃器を搭載する。どの女怪人にも共通していたのは、逃げ惑う若い女性を優先的に捕まえるということだった。</p>
<p>そして、そんな女怪人たちを率いる1人の女性がいた。</p>
<p>「安心なさい、ただ、貴女の魔力をちょっと頂くだけ。痛いことはしないし、むしろ気持ちよくて病み付きになっちゃうかも……♡」</p>
<p>名をニク。肌が薄橙色で、手足に異物が生えていないことを除けば、暴れ回る怪人たちと同じ姿形をした彼女は、捕まえた少女に向かって舌なめずりしながら笑う。</p>
<p>その傍ら、女怪人たちは気の赴くままに、町をほどほどに破壊しながら女性たちを襲い続けた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、悪い怪人には、『正義のヒーロー』が付き物である。</p>
<p>「そこまでですわよ、ニク！」<br />
「……やっぱり、今日も来たわね。アリアテネ」</p>
<p>その名をアリアテネ。『少女』とも『女性』とも呼べるであろう年頃の、人形のように目鼻立ちの整った彼女。波打つ髪は色素が薄く、肌も透き通るよう。白いシャツと白いスカート、白いソックス、白いブーツ。しかしその中に着込んだ、まるでレオタードのようなぴちりとしたインナーは紺色。</p>
<p>アリアテネは、女怪人たちを率いるニクをぴしりと指さして言い放った。</p>
<p>「いつもいつも、町の人々の平穏を脅かして。今日という今日は、わたくしが赦しませんわ！」<br />
「ふん。そう簡単にいくかしら？」</p>
<p>魔力で作られた巨大な剣を構えるアリアテネ。腕に生やした武器をアリアテネに向ける女怪人たち。</p>
<p>正義のヒーローと悪の怪人たちの戦い――その結果は、いつも決まっていたのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>深夜、某所。女怪人たちを率いていたニクは、暗闇の部屋でノートパソコンを凝視していた。</p>
<p>「これで二十と、何戦だったかしら」</p>
<p>ニクは首を横に振った。詳細な数を考えても仕方ない、どうせ何十戦であろうと、全て負けていることは変わらないのだから。</p>
<p>ノートパソコンの画面に映るのは、憎き敵アリアテネとの戦闘を撮影した動画。</p>
<p>相対するは、自身をベースに生み出し、武装した女怪人たち。刀剣を使うものもいた、銃器を使うものもいた。しかし、その全てがアリアテネの巨大な剣に蹴散らかされる。魔力は膨大。戦闘技術も、まあまだ荒く、時折妙に動きが悪くなることがあるが――ほのかな違和感――年の割には悪くない。</p>
<p>「あの強さは、まるで……」</p>
<p>ニクはまた、首を横に振る。こうも負け続きだと、雑念も湧いてしまう。</p>
<p>使命を果たそう。今は何としても、アリアテネを打ち倒す手段を考えなければ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それは、何てことのない瞬間だった。</p>
<p>「あらいけない」</p>
<p>ノートパソコンに映る、アリアテネとの戦闘記録。</p>
<p>アリアテネが身を翻した瞬間に、スカートの中身がちらりと見えたのだ。下着……というよりは、ぴちりとしたレオタード型のインナー。ニクはうぶな中学生男子ではないのだから、同性のスカートの中身が見えたからといって、特段色めき立つようなこともない。その言葉も、感情の伴わない空虚なもの。</p>
<p>しかし、ニクはその映像を二度見した瞬間、椅子をがたんと鳴らしたのだった。</p>
<p>「……ふーん、なるほどねぇ♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>日曜日の朝。もう何十回目ともなった、正義のヒーローと悪の怪人たちの激突。</p>
<p>アリアテネは町の中央にある商店街に赴いていた。</p>
<p>「ニクという女性も、いい加減しつこいですわね」</p>
<p>そう独りごちるアリアテネの口元は、しかし薄らとした笑みが浮かんでいた。</p>
<p>始まりは、突拍子もない出来事からだった。彼女は最初、恵まれた家柄であることを除けば、至って普通の少女だった。『町に怪物が現れるようになった』といううわさを教室で聞いて、『くだらない』と思いながら『怖いな』とも思った。</p>
<p>そんなある日の帰り道、突然頭の上に何かが落ちてきた。かつんと鳴った頭を押さえながら涙目で地面を見てみると、赤い宝石の付いた真っ白なブレスレットが転がっていたのだ。頭上を見上げても、空しかない。鳥が運んだのだろうか。そして何となく、そのブレスレットが素敵なデザインだと思ったから、彼女はつい自分の右手首にはめた。</p>
<p>全身から白い光が放たれて、自身の変貌と共に、何でもできそうな力が湧き上がるのを感じたのだった。</p>
<p>それからアリアテネは、自身の使命を確信した。神話における戦いの女神の名を冠し、正義のヒーローとして町を脅かす怪人たちと戦うこと。それはテレビアニメでも見たことがあるもので、最初は『子どもっぽいな』と少し恥ずかしかったけれど。力を奮う快感と、称賛の声を浴びる優越感は堪らない。</p>
<p>勝利を続けてきた彼女は、今回も自分の勝利を確信していた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あら、今回は随分と貧相な装備ですこと」</p>
<p>アリアテネは笑う。</p>
<p>今まで、女怪人たちはあの手この手で戦闘力を高めてきた。最初は両手で小さな火球を投げつける程度、次に刀剣や弓矢などの前時代的な武器を装備するようになって、前回はほとんどが銃器搭載。</p>
<p>しかし今回、女怪人たちは数こそ多いものの、何か特別な装備をしているようには見えなかったのだ。</p>
<p>「正直なことを言うとね、銃器っていうのは魔力の消費が激しいのよ」<br />
「あらそうですか。そんな体たらくで、わたくしに勝てるとお思いですか？」</p>
<p>「大丈夫よ。今回は、魔力をほとんど使わない戦法を考えてきたから」</p>
<p>アリアテネは身構える。相手はそもそも現代の常識から外れた存在だ、一体何をしてくるのか見当も付かない。</p>
<p>しかしニクが指を鳴らした瞬間、女怪人たちはアリアテネの予想からまったく外れた行動に出る。アリアテネに襲い掛かるわけでもなく、反対に逃げるわけでもなく。自身の着ているボンデージの上をずらして、大きな胸を露出させたのだ。</p>
<p>「――んなぁっ！！？」</p>
<p>顔をぼんと赤くするアリアテネ。女怪人たちは露出させた胸をゆさゆさと揺らしながら、アリアテネに近づいていく。</p>
<p>「な、何のつも――」</p>
<p>アリアテネは我に返る。</p>
<p>相手は敵。どんな思惑があろうとも、そしてどんなに扇情的な格好であろうとも、巨剣でもってたたき切ればいい。アリアテネは後ろに飛び退いて、距離を取ろうとした。</p>
<p>しかし。</p>
<p>「くあぅっ！」<br />
「……ふふ」</p>
<p>アリアテネは何の攻撃も受けていないというのに、背中を丸めながら悲鳴を上げる。一足で10mぐらい飛び退くつもりだったのに、よたよたと2歩、3歩後ずさるだけ。その様子を見て、ニクの口角が持ち上がった。</p>
<p>大きな胸を露出させた女怪人たちは、もうアリアテネが手を伸ばせば届く距離。巨大な剣を振るうには、間合いが近すぎる。</p>
<p>「っ……離れなさいっ！！」</p>
<p>アリアテネは腕で女怪人たちを押しのけようとした。魔力によって増強された腕力は、大の大人のそれよりも強い。しかし、アリアテネの突き出した右腕は、1体の女怪人の胸をぐにゅりと押しつぶす。</p>
<p>「ぅお――っ♡」</p>
<p>途端に緩む力。さらに曲がる背筋。</p>
<p>そうこうしている間に、女怪人たちの体が、腕に、腰に、脚に絡み付いていく。</p>
<p>「ぅぁ、ぁ……！？　ぁ――♡　ぁぁぁぁぁぁ……！！」</p>
<p>アリアテネはもう、真っ赤な顔でぷるぷる震えるだけ。全身から、むにむに、むにゅむにゅという擬音すら聞こえてきそうな気がした。そして。</p>
<p>バチリ。</p>
<p>「が、ぁ――ッ！！？」</p>
<p>アリアテネに絡み付く女怪人のうち1人が、攻撃した。鉤状に曲げられた親指と人差し指の間から、高圧の電流を発生させて、アリアテネの後ろ首に押し付けたのだ。まるでスタンガンのような攻撃に、アリアテネは女怪人たちに絡み付かれたまま、その場で気絶してしまったのだった。</p>
<p>「……こんなにあっけなく勝てるなんてね。今までの苦労は何だったのかしら」</p>
<p>ニクはため息を付いた。その表情は呆れたようでありながら、強い悦びをにじませている。</p>
<p>煙のようにふっと消える女怪人たちと、アリアテネを抱えてそのまま歩き去ってしまうニク。周囲には戦いを見守る幾ばくかの人々がいたが、アリアテネを下した彼女を追おうとする者は、誰一人いないのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>気絶したままニクに運ばれたアリアテネは、ほんの数十分ほどで目を覚ます。しかし、その時にはもう全ての準備が終わった状態だった。</p>
<p>場所は、ニクが所有する秘密基地。とはいえ、コンクリート打ちっぱなしで窓も何もない、殺風景で暗い部屋のど真ん中に拘束されていては、何の情報も得られそうにない。……拘束。そう、拘束だ。</p>
<p>変身して戦うようになってから、アリアテネは特撮とかアメコミとか、そういうヒーローものをテレビや漫画で見て勉強してみたことがある。すると、主人公が台座に乗せられて、改造手術を強いられる場面があった。今、彼女が置かれていたのはまさにその状況だ。円形の台座にあおむけに寝かせられて、両手足を大の字に開かされて、手首に、二の腕に、足首に、太ももに、金属の分厚い枷がはめられている。</p>
<p>「貴女には外せないわよ。その台座にはうんと予算掛けてるんだから」<br />
「ニク……っ」</p>
<p>「まあ落ち着きなさいな。そう言えば、貴女とゆっくり話す機会なんてなかったわね」</p>
<p>アリアテネが寝かせられた台座の側には、ニクがにまにまとした表情で立っていた。その顔は嘲るようでありながら、どこか純粋なうれしさも感じ取れたし、何か背筋が寒くなるような艶も垣間見える。</p>
<p>「わたくしにこんなことをして、一体どういうつもりですの……っ」</p>
<p>「それは、貴女もよく知ってることじゃないかしら」<br />
「町を襲って何をするかと思えば、女性を辱めるだけ。そんなあなたの行動原理が分かるとでも？」</p>
<p>しかし、アリアテネが吐き捨てると、ニクはきょとんと少し間の抜けた表情に変わるのだ。</p>
<p>「あら。私ったら、そんな風に認識されてたの？」</p>
<p>アリアテネは『そう言えば、彼女たちの目的を知らない』と思った。ただ、町を、そして若い女性たちを襲うから、自分が退治していただけ。あまりにも今更だし、どの道悪いことには変わりないのだから、どうでもいいと言えばどうでもいいのだけど……1度気になるともやもやする。</p>
<p>すると、ニクはひとしきり考え込むような態度の後、『まあいいわ』と笑った。</p>
<p>「うーん、そうね。私って、実は異世界の魔族なの」<br />
「……は？」</p>
<p>「今ね、人間と魔族が戦争をしていて。だけど、ちょっとこちらの旗色が悪いのよね。人間って数だけはやたら多いから、それだけで厄介なのだけど。その上、『勇者』とかいうやつが出てきたみたいでね。単騎で一個師団を押し返すなんて、軍事の常識もへったくれもないわ」</p>
<p>それはまるで、漫画かアニメか、ゲームかで聞くような話。自分で聞いた話とはいえ、アリアテネはどう反応すればいいのか迷った。</p>
<p>「魔王様は私に命じられた。いわく『別の世界に渡って戦力を整えてこい』と。使命は半分成功したわ。この世界は魔力に頼らない分、他が発達している。特に、重火器――あれは私の世界にはない、極めて強力な武器、そして発想。だけど、魔法で再現するとなると、魔力の消費がちょっと激しすぎるのよ」</p>
<p>「悪役が身の上話をつらつらと始めるのは、死亡フラグと言うらしいですわよ？」<br />
「貴女が聞いたんじゃない」</p>
<p>結局、アリアテネはふんと鼻を鳴らすことにした。ニクの言うことが本当であろうがなかろうが、和解の余地はないと感じたのだ。</p>
<p>しかし、それはニクとて同じだった。今更、アリアテネと<ruby>仲<rt>・</rt></ruby><ruby>良<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>よ<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby>してそのまま帰すつもりなどない。</p>
<p>「つまり、ね。武器を得た次は、<ruby>魔<rt>・</rt></ruby><ruby>力<rt>・</rt></ruby>が必要なのよ……っ♡」<br />
「――ぅひぁっ！？」</p>
<p>唇を裂いて笑うニクの顔ばかりに気を取られていて、他への意識がおろそかだった。アリアテネは突然、腰が浮くようなむず痒さを覚える。</p>
<p>ニクが、アリアテネの股間にそっと手を置いたのだ。</p>
<p>「やめっ、そこは――！？」</p>
<p>「あらあら、手を置くだけで<ruby>硬<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>っ<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby>わよ？」<br />
「っ、く……！？　あなた、まさか<ruby>知<rt>・</rt></ruby><ruby>っ<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby>……！」</p>
<p>ぴちりと貼り付いた紺色のインナーから浮き上がるのは、女性器の慎ましやかな土手……だけではなかった。その上に、確かな存在感を覚えさせるのは、かちかちに勃起した男性器。</p>
<p>それは決して作り物などではない。アリアテネは女性でありながら、股間に男性器を生やした<ruby>ふ<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>り<rt>・</rt></ruby>だったのだ。</p>
<p>「まさか、女性である貴女におちんちんが生えてるなんてねぇ♡」<br />
「これは……！？　変身したら、自然と出てきて……っ」</p>
<p>アリアテネは顔を真っ赤にしながら口ごもる。</p>
<p>ふたなりは、彼女にとって何より最大の恥部だった。反射的に反論してしまった通り、生まれつきのものではない。変身すると、自然と生えてしまうのだ。その原理はまったく分からないが、とにかく、こんなものを恥ずかしいと思わないほうがおかしい。何なら、女性器を間近でまじまじと見られたほうがまだマシだ！</p>
<p>「……へえ、肉体の変化？　そんな作用もあるのね」<br />
「……？　っ、あ、やめ、なで……！？」</p>
<p>アリアテネは、ニクのその声音、その文脈に違和感を抱いた。しかし、『気を取り直して』と言わんばかりに男性器を手のひらでなでられ始めると、些末なことを気にしてはいられない。</p>
<p>「それにしても、かわいらしいおちんちん♡　あまりにも小さかったから、つい先日まで気付かなかったぐらい」<br />
「んな……っ！？　こ、これはそもそもっ、勝手に生えてきたもので、わたくしのものでは……っ！」</p>
<p>「受け入れなさいな。どんな経緯で生えてきたにせよ、これが貴女のおちんちんなの♡　うーん、私の指とどっちが大きいかしら？」<br />
「っやめ！？　指を添えないでくださいぃっ！」</p>
<p>女であるからには、生まれて1度ぐらいは胸の大きさを気にしたことはあるけれど。まさか男性の<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>の大きさを気にしなければならない日が来ようなんて……。</p>
<p>実際、アリアテネの男性器は普通と比べればかなり小さい。何せ、戦闘中たまに女怪人たちの少々過激な姿に欲情していたにもかかわらず、スカートの上からではその存在に気付かれなかったのだ。勃起し、包皮も剥けているにもかかわらず、そのサイズは子ども並。</p>
<p>「思えば妙だったのよ。貴女、戦いのさなか、たまに動きが妙に悪くなるのよね。まさか、小っちゃいおちんちんが勃起していただなんて、誰が思うかしら」<br />
「それは、あなたたちの格好が……！　っくぅ……！？」</p>
<p>「あら、<ruby>タ<rt>・</rt></ruby><ruby>マ<rt>・</rt></ruby><ruby>タ<rt>・</rt></ruby><ruby>マ<rt>・</rt></ruby>は付いてないのね。生殖を想定しているわけではなさそうだし、問題ないのかしら」<br />
「いつまで、見てっ、っ～～～！！」</p>
<p>「あら失礼。まあ、この際大きさや形はどうでもいいわ。そんなことよりも、まさかちょっと色仕掛けをしてあげるだけで、あんなにも動けなくなっちゃうなんて。正義のヒーローとして恥ずかしくないの？」<br />
「――ひぅあっ♡　ぁひっ！？　やめ、引っかくのは、やめぇぇ……！！？」</p>
<p>アリアテネは否定したかった。性欲と性感に誑かされて、揚げ句の果てに敗北してしまうなんて、考え得る限り最悪の負け方だ。しかし、それは紛れもない事実なのだから、反論もできない。</p>
<p>おまけに、レオタードのようなボディスーツの上から、裏筋をかりかり、かりかり、かりかりかりと執拗に引っかかれていては、口から出るのは喘ぎ声だけだ。</p>
<p>「布越しでも分かるぐらいに跳ねてる。期待してる反応ね。ねえ貴女、これ、<ruby>使<rt>・</rt></ruby><ruby>っ<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby>ことがあるでしょう？」<br />
「な、なな……っ！？　そ、そん、な……！！」</p>
<p>「図星ね」</p>
<p>アリアテネの真っ赤な顔が、さらに真っ赤に染まった。</p>
<p>恥ずかしくて誰にも言えたことではないが、アリアテネは自分の男性器で<ruby>遊<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>だ<rt>・</rt></ruby>ことがある。そういうことに興味があったから、敵なんていないというのに自室でわざわざ変身して、小さな小さな男性器を感覚の赴くままに弄り倒したのだ。最初は何をどうすればいいのか分からなかったけれど、いつの間にか握り込んで、一生懸命前後にしごいていた。生まれて初めての射精は、シーツをべったりと汚してしまって、後始末に大層苦労した。</p>
<p>「こういうことで、私にうそをつけると思わないことね。サキュバスって知らないかしら？　私たちはね、人間の精を奪うことで魔力を得るの」<br />
「さきゅ、んぅうっ♡　くぁ、ひゃっ、ぁあ……！！」</p>
<p>「サキュバスにも種類があって、私はどうにも女性からしか精を奪えない、ちょっと特殊な個体なのだけど、まあいいわ。とにかく、こういうことに関する知識と経験は誰よりもあるってこと」<br />
「ひうぁあっ！？　やめっ、刺激、変わってっ、ぇぅんんぅっ♡♡」</p>
<p>快感のベクトルが変わる。指先でかりかりと引っかくのではなく、手のひらですりすり、ぐりぐりと陰茎全体を摩擦し、揉み込むような動き。レオタードがずれて、小さな男性器が露出する。</p>
<p>「女の子が、ご丁寧にこーんな<ruby>蛇<rt>・</rt></ruby><ruby>口<rt>・</rt></ruby>を生やしているのだもの。それはもう、搾りがいがあるわよねぇ……♡」<br />
「んぐっ、ふっ、ぅ゛ぅぅううっ！！　こん、なのっ！！　ぜん、ぜんっ♡♡　効きませんんんんっ！！」</p>
<p>アリアテネは歯を食い縛って耐えようとした。羞恥心の中に、正義のヒーローらしい敵意と焦りが混じり込む。ニクは自分を『サキュバス』と言った、『人間の精を奪うことで魔力を得る』とも言った。もしも射精することで相手に力を与えてしまうのだとしたら、正義のヒーローとして、絶対に射精するわけにはいかない。</p>
<p>それでも、ニクの愛撫は執拗。その上アリアテネの男性器は敏感すぎたし、おまけに、あまりにも<ruby>雄<rt>・</rt></ruby>が過ぎた。</p>
<p>「せっかくだから、サービスしてあげる」<br />
「さ……っ？　何を、しようと、あなたなんかに負ける、わけ……っ！！」</p>
<p>「ほぉら、あなたの大好きなおっぱいよ♡」</p>
<p>それは、先ほどの戦闘で、女怪人たちがやったのと同じこと。ニクは自身のボンデージの上を指でつまんでずらして、大きな胸を露出させたのだ。</p>
<p>「ぅお――っ♡」</p>
<p>アリアテネのそのうめき声は、あまりにも雄らしい。</p>
<p>彼女だって年の割にはそれなりに大きな胸を持っているけれど、ニクのそれは比較にならない。ばるんという音でも聞こえてきそうなぐらいだ。大きな乳房は柔らかく、しかし乳首は見るからにこりこり硬そうで。</p>
<p>アリアテネは、自分の男性器の奥があっという間に上っていくのを感じたのだった。</p>
<p>「っあ――♡♡♡　ぁ――！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　くぁ、ひ――っ！！！　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>他人にイカされたことのなかったアリアテネは、今まで味わったことのない快感に悲鳴を上げた。熱い精液が、尿道をごちょごちょとくすぐっていく。一方で外側からは、ぐりぐりというニクのしつこい手淫。外側と内側の両方から快感に挟まれて、男性器がどうにかなってしまいそうだ。紺色のボディスーツの中が、真っ白な精液で汚れていく。</p>
<p>「な、ぁ――♡♡♡　何、これっ、<ruby>長<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>――！！？　ひぁ、ぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！？」</p>
<p>ニクがおかしいと思ったのは、射精が長いということだった。独り遊びした時もシーツをべっとり汚してしまうぐらいだったけれど、今の射精はその時よりも明らかに長く、多い。そしてその分だけ、快感が続く。男性器というたかだか1点の快感が、じく、じくと全身に広がっていく。</p>
<p>「ひぁ、ぁっ……♡♡♡　は、ぁぁ……！！　はぁぁ……♡♡♡」</p>
<p>そして、十数秒掛けて長い長い射精が終わる。その時には、アリアテネは全身にぐったりとした倦怠感を感じていた。</p>
<p>そう言えば――アリアテネはネットか何かでひっそりと調べたことがあった。『男性の射精は、100mを全力で走るのと同じぐらい疲れる』だとか。でも、それは間違いじゃないか？　だってこの姿なら、何kmだって息を切らさずに走れるはずなのに。それとも、これが『サキュバスに精を奪われる』ということなのだろうか。</p>
<p>強烈な快感が引いていくのと同時に、羞恥心が胸を満たしていく。まさか、敵の行為で射精してしまうなんて。しかも胸を見せびらかされて興奮するなんて、淑女としてあまりにも卑しい。</p>
<p>「思った通り、貴女の魔力は凄い量。世界が違えば『勇者』なんて呼ばれてたかもしれないぐらいの……」<br />
「は、ぁぁ……。ぁぁ……っ」</p>
<p>「やっぱり、貴女はただで帰すわけにはいかない」</p>
<p>ニクは、手に付いたアリアテネの精液を舌でなめ取りながら笑った。</p>
<p>ただそれだけで、アリアテネの男性器がまた硬くなっていく。それがどうしてなのか、アリアテネにはよく分からなかった。彼女の<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>は雄でも、彼女自身は女性そのもの。自身の体の一部の価値観があまりに違いすぎて、頭がおかしくなる心地がする。</p>
<p>「お遊びはおしまいよ。貴女の魔力を頂く、私たち魔族の繁栄のために」</p>
<p>その言葉は、何かとんでもないことを始める前触れのように聞こえた。</p>
<p>だから、アリアテネは思った。自分はこれから、何かよく分からないけれど、とんでもなく気持ちよくさせられてしまうんだ――1度は萎んだはずの男性器はもうとっくに、ぎんぎんと硬く勃起していた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ニクの指先が赤紫色に光る。それは何かの魔法のようだが、アリアテネが今まで見たことのないものだった。</p>
<p>アリアテネの小さな男性器の根元に、円形の魔法陣が浮かぶ。男性器に何かされるというのは恐怖だったが、ゴムバンドで締め付けられるかのようなほんの少しの圧迫感を覚えるだけ。</p>
<p>「これは、一体……」<br />
「すぐに分かるわ」</p>
<p>何らかの魔法がかけ終わると、ニクはアリアテネを拘束している台座から離れてしまう。アリアテネが無意識のうちに名残惜しそうな表情を浮かべてしまうのは一瞬、代わりに近づいてくるのは、青紫色の肌をした女性型の怪人たち。その数は十数体。</p>
<p>「今まで紹介したことがなかったわね。それは魔力で作った、私の分身体。私の意思通りに動くし、ある程度自動で動かすこともできれば、武器を取り付けたりとか、パーツを<ruby>カ<rt>・</rt></ruby><ruby>ス<rt>・</rt></ruby><ruby>タ<rt>・</rt></ruby><ruby>ム<rt>・</rt></ruby>することもできる」</p>
<p>もっとも、アリアテネが一見する限り、今自分に近づいてくる女怪人たちが、何かパーツをカスタムしている様子はない。</p>
<p>女怪人たちは、ニクが本来持つ細くしなやかな両手で、アリアテネの全身をなで回し始めるのだ。</p>
<p>「ひぅぁひゃっ♡♡♡　ひっ、ぁっ、何してっ！！？　これっ、くすぐったはっ、ぁ、ぁあぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡」</p>
<p>頭、首筋、肩、腕、手のひら、背中、腋、胸、腹、腰、太もも、ふくらはぎ、足の裏――拘束されている全身が、ほんの少しだけひんやりとした手に包まれる。触れられていないのは、男性器ぐらいのものだ。</p>
<p>時には、すりすりと愛でるように。時には、さわさわとくすぐるように。時には、ぐにぐにとマッサージでもするかのように。全身が、気持ちよさと、むず痒さと、心地よさに包まれる。</p>
<p>「ちょっとくすぐったいかもしれないけれど、こういうのも気持ちいいでしょう？」<br />
「こんなのっ、気持ちいいわけが――！！？　ひくっ♡♡♡　ぅ、ぅぅぅぅううっ♡♡♡」</p>
<p>「まったく、これだから下半身でしかものを考えられない<ruby>雄<rt>・</rt></ruby>は駄目ね。本来、性行為というのは、こうやって全身をたっぷり気持ちよくして愉しむものなのよ？　せっかくだから、その悦びも教えてあげる」<br />
「いらな――♡♡♡　いらな、いぃぃっ！！！　っ、ぅあっ、ぁぁぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>アリアテネは歯を食い縛って、快感に抗っている。確かに抗ってはいるが、どこか張りがない。本気で抵抗するなら、手足の拘束具を引きちぎろうと試みたり、頬を優しくなでる手に噛みついてやったりしてもいいだろうに。</p>
<p>実際のところ、アリアテネは少しだけ今の状況をナメていた。</p>
<p>くだらない作戦に敗北し、ここに連れてこられた時はどうなることかと思いきや、結局相手のやることは自分に性的快感を与えることだけ。敵に犯されるというのは気分のいいものではないけれど、少なくとも、自分を屈服させることなど到底できない。</p>
<p>心の片隅に、ほんのわずかな油断がにじむ。</p>
<p>「っ、ふ、ぅぅぅ……♡♡♡　これっ、いつまで、なでてっ♡♡♡　ぅあっ、くっ、ぅぅぅっ！！？」</p>
<p>全身をなで回されるというこの情事のやり方は、アリアテネにとって未知のものだった。だって、射精欲にとらわれた彼女の自慰なんて、ただひたすらに男性器をしごき倒すぐらいしかなかったのだから。</p>
<p>そのせいか、アリアテネはあっという間に、今の行為に対して物足りなさを感じるようになる。</p>
<p>「これ、いい加減、にっ♡♡♡　っ、ぅぅ、ぅぅぅぅっ！！！」</p>
<p>アリアテネは無意識のうちに、女怪人の群れの向こうにいるニクに視線を送った。露出させたままの胸をちらりと見てから、下半身を凝視する。</p>
<p>「嫌よ、貴女の相手なんて。そんな小さなもの、挿れても気持ちよくないもの」</p>
<p>心底ばかにするような嘲り顔に、アリアテネは目の前の女が憎き敵であることを思い出したのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「っ、も、もぉっ♡♡♡　全身が敏感にっ、これ、おかしく――♡♡♡　ぁくっ、ぁぁぁあっ♡♡♡」</p>
<p>女怪人たちによる全身愛撫が続く。</p>
<p>敵の齎す感覚に流されてはいけない――アリアテネはそうは思うけれども、やっぱり射精できないのはつらい。</p>
<p>両手が、勝手に自分の男性器をつかもうとしている。がちがちがちがち、ぎちぎちぎちぎち――拘束具が音を鳴らし続ける。その音は何か、自分の限界をニクに知らしめるバロメータのように感じられてひどく癪だったけれど、体は意思に反して射精を欲し続けてしまう。腰がかくかくと上下に動いていることに、彼女自身は気付いていない。</p>
<p>ああ、射精したい――だからアリアテネは、女怪人たちの柔らかな手に埋もれながら口を開くことにした。</p>
<p>「ど、どうして……♡♡♡　射精させないんですのぉ……！！？」</p>
<p>アリアテネ本人としては、あくまでも『質問』のつもりだったらしい。ただ、魔力を搾り取ろうとしているサキュバスにしては、今の状況は極めて非合理的なものだから。ただ、確認のために聞いただけ。それが事実上の『敗北宣言』だということに、彼女は気付かない。</p>
<p>そしてその敗北宣言は、ニクというサディストの心を嫌にくすぐるのだ。</p>
<p>「――射精させる気なんてないわよ？」<br />
「……は？」</p>
<p>アリアテネは、ニクの言うことが理解できなかった。</p>
<p>だって、彼女は自分から魔力を搾り取るためにこうしているわけで。射精をさせなければ、魔力を搾り取ることなんてできないわけで。</p>
<p>ニクが、アリアテネの男性器の根元に巻き付いた魔法陣をつんと指さした。</p>
<p>「これはね、射精禁止の魔法」</p>
<p>魔法陣は今もなお、赤紫色の光を放っている。</p>
<p>アリアテネは無意識のうちに、腰を左右にぶんぶんと振った。魔法陣を振りほどくような動きは、しかし何の意味もなさない。背筋がじりじりと焦げ付いていくような心地がした。</p>
<p>「その、それは、な、何かの例え話ですの……？」<br />
「あいにくだけど、私、詩人とかじゃないのよ。そのままの意味よ」</p>
<p>「ど、どうして、そんなことを……っ」<br />
「理由、要るかしら」</p>
<p>「これ、一体、いつまで……」<br />
「さあ、どうかしら」</p>
<p>アリアテネが何を聞いても、ニクは曖昧な答えを返すだけ。</p>
<p>理由の分からない責め苦は、アリアテネの心の隙を突く。アリアテネは、自分の心の防波堤にぴしりとひびが入ったような心地がした。</p>
<p>「嫌、です……。射精、させてください……」<br />
「嫌よ」</p>
<p>「お願い、です……っ。お願い、ですから……！」<br />
「さて、私はデータをまとめておこうかしら」</p>
<p>「お願いですっ！！！　お願いですからっ、射精させてくださいぃっ！！？　これっ、つらい、つらいんですのぉぉ！！？」</p>
<p>アリアテネは一生懸命、『射精させてください』と叫んだ。</p>
<p>ニクの曖昧な返事が、アリアテネをそうさせた。だって、この射精禁止に理由なんてないのだから。理由がないんだったら、一生懸命お願いすれば射精させてくれるかもしれないから。</p>
<p>その姿は、悪の怪人たちに相対する正義のヒーローには到底見えないだろう。</p>
<p>「あら、ごめんなさい。手が止まってたわね」<br />
「ひぁ、ぁ゛――♡♡♡　やだ、なでないでくださっ！！？　今は嫌っ、射精したくなっちゃうからぁ゛ぁぁぁぁぁぁああああああっ♡♡♡」</p>
<p>そして、アリアテネがとてもいじめがいがあったから、ニクの嗜虐はさらに加速する。</p>
<p>今まで散々さわってくれなかったのに。女怪人の1体が、アリアテネの小さな男性器を指でつまんだのだ。</p>
<p>「ひぁぅぉぇぅぁああっ♡♡♡　っ――！！？　っ――！！！」</p>
<p>「そんなに気持ちいいのが好きなら、もっと気持ちよくしてあげようと思ってね。もちろん、射精はさせないけれど」<br />
「やめっ、やだっ、射精できないっ♡♡♡　射精できないの嫌だぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡」</p>
<p>それは望んだ行為では断じてなかった。</p>
<p>本来であれば、指でつままれただけで噴水のようにどぷどぷ射精していただろうに。射精禁止の魔法を掛けられているせいで、それができない。精液が上ってくる感覚は確かにするのに、魔法陣の巻き付いた男性器の根元でぴたりと止まってしまう。</p>
<p>気持ちいいはずなのに、最後の一押しがやってこない不快感がずっと続くのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、女怪人たちは射精禁止の魔法陣でアリアテネの男性器の根元を縛ったまま、さまざまな方法で彼女の男性器を玩ぶ。</p>
<p>例えば、その器用にうごめく手で上下にしごく者。</p>
<p>「うぉ゛っ、ぉぉぉぉおおおっ♡♡♡　どうしてっ、どうしてこれで射精でぎないんですのぉぉぉおおっ♡♡♡　おかしいっ、おかじいっ、おかしいぃ゛ぃぃぃぃぃいいいいいいいっ♡♡♡」</p>
<p>独り遊びでも愉しんできた感覚はよくなじむ。最も射精しやすいであろう刺激であるはずなのに、やっぱりその半歩前で進まなくなってしまう。アリアテネは腰をぎんぎんと上に突き出しながら、苦しみ声を上げるだけ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、唾液をたっぷり含ませた口に咥え込む者。</p>
<p>「ひゃぅぁぁぁあああっ♡♡♡　ぉ゛っ、何、これ、舐めっ♡♡♡　こんなの、今までっ♡♡♡　ぁ゛ひっ、ぁぁぁああ、ぁぁぁぁぁぁぁああああああっ♡♡♡」</p>
<p>独り遊びでは味わえなかった、未知の刺激がやって来る。手コキのように、ただ射精を促す感覚だけではない。神経を玩んで、男性器を敏感にさせていくような――。それでもアリアテネの射精は魔法陣によって妨げられる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、大きな大きな胸に挟み込む者。</p>
<p>「ぉ゛おっ♡♡♡　お、ぉ、おっ♡♡♡　お、ぉ゛ぉぉおおおおっ♡♡♡」<br />
「この子ったら、すっごい凝視してるわ。そんなにおっぱいが好きなのかしら」</p>
<p>「ち、違――！！？　そ、そんな、わけ――♡♡♡　ぉ゛ぉ、ぉぉぉぉぉおっ♡♡♡」</p>
<p>それは視覚において圧倒的暴力だった。柔らかな乳房に男性器をすっぽりのみ込まれる刺激自体は、もしかしたら手で強く握り込んだほうが強いかもしれない。しかし、自分のよりもずっと大きな胸が、つぶれ、伸び、形を変えながら自分の股間をこねくり回す光景は、到底目を離せるものではない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして、腕に<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>を生やした女怪人まで出てくる。</p>
<p>「な、何ですか、それ――♡♡♡　だ、だって、今まで、普通の手でっ♡♡♡」</p>
<p>女怪人、すなわちニクの分身体は、パーツをカスタムすることもできる。戦場では、腕に刀剣を生やす者もいた、銃器を生やす者もいた。しかし、今の彼女たちは明らかに違うものを生やしている。粘液をまとった、ぷにぷにと柔らかそうな筒型のもの――。</p>
<p>「これも、この世界に来て初めて知ったものよ。『オナホール』なんておもちゃに精液を無駄撃ちするなんて、サキュバスとしては業腹ものだと思ったけれど。案外便利なものね」<br />
「――ぁ゛ぁぁぁぁぁぁああああああああああああっ♡♡♡♡　なに、これっ、おかしいっ♡♡♡♡　おかしいおかしいおがじいぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいい♡♡♡♡」</p>
<p>ひだに覆われた筒の中に男性器をねじ込まれた瞬間、アリアテネは雄叫びのような悲鳴を上げた。手とも、口とも、胸とも違う、まさに人を射精させるためだけに作られた道具だけが齎すことのできる快感だった。</p>
<p>「ちゃんと挿ってるかしら？　貴女のは小さすぎて、ふふ♡　大丈夫のようね」<br />
「ぁ゛、ぁぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡　きついきづいぎついぃぃぃぃぃぃいいいいっ♡♡♡♡　しゃせっ、射精がっ、ぁ゛、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡　ごめんなさいっ、ごめんなざいぃぃぃぃぃいいいいいいいいっ♡♡♡♡」</p>
<p>こんなにも犯されなお、アリアテネは射精できない。いつしか、謝罪の言葉まで出始める始末。しかし、いくら赦しを請うても、絶頂禁止状態での快楽責めは止まらない。</p>
<p>そのさなか、アリアテネは彼女本来の女性器で何度も絶頂する。それでも、まったく満たされない。何なら、イッている最中でもまったくイッていないような気すらする。変身した姿では、彼女本来のものよりも、その小さな雄が圧倒的に優位だったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうやって、アリアテネは長い時間、射精をお預けされながらの快楽責めを受け続けた。</p>
<p>時間にして5～6時間ほど。この部屋には時計も窓もないから、時間の感覚が狂わされる。アリアテネはもう、何なら数日間、この責め苦を味わわされていたような気すらした。</p>
<p>「ひぐっ、ぅ、ぐす――♡♡♡♡　ごめんな、さいぃ――♡♡♡♡　ごめっ、なさ――♡♡♡♡　ぁぁぁぁぁぁ――♡♡♡♡」</p>
<p>涙をぼろぼろと流しながら、うわ言のように『ごめんなさい』をこぼし続けるアリアテネ。もう完膚なきまでに心をぼろぼろにされて、希望なんてすっかり失ったころ。不意に、ニクの声が耳によく響いた。</p>
<p>「さて、そろそろ頃合いかしら」<br />
「ぁ、ぁぁ、ぁぁぁ――♡♡♡♡」</p>
<p>「あら、聞こえてないのかしら？　せっかくこれから、たくさん射精させてあげようっていうのに？」<br />
「ぅあ、あ――！？　ぁ――♡♡♡♡」</p>
<p>ニクがそう言った時、アリアテネの胸からにじみ出てくるのは、敵に対して絶対に抱いてはいけない感情。しかし、それは一瞬だけだ。</p>
<p>ニクは、アリアテネの小さな男性器に巻き付いた魔法陣を指さして、唇を裂くようにして笑うのだ。</p>
<p>「その魔法なんだけどね。今までの貴女の快感が、全部ストックされてるの」<br />
「……え？」</p>
<p>アリアテネは、彼女の言葉の一つ一つを理解できても、その全体の意味までは理解できなかった。……ただ、何か、ニクは今ひどく不吉なことを言ったような気がする。</p>
<p>「つまり、貴女はこの数時間、1度たりともイクことができなかった。それは、快感がおちんちんの根元でせき止められていたから。決して、快感が消えてなくなったわけではない、それは今もなお、貴女のおちんちんの根元に溜まったまま。それじゃあ、魔法を解いたら、快感はどうなるかしら？」</p>
<p>一つ一つ、順番に言い聞かせるような説明に、アリアテネの脳が勝手に想像してしまう。</p>
<p>この数時間、もしも射精を禁止されていなければ、どれだけの回数射精できただろうか。たった1回の射精で、気がどうにかなってしまうような心地がしたというのに。それが、何回分、何十回分、何百回分、全ての快感が一塊になって、尿道を駆け巡っていく。</p>
<p>すっかり鈍った頭では、そんな光景を想像するのに時間が掛かった。一拍も二拍も遅れて、アリアテネの顔がぞっと真っ青に染まると、ニクは楽しそうに笑う。</p>
<p>「さぁ、お愉しみの時間よ」<br />
「ま、待――ッ」</p>
<p>アリアテネが制止しようとしても、もう遅い。</p>
<p>ニクが指先をほんのりと光らせると、まるで絡まった糸がほどけるように、魔法陣は消え失せる。その瞬間、数時間掛けてたっぷりと溜め込まれた快感が、一塊になってアリアテネを襲う。</p>
<p>それは、不思議な現象。アリアテネは、すぐには射精できなかったのだ。</p>
<p>「――ぉ゛ぐッ♡♡♡♡♡　ぉ゛、ぉぉぉぉぉおおおっ！！！！？　ぉぉぉぉぁ゛ぁぁああああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛――！！！！？　でて、な――！！！！？　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>まず<ruby>感<rt>・</rt></ruby><ruby>覚<rt>・</rt></ruby>がやってくる。</p>
<p>どくんという心臓の鼓動と共に、男性器を内側から蕩かされるような感覚。ニクの言ったことに、何の間違いもなかった。何回、何十回、何百回分。本当に、今までの絶頂していたはずの回数分だけ、快感が一気にやってくる。しかし、射精できていない。快感が男性器の根元で詰まっているような。体が感覚に追い付いていない。</p>
<p>ようやく射精できたのは、ニクが戸惑いと苦悶の混じった声を上げてから十数秒もたってからだった。</p>
<p>「ぁ゛、え、あ、でる――♡♡♡♡♡　っ゛っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁが、あ゛っ！！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>小さな男性器から、壊れた蛇口のように精液が吹き出し始める。今までずっと苛まれ続けてきた禁欲感が解放されるカタルシスがやってくる。男性器だけではない、心までもがどろどろに溶かされるような感覚に、うっすらと恐怖心を抱くほど。</p>
<p>しかし、その激しい射精も、同じく十数秒で止まってしまう。体の中には、まだ気持ちよさが溜まったまま。体が感覚に追い付かない。</p>
<p>「ぅぐっ、ぅ゛ぅぅぅぅううっ♡♡♡♡♡　ぅ゛ぅぅぅぁ゛ぁぁぁあああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　どうして、でな、あ゛――ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>まるで、またお預けをされていた時のような苦痛。しかし、ほんの十数秒たつと、また射精。</p>
<p>「ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　これ、変にッ♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぎ、ぃ゛ぃぃいいい～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>途絶えることなくずっと続く快感と、断続的に襲ってくる射精。実にさまざまな快感と苦痛がごちゃごちゃになってアリアテネを襲う。</p>
<p>もしもこれが普通の射精だったら、体が干からびかねない。しかし、体液というよりはむしろ魔力を搾り取るニクの搾精では、その限りではなかった。そして、アリアテネの膨大な魔力が底を突くには、時間が掛かる。射精が長く続く。</p>
<p>それでも、精神力は別だった。感覚に体が追い付かず、そしてまた、体に精神が追い付かなかった。やすりをかけられるように、アリアテネの精神ががりがりと削られていく。</p>
<p>「おね、がッ♡♡♡♡♡　これ、止めでッ♡♡♡♡♡　止めでぐだざいぃぃぃぃぃいいいいいいッ♡♡♡♡♡　これっ、変ッ♡♡♡♡♡　わたくしの、壊れ゛ッ♡♡♡♡♡　ぁがッ、ぁ゛、ぁぁぁぁああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>アリアテネは駄々をこねる子どものように泣きじゃくりながら懇願した。だって、こんなことになるなんて思わなかったから。射精を禁止される感覚が、この世で1番苦しいものだと思っていたから。まさか、禁止された射精を延々と繰り返させられることのほうが苦しいだなんて、夢にも思わなかった。</p>
<p>しかし、どれだけアリアテネの泣き叫ぶ姿を見ても、ニクが彼女を赦すことはない。むしろ、その嗜虐性でもって、追い打ちをかける始末だ。</p>
<p>「遠慮しないで頂戴？　『たくさん射精させてあげる』って言ったのは私なのだから、約束を違えるつもりはないわよ」<br />
「そッ、んなの゛いいがらぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　いいがらっ、やめっ、これ゛、おがしッ♡♡♡♡♡　きもぢいのとぐるじいのが交互に来でッ♡♡♡♡♡　ぇ゛ぇぇぇぁぁぁぁああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「と、いうよりね。ネタばらししようかしら。こうやって焦らして焦らして、うんっと焦らしてから搾ると、魔力の濃い精液がたくさん出るのよ。今までのは全部、必要な工程ってこと」<br />
「ぃ゛、ぃ゛い――ッ♡♡♡♡♡　ごめんなさいっ、ごめんなさいごめんなざいごめんな゛ざいぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいッ♡♡♡♡♡　ぃぎっ、ぃ゛ぃぃいいい～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「そしてここからは、必要のない工程♡　こんな気持ちいい状態でさらに気持ちよくされたら、あなたどうなっちゃうのかしら……っ♡」<br />
「ひぁ゛――♡　何しでッ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁあああああ、ぁ゛ぁぁぁぁぁあああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>それは、まるで『やり直し』だった。</p>
<p>射精禁止の魔法を掛けた状態で、全身をなで、さまざまな方法で男性器を犯してきたように。ニクの分身体である女怪人たちは今度、強制連続射精の状態で全身をなでながら、さまざまな方法でアリアテネの男性器を犯し尽くすのだ。</p>
<p>例えば、その器用にうごめく手で上下にしごく。</p>
<p>「や゛めっ、やめ゛ぇぇぇぇぇぇえええええッ♡♡♡♡♡　もぉ゛<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>なッ♡♡♡♡♡　そんなに゛搾っでもでないがらぁぁぁぁぁぁあぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>例えば、唾液をたっぷり含ませた口に咥え込む。</p>
<p>「ひゃぉひぇぃあぉぇぇぇえええ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡　溶かされる゛ッ♡♡♡♡♡　わたくしのっ、とかされへぅぇぇひゃぁぁああああああ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>例えば、大きな大きな胸に挟み込む。</p>
<p>「ぉ゛おッ、ぉ゛ぉぉぉぉおおおおおおおおおッ♡♡♡♡♡　ほッ、ぉ゛ぉぉぉぉぉおおおおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「あなた、本当におっぱいが好きなのね。こーんなに『嫌だ嫌だ』言っておきながら、おっぱいからは絶対に目を離さない……♡」</p>
<p>例えば、腕に生やしたオナホールでのみ込む。</p>
<p>「い゛、やだッ♡♡♡♡♡　それだけはッ、それだけはやめでぐだざいいぃぃぃぃいいいいいッ♡♡♡♡♡」<br />
「私が、あなたの言うことを聞き入れると思う？」</p>
<p>「ぉご――♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉおおおおおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　何ごれッ♡♡♡♡♡　ひだのひとつひどづが分がっぁ゛ぁぁあああああひぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>今までストックされてきた快感と、断続的にやってくる射精感、そして新たにたたき込まれ続ける快感に、アリアテネはもう獣のような低い声と子どものような金切り声を交互に上げながらイキ続けるだけだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして今度は、今までアリアテネのことを犯していた、無個性的な女怪人たちではない。ニク本人がアリアテネに馬乗りになった。</p>
<p>「ごめんなさい。一つだけ、貴女に<ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>そ<rt>・</rt></ruby>を付いたわ」</p>
<p>ニクは股間の中央でぱっくりと割れるボンデージを開いて、股間を露出させる。無毛で、ほんのりと膨んでいて、太ももに滴るぐらいの愛液をまとわせた女性器を見ると、アリアテネはものすごく嫌な予感がした。</p>
<p>「『貴女の相手なんて嫌』はうそ。本当は、貴女のことを犯したくて犯したくて仕方なかったの……ッ♡」</p>
<p>そしてニクは何のためらいもなく腰を下ろして、アリアテネの小さな男性器を己が女性器でのみ込んだのだった。</p>
<p>「――ぉお゛ッ♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉおおおおぁ゛ぁぁぁああああああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡♡　ッ゛ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「うふふ♡　サキュバスも何だかんだ言って人間と同じ、結局は<ruby>好<rt>・</rt></ruby><ruby>き<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>子<rt>・</rt></ruby>とするのが1番気持ちいいものね……っ♡　おちんちんが小っちゃすぎるのが玉に瑕だけど」</p>
<p>今まで散々、いろいろな方法で犯されてきたはずなのに。ニク本人とのセックスが1番強烈だった。</p>
<p>サキュバスであるニクの女性器は、手のように圧力が強くて、口のように粘液をまとっていて、胸のように柔らかく視覚的暴力があって、そしてどうしてだろうか、オナホールのように内側に複雑怪奇極まるヒダやイボまである。</p>
<p>そして、周囲の女怪人たちもただ黙って見ているだけではない。無数の手で、アリアテネの全身を愛撫して彼女の感度を高め続けてくる。</p>
<p>「も゛――ッ♡♡♡♡♡　でな――♡♡♡♡♡　<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>て、ない――ッ♡♡♡♡♡　っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡　これっ、無理――ッ♡♡♡♡♡　これ、いじょッ♡♡♡♡♡　でて――ッ♡♡♡♡♡　なッ、ぁ゛ぁぁぁあああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>あまりに射精しすぎて、アリアテネはもはや射精すらできなくなっていた。感覚では間違いなく絶頂しているはずなのに、男性器からは何も出ていないのだ。精液も、魔力も、もう空っぽ――だから、アリアテネは懇願し続けた。『もう<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>ないから！』『これ以上は無理だから！？』</p>
<p>それでも、ニクは腰を振って、アリアテネに絶頂を強いてくる。</p>
<p>「私が満足するまで、たっぷり付き合ってもらうわよ……ッ♡」<br />
「ぁ゛ぁぁぁぁあああああああッ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>その鋭く裂いたような表情を見れば、分かりきっていた。今のこれは、実利を伴ったものではない。ニクはただ、アリアテネのことをいじめたいだけだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ほとんど空撃ちの状態での強制絶頂地獄が長い間行われて、魔法による快感のストックもすっかり尽き、もうとっくに心がぼろぼろになったころ、アリアテネはようやく解放される。</p>
<p>「ぁ゛、ぉ゛ぉ……っ♡♡♡♡♡　ぉ゛、ぉぉぉぉぉぉ……♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉ……♡♡♡♡♡」<br />
「っふぅぅ～～～～～～～～♡　はぁぁ、こんな日が来るなんて感無量ね～♡」</p>
<p>心なしか肌をつやつやさせたニクは、ようやくアリアテネの腰から下りる。女怪人たちが、アリアテネの四肢に巻き付いた拘束具を取り外していく。</p>
<p>「はっ、ぁ゛、ぁぁ……♡♡♡♡♡　はっ、ぁ、ぇ……？　ぁ゛ぐ、ぁ……♡♡♡」</p>
<p>ぼろぼろの心、蕩けきった頭でも、なお動く思考。――どうして、解放する？　自分の体が動くことに対して、ひどく違和感があった。</p>
<p>「この世界では、誰かがずっと行方不明になると、ケーサツとかいうのが動くでしょう？　暴れ回る私たちを止めることもできない脆弱な治安維持組織だけど、ここが見つかるのは嫌だわ。それに、貴女に衣食住を提供するのも、それはそれで大変なのよ」<br />
「っ、ふぅ……♡♡♡　ふぅぅ……っ」</p>
<p>理屈が通っている気はしなくもないけれど、それでも敵を解放なんてするだろうか。</p>
<p>アリアテネはよろよろと立ち上がり、右腕のブレスレットに魔力を込める――『正義のヒーロー』という立場が齎す、ほとんど反射的な行動――イメージするのは巨大な剣、今までの戦いをずっと共にしてきた相棒。</p>
<p>しかし、一瞬の光の後、右手に握られていた物の軽さを感じて絶句した。</p>
<p>「な……、ぇ……？　け、剣は、どこ、に……！？」</p>
<p>彼女の武器である巨大な剣は、もはや見る影もない。</p>
<p>細く、小さい、まるで彼女の股間に付いている<ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>のような貧相な獲物。これでは、幼児に持たせるプラスチック製のナイフのほうがまだ立派だ。</p>
<p>「どうして、こんな、こと……！！？」<br />
「どうしても何も、魔力が足りないのよ。どれだけ<ruby>サキュバス<rt>わたし</rt></ruby>に射精させられたと思ってるのかしら」</p>
<p>ニクは、進むか退くかも迷ってよたよたと歩くだけのアリアテネに近付き、その粗末な刃を持つ右腕をつかんだ。そのまま指先を刃に当ててみるも、血の一滴も流れはしない。</p>
<p>「切れ味もひどいものね。これは魔力の欠如だけではない、そもそも意志の欠如ね」<br />
「い、意思……ッ？　何を言って……！？」</p>
<p>「つまり、貴女は『私を傷つけよう』と思えなくなっている。こんなことをされて絆されたか、あるいは屈服したか。まあどちらでもいいけれど。何にせよ、魔法とは精神力が大きく関わっていくものだから――」<br />
「て、適当なことを言わないでッ！！！」</p>
<p>アリアテネのその声は、ほとんど悲鳴に近いものだった。正義感によるものではない、ただの現実逃避。物知り顔でのたまうニクのことが気に入らなくて仕方ない。</p>
<p>しかし、ニクがそれに気圧されることはなく、むしろ冷たい表情で言い放つのだ。</p>
<p>「貴女、自分が<ruby>何<rt>・</rt></ruby>なのか、疑いを持ったことないのかしら」</p>
<p>アリアテネは、訳が分からなかった。疑い？　何のことだ。だって自分は、正義のヒーローとして――。</p>
<p>「その『正義のヒーロー』ってやつよ。どうして、この世界において本来普通の人間であるはずの貴女が、変身なんかして、魔族である私と渡り合えていたのかしら」</p>
<p>ニクの視線が、つかんだままのアリアテネの右腕に落ちた。</p>
<p>「このブレスレットは<ruby>何<rt>・</rt></ruby>？」<br />
「こ、これは……、お屋敷の倉庫で、見つけて……ッ」</p>
<p>「なるほど、偶然流れ着いちゃったのね」</p>
<p>アリアテネの右腕をさらに持ち上げて、まじまじと見つめるニク――『……へえ、肉体の変化？　そんな作用もあるのね』――当初アリアテネが感じていた違和感がよみがえる。</p>
<p>「これは元々、<ruby>魔族<rt>わたしたち</rt></ruby>の産物よ」<br />
「……え？」</p>
<p>「魔族の力をブーストさせるためのアクセサリ。人間に使ったことはなかったから、そんな風になるとは思わなかった」<br />
「な、何を、言って……？　そんな、うそ……っ」</p>
<p>「貴女がこのブレスレットを見つけたのは、私がこの世界に訪れた直後で間違いないわね？　これは世界を渡るための儀式でも使われる、その過程で巻き込まれてしまった。そう考えれば、つじつまが合う」</p>
<p>ニクは『まあいいわ』と言いながらアリアテネの右手を離すと、キスができそうな距離でささやくのだ。</p>
<p>「<ruby>魔族<rt>わたしたち</rt></ruby>の道具で正義のヒーローごっこができて、楽しかったわね？　アリアテネ」</p>
<p>アリアテネの右手に握られていた小さな刃が滑り落ち、硬い床でからからと鳴る。</p>
<p>片や、自らの力に邪魔され続けたニク。片や、敵の力で敵を討ち続けたアリアテネ。どちらにとっても不毛この上ないが、今、これからにおいて、不幸なのはアリアテネのほうだろう。</p>
<p>「貴女は帰す。どうせ、今後の貴女には何もできない」<br />
「ぁ゛……ぁぁ、ぁ……」</p>
<p>「……ああそうだわ。せっかくだから、首輪も着けておこうかしら♡」</p>
<p>もはや言語を発することもできず、喉を通り抜ける呼吸が声帯を無意味に震わせるだけ。そんなアリアテネに、ニクはまた唇を裂いて笑うのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ある学園に、<ruby>白百合<rt>しらゆり</rt></ruby> <ruby>真冬<rt>まふゆ</rt></ruby>という女学生がいた。</p>
<p>「お疲れ様です、白百合さま。最近、課題が多くて大変ですよね」<br />
「そう言ってはいけませんわ。そろそろ期末試験が近いですから。『良い点を取ってほしい』という先生方の真心ですわよ」</p>
<p>「そんな風に考えられるなんてさすがです……。やはり今回も、1位を狙っているのですか？」<br />
「狙うだなんて、そんな。普段の努力の成果を出すだけですわ」</p>
<p>「本当、さすがは白百合さまです……」</p>
<p>茶色掛かった髪を後頭部でまとめた彼女。容姿端麗、文武両道、そして確かな家柄。世間ではお嬢さまと呼ばれる女子生徒ばかりが集まるこの学園において、彼女は別格だった。周囲から注がれるのは、嫉妬と羨望の入り交じったまなざし。</p>
<p>しかし、それは彼女のことを何も知らない有象無象の評価にすぎない。</p>
<p>「白百合さま。ところで、その<ruby>チ<rt>・</rt></ruby><ruby>ョ<rt>・</rt></ruby><ruby>ー<rt>・</rt></ruby><ruby>カ<rt>・</rt></ruby><ruby>ー<rt>・</rt></ruby>……」<br />
「っ」</p>
<p>「最近お召しになっているようですが、見たことのないデザインですね。その、もしよろしければ、どこのブランドかお教えいただくことなんて……」<br />
「……申し訳ありませんが、これは特注ですの」</p>
<p>「あら、そうでしたか。本当、文武だけでなくおしゃれにも余念がなくて素敵です……」</p>
<p>品行方正な生徒たちが集まるからこそ、規則が寛容だった。右腕にはブレスレット、そして首にはチョーカー。彼女ほどアクセサリを身に付けている生徒は、この学園内にはあまりいない。</p>
<p>そのため多少目立つが、しかし、<ruby>気<rt>・</rt></ruby><ruby>付<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby>ことはなかった。真冬は思った。誰が気付くだろうか――いや、いっそ気付いてくれたらいいのに。今の自分の<ruby>状<rt>・</rt></ruby><ruby>況<rt>・</rt></ruby>を。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>（ぅあ゛っ♡♡♡♡♡　ぉ゛、ぉぉぉぉおおっ♡♡♡♡♡　わたくし<ruby>の<rt>・</rt></ruby>が、擦れてっ♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぉおおおおおおおおおおっ♡♡♡♡♡）</p>
<p>白百合 真冬――またの名をアリアテネ。正義の味方として日夜悪の怪人たちと戦い、そしてニクに敗北した、その本人。</p>
<p>彼女は学友と会話しながら、スカートの中で、勃起した小さな小さな男性器を現在進行形で犯されていたのだ。</p>
<p>（こんな四六時中、<ruby>オナホール<rt>こんなもの</rt></ruby>をはめられているなんてっ♡♡♡♡♡　どうして、みんな気付かな――♡♡♡♡♡　だめ、動いたらっ、ぁ゛、ぁぁぁぁぁああああああっ♡♡♡♡♡）</p>
<p>ニクは、それを『半変身』と呼んだ。姿は真冬のままでありながら、アリアテネ由来の男性器を生やさせて、ちょっとしたコスチュームを追加するだけ。</p>
<p>……<ruby>コ<rt>・</rt></ruby><ruby>ス<rt>・</rt></ruby><ruby>チ<rt>・</rt></ruby><ruby>ュ<rt>・</rt></ruby><ruby>ー<rt>・</rt></ruby><ruby>ム<rt>・</rt></ruby>と呼ぶには、あまりに悪趣味。それは、まるで貞操帯のようなオナホールだったのだ。がちりとしたベルトは外れることなく、シリコンの筒が男性器をのみ込んでいる。歩くたびに、ほんの少し身じろぎするだけでも、オナホールの内側に生える無数のヒダが、彼女の男性器をぐちゅりと犯す。</p>
<p>ブレスレットによる変身をそこまで変貌させたのが、首に取り付けられたチョーカーだった。本来は魔族の産物であるブレスレットの扱いは、魔族であるニクのほうがよく心得ていたのだ。あんなにも頼もしく思えていたブレスレットが、今では何よりも呪われた不浄な道具のように感じられる。</p>
<p>（も、もぉ゛ぉぉおっ♡♡♡♡♡　こんなにきもぢいのに、<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>ない゛ぃッ♡♡♡♡♡　ぅ゛あっ、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡♡）</p>
<p>じくじくと蝕むような快感が絶えず、それなのに射精もできない。原因を推測するまでもない、あの時にも施された、射精禁止の魔法陣のせいだ。そしてその癖、こんな異常な状態を周囲の誰もが気付いてくれない。そういう隠蔽の魔法だ。</p>
<p>ふと、真冬は思った――こんな隠蔽魔法を使えるのなら、ニクが町で暴れながら女性を襲う必要なんてなかったのでは？　それなら、なぜニクはそうしなかった？　……ああそうか、町で暴れていたのは、<ruby>魔力の豊富な女性<rt>アリアテネ</rt></ruby>をおびき出して捕まえるためだったのか。</p>
<p>正義のヒーローなんて、最初からいなかった。自分がずっと道化――否、それ以下の<ruby>餌<rt>・</rt></ruby>でしかなかったことに気付いてがくぜんとした。</p>
<p>「白百合さま、もしよろしければ、これからお買い物に行きませんか？　私も、白百合さまみたいに何かアクセサリを身に着けてみたくて……」<br />
「……申し訳ありませんが、今日は、これからちょっと用事がありまして」</p>
<p>真冬は小さく笑うと、学友の誘いも断って、学園を出る。</p>
<p>『きっとお勉強やお稽古が忙しいのね』だとか、『本当に努力を怠らない方なのね』だとか、ため息混じりの称賛なんて、彼女の耳には一言も入らなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>真冬が不可視の男性器に襲い来る快感に内心身悶えしながら、商店街の途中にある裏路地を入り、狭い道を曲がること3度、4度。</p>
<p>ぼろぼろの雑居ビルに地下への階段があって、その突き当たりにある分厚い扉の向こうには――。</p>
<p>「ふっ、ぅ゛う……っ♡♡♡♡♡　ふーーっ、ふーーーー……っ♡♡♡♡♡」<br />
「あら、もう来たの」</p>
<p>そこには、かの憎き敵ニクがいた。</p>
<p>彼女は女怪人たちを呼び寄せることもなく、身構えることすらなく、椅子に座ったまま応える。</p>
<p>「3日ぶりかしら。<ruby>周<rt>・</rt></ruby><ruby>期<rt>・</rt></ruby>が短くなってきているわね。魔力が今の生活に適応しようとしているのかしら。生まれながらに用途が決まっている魔族の魔力と違って、人間のは柔軟性があっていいわね」</p>
<p>「ぅ゛う、ぅ゛ぅぅぅぅぅう……っ♡♡♡♡♡」<br />
「お願いがあるなら、ちゃんと言ったほうがいいわよ？」</p>
<p>「……お願いします。射精させてください……ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>それは、よくできた<ruby>シ<rt>・</rt></ruby><ruby>ス<rt>・</rt></ruby><ruby>テ<rt>・</rt></ruby><ruby>ム<rt>・</rt></ruby>だった。</p>
<p>アリアテネ――すなわち真冬を射精管理しながら、日常の中で仕込み続ける。そして射精したくて射精したくて、もう我慢できなくなった時、すなわち魔力の濃厚な精液を放出する準備を整えた時、彼女は自発的にニクの元に行く。そしたらニクは、たっぷり溜め込んだ魔力が空っぽになるまで搾り取ってやればいい。衣食住の世話をしてやる必要もなければ、この世界の治安維持組織が動くこともない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ぅ゛あっ、ぁ゛、ぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡♡♡　やめっ、そんな゛、腰振らないでッ♡♡♡♡♡　ぇぁ゛ぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「『射精させてくれ』って頼んだのはあなたじゃない。今日も、空っぽになるまで、いいえ、空っぽになった後も延々とイッてもらうわよ……っ♡」</p>
<p>「ぁ゛うぁ゛ぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　もう<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>ないッ♡♡♡♡♡　もうでな――♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「ほら、イキなさい。イけ、イけ……イけ……ッ♡」</p>
<p>「っ゛――♡♡♡♡♡　やめ、耳元でささやがないでっ、それ、変んんんんっ♡♡♡♡♡　ぅ゛あああああああっ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「ふふ♡　もう耳を犯されただけでイッちゃうのね」</p>
<p>アリアテネは今日も、ニクに精液を搾られ続ける。最初は1週間ぐらいのスパンだったのに、今では3日おき。戦いのための魔力は全て、精液のための魔力に変質しつつある。やがて、毎日でも搾られないと、男性器がうずいてうずいて気が狂ってしまうようになるだろう。</p>
<p>「そう言えば、貴女に良い知らせがあるわ」</p>
<p>陵辱台の上でアリアテネに馬乗りになったまま腰を振り続けるニクは、不意にそう言った。</p>
<p>「この世界の武器と貴女の提供してくれる魔力のおかげで、あちらの戦争は優勢。さすがは魔王様、銃器を戦略的に取り入れると決めてからは、実に動きが早かったわ。こちらの開発を進めるだけでなく、鉄と硫黄の採掘場を押さえて人間たちの開発を阻害。これで戦力差は絶対的なものになった」<br />
「ぁ゛うっ♡♡♡♡♡　ぁ゛――♡♡♡♡♡　ぁあ、ぁ゛――♡♡♡♡♡」</p>
<p>「これも全部、貴女のおかげよ。貴女が、我々魔族を勝利に導いたの。ありがとう、正義のヒーローさん♡」<br />
「ぅっ、ぐっ♡♡♡♡♡　ぅ゛ぅぅぅぅぅう、ぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううっ♡♡♡♡♡　――っぁ゛♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>アリアテネは一瞬だけ、男性器を襲う快感を無視しようとした。</p>
<p>『自分のせいで見知らぬ世界の人々が犠牲になってしまった』という罪悪感と、『そんな世界の人々のことなんて知ったことではない』という言い訳が、頭の中を行ったり来たりする。</p>
<p>しかし、ほんの数秒で、夥しい射精と共に思考が溶ける。彼女の心など介入の余地がないまま、世界は回っていく。</p>
<p>「もうあなたを向こうに連れていってしまうのもいいけれど、ここの暮らしも悪くないのよね。ライスもパンも嫌においしいし、コンビニってやつもえらく便利だし。だけど、夜に出歩くとケーサツにショクムシツモンとかいうのをされるのは何なのかしら。そういえば、あのケーサツって、夜中に働いてるわけよね。あれ、そしたらコンビニも？　……この世界の人間、頭おかしいんじゃないのかしら」<br />
「ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁぐっ、ぁ゛、ぁ゛ぁぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>説明も説得もなく、腰を振りながらもはや世間話を始めるニク。</p>
<p>その日、アリアテネは魔力と精液が空っぽになって、その後も延々と、心が壊れそうになるぐらい射精させられ続けた。しかし、それはあくまでも、長く永く続く搾精生活のほんの一部にすぎない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、ニクと彼女の率いる女怪人たちが、町の人々を襲うことはなくなった。強力な武器、そして十分な魔力を得るめどが立ったからだ。故に、人々は皆、『きっと彼女がやってくれたんだ！』とアリアテネに感謝し、やがてアリアテネの存在そのものを忘れていく。</p>
<p>しかし、アリアテネという存在が消えたわけではない。彼女は今もなお、終わらない搾精地獄の中で苦しみ続けているのだった。</p>
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		<title>短小ふたなり化した最強の聖女が雑魚サキュバスの寸止め→強制連続射精で搾精敗北して永遠の淫魔専用雄牛さんに成り果てるまで</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 29 Nov 2024 09:00:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
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					<description><![CDATA[魔王討伐の果て、不運が重なってふたなり化の呪いを掛けられてしまった、聖女ニンファエアのお話。彼女は残党のサキュバスを討伐するため辺境の森に赴くも、股間に生えた小っちゃなおちんちんのせいで、あっさり魅了魔法に掛かってしまいます。格下に玩ばれる屈辱を覚えながらも、心と裏腹に、体は性的快感を求めるばかり。手コキから始まって、フェラで生まれて初めての射精を覚えさせられてから、乳首責めと指コキによる苦しい苦しい寸止め、そして――。ちょっとした油断と射精欲が、彼女を取り返しの付かない結末へと誘うことになるのです。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong><br />
魔王討伐の果て、不運が重なってふたなり化の呪いを掛けられてしまった、聖女ニンファエアのお話。彼女は残党のサキュバスを討伐するため辺境の森に赴くも、股間に生えた小っちゃなおちんちんのせいで、あっさり魅了魔法に掛かってしまいます。格下に玩ばれる屈辱を覚えながらも、心と裏腹に、体は性的快感を求めるばかり。手コキから始まって、フェラで生まれて初めての射精を覚えさせられてから、乳首責めと指コキによる苦しい苦しい寸止め、そして――。ちょっとした油断と射精欲が、彼女を取り返しの付かない結末へと誘うことになるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>気付くのが遅すぎた人々と魔王の話。</p>
<p>魔王と呼ばれる人ならざる存在が現れ、魔族を率いて世界の隅っこを己が領土としたのは、ある日突然のことだった。彼の者は、世界に対して堂々たる宣戦布告をした。</p>
<p>しかし、世界の指導者たちにとって、そんなことは知ったことではなかった。遠国の未知なる脅威よりも、隣国との小競り合い。何なら、隣国との小競り合いよりも、自国の権力争い。魔族が隣国を滅ぼそうとも、むしろ『敵国が滅ぼされたぞ』と葡萄酒を片手に笑う始末。時たま『彼の者たちを何とかしようぞ』と言い出したかと思えば、政治的な思惑はここでも交錯し、結局は討伐部隊を散発的に送り込むだけ。逐次投入された戦力は、漏れなく魔族たちの餌となった。</p>
<p>ようやく人々が皆結託する意思を見せ始めたのは、既に世界の5割が滅ぼされたころ。人々は数を減らしすぎたし、魔族は数を増やしすぎた。人々が魔族の脅威に気付くのは、あまりにも遅かった。</p>
<p>魔族の力の源泉とは、人々の欲望だった。彼らは人々の欲望を喰らい己が力とし、時には謀略でもって人々の欲望に付け込んでくる。そんな力があるからこそ、魔王は無敗を誇った。この腐りきった世界で人々は皆、魔族でさえも鼻をつまみたくなるほどの欲望を胸の内に滾らせていたのだから。魔族たちは、日に日に力を増していった。</p>
<p>あの時までは。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔王が突然現れた時のように、魔王の元に1人の少女が現れたのもまた、突然のことだった。</p>
<p>「貴様。我が玉座にたった1人、無傷で現れるとは。何者だ？」<br />
「……答える義理はありません」</p>
<p>聖女ニンファエア。女性……いや、少女と呼んだほうがまだ近いであろう、表情に乏しいが端正な顔立ち。腰まで伸びる、そよ風に吹かれた水面のように波打つ髪は純白。戦士のそれとはまた随分と様相の違うドレス、薄く透ける<ruby>かぶり物<rt>ベール</rt></ruby>も白。豊かな、しかし下品さを感じさせない肢体も白。</p>
<p>魔王は『美しい女だ』と思った。しかし、人間と違って、性欲に誑かされるほど愚かでもなかった。</p>
<p>「久しいな、存分に力を振るえる機会というのは」<br />
「ご覚悟を」</p>
<p>魔王にとって、その戦いはほんの戯れのつもりだった。単調な侵略史に彩りを添える、ちょっとした愉快な出来事。</p>
<p>魔王もまた、気付くのが遅すぎたのだ。</p>
<p>「……なぜ、我が魔法が効かぬ？　……まさか、そうか。貴様、<ruby>持<rt>・</rt></ruby><ruby>っ<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>お<rt>・</rt></ruby><ruby>ら<rt>・</rt></ruby><ruby>ぬ<rt>・</rt></ruby>のか」</p>
<p>聖女ニンファエアは、魔族の力の源泉たる欲望を持っていなかった。この腐りきった世界で、強大な力を持ちながら、加害欲も、支配欲も、名誉欲も、何一つ持っていなかったのだ。彼女を動かすのはただ一つの使命――神の教えに従って、人々を害する魔族を討つのみ。</p>
<p>結局、魔王は聖女ニンファエアによって討たれ、魔族の侵略は終わる。ゆっくり膨み続けた泡がぱんと弾けるように、あっという間のことだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その場には、魔王とは別にもう1人の魔族がいた。聖女ニンファエアとの戦いに敗れた、死にかけの淫魔だった。</p>
<p>「貴様、よくも、よくも魔王様を……！　我が呪いをくらえッ！」<br />
「ッ――！？」</p>
<p>「魔王、様……。今、あなたのお側に参りま、す……」</p>
<p>その行為は、ただの<ruby>破<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>ぶ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>だった。死にかけの淫魔が何かしたところで、今更、魔族が敗北したという運命は変わらない。</p>
<p>「これは、まさか……」</p>
<p>たった1人、聖女ニンファエアの運命を除いては――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔王を斃してからおよそ半年後のある日。聖女ニンファエアは王都より辺境の集落から、さらに歩いた先にある森の奥にいた。</p>
<p>（ようやく、平和な日々が戻りつつあると思ったのに）</p>
<p>ニンファエアは泉で水浴びをしながら、今までのことを思い出す。</p>
<p>世の中は、『魔王が死んで、世界に平和が戻りました。めでたしめでたし』で済むほど単純ではなかった。この世界は相も変わらず、腐りきっているのだから。</p>
<p>祖国では凱旋パレードで祭り上げられ、平和と希望、そして力の象徴として扱われる。世界の危機を救った最強の聖女は、他国への威圧にもってこいの存在だった。世界の半分が滅び、そして救われた今、その<ruby>空<rt>・</rt></ruby><ruby>白<rt>・</rt></ruby>を己が国でもって埋めようと考える指導者の何と多いこと。</p>
<p>（私のほうは、それどころではないというのに……！）</p>
<p>ニンファエアにとって、政治などどうでもよかった。だって、教会に属し、元来修道女として生きてきた彼女の望みはただ、神の教えに従って正しく、つつましく生きることだけだから。</p>
<p>そして、そんなことよりも、もっと大きな<ruby>問<rt>・</rt></ruby><ruby>題<rt>・</rt></ruby>に直面していたから。</p>
<p>「また、<ruby>硬<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby>なっている……」</p>
<p>水に濡れた自身の裸体を見下ろす。</p>
<p>直立していると、年の割には大きめの乳房に隠れてしまいそうだけど、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>は確かにあった。陰毛の生えていない股間にあるのは、ぴちりと閉じた女性器――だけではない、硬く勃起しながらうずき続ける、包皮の剥けた小さな<ruby>一<rt>・</rt></ruby><ruby>物<rt>・</rt></ruby>。</p>
<p>「あの魔族め……ッ」</p>
<p>思い出すだけで、沸々とした憎しみと怒りが全身を焦がしていく心地だった。</p>
<p>魔王を斃した時、生き残りの魔族が掛けた呪い。魔王と比べれば遠く及ばない、しかし魔族としては有数の魔力、そして戦いで消耗したあまりにも絶妙な瞬間。いくつかの困難な条件が偶然重なった結果として、ニンファエアは極めて脆弱な呪いを掛けられてしまう。</p>
<p>その結果が、勃起し包皮がむけてもせいぜい親指程度の大きさしかない、睾丸すらない、あまりにも小さな一物だったのだ。</p>
<p>元々呪いの類に対する高い抵抗力を有していたニンファエアだからこそ、いざ掛かった時の対処法を心得ていなかった。一見したところ呪いの強度は大したものではなく、教会の解呪師ならば取り除けるかもしれないが……。</p>
<p>（『人々の平和と希望の象徴たる聖女が、淫魔の下品な呪いを受けたから解呪してほしい』――そんなこと、言えるわけが……！）</p>
<p>立場と羞恥心が、呪いへの対処を遅らせていたのだった。</p>
<p>「っ、う……。また、うずきが、強く……っ」</p>
<p>呪いによって生やされた一物は、時折強烈な<ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>ず<rt>・</rt></ruby><ruby>き<rt>・</rt></ruby>をまとった。下着が擦れると、思わず腰が引けてしまうようなむず痒さを覚える。</p>
<p>実のところ、ニンファエアとて年頃の娘。<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby>に興味はあるし、自身の女性器を指で軽く触ってみたこともある。しかし、ほんの少しむず痒さを感じただけで、すぐにやめてしまった。快楽に溺れるのは神の教えに反すること。何より今となっては、こんな不浄なものを手で触れるのも憚られる。だから、そんな時は清水で体を清め、心を落ち着かせて、うずきが止まるのを待つことにしていた。</p>
<p>今まではそれで何とかなってきたが、最近はその周期が、どんどん短くなっている気がする。</p>
<p>「……早く、用事を済まさなければなりませんね」</p>
<p>泉から上がって水を拭い取ったニンファエアは、下着をつけ、ドレスとベールをまとう。常にまとうこの純白の装束は、聖女たる責務と誇りの証。</p>
<p>辺境の森に訪れたことには、理由があった。何でも、木こりが最近ここいらで魔族を目撃したとか。魔王を斃した後、残党が世界中に散らばっていた。つのと羽根、尻尾を生やした美しい女性の魔族――その特徴から、サキュバスであると推察される。</p>
<p>人々を脅かす存在を許すわけにはいかない――そんな使命感に混じり込むのは、『呪いを掛けた同種が生きていると思うだけで虫唾が走る』という憎悪。そして、『同種であるならば、この呪いを解く手掛かりが見つかるかもしれない』という期待。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>件のサキュバスは、ニンファエアが思っていた通り、簡単に見つかった。</p>
<p>ほのかに漂う魔力をたどってみると、森の奥にある洞窟にたどり着いたのだ。</p>
<p>「どわー！！？　に、ににに人間んんんん！！？」</p>
<p>サキュバスは洞窟の中で喧しい悲鳴を上げながら後ずさった。</p>
<p>見た目はニンファエアよりは年上だろう、背は高いが、それでも『かわいらしい』と称するか『美しい』と称するか迷う容姿。教会では『短い髪は粗野だ』とよく言われたものだが、それでも彼女の短髪はアメジストで糸をつくったように美しい。</p>
<p>恵まれた体形のニンファエアよりもさらに大きな胸と尻を隠すのは、下着同然……いや、まっとうな下着よりも小さな真っ黒な布きれだけ。悪魔の象徴たる尻尾、コウモリの羽根、ヤギのそれよりもいくらか小さなつの――その特徴は、確かにサキュバスに相違ない。</p>
<p>……彼女を見ていると、何だか腰の辺りがむずむずするのはどうしてだろう。</p>
<p>「ま、まままさか、私を殺そうってんじゃ……！」<br />
「聞かなくとも、分かっているではありませんか」</p>
<p>「うわー、やっぱりー！！　せっかく、せーっかく！　絨毯敷いて家具も作って、ちょっとマシな暮らしできるようになったってのにさー！？」</p>
<p>ニンファエアが殺意を向けても、サキュバスは身構えるどころかただ喚くだけ。魔王軍との死闘を思えば、何という拍子抜けか。</p>
<p>洞窟という場所はお世辞にも文明的とは言いがたいが、なるほど、地面を柔らかな草で覆い、持ち込んだ木材で簡素ではあるがベッドやテーブル、椅子をこしらえてある。天井にぶら下がる照明は何らかの魔法か、本を読む程度の明るさも確保されている。戦いが終わってから半年の間で、随分と住みよくしたらしい。</p>
<p>もっとも、だからと言って討伐をやめる理由にはならないのだが。</p>
<p>「お、おお願いです、助けてくださいいい！？　私ほんと弱っちくて、倒しても経験値1しか入らないよ！？　スライムと同レベル！　MPの無駄じゃん！！　それに私、戦争とかそういうの興味ないし！！　ほんと大人しくしてるしいいい！？」<br />
「喧しいですね。魔族である貴女を生かしておく理由がどこに、しかし……」</p>
<p>それでも、ニンファエアは彼女を殺すのをためらった。</p>
<p>慈悲の心があったわけではない。ただ、ここで淫魔である彼女を殺せば、呪いを解く手掛かりを失ってしまう。戦意すらない脆弱な魔族は、拷問に掛けるには都合が良いかもしれない。半端に強力な魔族が相手だと、暴れられた時、勢い余って殺してしまうかもしれないから。</p>
<p>思考によって生まれた、ごくわずかな時間。サキュバスはパニックに陥ったまま、両手をニンファエアのほうに付きだして、魔力を放出するのだ。</p>
<p>「す、すすすす隙有りーーーー！！」<br />
「私に隙なんてあるわけが……」</p>
<p>サキュバスのその行為は、ただの<ruby>破<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby><ruby>ぶ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>だった。大した力を持たない彼女が何かしたところで、目の前の何だかすごく強そうな女がどうにかなってくれるだなんて思えない。</p>
<p>そして、その考えはニンファエアも同じだった。くだらないと思った。魔王すら斃す聖女たる自分が、低級のサキュバスにどうこうされるわけが――。</p>
<p>しかし次の瞬間、ニンファエアの体に異変が起きるのだ。</p>
<p>「くあぅ――！！？　な、何――！！？」</p>
<p>全身の皮膚がぶわりと鳥肌立つような興奮が、胸から湧き出してきた。肌寒さを感じる一方で、体の芯が燃えてしまいそうなぐらい熱い。</p>
<p>ひらひらとしたドレスの衣擦れが、嫌にくすぐったい。全身の中でも、その感覚の最たる部位は――ニンファエアが自身の体を見下ろすと、無理やり抑え込んだはずの一物が、また硬く勃起している。</p>
<p>間違いなく、サキュバスの放った<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>が、ニンファエアに何らかの影響を与えたのだ。</p>
<p>「うそっ、き、きき効いたっ！！？」</p>
<p>「あ、貴女は……！　一体、どうして……っ！」<br />
「いいいや分かんない。私の<ruby>魅了魔法<rt>チャーム</rt></ruby>、男の人にしか成功したことないのに。あなた、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>どうなってるの？」</p>
<p>ニンファエアが問うても、サキュバスは要領を得ない答えを返すだけ。それどころか彼女は、内股になって身悶えしているニンファエアの着るドレスの上から、股間をまさぐり始めるのだ。</p>
<p>「ぅあうっ！！？　あ――♡」<br />
「うおっ、何かある！？」</p>
<p>「何をして、やめ――！？」<br />
「お、おおお、これは、まさか……！　やっぱり、おちんちん生えてるーーーー！！」</p>
<p>下着を無理やり下ろされたニンファエアは、ぐるぐると目が回る心地がした。</p>
<p>何だ、この状況は？　殺すべき相手をまだ殺すことができず、それどころか下着を下ろされ、下半身を晒されている？　揚げ句の果てに、ずっとひた隠しにし続けていた自分の恥ずかしい呪いをまじまじと見られている？　こんな、低級の魔族に？</p>
<p>「はー、なるほど、ふたなり化の呪いかぁ。こりゃ<ruby>同<rt>・</rt></ruby><ruby>族<rt>・</rt></ruby>の仕業だね。だから、男の人にしか効かない私の魔法も効いちゃったわけ。しかし、こりゃ……」</p>
<p>そして、そんな低級の魔族は、ニンファエアにとってもっとも恥ずかしい部位を見つめながら、吹き出すように笑うのだ。</p>
<p>「ぷっ、くくくく、くくくくくく……！？　何この小っちゃいおちんちん……！　かわっ、皮かぶってないのに……！？　か、かわいいいい……♡」<br />
「な――！？　何を、ばかにして――！！」</p>
<p>「いやだって、ぷくく、こんな小っちゃい大人おちんちん見たことが……！　もしかして、これ掛けた子の趣味……いや、それはないか。呪いの強さの感じも、何だかしょっぱいし。ねえ<ruby>君<rt>・</rt></ruby>、見たところ聖職者っぽいけど、こんな呪いも解けないの？　もしかしてザコぉ？」<br />
「ッ～～～～！！？」</p>
<p>ニンファエアの顔が、羞恥と怒りで真っ赤に染まる――こんな脆弱な魔族に、ここまで侮られるなんて！</p>
<p>経緯の知らないサキュバスには、知る由がなかった。彼女の何十倍か、何百倍か――あまりにも大きすぎる二つの魔力の間に発生した、ほんの微量な差、それによって奇跡的に生まれた脆弱な呪いだということ。そして、それを解呪することを、あまりにも強大すぎる立場が許さなかったということ。</p>
<p>しかし、現に彼女は今、目の前にいるサキュバスのいたずらに抗うことができないのだ。</p>
<p>「っ……！　こ、この呪いを解けば、貴女の命だけは、助けて差し上げます。だから……」</p>
<p>「え～？　やだ♡」<br />
「――ぁうあっ！！？」</p>
<p>最初は喧しく喚いていたサキュバスも、だんだんと種族としての<ruby>貌<rt>・</rt></ruby>を現わしていく。すっかり調子に乗った彼女は、直立したままぷるぷると震えているニンファエアの、その小さな一物を指でつまむのだ。</p>
<p>「やめ……！　不用意に触――っ♡　ぁ、ああ、ああああ……！？」<br />
「ほぉら、おちんちんしこしこしこしこ～♡」</p>
<p>「ひぁう♡　ど、してっ、なんで動かし――！？　それっ、あ、ぁぁああ！！」</p>
<p>サキュバスが一物をつまんだ親指と人差し指を前後に動かすたびに、腰が抜けるようなむず痒さがやってくる。むず痒さ……いや、ごまかしようがない。これは『気持ちいい』だ。</p>
<p>「やめ、なさっ！！　こんなの、許される、わけが……！　ぁっ♡　ぅぅぅうううッ！！？」<br />
「無駄無駄♡　どんなに口で『嫌だ嫌だ』言ってもね、<ruby>魅了魔法<rt>チャーム</rt></ruby>に掛かった人間は、おちんちんしこしこされたくて仕方なくなっちゃうんだよぉ♡」</p>
<p>まずいと思った。すぐにでも、目の前のサキュバスを殺さなければと思った。快楽に溺れてはいけないというのは、神の教え。しかも、よりにもよって、魔族が齎すこの感覚に溺れていいわけがない！　この『気持ちいい』は不快だ！！</p>
<p>しかし、自分の理性に反して、肉体は快楽を受け入れ続ける。握りこぶしを腰の横でぷるぷると震わせ、内股に立ったまま。勃起した一物からは我慢汁を、その下にある女性器からは愛液を垂らし続ける。呪いを掛けられてから半年、無自覚の禁欲は、サキュバスからの手淫を余計に強力なものにしていた。</p>
<p>「うんうん、敏感敏感♡　だけど、結構我慢するねー。もしかして、こーんな小っちゃいおちんちんだから、ぴゅっぴゅの仕方も知らないのかなぁ？」<br />
「くぁっ、ひ♡　ばかにして、絶対に、ゆるさっ、ひゃ、ぁあっ！？」</p>
<p>「仕方ないなあ。おねーさんが教えたげる♡　せっかくの<ruby>初<rt>・</rt></ruby><ruby>物<rt>・</rt></ruby>、こぼしちゃうのももったいないしね……っ♡」</p>
<p>ニンファエアには、サキュバスの言っていることが理解できなかった。ただ、自分をばかにするような口ぶりが気に入らなかったぐらいだ。だから、喘ぎ声混じりの説得力に欠けた罵声を浴びせるだけ。</p>
<p>そしてサキュバスの行動は、ニンファエアの想像をことごとく超える。彼女は突然、『あーん♡』と口を大きく開けて、ニンファエアの一物を口にくわえ始めたのだ。</p>
<p>『そんなものを、口に含むなんて』――そう言う暇もなかった。</p>
<p>「ふぁぅぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡　っ――！！？」<br />
「ふぅうん♡　<ruby>ひっひゃふてもかひゃひねぇ<rt>小っちゃくても硬いねぇ</rt></ruby>♡」</p>
<p>「やめっ、喋っ♡♡♡　舌、当たってっ！！？　っ～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>ただ、一物を含んだ口をもごもごさせるだけ。<ruby>口淫<rt>フェラチオ</rt></ruby>としては実に拙い――いや、『口淫』と呼んでいいのかすら怪しい。</p>
<p>たったそれだけで十分だった。ニンファエアは腰が浮きそうなむず痒さと共に、一物の奥で<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>をせき止めていたものが、どろりと溶かされるような心地がしたのだった。</p>
<p>「ぁ、うぁあっ♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！？　ッ、あ――！！！　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>一物を生やされて半年で初めての射精――いや、生まれて初めての絶頂は、歯を食い縛っていなければ、自分を見失ってしまいそうな快感だった。</p>
<p>小さな一物には不相応な量の精液が、サキュバスの口に注ぎ込まれる。女性器からは、愛液がだらだらと垂れ流し。体液が滴る膝は、がくがくと震えっぱなし。</p>
<p>しかし、今までにない快感に打ち震えているのは、ニンファエアだけではなかった。</p>
<p>「んぐっ、む、ぅぅううっ♡♡　ごくっ、ごくごく……っ！　じゅるるるるるるるっ♡♡」<br />
「やめっ、そんな吸って――！！？　ひ――♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡」</p>
<p>サキュバスがニンファエアの一物をしつこくむしゃぶり続ける。</p>
<p>陰茎が引っこ抜けてしまいそうなぐらいに吸い付き、嚥下と共にぬるぬるした舌が上下に跳ねる。そのせいで、気持ちよさが止まらない。断続的な射精が、何度も何度も襲ってくる。</p>
<p>「くぁ、くっ、ぅう～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡　も、だめ、脚が――！！？　ぁ――」<br />
「じゅるるるる、じゅるるるるる……！　んぐっ、む――ちゅぽんっ」</p>
<p>しつこい口淫がようやく終わったのは、あまりの快感にニンファエアが尻もちを付いて、一物がサキュバスの口から離れてしまった時だった。枯れ草で作られた絨毯のおかげでニンファエアがけがをすることはなかったが、絶頂の余韻が腰にまとわり付いて、脚に力が入らない。</p>
<p>そして、サキュバスは喉をごくんと大きく鳴らすと、まるで<ruby>神々の酒<rt>ネクタル</rt></ruby>を飲んだかのような恍惚とした表情を浮かべるのだ。</p>
<p>「ふおおおおお♡　何この子の精液、すっごい上質ぅ♡　魔力がこう、たっぷりで、こう、芳醇でぇっ♡」</p>
<p>もしも精液に良し悪しがあるとすれば、聖女たるニンファエアの精液は上質な魔力が豊富に含まれていて、さぞ美味なのかもしれない。</p>
<p>しかし、ニンファエア――いや、人間にとって、そんなことは理解も共感もできない。嘲笑のない心からの賛辞が、まったく響かない。だって、ニンファエアにとって、サキュバスなんてどうでもいい存在なのだから。</p>
<p>それでも、サキュバスにとって、ニンファエアはどうでもいい存在ではなかったらしい。</p>
<p>「……本当は、適当に分からせたら帰しちゃうつもりだったんだよ？　本当だよ？　人間とのトラブルなんて、もうこりっごりなんだから」<br />
「ぅあ、ぁ……」</p>
<p>「だけど、君のことは、帰したくないなぁ……っ♡」</p>
<p>サキュバスのその表情は、種族としての貌とは別に、何か強い執着を感じさせた。どこか、心をむず痒くさせるような。</p>
<p>そして、サキュバスは尻もちを付いたニンファエアの腕をつかみ、無理やり起き上がらせて歩き始める。</p>
<p>「ねえ、もっとシよ？　たくさん、たーっくさん、気持ちいいことシよ？」<br />
「やめ、どこに、連れて……っ」</p>
<p>せっかくの情事なのだから、部屋のど真ん中で立ったまますることはない、もっと相応の場所で――それは、男に抱かれたことのないニンファエアでも、十分理解できる心理だった。</p>
<p>しかし、サキュバスの行動は不用意だ。ニンファエアはひっそりと、サキュバスにつかまれていないほうの腕を軽く振った。</p>
<p>（体が、動く……）</p>
<p>本来サキュバスは、ニンファエアが射精し放心したところで、さっさと逃げてしまうべきだった。</p>
<p>たった1度の射精によって、性欲というものをいくらか解消できたニンファエア。サキュバスの施した<ruby>魅了魔法<rt>チャーム</rt></ruby>の効果も弱まっており、まだふらふらしているが何とか歩くことができる。ニンファエアにとっては、殺すにも逃げるにも、今が好機。彼女にはそれほど膂力があるわけではないが、その不足をどうとでもできる、圧倒的な魔力がある。</p>
<p>しかしニンファエアは、ほんの少しだけ、本当にほんの少しだけ思った……いや、自分に言い聞かせてしまったのだ。こんな風に強引に腕をつかまれてしまったら、抵抗できないのも仕方ない。機会さえあれば、いつでも、どうとでもできる――と。</p>
<p>「いやー。いつか使うかもって思って作ったけど、本当に使う時が来るなんてね」</p>
<p>サキュバスが連れ込み、そしてニンファエアの手首に宛がい始めたのは、洞窟の壁に打ち込まれた拘束具だった。</p>
<p>街道に転がっている廃馬車でも加工したのだろうか。金属の枷と鎖で作られた、両手首を肩口辺りで留めるだけの実に簡素なもの。ニンファエアの少女相応の膂力であれば確かに抜け出せそうにもないが、魔力を使えばどうか。しかも、拘束する対象の体格が考慮されていないのか、鎖の長さも余っている。これでは、近寄ってきた相手を脚で蹴り飛ばすことも、腕で絞め殺すこともできるだろう。岩壁に枯れ草を貼って背中が擦れないようにしている辺りからも、サキュバスが享楽に傾倒しすぎているのが分かる。</p>
<p>「……こんなことしても、無駄ですよ。私は、絶対に魔族などに屈しません」</p>
<p>「やだな～、そんなんじゃないって。私はただ、気持ちいーことがしたいだけっ。君も、気持ちいいのうれしいでしょ？」<br />
「誰が……っ。こんなもの、欲しくもありません」</p>
<p>ニンファエアは抵抗らしい抵抗をせず、ただ口がそれらしい言葉を紡ぐだけ。</p>
<p>しかし、気まぐれにほとんど近い空虚な言葉が、サキュバスの琴線に触れたらしい。</p>
<p>「……ふーん」</p>
<p>サキュバスのどこか含みを持った笑みは、ニンファエアの胸を妙にざわざわさせたのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>キスができそうな距離。ニンファエアがサキュバスを間近で見てみると、彼女は本当に美しい。美術品がそのまま具現化したかのような美麗さでありながら、そのくだけた言動には町娘のような愛嬌がある。自分がお堅い修道女であったことに自覚があったからこそ、そういう女性には少なからず憧れがあった。ああ、<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>がサキュバスでなければ。魔族でなければ！</p>
<p>そんな風に、もやもやとした感情を胸に抱きつつサキュバスに見とれている間のことだった。</p>
<p>「――ふっ、ぅう！？」</p>
<p>急にやってくる快感は、一物にではなく乳房に。</p>
<p>サキュバスが、ニンファエアの胸をもみしだいてきたのだ。</p>
<p>「うーん、きれいなおっぱい♡　この大きさでー、柔らかくてー、でもちゃんと張りがあってー♡」<br />
「こんなところ触って、んっ、何がいいんですか……っ」</p>
<p>「にひひっ♡　焦らない焦らない、前戯って大事だよぉ」<br />
「焦ってなど、ぅあっ♡　つぅ……！」</p>
<p>温かく柔らかな手が、年の割には大きめの乳房に食い込んでいく。その指遣いはあくまで優しく、人肌の温もりが筋肉を弛緩させていく――これはこれで、悪いわけではないが……口でもって射精させられた今、少し物足りない。</p>
<p>しかし、サキュバスの指が下着の中に潜り込みニンファエアの乳首をつまんだ瞬間、快感は一気に強くなる。</p>
<p>「ひぁ――んぐぅ！？　っ、っ～～～～♡♡」<br />
「あっ！　もう、声我慢しないで、苦しいでしょー？　ほぉら、そんなことしても、全部全部曝け出されちゃうぞぉ♡」</p>
<p>「やめっ、服、脱がせ――っ！？　ぁっ、ぁぁぁあっ♡♡」</p>
<p>サキュバスの手がドレスをはだけさせ、下着を完全に外し、薄桃色の小さな乳首を親指と中指を使って前後にしごいていく。</p>
<p>1度は射精したはずのニンファエアの一物は、いつの間にかまた硬く勃起していた――胸だけでは物足りない。<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby>に触ってもらわなければ。だけど、魔族によって齎される快感をよしとするなんて――相反する感情のせいで吐き気を催してしまいそうだ。</p>
<p>魔族に対する敵意故、ニンファエアはサキュバスに対して懇願できない。だからこそ、サキュバスがひとしきりニンファエアの乳首を弄くった後に、いよいよ一物に手を伸ばし始めた時、ニンファエアは少しだけ『都合がいい』と思った。</p>
<p>しかし、完全に思い通りとはいかない。</p>
<p>「くひゃぅぁ♡♡♡　なに、その変な触り方――ひっ、ぁぁああっ♡♡♡」</p>
<p>先ほどのような、素直な手付きではない。人差し指と中指を立てて、2本指でかりかりとくすぐるような、意地悪な手付き。</p>
<p>「知らない？　指コキっていうんだよぉ。こうやって焦らして、おちんちんにたっぷり精液を溜めるの♡」<br />
「ゆび、こ――！！？　いいから、これ、やめ――♡♡♡　ひぅ、あんっ♡♡♡」</p>
<p>「ぁ～、ほんとすっごい敏感なおちんちん……♡　指でちょっと触っただけで、びくびくしてるぅ……♡」</p>
<p>裏筋を指先でくすぐられる度に、小さな一物がびくんと跳ねる。ニンファエアは何だか、一物でダンスか何かでも踊らされているような気がして、ものすごく癪だった。だけど、ああ、確かにこれは気持ちいい。くすぐられる時のぞくぞく感が癖になりそうだ。</p>
<p>しかし、30往復、40往復と指先で裏筋をくすぐられていると、快感の中にある<ruby>不<rt>・</rt></ruby><ruby>快<rt>・</rt></ruby><ruby>感<rt>・</rt></ruby>に気付く。</p>
<p>（これ、いつになったら、射精でき……っ♡）</p>
<p>たった1回の射精でも、推し量れることがあった。もしもサキュバスがニンファエアの一物を口にくわえてしごいていたら、あるいは握ってしごいていたら、はたまたあるいはつまんでしごいていたら、これだけの時間があればとうに射精できていたはず。</p>
<p>しかし、指コキと呼ばれるこの方法はこんなにもぞくぞくするというのに、一向に射精する気配がやってこないのだ。何だか、射精できないまま、下腹部に気持ちよさを溜め込まれているよう。延々と、少しずつ、巨大な水瓶の中身を水滴でもって満たしていくように。</p>
<p>ガチン。</p>
<p>「ぁ――」<br />
「拘束されてるの、忘れちゃった？」</p>
<p>ニンファエアは、無意識の内に自分の手で一物を慰めようとしていた。しかし、手首に巻き付いた長さ余りの拘束具は、一物を手で握れるほどまでは長くない。</p>
<p>あんなに忌避していたものに、自分で触れようとしていたなんて――そうがくぜんとする以上に、射精できないのがつらかった。</p>
<p>「ふっ、ぅぅううっ♡♡♡　ぁ、ぅあ、ぁぁぁぁぁあ……！！？」</p>
<p>小さな一物の先から、透明な液体がだらだらと零れる――違う、それではない。私が出したいのは、透明ではなくて、もっと白く濁った――ニンファエアは自分がとんでもないことを考えていることに気づき、頭を横にぶんぶんと振る。</p>
<p>それでも、理性は全身にまでは及ばない。彼女の腰は無意識の内に前後に動き、自ら一物をサキュバスの指に押し当て始める――ああ、気持ちいい。サキュバスが刺激を強くしてくれたのか――自分のしていることに目を背けながら。</p>
<p>しかし、一物の根元が持ち上がるような気配を感じた矢先、サキュバスは立てた指をすっと離してしまうのだ。</p>
<p>「自分で気持ちよくなるのはだーめ♡」<br />
「ぁ゛、ぁぁぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁああ――！！？」</p>
<p>「――<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>、<ruby>欲<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>んでしょ？」</p>
<p>せっかく近づいてきた射精感が、また遠のいていく。今日1度も、それどころか今までの戦いの中ですら上げたことのない悲鳴が、ニンファエアの口から零れた。</p>
<p>いい加減、ニンファエアも気付いた。サキュバスは、ニンファエアに快感を与えながら、射精を許さない。そういうやり方なんだと。</p>
<p>「ぅあ゛、ぁぁぁぁあああっ♡♡♡　やめ、こんなの、やめでくださいぃっ！！？」<br />
「まあまあ、別に痛くしてるわけじゃないんだからさ。せっかくだから、おっぱいも触ったげるねぇ♡」</p>
<p>「ひっ、ぃぃぃいいっ♡♡♡　やだっ、それ、つら――！！？　ぅ゛ぅぅううううっ！！？」<br />
「おちんちんかりかりしながら、乳首もしこしこ♡　すごいね～、私だったら、こんなことされたら気持ちいのたくさん欲しくなっちゃうなぁ～♡」</p>
<p>ニンファエアは、乳首と一物を弄くられたままの状態で、全身をめちゃくちゃに暴れさせた。ガチガチガチガチ、ガチガチガチガチ！　――拘束具の音が洞窟内で喧しく響く。決して、今の拘束から逃げ出そうとしたわけではない。ただ、どうにかして一物にもっと強い刺激を与えたかっただけだった。</p>
<p>腰を振って、空気の摩擦でも、遠心力でも、何でもいいから刺激を得ようとした。しかし、空気は軽く、小さな一物では遠心力で血液を海綿体に集めることすらできない。脚を持ち上げて、自分の内股か足先で一物を刺激しようとした。しかし、一物があまりに小さすぎて、内股も足先も届かない。</p>
<p>「……<ruby>暴<rt>・</rt></ruby><ruby>発<rt>・</rt></ruby>なんてできると思わないでね。私、サキュバスだよ？　おちんちんイカせるのは得意だけど、それと同じぐらい、イカせないのも得意なんだから♡」<br />
「ぅぁ゛ぁぁぁぁぁぁああっ♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああーーーーっ！！？」</p>
<p>ニンファエアは、ほんの少しでもサキュバスに軟化しかけたことを悔やむのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、指コキと乳首責めによる寸止めは延々と行われた。サキュバスを見つけた時はまだ日が昇りきっていなかったはずなのに、洞窟の入り口のほうからは今、ほのかに赤い光が差し込み始めている。</p>
<p>「くっ、ぅ゛、ぅぅぅうううう♡♡♡　ふっ、ぅう、ぅぅぅぅううううっ！！！」</p>
<p>目を血走らせ、歯をむき出しにしてふーふーと息づくニンファエア。その姿は聖女というより、餌を前にお預けをされている獣に近い。</p>
<p>そんな彼女に対して、サキュバスは優しくほほ笑んだ。</p>
<p>「私さ、人の考えって変わるものだと思ってるの」<br />
「突然、何を言って……ッ」</p>
<p>「だからさ、今までのことぜーんぶ忘れて、正直な思いを聞きたいな――イキたくない？」<br />
「ッ――」</p>
<p>「ねーえ♡　イ、キ、た、く、な、い？」<br />
「っ……♡♡♡　だったら、何だと、言うんです……ッ！！！」</p>
<p>「うんうん、そっかぁ♡　だったらね、うーん、じゃあ、そうだねぇ」</p>
<p>先の『快楽など欲しくもない』というニンファエアの態度と比較すれば、随分と折れた言葉。しかし、それでも『イカせて』と泣いて懇願しないのは、聖女としての精神力と自尊心があってのもの。</p>
<p>生意気な答えだが、サキュバスにとっては十分だった。</p>
<p>「……私の言うこと何でも聞いてくれたら、たくさんイカせてあげる」<br />
「それ、は――」</p>
<p>サキュバスのその言葉に、ニンファエアは一瞬だけ考え込む――この魔族は、果たして何を要求するつもりなのだろうか。最も考えられるのは『自分のことを見逃して』。あるいは何か別のことを？　家事手伝い、物探し、窃盗、復讐、殺人――。</p>
<p>しかし、ニンファエアが思考できたのは、ほんの一瞬だった。考えるよりも先に、口が動いたのだ。</p>
<p>「……分かり、ました」</p>
<p>ほとんど反射的に応えた後、ニンファエアは慌てて怒気と憎悪をむき出しにした表情を作る。</p>
<p>心からの屈服ではない。あくまでも、取引に応じただけ。ほんの少しの妥協。どれだけの責め苦を味わっても、聖女たる自分が魔族に媚びることなどあり得ない。忘れるな、こちらにはお前を塵にできる力がある、生殺与奪を握っているのはこちらだッ！！</p>
<p>「いいの？」<br />
「……貴女の言うことに従えばいいんでしょう」</p>
<p>――いくら心の中で強がっても、もう無駄だというのに。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「うーん。それじゃあ、待ちに待った1発目はどうしよっか？」<br />
「っく……♡　ぅ゛ぅう……！！」</p>
<p>一物の前で指をくるくるさせるサキュバスに、いら立ちを覚えるのはほんの一瞬だけ。</p>
<p>「そんなに焦らなくても大丈夫だよぅ。……っていうかね、私もずーっと我慢してたから、もう限界なんだよ……っ♡」<br />
「っあ――♡♡♡」</p>
<p>小さな一物を、手のひらで包み込むようにぎゅっと握られる。たったそれだけで、一物の根元がびくびくと震えながら持ち上がっていく。体が待ち望んでいたはずの快感。しかし、それは幸福などではなかった。</p>
<p>「しこしこしこしこ～っ♡」<br />
「ぅ゛あぁぁぁあああああああっ！！！？　待っ――♡♡♡♡　いきなり、強――！！！？　ぁ゛ぁぁぁぁぁああああああああああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>強く握り込んだ手で一物を激しく前後にしごかれる快感は、ニンファエアの許容量をあっという間に突破した。</p>
<p>「っあ゛――♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁあああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　だめ、<ruby>中<rt>・</rt></ruby>、熱――！！！？　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」<br />
「うっはぁ、精液のシャワー♡　こういうぜいたくな搾り方、1度やってみたかったんだよね～♡」</p>
<p>煮詰めたように粘度の高い精液が、尿道の隅から隅までをくすぐっていく。あまりにも射精の勢いが強かったから、あまりにサキュバスの手コキが激しかったから、吹き出した精液があちこちに飛び散っていく。それは、普通の人間同士の交尾では起こり得ない射精。</p>
<p>そして、苦痛の快楽搾精は続くのだ。</p>
<p>「ほらほら、どんどんいくよぉ♡　お預けした分、たーっぷりぴゅっぴゅさせたげるからねぇ♡」<br />
「ぉ゛あっ♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉおおおおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？　だめ、出した直後――♡♡♡♡　先が敏感に――♡♡♡♡　ぅ゛ぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡」</p>
<p>「ぅははっ、また<ruby>射精<rt>で</rt></ruby>たぁ♡」<br />
「っ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　ぁぐっ、ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡　これ、きづ――っ！！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>射精直後もなお続けられる搾精。お預けにされてつらかったのは、サキュバスも同じだったのだろう。少し急いたような乱暴な手コキが、小さな一物の根元から先っぽまでを隅々まで陵辱していく。</p>
<p>ニンファエアの視界がちかちかと明滅する。膝ががくがくと震える。もしも両手首を拘束されていなかったら、とっくに腰が抜けて地面にへたり込んでいたはずだ。</p>
<p>一物が、下腹部が、下半身が、全身が、脳までもがどろどろに溶かされるような心地がする。こんなに気持ちいいだなんて聞いていない！？</p>
<p>「おねがっ、だめ――！！！？　いっだん止めで、くだ――っ♡♡♡♡　止まらないの゛っ、おがしっ、おかしぐなる――！！！？　ぎっ、ぃ゛い～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>ニンファエアは必死にサキュバスに制止を呼び掛けた。しかし、サキュバスはうっとりするような笑みを浮かべながら、一心不乱に一物をしごき続けるだけ。</p>
<p>それならば、自分で何とかして、射精を止めようと思った。腹筋に力を込めて、精液の移動を妨げる。あるいは、腰を左右に振って、サキュバスの手から逃げる。いっそのこと、拘束されていない脚でサキュバスを蹴り飛ばしてしまう。しかし、何をどうしようと思っても、快感はなくならない。</p>
<p>……それどころか、体が思うように動かない？</p>
<p>「君の躰、<ruby>魅了魔法<rt>チャーム</rt></ruby>を掛けたみたいになってるぅ♡　そんなに気持ちいいことして欲しかったんだぁ……っ♡」</p>
<p>サキュバスのかけた脆弱な<ruby>魅了魔法<rt>チャーム</rt></ruby>がとっくに解けてしまっていたとしても、無自覚の被搾精願望に塗れた体が抵抗を許さない。どれだけニンファエアの心が拒絶しようとも、体は乾いた砂漠のように<ruby>水<rt>かいらく</rt></ruby>を欲し続ける。</p>
<p>それでもニンファエアは、この気持ちよさを何とかしたくて仕方なかった。思うように動かない体に喝を入れて、脚をふらふらと持ち上げる。それは彼女の精神力の為せる業。</p>
<p>しかしそんな儚い抵抗は、サキュバスがあっという間に、ニンファエアの両太ももを抱きかかえるようにして抑え込んでしまった。</p>
<p>「ほぉら、乱暴しちゃだめだよ。<ruby>大<rt>・</rt></ruby><ruby>人<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby>」<br />
「ぅぐ――！！！？　はっ、ぁぁぁ……っ♡♡♡♡　はぁぁぁぁ……っ♡♡♡♡」</p>
<p>自分の太ももに両腕を回すサキュバスを見て、ニンファエアはちょっとだけ『助かった』と思った。だって、両腕がふさがっていれば、自分のものを手でしごくことなんてできないから。</p>
<p>しかし、サキュバスは自分の目の前にあるニンファエアの一物を見つめると、彼女を見上げながらにんまりと笑う。</p>
<p>「あ、この体勢、ちょうどいいや」<br />
「な――！！！？　ど、どうしでっ、そんな、<ruby>口<rt>・</rt></ruby>を大きく開け――ッ♡♡♡♡」</p>
<p>「いただきまーす♡」<br />
「――ひゃぁぅぁあああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>そうして、手による搾精の後は、口による搾精が始まったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「じゅるっ、じゅるるぅうっ♡　ん～やっぱひ君のおちんひん、小っひゃくてかわひぃなぁ♡」<br />
「ふぁぅぉおっ♡♡♡♡♡　ひひゃっ、何っ、これ――！！！！？　こんな、知らなひっ♡♡♡♡♡　しらなひぃぃぅぁぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>今までの力んだ喘ぎ方から一転して、ニンファエアの口からは甲高い、間の抜けた声が溢れ始める。その快感は、ニンファエアの経験したことのないものだった。</p>
<p>ここに来た当初も、サキュバスは口淫で射精を促してきた。だけど、当初のただ口をもごもご動かすだけのそれとは、あまりに舌遣いが違う。小さな一物の中でも特に敏感な裏筋を、唾液のたっぷり乗った舌の表面でじゅりじゅりとしつこく摩擦される。これこそが、サキュバス本来の口淫だ。</p>
<p>「ぃひ、あ゛――ッ♡♡♡♡♡　っひぁ゛ぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひっ、ぃ゛ぃぃいい――♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「んぐんむぅっ♡♡♡　ごきゅっ、ごきゅ――♡♡♡　おいひぃぃ～♡♡♡」<br />
「ぉ゛――♡♡♡♡♡　ぁ、ぁ゛――♡♡♡♡♡　ぁ゛～……♡♡♡♡♡」</p>
<p>体がどくんと飛び上がるような、あまりに強い射精の衝撃が、ニンファエアの意識を吹き飛ばした。</p>
<p>気絶。長い戦いの中でも、経験したことはなかった。意識を無理やり奪われていく感覚は、少し怖い。だけど、今はその静寂が救いのように思える。ああ、体を襲うあまりにも強烈な気持ちよさが、だんだんと薄く……。</p>
<p>しかし、次の瞬間、予想外の部位に衝撃が襲った。</p>
<p>ズブリ。</p>
<p>「――んぐぉッ♡♡♡♡♡　ッ゛――！！！！？　ッ゛――！！！！？」</p>
<p>まさか？　そんな！？　だって！！？　――あまりにも<ruby>あ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>ま<rt>・</rt></ruby><ruby>り<rt>・</rt></ruby>な感覚に、夢を見る1歩手前だったニンファエアの意識が無理やり引き戻される。『その感覚こそ<ruby>現<rt>うつつ</rt></ruby>ではなく夢の中のものだ』と思いたかったけれど、ああ、勘違いではない。</p>
<p>サキュバスが、ニンファエアの背後に回した指を、尻穴に突っ込んでいたのだ。</p>
<p>「大丈夫？　白目むいちゃってたよ？」<br />
「な、に゛――！！！？　をしてっ！！！？　そんなところをぉ゛ぉお――！！！？」</p>
<p>サキュバスは笑いながら、尻穴に挿れた人差し指をぐにぐにと動かしてくる。</p>
<p>ニンファエアは絶叫した。『信じられない』と思った。今までも散々信じられないことばかりだったけれど、その行為が1番信じられない。だって、不浄の穴に指を挿れるだなんて、信じられるわけが……。</p>
<p>しかし、その行為は<ruby>本<rt>・</rt></ruby><ruby>物<rt>・</rt></ruby>だ。</p>
<p>「ぅ゛あぅぉ――♡♡♡♡♡　なに゛、これ――♡♡♡♡♡　奥、熱い――♡♡♡♡♡　ぉ゛、ぉ゛ぉぉぉおおおおおおおおおおっ♡♡♡♡♡」<br />
「知らない？　前立腺っていうの。ふたなりっ<ruby>娘<rt>こ</rt></ruby>にもあるんだねぇ～♡　ここをこりこりしたげるとね、どーお？　押し出されるみたいでしょ♡」</p>
<p>「や゛めっ♡♡♡♡♡　これ、でる♡♡♡♡♡　無理やりだされッ♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉおおお、ぉ゛ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>指が、一物の根元にある何か不思議なものを圧迫していく。そのたびに、がちがちに硬くなった一物がさらに硬く勃起して、根元からぞくぞくとした何かが上ってくるような怖気を感じる。怖い。怖い。怖い。しかし、体は紛れもなくその感覚に悦んでいる。だからこそ、ニンファエアは身じろぎすらできず、ただ唇を突き出しながら、声を上げることしかできない。</p>
<p>「だめ、だめ――ッ♡♡♡♡♡　これいじょっ、押されだら――ぉごぉおッ♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ゛――♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉおおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>前立腺を刺激されたことによる、ぼとぼとと零れるような不自然な射精。代わりに、一物の下にあるニンファエアが本来持つ女性器から、潮がぶしぶしと勢いよく吹き出した。</p>
<p>「やめ゛っ、やめで――♡♡♡♡♡　やめでぐださい゛ぃぃぃいいいいいっ♡♡♡♡♡　これいじょっ、これ以上はぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡」<br />
「え～♡　でも、君だっておちんちんずっとかちかちじゃーん♡　本当は、もっとたくさんぴゅっぴゅしたいんでしょぉ♡」</p>
<p>「だってっ、こんなの゛、おがしっ♡♡♡♡♡　おがしいぃいっ♡♡♡♡♡　どうしてなくならなッ♡♡♡♡♡　わだしの体っ、こわ゛れっ、ぁ、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡」<br />
「さ、<ruby>お尻<rt>アナル</rt></ruby>の気持ちよさにも目覚めちゃったしぃ。今度はお口で搾りながらほじほじしたげるねぇ♡♡♡」</p>
<p>「ぅあ゛っぉおおおおっ♡♡♡♡♡　ふぁぇっ♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉぉぁぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>ニンファエアは、こんなにも射精しているのに精液がなくならないのが、不思議で仕方なかった。性知識に疎くても、常識で考えれば分かることだ。こんなにも体液を出し続けていれば、いつか体が干からびてしまう。</p>
<p>しかし、彼女は知らなかった。サキュバスが搾り取っている精液は、ただの精液にあらず。彼女たちは射精という手段を通して、相手の体液ではなく、魔力を吸い取っている。</p>
<p>魔王を斃すほどの膨大な魔力を有する聖女ニンファエアを相手にすれば、いくら脆弱なサキュバスが<ruby>精液<rt>まりょく</rt></ruby>を吸い取ったところで、底を突くはずがなかったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ぁ゛ぅあっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　ごれ゛っ、だめっ、ほんとうに゛っ、だめ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>はだけた純白のドレスが、精液の白で汚れていく。</p>
<p>もう限界だった。理性的に『神の教えに背くわけにはいかない』とか『魔族にどうにかされるわけにはいかない』とか以前に、生存本能が警鐘を鳴らしていた。</p>
<p>「ぅぐ、ぁ゛――♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぅ゛ぁぁぁあああああッ♡♡♡♡♡　っ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
（あ、駄目――♡♡♡♡♡　これ以上は、もう、<ruby>弾<rt>・</rt></ruby><ruby>け<rt>・</rt></ruby>――♡♡♡♡♡）</p>
<p>もう何度目かも分からない射精の時、ニンファエアが感じたのは、体内の魔力の高まりだった。魔力が風船のように膨らみ、そしてぱんと破裂する、暴走。飲んだ水が気道に入ったら咳込むのと同じように、それは危機にひんした際の反射に近い。</p>
<p>ニンファエアにとって、魔力の暴走というのは、あまり良い気分のするものではなかった。あまりに膨大な魔力の暴走は、少なからず自分にも被害を与えるから。何より、自分の未熟を白状するようなものだから。だから、意識してやろうと思ったことはない。</p>
<p>だけど、ああ、こんな風に魔力が暴走すれば、全てを破壊できる。間もなく、目の前のサキュバスは死ぬ。ああ、最初からこうすれば良かった。</p>
<p>やがて体内で溜まりきった魔力は、勢いよく全身から放出され――。</p>
<p>そして、何も起こらなかった。</p>
<p>「ぁ、ぇ――？」</p>
<p>呆けた声を上げるニンファエアのことを、サキュバスがきょとんとした表情で見上げている。</p>
<p>「今、何かしようとした？」<br />
「ぅあ、ぁ――？　ぁぐっ♡♡♡♡♡　ぅ゛ぅぅぅぅうううううっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>相も変わらず続く、搾精行為。</p>
<p>ニンファエアは快感に悲鳴を上げながら、今度は意識的に魔力を高めていく。しかし、どれだけ魔力を高めて放出しようとしても、その寸前で魔力が霧散してしまう。くしゃみが出そうで出なかった時のような不快感を覚える。</p>
<p>おかしい。こんな現象、今までに覚えが……！　一体どうしてっ！！？</p>
<p>その疑問に答えてくれたのは、他でもない、目の前にいたサキュバスだった。</p>
<p>「さっき言ったでしょ？　『<ruby>大<rt>・</rt></ruby><ruby>人<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby><ruby>し<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby>』って」<br />
「だから、何だと――ッ」</p>
<p>「君、もしかして、魔族と出会うの初めて？」</p>
<p>ニンファエアは『そんなわけがない』と思った。このサキュバスは、自分が今までどれだけの魔族を斃したと思っているのか。</p>
<p>しかし、サキュバスはニンファエアの下腹部をつんとつつく。その刺激につられて自分の体を見下ろすと、下腹部に赤紫に輝く紋様が刻まれていたのだ。</p>
<p>「な、なに、これ……」<br />
「<ruby>契<rt>・</rt></ruby><ruby>約<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>証<rt>・</rt></ruby>。もちろん、私との、ね♡」</p>
<p>「けいや――！！？　何を、ばかなことを……！！？」</p>
<p>それは、教会でよく言い聞かせられてきた中でも出てくる、おぞましい言葉だった――悪魔……すなわち魔族と契約してはならない。奴らは『お前の願いを叶えてやるぞ』と、人々の欲望に付け込んでくる。ひとたび契約すれば、その者は魔の下僕となり、もう人ではなくなる――ニンファエアには、目の前のサキュバスと契約などした心当たりがない。</p>
<p>「私は、私がッ！！！　貴女なんかと！！！　契約など、する、わけ、が……」</p>
<p>しかし、ニンファエアの言葉はそこで止まった。</p>
<p>『私の言うこと何でも聞いてくれたら、たくさんイカせてあげる』<br />
『……分かり、ました』</p>
<p>『いいの？』<br />
『……<ruby>貴<rt>・</rt></ruby><ruby>女<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>言<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby><ruby>に<rt>・</rt></ruby><ruby>従<rt>・</rt></ruby><ruby>え<rt>・</rt></ruby><ruby>ば<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby>んでしょう』</p>
<p>今まで出会った魔族をことごとく武力でもって打ち斃してきたニンファエアだからこそ、うかつだった。悪魔……すなわち魔族と契約してはならない。それはたとえ、ちょっとした口約束であったとしても――だ。</p>
<p>「君みたいな<ruby>欲<rt>・</rt></ruby><ruby>望<rt>・</rt></ruby>どろどろの人間を餌にするのが、私たち魔族なんだよ――♡」<br />
「ぁ゛、ぁぁ゛――！！！？　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――っ！！！！？」</p>
<p>気付くのが遅すぎた人々と魔王の話。</p>
<p>魔族の力の源泉とは、人々の欲望だった。彼らは人々の欲望を喰らい己が力とし、時には謀略でもって人々の欲望に付け込んでくる。聖女ニンファエアはその欲望を持っていなかった。だからこそ、聖女ニンファエアは魔王を斃すことができた。</p>
<p>彼女もまた、気付くのが遅すぎた。一物を生やされ、身を焦がすほどの<ruby>欲望<rt>せいよく</rt></ruby>を抱いてしまった瞬間、<ruby>聖<rt>・</rt></ruby><ruby>女<rt>・</rt></ruby>ニンファエアは死んだのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「い゛やだッ！！！！？　そんなっ、こんな゛の！！！　私がッ、そんなはずッ！！！？　ぅ゛あっ、ぁ゛ぁぁぁぁあああああっ！！！！　ぁ゛ぁぁぁぁぁああああああああああああああッ！！！！？」</p>
<p><ruby>少<rt>・</rt></ruby><ruby>女<rt>・</rt></ruby>ニンファエアは涙をぼろぼろと零しながら喚き始める。『うそだ！』『これは何かの間違いだ！！』『そんなはずはない！！！』――しかしどれだけ彼女が喚いたところで、ほんの少し快楽をお預けにされただけの小さな一物は、天を突くように硬く勃起し、射精を欲し続けている。</p>
<p>サキュバスは、そんなニンファエアの一物を手でしごきながら、彼女の耳元でささやき始めた。</p>
<p>「せっかくだから、契約の続きもやっちゃおうか。君のことをたくさんイカせてあげれば、<ruby>私<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby><ruby>言<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby><ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>で<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>聞<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>て<rt>・</rt></ruby><ruby>く<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby><ruby>る<rt>・</rt></ruby>んでしょ？」<br />
「やめ――！！！？　やめ゛――ぉ゛あぅっ♡♡♡♡♡　やだっ、私はッ、こんなので悦んでないぎぃッ♡♡♡♡♡　ぅあ゛ぁぁああああっ、ぁ゛ぁぁぁぁああああああああああああああッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>一時の欲望に誑かされて結ばれたのは、まるで自身の全てを魔族にささげるかのような、考え得る限り最悪の契約。そして、サキュバスの美しい声音で紡がれるのは、悪意、優越、征服、執着、愛情――さまざまな感情が入り交じった、おぞましい言葉。</p>
<p>「――君はずっと、ずーっと、私の<ruby>雄<rt>・</rt></ruby><ruby>牛<rt>・</rt></ruby>さん♡　私のために、おいしい<ruby>精液<rt>ミルク</rt></ruby>を<ruby>いつまでも</ruby>作ってね♡」</p>
<p>ぼろぼろと涙を流し続けるニンファエアの耳を通り、脳を――いや、魂までを冒してくるそれは、最悪の命令。下僕ですらなく、ただの家畜になれという、聖女以前に女として、そして人としての尊厳を全て奪うよう。</p>
<p>しかも、その命令には<ruby>含<rt>・</rt></ruby><ruby>み<rt>・</rt></ruby>があった。</p>
<p>「知ってる？　契約って言ってもね、できないことはできないの。例えば、ふつーの人間に『世界を滅ぼせ』なんて言っても、そりゃ無理なわけ。で、私みたいな魔族って不老不死なの。普通の人間じゃあ、私たちとは時間の流れが違うから、『いつまでも』なんて無理なんだけど」<br />
「ぅ゛あ、ぁ――」</p>
<p>「君の魔力はすっごい豊富だから。私たちとおんなじ時間を過ごせるかも」<br />
「なに――、魔力が、からだが――ッ！！？」</p>
<p>ニンファエアがその言葉の意味を理解してしまった瞬間、自身の魔力の変容を感じた。膨大な魔力が体の隅々にまで循環し、細胞という細胞の老いを止めていく。それでも余りある魔力は、全て下腹部に。</p>
<p>普通の人間であれば絶対に不可能。しかし、規格外の力を持ったニンファエアだからこそ応えられてしまう。</p>
<p>全ては、サキュバスのために、おいしい<ruby>精液<rt>ミルク</rt></ruby>を<ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>つ<rt>・</rt></ruby><ruby>ま<rt>・</rt></ruby><ruby>で<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby>作るために。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「嫌だ、嫌だぁぁぁぁぁああッ♡♡♡♡♡　おねがいっ、殺してッ♡♡♡♡♡　お願いですがらぁぁぁぁぁぁああああああああッ♡♡♡♡♡　わだしっ、こんなのッ、こんなの゛ぉぉおおおおッ♡♡♡♡♡　ころしでっ、殺しでよぉ゛ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおッ♡♡♡♡♡」<br />
「えー、やだよう。最初にも言ったけどさ、私『人間に復讐だー』とか考えてないわけよ」</p>
<p><ruby>雄<rt>・</rt></ruby><ruby>牛<rt>・</rt></ruby>ニンファエアは何度も射精しながら、『殺して』と叫び続けた。聖女である自分に、こんな惨めな終わり方があってたまるものか！！　――家畜としての立場と性欲に溺れた体に対してあまりにも分不相応な精神が、無意味な抵抗を続けるだけ。</p>
<p>サキュバスは、ニンファエアの一物を片手で無造作にしごき、もう片手で尻穴をほじくり回しながら、ため息を付くのだ。</p>
<p>「ところでさ、君にこの場所が見つかったってことは、そろそろお引っ越しの頃合いってことなんだよねー」<br />
「ぅぐおっ、ぉ゛ぉぉぉおおおおおおおっ♡♡♡♡♡　っ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　いや゛、こんな゛ッ♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「あーあ。せっかくここまで家具とかそろえたのに。ねえ君、どこか良い場所知らない？」<br />
「やだっ、ころしでッ♡♡♡♡♡　ころし――ッ♡♡♡♡♡　っぎぃぃい～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁぐっ、ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>「今度は、うーんっっと遠い場所に逃げよっと。人間たちに絶っっ対に見つからないようにさ」<br />
「だっでッ♡♡♡♡♡　わだし、私は――♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　聖女としでっ、人々、をぉお゛――♡♡♡♡♡　ぉ゛ぉぉおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「……もちろん、君も一緒だよ？　雄牛さん♡」<br />
「ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぉ゛、ぉぉおおおおお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>これは、<ruby>聖<rt>・</rt></ruby><ruby>女<rt>・</rt></ruby>ニンファエアとしての生が終わり、<ruby>雄<rt>・</rt></ruby><ruby>牛<rt>・</rt></ruby>ニンファエアとしての生が始まる――その境目を、ほんの少し切り取った話に過ぎないのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔王の死後、散り散りになった魔族たちはそれぞれの生き方を模索することになった。人間への復讐を誓って戦い続ける者、人間の世界に溶け込んで共存する者、そして人間との関わりを絶つ者。</p>
<p>大陸より遠く離れた島に、サキュバスたちの住まう地があった。</p>
<p>ほんの十数人しかいないサキュバスたちの生活は、実に平和なものだった。この島には、水が豊富にある、加工できる木や石もたくさん。魚や獣、果物もとれるにはとれるが、彼女たちには必要最低限でいい。だって、彼女たちの餌はたった<ruby>一<rt>・</rt></ruby><ruby>頭<rt>・</rt></ruby>で十分だったのだから。</p>
<p>「さぁさ、<ruby>雄<rt>・</rt></ruby><ruby>牛<rt>・</rt></ruby>ちゃん♡　今日もたっくさん気持ちよくなりましょうねぇ♡　ほぉら、サキュバスおまんこですよぉ♡」<br />
「ぅ゛あっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁあああああああっ♡♡♡♡♡　やめ゛っ、溶ける゛っ♡♡♡♡♡　私のがとけ――♡♡♡♡♡　ぅひぁ゛あああああぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>その辺の木と石でこしらえた集落において、最も大きく堅牢、華美な建物にて、ニンファエアは精液を搾り取られ続けていた。今は、騎乗位で搾り取られる時間。</p>
<p>朝から晩まで、サキュバスたちに代わる代わる犯されて、時折食物や水を口移しで与えられて、また犯されて、最後は気絶するように眠る。すると、朝目覚めた時には、魔力が回復して元通り。また、搾り取られ続ける1日が始まる。</p>
<p>「はぁぁ、満足満足♡　うっし、今日も1日島の開拓がんばるぞー！」<br />
「ひっ、ぁ゛――♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁ、ぁぁぁ――♡♡♡♡♡」</p>
<p>「おはよーっと、ちょうど空いてるね♡　じゃ、私もいただきまーす♡」<br />
「ぅ゛ぁ、ぁ゛ぁぁぁあ――っ！！！？　やめ、せめて休ませ――♡♡♡♡♡　ぁ゛、ぁ゛ぁぁぁぁあああああああああああああっ♡♡♡♡♡　どうしで、こんな恥ずかしい格好で――♡♡♡♡♡　ぁ゛ぐっ、っぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>食事の済んだサキュバスがニンファエアの腰からのくと、すぐに次のサキュバスが食事を始める。今度のサキュバスは、両足をつかんで持ち上げた状態の騎乗位――彼女たちが言うには『ちんぐり返し』の状態で犯され始める。</p>
<p>サキュバスたちの搾精に対して、『飽きる』という概念はなかった。あるサキュバスの膣はやわらかくねっとりと絡み付くようで、またあるサキュバスの膣はきゅうきゅうときつく締め付けてくるよう。一方で、あるサキュバスの手はちろちろといたずら好きで、またあるサキュバスの口はがっつくよう。はたまたあるサキュバスの胸は弾力はあり、あるサキュバスの腋は柔らかく、あるサキュバスの尻は締め付けが強く、あるサキュバスの足裏は手よりも器用――。</p>
<p>実にさまざまな刺激で一物を玩ばれれば、射精を我慢することなどできない。それどころか、もはや一物に触れる必要すらなく、尻穴や乳首を弄くるだけでも射精してしまう有り様だ。</p>
<p>「や゛めっ、やめでくだざいぃいいいっ♡♡♡♡♡　わだしっ、こんなの゛ッ♡♡♡♡♡　いや゛、いやだぁぁぁぁぁあああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」<br />
「あははっ、こーんなにお精子ぴゅっぴゅしながら言っても説得力ないぞ～♡　体はこーんなに悦んでるのにさ～♡」</p>
<p>「ちがっ、わだしっ、私――♡♡♡♡♡　私は、せいじょの――♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ゛っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>力の弱いサキュバスが施した契約は、不完全な代物だった。</p>
<p>欲望に弱いニンファエアの体を堕とすことができても、精神までをも完全に屈服させることはできなかったのだ。故に、元聖女としての、元人間としての自尊心が抵抗を続ける。いっそ心まで堕ちることができれば、どれだけ楽だったろうか。</p>
<p>「ところでさ、この子の<ruby>かぶり物<rt>ベール</rt></ruby>。どうして着けたままなの？」<br />
「あー、何だか大切なものらしいよ？　もう汚れちゃったし、捨てよっかなって思ったらしがみ付いて離さないの」<br />
「ふーん……ま、いっか。これはこれで、聖職者サマ犯してるって感じがして興奮するし♡」</p>
<p>「ぁ゛ぁぁぁぁあああああっ♡♡♡♡♡　わだしはっ、聖女が、こんな゛――♡♡♡♡♡　ぁ゛っ、あっぁ゛っあっぁ゛ぁぁぁああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>彼女は苦しみ、自分が聖女であった証にすがりながら、サキュバスに<ruby>精液<rt>ミルク</rt></ruby>を<ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>つ<rt>・</rt></ruby><ruby>ま<rt>・</rt></ruby><ruby>で<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby>与え続けるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>遠国の未知なる脅威よりも、隣国との小競り合い。何なら、隣国との小競り合いよりも、自国の権力争い。近眼な指導者しかいないこの腐りきった世界で、大陸より遠く離れた島に目を向ける者などいない。</p>
<p>ニンファエアの魔力があまりに膨大上質で、サキュバスたちの欲求を全て叶えてしまったから。それが故、戦争に懲りたサキュバスたちが大陸にまで赴いて男漁りをするなんて無茶をすることもなかったから。</p>
<p>聖女ニンファエアが既に死に、<ruby>雄<rt>・</rt></ruby><ruby>牛<rt>・</rt></ruby>として魔族の永遠なる餌になってしまったこと――人々は、気付くことすらできなかったのだった。</p>
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		<title>現代サキュバスの調教手法 絶頂スイッチで絶頂禁止したままバイブで苦痛の快楽責め</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 30 Aug 2024 09:00:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イラスト（ショートストーリー）]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】一人に責められる]]></category>
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					<description><![CDATA[最近の淫魔は、武器や防具、アクセサリーだけでなく、部屋にある何てことのない電化製品にも呪いを掛けてくるそうです。部屋の明かりのスイッチをOFFにすると、膣にバイブが入ったままなのにいつまでも絶頂できず。だけど一度スイッチをONにすれば、今までたまっていた分の快感が一斉に押し寄せてきて――。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>最近の淫魔は、武器や防具、アクセサリーだけでなく、部屋にある何てことのない電化製品にも呪いを掛けてくるそうです。部屋の明かりのスイッチをOFFにすると、膣にバイブが入ったままなのにいつまでも絶頂できず。だけど一度スイッチをONにすれば、今までたまっていた分の快感が一斉に押し寄せてきて――。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>過去、《サキュバス》といえば豊富な魔力を持ち、人々の夢の中に入り込んで精を奪うとされる魔族でした。</p>
<p>しかし近年、人々の生活の変化、さまざまな技術の発達によって、彼女たちの在り方が変わりつつあります。特に、彼女たちにとっての悩みの種が、『どいつもこいつも夜更しするから、夢の中に潜り込む暇がない！』ということでした。</p>
<p>そこで彼女たちは、その豊富な魔力の使い道を<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">夢</span></span>ではなく、現実に見いだしたのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p> &#8212;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Yさんは、自分の女友達にサキュバスがいることを知っていました。最近は魔族たちですら、人間社会に溶け込んで普通の生活を営んでいるのです。</p>
<p>しかし、多様性の時代とはいえ、まだまだ魔族は何かと奇異の目で見られる時分。彼女たちに侮蔑の思いを込めて『魔物』と呼ぶ者は絶えません。</p>
<p>それが、Yさんは嫌でした。だから、Yさんは<span style="color: #e761a4;">彼女</span>に優しく接しようと努めました。そんなYさんのことを<span style="color: #e761a4;">彼女</span>がほれてしまうのは、もしかしたら必然だったのかもしれません。</p>
<p>Yさんは<span style="color: #e761a4;">彼女</span>を拒絶しました。<span style="color: #e761a4;">彼女</span>のことが嫌いだったわけでも、魔族だから差別していたわけでもありません。ただ、同性の友だちとしてしか見ていなかったのです。</p>
<p>しかし、<span style="color: #e761a4;">彼女</span>がYさんのことを諦めることはできなかったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p> &#8212;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #e761a4;">彼女</span>はYさんを調教することにしました。ちょっとした価値観の違い――相手を快楽で堕とすことは、サキュバスにとっては一種の愛情表現でした。</p>
<p>意志の強いYさんを堕とすために、<span style="color: #e761a4;">彼女</span>が取った手段は一度『引く』ことでした。すなわち、快楽で堕とすために、快楽をお預けするのです。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter wp-image-13354 size-full" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_1.jpg" alt="現代サキュバスの調教手法 絶頂スイッチで絶頂禁止したままバイブで苦痛の快楽責め_1" width="1191" height="1684" srcset="https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_1.jpg 1191w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_1-768x1086.jpg 768w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_1-1086x1536.jpg 1086w" sizes="(max-width: 1191px) 100vw, 1191px" /></p>
<p><span style="color: #e761a4;">彼女</span>の家に遊びに行ったYさんは、まんまと魔法で眠らされ、裸にむかれ、拘束されました。そしてYさんが再び目を覚ました時には、身動きの取れない状態で、膣にバイブが刺さった状態。</p>
<p>恐怖、失望、怒り――Yさんは最初こそいろいろな感情に胸の中のものを全てぶちまけたくなる心地でしたが、すぐに苦痛一色に支配されるようになります。</p>
<p>もうとっくに<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">許</span><span class="boten">容</span><span class="boten">量</span></span>を超えているはずなのに。とっくに破裂しているはずの風船が、不思議とどんどん膨らんでいくのです。際限なく大きくなり続ける<ruby data-rt="かいかん">風船<rp>（</rp><rt>かいかん</rt><rp>）</rp></ruby>を見ていると、怖くて怖くて仕方ありません。</p>
<p>やがて、Yさんは懇願の言葉を吐き続けるようになります。</p>
<p>「お願い、だからぁ――ッ！！！？　いがせで――！！！！　イがせて、くだざいぃ――ッ！！！？」</p>
<p>精神の堕落。調教の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">半</span><span class="boten">分</span></span>。</p>
<p><span style="color: #e761a4;">彼女</span>は『仕上げだ』とばかりに、部屋の壁に付いている何てことのないスイッチを、パチリと鳴らすのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p> &#8212;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-13355 size-full" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_2.jpg" alt="現代サキュバスの調教手法 絶頂スイッチで絶頂禁止したままバイブで苦痛の快楽責め_2" width="1191" height="1684" srcset="https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_2.jpg 1191w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_2-768x1086.jpg 768w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/07/絶頂スイッチ_2-1086x1536.jpg 1086w" sizes="(max-width: 1191px) 100vw, 1191px" /></p>
<p>「待――ッ♡♡♡♡♡　これっ、いづまでっ――♡♡♡♡♡　いぐの、止まらな゛――ッ♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ッ゛ッッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>あまりに大きくなりすぎた<ruby data-rt="かいかん">風船<rp>（</rp><rt>かいかん</rt><rp>）</rp></ruby>が破裂して、体の中を暴れ回ります。それは、決して人間では与えられない悦楽。肉体の堕落。これで<span style="color: #e761a4;">彼女</span>の調教は終わるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p> &#8212;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡　ぅ゛ぁ、ぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～……♡♡♡♡♡」<br />
<span style="color: #e761a4;">「すっごくかわいかったよ。明日も遊ぼうね」</span></p>
<p>「ぁ、ぅ゛――……♡♡♡♡♡　私、は――……♡♡♡♡♡」<br />
<span style="color: #e761a4;">「……大丈夫、大丈夫、だから」</span></p>
<p>「っ――――……♡♡♡♡♡」</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>サキュバスと疑われた少女は大人のおもちゃによる皮膚非接触型の冷たい強制連続絶頂拷問を受ける</title>
		<link>https://omonove.com/13130/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Apr 2024 09:00:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イラスト（ショートストーリー）]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】複数に責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】女性が責める]]></category>
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					<description><![CDATA[日本のとある地にて、魔女狩りならぬ淫魔狩りが横行しています。その怪しいカルト集団では、電マやディルドなどの大人のおもちゃが『サキュバス撃退機』と呼ばれていました。もしもサキュバスと疑われてしまったら、全身を拘束されて、人間であれば壊れてしまうぐらいの強制連続絶頂拷問を受けることになるのです。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>日本のとある地にて、魔女狩りならぬ淫魔狩りが横行しています。その怪しいカルト集団では、電マやディルドなどの大人のおもちゃが『サキュバス撃退機』と呼ばれていました。もしもサキュバスと疑われてしまったら、全身を拘束されて、人間であれば壊れてしまうぐらいの強制連続絶頂拷問を受けることになるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私は、とある地方に旅行に行きました。</p>
<p>一人旅が好きで、有名な観光スポットはだいたい行き尽くしていて、『ちょっと変わった所にも行ってみようかな』なんて思ったのです。だから行き先は、みんなが行くような名所から、2つぐらい離れた小さな村。</p>
<p>――こんなことになるなんて、夢にも思わなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-13131" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/01/サキュバスの天敵.jpg" alt="サキュバスと疑われた少女は大人のおもちゃによる皮膚非接触型の冷たい強制連続絶頂拷問を受ける" width="1191" height="1684" srcset="https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/01/サキュバスの天敵.jpg 1191w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/01/サキュバスの天敵-768x1086.jpg 768w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2024/01/サキュバスの天敵-1086x1536.jpg 1086w" sizes="(max-width: 1191px) 100vw, 1191px" /></p>
<p>「ぁ゛ぁぁあっ♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡♡♡　ちがっ、わだしっ、サキュバスじゃないっでぇ゛ぇぇぇぇぇぇぁ゛ぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>私は村の人たちに捕まりました。みんなが『サキュバスが村に来たぞ！』と大騒ぎしたのです。</p>
<p>私がサキュバス？　最初は何かの例え話かと思いました。だけど村の人たちは本当に、私が漫画やアニメに出てくるサキュバスだと信じているのです。私がどんなに『違う』と否定しても、『こんな格好をしているやつが、サキュバスなわけがないだろう！』と言って、私の少しロリータ調の混じった服を引っ張るだけでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>裸にされた時、私は最初『男の人たちに犯される！？』と思いました。だけど村の人たちがやってきたのは、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">犯</span><span class="boten">す</span></span>とは少し違うものでした。</p>
<p>「やだぁ゛ぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡　ぎづいッ♡♡♡♡♡　いがざれるのぎづいッ♡♡♡♡♡　もういぎだぐないぃぃぃぃぃぃいいい～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>電動マッサージ器やディルドを使って、ただただイカせてくるだけ。</p>
<p>妊娠の危険もない、病気をうつされる危険もない――それなのに、どうしてこんなに苦しいのでしょう？　『男の人たちに犯されたほうがまだマシだ！』と思ってしまうのでしょう？</p>
<p>胸の付け根に喰い込み、クリトリスの芯まで震わせる電動マッサージ器。Gスポットやポルチオなど、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">中</span></span>の隅々までをなめ尽くし、叩き、抉っていくディルド。暴力を振るわれているわけではないはずなのに、まるで殴られているかのような衝撃が絶えることなくやってくるのです。</p>
<p>体の芯は燃え尽きてしまいそうなぐらいぼうぼうに熱いのに、肌は凍えてしまいそうなぐらい冷たい。自分の心と体がどんどん壊れていくのを感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「おねが――ッ♡♡♡♡♡　も゛、やだ――♡♡♡♡♡　こごっ、出てく、がら――ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>いつか取り返しの付かないことになってしまう――私は恐くて、悲鳴と喘ぎ声以外の声を上げました。</p>
<p>だけど、村の人たちは言うのです。</p>
<p>『まだ口を利けるとは、やはりサキュバスの精力は恐ろしい』<br />
『ならば、もっと犯そう』<br />
『ならば、もっとイカせよう』<br />
『人間であれば壊れてしまうぐらいの、酷烈で、永い快楽責めを』</p>
<p>「ぁ゛ぁぁぁぁあ――♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあ゛ああああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁあ゛ああああああああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッッッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>こころがまっくろになっていく。</p>
<p>サキュバスと間違えられた私は、体液をぼたぼたとこぼしながら、村の人たちにずっとずっとイカされ続けるのでした。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>くすぐり責めが気持ちよすぎてわざといじめられてしまう根暗女子 快感中毒《キモチイイノダイスキ》③</title>
		<link>https://omonove.com/12336/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Mar 2023 09:00:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イラスト（ショートストーリー）]]></category>
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					<description><![CDATA[学校のいじめっ子女子たちが、根暗な女の子をくすぐり責めにしてきました。だけど全身をくすぐられながら乳首をクリトリスを責められるのは、思いの外気持ちよかったみたいで。女の子は体のくすぐったい部分を隠すことなく、むしろさらけ出すぐらい。いじめるはずの行為は、いつしか"ガチ"に変わっていくのでした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p>学校のいじめっ子女子たちが、根暗な女の子をくすぐり責めにしてきました。だけど全身をくすぐられながら乳首をクリトリスを責められるのは、思いの外気持ちよかったみたいで。女の子は体のくすぐったい部分を隠すことなく、むしろさらけ出すぐらい。いじめるはずの行為は、いつしか&#8221;ガチ&#8221;に変わっていくのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>◆快感中毒《キモチイイノダイスキ》</strong></p>
<p><a href="https://omonove.com/12319/">①押し付ける</a><br />
<a href="https://omonove.com/12330/">②しごく</a><br />
③我慢する<br />
<a href="https://omonove.com/12339/">④操作する</a><br />
<a href="https://omonove.com/12351/">⑤それでもやっぱりされるのが好き</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それは、陰鬱な学校生活が引っくり返るような出来事だった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-12322" src="https://omonove.com/wp-content/uploads/2023/02/③我慢する.jpg" alt="くすぐり責めが気持ちよすぎてわざといじめられてしまう根暗女子《キモチイイノダイスキ》③" width="842" height="596" srcset="https://omonove.com/wp-content/uploads/2023/02/③我慢する.jpg 842w, https://omonove.com/wp-content/uploads/2023/02/③我慢する-768x544.jpg 768w" sizes="(max-width: 842px) 100vw, 842px" /></p>
<p>「ひっ、ひひひひひひひひひひぃぃぃぃっ♡♡♡♡　ひひゃはっ♡♡♡　そこっ、くしゅぐったはっ♡♡♡♡　ぁはっはははははははははははひゃぅぁぁぁぁあっ♡♡♡♡」</p>
<p>「ね、ねぇ……。ここ、乳首気持ちいいの？　気持ちいいんだよね……♡」<br />
「う、うわー。腋の下くすぐられて悦んじゃってるよ。ふへ、ふへへへ♡　へ、変態だはぁ……♡」<br />
「クリちゃんすっご……♡　小っちゃいけど、びんびんで、うはぁ……♡」</p>
<p>最初は『気持ち悪ーい』だとか『変態だー』だとか罵倒していた<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">奴</span><span class="boten">ら</span></span>が、もうその<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">熱</span></span>を隠すこともできないぐらい息を荒立たせている。もう、どっちが変態なのか分からないぐらいだ。</p>
<p>いやまあ、どっちもどっちなんだろう。</p>
<p>「なんでへっ、こんな、くしゅぐっ♡♡♡♡　ぅひゃはっ、ひゃぅぁっははははははははは♡♡♡♡　おかしっ、おかしっ♡♡♡♡　おかしくなぅぁっはははははははひゃはぁぁぁぁぁっははははははははははぁぁぁぁあ♡♡♡♡」</p>
<p>腕と膝が震える。『くすぐったい』とは、こんなにも落ち着かない感覚のはずなのに、どうしてそれでも『受け続けたい』と思ってしまうのだろう。</p>
<p>腋の下とか、脇腹とか、太ももとかをくすぐられるたびに、乳首とクリトリスが硬くなっていくのが分かる。それで硬くなった乳首とクリトリスをもみほぐされるのだから、もう耐えようがない。</p>
<p>「くひゃはっ♡♡♡♡　はひっ、はひっ、はひっ♡♡♡♡　もっだめ♡♡♡♡　ほんとっ、ほんとに――♡♡♡♡　っふ～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　きひ――♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>「ひゃわ、ひゃ～～～～～～～～♡」<br />
「すご、アソコ♡　とろとろ、汁、出てっ♡」<br />
「うわぁー、はぁー……♡」</p>
<p>私は、何の拘束もされていないのに、両手を後ろで組んで無防備な体を晒したままイッた。そしてイク度に、奴らの熱はどんどん増していくんだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>本当に、どうしてこんなことになったのか。こいつら全員、貧相な女の体に興奮するレズの気があったのか。それとも私はサキュバスか何かの末裔なのか。</p>
<p>「ねぇ、今度、二人でシない……？」</p>
<p>こんなことを耳元でささやいてくる奴すら出てくる始末だ。</p>
<p>だけど、その言葉は他の奴らにもしっかり届いていたみたいで。</p>
<p>「ちょっと、何抜け駆けしてんの！？」<br />
「選ぶなら、私がいいよねー？　ほら、こんなにくすぐったくしてあげちゃうんだからぁ♡」<br />
「いーや、私だよなぁ？　ほら♡　こちょこちょこちょこちょこちょーっ♡」</p>
<p>「ちょほぉぉおっ♡♡♡♡　つよっ、くすぐっ、強ひ――♡♡♡♡♡　ひひゃっははははははははははははぁぁぁぁぁああッ♡♡♡♡♡　そんな、いきなひっ、我慢できにゃは――ッ♡♡♡♡♡　ひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>奴らはもう一切合切を隠すことなく、私を抱き締めながら犯し尽くすんだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、いじめられっ子だった私の学校生活は変わった。</p>
<p>いや、学校だけなく休日ですらも。</p>
<p>「きゃー♡　髪切ったんだぁ、かわいーっ♡」<br />
「私が行ってる美容院いいでしょー？　長さはそのまんまだけど、すっきりしたっていうかさぁ♡」<br />
「服もちゃんとしたのに変えなきゃね。その髪型に似合う感じで、思いきってゴスロリなんてどうかなー♡」</p>
<p>「その、なんで、こんな格好……！？　これ、恥ずかしいんだけど……！」</p>
<p>休日に呼び出されて、人形遊びのように私のことをめちゃくちゃにする<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">み</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">な</span></span>。</p>
<p>「んー？　どうしてってそりゃ、ねぇ？」<br />
「<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">め</span><span class="boten">ち</span><span class="boten">ゃ</span><span class="boten">く</span><span class="boten">ち</span><span class="boten">ゃ</span></span>にするなら、かわいいほうがいいっていうかさー♡」<br />
「あぁ～♡　あえて一度着せた服を脱がしていくのって背徳感んんん♡」</p>
<p>「ひゃぅぁっ、ぁは――！！？　ぁは、ぁ――♡♡♡　あぁぁぁ、ぁぁぁぁあああっひゃはははははははははははははははぁぁぁぁぁあ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡」</p>
<p>これはこれで、いじめられっ子であるような気がするけど。</p>
<p>――まあ、いいか。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>【一話丸ごと公開】クリボックス化の罠に引っかかった冒険者がサキュバスたちに好き勝手されまくる話【クリ責めオムニバス・サンプル】</title>
		<link>https://omonove.com/11925/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Sep 2022 09:00:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】複数に責められる]]></category>
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					<description><![CDATA[冒険者の少女アズが開けた宝箱には、ミミック化の罠が仕掛けられていました。宝箱の中に精神を閉じ込められて、しかしクリトリスだけは外に露出したままという恥ずかしい格好で、サキュバスたちに好き勝手もてあそばれて……。そんな悲運な結末を遂げるアズと、宝箱の本来の主であるミミックのお話。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>◆あらすじ</strong></p>
<p class="description">冒険者の少女アズが開けた宝箱には、ミミック化の罠が仕掛けられていました。宝箱の中に精神を閉じ込められて、しかしクリトリスだけは外に露出したままという恥ずかしい格好で、サキュバスたちに好き勝手もてあそばれて……。そんな悲運な結末を遂げるアズと、宝箱の本来の主であるミミックのお話。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="intr">
<div class="pic"><img decoding="async" class="target_type" src="//img.dlsite.jp/modpub/images2/work/doujin/RJ389000/RJ388256_img_sam.jpg" alt="" border="0" /></div>
<div class="summary">
<p class="name" style="text-align: left;">クリ責めオムニバス</p>
<p class="price" style="text-align: left;">770円(税込)</p>
<p class="text" style="text-align: left;"><span style="color: #ff0000;"><strong>女の子の一番気持ちいい所</strong></span>を徹底的に責める。女の子が敏感なクリトリスを責められて延々と気持ちよくなってしまう、<span style="color: #ff0000;"><strong>クリ責め</strong></span>による<span style="color: #ff0000;"><strong>快楽責め・連続絶頂</strong></span>の短編集です。『<span style="text-decoration: underline;">クリトリスをいじめるおもちゃ</span>』と『<span style="text-decoration: underline;">えっちなクリトリステータス</span>』の二編でお送りします。文字数は10万5千字ほど。</p>
<p class="text" style="text-align: right;"><a rel="&quot;noopener noopener" target="_blank" class="bbtn" href="https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/t/link/work/aid/omonove/id/RJ388256.html">DLsiteで購入する</a><br />
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</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>何もない真っ暗な空間を、私は漂っている。</p>
<p>道具も、剣も、服すらもない。生まれた時のような姿でありながら、危機感だとか羞恥心だとかを覚えない、ぼんやりとした感情が心を満たす。それだけ周囲には何もなかった。</p>
<p>一体、何が起きたんだっけ？　――私が記憶をさかのぼろうとした瞬間のことだった。</p>
<p>「ざーんねん！　君の冒険はここで終わってしまったんだね！」<br />
「……誰？」</p>
<p>私の目の前に、突然裸の女性が現れたのだ。</p>
<h3 class="subtitle">きみはミミック</h3>
<p>何が起きた？　私は目の前の女性を無視して記憶をさかのぼる。</p>
<p>私の名前はアズ。空色の短髪、年齢よりも少し下に見られがちな顔付き。だけど体付きは年相応、成熟したとは言いがたいけれど、それでも『女性』と呼ばれるに足る肉付き。今でこそ裸だけど、元々の装備は革製の鎧。鋼の長剣と短剣のセット。ロープ、針金、動物の油、その他諸々。</p>
<p>私は冒険者だ。</p>
<p>「あはは。それは違うよぉ」<br />
「え？」</p>
<p>「冒険者<ruby>だ<rt>・</rt></ruby><ruby>っ<rt>・</rt></ruby><ruby>た<rt>・</rt></ruby>」<br />
「……どういうこと」</p>
<p>腹立たしい含みを感じさせる言葉に、私は目の前の女性をにらみ付ける。</p>
<p>「本当に覚えてないの？　ちゃーんと、思い出してごらんよ」</p>
<p>何もない空間を、まるで鳥のように自由に飛び回りながら明るく笑う、裸の女性。</p>
<p>見た目は私とほとんど同じぐらいの年か。紫の長い髪。顔付きは大人びているけれど、表情は不相応に無邪気で、まるで子どものよう。だけど私よりもほんのちょっと背が高くて、その分だけ体の膨らみもあるか。</p>
<p>そしてこんな黒い空間の中にいても分かる、血が通っているとは思えない青色の肌。恐らく人間ではない――魔族、人間の宿敵。</p>
<p>「ほらほら、早くっ」<br />
「っ……」</p>
<p>こんな相手に促されるのは癪だけれど、私は諦めて記憶の糸をたぐり寄せ始めた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私は冒険者<ruby>だ<rt>・</rt></ruby>。</p>
<p>洞窟、遺跡、迷宮――ありとあらゆるダンジョンに潜って、宝を探す。私は年の割にはそれなりにうまくやっていたほうだ。それこそ、パーティを組まず独りで冒険に出られるぐらいには。『お前はもうちょっと慎重になったほうがいい』という年上の忠告を無視できる程度には。</p>
<p>そうだ、そうだった。それで今日は、ダンジョンで宝箱を見つけたんだ。最近発見されたばかりの謎多き迷宮。まだ踏破した者のいない、金と名誉と夢の宝庫。</p>
<p>私が見つけた宝箱は小さかった。両手で抱えるような立派なものではない。エンゲージリングを入れるような、小さくて、それでも豪奢な箱。</p>
<p>あぁ、それで……。</p>
<p>「ぁ――！？」<br />
「思い出した？」</p>
<p>女性が笑う。</p>
<p>「宝箱を開けたところで、記憶が途切れている――じゃない？」<br />
「あなた、何者……！」</p>
<p>私は彼女をにらみ付けた。</p>
<p>「私はミミック。そしてここは、君が開けた宝箱の<ruby>中<rt>・</rt></ruby>さ！」</p>
<p>『ミミック』……冒険者なら知っていて当然の存在だ。宝箱に住み、開けた者を襲う魔族。</p>
<p>まさかあんな手のひらに収まる小さな宝箱に、魔族が潜んでいただなんて――迷宮の宝箱を不用意に開けるべきではなかった。</p>
<p>だけど反省するのは後だ。今、私の身に何が起きている？　ミミックという存在を知っていても、裸で真っ黒な空間に放り出されるだなんて聞いたことがない！</p>
<p>「私に何をしたのッッ！！？」<br />
「おーこわ。そんなに大声出さないでよぉ」</p>
<p>私は吠えるけれど、ミミックは意に介さず。装備を全て奪われた私では、怖くも何ともないということだろうか。</p>
<p>何とかして情報を得て、主導権を握らなければ。この状況は危険だ。</p>
<p>「まぁた勘違いしてる。君は今、<ruby>危<rt>・</rt></ruby><ruby>険<rt>・</rt></ruby>なんじゃない。もう『ゲームオーバー』なの。……それに、<ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>は私のせいじゃないんだってぇ」</p>
<p>いちいち引っかかる言い方をする魔族だ。だけどこんな状況にあって『私のせいじゃない』とはどういうつもり？　――私が問い詰めようとした瞬間のことだった。</p>
<p>「っ！？」</p>
<p>その時、異様な<ruby>感<rt>・</rt></ruby><ruby>覚<rt>・</rt></ruby>が走った。</p>
<p>両脚の付け根に、風がすぅっと通る感覚。こんな緊迫した状況にありながら、間抜けなことにも、まるで下着を履き忘れたかのような……。</p>
<p>「あー、始まったみたいだねぇ」<br />
「どういう、こと……！」</p>
<p>私はミミックに問うた。その声音はいくらか弱々しく、しかも内股をみっともなく擦り付けながら。だけどそうならざるを得なかった。</p>
<p>私は今ままで、裸でいながら羞恥心を感じていなかったはず。それなのに、この股間に風の通る感覚は、嫌に私を落ち着かなくさせる。<ruby>現<rt>・</rt></ruby><ruby>実<rt>・</rt></ruby><ruby>味<rt>・</rt></ruby>が違うのだ。</p>
<p>「私の<ruby>箱<rt>いえ</rt></ruby>を改造したやつがいるのさ」<br />
「改、造……？」</p>
<p>「一応こんな状況でも、<ruby>視<rt>・</rt></ruby><ruby>覚<rt>・</rt></ruby>ぐらいはある。特別に君にも見せたげるよ」</p>
<p>黒い空間に<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>が映し出される。</p>
<p>ないだ泉の水鏡のように鮮明に映し出されたのは、石レンガで造られたダンジョンの内装と、一つの宝箱。小さくて、だけど豪奢――私が見つけた箱だ。床に転がっていて、ふたが開いている。中に<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>ある。あれは……。</p>
<p>「ぇ……？」</p>
<p>絶句した。</p>
<p>宝箱の中には布が張られていた。それは本当にエンゲージリングを入れる箱のような構造。問題はそこではない。</p>
<p>本来はリングが収まるであろう箱の中心に、ピンク色の肉の塊があった。小指の先のような形だけど、根元のほうに割れ目があって、どこかグロテスクで、どこか卑猥。</p>
<p>だけど私には見覚えがあった。<ruby>あ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby><ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>の<rt>・</rt></ruby>、まじまじと観察したことなんてないけれど。それでも<ruby>な<rt>・</rt></ruby><ruby>じ<rt>・</rt></ruby><ruby>み<rt>・</rt></ruby>がある。あれは、まさか……。</p>
<p>「分かる？　あれ、君のおまんこ♡　クリトリスってやつだねぇ♡」<br />
「ヒ――！！？」</p>
<p>果たして怒鳴ればいいのか、泣けばいいのか、叫べばいいのか。あんまりな出来事に、私は喉の奥を鳴らすだけ。</p>
<p>だけどどれだけ感情を乱しても、目の前の光景は変わらない。私の股間に本来あるはずのもの――陰核が、小さな宝箱の中にすっぽりと収まっていたのだ。</p>
<p>「ミミックっていうのはね、元々悪霊なのさ。魔力の宿った特殊な箱に、霊体を閉じ込めることで生まれる。本来は面倒な儀式が必要だったり、天文学的な確率で自然発生するのを待ったりなんだけど、私を改造した<ruby>や<rt>・</rt></ruby><ruby>つ<rt>・</rt></ruby><ruby>ら<rt>・</rt></ruby>はそのプロセスを大幅に短縮せしめた。言うなれば『ミミック化』の罠ってところかな」<br />
「ぅ、ぁ、ぁぁ……！？」</p>
<p>「分かるかな？　宝箱を開けた人を、無理やり箱の中に住まわせちゃうの。だけど随分悪趣味だよねぇ、そのついでに、箱の中にあーんな風にクリトリスをすっぽり収めちゃうなんてさぁ♡」<br />
「そ、そんなの……、ぅ、ぁ……！？」</p>
<p>宝箱を開けた者を無理やりミミックにしてしまう！？　そんな話聞いたこともない。そんなことのできる存在がいたら、トレジャーハントの根底を覆しかねない。</p>
<p>だけど『そんなの嘘』とは否定できなかった。今ミミックが自分に見せている映像がまやかしだと疑うこともできない。股間に走るすうすうという感覚が、全ての否定を無にさせていたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>じゃり――砂が靴底と石床にすりつぶされる音が響く。</p>
<p>「来たみたいだよ。『諸悪の根源』ってやつ」<br />
「ひ……」</p>
<p>ミミックに促されて、私はおびえた表情で暗闇に浮かぶ映像を見つめる。</p>
<p>「サキュ、バス……」</p>
<p>『サキュバス』――美しく肉感的な体付き。羊のような角と、コウモリのような羽根と、悪魔以外に見間違えることのない尻尾を持った女性型魔族。だけど彼女たちの最たる特徴は外見ではない。彼女の本領は……。</p>
<p>サキュバスは地面に転がった宝箱を拾い上げると、その中心にあった私の陰核を人差し指で優しく押しつぶしたのだ。</p>
<p>「んぁぅっ！？」</p>
<p>ふに、ふに、ふに――まるでその感触を確かめるように、私の陰核が無造作に押しつぶされる。ぞく、ぞく、ぞく――私の股間に、太ももの筋肉を締め付けなければやっていられないような悪寒が走る。</p>
<p><span style="color: #993366;">「うっわぁ～♡　本当にこんな罠に引っかかってる子がいる～♡」</span></p>
<p>サキュバスが嗤う。小馬鹿にするようでありながら、どこかうれしそうで、愛おしそうな声。私の全身が怒りで熱くなる。普段ならそのまま剣で彼女に斬りかかっていたかもしれない。</p>
<p>だけど宝箱に閉じ込められた私には何もできない。両手で股間を押さえるけど、その刺激を止めることすらできなかった。</p>
<p>「ムダムダ！　ここにいる君は精神体なんだ。本物のクリトリスはサキュバスにいじくられてる<ruby>あ<rt>・</rt></ruby><ruby>れ<rt>・</rt></ruby>なんだから、どうしたって防ぐのは無理だよ」</p>
<p>ミミックがそんなことを言うけど、見知らぬ魔族に股間の敏感な部分を触れられて、何もせずにいろというほうが無理のある話だ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #993366;">「さーて、初めまして、<ruby>ク<rt>・</rt></ruby><ruby>リ<rt>・</rt></ruby><ruby>ち<rt>・</rt></ruby><ruby>ゃ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby>♡　これからたーっぷり、気持ちよくしてあげるからねぇ♡」</span><br />
「んくっ、ぁ……！　やめっ、もっ、触ら、ないで……！？」</p>
<p>サキュバスは迷宮の中をどこかへと歩きながら、左手で箱を持って、右手で私の陰核をいじくり続ける。段々とその手付きは、感触を確かめるものから、私に性感を与えるものへと変わっていく。</p>
<p><span style="color: #993366;">「クリちゃんはどう触られるのが好きなのかなぁ？　教えてくれないかなぁ？　喋れないから教えてくれないかぁ。じゃあいろいろ触って確かめたげる♡」</span><br />
「っ、うぅぅ……！　こいつ、なんで、こんなに上手な……！？　ぁぁ……！？」</p>
<p>サキュバスという魔族は、人間から精を奪うことで生きるせいか、性交に関して高い技能を持つ。初めて出会ったはずの私を相手にしながら、的確に性感を与えることができるのだ。</p>
<p>親指と人差し指でつまんで、くにくにと優しく揉み込む。指先にきゅっと力が込められるたびに、甘い感覚が神経をくすぐってきて声を我慢できなくなる。</p>
<p><span style="color: #993366;">「ん？　これかな、これかなぁ♡　分かるよ？　だってクリちゃんびくびく震えてるんだもぉん♡」</span><br />
「やめ……！！　そればっかりやらな……！？　っ、ッ！！？　ッ――――！！」</p>
<p>『クリちゃん』――そう呼ばれるたびに、体中の血液が煮え立つ心地がした。そんな呼び方をするな！　私には『アズ』という人間としての名前がある！！</p>
<p>しかし抗えない。股間を手で押さえ付けても、太ももを締め付けても、体を縮こまらせても、よじっても……一切刺激は軽減できず、100%の刺激が襲ってくる。自分の体のうち陰核だけを他人に明け渡すという、現実ではあり得ないはずの恐怖。</p>
<p>「はわぁ……♡　やっぱりサキュバスってすごいねぇ……♡」</p>
<p>ミミックが熱のこもった瞳で私のことを見てくる。恥ずかしさと悔しさがこみ上げてきて、つい敵を前にして顔を背けてしまう。</p>
<p>「ごめんってー！　だけど私も女だからさ、こういうえっちなの見せられたらどきどきしちゃうよぉ」<br />
「私は、そんな――んぁっ！？　っっくぅぅぅ！？」</p>
<p>私はそんなに淫乱じゃない！　――そう言いたかったけれど、陰核に襲い続ける感覚が口の奥を甘くする。</p>
<p>私は何もない空間の中で、全身を丸めさせて耐え続けるだけ。サキュバスは私の陰核をいつまでもしつこく揉み続ける。どうあっても、私はその<ruby>結<rt>・</rt></ruby><ruby>末<rt>・</rt></ruby>から逃れることはできないのだ。</p>
<p>「っ、ぁくぁぁ――！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～！！！　ひ――♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>甘い感覚がアソコから全身に広がって、私の全身が震えた。</p>
<p>私はまだ処女だけど、宿で独り<ruby>事<rt>・</rt></ruby>に及ぶことぐらいはある。だけどその時とはあまりに違う、思考が全て吹き飛んでしまうような強烈な気持ちよさだ。</p>
<p>こんなのでイッてしまうだなんて――涙がぽろぽろとこぼれて、暗闇に溶けてなくなっていった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だけど今の私には、絶頂の余韻に浸る暇も、悲しさに呆ける暇もないらしい。</p>
<p>「見てよ。あの悪趣味なやつ」</p>
<p>ミミックが苦笑しながらそう言うと、映像の視点が変わる。それは宝箱のふたの裏にあった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：1回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：1回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：13</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：95シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『こんなに気持ちいいのハジメテ♡　次はどんな風に気持ちよくされちゃうのカナ……？』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>光を放つ魔力の文字で書かれた、あまりにもふざけた言葉と数字。</p>
<p>「な――」<br />
「あぁやって、君がどれだけ気持ちよくなっちゃってるか数字にしちゃうんだねぇ。『お気持ち』の部分は随分と適当っぽいけど。元々は私の<ruby>箱<rt>いえ</rt></ruby>なのにさ、もう魔改造もいいとこだよ」</p>
<p>もう何をどう喚き散らせばいいのかも分からず、悪いことはさらに重なっていく。サキュバスが宝箱を持って歩いて行った先は、彼女たちの<ruby>住<rt>・</rt></ruby><ruby>処<rt>・</rt></ruby>だったのだ。</p>
<p><span style="color: #993366;">「たっだいまー♡　見てみて、クリボックスの罠に引っかかった子がいたよぉ♡」</span></p>
<p>何台かの机と、何脚かの椅子。石床に薄い布を広げただけの、およそ文化的とは言いがたい寝床。</p>
<p>そこでくつろいでいた何人ものサキュバスたちが、彼女の元に――否、私の元に集まってくる。大人びたサキュバス、子どもっぽいサキュバス、色とりどりの美女・美少女たちが群がってくる様子は、男なら生唾を飲むような光景だろう。</p>
<p>しかし私にとっては恐怖の光景だ。性行為を何よりも愛するサキュバスたちが、私の無防備な陰核を見たら何をする？　そんなもの、考えるまでもない。</p>
<p><span style="color: #993366;">「うわぁ、ほんとだ初収穫ー♡」</span><br />
<span style="color: #993366;">「ちょっとぉ！　もう1回イッてるんだけど！？　何抜け駆けしてんのよ！」</span><br />
<span style="color: #993366;">「まぁまぁ、これからイク回数考えたら誤差だよ、誤差♡」</span></p>
<p>「ぁ、ぁ……。やだ、も、やだ……」<br />
「うっわぁ……。これは、すっごいことになるねー……♡」</p>
<p>私は涙をぽろぽろとこぼしながら、恐怖で顔を引きつらせるだけ。ミミックはそんな私のことを、どこか気の毒そうな、だけどどきどきとした表情で見つめるのだ。</p>
<p><span style="color: #993366;">「とりあえずクリちゃんケアしなくちゃ。ローションをたーっぷり垂らしてぇ♡」</span><br />
「ひゃぅ――！！？　ひ、ひぃぃぃ――！？」</p>
<p>ねっとりとした感触に全身が鳥肌立つ。箱の中がぬるぬるの粘液に満たされて、陰核の神経が何倍にも敏感になったような気がする。</p>
<p><span style="color: #993366;">「それじゃあ、『クリちゃん初めてのボックス入り記念！　何回連続でイケるかな歓迎会』を始めまーす！　最初は私ねー♡」</span><br />
「おねが、も、ゆるし――」</p>
<p><span style="color: #993366;">「よぉい、スタートぉ♡」</span></p>
<p>私の懇願なんて、目の前のミミックにしか届かない。</p>
<p>夜の酒場で騒ぐ荒くれ者共のような盛り上がり見せる、無数のサキュバスのうち一人が、私の陰核をつまんで上下にしごき始めたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ぁぁぁ――！！？　ぁぁぁぁぁぁあ――！！！　ぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁあああああーーーーーーーー！！！？」</p>
<p>クリトリスから湧き上がる快感が、全身に響いていく。毛穴という毛穴がぶわりと開き、筋肉が不規則な痙攣を始め、骨は髄まで快感に付け込まれたような心地。</p>
<p><span style="color: #993366;">「うっはぁ～♡　クリボックスって、すごぃぃ～♡　クリちゃんすっごくしごきやすいし、びくびく震えてて、気持ちよさそうなのすっごい伝わってくるぅ～っ♡」</span><br />
「ぁ゛ぅぁぁぁぁっ！！？　やだっ、やだっ！！！？　やめ゛てぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！？」</p>
<p>サキュバスは親指と人差し指で陰核を挟んで、にゅこにゅこ、にゅこにゅことしごき続ける。</p>
<p>あらかじめ垂らされたぬるぬるの粘液のせいだろうか、それともサキュバスの技巧によるものだろうか、その激しい動きに痛みはなく、ただひたすらに混じりっけのない快感。</p>
<p>肉体はなく、クリトリスだけが箱からにょっきり飛び出た状態というのは、ひどく触りがいがあるらしい。クリトリスの根元も、先も、裏ですらも、漏れなく丁寧に指先が擦り付いてくるのだ。</p>
<p>「ぁぅ゛あ――！！！？　ひ――♡♡♡♡　ぃぁ゛ぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡　やだっ、やめでよ――！！！？　ぉ゛ぁ――！！！？　ぁぁぁあ゛っ♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！？」</p>
<p>私は真っ暗な空間でのたうち回りながら叫び続けて、そして全身をのけ反らせながら絶頂する。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：2回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：2回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：18</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：58シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『しこしこされるの気持ちいいーー♡　これだけで何十回もイケちゃいそーーーー♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>箱の裏に刻まれた卑猥な数字が、音もなく加算された。</p>
<p><span style="color: #993366;">「ぁはぁ♡　すごぉい、もうイッちゃったよぉ♡」</span><br />
<span style="color: #993366;">「大当たりだねー♡　こんなに敏感な子が、いきなりクリボックスになってくれるなんてー♡」</span></p>
<p><span style="color: #993366;">「ねーねー！　次私にもイカさせてよー！」</span><br />
<span style="color: #993366;">「えー、まだまだだよぉ。1回イカせたぐらいで満足するわけないじゃなーい♡」</span></p>
<p>「やだっ、なんで続け――♡♡♡♡　ぁぅ゛あっ、ぁぁぁぁあ゛――♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああっ♡♡♡♡」</p>
<p>私は陰核をいじくっている相手がサキュバスであることとか、痴態をミミックに見られていることとか、そういったことを全て忘れて快楽に悶え苦しむ。抑圧的な状況を全て忘れさせるぐらい、暴力的な気持ちよさだった。</p>
<p>「ねぇ、大丈夫？　やっぱりサキュバスの本気ってきついよねぇ」</p>
<p>ミミックが少し心配そうに私の顔を覗き込む。私はあまりの気持ちよさに耐えられなくなって、無我夢中で彼女に抱き付いた。</p>
<p>「おっ」</p>
<p>突然抱き付かれてミミックが驚いたような声を上げるけれど、彼女が本来人間の敵であることなんて気にしていられなかった。ただただ気持ちよすぎて、その気を紛らわせられないか必死だった。</p>
<p>「ぅ゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡♡　ぁぐっ、ぁっ♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」<br />
「うん……、うん……」</p>
<p>ミミックが私の背中をぽんぽんと叩いてくれる。だけど何をしても陰核を襲う快感は止まらない。私はただ無意味に、ミミックに強く、強く抱き付くだけ。</p>
<p>こんなに気持ちよくされたら、いつかそのうち死んでしまう。</p>
<p>「そんなことないよ」<br />
「ぁぅ゛ぁ――♡♡♡♡　ぁ゛――！！？」</p>
<p>ミミックが私に抱き付かれたまま、私の頬に両手を添えて言った。優しい微笑み。私にはその言葉と表情の意味が理解できなかった。</p>
<p>「言ったでしょ？　君が掛かったのは、宝箱を開けた人をミミックにしてしまう罠だって」<br />
「だからっ、な゛――♡♡♡」</p>
<p>「君はもうミミック。姿形は人間でも、中身はすっかり別物なんだ」<br />
「ぉ――♡♡♡」</p>
<p>そんなばかな――その言葉は快感のせいで喉に詰まって出てこない。</p>
<p>「魔族のことは多少知ってるでしょ？　寿命の概念は消えて、肉体は常に若く頑丈、精神力だって人間の比じゃない。どんなに気持ちよくても死ぬことはないし、気が狂うこともない。君はこれからきっと、あいつらにアソコをいじくられたまま、何年、何十年、何百年と生きるんだろうね」</p>
<p>それは全てが嫌になるぐらい残酷な言葉だった。こんなことがずっと続くなら、いっそのこと狂ったほうがマシだ、死んだほうがマシだ！！</p>
<p>「お願い゛、助けで――っ！！！？　ぁ゛――♡♡♡♡　やだっ、こんなのっ、やだぁぁぁぁぁぁあああ゛っ♡♡♡♡」<br />
「うーん。残念だけど、私も奴らに主導権握られちゃってるから難しいなぁ。無理して何とかしようとしたら、私と君両方の魂が吹き飛んじゃう」</p>
<p>「そんな――！！！？　ぁ゛、ぁっ、ぁ゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>そんな問答をしている間に、私はイカされてしまう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：3回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：3回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：29</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：33シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『むりっ、むりっ、むりっ♡♡♡　もうクリちゃんしこしこされるのむりぃぃぃぃ♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>アソコから愛液が雨水のごとくあふれていく。精神体になると愛液の量は無尽蔵になるらしい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #993366;">「ねぇー！　そろそろ交代ー！！」</span><br />
<span style="color: #993366;">「もー、しょうがないなぁ。ま、これからいくらでも遊ぶチャンスはあるからね♡　またね、クリちゃん♡」</span></p>
<p>一人のサキュバスがひとしきり私の陰核をいじってイカせると、宝箱は新たなサキュバスに手渡される。</p>
<p>見た目だけで言えば私とそう年が変わらないであろう少女は、私の陰核を口にくわえたのだ。</p>
<p>「ふぉぉぉぉぉおおおおおおおっ♡♡♡♡　ぉ゛――♡♡♡♡」<br />
<span style="color: #993366;">「ちゅっ、んむっ、れろぉ……！　うーん♡　クリちゃんおいしー♡」</span></p>
<p>先ほどの暴力のような責めとは違う。甘く蕩けるような快感。小さく先細の舌が、陰核の先から根元までを丁寧になめ回していく。</p>
<p>だけど今は、甘いのが辛い。脳がどろどろに溶けるような感覚が怖い。</p>
<p>「やだっ、やだぁぁぁっ♡♡♡♡　おねがっ、助け――！！！？　助けてよぉぉぉぉおお！！！？」</p>
<p>私はミミックにしがみ付く。もうトレジャーハンターとしてのプライドも、人間としてのプライドすらもない、みっともない姿。</p>
<p>するとミミックがぽつりと言うのだ。</p>
<p>「まぁ、最初は確かに憤慨したけどさ。人の<ruby>箱<rt>いえ</rt></ruby>を勝手に魔改造して、知らない人間と無理やり同居させるようなことして」<br />
「はぐ――！！？　ぅ、ぁ゛――！！？」</p>
<p>「だけど君が来てくれたから」</p>
<p>脈絡のない言葉。そしてミミックの飄々とした表情に、妖しい光を感じる。</p>
<p>「知ってる？　ミミックってすごく孤独な魔族なんだよ。迷宮の中で宝箱のふりをして、ぽつんと独りぼっち。魔族も人間も近づいちゃこない。まぁ、人間だったら殺しちゃうんだけどさ。ずっとずっと独りで、退屈で、寂しくて……」<br />
「ッ――！！！？　ッ――！！！？」</p>
<p>「だけど今、君がここにいる。こうして私のことを抱き締めてくれる」</p>
<p>ミミックが、必死にしがみついている私の体を抱き締め返した。</p>
<p>「ね。私と一緒に、ここに暮らそ……♡」<br />
「ヒ――♡♡♡」</p>
<p>ミミックの体はひんやりと冷たく、火照りすぎた体にちょうどいい。抱擁の力加減は心地よく、体がひとりでに弛緩する。</p>
<p>「君の体、温かいなぁ♡　こんなに温かくて柔らかいものを抱き締めるの、生まれて初めてかも……♡」<br />
「ひぁ、ぁ、ぁ――♡♡♡」</p>
<p>「ねぇ、いいでしょ？　私と暮らそうよ」</p>
<p>確かに、ミミックの生に同情を感じる余地はあるのかもしれない。彼女は魔族と呼ぶにはあまりに可憐で、孤独で、好意的だ。</p>
<p>だけど私は応えた。</p>
<p>「やだ……！！！　やだ……！！！　やだぁぁぁぁあっ！！！？　だって、私っ、こんな――！！！？　ぁ゛――♡♡♡♡　ぁひっ、ひゃっ、ぁぅあ゛、ぁ゛あ――♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡」</p>
<p>こんな風に真っ黒な空間で、陰核をいじくられてイキ続ける生活なんて耐えられるはずがないじゃないか！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：4回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：4回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：48</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：15シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『クリちゃんぺろぺろなめられるのすごいぃぃ♡♡♡　こんなのクリちゃんが溶けちゃうよぉぉぉぉ♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「どの道、君はここから出られないよ。だって、<ruby>君<rt>・</rt></ruby><ruby>は<rt>・</rt></ruby><ruby>ミ<rt>・</rt></ruby><ruby>ミ<rt>・</rt></ruby><ruby>ッ<rt>・</rt></ruby><ruby>ク<rt>・</rt></ruby>なんだから」</p>
<p>ミミックが私のことを抱き締めたまま、全身を優しくなで姦してくる。</p>
<p>「んひぁ――♡♡♡♡　ぁあ゛♡♡♡♡　ふぁぁああ――♡♡♡♡　やめっ、やだっ、ぁぁああっ♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>むき出しの性的快感に、優しく、心地よく、甘えたくなるような快感が混じり込む。今まで散々陰核だけを気持ちよくさせられてきたせいで、全身への愛撫だけでイッてしまいそう。</p>
<p>「すごいね。一体、どれだけ気持ちいいんだろう……♡」<br />
「ひーーーーっ♡♡♡♡　ひーーーーーーーーっ♡♡♡♡」</p>
<p><span style="color: #993366;">「次はわったしー！　よろしくね、クリちゃん♡」</span></p>
<p>「ぅ゛ぁぁぁあああっ♡♡♡♡　やだっ、やめで――！！！？　ぁ゛ぁぁぁぁああ！！！！　ぁ゛ぁぁぁあああ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>どれだけ私が泣き叫んでも、この無限に続く地獄から逃れる術はないのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうして、私はサキュバスとミミックにイカされ続けることになる。</p>
<p>私の陰核が入った宝箱は、サキュバスたちの住処のどこかにある、テーブルの上に安置されていた。</p>
<p>側には、粘液の入った小瓶、鳥の羽根、豚の毛で作られたブラシ、よく分からない細かく振動する魔導石、スライムのような柔らかい何かの塊――私の陰核をいじめるためのいろいろな道具が並べられている。</p>
<p>そしてサキュバスたちは気まぐれのように、私の陰核をいじりに訪れるのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あるときは鳥の羽根で優しくなでられる。</p>
<p>「ぁぐっ、ひっ、ぁ゛ぁぁぁぁああっ♡♡♡♡　やだっ、これっ、なんでこんな、焦らして――！！！？　やだっ、ちゃんと触って、もっと気持ちよくしてよぉぉぉぉぉ♡♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：2回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：38回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：96</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：10シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『ぞくぞくするっ、羽根で焦らされるのぞくぞくするぅぅぅ♡♡♡♡　もっと焦らして、気が狂っちゃうぐらい焦らしてぇぇぇ♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その刺激はあまりに焦れったくて、私は嫌が応でも腰をふりふりと横に振ってしまう。あんなにも『もう気持ちよくしないで』と泣き叫んでいたのに、羽根でなでられている時だけは『もっと気持ちよくして』と懇願してしまうのはどうしてだろう？</p>
<p>だけどそのままさわさわとなでられ続けると、私は絶頂してしまう。</p>
<p>「ぁぇっ♡♡♡♡　ぁぇ゛っ♡♡♡♡　ぁぅぁ゛ぁぁぁああああ♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　なんでっ、私、今イッて――！！！！？　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>そのときの感覚は、全身がぶわりと鳥肌立つよう。どうしてこんな軽い刺激でイッてしまうのだろう？　本当に本当に不思議で苦しいことばかりだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>またあるときは豚毛のブラシで磨かれる。</p>
<p>「ぃ゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　きつい゛っ♡♡♡♡　ぶらしっ、きづい゛いぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！！？　ぁぐっ、ぁ゛――♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：9回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：136回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：213</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：3シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『じょりじょりされるの気持ぢいぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡　クリちゃんの神経が全部掘り起こされるみたい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>豚の毛は存外に硬く、陰核を磨くとじょりじょりという音が鳴るほど。その強烈な刺激に、私は悲鳴を上げることしかできない。</p>
<p>こんなことをされたら、あっという間にイッてしまうのは当然のことだ。</p>
<p>「ひーーーーっ♡♡♡♡　ひぎっ、やめ――！！！？　ひーーーーーーーーっ！！！？」</p>
<p>だけどサキュバスたちは磨くでは飽き足らず、いろいろな方法で私の陰核をいじめてくる。</p>
<p>例えば、陰核に触れるぎりぎりのところでブラシを擦ったり。</p>
<p>「ふぐっ、ぅぅぅぅぅううう！！！？　なっ、焦らさ――♡♡♡♡♡　いやっ、ぅ゛～～～～～～～～！！！？　これっ、刺激っ、ちょうどい――♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>例えば、ブラシの毛先を陰核に突き刺すように押し付けてきたり。</p>
<p>「んひぎゃぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡♡　ぁ゛、刺さ――！！！！？　痛、ぐな――♡♡♡♡　ぁぎっ、ぃ゛、なんでっ、こんな――♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>例えば、ブラシの先で陰核の根元をほじくってきたり。</p>
<p>「ふぁぅぉぁぇぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおっ♡♡♡♡♡　やめっ、やめっ、やめっ♡♡♡♡♡　そこっ♡♡♡♡♡　ぉ゛っ、ぁ゛っあっぁっあっぁぁぁぁあ゛っ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>どんないじり方でも好き嫌いもなく、私はイッてしまうんだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>またあるときは細かく振動する魔導石を押し当てられる。</p>
<p>「ぁ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおっ！！！！？　にゃに――♡♡♡♡♡　これっ、震えててててててててぇぇぇぇぇぇぇええええええええ゛っ！！！！？　ぉ゛ぉぉぉぉお～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：21回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：608回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：497</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：1シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『溶けるっ♡♡♡♡　とけっ、溶けぅぅぅぅぅぅぅう♡♡♡♡♡　クリちゃんが全部甘いぃぃぃぃぃいいいっ♡♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それはサキュバスたちの間で『ローター』と呼ばれていたもので、<ruby>そ<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>い<rt>・</rt></ruby><ruby>う<rt>・</rt></ruby><ruby>こ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby>のために作られたものらしい。なるほど、確かに陰核を細かな振動でぶるぶると震わせられると、腰が浮き立つような快感を覚える。</p>
<p>「んな゛っ、ぁっあっぁっあっ、ぁ゛ぁぁぁぁあああああっ！！！！？　これっ、さっきのローターと違――ぁ゛ぁぁぁああああ～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！？」</p>
<p>サキュバスたちはさまざまな『ローター』を持っているらしい。</p>
<p>先が細くなっていて、クリトリスの根元をピンポイントでいじれるもの。</p>
<p>「ひぃ゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡♡　根元っ、ほじほじっ、ほじほじしちゃやだぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>二股に分かれていて、陰核を挟みこむもの。</p>
<p>「ぁ゛～～～～～～～～～～っ♡♡♡♡♡　挟まれっ、はさまれてぅ――！！！？　振動がっ、挟んで――！！！！？　ぇ゛ぉぉぉおおおおお～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！！！？」</p>
<p>細かな振動の中に、ツトン、ツトンという衝撃が混じったもの。</p>
<p>「んぉ゛っ♡♡♡♡♡　ぉ゛っ♡♡♡♡♡　ぁ゛っ♡♡♡♡♡　やだっ、これっ響く♡♡♡♡♡　奥までっ、響いてッ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：96回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：683回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：761</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：0.6シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『ぶるぶるっ最高っ♡♡♡♡♡　最高っ、最高ぉぉぉぉ♡♡♡♡♡　もっとしてっ♡♡♡♡♡　クリちゃんもっとぶるぶるしてぇぇぇぇぇぇぇええ♡♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>どうしてこんなものにたくさんの種類があるのだろう。ただ苦しんでいるだけの私には、どうしてそこまで熱心になれるのか理解できなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そしてあるときはスライムのような何かに陰核を包まれる。サキュバスたちはそれを『クリオナホ』と呼んでいた。</p>
<p>「ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！？　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：153回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：2071回</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：1190</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：0.09シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　一番好き――♡♡♡♡♡　クリオナホ、一番好きぃぃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それは陰核に快感を与えることを、極限まで突き詰めた道具だった。ぷるぷるとしたスライムは柔らかく、陰核を蕩かせるような感触。しかしそんな柔らかな身の中に、砂利のような細かい粒が混じり込んでいるのだ。</p>
<p>「ぁぐぁ～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ひ――♡♡♡♡♡　ぃぎ――♡♡♡♡♡♡　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡　ぁぎゃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>細かな粒が、ぬるぬるの粘液に混じってクリトリスをじゃり、じゃりと擦り上げていく。それはどんな道具よりも強烈で、私は言葉も利けず、ただふたの裏に書かれた卑猥な数字だけがみるみるうちに膨らんでいくのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><ruby>境<rt>・</rt></ruby><ruby>界<rt>・</rt></ruby>がなくなっていく。今日と明日、本能と理性、そして<ruby>私<rt>・</rt></ruby>と<ruby>彼<rt>・</rt></ruby><ruby>女<rt>・</rt></ruby>。</p>
<p>ミミックは私のことを愛おしそうに犯し続けた。</p>
<p>「次はどんなことしよっか？」<br />
「ぁ゛――♡♡♡♡♡　ぃ゛あ――♡♡♡♡　ぁ゛ぁぁぁぁああ――♡♡♡♡♡」</p>
<p>「おっぱいだけ延々と責めてみたら、気持ちいいかな……♡」<br />
「んぉぉぉぉおおおっ！！！？　ぉっ♡♡♡♡♡　ぁ゛っ、ぁっあっぁっぁっ♡♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>今日がもういつだか分からない、そもそもいつ日付が変わったかすら分からない。だけどずっと犯され続けてどんなに気持ちよくても死ぬことはないし、気が狂うこともない。</p>
<p>私がもう人間ではないというのは本当のことらしい。私はもうミミック。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：79回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：桁があふれちゃったのでそのうち改修します ごめんね♡ byクリボックス研究会</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：42013</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：32回/シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『気持ちいいっ♡♡♡♡♡　気持ちいいっ♡♡♡♡♡　気持ちいいっ♡♡♡♡♡　クリちゃん気持ちいいぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>……私は、誰だっけ？　……何だっけ？</p>
<p><span style="color: #993366;">「おっはよー、<ruby>ク<rt>・</rt></ruby><ruby>リ<rt>・</rt></ruby><ruby>ち<rt>・</rt></ruby><ruby>ゃ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby>♡　今日もたーっぷり、気持ちよくしてあげるからねぇ♡」</span></p>
<p>……あぁ、そうか、そうだったっけ。私はミミックで、<ruby>ク<rt>・</rt></ruby><ruby>リ<rt>・</rt></ruby><ruby>ち<rt>・</rt></ruby><ruby>ゃ<rt>・</rt></ruby><ruby>ん<rt>・</rt></ruby>。だって<ruby>皆<rt>・</rt></ruby>、そう呼んでいるから。</p>
<p>「はぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡♡　ぁぅぁっ、ぁぁぁぁぁあっ♡♡♡♡♡　気持ちいいっ、好きっ、気持ちいいの好きぃぃぃぃっ♡♡♡♡♡」</p>
<p>いつしか私は、全身を快楽に漬け込まれて、心の底から悦んでいることに気付いた。</p>
<p>何だろう。自分の中に残った<ruby>何<rt>・</rt></ruby><ruby>か<rt>・</rt></ruby>――その最後の一滴が消えていきそうで、少し怖い。だけど<ruby>彼<rt>・</rt></ruby><ruby>女<rt>・</rt></ruby>がうれしそうに頬を緩めながら、私のことを抱き締めてくれる。</p>
<p>「このまま、ずっといよう……♡」<br />
「うんっ♡♡♡♡　うんっ♡♡♡♡　ぁっ、んっ、ぁぁぁあっ♡♡♡♡　ッ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡♡」</p>
<p>私と彼女が一つになったみたい。幸福感が包み込む。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #800080;">イッちゃった回数：709回</span><br />
<span style="color: #800080;">合計でイッちゃった回数：桁があふれちゃったのでそのうち改修します ごめんね♡ byクリボックス研究会</span></p>
<p><span style="color: #800080;">クリちゃんの感度：50912</span><br />
<span style="color: #800080;">次イッちゃうまで：96回/シコ</span><br />
<span style="color: #800080;">今のお気持ち：『幸せ――♡♡♡♡♡　ずっと、気持ちよくして――♡♡♡♡♡　ずっとずっと、クリちゃんを気持ちよくしてください――♡♡♡♡♡』</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私はミミック。宝箱の中で、永遠に彼女と愛し合うんだ。</p>
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		<title>ふたなり魔法少女が懇願するまでオナホで寸止めを繰り返してから搾精する</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 17 Aug 2020 06:07:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】一人に責められる]]></category>
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					<description><![CDATA[魔法少女は、魔力を精液に宿す都合で全員がふたなりでした。そんな魔法少女の1人『ひかり』が敵の女幹部に徹底的に搾精されてしまいます。魔力を空っぽにするための機械姦、電動のオナホールでおちんちんをしごかれると、いけないことのはずなのにどんどん気持ちよくなってしまいます。だけど射精する直前で……？]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><b>◆あらすじ</b></p>
<p>魔法少女は、魔力を精液に宿す都合で全員がふたなりでした。そんな魔法少女の1人『ひかり』が敵の女幹部に徹底的に搾精されてしまいます。魔力を空っぽにするための機械姦、電動のオナホールでおちんちんをしごかれると、いけないことのはずなのにどんどん気持ちよくなってしまいます。だけど射精する直前で……？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔法少女スペルマ・スター――世にはびこる魔族と戦うべく、人間でありながら膨大な魔力を身に宿す少女たちである。</p>
<p>しかし魔力というのは、本来人間にごく少量しか宿らないものである。魔族に対抗でき得るだけの魔力を無理やり宿そうとすると、通常は脆い肉体が耐えきれず爆発四散してしまう。</p>
<p>魔法少女になるためには、肉体が拒絶反応を起こさない形で大量の魔力を宿す必要があった。</p>
<p>物質世界に生きる人間に魔力を宿すためには、魔力も物質に変換する必要がある。その上魔力は消費するものだから、再生できるものでなければならない。しかし人間が本来持ち得ない機能を有すると、因果が歪んでしまう恐れがある。</p>
<p>そんないろいろな都合があって、少女に魔力を宿す最も効率的な方法が考案される。それは魔力を<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">精</span><span class="boten">液</span></span>に宿すことだった。</p>
<p>つまり魔法少女たちには全員おちんちんが生えているのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔法少女ひまりは戦いに敗れた後、敵の基地まで連れ去られていた。どこかの研究所のような、白いタイルに囲まれた部屋。</p>
<p>普段は黒髪ショートの素朴な少女だが、変身している今はシルバーのロングヘアになる。小柄で胸や尻は発展途上。魔法少女としての衣装はピンクが基調で可愛らしいが、ミニスカにニーソだから太ももが丸見え。肩や腋、ヘソも出ていて露出が激しい。</p>
<p>ひまりは今、そんな衣装を身に纏ったまま、物々しい鉄の台座の上で、四つん這いの姿勢で拘束されていた。</p>
<p>「ふふふ、ようやく捕らえましたわ。魔法少女、ひまりさん♡」</p>
<p>眼前で嗤う女性は悪の幹部キト。</p>
<p>薄い紫のロングヘア。ひまりよりも少し年上の顔立ち、そして彼女よりは背が幾分か高く、胸も尻も大きい。黒いビキニのような衣装を身に付け、腕には黒のグローブ、脚には黒のニーハイソックス。</p>
<p>過激な衣装もさることながら、側頭部から生える2本の角、こうもりのような羽根もあって、彼女はサキュバスを連想させるような人物だった。</p>
<p>「くすくす。一騎当千の魔法少女が、まさかあーんな罠にかかるなんて♡」<br />
「卑怯だよ……！　あんな、アレがああして、あんなことするなんて……！」</p>
<p>「それがアレでああだと気付かなかった貴女が悪いんですよ？」<br />
「くぅ……！」</p>
<p>正義のヒーローがいつも勝利するとは限らない。魔法少女たちは戦闘能力こそ高かったが、まだ幼い故か謀略の類にはめっぽう弱かった。</p>
<p>故に魔法少女が敗北して捕らわれるのはよくあること。そしてこれから行われるのも、よくある出来事である。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「さて、これから貴女を無力化させていただきます」<br />
「何をする気……！？　私は拷問なんかには絶対に負けない……！」</p>
<p>「うふふ♡　それはどうかしら」</p>
<p>ひまりはキトのことを鋭くにらみ付けるが、彼女はちっとも動じない。それどころかひまりのスカートをめくり上げて、純白のパンティーをズリ下ろすのだ。</p>
<p>「きゃぁぁっ！？」<br />
「まぁ大きい♡」</p>
<p>ボロンという擬音と共に、ひまりの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">イ</span><span class="boten">チ</span><span class="boten">モ</span><span class="boten">ツ</span></span>が零れる。魔力を身に宿す都合上、魔法少女たちは全員が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">ふ</span><span class="boten">た</span><span class="boten">な</span><span class="boten">り</span></span>だった。</p>
<p>「強い魔法少女ほどおちんちんも大きいというのは本当なのですね。こんなに可愛らしい女の子なのに、もう大人サイズではありませんか♡」<br />
「っ、ぅぅ……！？」</p>
<p>ひまりの顔が赤く染まる。</p>
<p>確かに彼女のイチモツは、無毛のくせに同年代の男子のそれより遙かに大きい。しかも既に皮が剥けていて立派なものだ。</p>
<p>ツルツルした睾丸の裏にひまりが元来持つ<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">一</span><span class="boten">本</span><span class="boten">筋</span></span>が隠れてしまっているせいで、下半身だけ見れば男の子だと誤認してしまう者も居たかもしれない。</p>
<p>キトの言葉は、男であれば自信を持つ、或いは興奮するものかもしれなかったが、年頃の女の子にとっては羞恥心を煽る言葉でしかなかった。</p>
<p>「こんなことをして、何の……っ」</p>
<p>ひまりはキトから顔を背ける。その瞬間、キトは『隙有り♡』と言わんばかりに彼女のイチモツを掴んだ。</p>
<p>「ひゃぅい！？」</p>
<p>四つん這いになったひまりの腰が引けるが、キトはそれを無視して、ひまりのイチモツをリズミカルにしごき始める。</p>
<p>「魔力の源泉はおちんちんにあります。つまり気持ちよくしておちんちんの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">中</span></span>を空っぽにしてあげれば、魔力もなくなるというわけです♡」<br />
「っ、ぁっ、ぁぁ……！？」</p>
<p>ひまりのイチモツが大人並みに大きいと言っても、感度自体は幼い少女の体そのものだった。おまけにキトは敵ではあるが、同時に可愛らしい女性でもあり、その肢体と衣装は過激そのもの。故に彼女のイチモツはあっという間にバキバキに勃起してしまう。</p>
<p>四つん這いになった姿勢。勃起したイチモツが股間から下に垂れる。それはまるで牛の乳搾りのような光景で酷く屈辱的だ。</p>
<p>「ひまりさん、オナニーをしたことはおありで？　もちろん、おちんちんのお話ですよ？」<br />
「んなっ、な……！？」</p>
<p>ひまりの顔がさらに赤くなる。そのギクリとした表情を見るだけで、答えなんて分かりきっていた。</p>
<p>「言わないと先っぽ苛めちゃいますよぉ♡」<br />
「んぎぃっ！！？」</p>
<p>キトが亀頭を親指と人差し指で強くこすり始める。ザラザラした指紋で亀頭をキュッキュッと磨かれる。</p>
<p>痛みにも似た鋭い快感に、ひまりは堪え性もなく叫んだ。</p>
<p>「してるっ！！？　してるからぁぁっ！！？」<br />
「あら、いけない子♡　いつシてるんですの？」</p>
<p>「んく……っ！　そ、その、戦った後、変身を解除する前に……っ」<br />
「なーるほどー。確かに、戦闘後は魔力が減るのを気にする必要がありませんものねー♡」</p>
<p>この質問自体に実質的な意味はない。しかしひまりはキトに主導権を握られていることを実感した。自分がどれだけ抵抗しようとも、おちんちんの先っぽをゾリゾリされるだけであえなく屈服してしまうのだ。</p>
<p>「じゃあご褒美に、サオを思いっきりしごいて差し上げます♡」<br />
「んぁっ！？　やめっ、ぁっ、ぁぁぁっ！？」</p>
<p>キトの手コキが激しくなる。それは彼女を弄ぶためではなく、射精させるために極めて効率的で、遊びのない動き。</p>
<p>ひまりが1番刺激しなれている場所――陰茎を握って、一定のリズムで上下にしごく。握力は生卵を握りつぶさない程度の強さ。しかし人差し指の先を裏筋に当てるようにして、そこだけ気持ち強く力を込める。</p>
<p>「ぅあっ！？　ぁっ！　ぁぁぁっ！！？」</p>
<p>ひまりは悲鳴を上げるだけ。腰を振って逃げることも、下腹部に力を込めて我慢することもできない。敏感な上に、快楽から逃れる術も知らない――そんな彼女がすぐに射精してしまうのは、当然の話だった。</p>
<p>「んぁっ、ぁっ！！？　っ――！！　っ～～～～～～！！？」</p>
<p>水鉄砲のように鈴口から精液が迸る。</p>
<p>射精の最中であっても、キトの手コキは止まらない。ただ一定のリズムで、無情に、効率的に手を動かし続ける。それは『愛する』だとか『奉仕する』だとかではなく、『搾り出す』という言葉が相応しい。</p>
<p>ひまりの腰が痙攣する。腰がググッと下方に押し込まれて、フッと上に浮いたと思ったら、また力強く突き下げられる。それは精液を押し出すポンプのような動きだ。彼女は、精液が綿毛か何かになって自分の尿道をごちょごちょとくすぐっているような錯覚を覚えた。そして彼女の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">女</span><span class="boten">性</span><span class="boten">部</span><span class="boten">分</span></span>からは、愛液が垂れていた。</p>
<p>「っ、はぁっ……！？　はっ、ぁ……！？」</p>
<p>十数秒。男のオーガズムにしては長い射精を味わったひまりは、その場でぐったりとうなだれた。もっとも、四つん這いのまま拘束されているから姿勢は変えられないのだが。</p>
<p>「うふふふ。次はどうしましょうか？」<br />
「っ……！　まだ、やる気なの……！？」</p>
<p>「もっちろん♡　1回イッたぐらいで魔力が尽きるほど脆弱ではないことは知っていましてよ♡」</p>
<p>普通の男だって、1回射精したからと言って精巣の中が空っぽになるわけではない。ましてや魔法少女は大量の魔力を宿す者。媒介となる精液の量は普通の男の比ではないのだ。</p>
<p>「でも構いませんよね？　白いおしっこピュッピュするの気持ちいいですものねぇ♡」</p>
<p>キトが勝利を確信した笑みを浮かべている。</p>
<p>その表情を見ると、ひまりは自分の頭が熱くなる心地がした。敵が余裕綽々な態度を取っているのが気に食わないと思うのは至極当然のことだ。元よりこれ以上精液を搾り取られると、魔法少女としての力が失われるかもしれない。</p>
<p>ひまりにささやかな反抗心が蘇る。</p>
<p>「こんなの、気持ちよくなんか、ない……！」</p>
<p>「あら、あんなに気持ちよさそうにしてたのに？　お好きじゃないんですか？」<br />
「あんなの、したくないもん……！」</p>
<p>「ピュッピュしたくないんですか？」<br />
「そんなこと……したくないぃ！！」</p>
<p>ひまりは叫んだ。少女の精一杯の怒号が、部屋を響かせる。</p>
<p>反響音が消えて数秒、キトは沈黙する。ひまりがその沈黙に何らかの意味を見出して、俯いた顔を持ち上げた瞬間のことだった。</p>
<p>「ふーん♡」</p>
<p>キトは嗤う。それは余裕どころか、『その言葉を待っていた』と言わんばかりの表情。ひまりの背筋にゾワリと冷たいものが走った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>突然、ゴウンという機械の音が鳴る。</p>
<p>「ひ……っ！？　な、なに……！？」</p>
<p>ひまりが辺りを見渡すと、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">足</span><span class="boten">下</span></span>で変化が起きていたことに気付く。</p>
<p>台座から彼女の脚の付け根に向かって、何かが伸びてくる。金属の棒でできたアーム、その先端には<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">筒</span></span>のようなもの。ぷるぷるしたシリコンか何かでできていて、色はピンク色、ジュースの缶ぐらいの大きさか。そして全体が粘液に濡れていて妖しくテカっている。</p>
<p>ひまりは、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">れ</span></span>が『オナホール』と呼ばれていることを知らなかったが、すぐに体で用途を教え込まれることになる。</p>
<p>クチ、クチ……、ズチュ……ズチュズチュズチュ！</p>
<p>「んぉっ！！？　ぉ、ぁ……ぉおぉぉぉっ！！？」</p>
<p>オナホールにひまりのイチモツが飲み込まれる。最初は亀頭と入り口の位置を合わせるためにゆっくりと。そして先っぽが入った瞬間、根元まで一気に。</p>
<p>「こぇ……っ！？　待っ……！！？」</p>
<p>ひまりはこの妖しい器具の用途を容易に悟った。そして手で扱かれるのとは桁違いに気持ちいいことも悟った。呼吸か鼓動か筋肉の痙攣か、ほんの僅かな体の揺らぎだけで、竿から亀頭までがクチクチと舐られているような心地がするのだ。</p>
<p>『これは、まずい！』――ひまりは思わず声を上げたが、意味はなかった。</p>
<p>グチュン、グチュン、グチュグチュグチュグチュ！</p>
<p>「ひぃぃぃぃぃぃっ！！？　ぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>オナホールが勢いよくピストン運動を始める。射精した直後にしてはあまりに強烈過ぎる責め。ひまりは歯を食いしばりながら悲鳴を上げることしかできない。</p>
<p>オナホールの内側には細かな<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">溝</span></span>が彫られていた。V字の溝が、ピストン運動の度にイチモツをゾリゾリと磨いてゆく。そして先っぽには無数のイボイボが生えている。小指の先を敷き詰めたようなイボイボが、奥に誘われた亀頭をコリコリをこねくり回してくるのだ。</p>
<p>「んもっ！？　んもぉぉぉぉっ！！？　ひゃっ、ひゃめっ、いぅっ！！　ぃっ、ぁっ、ぁあぁぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>手コキですらものの数分で射精してしまったひまりが、オナホコキに耐えられる道理はなかった。あっという間に上り詰めて、すぐさま絶頂を迎えようとする。</p>
<p>その瞬間のことだった。</p>
<p>グチュグチュ、グチュン、グチュン、……クチュ……。</p>
<p>「ぅぁ……っ！！？　ぁ、ぁ……！？　……ぁ……？」</p>
<p>オナホの動きがピタリと止まった。それもあと1ストロークで射精するという、最悪のタイミングでのことだ。</p>
<p>ひまりは無意識の内に腰を振ろうとした。自分から射精の快感を欲したのだ。しかし。</p>
<p>ガシャン。</p>
<p>「んぁ……っ！？　ぇ……っ！？」</p>
<p>台座から3つの金属の枷が突然飛び出してきて、ひまりのウエストと両太ももを固定する。ひまりは四つん這いのまま腰を動かせなくなってしまった。</p>
<p>「っ、くっ、ぁ……っ！」</p>
<p>せっかく上り詰めていた快感が引いてゆく。何だか酷く焦れったくて、ひまりは苦悶の声を上げた。機械の故障？　――最初こそ、彼女はのんきにそんなことを思った。</p>
<p>そしたらオナホがまた動き始めるのだ。</p>
<p>グチュグチュグチュグチュ！</p>
<p>「んぁっ！！？　ぁっ♡　ぁ、ぁあぁぁぁぁぁっ！！」</p>
<p>ひまりの口から再び漏れ出る嬌声。しかし彼女自身はきっと気付いていないのだろう、その声は先ほどよりもずっと蕩けていて、表情すらうっとりとしたものに変わっていることに。</p>
<p>「ぁっ、ぁあぁぁぁぁっ♡　もっ、だめっ、いっ、イぃぃぃっ！！？」</p>
<p>お預けを食らっていたせいで、限界が先ほどよりも早い。今度こそ射精する――またその瞬間のことだった。</p>
<p>グチュン、グチュン、グチュ、クチュ……。</p>
<p>「んぁ……！？　ぁ……、ぁぁ……！」</p>
<p>またオナホの動きがピタリと止まる。また無意識の内に腰を必死に動かそうとする。それでも腰が動くこともなければ、射精することもない。</p>
<p>ひまりは『機械の故障』という可能性を頭の中で排除した。彼女の性感を知り尽くしているかのような、極めて絶妙なタイミングでの停止。人の悪意をそれほど知らない少女でも、それが恣意的なものだと察する。</p>
<p>まさか――彼女が何かを悟った瞬間、満を持してキトが嗤った。</p>
<p>「……ピュッピュしたくないんですよねぇ♡」</p>
<p>またその言葉と共に、またオナホが動き出す。</p>
<p>「つあっ！！？　ぁっ、ぁっあっぁっあぁぁぁっ！？」</p>
<p>イチモツを蕩かせる甘い感覚。あっという間に訪れる限界。</p>
<p>そして射精の寸前でオナホは止まる。</p>
<p>「っっ！！　っくぅぅぅぅぅっ！！？」<br />
「ふふふふ……♡」</p>
<p>間違いない――目の前の女は<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">れ</span></span>が目的だ。</p>
<p>不思議なことに、ひまりはキトに対して深い憎しみを抱いた。普段戦っているときよりも、先ほど辱めを受けたときよりも、だ。</p>
<p>オナホールがまた動き出す。</p>
<p>「っぅぅぅっ！！？　ぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ！！？」</p>
<p>快感が上る。絶頂の瞬間、またオナホールが止まる。</p>
<p>「ぅあ゛ぁぁっ……！　ぁあ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>苛立ちの余り、少女のものとは思えないほど濁ったうめき声が出た。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それが何度も何度も繰り返される。ひまりは最初の手コキ以来、1度も射精することができなかった。ただ我慢汁だけがオナホールの中を満たして溢れてゆく。</p>
<p>人間というのは外的要因に影響される生き物である。</p>
<p>もしもキトが与える責め苦が痛みによるものだったら、きっと彼女の精神は硬化していたことだろう。しかし今与えられているのは快楽、故にその精神はただひたすら軟化してゆく。</p>
<p>時間にして数十分、寸止めされた回数にして3桁に上る頃。</p>
<p>「もっ、い゛や……っ！　おねがい、おねがいだからぁぁ……！　いかせへっ、イかせてよぉ……っ！？」</p>
<p>いつしかひまりは、宿敵に対して涙目で懇願するようになっていた。</p>
<p>彼女の股間ではオナホールがクチクチと小刻みに動き続けている。それぐらい優しく動かなければ暴発してしまうぐらい、彼女のイチモツは限界ギリギリをさまよい続けていた。</p>
<p>「あらぁ？　でもピュッピュしたくないって言ってたような気がしたのですが……」<br />
「したいぃ……っ、ピュッピュしたいよぉ……！」</p>
<p>「あら、そうだったんですかぁ……」<br />
「おねがいっ、おねがいしますぅ……っ」</p>
<p>キトがわざとらしい態度を取る。ひまりはそんな彼女に懇願し続ける。肉体の強靱さには不釣り合いだった脆弱な精神は、とうにボロボロに朽ちていた。</p>
<p>だけどキトはひまりの懇願をひとしきり聞いてうんうんと頷いてから、彼女の顎を持ち上げながら言うのだ。</p>
<p>「嫌です♡」<br />
「ぁぁぁ、ぁあ゛ぁぁぁぁぁ……っ！！？」</p>
<p>「どうして敵の望みを叶えなければいけないんですか？」</p>
<p>その言葉と同時に、またオナホールの動きが止まる。</p>
<p>ひまりは完全に弄ばれていた。目に溜まっていた涙が、ポロポロと零れ始めた。</p>
<p>キトは彼女の心が折れてなお、その心を粉々に砕ききるまで、ひまりに責め苦を味あわせるつもりだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「さて、私も暇ですから、貴女に<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">遊</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">で</span></span>もらいましょうか♡」</p>
<p>ひまりには、彼女が何を言っているのか理解できなかった。しかしキトはそんなことも気にせずに、突然衣服を脱ぎ始める。</p>
<p>「んしょ……っ」</p>
<p>ビキニのような黒くて薄い布を外すと、大きな胸が露わになる。</p>
<p>ひまりよりも少し年上な見た目の彼女、しかしそのバストサイズは比べるべくもない。彼女が動くたびに乳房がぷるんぷるんと可愛らしく揺れるのだ。形も良く、ピンク色の乳首が上にツンと向いている。</p>
<p>キトは台座の側に近付くと、四つん這いのまま苦しみ悶えているひまりの顔に、自分の胸を押し付けた。</p>
<p>「んむぅっ！？　んっ、む……っ！？」</p>
<p>温かくて柔らかい感触がひまりの顔面を包み込む。呼吸を妨げないよう最大限配慮された鼻先で、胸の谷間にこもる温かな空気を吸った。</p>
<p>ひまりはイチモツこそ生えているが、れっきとした女性だ。同性愛の気もない。</p>
<p>それにも関わらず、彼女の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">男</span><span class="boten">性</span><span class="boten">部</span><span class="boten">分</span></span>の興奮が加速する。その性的嗜好を疑ってしまうぐらい、散々硬くなったイチモツがさらに硬く勃起してゆく。</p>
<p>「ほら、吸ってご覧なさい」<br />
「んっ、んむっ！？　ん……ちゅっ……、ちゅっ、はっ、んむっ、ちゅぅ……っ！」</p>
<p>「んっ♡　ぁっ、ふふふ……。そんなにがっつかなくても、おっぱいは逃げませんよぉ♡」</p>
<p>胸の位置が横にずれて、乳首を口に押し当てられる。ひまりは反射的にむしゃぶり付いて、ちゅうちゅうと吸い始めた。</p>
<p>四つん這いのままイチモツをしごかれ、乳首を吸う――赤子よりもずっと下品でみっともない姿だ。それでも興奮した。興奮のおかげで『射精できるかもしれない』とも思った。</p>
<p>それでもイケない。ひまりが興奮する度に、オナホールの動きが目に見えて遅くなるのだ。それが辛くて、ひまりはさらにみっともなくキトの乳首を吸い続ける。</p>
<p>「んっ、ぁ……♡　ひまりさんのせいで、私も興奮してしまったみたいですわ♡」</p>
<p>キトはそんな彼女に追い打ちをかけるように、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">下</span></span>も脱ぎ始める。</p>
<p>秘部が露出する。魔法少女と違って、魔族の女性にはイチモツが生えているわけではない。純然たる女性の性器だ。</p>
<p>美しい陰毛。形は楕円形、色は髪と同じ薄紫、濃さは均一的。しかし剃ったり切ったりした痕跡は見られない、きれいなままの皮膚。そんな美しい秘部はシャワーを浴びた後の髪のようにぐっしょりと濡れていた。</p>
<p>「だけど残念、ひまりさんに気持ちよくしてもらおうと思ったのですが、届かないみたいですね」<br />
「ぁ゛、な……！？」</p>
<p>キトは片足を台座に乗せる。そしてひまりの目の前で、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">割</span><span class="boten">れ</span><span class="boten">目</span></span>を指で開いた。</p>
<p>ひまりの顔とキトの割れ目までの距離は、十数cm。黒い下着とは似ても似つかない、鮮やかなピンク色がひまりの視線をくぎ付けにする。</p>
<p>「仕方がありませんから、こうしましょうか」</p>
<p>キトの言葉はひまりの耳に入らない。彼女は艶やかな女性器を見るのに夢中だった。</p>
<p>それすらも織り込み済みのキトは、自分の指で、自分の秘部を弄り始めるのだ。</p>
<p>「ん……く、ぁ……♡　ぁ、ぁぁ……、今日はすごく敏感……！　ひまりさんのせいで昂ぶってしまったみたいですわ……♡」<br />
「ぅっ、ぅぅぅ……っ！？　ふーー……っ！！　ふーーーー……っ！！」</p>
<p>ひまりの眼前で、キトの秘部がこねくり回されている。</p>
<p>右手でクリトリスをつまんで、左手で膣口をくすぐり始めると、キトの口から甘い喘ぎ声が漏れる。彼女の声はひまりよりも少し低い。それが喘ぎ声になってクチクチという音と混じり合うと、子守歌のように心地良い。</p>
<p>雌の臭いが十数cm先にあるひまりの鼻を突く。ひまりの鼻息が荒くなる。彼女は美女のオナニーを見て明らかに興奮していた。黒いグローブと黒いニーソックスは付けたままなのが、余計に背徳感を覚えさせた。</p>
<p>「ぁっ、ぁぁぁ……っ♡　私、もう、イッちゃいそ――んんんんんんっ！　～～～～～～～～～～♡♡」</p>
<p>そうしてキトはあっさり絶頂を迎える。潮がピュッと飛び出て、四つん這いになっているひまりの手を濡らした。</p>
<p>「ぅあ゛ぁ……！？　ぅ゛ぅぅぅぅぅ……！！？」</p>
<p>誰からも強制されることなく、自由気ままに絶頂を迎えたキト。ひまりはそれが赦せなかった。うらやましいうらやましいうらやましい――憎悪、羨望、焦燥、さまざまな感情が胸を焦がした。</p>
<p>「おねがい……っ！！？　もっ、イがせで……っ！！？」<br />
「だ、め、で、す♡」</p>
<p>「ぅあっ、ぁ゛ぁぁぁぁぁっ！！？　いやっ、とめないでっ、とめないでよぉぉぉぉぉ！！？」</p>
<p>それからまた、執拗な寸止め責めが繰り返される。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>時間にしてほんの十数分。ひまりにとっては永遠にも等しい時間が過ぎた。</p>
<p>「おね、がい、します……っ。いがせで……っ、い、か、せで……」</p>
<p>そこには魔法少女の毅然とした姿も、普段の物静かで清楚な姿もない。</p>
<p>ひまりは完全に心が折れていた。誇りを捨てて、うわごとのように『お願い』『イかせて』を連呼し続ける。</p>
<p>四つん這いになった顔の下には涙の水たまりが、そして今もなおクチュクチュと動き続けるオナホールの下には我慢汁の水たまりができていた。</p>
<p>「そんなにイキたいですか？」<br />
「いき……だひ……、です……っ」</p>
<p>キトが優しくが微笑む。その表情はまるで駄々をこねる子供をあやす母親のよう。</p>
<p>そして応えるのだ。</p>
<p>「それじゃあ、イカせて差し上げますね♡」</p>
<p>今までの焦らしは何だったのかと思えるぐらいあっさりと承諾される願い。ひまりは一瞬、その言葉の意味を理解できなかった。</p>
<p>思わず顔をバッと上げて、ぐしゃぐしゃの表情のままキトのことを見つめた。思考がジリジリに焼け付いたひまりには、キトの真意など分かるはずもない。今の彼女には、目の前の悪魔が天使のように見えたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>グチュン。</p>
<p>「ぁ……♡」</p>
<p>オナホールが動き出す。</p>
<p>ゆっくり動いたのは最初だけ。ダンプカーのアクセルを全力で踏むように、あるいは滝の上から巨木の丸太が落ちるように。強力なトルクを誇る電動オナホは、機械やイチモツの摩擦と抵抗を無視していきなり最高速で動き始める。</p>
<p>グチュグチュグチュグチュグチュグチュ！！</p>
<p>「ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　ひっ、ひぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>ひまりの絶叫が部屋を震わせた。</p>
<p>ローションと我慢汁で満たされたオナホール内部の感覚はもったりと重い。それが全速力の上下運動を行うと、粘液が濁流となってひまりのイチモツを舐め尽くしてくるのだ。そして濁流をかき分けた先に、オナホール元来のゾリゾリとした溝を確かに感じる。</p>
<p>散々神経を蕩かされたイチモツでは、この快感に耐えろというほうが無理な話だった。</p>
<p>「んひぃぃいぃぃぃぃっ！！？　ぁ゛っ、も、イ――！！？　ひゅわぁぁぁぁぁぁっ！！？　ひゃあぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！？」</p>
<p>「もう<ruby data-rt="で">射精<rp>（</rp><rt>で</rt><rp>）</rp></ruby>ちゃいましたねぇ♡　……だけど、もっとぴゅっぴゅしたいですよねぇ？」<br />
「も、もっとっ！！？　もっとぉぉっ！！？　もっとっ♡♡　もっとイきたいですぅぅぅぅひゃぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>ひまりが答えるまでもなく、オナホールはけたたましい音を立てながら動き続ける。</p>
<p>亀頭が、無数の羽根に這い回られているようにくすぐったい。膝と太ももが強ばる、腰周りの拘束具がガチャガチャと鳴り響く。あんなに疲れ果てていたのに、まだこんなに動けるのかと自分でも感心してしまう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ひまりは四つん這いになったまま、イチモツから精液を吐き出し続ける。射精する。体を震わせて、射精して、体を一瞬だけぐったりとさせたと思ったら、暴力的な快感にまた体を震わせて、また射精する。まるで常に射精し続けているかのようだ。</p>
<p>上がり続ける嬌声。それはいつしか、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">悲</span><span class="boten">鳴</span></span>に転化した。</p>
<p>「ぉあぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　ぁ゛っ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　だめっ、またイグっ！！？　また<ruby data-rt="で">射精<rp>（</rp><rt>で</rt><rp>）</rp></ruby>ひゃ――ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～っ！！！？」</p>
<p>両手では数え切れないほど射精してなお、オナホールが止まらないのだ。</p>
<p>精液の量はもはや物理法則を無視して、壊れた蛇口からあふれ出す水のよう。あまりに出過ぎて、そしてあまりに痛みなく気持ちが良すぎて恐怖を感じた</p>
<p>「おっ、おねがひっ！！？　止、どめっ！！？　もっ、いいっ！！　いいがらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」</p>
<p>思わず懇願するひまり。そしたらキトが嗤うのだ。</p>
<p>「最初に言いませんでしたっけ？　おちんちんの中を空っぽにして差し上げます……って♡」</p>
<p>ひまりは<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">あ</span><span class="boten">の</span></span>感覚を思い出した。全身が熱くて背筋だけが寒い――目の前の女性にまんまと嵌められたことを悟ったときの、あの怖気立つ感覚。</p>
<p>精液を限界まで搾り取ることで、魔力を空っぽにして無力化する――それこそが、魔法少女の宿敵である悪の幹部キトの目的だったはずだ。</p>
<p>「んひぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？　いや゛っ！！　もうや゛らっ！！！　イギだぐないっ！！　いぎだぐなぃよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！！！？」</p>
<p>「あらぁ？　でも気持ちいいんですよねぇ？」<br />
「きもぢぃのぉぉぉぉぉっ！！！　ぎもぢぃのがいや゛なのぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！！！？」</p>
<p>ひまりはイキながら絶叫し続ける。</p>
<p>普通の人間であれば生命の危機を覚えるほどの連続射精。しかし強靱な肉体を持つ魔法少女にとっては、ただただ気持ちいいだけ。それがこんなにも<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">苦</span><span class="boten">し</span><span class="boten">い</span></span>ことだったなんて知らなかった。</p>
<p>そしてキトは、ひまりのことを徹底的に弄ぼうとする。</p>
<p>「それにしても、貴女だけ気持ちよくなるのはズルいですわねぇ……♡」</p>
<p>手持ち無沙汰だったキトは、自分の胸をひまりの口に押し当てながら、空いた手で自分のアソコを弄り始めるのだ。</p>
<p>「んむ゛ぅっ！！？　ぷはっ、はっ、ぁ゛、ぁ゛ぁ……！！？　や゛めっ、そんなごどしないでよぉぉぉぉっ！！！」<br />
「だってぇ、私退屈なんですものぉ……♡　んぅっ、ぁっ、ぁぁ……♡」</p>
<p>「ひっ、ぃ゛ぃぃぃ……っ！！？　んぷっ！？　ぅあっ、ぁあぁあぁあぁあぁ゛っ！！？」</p>
<p>やめてやめてやめてやめて――ひまりは心の中でそう叫び続けた。</p>
<p>キトの痴態が網膜に焼き付く。キトの甘い声が耳から入り込んで脳を痺れさせる。顔面が柔らかな乳房の感触に包まれ、口に含まれた乳首の感触はコリコリと心地良い。</p>
<p>興奮して、射精が加速してしまう。もっと気持ちよく、もっと苦しくなってしまう。</p>
<p>「んっ、ん……♡　ほら、ひまりさん、見えますかぁ？　私のおまんこ、ひまりさんのエッチな姿を見てヒクヒクしちゃってますよぉ♡」<br />
「ぅあ゛っ、ぁあ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　聞ごえないっ！！！　きこえないきごえな゛いぎごえな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！！？」</p>
<p>「こぉらっ。大声出す悪い子は、おっぱいおしゃぶりしてあげますっ♡」<br />
「んむぅっ！！？　んむ゛ぅぅっ！！？　ぅ゛ぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ！！！」</p>
<p>「んぁっ！　そんなに乳首ペロペロして……っ♡　ひまりさんとってもお上手で、私も興奮しちゃいます……♡」<br />
「ぅぅ゛うぅぅぅぅぅぅ！！！？　ぅ゛ぅぅっ！！　っ～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>四つん這いのままオナホールでイチモツを扱かれて、美女の手淫を間近で見せられて、淫語を耳元で囁かれて、柔らかな乳房を顔に押し付けられて……。</p>
<p>そんな搾精拷問が延々と続く。いつしか、さしもの魔法少女も精液を出せなくなっていた。</p>
<p>「んぉ……っ、ひ……！！？　ぉっ、ぁ、ぁ゛……っ！？」</p>
<p>何度もイッているはずなのに、鈴口からは何も出ないのだ。ただ絶頂のときにイチモツをみっともなく痙攣させるだけ。</p>
<p>普通の男ならとっくに死んでいる。魔法少女というのは、魔力だけでなく生命力も目を見張るものだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「さて、最後に気持ちよくして差し上げましょうか♡」</p>
<p>キトの言葉を合図に、ひまりのイチモツからオナホールがゆっくり引き抜かれてゆく。</p>
<p>「ぉ……っ！！　ぉ、ぉ、ぉぉぉ……♡」</p>
<p>ゾゾゾゾという感覚がイチモツを襲う。このゆっくりと舐るような動きは特に亀頭に悪い。</p>
<p>そして陰茎とカリ首が外気に晒され、あと亀頭の先だけというところで、オナホールが反対方向に動き出してイチモツを根元まで飲み込んだ。</p>
<p>ズプン！</p>
<p>「んぉぉぉぉっ！！？　ぉ゛ーー……っ！！？」</p>
<p>ひまりの全身が痙攣する。たった1往復のピストン運動で絶頂を迎えたのだ。</p>
<p>「あと2回♡」</p>
<p>オナホールがまたゆっくり引き抜かれてゆく。ゾゾゾという感覚がイチモツを舐ってゆく。</p>
<p>そしてまたオナホールが抜けてしまう寸前で、イチモツがズプンという音を立てながら勢い良く飲み込まれてゆく。</p>
<p>「っーーーーーー……っ！！？　ぉ゛、ぁ……！！」</p>
<p>また全身を痙攣させるひまり。もはや意識があるのかどうかすらも怪しい。</p>
<p>「さぁ、あと1回♡」</p>
<p>オナホールがまた引き抜かれる。ゆっくり、ゆっくり、今までで1番ゆっくりとした動き。</p>
<p>そしてまたイチモツがズプンと飲み込まれる瞬間、キトはひまりの両頬を掴んで勢い良くキスをした。</p>
<p>「んちゅるるるるるるっ♡」<br />
「――んむぅ゛っ！！？　っ～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>舌に舌を絡ませて思いっきり吸うディープキス。ひまりの中にほんの一滴だけ残った気力が燃え上がる。そしてその気力は精液に変換される。</p>
<p>「っ……！！　んむっ、っ……♡」</p>
<p>ひまりのイチモツからポタリと一滴の精液が漏れる。これで正真正銘、睾丸に残った精液の量はゼロとなった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「はいっ、ごちそうさまでしたっ♡」</p>
<p>永い永い拷問が終わる。キトがひまりの口を解放すると同時に、オナホールがイチモツから引き抜かれた。</p>
<p>スポン！</p>
<p>「んぉっひっ！！？　ぉっ、ぉぉぉ……♡♡」</p>
<p>オナホールを引き抜いた瞬間、ひまりはまた絶頂したらしい。</p>
<p>しかし鈴口からは何も出ない。あれだけ硬く勃起していたイチモツも、今ではもうふにゃふにゃ。神経に電流を流されているがごとく、痙攣を繰り返すだけ。あまりに無残で無様な姿。</p>
<p>キトが両手両足、そして腰と太ももの枷を外すと、ひまりの体は重力に従って崩れ落ちる。台座の上で水たまりとなった体液が、幼い体に叩き付けられてビシャリと鳴った。</p>
<p>敗北した魔法少女の末路――と言うにはまだ早すぎる。今日の出来事はただの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">序</span><span class="boten">章</span></span>に過ぎないのだ。</p>
<p>「……うふふふふふ♡」</p>
<p>キトはひまりの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">行</span><span class="boten">く</span><span class="boten">末</span></span>を想像して、静かに笑い声を漏らし続けるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その後、ひまりが意識を取り戻したのは深夜、自分の家の近くにある公園の茂みでのことだった。</p>
<p>彼女は、自分がキトに放逐されたことを悟った。時間の感覚が麻痺している。今は何月何日の何時だろう？　だけど衣服は変身前の私服に戻っている。帰宅は容易だった。</p>
<p>そして疑問に思った。キトはどうして自分を解放したのだろう？</p>
<p>保健の教科書を読めば女の子でも分かることだろう。精液は精巣で絶えず作られるものである。1度限界まで搾り取られたからと言って、空っぽのままというわけではない。故に、キトの拷問というのは本来一時的な意味しか為さない。魔法少女は戦い続けることができる。</p>
<p>……はずだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あれから1週間後、ひまりは夜の公園で佇む。</p>
<p>いつもの黒髪の姿とは違う、銀髪の変身した姿。その公園は、彼女が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">拷</span><span class="boten">問</span></span>を受けて放逐された場所だった。</p>
<p>「あら、こんな所でどうしたんですか？」</p>
<p>背後から現れるキト。</p>
<p>悪の幹部。魔法少女の宿敵。しかしひまりは臨戦態勢を取ることもなく佇む。</p>
<p>「今宵は魔物も出ていないと思いますが……」<br />
「……ぃ……」</p>
<p>「はい、何です？　よく聞こえませんわ」</p>
<p>キトは口元にうっすらとした笑みを浮かべている。</p>
<p>少し強い風が吹いて、木々をザワザワと撫でてゆく。会話にしては長すぎる沈黙の後、ひまりはようやく振り返った。</p>
<p>「……お願い、気持ちよくして……っ！」</p>
<p>捲り上げられたスカートの裾から覗かせるのは、勃起したイチモツ。我慢汁が下着のみならずスカートをも濡らしている。荒立たせた息、紅潮した顔、彼女は苦しそうに、発情した雌の表情を浮かべていた。</p>
<p>キトは口元に笑みを浮かべながら問うた。</p>
<p>「自分ですれば良いんじゃないですか？」<br />
「だめなの……っ！　自分でシても全然イケないのぉ……！？」</p>
<p>キトの笑みは消えない。</p>
<p>全ては彼女の計算どおりだった――強力な力を持つ魔法少女を苦痛で以て一時屈服させたところで、後々復讐心に駆り立てられたら厄介だ。だからこその、快楽による屈服。</p>
<p>そして限界まで快楽に漬け込んだ後に放逐することで、魔法少女たちは自覚するのだ。自分たちはもう、心身共に堕ちきっているということに。</p>
<p>快楽なくして生きることができなくなってしまったことに。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お願い。私のおちんちん、気持ちよくして……！　たくさん焦らして、気が狂っちゃうぐらい焦らして、それで搾って。空っぽになるまで搾ってよぉ……！？」<br />
「仕方ありませんねぇ……」</p>
<p>キトは幼い口から溢れる卑猥な言葉の数々を聞き届けてから、ひまりに近付いて頬に両手を当てた。</p>
<p>「……もしよろしければ、<ruby data-rt="うち">基地<rp>（</rp><rt>うち</rt><rp>）</rp></ruby>に住みますか？」<br />
「ぇ……？」</p>
<p>魔法少女が、敵の基地に住む……？　それはひまりにとって思いもよらない言葉だった。</p>
<p>だけどキトの言葉は止まらない。</p>
<p>「あぁいった機械は、基地にたくさんあるんですよ。私たちもたくさんの魔法少女を相手に戦っていますから」<br />
「っ……！」</p>
<p>「おまんこをホジホジしながらおちんちんをシコシコしてくれる機械、朝起きてから夜寝るまでずっとおちんちんをブルブル震わせてくれる機械、おちんちんが熱くなるお薬を塗り塗りして先っぽだけ苛めてくる機械……」<br />
「ぅ、ぁ……！」</p>
<p>「それに、お恥ずかしながら私も最近人肌寂しくて……。一緒に気持ちいいことしてくださる子が居たらうれしいんですよねぇ……♡」<br />
「ぁ、ぁぁ……！？」</p>
<p>次々と紡がれる蜜のように甘い言葉。</p>
<p>それが<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">台</span><span class="boten">本</span><span class="boten">ど</span><span class="boten">お</span><span class="boten">り</span></span>だということに、 ひまりが気付くことはない。ただ勃起したイチモツから涎のように我慢汁を溢れさせるだけだ。</p>
<p>「私たちの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">お</span><span class="boten">手</span><span class="boten">伝</span><span class="boten">い</span></span>をしてくださる方なら、魔法少女でも基地に住むことはできるのですが。……如何でしょう？」</p>
<p>ひまりがキトの誘いを断る理由なんてなかった。そして自らの結末を自らで選択した以上、もはや逃れることもできない。</p>
<p>こうしてまた、魔法少女が1人、闇へと消えてゆくのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>魔法少女が精液に宿らせている魔力は、キトたち悪の陣営にとっても重要なものだった。</p>
<p>物質世界に適応された膨大な魔力。限界まで抽出しても少し休めばすぐに回復する恒久性。おまけに人間が本来持ち得る『射精』という機能故に、抽出方法は容易。極めて汎用性の高い魔力の用途は広く、もはや『インフラ』と呼ぶに相応しい。</p>
<p>故に捉えられた魔法少女は皆、魔族のための魔力タンクへと成り下がるのだ。</p>
<p>「こんにちは、ひまりさん。ご機嫌いかがでしょうか？」<br />
「んぃっ！！？　ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？　おねがひっ、もっ、もう限界っ！！？　イかせへっ！！？　イかせてよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！！！」</p>
<p>「あらあら♡　そう言えば朝からずっとおちんちんの先っぽだけコリコリされたままでしたっけ」<br />
「ふっ、ぅ゛うぅぅぅぅぅぅっ！！　ぅ゛ぅううぅぅぅぅぅぅぅっ！！？」</p>
<p>「そんな獣みたいな声をお出しにならないで。それでは、たーくさんシコシコして差し上げますね♡」<br />
「ぅあっ、ぁ、ぁ゛……！！　――はひっ！！？　っひっ！！？　きたっ！！？　シコシコきたっ♡♡　っひっ！！？　っひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～♡♡♡♡」</p>
<p>ひまりは毎日のように精液を搾り取られる日々を過ごす。</p>
<p>その姿は哀れで、その表情は戦いの日々よりも遙かに満ち足りていたのだった。<ins class="dmm-widget-placement" style="background: transparent;" data-id="186b64059ce24b96e1777a4788499508"></ins></p>
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		<title>【未完】女体化スパイがサキュバスの国で快楽堕ちするまでの5日間</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おものべ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Nov 2019 01:40:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エロ小説]]></category>
		<category><![CDATA[【人数】複数に責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【受】女性が責められる]]></category>
		<category><![CDATA[【攻】人外が責める]]></category>
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					<description><![CDATA[【未完】ある大国の密偵クリスがサキュバスの国に潜入します。その国は女性しか入国できない国、男である彼が取らされた策は魔術で女体化することでした。女性となった自分の体になかなか慣れないクリスに、サキュバスたちのいやらしい魔の手が襲いかかります。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><b>◆あらすじ</b></p>
<p>ある大国の密偵クリスがサキュバスの国に潜入します。その国は女性しか入国できない国、男である彼が取らされた策は魔術で女体化することでした。女性となった自分の体になかなか慣れないクリスに、サキュバスたちのいやらしい魔の手が襲いかかります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人と魔の和平条約が結ばれたのはほんの2年前の話だ。</p>
<p>しかしそれは戦争に疲弊した末の妥協に過ぎない。同種族間ですら争いが絶えないというのに、どうして異種族と融和できるだろうか。</p>
<p>人族と魔族は表立って血を流し合うことこそなくなったものの、水面下での謀略は続く。故に僕のような<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">密</span><span class="boten">偵</span></span>の仕事はなくならない。</p>
<p>都市国家リリスも、そんな腹の探り合いに付き合わされた国の1つだ。</p>
<p>ある一種の魔族が住むと噂される国。いくつもの巨大な都市を支配する周辺国と比較すれば一小国に過ぎないが、我らが祖国はそんな些事すらも見逃すつもりはないらしい。それが強国たる所以なのだろうが、1つ大きな問題がある。</p>
<p>その都市国家リリスは、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">女</span><span class="boten">性</span><span class="boten">し</span><span class="boten">か</span></span>入国できないということだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「つまるところ、貧乏くじを引かされたってことか……」</p>
<p>晴天の下、地平線の向こうまで続く街道の真っ最中。</p>
<p>僕は馬の上でそう呟いてから顔をしかめた。</p>
<p>「あー、あー、あーーーー」</p>
<p>そのまま自分の声を確かめるように声帯を震わせる。<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">い</span><span class="boten">つ</span><span class="boten">も</span><span class="boten">と</span><span class="boten">違</span><span class="boten">う</span></span>高い声が気持ち悪い。声だけではない、髪も、顔も、体も、普段の僕とは違う。</p>
<p>それもそのはず。僕――クリス・リオレンテはれっきとした男、それが今どういうわけか<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">女</span><span class="boten">に</span><span class="boten">な</span><span class="boten">っ</span><span class="boten">て</span><span class="boten">い</span><span class="boten">る</span></span>のだから。</p>
<p>「どうして僕がこんな……」</p>
<p>僕は道すがら、溜め息を付きながらその顛末を思い出していた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――女しか入国できない国、ですか？</p>
<p>『左様、彼の国が驚異となり得るか見極めたい。小国とて抜かるなよ』</p>
<p>――分かりました、しかし率直な疑問があります。</p>
<p>『何だ』</p>
<p>――僕は男なのですが。</p>
<p>『魔導技術部を寄れ。それで分かる』</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あぁ、そうだった。それで上官の命令のまま行動したら、行き先で何らかの<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">置</span></span>をされて、気が付いた時には女になっていたんだ。肉体変化の一種だろうか？　我らが祖国の魔術もここまで進歩したかと言葉を失うばかりだ。</p>
<p>「はぁ……」</p>
<p>僕は脳裏に自分の外見を思い浮かべる。例の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">処</span><span class="boten">置</span></span>の後に見せられた全身鏡に写っていた姿だ。</p>
<p>しかし性別が変わっても見た目の年齢はそう変わらないようで、ぱっと見では辛うじて成人しているかどうか。もともと恵まれた体格でなかったが、女になったらさらに小柄になった。どうやら僕は性別が変わっても乳房はそう大きくはならないらしい。</p>
<p>器量自体はそう悪くないように思える。丸い目に小さな唇、もう少しキリッとしていたほうが頼りがいもありそうだが、多少素朴な顔は悪目立ちせず密偵には都合が良い。髪が亜麻色なのは変わらないが、長さは腰までとずいぶん伸びた。</p>
<p>「仕方ない、これも仕事だ」</p>
<p>結局僕は首を横に振った。そもそも命令には逆らえないのだ。</p>
<p>それに、わざわざこんな手間をかけてまで密偵を小国に遣るということは、それだけ情勢にも余裕が出てきたということだ。『タダ飯食らいを許す気はないが大した仕事もない』というのが本当のところだろう。</p>
<p>そう思うと多少は気が楽になる。人族と魔族の和平条約を結ぶ前――大戦期はいつ死んでもおかしくない環境だったのだから。</p>
<p>そうして僕は都市国家リリスの門へと辿り着く。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a rel="noopener" target="_blank" id="chapter1"></a><strong>【1日目】入国 ← 2人の衛兵の悪ふざけ</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>都市国家リリスは、名前の通り一つの街がそのまま国になっている。そして街は城壁で囲まれていた。</p>
<p>（大したことはないな）</p>
<p>それが城壁を見た僕の率直な感想だった。壁、装備、衛兵、外から見ても国力というものはだいたい窺えるものだ。はっきり言って強国の質には遠く及ばない。もっとも、嘗めてかかるという愚を犯すつもりはさらさらないのだが。</p>
<p>「止まれ」</p>
<p>城門に近付く僕に声がかかる。</p>
<p>女の声。近付いて来たのは槍と軽鎧を装備した2人の衛兵だった。</p>
<p>「ここから先はリリスの領土だ」<br />
「人間の女が何の用で来た」</p>
<p>（女しか入国できないのなら衛兵も女か……）</p>
<p>僕は彼女たちを観察する。</p>
<p>背中にこうもりのような羽根を生やし、側頭部に2本のねじれた角を持つ女の魔族。名前は確かそう、サキュバスと言ったか。大戦期の前線にあまり出ないために情報が少ない種族だった。</p>
<p>1人は切れ長の目に短い赤髪。もう1人は垂れ目に長い青髪。どちらも背は女になった僕よりは高いが、鍛えているとは思えないぐらい線は細く、それに反して乳房や尻は大きい。衛兵なんていう仕事をしている割には見た目麗しく、どこか官能的な印象を受ける。はっきり言ってしまえば、娼婦が武装しているようなものだ。</p>
<p>（偽名を使う必要性は感じられないが、一人称は変えておくか……）</p>
<p>僕は馬から降りて、努めて丁寧に胸に手を当てた。</p>
<p>「私はクリスと申します。見ての通り各地を巡る旅人なもので、もしよろしければ寝床をお借りしたいのですが」</p>
<p>「ふぅん」<br />
「旅人、ねぇ……」</p>
<p>「怪しいな」<br />
「あぁ、怪しいな」</p>
<p>衛兵たちは僕のことを大して観察することなく、2人でうなずき合った。</p>
<p>当然僕は内心ギクリとした。これでも、僕にはいくつもの国に潜り込んできた経験と実績がある。自分では怪しい部分はないと思っていたが、予想に反して鋭いじゃないか。</p>
<p>（さて、どうするか……）</p>
<p>僕は思考を巡らせようとするが、彼女たちはそれを先回りするように告げた。</p>
<p>「脱いでみろ」<br />
「え？」</p>
<p>「服を脱げと言ったんだ。それとも街道で野宿がしたいか？」<br />
「わ、分かりました」</p>
<p>それは予想外の言葉だった。度が過ぎた税関は他国の人間に対してなら外交上の問題になる恐れもあるが、旅人ならその心配もないということか。</p>
<p>持ち物で身元がバレるなんてヘマはしない。大丈夫だ――僕はそう思って、衣服に手をかけた。</p>
<p>「ぅ……」<br />
「どうした？　早くしろ」</p>
<p>「わ、分かっています……っ」<br />
「下着もだからな」</p>
<p>しかし偽りの体だと言っても、こんな往来で服を脱ぐというのは妙に恥ずかしい。衛兵たちは僕のことを食い入るように見ているし、目の色も何だかギラギラしていて恐怖を感じる。</p>
<p>それでも僕は、震える指で服を脱ぎ落とす。細い肢体、薄い胸と尻、毛の薄い秘所が曝け出された。</p>
<p>「これで通してもらえるでしょうか」</p>
<p>「ほう……」<br />
「これはなかなか……、んんっ！　いや、まだだ」</p>
<p>衛兵たちが裸の僕に近付く。</p>
<p>これ以上何をするつもりだろうか？　そう思っていたら、彼女たちは突然僕の体を撫で回してきた。</p>
<p>「うぅっ！？　な、何を……！？」</p>
<p>「おっと、動くなよぉ」<br />
「街に入りたいのなら、それなりの態度ってものがあるよねぇ？」</p>
<p>彼女たちは一体どういうつもりなのだろう？　欲情した男が女にこういった悪ふざけをすることはたまにあると聞く。確かに今の僕は女だけど、相手も女だ。</p>
<p>男だった時には経験したことのない事態に、僕の反応も遅れてしまう。</p>
<p>「小っちゃくてかわいーねー」<br />
「まだ子供なのに旅だなんて大変だねぇ」</p>
<p>「っ、僕は！　もう成人して……っ」<br />
「……<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">ぼ</span><span class="boten">く</span></span>ぅ？」</p>
<p>しまった――子供扱いされると冷静さを失うのは僕の悪い癖だった。</p>
<p>男だと感付かれただろうか？　僕は逃走のために全身を緊張させるけれど、彼女たちの反応は僕の予想とはあまりにかけ離れていた。</p>
<p>「僕っ子キターっ♡」<br />
「フゥーっ！　今時レアだねぇ♡」</p>
<p>「そ、その、私は」<br />
「えー、変えないでよぉ。バカになんてしてないってー」<br />
「ごめんってー。私は僕っ子いいと思うよー？」</p>
<p>最初の威圧的な態度はどこへやら、衛兵たちはすっかり軟化した態度で僕の頭を撫で回す。いつの間にか手に持っていた槍なんて地面に転がっていた。</p>
<p>いい加減僕も気付いている。密偵だとか男だとか、そんなことは微塵も疑われていない。彼女たちはただ、僕に対して悪戯をしたいだけだ。</p>
<p>今思えば、旅人を名乗る僕を『怪しい』と言った時も、『服を脱げ』と命じた時も、何の迷いも感じられなかった。つまり最初から<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">う</span></span>するつもりだっただけ。警戒心の欠けた衛兵というのは、密偵にとってはこの上なく容易い相手だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし今、別の問題が起きている。</p>
<p>彼女たちが行う悪戯は、僕にとって未知ということだ。</p>
<p>「んっ、く……！　ぁ、あの、そんなに撫でたら……っ」</p>
<p>「まだ大事なトコはぜーんぜん触ってないよぉ？」<br />
「それなのにこんなに感じちゃうなんて。クリスちゃんって敏感だねぇ？」</p>
<p>「そ、そんなっ……！　こ、とぉ……！？　ぁ、ぁぁ……っ」</p>
<p>普通なら、初対面の相手に体を撫でられれば不快感を覚えるだろう。だけど彼女たちの指はサラサラしていて肌触りが良いせいか、不思議と心地良さを覚えてしまう。絶対にあってはならないと自分の倫理観が告げているのに、だ。</p>
<p>それに女体化処置の副作用だろうか？　僕の体は嫌に敏感になっていて、どこを触られても大きく反応した。</p>
<p>「だって、私は首を触ってるだけだよぉ？　それなのにどうして変な声が出ちゃってるのかなぁ？」<br />
「それは……っ！　貴女の、触り方が……っ！？」</p>
<p>「触り方がなーにぃ？　こんな風に耳をこちょこちょされるのが良いのかなー？」<br />
「きゃぅっ！？　や、やめ……」</p>
<p>「はぁー、さっきのすっごいかわいー♡　それにやっぱり敏感、腋の下でも気持ち良くなっちゃうんじゃない？」<br />
「んくぅっ！？　くすぐったっ、んくふふふっ！？　そんなのが気持ちいいわけ、ぁ……っ！」</p>
<p>「ほらぁ、やっぱり感じてるじゃーん♡　手のひらはどう？　ほれほれほれ」<br />
「ひゃっ！　違、うぅ……！？　こんなの、違う……っ！？」</p>
<p>柔らかい手が僕の抵抗力を削り取ってゆく。慣れない感覚は、痛みを及ぼす尋問よりもよっぽど僕を消耗させてゆく。もう走って逃げることも難しいだろう。</p>
<p>力が抜けて足がプルプルと震え始めたところで、衛兵たちは僕の胴体を支えるように持ち上げながら胸に触れ始めた。</p>
<p>「ふっ！？　ぅぅぅぅっ！！？」</p>
<p>「おっぱい小っちゃいなー。こりゃAカップ間違いないわ」<br />
「でもぉ、小っちゃいほうが敏感って言うしねー」</p>
<p>何だこの感覚は？　いや、僕だって無知ではない。<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">れ</span></span>が性的快感であることは十分理解していた。</p>
<p>だけど認めたくなかった。こんなに体が勝手に動いてしまうなんて、こんなに声が出てしまうなんて、こんなに頭が蕩けてしまいそうだなんて。</p>
<p>「んー♡　いーいねぇ、ピンク色の遊んでなさそうなち、く、びっ♡」<br />
「んくぅっ！！？　やめてっ、そこ、触らないでっ！？」</p>
<p>「こーんなにきれいな体なのに敏感だなんて、クリスちゃん素質あるよぉ♡」<br />
「つままな、ひぃ！？　んぁぁぁぁっ！？　だめ、強すぎ……っ！？」</p>
<p>特に乳頭に触れられると、今までのぼんやりしていた快感が一気に明確化する。胸というのはこうも気持ち良くなってしまうものなのか。</p>
<p>だけどそんな快感は序の口であることをすぐに思い知らされることになる。</p>
<p>2人の衛兵たちは、脚の付け根に無理やり手を差し込んで秘所に触れ始めたのだ。</p>
<p>「っ～～～～！！？」</p>
<p>その快感は刺すようだった。まるで一歩間違えたら痛みを及ぼすような。だけど彼女たちの触り方が巧いせいか、それは確かに快感だった。</p>
<p>「すっごーい、体がびくんびくんしてるよぉ♡」<br />
「ひゃっ！！？　ぃぃっ！！？　そこっ、やだっ！！　へんにぃぃっ！！？」</p>
<p>「もーっと気持ち良くしてあげるねー」<br />
「ひゃだっ！？　もうっ、触らないでぇぇっ！！？」</p>
<p>息が合うとはこのことか、2人は私の股間を分担して責め立ててくる。</p>
<p>赤髪の衛兵は女性器を弄くる。中指で穴をほじくると共に、親指で何かをクリクリとこねている。</p>
<p>「ひっ、ぃっ！　そこやだぁぁっ！？　もうっ、それ、なにぃぃっ！？」<br />
「クリちゃん知らないの？　女の子の1番気持ちイイところ♡」</p>
<p>「知らないぃぃっ！！　そんなの知らないぃぃっ！！？」<br />
「ふはー♡　クリスちゃんってウブぅ」</p>
<p>青髪の衛兵は尻に手を回す。中指で女性器と尻穴の間を、親指で尻穴そのものをくすぐる。</p>
<p>「やめっ、そこっ、汚いからぁっ！！？」<br />
「大丈夫だいじょーぶ。お尻は初めて？　すっごいイイでしょー？」</p>
<p>「っひゃぁうぅっ！！？　っ、気持ちよくなんてぇぇっ！？　きもひよくなんてぇぇぇっ！！？」<br />
「あっはは！　そんなトロトロの顔してたら説得力ないよぉ♡」</p>
<p>僕は否定し続ける。自覚していたからこそ否定したかった。</p>
<p>彼女たちの悪戯は溺れるほどに気持ち良かった。</p>
<p>「クリスちゃんってヘンタイなんだねー」<br />
「ひっ、うぅぅっ！？　そんな、こと……！！　ないぃ……っ！」</p>
<p>「んーん、ヘンタイさんだよぉ。……だってぇ、こんな外でアソコ触られて感じちゃってるんだもん」<br />
「っ～～～～！！？　離してっ！！　はなしてーーーーっ！！」</p>
<p>彼女たちの言葉が僕の羞恥心を掻き立てる。</p>
<p>どうして僕は、女の体になって、余所の国の入り口で裸になって、体をまさぐられているのだろう？　男であるはずの僕には絶対に起こり得ない状況が、理性を破壊しつつあった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして僕が暴れ出そうとしても、衛兵たちの悪戯は止まらない。</p>
<p>「まーまー、私たちはクリスちゃんみたいな子、だーい好きだよぉ♡」<br />
「ちゃーんとお望み通り、気持ちよくしてあ、げ、る♡」</p>
<p>彼女たちは両側から脚を絡ませてきて、さらに上半身を押し付けて僕の動きを封じた。豊かな胸の感触が、僕に温もりと羞恥を与える。</p>
<p>そして彼女たちは懐から<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">何</span><span class="boten">か</span></span>を取り出した。</p>
<p>「な、何、それ……っ！？」</p>
<p>「知らない？　ローターって言うの」<br />
「とっても気持ちいいんだから♡」</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="intr">
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<p class="price">198円(税抜)</p>
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</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p><span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">れ</span></span>は初めて見るものだった。</p>
<p>小さな卵の形をした桃色の石のようなもの。表面はツルツルしている。不可解なのは、その石がヴヴヴヴという虫が飛ぶような小さな音を発していること。</p>
<p>彼女たちは、僕の疑問に大した説明をすることもなく、その石を僕の胸に当てた。</p>
<p>「っひゃあぁぁぁっ！！？」</p>
<p>僕は悲鳴を上げながら飛び上がる。石に触れた乳頭が隙間なくくすぐられるような心地がしたからだ。</p>
<p>そこで僕は知る。その石はただの石ではなく、細かな振動を続けるものだった。僕が聞いていた小さな音は振動音だった。</p>
<p>「ほら、ここもここもぉ」<br />
「ひっ、ぃっ、ぃぃぃぃっ！！？　な、なんで、びんかんなところばかりぃぃっ！！？」<br />
「敏感ななところだからだよぉ♡」</p>
<p>僕の体に、次々と振動する石が貼り付いてゆく。彼女たちの両手に1つずつ、合計で4つ。両胸、女性器、尻穴、どこも特に強い性的快感を覚えてしまった場所だ。</p>
<p>それは指で優しく触られるのと違って、落ち着かない感覚だった。敏感なところの奥にまで届いてきて神経を溶かしてくる。皮膚という器官がまるで役に立っていない。</p>
<p>これ以上は何だかまずい――僕は立場も忘れて彼女たちに懇願していた。</p>
<p>「だめ、もうっ、だめぇぇぇぇっ！！　おねがい、やめてぇぇぇっ！！？」</p>
<p>「クリスちゃん、もうイッちゃいそう？」<br />
「それじゃ、思いっきりイッちゃえ♡」</p>
<p>「ひゃうぃぃぃっ！！？　ど、してっ、つよぐぅぅっ！！？　だめだってぇぇぇぇぇっ！！？」</p>
<p>だけど僕が彼女たちに懇願すればするほど、彼女たちは余計にその石を強く押し当ててくる。快感が体の中で膨らむ。</p>
<p>もうだめ、もうだめ――そう叫び続けていたら、突然ふっと空に放り出されるような感覚に襲われた。</p>
<p>「っっっひっ！！？　ぁ――っ！！？　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！？」</p>
<p>快感に塗り潰されてゆく意識の片隅で、僕は<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">れ</span></span>が女のオーガズムだということを悟った。</p>
<p>オーガズムという現象について知ってはいた。性行為をしたことはないが、夢精したことはあった。だけど、今僕の体を襲っている感覚はあまりに強すぎた。過去に体験した<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">れ</span></span>と同じ感覚だと認識できなかったぐらい。</p>
<p>宙を浮くように平衡感覚が失われる。頭の中がグチャグチャして正常な思考ができない。体の制御が利かなくなって、声にならない悲鳴が溢れる。いつの間にか性器はドロドロに濡れていた。</p>
<p>体の自制が利かなくなって、僕は地面に座り込む。</p>
<p>「ふふふふ。こんなに気持ちいいの初めて？」<br />
「私たちもぉ、こんな可愛い人間の子が来たの初めてだよぉ♡」</p>
<p>そんな僕の恥ずかしい姿を、2人の衛兵は熱のこもった目で見つめていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「次はどうしちゃおっかなぁ？」<br />
「こんなのまだまだ序の口だよぉ♡」</p>
<p>「ひ……っ！？　や、やめ……」</p>
<p>衛兵たちのわきわきとした手が近付いてくる。彼女たちはまだ続けるつもりなのだろうか？</p>
<p>これ以上は本当に洒落にならない――漠然とした恐怖感が僕を焦らせたところで、城門の方から女の怒声が響き渡った。</p>
<p>「貴様ら何をしているッ！！！」</p>
<p>僕を取り囲む衛兵たちが面白いぐらい体を跳ね上がらせる。</p>
<p>「うげぇっ！？」<br />
「ちゅ、中隊長ぉ！？」</p>
<p>涙が浮かぶ目で声のする方を見てみると、額に青筋を浮かび上がらせた別の衛兵が居た。長い金髪と鋭い目の女だ。</p>
<p>「貴様ら、客人に対してずいぶんな振る舞いだな……ッ？」</p>
<p>「ち、違うんですよぉ。わ、私たちはですね」<br />
「別に可愛い女の子が来たから『ヒャッホー遊んだろーっ』ってわけではなくてですね」</p>
<p>「……言い訳は終いか？」</p>
<p>「み、見回り行ってきますーーーー！！」<br />
「ごごごごめんなさーーーーい！！」</p>
<p>先ほどまでの威勢の良い態度はどこへやら、2人の衛兵たちは街道の向こうに走り去って行ってしまった。どこに行くつもりなのか。</p>
<p>そして僕は、中隊長と呼ばれた女性に抱き起こされる。</p>
<p>「あぁ済まなかった、旅の方。あいつらはいつも<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">あ</span><span class="boten">あ</span></span>でな……。私の教練不足を恥じ入る次第だ」<br />
「い、いえ」</p>
<p>「寝床を求めているのなら、門をくぐってすぐのところに宿が何軒かある。それと詫びと言っては何だが、観光のガイドを紹介しよう。旨い飯や名所を知りたかったら頼ると良い」<br />
「……では、ありがたく」</p>
<p>僕は彼女の心遣いを遠慮せず受け取ることにする。観光に来たわけではないけど、この国を見定めるのに良いのかもしれない。</p>
<p>とにもかくにも、予想外のトラブルはあったけど何とか入国はできそうだ。<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">先</span><span class="boten">ほ</span><span class="boten">ど</span><span class="boten">の</span><span class="boten">こ</span><span class="boten">と</span></span>は運が悪かったこととして、文句は胸にしまっておこう。</p>
<p>「『リリス』へようこそ、旅人よ。残念ながら男は入れないが、女である貴女なら歓迎しよう」<br />
「……そう言えば、この国はどうして女性しか入国できないのですか？」</p>
<p>僕は服を着ながら、背を向けようとした衛兵に尋ねた。それはこの国の存在を知った当初からあった率直な疑問だった。</p>
<p>女だけでは子を成せまい。力仕事も大変だろうし、思想も偏る。情報が少ない今では断定こそできないが、どうにも非合理的に思える。</p>
<p>すると衛兵は自分の腰に手を当ててフムと息を吐いた。それは『本当に何も知らないんだな』と言っているように思えた。</p>
<p>「貴女は我々がどんな種族かご存じかな」<br />
「いえ」</p>
<p>「我々はサキュバス、またの名を淫魔と言う。男の寝床に潜り込んで精を奪う種族だ」<br />
「寝床に……？」</p>
<p>「つまり、生殖行為さ」<br />
「せ……っ」</p>
<p>僕は自分の顔が赤くなるのを感じた。つまり先の2人がしていたことは、単なる戯れ以上の、本能的な行為でもあったということだ。</p>
<p>「男が入国できない理由は簡単だ。自制の利かなくなった同胞が男を吸い殺してしまうからさ」</p>
<p>そして赤くなった顔が一転して青ざめる。</p>
<p>もしも僕が男だということがバレてしまったら？　もしかして僕はとんでもない国に入ろうとしているのではないか？　僕をこんな国に遣った上官は<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">の</span><span class="boten">こ</span><span class="boten">と</span></span>を知らないのだろうか？　そんな思考が僕の頭の中をぐるぐると回る。</p>
<p>目の前の衛兵は、そんな僕をさらに追い打ちする。</p>
<p>「まぁ、実を言うと女性だから安心というわけでもないがな」</p>
<p>「え」<br />
「精を奪うとか奪わないだとか以前に、我々は本能レベルで生殖行為が好きらしい」</p>
<p>衛兵は僕の顎をくいっと持ち上げて笑った。</p>
<p>「つまり貴女のような可愛らしい女の子なら、無条件で犯してやりたいってわけさ♡」<br />
「っっっ」</p>
<p>「……死にはしないが、貞操を大切にしたいなら気を付けると良い」</p>
<p>彼女はくつくつと笑いながら門を開け始める。僕はその後ろでただ立ち尽くす。</p>
<p>あぁ、本当に貧乏くじだ。僕は任務に背けない現状に憤りを感じながら、トボトボとした足取りで城門をくぐるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a rel="noopener" target="_blank" id="chapter2"></a><strong>【2日目】公衆欲場 ← ブルブル振動揉みくちゃセックス</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>都市国家リリスに入って一晩、宿に泊まって朝を迎える。</p>
<p>一泊した限り、この国の技術レベルはそれほど高くない。石造の建物は基本的に簡素なものだし、食事も取り立てて珍しいものはなかった。寝具の質だけが妙に良かったぐらいか。</p>
<p>さて、僕の仕事はこの国の特徴を調べることだ。文化、産業、軍事力、その他いろいろ。魔族の国の情報なんて禄になく、本当にゼロの状態から始めなければならない。</p>
<p>まずはどこから手を付けるべきだろうか？　そんなことを考えながら身支度をしている最中のこと、僕が泊まっている部屋に来客が訪れた。</p>
<p>「おはようございます。クリス様ですね？」<br />
「貴女は？」</p>
<p>「私はベルと申します。衛兵の詰所から連絡をいただきました、この国の観光で何かございましたらぜひともお申し付けください」</p>
<p>あぁ、そう言えば昨日の衛兵がガイドを紹介してくれると言っていたか。</p>
<p>丁寧にお辞儀をしながらベルと名乗るその女、種族は例に漏れずサキュバスのようだった。</p>
<p>黒く長い髪は夜空を固めたよう、真っ黒なはずなのに不思議ときらめいて見える。それなら銀色の瞳は闇を照らす二つの月か。</p>
<p>背は女になった僕よりほんの少し高いか。体は細く、昨日の衛兵たちと比べれば胸も尻も控えめだ。それでも肉感がないというわけではなく、むしろ娼婦のような雰囲気が緩和されて清らかさと艶の共存性すら感じさせる。</p>
<p>この国の女たちは不思議と皆美しいけど、ベルはその中でも特に美しいと感じた。</p>
<p>「如何されましたか？」<br />
「ぁ、いえ」</p>
<p>思わず見とれてしまったか。</p>
<p>仕事を始めよう――僕は頭を横に振って思考を切り替える。口に指を当てて数秒熟考して、笑顔を作ってから彼女に告げた。</p>
<p>「この国の名物や名所のようなものがあれば、そこに行こうかなと」</p>
<p>僕は手探りで情報を集めなければならないとき、まず漠然とした質問を投げることにしている。それに対する具体的な回答こそが、本質を表すことが多いからだ。例えば、港町に行けば魚料理を勧められるように。</p>
<p>ちなみに我らが祖国に行けば、誰もが口を揃えて王立図書館を紹介するだろう。あいにく旅人が入ることはできないが、他とは一線を画する豪華な建造物は学問と魔導の象徴だ。</p>
<p>「それでは、お風呂に行きましょうか」<br />
「お風呂……、公衆浴場ですか？」</p>
<p>「えぇ、この国ではお城に次いで大きな建物なんですよ」<br />
「へぇ」</p>
<p>それは少々意外な回答だった。これまでいくつもの国・都市に潜入したことがある僕だけど、公衆浴場を勧めてくるような場所は初めてだ。</p>
<p>普通の風呂なんて、木の桶に水を張っただけの簡素な物だ。それより豪華なものは貴族階級のものしか入れまい。</p>
<p>東の国には自然から湧き出る湯を利用して観光地とするところもあったか。いやしかし、女性だけしか入れない国で観光に力を入れているというのも矛盾した話だ。</p>
<p>「観光、ね……」</p>
<p>その公衆浴場とやら、『有益な情報が得られそうだ』と思う一方で純粋に興味も湧いた。</p>
<p>果たしてどんな場所なんだろう？　――僕は内心わくわくしながらベルさんに案内をお願いして、そして中に入ってから絶句した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あの、ベルさん……」<br />
「はい、何でしょう？」</p>
<p>「ここが、その、この国の名物なんですよね？」<br />
「ええ、この国1番の名所です」</p>
<p>案内された公衆浴場は確かに素晴らしい建物だった。</p>
<p>まず祖国の王立図書館に引けを取らないほど巨大。よくある石造建築だが、周りよりも良い石を使っているように見える。</p>
<p>屋内もまた広い。床を四角形にくり抜いたように作られた浴槽は中で宴会が開けそうなぐらい大きく、透明できれいな水が張られている。しかも聞くところによると、この建物内にはそんな巨大な浴槽がいくつもあるとか。</p>
<p>床材はよく研磨された大理石だろうか、つるつるしていて裸でも寝っ転がれそうなぐらい触りが良い。部屋のそこら中に金や宝石をあしらった調度品がちりばめられていて、見た目にも楽しい。</p>
<p>これだけの立派な浴場は世界のどこに行っても見つからないだろう。この国に対する認識を改めなければならない程、ここは素晴らしい建物だった。</p>
<p>しかしどうしてだろう？　広々とした浴場の所々で、大勢の女たちが<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">ま</span><span class="boten">ぐ</span><span class="boten">わ</span><span class="boten">っ</span><span class="boten">て</span></span>いるのだ。</p>
<p>「んもぉっ、こんな朝っぱらからシようなんて……」<br />
「そんなこと言っちゃって、あんただって乗り気じゃーん♡」</p>
<p>「ほらほらほら、まだ終わらないよ？　カードで負けたら100回イキ狂い罰ゲームって言ったの君だからね？」<br />
「今ので24ー。後76回がんばってー」<br />
「ふひぃぃぃぃっ♡♡　もっ、むりっ！！？　わるかったっ！！？　私がわるかったってへぇぇぇぇぇぇ♡♡♡」</p>
<p>ある者たちは脚を絡ませ合って性器をいじりあい、またある者は複数人に全身を揉みくちゃにされている。そんなのが視界の隅から隅まで。</p>
<p>正直なことを言うと、僕はベルさんに公衆浴場の案内を依頼した後に、自分が女の裸を見てしまうことに気付いて『しまった』と思った。だけどあまりに常軌を逸する光景のせいで、僕は顔を赤くするよりも先にただ唖然とするだけだった。</p>
<p>「こ、ここは一体何ですか……」<br />
「何って、公衆<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">欲</span></span>場ですよ？」</p>
<p>「……公衆浴場？」<br />
「公衆<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">欲</span></span>場」</p>
<p>何だか言葉のイントネーションが違う気がする。頭が痛くなってきた。落ち着け、冷静に分析しよう。</p>
<p>つまるところ、ここは水浴びをしながら性行為をする場所ということだ。 こうも露骨だと困惑するが、確かに街によっては公衆浴場で娼婦の斡旋が行われていることもある。入国時に聞きかじったサキュバスという種族性を考えると、ここがリリスの名所であるということに偽りはないようだ。</p>
<p>理解はした。それでも困ることはある。僕はここに来て、いったい何をすれば良いのだろうか？　――するとベルさんはにっこり笑って答えた。</p>
<p>「混ざって楽しまれるとよろしいかと」<br />
「ま、混ざっ……！？」</p>
<p>「ええ。この<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">欲</span></span>場にはいくつかのお部屋がありますが、予約制の個室以外は好きに入室して、好きに参加できますよ」</p>
<p>自分がこの狂った場に混ざることを想像して、僕の顔がやっと熱くなる。</p>
<p>昨日の入国時に衛兵たちからされた悪戯を思い出す。あんな恥ずかしいことを好き好んでするだなんて、いや、そんな、馬鹿な。</p>
<p>ここは早いところ退散して、他のところに行こう――ベルさんにそう告げようと思ったら、突然背後から声をかけられた。</p>
<p>「ん？　君は確か、クリス殿か」<br />
「あ、貴女は、昨日の……」</p>
<p>振り返ると、そこに立っていたのは裸の女。初めて来たばかりのこの国で面識のある人物なんて限られている、金色の髪と切れ長の目から昨日に出会った衛兵だと分かった。どうしてこんなところに。</p>
<p>「今日は久々の休みだからな。予定がない時はだいたいここさ」<br />
「そ、そうですか」</p>
<p>近所の公園じゃあるまいし……。だけど彼女たちサキュバスにとってはそういう認識なのかもしれない。</p>
<p>しかし目の毒だな――僕はそう思いながら彼女から少し目をそらした。</p>
<p>僕よりもだいぶ背が高く引き締まった肉体だが、女性らしさはけっして失われてはいない。肌は白く、乳房も尻も大きい。そもそもが神話の世界にいる戦乙女を想起させるような美女だ、本来男の僕がこんな無防備な姿を見て良い相手ではない。</p>
<p>そんなことを思っていたら、衛兵は僕に近付いて、顎を指で持ち上げて笑った。</p>
<p>「相手がいないなら私でどうだ？」<br />
「え、えぇっ！？　いえ、ぼく、わ、私はその……っ」</p>
<p>「こんなところに来ているんだ、文句は言うまいな？　ほらいつまで服を着ている」<br />
「え、あ、ちょ、ちょっとっ！？」</p>
<p>恥ずかしい誘いもさることながら、その優美な所作に一瞬気圧される。冷静さを取り戻した時には既に遅し、いつの間にか手首を捕まれていた。</p>
<p>「ふむ。同胞よ、君も混ざるか？」<br />
「いえ、私はお仕事中ですので」<br />
「そうか残念だ。では行こう」<br />
「はい」</p>
<p>「話を聞いてくださいーーーーっ！！？」</p>
<p>そうして僕はあれよあれよ浴場の奥へと連れて行かれる。ベルさんはその後ろをトコトコと付いてくるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「うぅ……」</p>
<p>僕は衛兵に無理やり服を脱がされた後、浴槽に引きずり込まれる。</p>
<p>2人で並んで水に浸かる、その状況が妙に恥ずかしさを助長させた。昨日は僕の不意を突くように如何わしい行為が開始されたけど、今回は『これからする』ということが分かっているせいだ。</p>
<p>ここは東の国にある観光地ではない。浴槽の中身はお湯ではなく冷たい水だけど、火照った体はちっとも冷めやしなかった。</p>
<p>「そ、その」<br />
「ん？　何だ」</p>
<p>「私は、その、あまり<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">う</span><span class="boten">い</span><span class="boten">っ</span><span class="boten">た</span></span>経験がないので。……優しくしてください」<br />
「ふむ」</p>
<p>僕は目を背けたまま懇願する。</p>
<p>すると彼女は何を思ったのか、僕の顎を指で持ち上げて突然接吻をしてきた。</p>
<p>「んむぅっ！？　ん……っ！　ん～～～～っ！？」<br />
「ちゅっ、れろ……、じゅるるるっ」</p>
<p>それもただ唇を合わせるだけのお優しい接吻ではない。口の中に舌を突っ込まれ、口内の隅々までを舐る激しい接吻だ。</p>
<p>犯されているのは口のはずなのに、何故か腰のほうがビクビクと震える。舌が口内のどこかを通って下半身にまで伸びているのではないだろうか。</p>
<p>そして僕の呼吸が苦しくなったところで、彼女は口を離して笑った。</p>
<p>「その台詞は男に逆効果だ。覚えておくと良い」<br />
「だ、だからってそんなぁ……！？　それに、せ、接吻なんて……！」</p>
<p>「ん、キスは初めてだったか？　まぁ良い、すぐに慣れる」<br />
「そんなこと言われて――もひゃっ！？」</p>
<p>彼女に抱きかかえられる。僕の体は、彼女の開いた両脚の間にすっぽりと収まってしまう。</p>
<p>そして彼女は後ろから、左手で僕の乳首を揉みながら、右手で女性器を弄り始めた。</p>
<p>「ひゃっ、ぁうぁぁっ！？　いっ、いきなり、そんなぁっ！？　さ、さっき優しくって……！」<br />
「十分優しくしている」</p>
<p>僕は当然困惑する。</p>
<p>僕が女として体を弄ばれたのは昨日が最初だ。しかもその時は散々全身を撫で回された後に満を持して胸と女性器をいじめられたのだ。</p>
<p>それが今は、いきなり敏感なところだけを責められる。自分の体が急に火照らされる。全身に血を巡らせようと、鼓動が一気に速まるのが何だか怖い。性行為というのはこうも人によって変わるものなのか。</p>
<p>「あの2人から聞いていたが、ずいぶんと敏感なようだな」<br />
「ぁうっ、ぁっ！　ぁ、あのっ、ふたりぃ……っ！？」</p>
<p>「昨日、君に失礼を働いた2人のことだ」<br />
「んひぅぅっ！　そ、そこっ、やっ！　よ、弱いぃ……！？」</p>
<p>世間話をしている最中でも彼女の手は止まらない。僕は喘ぎ声を上げながら彼女の話を聞き続ける。そう言えば、あの2人はどうなったのだろう。</p>
<p>「あの2人は夜に、まぁ、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">特</span><span class="boten">別</span><span class="boten">訓</span><span class="boten">練</span></span>で一晩足腰を立たなくしてやった。ちょっとした仕置きだ」</p>
<p>特別訓練とは何だろうか。それを詳しく聞くのはまずい気がした。</p>
<p>「ぁっ、そっ、それ、もうだめ……！？　ひっ、ぅあぁ……っ！！　んんんっ！！　くぅん～～～～～～～～！！？」<br />
「ん？　もうイッたのか。まぁ準備運動はこれぐらいで良いだろう」</p>
<p>そんな会話をしている内に、僕の性感はあっという間に上り詰めてオーガズムを迎える。</p>
<p>快楽が体の中に溜まっていなかったせいか、小さく震える程度の、昨日に比べたらほっとするぐらい弱いオーガズムだった。もっとも、彼女に言わせれば準備運動に過ぎないらしいのだが。</p>
<p>「はっ、はぁ……。ひ……っ」<br />
「さて、そろそろ本番を始めようか」</p>
<p>「ま、まだするんですかぁ……」<br />
「当たり前だ」</p>
<p>「ひゃっ！　だ、抱き……」</p>
<p>僕は彼女に抱きかかえられ、浴槽から上げられる。</p>
<p>衛兵の中隊長を務めているだけあるのか、彼女は女であるのに力強く、どこか頼もしさを感じてしまう。世の女たちが頼りがいのある男を求めるというのはこういう感じなのだろうか。</p>
<p>もっとも抱きかかえて運ばれた行き先は碌でもないところなのだが。</p>
<p>「好きなものを選ぶと良い」<br />
「これは……？」</p>
<p>そう、この公衆浴場には部屋の隅にいくつもの棚があった。</p>
<p>中にはよく分からないものがたくさん並んでいる。そう、『よく分からないもの』としか言いようがないぐらい、それらはよく分からないものだった。棒に、筒に、球に、その他さまざま。</p>
<p>だけどその中に、昨日衛兵たちが僕に使った振動する小さな石――ローターとか言うものが入っていて、その棚にあるものが<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">う</span><span class="boten">い</span><span class="boten">う</span><span class="boten">道</span><span class="boten">具</span></span>であることを悟った。</p>
<p>「……お任せします」</p>
<p>僕は顔に熱を感じながらか細く告げた。ここで道具を選ぶというのは、『これで自分を犯してください』と言うに他ならない。選べるわけがなかった。</p>
<p>だけど彼女に委ねたことをすぐに後悔することになる。この金髪の中隊長は、2人の部下よりもずっと過激な行為が好きだったのだから。</p>
<p>「吐いた唾は飲めんぞ？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="intr">
<div class="pic"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.e-nls.com/access.php?agency_id=af568331&amp;pcode=8559"><img decoding="async" src="http://img.e-nls.com/pict_pc/1_1513747177_m_e9TZY.jpg" alt="フェアリーアクア" border="0" /></a></div>
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<p class="name"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.e-nls.com/access.php?agency_id=af568331&amp;pcode=8559">フェアリーアクア</a></p>
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</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>彼女が笑いながら迷わず手に取ったそれは、こん棒のようなものだった。</p>
<p>持ち手があって、先端に大きな<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">ぶ</span></span>が付いている。そして、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">ぶ</span></span>からヴヴヴヴという聞き覚えのある音が。</p>
<p>「ひっ」</p>
<p>あ、これは、まずい――そう思って僕は走って逃げ出そうとした瞬間、彼女は僕の背後から手を回して、その<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">ぶ</span></span>を女性器に当てた。</p>
<p>「んひゃぁぁぁぁぁぁっ！！？」<br />
「凄いだろう？　電マって言うんだ。我々サキュバスでもこいつの快感には逆らえない」</p>
<p>「ひっ！　ぁぁっ！？　ひぃぃぃぃぃっ！！？」</p>
<p>僕は悲鳴を上げた。</p>
<p>あぁやっぱりだ。こぶから発せられる音は振動音だった。電マとか言うその道具は昨日他の衛兵たちが使ってきたローターと同じ、振動を以て女体を責めるものだった。</p>
<p>だけど経験があったとしても、慣れることはできない。電マとローターでは刺激の<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">質</span></span>が違うのだ。</p>
<p>「だめっ、こぇっきついぃぃぃぃぃぃぃ！！？　つよふぎっ、つよすぎるってへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！」</p>
<p>電マはローターよりも振動がずっと大きく、そして重い。</p>
<p>ローターは振動で体の表面をくすぐってくるような感じがしていたが、電マの振動は体の芯にまで響いて内側から溶かしてくるような感じがした。</p>
<p>おまけに1度オーガズムに達したからだろうか？　自分の体がさらに敏感になっているような気もする。自分でも呂律が回らなくなっていることに気付いてはいるが、それでも声を出さないわけにはいかなかった。</p>
<p>「だめっ、そこやめてっ！！　だめぇぇぇぇぇぇぅっ！！？」<br />
「ん？　何が駄目なんだ？」</p>
<p>「でんまそこ当てるのぉ！！　きついぃぃぃぃぃ！！」<br />
「そこってどこだ？」</p>
<p>「くりちゃんんん！！？　電マくりちゃんに当てるのきついいぃぃぃぃぃっ！！」</p>
<p>僕が涙ボロボロの表情でそう言うと、彼女はおかしそうに笑った。ちなみに<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">こ</span></span>は昨日の衛兵が名前を教えてくれた場所だった。</p>
<p>「なるほど、君は素質があるな」<br />
「なにいってぇぅ！！？　いいからとめてぇぇぇぇぇっ！！」<br />
「男を悦ばせる素質だ。まぁ、ここでは我々サキュバスをだが」</p>
<p>そんなの不名誉でしかない！　普段なら侮辱とも捉えられる言葉だ。</p>
<p>だけど今はそんなことを気にしてもいられない。僕は今立ったままくりちゃんを電マで責められているんだ。</p>
<p>あまりに刺激が強すぎて、膝がガクガクと震えている、その場に倒れそうになる。だけど彼女が電マを股間で固定するせいで、無理やり立ったままの姿勢を維持させられる。僕の膝が沈み込むたびに、振動がさらに強く食い込む。</p>
<p>「ひっ、ぁ゛、ぃぃぃっ！！？　っ～～～～～～！！　んぐぅぅっ！！？　～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！？」</p>
<p>結果、僕はあっと言う間にオーガズムを迎える。</p>
<p>この強烈さは昨日のものと似ている。散々昂ぶらせられた後にやってくる、全身を響かせるような快感。それがこんな短時間で体験させられてしまうなんて、本当に恐ろしい道具だ。</p>
<p>そして電マの動きは止まらない。</p>
<p>「や、やめ――っ！！　なんでっ、もっ！！？　ぃぎぃっ！！？　ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ！！？」<br />
「一瞬使っただけで終いなんてもったいないだろう？　もう1回イッとけ」</p>
<p>「むりっ！！？　むりむりむりむりぃぃぃっ！！？　ぼく、も――！！　ぁっ、あっぁっぁっぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！？」<br />
「くくくっ。聞いた通りだな、君は余裕がなくなると一人称が『僕』に変わる」</p>
<p>彼女は当然のようにオーガズムを迎えたばかりの僕を責め続ける。</p>
<p>僕はもう、自分の脚で自重を支えることができなくなっていた。そして彼女のもう片方の腕が、僕の体をささやかに支えている。そのせいで電マが女性器に深く、だけど痛みを及ぼさない絶妙な加減で喰い込み、くりちゃんを強く押し潰した。</p>
<p>「だめだめだめぇぅうぅぅっ！！？　ぁ――っ！！？　っ～～～～～～～～！！！　ぁ゛～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！？」</p>
<p>2度目のオーガズム。自分の股間から何か液体が漏れているのを感じる。</p>
<p>僕の体が大きく跳ね上がったところで、電マの動きがようやく止まる。だけど彼女が相変わらず<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">こ</span><span class="boten">ぶ</span></span>をグリグリと押し付けてくるせいで、絶頂は止まらない。</p>
<p>何だか、自分の体に溜まっている快感を一滴残らず搾り出されているような気がした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>彼女に体を支えられたままほんの少しだけ時間が経つ。</p>
<p>「はっ、ぁ……っ、う……」<br />
「くくっ、粗相をしてしまったようだな」</p>
<p>オーガズムの余韻が落ち着いた後に自分の足下を見てみると、透明な水たまりができていた。自分が漏らしたものなんだろうけど、尿とはどこか少し違うようにも見えた。</p>
<p>「ぁ、う、ごめんなさひ……」</p>
<p>「なら、お仕置きを受けるか？」<br />
「っぃぅぅっ！！？」</p>
<p>僕はもうその言葉だけで飛び上がる心地だった。この人の言う『お仕置き』は、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">そ</span><span class="boten">う</span><span class="boten">い</span><span class="boten">う</span></span>ことだと察していたからだ。</p>
<p>「冗談だ、悪いが昼から用事があるんだ。私はこれで退散しよう。ほら、水に浸かって休むと良い」<br />
「は、はひぃ……」</p>
<p>立ったまま責められたせいで、脚がもうガクガクだ。</p>
<p>僕が水に浸かったことを確認すると、彼女は『良い旅を』と言って立ち去っていった。薄々感付いていたけれど、親切である一方で嗜虐的な部分も多い人物だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「はぁぁぁ……」</p>
<p>やっと解放されて気が抜ける。</p>
<p>「……凄い所だな」</p>
<p>それがこの公衆浴場に対する率直な感想だった。もしもこんな施設が人間の国にあったとして、維持できるものだろうか？　僕は大して考えるまでもなく『無理だろうな』と結論付けた。</p>
<p>その差は何だろうか？　金の使い道、性行為に対する意識、男女の比率、妊娠や性病の可能性。性奴隷、貴族、人身売買。考えれば考えるほど、人間と魔族の差というものを痛感させられる。</p>
<p>条約上は和解したが、真に融和するのはまだ遠そうだ――まさかこんな場所で、こんな行為で思い知らされることになるなんてね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、僕はとても疲れていた。だからこそ水に浸かって『少し休んでいこう』なんて考えていた。それが仇だということをすぐに気付かせられることになる。</p>
<p>「ねー、そこの君ぃ。人間の女の子でしょー？」<br />
「さっき見てたよぉ？　すっごい気持ち良さそうだったね♡」<br />
「良かったらぁ……、私たちともいっしょにシなーい？」</p>
<p>水に浸かった僕に声をかけてきたのは、見知らぬサキュバスたちだった。人数は3人。</p>
<p>ここは性行為をするための場所である。つまり1人で居るということはどういうことか――そのことに気付いて僕は後ずさる。</p>
<p>「い、いえ、僕はその」</p>
<p>「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん」<br />
「独りで寂しくオナらせちゃうのは私たちのコケンに関わるしー」<br />
「君って<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">ネ</span><span class="boten">コ</span></span>ぉ？　ならたーくさんサービスしたげる♡」</p>
<p>「ね、猫っ？　いえ、僕は人間、だけど、そうじゃなくてっ」</p>
<p>サキュバスたちは僕を取り囲むようににじり寄ってくる。浴槽の中に居るから走って逃げることもできない。</p>
<p>そして僕の肩が誰か1人の体にトンと触れた瞬間、3人のサキュバスたちは一斉に僕の体に手を伸ばしてきた。</p>
<p>「ぁぅぅっ！！？　ぁっ、ひゃっ！　ぁ、ぁ、ぁあぁぁぁぁぁぁぁ……っ！！？」</p>
<p>「もー。君、体冷えちゃってるじゃーん」<br />
「温かい時期だけど、お風呂に入りっぱなしはそりゃダメだよぉ」<br />
「私たちで温めてあげるねー」</p>
<p>サキュバスたちは僕に自分の体を密着させながら、僕の全身を手でいたぶる。</p>
<p>それは『揉みくちゃにされる』という言葉がそのまま当てはまるような状況だった。胸や女性器、尻だけではない。手や脚、腹、背中、頭まで、全身に隈なく手が這い回る。撫でるともくすぐるとも違う、指を遠慮なく食い込ませるような揉み込むような動き。</p>
<p>「あっ、ぅあぁぁっ！！　そんな、離れて……っ！！　ひゃぁぁぁ……！」<br />
（これ、何だか、変……！？）</p>
<p>温かな体温と絶妙な圧迫感が、少し冷えて強ばった身体を弛緩させる。性的快感とはまた違う、心地良さのようなものを感じた。</p>
<p>「あ、いいものめーっけ♪」<br />
「ひっ！？　そ、それは……っ！？」</p>
<p>だけど、僕を撫で回している内の1人が傍に電マが転がっているのを目ざとく見付ける。</p>
<p>「なになにー？　電マが好きなの？」<br />
「私は見てたよぉ。電マでアソコいじめられてすっごく感じちゃってたのぉ♡」<br />
「じゃーあ、みんなで使ったげる。1こじゃ足りないでしょー？」</p>
<p>「ひっ、それは止め――ぇぅぅぅぁあぁぁぁぁっ！！？　ぁひっ！！？　ひぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！」</p>
<p>棚から次々と取り出されてくる電マ。浴槽から引きずり出される僕の体。僕が制止する間もなく、電マを全身に当てられた。</p>
<p>「ひゃぁいぃぃぃぃぃぃぃっ！！？　やめへやめへやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！！　へひっひぃぃぃぃぃぃぃぃ！！？」</p>
<p>「ひゃー、すっごいびんかーん♡」<br />
「こんなに感じちゃう子、サキュバスにだってそんな居ないよぉ？」<br />
「すっごい、お潮ぴゅっぴゅしてるぅ♡」</p>
<p>全身を震わせられる――普通ならそんなことで性的快感を得られるかは怪しいものだが、僕の体は驚くほど敏感に反応した。</p>
<p>彼女たちの当て方が巧すぎるのだろうか。圧力、振動の強さ、動き、1人1人が違っていて、単一的な振動を全身に浴びるのとは全く違う感覚だった。不規則で慣れない。故にずっと全身が気持ち良い。</p>
<p>「そこはやだやらやだぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　ちくびもくりちゃんもやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！？」</p>
<p>「うんうん、乳首とくりちゃんきもちーねー♡　もっときもちくなろーねー♡」<br />
「……<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">く</span><span class="boten">り</span><span class="boten">ち</span><span class="boten">ゃ</span><span class="boten">ん</span></span>、っはー♡」<br />
「ネコで敏感でこのあざとさ、最っ高にエロいね」</p>
<p>特に乳首とくりちゃんは嫌になるほど気持ち良い。散々気持ち良くさせられてきたというのに、さらに気持ち良くなってしまうことに愕然とする。</p>
<p>「ぁっ、あっ、ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　ぁ――っ！！？　ひぃ～～～～～～～～～～～！！！？　ぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！！」</p>
<p>僕はまたオーガズムを迎える。</p>
<p>今日はこれで何回目だろう？　もう回数を数えることもできないぐらい、思考を蕩かされている。ただ何となく、自分が壊れてゆく恐怖を心の片隅で感じた。</p>
<p>そして悪いことは連鎖する。</p>
<p>「ねーねー、私たちも混ぜてよぉ」<br />
「噂聞いたよー。その子、人間の子でしょー？　私もシたーい」<br />
「すっごいエロいイキ声、隣の部屋まで聞こえてきたよぉ♡　私たちも混ざりたいなー」</p>
<p>どんどんサキュバスが増えてくる。最初は3人だったのに、4人、5人、10人。1人減って、2人増える。2人減って、3人増える。3人増えて、5人増える。</p>
<p>「この子電マが大好きみたいだから、たーくさん気持ち良くしたげてー」<br />
「ぁあ゛ぁぁーーーーっ！！？　もっ、だめっ、こわれる゛ぅぅぅぅぅっ！！！　しんじゃうぅぁあぁぁぁっ！！！？　っっっ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！」</p>
<p>「もー、女の子がそんなはしたないこと言っちゃだめだよ？」<br />
「気持ちいい時はぁ、ちゃんと『気持ちいい』って言わなきゃ♡」<br />
「きもちいぃからぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？　でんみゃっ、くりひゃっ！！？　きもひぃぃからやめへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！　っっひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！」</p>
<p>そうして僕は全身に電マを当てられて何度も何度もオーガズムを迎える。</p>
<p>いつしか自我は溶けてなくなり、快楽に合わせて声を漏らすだけの獣に成り果てるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ぁぅ……ぅ……はっ！？」<br />
「お目覚めですか、クリス様」</p>
<p>僕が飛び起きると、すぐ傍にはベルさんが居た。</p>
<p>すぐに湯冷ましの水が入ったコップを手渡されて、反射的に口に含む。どうやら気付かない内に体が酷く乾いているらしい、喉が水を求めて止まらない。勢い良く飲みすぎて、思わずえずく。</p>
<p>少し落ち着いたところで、僕たちが見知らぬ小さな個室に居ることに気付いた。僕はベッドに寝かされていた。</p>
<p>「ここは公衆<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">欲</span></span>場の個室です。クリス様が気を失われてしまったので、部屋を使わせてもらいました」</p>
<p>あぁそうだ――僕はこれまでの経緯を思い出した。途中から記憶がないが、つまり僕は気絶するまで犯されてしまったということか。</p>
<p>「酷い目に遭った……」<br />
「人間の女性が来るのは珍しいですから、皆さんはしゃいでしまったみたいですね」</p>
<p>ベルさんは苦笑した。今回の出来事は苦笑で済む程度の話らしい。何てことだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>外に出ると、もう日が傾き始めている時間だった。多少の情報は得たけど何だか仕事した気になれない――そんなモヤモヤを感じながら、僕は少しフラフラの状態で宿に帰る。</p>
<p>公衆浴場では男が入国してはいけない理由を身にしみるほど理解できた。あんなところに男が居たら、快楽で殺されるのもおかしな話ではない。そして僕は男である。</p>
<p>本当に、絶対に、何としてでもバレないようにしなければ……。改めて自分の置かれた状況の過酷さを痛感する1日だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a rel="noopener" target="_blank" id="chapter3"></a><strong>【3日目 マッサージ店 ← 糸引くねっとり性感開発と隠語教育】</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「この、芋のようなものは何ですか」</p>
<p>朝、僕はベルさんにそう尋ねた。</p>
<p>昨日の朝食にはなかった、スープに入っている食材。見た目は馬鈴薯に似ているが、色は雪のように真っ白だ。そして口の中がネバつくような食感で、独特の香りが鼻を突く。率直に言って、酷くまずい。</p>
<p>「ザーメンイモって言って、人間の精液と同じ成分が詰まってるんですよ。それのおかげで、私たちサキュバスは男の人を襲わなくても生きていけるんです」<br />
「…………」</p>
<p>口に入れた物をそのまま吐き出したくなった。種族特有の特産品として交易に……ないな。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「クリス様、大丈夫ですか？　ご気分が優れないようですが」<br />
「ま、まぁ」</p>
<p>僕のしかめっ面は別の理由によるものだけど、体が重いのは本当のことだった。</p>
<p>とは言ってもその原因は明白だ。昨日、朝から夕方まで散々犯されたことによる疲労、それに尽きる。</p>
<p>正直なところ今日は体を休めたいが、任務としてこの国に居る手前それはどうだろうか――そう思っていたらベルさんはにっこり笑って言った。</p>
<p>「それでは、今日はマッサージを受けてみてはいかがでしょう？」<br />
「マッサージ？」</p>
<p>「ええ、体の疲れを取り除くほかに美容にも効果があるんですよ」<br />
「へぇ？」</p>
<p>聞くところによると、マッサージとは体の部位を擦る・揉むなどして血液や気の流れを良くする行為なのだとか。その結果、疲労回復や美容などに効果があるらしい。</p>
<p>貴族階級であれば侍女を使っていろいろな美容術を試す者もいるだろうが、僕のような庶民には未知の領域。それを金さえ払えば体験できるというわけだ。</p>
<p>揉む、か――そう言えば、昨日大勢のサキュバスたちに全身を揉みくちゃにされたっけ。その時の温もりや圧迫感が、性的快感以外の安心感のようなものを生み出していたことを体が覚えている。</p>
<p>何だか突然肩の辺りがソワソワしだして、僕は首を横に振った。</p>
<p>「クリス様？」<br />
「い、いえ、何でもありません。そう言ったお店は多いんですか？」<br />
「ええ、一区画に1店舗ぐらいはあると思いますよ」</p>
<p>どうやら、マッサージというものはリリスではそれなりに一般的らしい。そんなものが商売として成立しているなんてなかなか先進的ではないだろうか？　純粋に驚きだ。</p>
<p>「では、そのマッサージというものに案内していただけますか」<br />
「はい、お任せくださいっ」</p>
<p>そうして、今日の行き先は決まった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕たちが向かった先は、宿からそう遠くない商業区域にある店。昨日の公衆浴場のような大きな建物と比べれば、ごく普通の簡素な建物で不思議と安心感を覚えた。</p>
<p>僕が内心少しウキウキしながら店の戸を開くと、店員と思しき女が突然僕に抱き付いた。</p>
<p>「はぁい、いらっしゃー――人間の女の子だぁぁーー♡」<br />
「うわぁっ！？」</p>
<p>視界は真っ暗、顔に感じるのは柔らかな乳房の感触。</p>
<p>全身が温もりと程良い圧迫感に包まれる。ひっそりと体が望んでいた感覚。それだけで思わず体が弛緩してしまいそう。あれ、でもこれはマッサージじゃないよな？</p>
<p>「この方はクリスさん、一昨日からこの国に滞在している旅人さんです。旅の疲れを癒やして差し上げてください」<br />
「まっかせてー♪」</p>
<p>僕が何が何だか分からずワタワタしていると、ベルさんが『どうどう』と彼女を引き剥がしてくれた。僕はそこでようやく抱き付いてきた女の全容を確認した。</p>
<p>ウェーブを描いた茶色の髪のサキュバス。だけど今まで見た中でも、特に肉感的な印象を受ける。</p>
<p>胸や尻だけではない、腕も、脚も、腹も、脂肪に包まれていて筋肉というものがまるで感じられない体。飾りの一切ない真っ白で柔らかな生地のワンピースが、ふくよかな体のラインを鮮明に映し出していた。</p>
<p>しかしけっして醜く肥え太っているわけではない。張りのある肌、絶妙に均整の取れた体型。何より、触れたときの心地良さは先ほど抱き締められたときに体感済みだ。</p>
<p>包容力を感じさせる肉体は、おっとりした表情とも調和する。変な話だけど、彼女はのどかな平原に住まう<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">羊</span></span>を連想させる女だった。</p>
<p>「クリスちゃんだっけ？　君、結構ウワサになってるよ」<br />
「えっ？」</p>
<p>「人間の旅人の女の子で、とっても可愛くってエッチだって」<br />
「…………」</p>
<p>僕は頭を抱えた。</p>
<p>『人間の方がいらっしゃるのは珍しいですから』とベルさんのフォロー。密偵があまり目立つのはまずいし、何よりその噂の内容は不名誉極まりない！</p>
<p>そんな話をしながら、僕はお店の奥に連れて行かれる。連れて行かれた先は、小さなベッドと棚があるだけの、小さな部屋だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「じゃあ服を脱いだらそこに寝て」<br />
「は、え……？」</p>
<p>「ん？　どしたの？」<br />
「嫌です」</p>
<p>「え？」<br />
「え？」</p>
<p>「…………」<br />
「…………」</p>
<p>ちぐはぐなやり取り。僕はどうして服を脱がなければならないか理解できなかったし、彼女もどうして僕が服を脱ぐのを拒否するのか理解できなかったよう。</p>
<p>だけど僕の主張は間違っていないと思う。羞恥心はもちろんあったが、それ以上にこの国に来て裸になると碌なことにならないと経験が告げていたのだ。</p>
<p>「仕方ないなぁ。じゃあ靴だけ脱いで」<br />
「…………」</p>
<p>妥協の末、僕は仕方なく素足を晒して仰向けに寝る。すると彼女は僕の脚を手で持ち上げた。</p>
<p>足の裏を真正面から見られる。裸ではないとは言っても、素肌を見られるのは何だか恥ずかしい。そう思っていたら、彼女は僕の足の裏を指で押してきた。</p>
<p>「痛……っ！？」<br />
「ほら、我慢我慢」</p>
<p>ギュッギュッと足の裏を強く押される。硬い靴を履いている普段であれば絶対に感じないであろう鈍い痛みに、僕の表情が歪む。</p>
<p>「これ、何なんですかぁ……！？」<br />
「足つぼマッサージって言うんだよぉ」</p>
<p>「ぅっ、ぅぅぅぅぅ……！」</p>
<p>良薬口に苦しとは言うが、マッサージというのはこうも痛みを及ぼすものだったのか。心地良い温もりと圧迫感を期待していたからこそ、現実とのズレに少し失望しかける。</p>
<p>だけどそれは杞憂だ。</p>
<p>「んっ、ぅぅ……、あぁぁぁ……」</p>
<p>痛みに慣れてくる。痛いことは変わらないのだが、何というか<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">癖</span><span class="boten">に</span><span class="boten">な</span><span class="boten">る</span></span>ような痛さ。不思議な感覚だ。</p>
<p>強ばった体が弛緩してゆく。このまま彼女の手に委ねたくなってゆく。</p>
<p>「ねー？　気持ちいいでしょー？」<br />
「は、はいぃぃ……」</p>
<p>「オイル塗っていくねー」</p>
<div class="intr">
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<div class="summary">
<p class="name"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.e-nls.com/access.php?agency_id=af568331&amp;pcode=8354">ホットアロマオイル</a></p>
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</div>
</div>
<p>彼女は小瓶を取り出して、中の液体を手に取る。</p>
<p>透明で少しトロトロした液体、植物から搾った油のようで、甘いような爽やかなような、不思議な香りが漂う。</p>
<p>彼女は手のひらでそのオイルを温めると、僕の足の裏に塗り始めた。</p>
<p>「んくっ、ふふ……！　くすぐったい、です……！」<br />
「ほら、我慢我慢」</p>
<p>「んふっ、はは……っ！　もう、そればっかりじゃなひひひひ……っ！？」</p>
<p>幾分かヌルヌルになった足の裏の上を、指先がなぞる。くすぐったさを覚えるのは当然のことだろう。僕は肺に空気を押し込んで我慢し続けた。</p>
<p>「んぐぅ……！　っふっ、ふふ……！　ぁっ、はっぁぁ……！？」</p>
<p>だけどだんだん疲れてきて、同じような刺激なのに声が我慢できなくなってゆく。</p>
<p>そうして体が我慢を諦めると、また感覚が段々と<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">馴</span><span class="boten">染</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">で</span></span>ゆくようだった。</p>
<p>「ひゃっ、ぁ、ぁぁ……！　ひゃっ、ぁぁぁ……！」<br />
「クリスちゃん、すっごく感じやすいね。足も小っちゃくてプニプニ、かわいー」</p>
<p>くすぐったいはずのに、不思議と心地良い。時折くすぐったさに耐えられなくなって指をきゅっと丸めてしまうけど、少し経つとまた欲しくなって恐る恐る指を開いてしまうような。</p>
<p>情けない声が出ている自覚はあるけれど、抑えることができない。僕の思考は自分でも気付かない内に蝕まれていた。</p>
<p>「上もマッサージしたいんだけど、オイル塗ると汚れちゃうから、服脱がすねー」<br />
「は、はいぃ……」</p>
<p>そう。当初は服を脱ぐのを散々忌避していたというのに、彼女がそう言ってきても拒否できないぐらい。</p>
<p>上半身を起き上がらせられて、衣服を脱がされる。その様子は端から見れば幼子と母親のようだろう。</p>
<p>そうして僕はあっという間に下着すらも脱がされる。そのことに疑問を抱くこともなく、自分の両腕を枕にしてうつ伏せに寝た。</p>
<p>「それじゃあ、背中マッサージしていくねー」<br />
「んっ！　ぁっ、ぁぁぁ……！」</p>
<p>背中に人肌まで温められたオイルが広がってゆく。</p>
<p>足の先ではない、内蔵が密集した胴体に触れられているという事実に少し緊張し、それ以上に胸を膨らませる。</p>
<p>「けっこう凝ってるねぇ。クリスちゃん頑張り屋さんなんだねー」<br />
「んっ、く、ふ……！　ぁ、そこ、ぃぃ……」</p>
<p>「こうするともっと気持ちいーよぉ」<br />
「んぁっ！？　ひゃっ、ぁっ、それ、くすぐったひぃ……！？」</p>
<p>あぁ、これはすごい。</p>
<p>彼女は手のひら全体で背中を押すのと、指先を立てて撫でるのを交互に行う。心地良い圧迫感と、ゾクゾクするようなくすぐったさ。</p>
<p>そしてそれが腋の下、二の腕、太もも、ふくらはぎと全身に広がってゆく。</p>
<p>「ふふふ。クリスちゃんもうトロトロだねー」<br />
「ふぁ、ぁぁ……。ひゃぁぁ……♡」</p>
<p>まるで自分の体が溶けてしまったようだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……それじゃ、そろそろ前もマッサージするねー」<br />
「ふぁ、ひ」</p>
<p>僕は彼女に促されて仰向けに姿勢を変えて、彼女をぼうっと見つめた。</p>
<div class="intr">
<div class="pic"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.e-nls.com/access.php?agency_id=af568331&amp;pcode=8421"><img decoding="async" src="http://img.e-nls.com/pict_pc/1_1491971723_m_3SZBq.jpg" alt="Peace's（ピーシーズ） 高粘度" border="0" /></a></div>
<div class="summary">
<p class="name"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.e-nls.com/access.php?agency_id=af568331&amp;pcode=8421">Peace&#8217;s（ピーシーズ） 高粘度</a></p>
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</div>
</div>
<p>小瓶から何か液体を取り出している。先ほどまで使っていたオイル？はサラサラしていたけれど、今彼女の手にあるのは何か違う？　ものすごくベタベタしているようで、糸を引いている。</p>
<p>あれは何だろう？　――そう思っていたら、彼女の指先が突然僕の胸先に触れた。</p>
<p>「ひゃひぃぃっ！！？」<br />
「こちょこちょこちょこちょー♪」</p>
<p>「ふゃぁぁぁぁぁっ！！？　ひゃはっ！！？　ひゃぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>のんびりした口調からは想像も付かないぐらい、僕の平たい胸の上で彼女の指がものすごい速さで踊る。体の表面にある液体を指先でグチュグチュとかきまぜるような動き。</p>
<p>これはくすぐられているのだろうか？　自分が何をされているのか理解できないぐらい、あまりに突然のことだった。ただ体がビクビク跳ねて、甲高い悲鳴が漏れるだけ。</p>
<p>そこで僕はようやく気付いた――騙された！</p>
<p>「マッサージじゃないいぃぃぃぃ！！？　こんなのマッサージじゃないぃぃぃぃ！！！」<br />
「これはね、性感マッサージって言うんだよぉ」</p>
<p>彼女は笑みを浮かべる。相変わらずほんわかとした表情だけど、その目にはギラギラとした輝きが宿っているように見えた。</p>
<p>「君のカラダ、もーっと敏感にしてあげるね♡」<br />
「はひっ、ひっひぃぃっ！！？」</p>
<p>彼女の指の動きが明らかに性的快感を与えるものに変わる。親指と人差し指で乳首を弄び、中指と薬指、小指で胸の付け根をくすぐる。</p>
<p>ドロドロした謎の粘液を塗りたくられたせいで嫌になるほどよく滑る。爪が肌に当たっても全然痛くなくて、むしろ神経を直接犯されているような気がする程。</p>
<p>その証拠に、塗りたくられた粘液が糸を引いてちぎれてゆく感触ですら、ゾワゾワして耐えられなくなってしまっていた。</p>
<p>「このローション、ぬるぬるぺたぺたしてて気持ちいーでしょー？」<br />
「やめっ！！？　もっ！　胸、さわらないでぇぇぇぇっ！！」</p>
<p>僕がそう懇願すると、彼女は唇を尖らせた。</p>
<p>「んー。その言い方かわいくないなぁ。『おっぱいこちょこちょしないで』って言ってみよ？」<br />
「なひっ！！？　そ、そんなっ！！　いひからやめてよぉぉぉぉっ！！？」</p>
<p>「言わなきゃ止めてあげなーい」</p>
<p>どうして彼女がそんなことに拘るのかさっぱり理解できなかった。だけど今の僕にとってはこの刺激から逃れることが先決だった。</p>
<p>その妥協が<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">屈</span><span class="boten">服</span></span>であることは、僕に知る由もない。</p>
<p>「ぉ、おっぱぃぃぃっ！！　も、もうおっぱいこちょこちょしないでぇぇぇぇっ！！？」<br />
「はい、よくできましたー♪　……それじゃ別のところ触ったげる♡」</p>
<p>僕が知らずの内に恥ずかしい台詞を吐くと、彼女は次に女性器に触れた。</p>
<p>「ひゃぁぁっ！！？　う、うそつき、嘘つきぃぃぃぃぃぃっ！！？」<br />
「えー？　おっぱい触るのは止めてあげたじゃなぁい♪」</p>
<p>今僕が触られているのは膣の入り口だ。</p>
<p>敏感な場所だからだろうか、彼女も爪を立てるようなことはしない。だけど指の腹で優しくこすりながら揉みほぐされると、ゾクゾクとした得体の知れない感覚が背骨を伝わってくる。</p>
<p>「っひっ！？　そこ、やだっ！！　そこはやだぁぁぁぁぁぁっ！！？」<br />
「そこってどこぉ？」</p>
<p>「じょ、じょせっ、いきっ！！？　女性器っ、やめっ、んひぃぅうぅっ！！」<br />
「むぅ、かわいくなーい。ここはね『おまんこ』って言うんだよ。ほら、どこをどうされるのが嫌なのかなぁ？」</p>
<p>「っっうぅぅぅぅっ！！？　ぉ、おまんこっ！？　おまんこ、ぐちゅぐちゅするのやだぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」<br />
「うふふふふ、偉い偉い♡」</p>
<p>どうせ僕が何をどう懇願したところで、彼女は僕を犯すのを止めはしないだろう。</p>
<p>それが分かっていてもなお、僕は彼女の言うがままだ。体があまりにゾワゾワしていて、藁にも縋る思いだった。マッサージを受けていたせいか、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">お</span><span class="boten">っ</span><span class="boten">ぱ</span><span class="boten">い</span></span>や<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">お</span><span class="boten">ま</span><span class="boten">ん</span><span class="boten">こ</span></span>に触れられたときの快感が、全身にまで響いてくるような気がしていたのだ。</p>
<p>「それじゃ、ここはどうかなぁ？」<br />
「っひぃぃぃぃっ！！？　くりちゃんはだめぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！！」</p>
<p>「あ、そこは分かるんだー♡　ご褒美にたーくさんこちょこちょしてあげる」<br />
「ぅあっ！！　っひっ！？　ひゃっ、ぁっ、あっ、ぁあ゛ぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>くりちゃんを触られる。女になった僕の体の中で1番弱いところ。それを彼女も理解しているからか、他のどこよりも触り方がしつこい。</p>
<p>「ローションいいでしょー？　ぺたぺた、ぺたぺた」<br />
「んんぅっ！　っぁ！　くぅぅんっ！？」</p>
<p>ローションとやらを指先にたっぷり付けて、くりちゃんをトントンと叩く。</p>
<p>粘液の糸がグチュリと貼り付いて、ペリペリと剥がれて、また貼り付いて、剥がれて。こんな小さな刺激をどうして感じ取れてしまうのだろう？　小人の小さな指でくすぐられているような心地だ。</p>
<p>そしてどうやら、ローションの糸には体の中にある神経を引っ張り出す効果があるようだ。</p>
<p>「はい、焦らすのおしまーい」<br />
「んっひぃぅ！！？　ぉ゛っ！？　ぉぁっ、ぉおぉぉぉぉぉぉぉっ！！？」</p>
<p>くりちゃんを指の腹でこすられると、今までにない快感を覚える。</p>
<p>ローションでぬるぬるしているから、こすられても痛くはない。むしろ指紋の1本1本が<ruby data-rt="やすり">鑢<rp>（</rp><rt>やすり</rt><rp>）</rp></ruby>になって、くりちゃんの神経を甘く削ってゆく。</p>
<p>特に根元から先までを隙間なくしごかれると、くりちゃん全体が芯からムズムズして居ても立ってもいられなくなった。膝から下がガタガタ動いて、背筋がのけ反る。</p>
<p>「クリスちゃん。イっちゃうときはね、ちゃーんと『イク』って言うのが女の子なんだよ」<br />
「いぃぃぃっ！！　イぅうぅぅぅぅぅっ！！？　ぼく、もっ！！　イッひゃっ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！？」</p>
<p>彼女に容易く誘導される。</p>
<p>次の瞬間、僕は体を大きく震えさせた。</p>
<p>「っっっ！！！　ん～～～～！！？　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>「クリスちゃん、イッちゃったねー。やっぱりエッチなんだね♡」<br />
「はぁっ、は……！　い……ひゃ……」</p>
<p>否定したかったけど、声が出なかった。</p>
<p>「クリスちゃんはエッチだよぉ。だって、エッチなことされて気持ち良くなっちゃってるんだもーん♡」</p>
<p>僕の心を読めるのか、彼女はにんまり笑った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「そ、し、て。エッチな子をますますエッチにさせるのが私のお仕事♪」</p>
<p>この国において、性行為は1回<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">イ</span><span class="boten">ク</span></span>だけでは終わらない。そのことは経験で知っていた。だけど今回については少し状況が違ったようだ。</p>
<p>「ひぃぃうっ！！？」<br />
「クリスちゃん、今何をされてるのかなー？」</p>
<p>「お、おまんこ、いりぐちっ！！？　くにくにってへぇぇぇぇぇぇっ！！？」</p>
<p>おまんこの入り口を指で優しく揉みほぐされる。</p>
<p>そけい部、皮膚と粘膜の間、もう少し内側。ゾワゾワして、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">中</span></span>からどんどん愛液が染み出してくる。</p>
<p>「だめっ、また、いくっ！！？　イっ――ひゃぁっ！！？　ぁ――っ！！！　～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！！」</p>
<p>僕はまたあっという間にイク。</p>
<p>思えば、くりちゃん以外でイクのは初めてかもしれない。くりちゃんでイクのは強い快感だけど、おまんこの入り口でイクのはどこか<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">も</span><span class="boten">に</span><span class="boten">ょ</span><span class="boten">も</span><span class="boten">に</span><span class="boten">ょ</span></span>していて、体が溶け出すような心地。触られていないはずのくりちゃんが、何故かピリピリと疼いた気がした。</p>
<p>そしたら、彼女は間髪入れずに僕のおっぱいに触り出す。</p>
<p>「ひゃっ、ぁあぁぁっ！！？」<br />
「クリスちゃん、今度はどんな感じか教えて？」</p>
<p>「おっぱひっ！！？　こちょこちょされへっ！！　ちくびっ、くにくにされてへぇっ！！？　ぞくぞくしてうぅぅぅぅっ！！？」</p>
<p>おっぱいへの触り方はさっきと同じだ。親指と人差し指で乳首をつまみ、残った指で付け根をくすぐる。</p>
<p>おかしい。おかしいおかしいおかしい。さっきと同じ触り方なのに、どうしてこんなに気持ち良いんだ？</p>
<p>「なんでぇぇぇっ！！？　おっぱいっ、さわられへっ、イッひゃっ！！？　い――くぅぅぅぅぅぅんっ！！？　ふっ、ぅぅ～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>そして僕はまた絶頂する。</p>
<p>おっぱい全体が膜に包まれたようにゾワゾワする。そして全く関係のない場所のはずなのに、おまんこがきゅうきゅうと激しく収縮して、くりちゃんがビリビリと痺れる。</p>
<p>言語化に至らなくても漠然と募る不安と恐怖。それを感じ取った彼女は、僕の耳元でそっとささやくのだった。</p>
<p>「――全身でイケるようにしたげる♡」</p>
<p>間髪入れずに姿勢をうつ伏せに変えさせられて、今度は背中を思いっきりくすぐられる。</p>
<p>「ひぃぃぃぃぃぃっ！！？　ひっ、ひひぃぃぃっ！！？　なっ、そんにゃっ、そんにゃぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！？」</p>
<p>僕は初めて、彼女が恐ろしいことをしていることを理解した。</p>
<p>僕の体は極めて敏感だ。それこそ、体を撫で回されるだけで弛緩してしまい、くりちゃんをちょっと弄られるだけでイッてしまうぐらい。</p>
<p>それを全身のどこを責められてもイッてしまうように開発してしまうというのだ。もしもそんな体になったら……？　そこから先は想像したくもなかった。</p>
<p>だけどあぁ、逃げられない。何度もイッて僕の体はくたくただったし、彼女が僕の太ももに跨がって動きを防いでくる。</p>
<p>「ぅひゃっ、ひゃっ、ひゃぁぁぁぁっ！！？　だめっ、せにゃか、背中でっ！！？　イぅぅぅっ！！！？　っっひ～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！？」</p>
<p>「うふふふふ、背中でも気持ち良くなれたねー♡　じゃあ、次はわきのしたっ」<br />
「ひゃぁっはっはははははははははははっ！！！　だえっ、そこはくしゅぐったひぃぃっひひひひひひひひっ！！？　しょんなのでいけなひぃぃぃっひひひひひひひひひ！！！」</p>
<p>「んーん、クリスちゃんならちゃんとイケるようになるよぉ。お姉さんにぜーんぶ任せて♪」<br />
「ふひゃっひぃっ！！？　にゃんへっ！！？　こんにゃっ、きもひっ！！？　ひゃはっ、らめっ、イッひゃっ、わきのひたこちょこちょされへっ、イッ――ひゃぁぁぁ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！！？」</p>
<p>そして1つの部位が開発されるとイクのがどんどん激しくなってくる。1ヶ所でイクと、他の開発された部位が共鳴するように気持ち良くなるんだ。腋の下をくすぐられているのに、くりちゃんとおまんことおっぱいと背中が一緒に気持ち良くなってしまうんだ。</p>
<p>そうやって全身でイかされて、最後はここに来て最初にマッサージをされた場所。</p>
<p>「ひゃひぃぃぃ……っ！！？　あ、足の裏……っ♡　そんな爪でカリカリされひゃらっ！？　く、くしゅぐったひぃぃっひひひひひひひひひぃぃ……♡♡　ぁ、ぁは……！！？　ぁっ、イッひゃ――ぅぅっ！！？　ぁはっ！！　っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！？」</p>
<p>足の裏をくすぐられて絶頂したところで、僕の意識はプツンと途切れるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――――<br />
――</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「くりすちゃーん。くーりすちゃーん！」<br />
「ん、ぅ……。……はっ！？」</p>
<p>僕が飛び起きると、店員の女が僕を見下ろしていた。</p>
<p>何だかこの状況に既視感があるような……。</p>
<p>「今日の施術はおしまいだよー」</p>
<p>そう言われて、僕は自分の体を見下ろす。</p>
<p>どうやら毛布をかけてくれていたみたいで、裸にも関わらず寒くはない。おまけにオイルやらローションやらでドロドロだった自分の体は、いつの間にかきれいになっていた。</p>
<p>だけど。</p>
<p>「んっ」</p>
<p>全身に違和感。スースーするというか、空気の流れを感じ取れるようになったというか。</p>
<p>どうやら本当に全身を敏感にされてしまったようだ……。</p>
<p>「だいじょーぶ。慣れたら何てことないし、その内『もっと敏感になりたい』って思うようになるよぉ♡」</p>
<p>にへらと笑う彼女に、僕は苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべることしかできなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>外に出ると夕暮れ。今日も何だか仕事ができなかったどころか、犯されるだけ犯されて余計に疲れてしまった気がする。</p>
<p>風の流れが嫌にくすぐったい。この国に来てから自分の心身が酷く変わってゆくのに、得体の知れない恐怖を感じるのだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
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