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◆あらすじ
攻略に失敗すると美女にクリ責めされる――そんなリアル脱出ゲームに少女たちが挑戦します。ギミックは全部で10種類。クンニ、声出し我慢、股縄、壁尻、失禁、ローター付き貞操帯、罰ゲーム、洗い責め、お仕置きハードプレイ、大乱交など。少女たちの努力むなしく、皆一様にアソコを気持ちよくさせられて絶頂してしまうようです。
ここ(ネタちょ)にご投稿いただいたネタです
◆ストーリー
目が覚めたとき、君は見知らぬ洋館に迷い込んでいた。
美女ばかりが住まうこの館には、迷い込んだ客人を捕らえるための罠がいくつも仕組まれている。
制限時間以内に鍵を集めて脱出しよう! 彼女たちの目をかいくぐり、罠を突破するのだ!
◆ルール
館内を探索しながら鍵を集めて脱出しよう。脱出に必要な鍵は3つ。制限時間は180分。
館にはいくつもの罠があり、危険度が高いものほどリターンも大きい傾向にある。どこを攻略するかは戦略次第だ。
- 危険度☆:危険度が低いからと言って油断は禁物
【玄関ホール】追跡者 - 危険度☆☆:堅実に鍵を入手するなら攻略必須だ
【書斎】一生そこでイキ続けていろ!
【廊下】縄の渡り方を教えてあげる♡
【倉庫】壁の穴なんて9割が壁尻用ですよ - 危険度☆☆☆:思わぬトラップに気を付けよう
【化粧室】出して♡出して♡出して♡
【衣装室】のろいで からだから はずれない! - 危険度☆☆☆☆:危険度大、リスクを覚悟して挑め!
【遊戯室】挑んだ貴女が悪いのですよ?
【浴室】キレイになるって気持ちいいですね
【使用人室】メイドだから優しいとでも思いましたか? - 危険度💀💀💀💀💀:
【大広間】???
※ゲームの様子は『館の住人たちが持つカメラ』『定点カメラ』の2種類のカメラで常時ネット配信されます。
館では、玄関ホールを起点に数人の追跡者が徘徊している。
追跡者たちは腰に小さなベルを付けている。チリンチリンという音が聞こえたら注意、彼女たちが近付いている証拠だ。音を立てないように物陰に隠れて、立ち去ってくれるのを待とう。
追跡者は歩くことしかできないため、走って逃げることは一応可能だ。しかし1度見つかるとしつこく追いかけ回してくるし、足音でほかの追跡者たちも集まってくるからおすすめはできない。
もしも追跡者に捕まってしまったら……。
○レポート:こわがりな女の子 えな ちゃんの場合
館のとある個室。えなはクローゼットの中に身を隠していた。
「さーて、どこにいるのかなぁ♪」
クローゼットの扉越しに女性の声が聞こえる。
えなは運が悪かった。館を探索しようと思った矢先、廊下の曲がり角で目の前にいる女性――『追跡者』とバッタリ出会ってしまったのだから。
しかしその後については、えなの思慮が浅かった。彼女は悲鳴を上げ、バタバタと足音を立てて、ご丁寧に扉の開け閉めする音まで響かせながら逃げ出した。
故に追跡者がえなを追うのは容易だった。そして今、こうして彼女は追い詰められている。
「はぁ……、はぁ……っ」
「怖くないよー。捕まってもちょーっと罰ゲームを受けるだけだからぁ……っ♡」
追跡者は黒いローブをまとった、年上の美人なお姉さんだった。例えば美容院に行って、担当が男の人じゃなくてこんなお姉さんだったらちょっと安心するような、そんな感じの人。
だけど目の前の女性からは得体の知れない恐怖を感じる。目をギラギラと輝かせていて、息も荒立たせていて……。もしも彼女に捕まってしまったら、遊びでは済まないことをされそうな――。
「――みーつけた♡」
「っっヒ!?」
ギィィと音を立てながら開かれるクローゼットの扉。大人っぽくて美しい顔が、今のえなにとってはホラーチックな何かに感じられた。思わず喉から引き攣った声が漏れた。
「ほれほれー、もう逃げられないぞぉ?」
「ぃ、いやっ!? 放してぇ!?」
この脱出ゲームおいて、追跡者たちは走ることを禁止されている。しかし手首を捕まれてしまったら、少女が大人の力から逃げる術はもうない。
「いいところに隠れたじゃない? 廊下で捕まらなくて良かったねー♪」
えなが隠れていたのは、館のゲストルームだった。高級そうな調度品がちりばめられ、部屋の隅には天蓋付きのベッドが置かれている。
女性はそのベッドの上にえなを押し倒した。これから行われる罰ゲームのことを考えれば、おあつらえ向きだ。
「やめ……! おねが、ゆるして……っ!?」
追跡者たちに捕まったら何をされるのか――えなは事前に聞かされていない。だから怖かった。それこそ声が上ずって震えるほど。
その反応が、目の前の女性をどれだけ昂ぶらせるのかを知らないのだろう。
「いただきまーす♡」
罰ゲームは確実に執行される。女性は自分の顔を、怯える少女の股間に突っ込んだ。
「ひぃぃぅ!? な、なにぃぃっ!?」
「ん~、初々しい反応♡」
恐怖、羞恥、嫌悪。
えなはいろいろな感情に苛まれて悲鳴を上げる。相手が美女であっても、脚を無理やり開かされて、股間に顔を突っ込まれれば当然の反応だ。
だけど目の前の女性は止めようとはしない。スカートをめくって、かわいらしいピンクの下着をずらして、ぴっちり閉じた一本筋に舌を這わせ始めた。
「ひ……っ!? ぅぁっ、ぁ……! ぃ、嫌ぁ……っ!?」
強まる嫌悪感。えなのうめき声は止まらない。
股間に押し付けられた頭を引き剥がそうとするけど、腰にガッチリ手を回されているせいで、非力な少女の力ではビクともしない。
そんな彼女の恐怖に反して、女性の舌遣いは嫌になるほど優しかった。
「んちゅっ、れろ……っ、れろぉ……っ♡」
「ひっ、ぅぁっ!? ぁ、ぁぁ……!」
追跡者のテクニックは熟達していた。今まで何人の少女の股間を舐めてきたのだろう? ――そう思わせるほどに、少女の未成熟な性感というものを知り尽くしている。
強過ぎる圧迫と摩擦を避ける。舌の力を抜き極力柔らかくさせて、唾液を多めに乗せて、ゆっくりと毛の生えていない女性器をなぞる。
まるで優しく手を引いて導かれるようなクンニに、少女が抗えるはずもなかった。
「んっ……! ぁっ、ひゃっ、ぁぁ……!?」
えなの呻き声が喘ぎ声に変わってゆく。
得体の知れない場所、得体の知れない相手には不釣り合いな、あまりに優しく甘い快感。こんなところで、こんなことをされてしまうなんて――少女相応の羞恥心がなけなしの抵抗を生む。舌を這わせ続ける女性の頭を弱々しくつかむ。
「んひゃぁんっ!?」
だけど強まる性感が、えなの抵抗力を削ぐ。一本筋にグニュリと舌をねじ込まれる感覚は、抵抗を戒められているように感じられた。
「んちゅ……っ。どうされるのが良いのかなぁ? おまんこを上から下までぺろぺろ?」
「ひっ!? ひゃっ、ぁっ、ぁあぁあぁあぁあぁっ!!? やめっ、くしゅぐったくてっ、変にぃぃぃっ!!?」
「それとも舌を入れられるのがいい?」
「んぁっ!!? ぃ゛……!? やだ……っ! それやだぁぁ!!?」
「んふふ……♡ やっぱりここだよねぇ……♡」
「ひゃぁぅんっ!? ぁっ!? なひっ、そぇっ!? しらないしらないしらなひぃぃっ!!?」
小さなクリトリスに舌を当てると、えなは一層敏感な反応を示した。
ピンク色の包皮に覆われた、米粒のように小さな陰核。舌先のザラザラしていない部分で優しく舐めるだけでも、少女にとっては十分過ぎる刺激だ。
えなはあっという間に限界を迎える。
「ひゃっ、ぁっ、ぁぁ!! なっ、にゃんか……っ!? へんっ、なのっ、来ひゃぁぁぁぁ!!?」
えなが自分の限界を感じ取ったその瞬間、女性は自分の唇をクリトリスに当てて、優しくちゅうっと吸った。
「ひゃふぅぅ!!? っぁ゛!? っ~~~~~~~~~~!!?」
絶頂――天に昇る階段を手を引かれながらゆっくり上らされて、最後にトンと優しく突き飛ばされたような浮遊感に包まれる。
心地良い快感。フワフワとした心地が下腹部から全身に広がってゆく。
えなの脚がつま先までピンと伸びたまま震える。ピュッと小さく吹き出された潮が、女性の顔を濡らした。
「んふふふー、イッちゃったねー♡」
「ふぁひ……っ、ぁっ、ぁぁ……!」
「すーっごい可愛かったよー♡」
えなは女性の言葉に何の反応もできない。あまりに心地良くて夢見心地だった。
だけど次の瞬間、彼女は一気に現実に引き戻される。女性が、先ほどよりも強く、激しく彼女のクリトリスを舐め始めたのだ。
「んひゃぅあぁぁぁぁっ!!?」
えなは思わず部屋の中で反響するような大声を上げた。
「んちゅぅぅ……っ! ぺろぺろぺろぺろぉ……!」
その口と舌の動きは、まるで『1回イッてからが本番だ』と言わんばかり。陰核を口に含んだまま吸って、舌を激しく上下に動かしてくるのだ。
今までのフワフワとした気持ちよさとはまるで違う。体の内側を揉みくちゃにされるような、激しくて居ても立ってもいられなくなるような快感。
大人の女性ですら悶絶するような刺激に、幼いえなが耐えられるはずがなかった。
「んひぃぅっ!? ぅあっ!? ひっ、ぃいぃぃぃぃっ!!?」
あまりにゾワゾワして、えなの全身がガクガク震える。無意識の内に女性の頭をつかむ、叩く、髪を引っ張る。だけど彼女が抵抗すればするほど、クンニが激しくなる。
「んひゃぃぃぃぃぃっ!!? ご、ごめんなひゃっ!! つよくしなひでぇぇぇぇ!!?」
「れろっ、れろれろれろれろっ! ちゅぅっ、ちゅぅぅぅっ!」
「んひぃぃぃっ!!? もっ、だめっ!! こわれ、こわれるぅぅぅぅっ!!?」
無理やり叩き付けられる快楽。2度目の絶頂はすぐそこだった。
「ひぅっ!!? っ~~~~~~~~~~!!! ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~っ!!!」
えなの腰が跳ねる。全身がブワッと鳥肌立って、自分でもびっくりするぐらい大きな声が出た。
そして2度目の絶頂、その最中でもクリトリスを舐められたまま。
1度目の優しい絶頂とは全然違う。階段を無理やり駆け上がらされて、思いっきり突き飛ばされて、落下中ですら不思議な力で加速し続ける心地。
「ぺろぺろっ、ちゅっ、ぺろぉ……っ」
「んひひ――っ!!? ひ――ッ!!? ッ~~~~~~~~~~~~!!!」
「ちゅぅぅぅっ、ちゅぅぅぅぅぅ……っ!」
「ぉ゛――!!? ぁぁぁ゛――!!! ぁぁぁ゛~~~~~~~~~~~~!!?」
「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ……!」
「ッ~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!?」
チュポン。
「……ふぅ。ごちそうさまぁ♡」
「ひっ――!!? ぉ、ぁ……っ! ぁ……!?」
長い長いクンニの後、えなはようやく解放される。
たかが2度の絶頂。だけど肝心の2度目の絶頂に、何十何百という絶頂が凝縮されているような気がした。
クリトリスがゾワゾワする。身じろぎするだけでもまた感じてしまいそうだ。
「それじゃ、頑張ってねー♪」
「……っ、ひ……! ひ……」
追跡者は笑顔でその場から立ち去る。
驚異が去ってなお、えなは絶頂の余韻でしばらく動けずにいるのだった。
書斎には館の女主がいる。君のことには興味がないみたいで、騒がしくしなければ鍵探しも好きにして良いとのこと。
そして同じ部屋には機械仕掛けの椅子がある。そこに座ると、全身を拘束された上でタイマーが作動する。そのまま時間が経てば拘束が解かれ、鍵が入手できる仕組みだ。
くれぐれも念押しするが、女主の前ではけっして騒いではいけない。もしも彼女の怒りに触れるようなことがあれば、どんなお仕置きが待っているだろうか……。
○レポート:ひかえめな女の子 なのか ちゃんの場合
書斎――本棚が壁という壁を埋め尽くし、その中央に大きな机が鎮座する部屋。
「何だ、お前は」
なのかが書斎に入るや否や、膨大な紙の束に埋もれるように書類仕事をしていた女主にそう言われて、彼女は身を竦ませた。
この館にいる間、少女にとって他人と出会うのは恐怖だった。故になのかは警戒するのだが、仕事に意識を集中させている女主が襲いかかってくる気配はない。
どうすれば良いのか分からずおどおどしているなのかに、女主はため息を付いた。
「用がなければ出ていって欲しいんだが」
「えと……! そ、その……。か、鍵を……」
「鍵? ……あぁ、そういうことか」
その言葉で女主は何かを納得したようだ。『鍵』という言葉を発するのは、物語を進めるためのきっかけだった。
「勝手に探してくれ。私は手伝わない」
「ぁ、ありがとう、ございます……」
「部屋に居ても構わない。構わないが、くれぐれも仕事の邪魔をするなよ」
「は、はい……」
そうしてなのかは、書斎に居ることを許された。
(かっこいい人だなぁ……)
女主は美しい女性だった。自分と同じ真っ黒なロングヘアだけど、彼女のほうは後ろで結わえている。自分と違って背が高くスタイルも良くて、自分と違って凜としていて、どこか中性的な雰囲気も感じさせる人物だ。
(鍵、探さなくちゃ)
なのかは彼女にしばらく見とれた後、首を横に振って探索を始めようとした。
しかし鍵は意外と分かりやすい場所にあった。部屋の片隅に、あからさまに変な椅子が鎮座していたのだ。
洋風の館には似合わない、金属を継ぎはぎして作ったような椅子。その側には、これまた不自然な看板があった。
『椅子に座り続けられる者だけが鍵を手にする』
子どもでも容易に理解できる仕掛け。要するに、この椅子に座れば鍵が手に入るということだ。
怪しいけれど、座る以外にできることはなさそうだ――なのかはしばらく逡巡した後、恐る恐る椅子に座った。
ガシャン!
「ひっ!?」
座った瞬間、椅子から革のベルトが飛び出す。手足と腰が拘束されて、あっという間に動けなくなってしまった。
「え……!? な、なにこれ……!?」
体を動かせなくなってしまったのだから、焦って当然だ。なのかは慌ててガタガタと体を揺すり始めるのだが。
「おい、うるさいぞ!」
「っ! ご、ごめんなさ――!?」
すぐそこの机で書類仕事をしていた女主が一喝する。
あくまで演出の一環、本気で怒っているわけではないのだが……。なのかは至って素直に口を閉じて体を硬直させた。静かにしなければ。
落ち着こう――なのかは一度深呼吸をした。
(これ、何……っ?)
もう1体を揺すってみるけれど、拘束は強固で、少女の力で逃れるのは不可能だった。看板には『椅子に座り続けられる者だけが鍵を手にする』――それ以上の文言はない。ほかにヒントは? そう思って辺りを見渡すと、すぐ横の壁に電子モニターがあった。
『14:28』――1秒ずつ数字が減ってゆく。これは時計ではなく、タイマーだ。
ともすれば、少女の頭脳でも結論に到達するのは容易だった。先ほどの看板からも察するに、どうやら15分間ほど座り続けていれば良いらしい。
「ふぅ……」
なのかは安堵した。有限の時間を消費するのは少し嫌だけど、座っているだけで鍵がもらえるだなんて、簡単な話じゃないか。
分かりやすい椅子、分かりやすい看板、分かりやすいモニターと、ギミックが露骨なのも今後の先行きが安心できる。
そんな風に思っていた。
「――ひゃぁあぅっ!?」
突然、下腹部に強烈な違和感が走る。
驚いて自分の下半身を見てみると、いつの間にだろうか、椅子の座面からこぶしぐらいの大きさの丸い玉が飛び出ていた。それはヴヴヴヴという音を立てながら小刻みに振動していて、自分の股間を震わせている。
「ぁひっ!? な、なに、これぇ……っ!? ひっ、ぁ、ぁぁぁっ!」
携帯電話のバイブレーションのような優しい振動。しかし『電マ』という言葉すら知らない少女にとって、声を上げさせるには十分過ぎる刺激だった。
振動が股の下から突き上げるように襲ってくる。それは何だかくすぐったくて、ゾワゾワして、だけど何だか病み付きになってしまいそうで、すごく恥ずかしい感覚。なのかは喉から漏れる声を抑えることができない。
「おい、さっきからうるさいぞ!!」
こうも声を出していれば、当然のように女主の叱咤が飛ぶ。
なのかはまた反射的に口を閉じた。
「ふっ……! んっ、ぐぅ……!? ぅ、ぁ……、ぁぁ……!?」
なのかは唇をキュッと締めて、必死に声を抑える。
電マは単一的な振動でなのかのアソコを舐り続ける。強さも速度も圧力も変わらないはずなのに、刺激に全然慣れることができない。むしろ体がどんどん敏感になって、どんどん変な感じになってしまう。両手を拘束されているせいで口をふさぐことができないのが、余計に辛かった。
「っ、ぅ……! ぅぅっ、っくぅ……!?」
真っ赤な顔で耐え続けるなのか。いつしかアソコから愛液が染みてきて、可愛らしいショーツがヌルヌルになっていた。
『08:39』――それでも我慢のかいがあってタイマーは1秒、また1秒と進んでゆく。15分という時間がこんなに長いものだなんて彼女は思いもしなかった。
『07:51』『06:26』『05:13』……。
「は……っ! ぁ゛……! ぁぁ……!」
目からは涙がこぼれ、鼻からは熱い吐息が漏れ、一文字に結んだはずの口端からはよだれが垂れ……。それでもなのかは、大きな声を出すことなく10分もの間快楽責めを耐えきる。
『04:59』……。
残り時間が5分を切ったとき、そんな彼女に最後の試練が訪れる。
ヴヴヴヴヴヴ!
「――ひゃいぃぃぃぃぃぃっ!!?」
突然、刺激が切り替わる。
振動が先ほどよりも強く速くなる。音も先ほどよりも明らかに大きい。
そして電マの角度が変わって、より一層アソコに強く食い込む。今までアソコを下から持ち上げるように震わせていたのが、今度は体の前方から押し付けるように。
必然的に、強烈な振動が幼い陰核に襲いかかる。
「ぉおっ!? ぉ゛ぉぉぉぉぉぉっ!!? なにっ、なにこれぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」
「おい、うるさいぞ!!」
まるで股間を溶けてしまったようだ。
振動が陰核から下半身全体に広がってゆくせいで、腰から下の感覚がない。痛みもかゆみも感じられず、自分がガタガタと暴れていることすらも気付かない。残るのは強烈な熱と快感だけだ。
なのかは何が何だか分からなくて、ただ自分の下半身を食い入るように見つめ続ける。もう自分がどこで何をしているのかも忘れてしまった。
「ひゃぁっ!? ぁ゛っ、ぁあぁぁぁぁぁぁぁっ!! ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
止まらない悲鳴。そしてとうとう女主が立ち上がった。
「おい」
椅子に座って喘ぎ続けるなのかの目の前に、女主が仁王立ちする。
「最初に言ったよな? 私の仕事の邪魔をするなら赦さんと……」
なのかはそこで始めて、自分の置かれた立場を思い出した。
しかし思い出したからと言って何かできるわけではなかった。彼女は依然体を拘束されていて、電マで快楽責めされ続けているのだから。
「ごめんなひゃっ! だって、だってぇぇぇぇっ!? これっ、気持ちよすぎてぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」
女主は、謝罪にもなっていない言葉を吐き続けるなのかを冷たい目で見下ろすと、革靴を履いた自分の脚を持ち上げる。そしてなのかの股間を襲っている電マを勢い良く踏みつけたのだ。
激しく振動する電マが、なのかの股間にさらに強く食い込む。
「っっっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!? ぁ゛、ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
その瞬間、なのかは雷に打たれたような衝撃に襲われた。
「ぉ゛、ぁ゛――!!? っっぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
それは幼い彼女には耐えがたいほど強烈な絶頂だった。噴き出した潮がショーツを通り抜けて電マと座面を濡らしてゆく。
しかし女主はそれだけで赦そうとはしない。彼女は壁についている何かを操作すると……。
『06:58』、『13:39』、『19:01』――残り5分もなかったはずのタイマーが、逆にどんどん増えてゆくのだ。
「そんなに気持ちいいのが好みなら、一生そこでイキ続けていろ!」
「やめてぇぇぇぇぇぇっ!!? もっ、やめっ、や゛ぁぁぁぁぁぁっ!!?」
『29:59』――当初の倍の時間になってしまったタイマーを見て、なのかは絶叫した。
そこから先はゲーム性も何もない、ただの罰だけがあった。
「ぁぁぁぁっ!!? ぁ゛ぁぁぁぁーーーーーーっ!!?」
女主に足蹴にされて角度が変わってしまった電マは、なのかのクリトリスを強烈に押し潰しながら振動し続ける。
故になのかは何度も絶頂するが、電マが止まることはない。
「ごめんなさいぃぃぃぃぃぃ!!!、とめて、どめでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
なのかがどれだけ謝罪しても、女主は目もくれない。ただ不機嫌そうな表情で、快楽にむせび泣いている少女が側にいることを分かっている上で、無視を貫き通す。
謝罪を聞き入れてもらえないというのは、なのかにとってものすごく辛いものだった。
「ひっ、ぁ゛!!? っぁ゛ぁぁぁぁ!!? っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
そうこうしている間にも、なのかは何度も絶頂する。イケばイクほど体は敏感になって、快楽責めが気持ちよくなって、反対に体力を消耗してゆく。今後の探索にも多大な影響を与えることだろう。
「も――!? だめ――! きもひ、よふぎへ――!? 死んひゃ――!!? っ――!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
それでも電マは止まらない。それこそが攻略に失敗した少女への罰ゲームなのだから。
きっかり30分、彼女はイキ続けるのだ。
床の崩落した廊下がある。歩いて渡ることは不可能だ。
通路のこちらから向こうまで一本のロープが伸びているため、少女たちはそれを使って向こう側まで渡らなければならない。
しかしこのロープ、やたらヌルヌルして滑りやすい。くれぐれも落ちないように気を付けよう。崩落した廊下の底では、縄の渡り方を教えてくれる女性たちがいるのだとか……。
○レポート:わんぱくな女の子 あかり ちゃんの場合
あかりはその通路を見て驚きの声を漏らした。
「うっわぁー……」
比喩でも何でもなく、床がないのだ。途中でプツリと途切れるようになくなっており、底を覗き込んでみても、暗い通路なだけに闇が広がっているだけ。
通路の向こう側には床があるみたいだけれど、それまでの距離は4~5mほどか。助走できるようなスペースもなく、ジャンプで飛び越えるには到底無理があった。
あかりは頭上を見上げる。
「……これを使えってこと?」
頭上には、1本のロープがあった。手を伸ばせば容易に届く高さで、通路のこちらから向こうまで半月の弧を描くようにつながっている。
向こうに行くための方法は、1つしかなさそうだ。
「……仕方ない、なっ」
あかりはロープを両手で掴んでから、軽く跳躍して両脚にロープを引っかける。何かのテレビで、消防隊さんだとか自衛隊さんだとかがこんな訓練をしていたことを思い出した。
「っし、んしょっ! ふふん、これ、くらいっ」
手を伸ばして、頭の向こうにあるロープを掴んで、体ごと引き寄せる――幼い少女であっても、速さを競うのでなければそれほど難しいことではない。体を動かすのが好きなあかりにとってはなおさらのことだ。
50cm、1m、1.5m――ゆっくりだが確実に前へと進んでゆく。
しかし2m以上進み、そろそろ折り返しかというところで異変が訪れた。
グチョリ。
「わっ」
掴んだ手に嫌な感覚が走る。ロープが酷くヌルヌルしていたのだ。
しかも『ちょっと誰かの汗が染みこんでたかな?』なんて生優しいものではない。ドロドロの粘液がロープの表面で膜を張っているぐらい、極めて悪質で作為的なものだ。
ロープ渡りをしているあかりにとって、ヌルヌルは大敵だった。
「ちょ、これっ、まず……っ!?」
ロープを握った手が酷くすべるのだ。
おまけに今はロープの中間辺り。ロープは重力に従って弧を描くようにぶら下がっているのだから、今までが『下り坂』だとすれば、これから先は『上り坂』だ。体を引き寄せるための労力は、今までと比較にならない。
「ふっ、んぐ……! ぐぅぅ……!」
それでもあかりは、両手に万力のように力を込めて、1歩また1歩とロープを伝ってゆく。しかし手に違和感を覚えた時点で『戻る』という選択肢を取らなかったのは、幼いが故の蛮勇に他ならない。
また1mほど進み、両脚を引っかけていたロープですらヌルヌルになってしまった瞬間のことだった。
ズルッ。
「あ!?」
両脚というブレーキを失ってしまったあかりの体は、重力に従ってズルリとロープの中央に引き寄せられる。
一瞬のパニック。そのせいでロープから離れてしまう右手。連鎖するようにすべる左手。最後に両脚が体重を支えきれなくなる。
「あ……」
あかりは大した悲鳴を上げる間もなく、崩落した床の下へと落ちてゆくのだった。
――――
――
次の瞬間あかりが感じたのは、ボフンという柔らかさだった。通路上からは暗くて見えなかったけれど、穴の底は柔らかなマットが隙間なく敷かれていたらしい。
「こ、こわかったぁ……」
あかりは涙目になりながら胸をなで下ろした。
「いらっしゃーい♪」
「んふふふ、残念だったねー♡」
あかりがマットの上でペタリと座り込んでいると、不意に背後から声をかけられる。床の底には2人の女性がいた。どうやら下から、あかりがロープを渡っていた様子を見ていたらしい。
「落ちちゃった君には罰ゲームっ♪」
「さ、こっちこっちぃ♡」
彼女たちは、あかりの手を引いて歩きだす。あかりにとっては、何だか命拾いしたような気がしたから、罰ゲームだろうが何だろうが何でも良かった。危機察知能力の鈍化――故に女性たちのなすがままに付いてゆく。
通路の底には扉があって、隠し部屋につながっていた。少し広めの部屋の隅に大量の樽とロープが置かれ、中央にはルームランナーのようなものが置かれている。いったいこの部屋は何なのだろう? ――あかりにはまったく理解できない。
「縄を渡りきれなかった君にはぁ……♪」
「ちゃんとした縄の渡り方を教えてあ、げ、る♡」
「え? ぁっ、わぁっ!?」
女性たちの行動は極めて手際の良いものだった。
ぼうっと立ち尽くすあかりの両手を掴んで、細いロープを使って後ろ手に拘束する。そのあとショーツごとショートパンツを脱がせる。彼女はあっという間に身動きが取れない状態で、下半身がすっぽんぽんになってしまった。
「な、なぁぁっ!?」
あかりは恥ずかしさに頬を赤らめながら悲鳴を上げるのだが、女性たちの行動は終わらない。部屋の隅に置かれた風呂桶のように大きな樽から、ズルリとロープを取り出す。
「この縄ね、50メートルぐらいあるの♪」
「この縄を渡りきったらぁ、上に返してあ、げ、る♡」
そのロープは上のものと同じように粘液に覆われていて……。
そして女性たちは、あろうことかそんなヌルヌルのロープを、下半身が裸になったあかりの股の下に通したのだ。
「冷ひゃぁぃぃぅ!?」
ロープはそのまま部屋の端から端まで伸ばされてゆく。女性たちがロープをピンと張って持ち上げると、ロープはつるつるのアソコにグイッと食い込んだ。
「んひっ、ぁ、何、これぇ……っ!?」
「ほらほら♪」
「準備準備♡」
「ぁっ、ちょ、やめ、引っ張らなぁぁっ!?」
着々と進む準備。ロープを股間に食い込ませたまま、部屋の中央に立たされる。
あかりは自分の置かれた状況を改めて確認する――手を後ろに回した状態で縛られていて動かせない。下半身はすっぽんぽんで、そんな無防備な股間にヌルヌルのロープが張られている。
そして足下にはルームランナーのようなもの――つまりこんな状態で歩けということだ。
「な……! こ、こんなのって……!?」
「はい、よーいスタートぉ♪」
「早く歩かないとぉ……お姉さんたちがもっと恥ずかしいことしちゃうぞぉ♡」
「っ、ぅぅ……!」
何とも身勝手に告げられるスタートの合図。何が『縄の渡り方』だ。しかしあかりが現状から脱出するためには、この罰ゲームをクリアするほかないのだ。
あかりは涙がこぼれそうな目をギュッとつむると、恐る恐る一歩歩く。
グチュリ。
「ひゃぅっ!?」
足下のルームランナーが回転した瞬間、あかりの股間に食い込んだロープが後方に動いた。
どうやらルームランナーとロープは連動しているらしい。あかりが歩くごとに、粘液まみれのロープが股間を摩擦してゆくのだ。
その感触はまるで舌に舐められるよう。あかりは思わず悲鳴を上げ、内股になったまま立ち止まってしまった。
「ほらほら、早くぅ♪」
「早くしないと、お姉さんたち君にイタズラしちゃうぞぉ♡」
「っ、くっ、ぅー……!」
女性たちに急かされて、あかりはまた歩き始める。
クチュリ、クチュリ。
「ひゃっ、ぁっ、ぅ、ぅぅぅぅ……!?」
股間をロープで摩擦されるというのは、あかりが想像しているよりもずっと気持ちいいものだった。
ロープは編み目に従ってデコボコしている。そのデコボコがクチュチュチュチュと割れ目を連続で弾いてゆく。摩擦に飽きることのない絶妙なアクセントをもたらすのだ。
しかも粘液でヌルヌルになっているから、全然ヒリヒリしない。むしろ繊維の微妙なチクチクやザラザラですら快感になるぐらいだ。
「ふぁっ、ぁ……! っ、ぁぁ……!?」
「うふふ、口からエッチな声出ちゃってるぞぉ♪」
「もっと速く歩いたら、もっと気持ちよくなれるよぉ♡」
「~~~~!? っ、くっ、ぅぅ……! ぅぅぅぅ……!?」
何より、『歩く』という自発的な行動によって気持ちよくなってしまうことによる羞恥心。
これではオナニーを他人に見られているようなもの。目の前の女性たちに無理やり犯されるほうがまだマシだとすら思えた。
「っ、ふっ、ぅ、ぅぅ……!」
巨大な樽からズルズルと這い出てくるロープが、今のあかりには毒蛇か何かのように見えた。毒蛇の体が自分の股間をこすってゆくのだ。
あかりは一歩、また一歩と歩き続ける。50mを歩き果たすにはあまりに遅い。
そして次の瞬間、あかりは戸惑いの声を上げた。
「なに、これ……」
今までのロープは、ヌルヌルになっていることを覗けば普通のロープだった。だけど今目の前にあるロープは、その途中が結ばれていてコブができているのだ。
……不良品? ――あかりは、その結び目が何をもたらすか大して深く考えないまま歩く。そして結び目をまたぐ瞬間のこと。
グニュリ。
「んぁぉっ!?」
あかりの膝がガクガクと震えた。
ロープの結び目が、アソコの割れ目を強引に開いて敏感な粘膜を強烈に摩擦したのだ。たかが結び目が何という気持ちよさ。あくまで体の表面をなぞるだけの今までとは訳が違った。
そしてあかりはぎょっとする。
たった1つ跨ぐだけで体が崩れ落ちそうになるほど気持ちよかった結び目が、ロープ上に数十cm感覚で並んでいるのだ。
「なに、これ……!? こ、こんな……!?」
あかりは結び目のたっぷり付いたロープを渡る気持ちよさを想像してぞっとした。
思わず足を上げて逃げようとするが、股間に押付けられたロープは離れない。足を上げれば上げるほど、ロープも股間に引っ付くように持ち上がるのだ。
何より、そんなことを目の前の女性たちが許すはずがない。
「ほらほら、歩いて♪ これからが本番だよぉ?」
「もし足を止めたり逃げたりしたらぁ……ひどいことしたげる♡」
「ひっ……!? ぃぃ……!?」
あかりは女性達に脅されて歩き続ける。
グニュリ。
「んんぅぅぅっ!!?」
グニュリ。
「ひゃぁぁぁっ!!?」
歩くごとに、ロープの結び目が割れ目を抉るように舐めてゆく。
数cmに満たない小さなコブが、今のあかりには高く見上げても頂上の見えない山のように感じられた。それがこれから先にいくつあるのだろう? ロープはあとどれぐらい残っているのだろう? それを考えるだけで気が遠くなる心地だった。
「ひぃっ!! ひっ、ひぃぃぃ……っ!」
結び目を超えること十数回。距離にしてたった数m。あまりに気持ちよくて、あまりに恥ずかしくて、あかりはとうとう動けなくなってしまった。
「あれあれ、どうしたのかなぁ?」
「もう渡れなくなっちゃった?」
「もう、むり……っ」
あかりは内股のまま立ち尽くして、ぽろぽろと涙をこぼしている。
気持ちよさもさることながら、特に恥ずかしさが酷かった。気持ちよくなればなるほど、それを女性たちが煽ってきて、まるで自分が人前で悦んでオナニーをしているかのような錯覚がして、尊厳やら何やらを踏みにじられているような気がしたのだ。
あまりに痛ましい少女の姿。それを目の前にして女性たちは……笑った。
「このまま出られなくなったらかわいそうだしぃ……♪」
「じゃあ、私たちが手伝ってあげる……っ♡」
女性たちがそう言った瞬間、あかりは自分の腰が浮き上がるほどの快感を覚える。あかりが歩いていないというのに、股間に食い込んだロープが思いっきり動き始めたのだ。
「ひっ、ぃぃぃぃぃっ!!? なにしへっ!!? なにしてぇぇぇぇぇっ!!?」
「よいしょ♪ よいしょ♪」
「よいしょ♡ よいしょ♡」
「やめっ!? うごかさなひでぇぇぇぇぇっ!!?」
女性たちがロープを引っ張っている。
ズリズリズリ! グチュグチュグチュ! グニュリ! グニュリ! ――いくつもの結び目が次々とあかりのアソコを弾いてゆく。
「ぁっ!!? ぁっ、ひゃぁぁぁぁっ!!? ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
あかりは立ち尽くし内股になったまま悲鳴を上げることしかできなかった。
両手が拘束されているせいで、脚がもうガクガクと震えるせいで、あかりは逃げ出すことができない。もしかしたら思いっきり跳ねたり暴れたりすれば逃げられたかもしれない。だけどあまりの気持ち良さがそんな思考を吹き飛ばした。
せめてもの抵抗で精一杯太ももを締め付けるけれど、ヌルヌルになったロープはそんな圧力をものともせず動き続ける。むしろロープがアソコに強く押し付けられて余計に気持ちいいだけだった。
「もっ、むりっ!!? むりぃぃぃぃっ!!」
既に脚が限界に達していたあかりは、重力に従って前のめりに倒れ込んでしまう。
事態はますます悪化してゆく。ロープが股間に強く食い込んでゆく。そのせいで割れ目だけでなくお尻の穴や会陰部、クリトリスまでもが摩擦されるのだ。
「ふぁあぁぁぁぁぁっ!!? なひっ!!? なにこれっ、さっきよりっ!!? ひぃぃぃぃぃぃ!!?」
「あれあれー? 思いっきり食い込ませちゃってぇ♪ そんなに気持ちよくなりたかったのかなぁ?」
「それならぁ、私たちも思いっきり気持ちよくしてあ、げ、る♡」
「んひぃぅぉぉぉっ!!? だめっ、ろーぷ、速しゅぎっ!!? へんになっ、変になっひゃぁあぁぁぁぁっ!!?」
最初は股間に縄を擦り付けられるだけで気持ちよかったのに、結び目を食い込まされるだけで気持ちよかったのに……。どんどん新しい気持ちよさを教え込まれてゆく。
だけどもう限界だった。散々に快楽を叩き込まれたあかりは、とうとう仰向けに突っ伏したまま絶頂した。
「っひゃぁぅあぁぁぁっ!!? ぁっ、あぁぁっ!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!?」
ズリズリとロープで摩擦されるに従って、愛液がプシプシと漏れ出る。もはやロープに染みこんでいるのが元の粘液なのか、彼女の体液なのか分からないぐらいだった。
(これ、すご……っ)
散々羞恥心を覚えていたあかりも、絶頂の瞬間だけはすべてを忘れて快楽に没頭する。ロープを擦られてイクなんて滑稽な行為が好きになってしまうような、幼い性癖を歪められてしまうような気持ちよさだった。
「ぁっ、あぁ、ぁぁ……っ!」
「うふふふ。すっごく気持よさそう♪」
「あんなにイヤイヤ言ってたのに……。お顔がとろとろしてるぞぉ♡」
しかし女性たちの笑みが深くなる。
もしも1回の絶頂で済むのなら、この行為はあかりにとってご褒美と言えたかもしれない。
「さーて♪」
「続き、始めよっか♡」
「……え?」
これは罰ゲームなのだ。故に少女が悦ぶだけで終わることはない。
女性たちはあかりが呆けた声を上げているのを分かった上で、彼女の股間に張られたロープを再び思いっきり引っ張り始めたのだ。
「っっんひゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!? ひゃめっ、ひゃらあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
絶頂した直後のアソコがロープにいじめられる。あかりの口から、部屋全体が振動するほどの悲鳴が上がる。
あかりは、1回絶頂したことで何となく終わった気になっていた。そんな訳がない――女性たちが最初に宣告した通り、『50mのロープを渡りきるまで』この罰ゲームは終わらないのだ。
女性たちのいたずら心か、時折ロープが逆走する。
「ぁひぃぃぃぃ!!? も、戻さないでぇぇぇぇぇぇ!!! なんでもどすのぉぉぉぉぉ!!?」
ロープの動く方向が逆になると、今度は結び目がお尻の穴をグチュリと強烈に舐めてゆく。ひどくゾワゾワして、悲鳴を上げられずにはいられなかった。
と思ったら、今度はロープが小刻みに前後に動き出す。
「んひぅぉぉっ!!? ぉっ、ぁっ、あっあっぁっぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!? にゃ、なんでっ!!? はやくっ、進んでっ!! すすんでよぉぉぉぉぉぉ!!!?」
結び目が何度も股間を前後する。あまりに気持ちよすぎて、後ろに突き出された腰が自分の意志に反してカクカクと動いた。
あかりの心が折れた以上、50mという距離にはもはや意味がなかった。女性たちの気が済むまで、あかりはロープを使って何度もイカされ続けるのだ。
「おねがいぃぃぃっ!!? もっ、もぅやめてよぉぉぉぉぉ!!!」
「んー? ちゃーんと渡りきったら止めてあげるよぉ♪」
「えーと、あと30mぐらいかな。ほらがんばろ? 私たちも手伝ってあげるからさ♡」
「ひゃぁあんっ!!? いやっ、てつだわないでっ、てつだわないでいいからぁぁぁぁぁぁ!!! ひゃぅっ、あぁぁっ!!? ひ~~~~~~~~~~!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
雑多としている倉庫の中に、脱出するための鍵は存在しない。
しかし観察力のある女の子であれば、壁に穴が空いており、穴の向こう側に隠し部屋があることに気付くだろう。どこかに別の入り口があるはずだ。
くれぐれもその小さな穴をくぐって向こう側に行こうなんて考えてはいけない。もしもお尻がつっかえて抜けなくなったら、見えない下半身にどんなイタズラをされても拒むことはできないのだから……。
○レポート:てんねんな女の子 さよ ちゃんの場合
倉庫にはいくつもの木箱が積み上げられている。
1つ1つの木箱はコンテナのように大きく、持ち上げたり動かしたりすることは不可能だ。そしてそんな巨大な木箱が無秩序に置かれているせいで、倉庫内はまるで迷路のように入り組んでいた。
「ふむぅー。鍵なんてどこにもないよぉー」
さよが木箱を1つ1つ調べるけれど、中に鍵がある様子はない――というより、どれも開かないようになっていた。元々木箱には何の仕掛けもなく、このゲームにおいては単なる入り組んだ倉庫内を演出するためのオブジェクトに過ぎない。
「チェーンソーとかあれば開くんじゃないかなぁ」
しかしさよは諦めず、物騒なことを呟きながら倉庫を探索する。
すると木箱と壁の間に隙間がある場所があった。他の木箱は壁にピッチリとくっ付いているのに……。その隙間は少女一人なら十分歩いて行ける幅で、まるで隠し通路のよう。
「こんなところ、あったっけ?」
さよがその隙間を進んでみると、数m先に木箱が置かれていない広い空間が、そして壁にぽっかりと穴が空いていたのだ。
その穴はさよの腰ぐらいの高さにあって、子どもならくぐれそうな大きさで、縁は柔らかなゴム質の素材で覆われていて。そして穴の向こうには隠し部屋があって、金庫のようなものがポツンと置かれていて……。
「……知ってた!」
さよは本気でチェーンソーを探していたことをすっかり忘れて、穴の向こうにある隠し部屋に鍵があることを悟った。
ここまで紆余曲折はあったが、さよの行動はおおむね正しかった――倉庫内を探索して、穴から隠し部屋の存在を確認する。後は部屋に入る手段を探せば良い。
しかしそこからの行動は間違っていた。その穴が絶妙に通って行けそうな大きさをしていたせいで、その穴こそが隠し部屋への入り口だと思い込んだのだ。
「行ける、よね?」
故に、さよは腰の高さにあるその穴をくぐろうとする。
穴に両腕を通してから、頭を差し込む。肩を無理やり通して、胸から上が通ったら、今度は手で壁を押して胴体を通してゆく。そして腰まで通ったところで、さよの動きは止まった。
お尻が突っかかっている。どれだけ手で壁を押しても、お尻が穴を通り抜けられそうな気配はない。
「私、間違ってた?」
穴をくぐろうとする少女はここで一様に気付くのだが、もう遅い。今度は脚に力を込めて、上半身を穴から引き抜いて戻ろうとするが……。
「抜けぬ」
体を押してくぐり抜けられないどころか、引いて元に戻ることすらできなくなる。
先ほどまで肩や胸元だって通せたのに、今は細いウエスト部分でピッチリはまっている。不思議なことに、穴が最初よりも狭くなっているのだ。
「……もしかして、太った――!?」
さよは穴に細工が施されていることなんて気付かず、そのまま途方に暮れる。
まぁそのうち助けが来るか――のんきにそう思い始めた矢先のことだった。
サワサワ。
「きゅんっ!?」
突然お尻にむず痒さが走って、さよは穴にはまったまま悲鳴を上げた。誰かが背後からお尻をなでているのだ。
そして壁の向こう側から声が聞こえる。
「なになにー? 君、お尻引っかかっちゃったのー?」
壁越しの会話のせいでかなりくぐもって聞こえるけれど、女性の声だ。2人は山彦にでも話しかけるような声音で会話する。
「すいませーん。抜いてもらえませんかー?」
「いいよー」
背後にいる女性がどんな存在なのかも知らずに、さよはのんきに尋ねて、そしてなぜか承諾された。
しかし彼女の望んだ通りにはならない。
「んっ……! あ、あの、くすぐったいんですけどぉ」
女性の手付きは、壁から自分を引き抜こうとするものとは到底思えなかった。お尻をガバッと掴んだ後、サワサワと優しくなで回してくるのだ。
「ごめんごめーん。だけど、無理に引っ張ると骨とか折れちゃうかもよー?」
「……なるほど! じゃあ優しくお願いします!」
「おっけー」
変に納得したさよからお墨付きを得た女性は、再びお尻を優しく愛撫する。
「んっ……、っ、ふ……!」
またお尻にむず痒い刺激が走り始めて、さよの口から声が漏れる。その刺激は不思議と不快ではなかった。
壁の向こうにいる女性は、ほんのちょっと指を立てて、お尻の中にある神経をゾゾゾと刺激してくる。くすぐったくて、癖になりそうな感覚。『何かいいかも』――そんな風に思ってしまうぐらい。
「ひゃっ、ぁ、ぁ……っ!」
声は小さくて壁の向こうの女性には聞こえないけれど、プルプルとお尻を震わせていれば、さよが感じていることなんて手に取るように分かった。
「それにしてもー」
女性がさよに話しかける。
「大っきなお尻だねー。こんな穴にハマっちゃうなんてさー」
「ぇ、そ、そうですかぁ?」
「そうだよー。こんなに大きな穴にハマっちゃう女の子なんて、私初めて見たよぉ?」
「ぇぅっ、そ、そうですかぁ……」
女性はこれまで同じ目に遭ったたくさんの少女たちを思い浮かべながら、白々しく嘘を付いた。
しかし女性の言葉は効果的だった。お尻が大きい――それを指摘されるのは、女の子として何だか無性に恥ずかしいことだった。恥ずかしくて、さよのお尻がフリフリと左右に揺れた。実際のところ、彼女の体は同年代の中では少々肉感的かもしれない。
その羞恥心が、さらなるイタズラの口実になる。
「ほーら、動くと抜けない、ぞっ」
「ぅひゃぁぅっ!!?」
女性がさよのお尻をひときわ強く掴む。ゾワゾワという刺激が走って、今度は女性にも聞こえるぐらい大きな喘ぎ声が漏れた。
「なになにー? 感じちゃったー?」
「そ、そんなっ! ぁっ!? だめっ、そんな、揉んじゃっ!?」
そうこうしているうちに、女性の愛撫はエスカレートしてゆく。
今までの、お尻の表面をゾワゾワさせるような優しい触り方ではない。グニグニと肉を揉んで、奥にあるツボを刺激するような触り方だ。
女性の指が動く度に肉が引っ張られて、パンツの中でお尻の穴がパクパクと開いたり閉じたりした。さよにはそれがすごく恥ずかしくて、同時にむず痒い快感だった。
背後で女性が言う。
「服が邪魔で引っ張れないから脱がすねー」
「え」
あまりに突飛な言葉で、さよは耳を疑った。しかし彼女が反論だとか何だとかする前に、下半身が肌寒くなった。スカートとパンツを勢いよく剥ぎ取られたのだ。
「~~~~!?」
あまりの驚きにさよは声を出せず、変わりに顔を真っ赤にする。その表情は女性には見えないけれど、身を竦ませていれば気が気でなくなっているのは丸わかりだ。
そして女性は、そんな羞恥心に苛まれる彼女に対してさらに追い打ちをかける。
「あれ? アソコ濡れてない?」
「ひゃぅんっ!?」
女性が手のひらで優しく、アソコの割れ目をなで始めたのだ。
クチュリという粘液音。壁越しだと聞こえないはずの小さな音が、今のさよには耳元で響いているように大きく聞こえた。
「もしかしてー、お尻揉まれて感じちゃったのかなー?」
「ひゃっ、ぁっ、んん……っ!? そ、そんなことぉ……!」
だけどその後の言葉は出ない。ぐうの音も出ないほどに図星だったから。
「なになにー? どこが気持ちいいの? またシてあげるから、教えてよぉっ♪」
「んぁっ、ひっ、んんっ! ひゃっ、ぁぅぅぅっ!?」
女性はまたさよのお尻を掴んでグニグニと揉み始める。もはや穴にはまったところを助けようだとか、そんな建前はすっかりなくなっていた。
「やめっ、やめてよぉっ!? どこも、きもちよくないぃっ!?」
さよは喘ぎ声を上げながら必死に否定を繰り返す。お尻を揉まれて気持ちよくなっているなんて、恥ずかしくて肯定できるはずがなかった。
だけど体は正直と言うべきか、お尻を揉まれるたびに、お尻の穴がむず痒さに苛まれているかのようにヒクヒク蠢いているのだ。
女性はそんなお尻の穴を目ざとく見付けて、人差し指でツンとつついた。
「――んひゅぁぁぁっ!?」
ゾワゾワとした快感が水面に広がる波紋のように、全身に広がってゆく。お尻の肉をなでられたり揉まれたりするのとはまるで次元の違う快感。
そして人差し指で軽く触れただけで、お尻の穴をきゅうきゅうと締め付けてくる――イタズラしている女性側としては、これ以上ない反応だった。
「ふぅん。お尻の穴が好きなんだぁ……♡」
「あ、あの……! そ、そろそろ、抜いてください……!?」
「あー、うん。そうねー。抜いて……うん。女の子に言うのも何だけど、ヌいてあげよっかなぁ……♡」
女性がさよの思い通りに動くはずもない。
結果は希望とはまったくの逆。女性はさよの下半身に抱き付くように、お尻をガバッと両腕で抱え込んだのだ。
「ひゃぁっ!!? もっ、やだっ、お家帰してぇぇぅっ!?」
容易に想像できる最悪の未来に、さよは脚をバタバタさせて暴れ出す。しかし穴にガッチリはまっていれば抜け出せるはずもなく……。
次の瞬間、想像よりもさらに上の最悪がさよに襲いかかった。
「んちゅっ、ぺろ、ぺろぺろぺろぉっ♡」
「っひぃぃぃっ!! 何してっ!!? ぁっ! ぁっあっぁっあぁっ!!」
ニュルニュルとしたものがお尻の割れ目を這い回る。間違いない――自分の下半身が見えないさよでも気付く。今、女性にお尻を舐められていた。
たっぷり唾液を乗せて、舌先でくすぐるように、チロチロと……。
「やだぁっ!? おしりっ、汚ひっ、からぁ……っ!? ひゃっ、ぁっ、ひゃぁぁぁっ!?」
お尻を舐められるのは、単に手で触れられるよりも死ぬほど恥ずかしかった。
それなのに気持ちいい。舌先がチロチロとお尻の割れ目を這い回るのは、何だかくすぐったくて、落ち着かなくて、だけど体が『もっとされたい』と求めてしまう。愛液が、蜜をふんだんに含んだスポンジケーキのようにアソコから漏れ出してゆく。
「ほらー、やっぱり気持ちいいんじゃん♡」
「そっ、そんなことっ、ないぃぃ……っ!!」
「だけどぉ、やっぱりここが1番だよねー? ぺろぺろぺろーっ♡」
「っひゃぁぁぁぁぁっ!!? やめっ、おしりっ、拡がっひゃうからぁぁぁぁっ!!?」
舌がお尻の穴に移ると、さよの反応はますます良くなった。
お尻を舌でほじくられるというのは、虫刺されのような気持ちよさだった。
お尻を優しくニュルニュルされるとすごくムズムズする。その痒さのせいで酷く落ち着かなくて、お尻の穴がきゅうきゅう締まったり下半身が暴れたりする。だけど次の瞬間、お尻に舌がねじ込まれる。舌のザラザラが、痒いところをゾリゾリと摩擦してゆく。
それが何度も繰り返されるのだ。アソコからは壊れた蛇口のように、愛液がポタポタと滴り続けている。さよは手のひらで壁をバンバンと叩き始めるが、無駄な努力だ。
「どうしたのかなー? そんなに暴れちゃってぇ」
「ひゃっ、やめっ!? お、おしりっ!! やめてぇぇぇぇっ!!?」
「あー、もしかしてここ触って欲しかったのかなぁ?」
「ひぃぃぃっ!!? ちがっ!!? ちがぅうぅぅぅぅぅ!!」
女性はさよのお尻の穴に舌を這わせながら、下を向いたアソコを手で弄り始める。右手でクリトリスをつまみ、左手で割れ目をほじくる。
お尻の穴とクリトリスと割れ目という股間への執拗な3点責め――さよは下半身がおかしくなった気すらした。
「うんうん。こんな状態じゃ自分で触れないもんねー。だから私が触ったげる♡」
「だからっ、ちが――ぁぁっ!!? ぁっ、あぁっ、ぁあぁぁぁっ!!?」
さよの下半身はがに股になったり、内股になったり――何の抵抗力もなく、品のない動きを繰り返す。
だけど意味はあった。さよの下半身しか見えない女性にとっては、その下半身の動きこそが、さよがどれぐらい感じているのかを判断するバロメーターだったのだ。
故に『今までで1番気持ちいい』ということを下半身全体で表現してしまったさよに対して、女性はさらに激しく責め立てる。
「ぺろっ、じゅるっ、じゅるるるるるっ! ぺろぺろぺろぺろっ♡」
「ぃいぃぃぃぃぃぃぃっ!!? もっ、だめっ、きひゃうっ!! きひゃぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
音が立つほど尻穴を啜られて、時折舌でほじくられて。クリトリスをこねられながら、膣をかき混ぜられる。
さよが限界に達するのはそう遠い話ではなかった。
「っっっひゃっ!!? ひっ!!? ~~~~~~~~~~!!? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
さよは壁にはまったまま絶頂を迎える。
女性に見えない壁のこちら側で、上半身がえび反りになる。女性に見える壁の向こう側では、脚をM字に折りたたんでいた。
そんな絶頂中のさよに、女性は追い打ちをかける。
「じゅぽっ♡ じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ♡」
「ぉ゛っ!!? ぁ゛っ!! っひっ!! んぉぉっ!!? っ~~~~~~~~~~!!!?」
舌が何度もお尻の穴にねじ込まれるのだ。きゅうきゅうと締まったお尻に何度も舌が注挿する。その度にさよは断続的な悲鳴を上げた。
「じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ♡」
「ひぃ゛!!? んぁっ!! っヒ!!? ぉ゛!!?」
「ぺろぺろぺろぺろぺろー♡」
「っっひゃあぃぃ~~~~~~~~っ!!? ぃっ!!? っ~~~~~~~~~~~~!!!」
「つつーーーーっ♡」
「んぉおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!? っひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
――――
――
舌でお尻をいじめられるたびに絶頂が引き延ばされる。そして長い長い絶頂が終わると、さよは精も根も尽き果てたように全身を脱力させた。
「ひ……っ! ひっ、ひぃぃ……っ!?」
「よいしょっと」
絶頂の余韻で動けないさよが、女性に抱きかかえられて壁の穴から引き抜かれる。穴はいつの間にか、さよの体を引っ張れば簡単に引き抜けるぐらいに拡がっていた。
「あら、すっごく可愛い子♡」
「ぁ……っ、ひゃっ、ぁぁ……!」
さよは地面に横たわったまま動けない。
女性は、そんなさよの目の前にある物をチラつかせた。
「んっふふー。これーなんだ?」
「…………」
それはさよが履いていたスカートとパンツだった。さよはゆっくりと手を伸ばすけれど、むなしくも届かない。
「壁に埋まっちゃうお間抜けさんは、こんなの没収ー♪」
「ぁ……、やぁ……っ」
女性はそんな風に笑いながら、さよから脱がせたスカートとパンツを持って歩き去ってしまった。
衣服を失ったとしても、少女は館の探索を続けなければならない。あられもない姿を晒せば、追跡者たちの追跡はさらに厳しいものになるだろう。
しかしそんな先のこと、今のさよは気にしていられない。
「んっ、ぁ……っ! おしり、むずむず、しへぇ……っ!?」
絶頂の余韻が体に襲いかかる。ただただ気持ちよくて、そして恥ずかしくて、彼女はしばらく横たわったまま放心するのだった。
この脱出ゲームは長丁場で、尿意を催すことも多い。
館には化粧室があり、水道や電気もしっかり通っているため問題なく利用できる。
しかし利用するときは細心の注意を払うこと。最低限、周囲に誰もいないことを十分確認してから入るべきだろう。化粧室の個室だからと行って、魔の手が襲いかからないとは限らないのだから……。
○レポート:はずかしがりやな女の子 ひな ちゃんの場合
「は……っ、はぁ……!」
ひなは息を切らせながら早歩きで廊下を探索していた。
洋館には無数の扉があったが、そのほとんどに彼女は目もくれない。ゲームのクリアに必須となる鍵なんてそっちのけで、ある部屋を探していたのだ。
彼女は追跡者たちの目をかいくぐりながら、とうとう1つの扉の前で立ち止まる。
「あった……!」
ひなが館中歩き回ってようやく見付けた部屋――それはトイレだった。
ゲームが始まって間もなく、彼女は尿意を催し始めた。『ちょっと我慢すれば何とかなるだろう』なんて甘いことを考えた後、ゲームが数時間に及ぶことを知って絶望した。
ひなはすぐさまトイレに駆け込む。それこそ周囲の注意なんて忘れるぐらい。
洋館のトイレは、駅やデパートのように個室がいくつも並んでいるわけではない。一般家庭と同じく1つの個室から成る。
一般家庭と違うのは、その個室がやたら広いということだ。
奥に洋式の便器が1つあって、壁際には観葉植物やクローゼットがあって、立派な洗面台も付いていて……。それこそもう2、3人ぐらい入れそうな大きさだ。
しかし既に限界間近だったひなに、そんな細かいことを感嘆している暇はない。
「~~~~!」
ひなは個室に入るや否や、ガチャリと勢い良く音を立てながら鍵をかける。便器のふたを開けて、すぐにスカートをたくし上げたままパンツを下ろす。
座り込んで、もう一安心――そう思って下半身の力を抜こうとした瞬間のことだった。
ガチャンッ!
「ふぁぇ!?」
個室にかけたはずの鍵が回転する。
あまりに慌てていたから気付かなかった、気付くべきだった。この館のトイレは、なぜか外から鍵を開けられるということに。
鍵が開けられたのならば、次に起こることは明白だ。
バタン!
「おっハロー♪」
「あらあら、もう出しちゃうところー? タイミングばっちしー」
「――――!!?」
トイレの中に入って来たのは大人の女性が2人。用を足そうとしているところに人が入ってくる――あまりに常識外れな出来事に、ひなの思考がストップした。
しかし女性たちは『さも当然』と言わんばかりにひなに近付いてくるのだ。便器に腰掛けて、今まさにお小水を出そうとしているひなに。
「あ、どうぞどうぞ」
「気にせず出しちゃって」
「ひ……っ!!? きゃぁあぁぁぁぁぁぁっ!!?」
数秒あって、ようやくひなの口から悲鳴が溢れた。両脚に力が入る。今すぐにでも走って逃げ出したかった。
だけど女性たちが個室の入り口をふさいでいるから逃げられそうにない。何より、便器に座った瞬間に下腹部の力を一瞬でも抜いてしまったせいで、もう我慢の限界だ。これ以上動くと漏らしてしまいそうだ。
結局、ひなは便器に座ったままプルプル震えることしかできなかった。
「っ!!? っ~~~~!!」
「あれあれ、出さないのぉ?」
「我慢は体に毒だぞー?」
泣きそうな表情で脚をぴっちり閉じるひな。そんな彼女に女性たちは笑った。
「出せないのならぁ……♡」
「手伝ってあ、げ、る♡」
女性たちは背後からある物を取り出す。羽根――手のひらぐらいの大きさの、毛がきれいに生えそろった、ふさふさした羽根だ。
そして女性たちは間髪入れずに、その羽根でひなの股間をくすぐり始めたのだ。
「ひぅっ!?」
ぴっちり閉じた脚の付け根に羽根が差し込まれる。
ムズムズとしたくすぐったさが股間の少し上を襲った。
「ほらほら、出しちゃいなよぉー」
「ここはおトイレだから出しちゃって大丈夫だよぉ?」
「っ、ぁ……! ひゃ、ぁぁ……!?」
女性たちは羽根でひなの股間をこそこそとくすぐり続ける。自分たちで口にしているとおり、ひなに失禁させるつもりだった。
例え便器の上だからと言って、他人に用を足している姿を見せられるはずがない――その感情は年頃の女の子として当然のものだ。
故にひなの下腹部に力が入る。
「だめっ、漏れちゃ、漏れちゃうからぁ……っ!?」
しかし羽根の柔らかな刺激は、ひなが思うよりもずっと強く彼女の尿意を刺激した。尿道を無理やりこじ開けるのではなく、こちらの力をふわりと奪って決壊させようとしてくるのだ。
女性たちはこんなに軽い力で羽根を動かしているだけなのに、自分はこんなにも力を込めて抵抗しなければならない――それは何だか酷く理不尽な気がした。
「んー、なかなか頑張るねー」
「お股こちょこちょするだけですぐ出しちゃう子も多いのにね?」
女性たちは口でこそひなの努力を称えるが、口元には余裕の笑みを浮かべたまま。幼い少女の尿意を決壊させる方法なんて星の数ほどあったのだ。
そしてその方法の内の1つが取られる。いたって単純で、効果的な方法だ。
「……そんなに脚ぴっちりしてたら、おしっこで濡れちゃうぞぉ?」
「ぅあっ!? ぃ、やめっ!?」
女性の内1人がひなの足下にしゃがむ。そして脚を無理やり開かせて、自分の頭を彼女の両膝の間にねじ込んだのだ。
清潔にされた便座に女性の顎が乗る。女性の美しい顔がひなの膝に挟まれた。
「むぎゅ。お、つるつるおまんこ♡ いやー絶景絶景♡」
「ひ――!!? ぃやっ、いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
股間を至近距離で見られる――こんなに恥ずかしいことなんてなかった。だけどひなが脚を閉じようとしても、女性の頭が邪魔で閉じることができないのだ。
より一層ひなの下腹部に力が入る。しかしもう1人の女性がそれを許さない。無理やり開かれた脚の間に、再び羽根を差し込んだ。
「っひゃぁあぁぁっ!!?」
「ぉー、敏感敏感♡」
ただの一なでが、無数の羽根で背中をなで上げられるような心地だった。
細く柔らかな太ももに阻まれていた今までとは訳が違う。脚を無理やり開かされているせいで、本当に効いてしまう部位――毛の生えていない一本筋に触られてしまうのだ。
長さ数cmの割れ目を、羽根が何度も往復する。ひなは思わず両手で股間を覆おうとした。
「こらこら、手がおしっこで汚れちゃうぞぉ」
「ぁっ、い、いやっ、放してぇっ!?」
しかし羽根を走らせている女性が、片手でひなの両手首をつかんで持ち上げてしまう。
そしてひなの足下にしゃがんでいる女性も、ひなの股間をいじめ始める。
「私も参加させてもらおっかなぁ」
「んひゅぅっ!? ひゃっ、ぁぅっ、ぅぁぁぁぁ……!!?」
女性は自分の頭をひなの両膝の間に置いたまま、両手に持った羽根でひなの割れ目の脇をくすぐり始める。あまりにむず痒くて、奥歯があぐあぐ動いた。
3枚の柔らかな羽根がひなの股間をいじめ続ける――ひなはもう、目をぎゅっとつむって、顔をイヤイヤと横に振ることしかできなかった。
この行為の終わりは、彼女がはしたなくお漏らしすることしかない。それでもそれが嫌で、彼女はムダな抵抗を続ける。
そしてそれが、さらなる羞恥を生むことになる。
「んひゃぁあんっ!?」
今までとは違う悲鳴。
ひなの股間に這い回る羽根の内1枚が、その先でクリトリスをぴこんと弾いたのだ。
「っ、ぁ……! お、おねが……っ、そこ、やめ……!?」
女性たちが無言のままニマーとひなのことを見つめている。
嫌な予感がよぎった一瞬の後、羽根の動きが明らかに変わった。
「んひゃぁぅっ!!? ひゃっ、あっ、あっあっぁっぁあぁぁぁっ!!?」
3枚の羽根が執拗にクリトリスを舐る。柔らかな繊維がシュルシュルと包皮の中に潜り込んで、陰核の根元から先までをなぞり上げる。
今までの、『何だかむず痒くてすごく恥ずかしい感覚』とは明らかに違っていた。
「もう、やだっ、やだぁぁぁっ!! ひゃぅっ、ぅひゃぁっ!!? んぐっ、ぁっ、あぁぁぁぁっ!!」
ひなは泣きじゃくりながら喘ぎ声を上げ続ける。
我慢の限界が近い。まだお漏らししていないのが不思議でならない。今すぐにでも止めて欲しい。
だけど得体が知れないのに何だか癖になる感覚。ここで止めてしまったら、ものすごく損をする気がする。ちゃんと最後までして欲しい。
熱くて冷たいような感覚。ひな自身、自分がどちらを望んでいるのか分からなくなっていた。『嫌だ』という言葉はけっして快楽を止めて欲しいわけではない、この死ぬほど恥ずかしい葛藤から解放して欲しいことに他ならなかった。
ひなの心境はさておき、女性たちが取る行動はどのみち1つだったのだが。
「んー♡ もうイッちゃいそ?」
「それじゃあ、そのままイッちゃえっ♡」
次の瞬間、女性たちはひなのアソコをひときわ強くなぞり上げた。
3枚の羽根を束ねるように一斉に、羽根の根元から先までくまなく使って、割れ目の下からクリトリスまで隙間なくソリソリソリソリと。
「んぃぃぃぃぃぃっ!!?」
羽根という手段においては、もっとも強烈な刺激。
奇声と共に、ひなの背筋が思いっきりのけ反った。
「っ、あぁ――!!? っ~~~~~~~~~~!!!?」
羽根という優しい刺激にしては大きな絶頂。ひなの体が便座の上でガクガクと震える。
そしてその絶頂が決定的だった。
「っ、ぁ、だめっ、ぁぁぁ……っ!!?」
尿道からチョロリと漏れ出る黄色い液体。
1滴でも漏れてしまったら、もう抑えることなんてできない。ほんのわずかな亀裂から漏れ出た水滴が、亀裂を押し広げてさらに大きな濁流となる。
弧を描いて噴き出す尿。あまりに勢いが良すぎて、絶頂の瞬間に背筋をのけ反らせたせいで、便器から飛び出てしまうほどだった。
そしてひなは新たな快感に目覚める。
「ぇ、ぁっ、なに……っ!!? ひっ!!? っ~~~~~~!!?」
尿が尿道を摩擦してゆく感覚、膀胱の圧迫感がゆっくり和らぐ感覚、そして依然動き続ける羽根の感覚。
現実を直視したくないぐらい、すべてが気持ちいい。
「あれあれー? もしかしてー……♡」
「すっごーい、おしっこでイッちゃってるぅ♡」
「ぅぁっ、な、これ、止め――っ!!? ~~~~~~~~~~!!?」
絶頂が続く。排尿で快楽を感じている以上、排尿が終わるまで絶頂も止まることはない。しかし我慢に我慢を重ねた上でようやく訪れた排尿は、時間にして30秒を優に超える。
つまるところ、ひなは絶頂している最中、それだけの時間だけさらに快楽をたたき込まれるのだ。
「もっ、やっ、おしっこ、とまら、な――!!? ひっ!! っ~~~~~~~~~~!! ~~~~~~~~~~!!!」
「うふふふ♡ もうおしっこしながらでないとイケないねー♡」
「逆にー、イキながらでないとおしっこできなくなっちゃったかもねー♡」
「っっ!! っ~~~~~~!! っ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
羽根による愛撫も、排尿感も、1つ1つは本来軽い刺激のはず。しかしそれらが絶え間なく襲いかかるのなら、快楽は降り積もりやがて大きなものとなる。いつしか、ひなイチモツや機械に激しく犯されるよりも深く絶頂していた。
ひなが膀胱に溜めきった水分をすべて排出すれば、絶頂が収まり、彼女は解放される。たかだか1回の絶頂で済む辺り、この罠はほかの罠と比べればまだ優しいほうかもしれない。
もっともそれは、用を足すだけで羽根の感覚を思い出して、お小水とは別の液体も漏らしてしまうようになる――そんな後のことを除けばの話である。
この脱出ゲームでは、着ている衣類を追跡者などに奪われてしまうことがある。
裸で恥ずかしくて探索もままならないときは、衣装室で服を入手することも可能だ。専属のメイドさんが可愛らしい下着やお洋服を着せてくれる。
しかし下着は1度着けたら外せないことに留意すること。下着を外すための鍵は追跡者たちしか持っていないらしい……。
○レポート:まじめな女の子 つかさ ちゃんの場合
つかさは下半身真っ裸の状態で館の中を探索していた。
「どうしてこんなことに……っ」
彼女がパンツやスカートを履いていないことには理由がある。ゲームが始まって早々、追跡者に捕まってしまったのだ。
ツルツルのアソコをしつこく舐め回されて、不覚にも盛大にお漏らし。追跡者曰く『このままだといけないからスタッフがお洗濯しておきまーす♡』とのこと。そうして、履いていたものを無理やり没収されてしまったのだった。
下半身すっぽんぽんの状態で歩き回るなんて考えられない! ビショビショに濡れていようが何だろうがすぐにでも返してもらいたかったけれど、追跡者と接触して酷い目に遭うのはご免だった。彼女たちの舌は脳を蕩かせる麻薬のように危険なのだ。
故に、つかさは股間を前と後ろの両方を手で隠しながら歩き続ける。走ることもできないから、追跡者たちには絶対に見つからないよう細心の注意を払って。
誰よりもノロマな探索を続け、ようやく彼女が入ったのは1つの部屋だった
「あら、可愛らしいお客さまですこと」
部屋には1人の女性がいた。椅子に座っていて、こちらに襲いかかってくる様子はない。モノクロのヒラヒラとした服――その姿からメイドであることが容易に分かった。
つかさは警戒しながらメイドに問う。
「……ここは、何ですか」
「ここは衣装室ですよ。お客さまのためにさまざまな衣装をご用意しています」
なるほど。確かに辺りを見渡してみると、部屋を取り囲むように置かれたハンガーラックに無数の洋服がかけられている。どれも小さな女の子に向けた可愛らしい衣装ばかりだ。
つかさが辺りを見渡していると、メイドは頬に手を当ててため息を付いた。
「それにしても、そのような格好で館の中を歩き回るのはどうかと……」
「っ……!!」
警戒と好奇が羞恥に塗りつぶされる。ぐうの音も出ない一言に、つかさは顔を赤くすることしかできなかった。
一方でつかさは、その指摘が酷く理不尽なものに思えた。自分がこんなことになったのは、あの追跡者とかいう訳の分からない女のせいなのだから。
「その、もしかしてそういった趣味がおありで?」
「そ……!? そんなワケ――!?」
「いえ、人の趣味を否定するつもりはございません。自分の痴態を見られることに悦びを見出す方も少なくないと聞きますから」
「だから違うって言ってるでしょぉぉぉ!!?」
メイドが煽る。理不尽に理不尽が重ねられて、つかさの冷静さがどんどん奪われてゆく。
「そうそう。この部屋ではお洋服をなくされたお客さまに対してレンタルを行っております。よろしければ如何でしょうか?」
「それを早く言いなさいよ!!」
「いえ、その。露出癖の方に衣服をお勧めするのは失礼かな、と」
「だから違うって言ってるでしょぉぉ!!? 絶っっ対着ていくんだから!!」
真っ赤な顔で怒鳴るつかさ、ニヤリと笑うメイド。こうして至って円滑に、そしてメイドの思惑どおりに、この部屋におけるイベントが成立したのだった。
「まずは下着からですねー」
メイドは椅子から立ち上がると、部屋の隅にあるチェストの中をゴソゴソといじり始める。そして次に彼女が振り返ったとき、つかさはその手に持たれているものを見てぎょっとした。
「それでは履かせて差し上げますねー」
「いや。ちょ、それ、何……」
それは布でできたパンツでは断じてなかった。つかさの乏しい知識で語るなら、革と金属でできたパンツ。なぜか南京錠までぶら下がっていて……。
彼女は、それが『貞操帯』と呼ばれることを知らなかったけれど、何だか非常にまずいことは容易に理解できた。
「ほら、脚をお上げになって」
「い、いや、私、やっぱり帰る……っ」
つかさは踵を返して部屋から逃げ出そうとするが、メイドがすぐさま彼女の腕をつかむ。
有無を言わせない行動から、つかさはようやく明確に悟った。こいつはあいつらと同類だ!
「いや、放し……っ!? 放せぇぇぇぇぇっ!!」
「いやいやいや。お嬢さま先ほど仰いましたよね? 『絶対着ていく』って」
「そんなの履くわけないでしょぉぉぉぉ!!?」
「まぁ! やっぱりノーパンがお好きで?」
「『やっぱり』って何よぉぉぉぉぉ!!?」
部屋の中でバタバタと暴れ回る2人。端から見れば微笑ましく滑稽だが、つかさ本人は至って本気だ。
しかし少女というのはあまりに非力だった。大人の女性に本気で押さえ付けられたら、敵うものではない。結局つかさはそのまま床に組み伏せられしまう。仰向けのまま、脚を持ち上げられるという恥ずかしい格好だ。
「これではオムツを履かせているみたいですね」
「ぁぁぁぁ!? ぁ゛あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
絶望的かつ恥ずかしい状況に、つかさは叫び声を上げることしかできない。
そして革と金属でできたパンツを無理やり脚を通され、金属音――無事、彼女への罰ゲームが執行されたのだった。
「なっ、脱げないっ!? 脱げないぃぃぃぃ!!」
「まぁ、とてもよくお似合いですよ」
「うれしくないぃぃぃ!?」
つかさはすぐさま立ち上がって貞操帯をズリ下ろそうとするけれど、施錠された革のベルトがウエストに食い込んで脱ぐことができない。しかも……。
ヴヴヴヴヴ!
「んひぁぉぉっ!!?」
突然の出来事に、つかさの口から間抜けな悲鳴が上がった。
貞操帯が振動している。内部にローターが仕込まれていたのだ。
「ぅぁっ!? ぁっ、ぁあぁっ!! 何これっ、何これぇぇぇぇぇ!!?」
貞操帯の中にあるローターは小型ながらも強烈だ。おまけに女の子共通の弱点であるクリトリスにぴったりと当たっている。
追跡者にこれでもかとペロペロされて、彼女の神経は逆立つほどに敏感になっていた。そんな状態で振動責めなんてされたら耐えられるわけがない。
「外しへっ!!? おねがっ、外してぇぇぇぇ!!?」
つかさは内股のまま足をドタバタと鳴らす。貞操帯を両手でかきむしるけれど、ビクともしない。革と金属に阻まれている感覚がものすごく焦れったくて、性感以上に背中がジリジリと熱くなった。
「あら、お気に召しませんか」
「んぁぅぅっ! 召しませんんんんんんっ!!?」
メイドは暴れ回るつかさのことを楽しそうに眺めている。そして『そっかー、残念だなー』という表情をしながらうんうんと頷いて数秒。
「私、鍵持ってないんですよ」
「はぁぁぁぁぁぁっ!!?」
「廊下を徘徊している方々が持っているみたいですよ」
履かせた本人が信じがたいことを言い放ったが、つかさにその言葉疑う余裕はなかった。
肝心なのは、この気持ちよさから解放されるためには憎きアイツに接触しなければならないということ。しかし彼女たちに捕まれば何をされるのかはもう経験済みだ。きっと今回も、ご親切に鍵を開けてもらって『はいおしまい』とはならないのだろう。
今の状況が地獄なら、その解決方法も地獄だった。
「んぁっ!!? っひっ!! ぁ、もう、だめっ……!!? っ~~~~~~~~~~!!?」
そうこうしている間に、つかさは軽く絶頂を迎える。貞操帯の隙間から愛液が漏れ出した。
「っ!! ぅっ!? ぅうぅぅぅぅぅぅ……っ!!?」
全身が熱い一方で背筋だけが寒い。
経験上、1度イッた後は体が敏感になってもっと気持ちよくなってしまうことを知っていた。もしもこのまま貞操帯を外せなかったら? このままアソコを気持ちよくさせられっぱなしだったら?
イッて、敏感になって、またイッて、さらに敏感になって――ゾッとするような話だ。
「こちらのスカートなんていかがですか? これでもかとウザったいぐらいピンクのフリルをあしらったもので、お嬢さまにお似合いかと」
「っっ!! いらないぃぃぃ!!」
メイドは快楽に悶えるつかさを楽しそうに眺めながら、ゴテゴテのスカートを取り出す。
だけどつかさはもう彼女の挑発になんて乗っている場合ではない。その場から逃げるように走り去ってゆくのだった。
――――
――
つかさが衣装室から逃げ出して数分後、彼女は追跡者の1人と対峙する。
「あれ、君また会ったねー♡」
「っぁ……! ぁっ、ぁふっ!? ひゃっ、ぁぁぁ……っ!!」
追跡者と出会うまで、つかさにとっては気の遠くなるような時間が経ったように感じた。
貞操帯に仕込まれたローターはただでさえ強力。しかも彼女が脚を動かす度に位置が絶妙に変わって、敏感なクリトリスをクニクニと揉みほぐしてくるのだ。
そのせいでたった数分でイクこと数回。顔は涙でグズグズ、脚もガクガクと震え続ける。もう弱々しい声を上げることしかできなくなっていた。
「くっ、ぅ……! ぅぁっ、ぁぁぁ……!」
「……私に用があって来たんじゃないのかなぁ♡」
つかさは喘ぎ声を上げながら追跡者を見上げるだけ。
彼女がどうして喘ぎ声を上げているのか、わざわざ自分に接触してきたのか――追跡者は今に至るまでの経緯を当たり前のように知っていた。
だから追跡者は少女の言葉を待つ。女の子のプライドがボロボロになって恥ずかしいことを懇願する姿が大好きだった。
「お願い……。鍵を、外して……っ」
「うーん……」
追跡者は1度考え込むフリをしてみせる。その間にも、つかさの性感は着実に高められてゆく。
「そんなお願いの仕方じゃあ、ダメだよねー?」
「っ……! ぅ……! っ~~~~!!」
容赦のない返答。その間につかさは1回絶頂する。
「お願い、です……っ! ひっ……! パンツの鍵、外して、くださいぃ……っ!?」
「そういうことじゃないんだよなー。パンツの鍵を外して終わり?」
「そん、なぁ……! ぁっ、ぅっ!? くぅ、っ~~~~!?」
追跡者は徹底的に、つかさの口から恥ずかしい言葉を吐かせようとする。その間につかさはまた1回絶頂する。
つかさは自分の脚で立つことすら難しくなって、追跡者の腕をつかんだ。
「何を、しても……! 良いですからぁ……!?」
「何をしてもって、何かなぁ?」
「さっき、みたいにぃ……っ! っぁっ、っひっ……!? 私の、アソコ……! たくさん、ペロペロしてっ、いいですからぁ……!」
「んー、もう一声♡」
「っ、うぅぅぅぅっ!!? ぁっ、ぁ゛っ――! っ~~~~!!?」
追跡者はまだ赦さない。つかさはまた1回絶頂する。
「何していいですぅぅぅっ!! 私あまり分からないけどっ!! アソコペロペロしたりとかっ! お胸とかお尻とかっ!! エッチなことたくさんしてぇっ!? 私のことたくさん気持ちよくしてくださいぃぃぃぃっ!!?」
「……んん~~~~っ♡♡」
廊下に響き渡る絶叫。性知識に乏しい少女の精一杯の淫語に、追跡者は愉悦の声を漏らした。
「いいよぉ♡ それじゃあ、向こうの部屋で外してあげようね~♡」
「はっ、ぁ……っ! はやく、はやくぅ……! も、限界……っ!! たくさんっ、きもちよくしてっ、くださぃ――っ!!? ぁ゛っ、~~~~~~~~っ!!?」
追跡者たちが貞操帯の鍵を持っているのは紛れもない事実である。しかし気持ちよさから逃れるために自分から気持ちよくなりに行くというのも不毛な話だった。
つかさはあまりの気持ちよさにすっかり思考を蕩かされ、正常な判断力を失い、快楽に呻きながら『気持ちよくしてください』を連呼し続けるのだった。
遊戯室にはチェスやビリヤードなどのさまざまなゲームが置かれている。
非番のメイドさんたちが遊戯に興じており、彼女たちとの勝負に勝てば鍵をいっきに2つ入手できるチャンスだ。
しかし賭け事には代償が付きもの。負けて何かあったとしても、それは勝負に挑んだ自分の責任である……。
○レポート:おてんばな女の子 あかね ちゃんの場合
あかねが入った部屋には4人のメイドたちがいた。
「……何、アンタたち」
この屋敷で人に出会うと碌でもないことが起こる――あかねは反射的に身構える。
すると1人のメイドが前に出る。4人の中でも背は小さいが、『大人』と呼ぶに相応しい知的な空気をまとわせる女性だ。
「私たちはここにお仕えするメイドです。今日はお休みをいただいておりますので、こうして遊んでいるのですよ」
「ふーん……」
どうやらメイドたちはビリヤードに興じていたようだ。
あかねが部屋を見渡してみると、ビリヤード以外にもダーツやチェス、トランプ、麻雀、最新のゲーム機など、さまざまな遊技がこの部屋に詰め込まれていることが分かる。
あかねは少し、『こんな部屋が家にあったらなぁ』とうらやましく思った。
「もしよろしければ、一緒にゲームでもいかがでしょうか?」
「私、アンタたちと遊んでる暇なんか……」
その誘いはまだ子供のあかねとしては些か惹かれるものだったが、既に脱出ゲームという時間制限付きの遊戯に参加している以上、そう簡単に乗れるものではない。
しかしメイドはその答えを予期していたかのように、小さく手を掲げるのだ。
「もし私たちに勝ったら、これを差し上げましょうか」
「っ!!」
メイドが指でつまんでいたのは小さな鍵。彼女たちの遊戯に付き合い、そして勝利することは、この館から脱出するための条件でもあったのだ。
それを理解するや否や、あかねの返答は早かった。
「やる!」
「それでは、何をして遊びましょうか? それと不公平になってはいけませんので、私たちは交代で1対1にしましょう」
あかねは遊戯室を見渡す。
ありとあらゆる遊戯が詰め込まれた部屋、ここにいれば無限に遊べるような気すらする。しかし彼女は別に、ゲームに達者というわけではない。何で勝負するかは慎重に選ばなければ……。
そうして『うむむ』と唸りながら部屋を一周すること数分。あかねは部屋の隅から手のひらサイズの小さな箱を手に取った。
「これ、七並べで勝負よ!」
「ええ、分かりました。それでは最初は私がお相手いたしましょう」
いかにも子供らしい選択にメイドは優しく笑う。
あかねは七並べに関してそれなりに自信があった。友達とそれなりに遊んだことがあって、それなりに勝っていたからだ。経験から『強い手札を引きさえすれば誰でも勝てる』という認識を持っていた。
しかし彼女が数年経たないと理解できないことだが、2人で遊ぶ七並べというのは、運よりも実力が物を言うゲームである。自分の手札にないカードが相手の手札であり、お互いの手札と場を見て最善手を導き出す――いわば論理的思考力の世界。
そして遊戯室にいるメイドたちは、全員が訓練されている。結果。
「……はい。これで私の勝ちですね」
メイドがそう宣言したのは、ゲームを始めてからものの数分後のことだった。
「ぐぬ、ぐぬぬぬぬ……っ!」
あかねは歯噛みする。
彼女の手札はまったく悪くなかった。むしろカードが配られた段階で勝てると確信していた。しかし現実には数手差でメイドのほうが早くカードを出し終える。
あかねには負けた理由が理解できなかった。自分が適当にカードを出していた一方で、メイドが極めて戦術的にカードを出していたことに気付くほど聡くはなかったのだ。
「さて、どうしましょうか?」
「も、もう1回!」
あかねはほとんど反射的に答える。鍵を手に入れられなかったことよりも、単純にゲームで負けたことが悔しかった。
半ば目的を失いかけている反応は子供らしく、メイドたちの口元に笑みが零れる。遊びを愛する女性たちにとって、ゲームに熱中する子供というのは愛らしくて仕方なかった。
「仕方ありませんね。それではもう1回」
しかしその返答で表情が明るくなりかけたあかねに対して、メイドたちは当然のようにこの部屋の恐ろしさを突き付けるのだ。
「ただし、負けは負けです。罰ゲームは後ほど受けていただきます」
優しく告げられた言葉に、あかねは背筋が寒くなる心地がした。
次にあかねが選んだのはリバーシだった。
黒と白の石を順番に置いてゆく。相手の石を両端から挟み込めば、自分の色に引っくり返すことができる――誰でもルールぐらいは知っているゲーム。しかし単純ながら、その実は極めて奥が深い。
「次は私がお相手いたしますね~」
2人目のメイドが席に座る。
(次こそは、絶対……!)
そして1手打った瞬間に、罰ゲームは始まった。
「んひゃぁっ!?」
突然上がる悲鳴。七並べで対戦したメイドがテーブルの下に潜り込んで、あかねのアソコを弄り始めたのだ。
「さぁ、ご遠慮なくお続けください?」
「おっ、お続けくださいってぇ……っ! そんなっ、なにしてっ……んひぅっ!?」
メイドはショーツの上から股間を弄くり回す。
両脚の間の床に両膝を付いて、左手の人差し指でお尻や会陰部を、右手の人差し指で割れ目とクリトリスをこちょこちょ。甘く、むず痒く、何より恥ずかしい感覚。あかねが抗議の声を上げるのは当然のことだった。
「なひっ!? 何、してんのよぉぉ……っ!?」
「申し上げたはずですが? 罰ゲームを受けていただくと」
「ばつ、げーむ、って……っ!? そっ、そんな、これ……!」
「ええ。対戦している間、こうして気持ちよくなっていただきます」
「そんな、こんなんじゃっ、できるわけ、ないでしょぉぉ……!?」
「もしも対戦を続けられないと仰るなら、罰ゲームだけを受けていただきますが」
メイドはテーブルの下で笑う。その表情は優しくも、どこか有無を言わせない圧を感じさせる。まるで『負けたあなたが悪いんですよ』と言っているかのようだ。
「ほら、お客さまの番ですよ?」
「ふっ、ぁ……っ! っ、ぅぅぅぅ……っ!」
いつの間にか置かれている相手の石。
鍵を入手するにしても、単にこの状況から脱するにしても、今はとにかく勝つしかない――あかねの思考は直情的だった。
しかし愛撫を受けながらゲームに勝利するというのは、彼女が考えているよりもずっと難しいものだった。
「んぁ……っ!? ひぅっ! それっ、くすぐったいだけだからぁ……っ!?」
「……本当にくすぐったいだけですか?」
「本当、だってぇ……っ! だから、やめ……っひっ!? ぁっ、あっぁっぁっぁあぁぁぁぁぁ……っ!?」
メイドのハンドテクは少女の想像を絶する。
下着越しに股間をカリカリとくすぐる動き。爪を立てた少し強めの力加減が、ショーツのサラサラとした生地に緩和されて絶妙な刺激となる。
「やめっ、やめっ!? それっ、だめっ、だめぇぇっ!!」
「うふふふ。お豆さんがくすぐったくて大変ですね?」
そしてその爪がクリトリスを集中的に狙い出すと、気持ちよさは最高潮に達する。
自分の体はこんなにイヤらしかったのか――あかねはゲームをしながらその敏感さに恥ずかしくなってしまう。
「お客さまの番ですよ~。まだですかぁ?」
「っ、ふぅぅ……っ!? ぅっ、ぅぅぅぅぅ……っ!!」
その傍ら、対戦相手のメイドからゲームの手番を急かされる。快楽を我慢しながら、必死に必死に手を考える。脳が熱暴走を起こしてしまいそうだ。
しかし対戦の最中、あかねは罰ゲームであるクリ責めの法則に気付いてしまう。
リバーシは相手の番。
「うーん。どうしましょうかね~」
「っ、ふぅ……っ、ひゃっ、ぁっ、ぁぁぁ……っ」
クリトリスを責める指の動きは軽くてゆっくり。けっして気持ちよくないわけではないけれど、穏やかな刺激でむしろ心地良さすら覚えてしまう。
しかし相手が石を置いて、自分の番になった瞬間。
「んひぃぅっ!? ひゃぁうっ! ぅあっ!? あっあっぁっぁぁぁっ!!?」
クリトリスを責める指が、突然力強く、素早くなる。快感が脳を揺さぶってくるような心地すらする。つまり自分の手番になったときに、クリ責めは激しくなるのだ。
あかねはこのことを体で知ることになったのだが、それはけっして幸運であるとは言えなかった。
(早く置かないと、早く置かないとぉぉ……っ!?)
自分の手番が来る度に、焦燥感があかねを襲いかかる。急いて、冷静な判断力を失い、次々と悪手を打つようになる。
法則に気付いてしまったからこそ、快楽から逃げようとしてしまう。そして逃れようとすればする程に、あかねの勝利は遠のいてゆくのだ。
そして快楽から逃れようとしたとしても、必ずしも逃れられるとは限らない。
「んぁっ、も、もぉ……っ!? だめ――っ!!? っっひぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
「あら、達してしまいましたか」
リバーシの局面はまだ中盤。あかねはクリトリスをかりかりと引っかかれる刺激に耐えきれずに絶頂した。
椅子に座ったまま、背筋がぴんとのけ反る。見開かれた目から涙が零れ、口端からよだれが垂れる。
そんな少女に対して、メイドたちは優しく笑うのだ。
「ほら、お客様の番ですよ」
「ぅぁっ、ぁ……! ぁ……!」
そしてあかねはぼんやりとした景色の中、手に持っていた小さな石をボードの上に置いた。
1度イクと、脳がふやけたように思考が鈍る。そうでなくても、ここにいるメイドたちはゲームが強いのだ。
「はい、私の勝ちですね~」
「ぁっ、まけ……っひぅぅっ!? っぁっ!! っ~~~~~~~~~~~~~~!!?」
あかねは今もなお続くクリ責めに背筋をのけ反らせながら、相手の色で覆われた盤面を見届けた。
「次はチェスなんていかがですか? それともビリヤードにしますか?」
「ちぇすも……、びりやーども、るーる、しらなひ……っ」
「ご安心ください、私が一から教えて差し上げます。……もちろん、教えている最中も罰ゲームは受けていただきますが」
メイドたちは『もう1度挑戦しますか?』なんて訊かない。まるで再戦することが確定事項であるかのように問う。
思考を蕩かされたあかねは、その誘いにまんまと乗ってしまうのだ。
「ビリヤードのキューはこう持つんですよ。そう、お上手です」
「んひぅっ、ぁっ、んぁっ、ひゃっ、ぁぁぁ……っ!!」
ビリヤード台の前に立たせられ、玉の撞き方をレクチャーしてもらいながらも、足下では1人目のメイドが股間を弄くり、そして新たに2人目のメイドが背後から胸を弄くる。
幼い少女が快楽責めを受けてなお、自分の脚を使って立てる程度の強さ。しかし衣服の上から乳首をカリカリと引っかくそのテクニックは、これまで行われてきたクリ責めに引けを取らない。
「ぁっひ……っ!? ひっ、ひぃぃぃ……っ! っ~~~~~~~~~~!! ~~~~~~~~~~!!?」
そしてあかねは、優しい刺激にも関わらず立ったまま絶頂する。
膝がガクガク震えるけれど、罰ゲームを執行しているメイドたちが彼女の体を支えて、床に崩れ落ちることを許さない。
「お客様、しっかり立たないと危ないですよ?」
「私たちが支えてあげましょうねぇ」
「んひぅっ!? やぁ……!? おまたっ、くいこませないで……っ、おむね、もぉ……っ!?」
この遊戯室では、負けるごとに罰ゲームが過激になってゆく。
あかねがゲームに負けた時点で甘んじて罰ゲームを受けることを選択していれば、ほんの1~2回イカされただけで解放された。引き際さえ心得ていれば、そうそう致命傷に至るような部屋ではない。
しかし一度再戦を希望してしまったら最後、どんどん判断力を奪われ、蟻地獄のごときイキ地獄にハマってしまうのだ。
そしてあかねが3敗した時点で、蟻地獄の底に到達する。
「私の勝ちですね、それでは私も……」
十数分後、まともな勝負にすらならなかったビリヤードが終わり、3人目のメイドが罰ゲームに加わった。
「疲れたでしょう? 次は座ってできるゲームにしましょうか」
「ひ……っ!? ひゃっ、ぁはっ、ぁ! んやっ、くすぐったひぃぃ……っ!? ぁっ、ぁぁぁぁ!」
相も変わらずクリトリスを弄られ、乳首を弄られ。そして新たに、全身の至るところを撫で回される。強烈な刺激だけではない。ゾクゾクというくすぐったいような気持ちいいような感覚が、さらに彼女の思考を蕩かせてゆく。
最初からずっとクリトリスを弄っている、1人目のメイドがあかねに声をかけた。
「これが終わったら、また私と遊びましょうか」
そう。4人全員に負けたからと行って、罰ゲームを受けたらすぐに解放されるわけではない。1人があかねと対戦し、残り3人が彼女の全身を犯す――それはローテーションで行われ、脱出ゲームのタイムリミットまで続くのだ。
「んひゃっ、ぁっ、ぁぁぁ……っ!? らめっ、またっ、また来ひゃ――うぅぅっ!!? っ~~~~~~~~~~!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
あかねはとうの昔に、どうして彼女たちとゲームをしているのかすら忘れてしまった。
ただ夢うつつな気分の中、無意味なゲームを繰り返しながらイカされ続けるのだった。
汗やおしっこで体が汚れてしまったときは、浴室に行ってみよう。
大きなお風呂場はほとんど貸し切り状態で、専属のメイドが体を洗ってくれる。それに脱衣所に忘れている鍵が見つかるかもしれない。
ただしこのメイドは、相当なキレイ好きのようで。体が汚れているのは赦せないらしく、とことんキレイにしなければ気が済まないのだとか……。
○レポート:えっちな女の子 もみじ ちゃんの場合
館の廊下。もみじは下半身すっぽんぽんのまま興奮していた。
「はぁ……っ、は……♡」
全てのきっかけは、脱出ゲームが始まった直後、たまたま追跡者に捕まってしまったときのことだった。まさか身も心もふやけるぐらいアソコをペロペロ舐められるだなんて思いもしなかったのだ。
下半身にスカートはおろか下着すら着けていないのは、そのときに潮を噴いてしまったからだった。同年代と比べると肉感的な肢体と、それに反した無毛の秘部が露出する。
すっかり快楽の虜になってしまったもみじは、ゲームそっちのけで快楽にふけっていたいと思った。そして不幸にも追跡者に捕まってしまった3回目に言われたのだ。
「この館にはね、私たちよりもーっとすごい罠もあるんだよぉ……♡」
その言葉に子宮を疼かせられてから、彼女の本気の探索が始まる。そうして館内を歩くこと数分、最初に辿り着いたのが脱衣所だった。
「あら、お客さまですかぁ~?」
「ぁ、はい……」
脱衣所では1人のメイドがハタキを持って清掃をしていた。どこかほんわかとした雰囲気の女性だ。
そのつもりで探索していたもみじだが、ここで人に会うというのはやはり緊張するもので、彼女は自然と身構える。
「このお屋敷のお風呂はたくさんの人が使うので、お掃除が大変なんですよぉ」
「そ、そうですか……」
「だけど、お掃除が終わってピッカピカになったお風呂場を眺めるのは、とても気分が良くてですねぇ」
「へー……」
「だから私、お掃除するのが大好きなんですねー」
「はぁ……」
マイペースに話し続けるメイドに、もみじは相づちを打つことしかできない。
この館に住んでいる女性たちは、皆が皆少女を見るや否やゾンビのように追いかけ回すわけではなかった。こうも普通に接してくる相手だと、『この人は自分を気持ちよくしてくれる人なのか?』やら、『自分からそんなことをお願いしたらアレなのでは?』やら、いろいろな考えが頭の中をグルグルしてかえって困ってしまう。もみじは、せっかく火照っていた自分の体が冷めてゆく心地がした。
そんな風に頭を抱えて悩んでいたら、メイドは彼女のことをじっと観察してから言うのだ。
「ところで、随分汚れてますねぇ~」
確かに――もみじは自分の体を見下ろした。
先ほどまで全身が疼いていたせいで気付かなかったが、彼女の体は相当酷いことになっていた。罰ゲームで散々悶えたせいで全身汗をかいていたし、特に下半身はお漏らしや潮、唾液も付いているし……。不快感が今更になって全身に纏わり付いてゆく。
「もしよろしければ、ひとっ風呂浴びていきます~?」
「い、いいんですか?」
「はい、もちろんー」
イベントだとか何だとか抜きにしても、メイドの提案はありがたいものだった。
下半身すっぽんぽんだったもみじは、なけなしの衣服すら脱ぎ落として浴場に入る。メイド曰く、『お洋服は洗っておきますね』とのこと。
「ほぇー……」
洋館の大浴場。
かつて浴場というのは単に汗を流すだけでなく、王族貴族の歓待にも使われていた時代があったのだとか。浴場の質はその家の格にも直結するのだ。
故にこの空間は館の中でも特に豪華な作りとなる。ドーム状の部屋。自宅の風呂の何倍もの広さ。ゴシック調の内装。その雰囲気に調和した、しかし最新式のシャワー等設備。10人入ってもまだ余りそうな湯船。
そして今、浴場には誰もいない。こんなに素敵なお風呂を独り占めにできる――それは彼女にとってちょっぴり罪悪感がありながらも、ここに来た目的を忘れてしまうぐらいウキウキするものだった。
しかしもみじの後に浴場に入ってきたメイドが、彼女に対して言うのだ。
「さて、お体を洗って差し上げますねぇ~」
「え」
「『え』って。そんな、汚いまま湯船に浸かるなんて許しませんよぉ。徹っっっ底的に洗って差し上げますからねー」
「……はっ!」
メイドはいつの間にかモノクロ調のメイド服を脱ぎ、黒いビキニのような下着姿になっていた。
もみじは一瞬断ろうと思った後、少し黙り込み、閃いた。内心『来た!』と思ったのだ。
「じゃ、じゃあ、お願いします……♡」
「はぁい♪」
体を洗われる――真っ当な思考の持ち主であればどうだっただろうか。しかしもみじはその行為のエロスを敏感に察知した。
もみじは自分から大理石調のバスチェアに座る。そして背後にしゃがみ込むメイド。その気配を感じるだけで、胸がドキドキする。
「それじゃ、いきますねー」
「は、はい……♡」
グチュグチュと音を立てて泡立つ石けん。
そしてボディタオルやらスポンジやらが使われることなく、泡だったメイドの手が、もみじの背中を直接撫でたのだ。
「ぅひぃっ♡♡」
背中に走るゾワリという感覚。あぁ、本当に直接触ってくるなんて――もみじは胸の鼓動がドキンと大きく鳴るのを感じた。
メイドの手は、そのままもみじのうなじから腰まで降りてゆく。
「はわっ、ひゃ~~……っ♡」
「気持ちいいですかぁ?」
「はっ、はひぃぃ~~♡」
「それは良かったですー。背中は自分では洗いにくいですから、しっかり洗って差し上げますね~♪」
背中を撫で回すメイド。その手付きは絶妙だった。
幼い少女の感度では、ぬるぬるになった手で素肌を撫でられたら、普通はくすぐったい。しかしメイドの動きには、もみじが笑い出してしまわないように細心の注意を払われている。
指先ではなく手のひらで。うなじ、腋の近く、腰のツボ――気持ちいいところを重点的に。しかし優しく、驚いてしまわないよう一定のリズムで。
「んはっ、ふぁーー……♡」
心地良さにうっとりとするもみじ。しかし次の瞬間、メイドの手がヌルリと前に出てきた。
「んきゅんっ!?」
同年代と比較すると大きめの胸。その先端をきゅっと挟まれる。
「んひゃぁ、んっ! ひゃわわぁぁ……っ♡」
両手の人差し指で、乳頭の側面をクルクルとなぞる。乳首を洗う手付きもまた優しく丁寧だった。
もみじは自分の子宮がきゅんきゅんと高鳴るのを感じた。愛撫されて肉体的に興奮するのはもちろんのこと、自分がそういうことをしているという事実に精神的にも興奮していたのだ。
そしてメイドはそれを見透かすように言う。
「ここ、特に汚れてますね~」
メイドはもみじの体の前面に手を伸ばしたまま、体液に汚れた秘部を指差した。
来た来た来た! ――もみじは歓喜した。
「そ、そうですかぁ……♡」
「はい、そうです~」
「……♡」
もみじは前を向いたまま、だけど心なしか背筋を正して、体をプルプルさせるだけ。自分から欲しがるのは恥ずかしかったから、そうするしかなかったのだ。
「……くすっ♡」
「はわっ♡」
もみじの耳元で一瞬だけ上がるメイドの笑い声。そして次の瞬間、両脚の間にメイドの手がにゅるんと入り込んだ。
「んひぃぉっ!? ぉっ、ぉおぉぉぉぉぉぉっ♡♡」
「このボディソープは特注品で、優しい成分で作られているのでしみないんですよぉ」
「ひゃひっ♡ ひっ♡ んぁっ、ひゃわっ、ひゃぁぁ~~っ♡♡」
メイドの予防線。しかしもみじはその言葉に応えることもできなければ、応える気すらなかった。少女であれば気にしていたかもしれない懸念なんて、快楽を貪る彼女の胸中には一切なかったのだから。
石けんに塗れた両手に股間を舐められるのは、ただただ気持ちよかった。
「なひ!? これっ、すごっ♡♡ こんにゃっ、初めへっ、へひっ、へひぃぃぃ♡♡」
追跡者たちに股間を苛められて思ったのは、指の愛撫というのはどこまで行っても指だということだった。舌よりも器用ではあるのだけど、乾いているのだ。
「すごひっ♡♡ にゅるにゅるっ、にゅるにゅるがっ♡♡ 絡みついてへぇぇぇっ♡♡」
しかし石けんに包まれたメイドの指はひたすらぬるぬるしていて、舌で愛撫されたときの質感に似ている。一方で指であるが故に、舌なんかよりもずっと器用。的確に素早く急所を責めてくるのだ。
「こことかも汚れてますねー……♡」
「ひゃぁうぅぅっ♡♡ そこっ! そこっ! すごひぃぃぃぃっ!?」
人差し指から小指までを順に折りたたむように、クリトリスを指先でピロロロンと弾かれると、もみじ今まで感じたことのない気持ちよさに背筋をのけ反らせた。
「んひひひひぃぃ♡♡♡ ひぃっ、ぁ――!!? ッ~~~~~~~~~~!!! ~~~~~~~~~~~~♡♡♡」
快感に対して一切の抵抗心を持たないもみじは、それだけであっという間にイッてしまう。
椅子に座った彼女の腰がへこへこ動いて、自分のクリトリスをメイドの指に擦り付けようとする。誰よりも性に対して積極的だからこその、はしたない動きだった。
「はひっ、ひっ、ひぃぃ……♡」
絶頂の快感が波のようにもみじを襲い、時間をかけて引いてゆく。
『最高……♡』――彼女がそんな風に思っていたときのことだった。
「むぅ、お客さまぁ。せっかくキレイにしてるのに、また汚さないでくださいよ~」
「ぅぇ……? ぁ……」
メイドが頬を膨らませる。その言葉はもみじにとって予想外のものだった。
『汚すな』――なるほど。確かにぼんやりする視界で自分の股間を見下ろしてみると、愛液が太ももに付いた石けんを洗い流すように溢れていた。また洗わなければ、乾いたときにカピカピになってしまうかもしれない。
メイドの言いたいことは分かるけれど、『仕方ないじゃないか』とも思った。こんなに気持ちいいことをされて、愛液を垂らすなというほうが無理な話だ。
また汚れたらどうすれば良い? ――もみじの思考はその先のことまで回らなかった。
「もう……。もう1回洗いますねぇ」
「んひゅぁぁぁっ♡♡ ぇぁっ!!? そっ、しょんなっ♡♡ そんなひゃぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡」
予想外の言葉に、予想外の行動。再び差し込まれる両手。もみじは思わず、椅子がガタンと鳴るほど体を跳ねさせた。
「ひゃふひぃぃぃっ!!? あぇっ!!? っひ♡♡ さっきっ、より、激ひっ!!? 激ひぃぃぃぃぃ♡♡♡」
メイドの手付きは先ほどよりも激しい。片方の手で太ももに爪を立ててくすぐりながら、もう片方の手の二本指でクリトリスを挟み込んでしごいてゆく。しかし痛みはない。あくまでも少女の性感でも気持ちよくなれるような摩擦と圧力。
絶頂の余韻のせいで敏感になっている体では、到底耐えられない気持ちよさ。故にもみじはあっという間に背筋をのけ反らせて絶頂した。
「ッ――!!? ぁ――♡♡ ひゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡」
「ぁ……! もー!」
愛液が湧き水のように溢れる。メイドがまた頬を膨らませる。
これって、まさか……♡ ――そう思ったところで、またメイドの両手が動き出す。
「ぅひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡ やっぱり来ひゃぁあぁぁぁぁぁ♡♡♡」
クリトリスを右手でしごき、左手で突っつき、右手でつぶし、左手でくすぐり……両手でクリトリスをめちゃくちゃに苛められる。あまりに気持ちが良すぎて、もみじの腰がカクカク動く。
そこでもみじはようやく気付く。これはそういうことだ。背後に座るメイドは、融通の利かないプログラムのように、愛液が漏れなくなるまで自分の股間を洗い続けるつもりなんだ。
しかしそうは気付いても、幼い少女が快感をせき止めることはできない。
「ぁっ♡ あっあっぁっぁあぁぁぁぁっ!!? っひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
3回目の絶頂。今度は愛液と一緒に潮も噴いた。
「はひっ、ひっ、ひぃぃ……っ♡」
散々イカされてなお、もみじの表情には心からの悦びが浮かんでいる。
キレイになるまで股間を洗われる、それは何てエッチなのだろう――もみじはそう思った。だって股間を洗われたら愛液で汚れてしまうのは当然なのだから。『キレイになる』なんてことはあり得ないのだ。
永遠に続く快感のスパイラル。だけど『終わらないのは自分が悪い』という形だけの理不尽。それがさらに興奮を加速させる。
こんなの癖になりそう……。もみじが新たな性癖を開きかけていたとき、異変に気付いた。
3度目の絶頂を迎えてから、メイドが動かない。
どうしたのだろう? え、もう終わり? ――もみじは、せっかくの悦びが途絶えてしまったことに半ばガッカリしながら後ろを振り返る。すると彼女の予想とは正反対の状況になっていることに気付いた。
「私、怒りました」
メイドの雰囲気が違う。声音自体は相変わらず柔らかいけれど、先ほどまでの間延びした口調ではない。表情もスンと冷たいものになっていて、これには快楽に耽っていたもみじも背筋が少し寒くなった心地がした。
「こうなったら、徹底的にキレイにして差し上げます」
メイドはそう言って、どこかから歯ブラシを取り出す。それは言うまでもなく、歯を磨くためのごくありふれた道具。
そして彼女は、もみじが歯ブラシの登場にぎょっとする暇すら与えず、その硬い繊維をクリトリスに当てたのだった。
「んひゃぁあぁぁぁっ!!?」
「逃がしません」
予想外の突き刺さるような刺激に、腰を引くもみじ。
メイドはそんな彼女の腰を後ろから腕で抱きかかえて、クリトリスを歯ブラシでシュコシュコと磨き始めたのだ。
「ぃぎッ!!? ぎぃぃぃぃぃっ!!? 何しへっ!!? ひぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!?」
もみじは絶叫した。
何これ何これ何これ!!? ――クリトリスに襲いかかった刺激は訳が分からないものだった。
痛みはない、はず……。気持ちいい、はず……。だけど追跡者たちにクンニされたときのような、ねっとりとした快感ではない。先ほどまで石けんで洗われていたときのような、ふわふわとした快感でもない。
歯ブラシという、クリトリスに擦り付けるには少し硬すぎる道具。石けんでぬるぬるになっているせいで摩擦は軽減されているが……。それでもなお、幼い少女にとっては強すぎる刺激。まるでビリビリと電流を流されるような快感だった。
「や゛めっ!!? それっ、だめっ!! ぅあ゛ッ!!? ぁ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」
もみじの体が無意識の内に拒否反応を起こす。ここに来て、彼女は初めて本気で快楽から逃げようとした。全身をじたばた暴れさせて抵抗する。
しかしメイドに後ろから腰を抱きかかえられているせいで逃げられない。大人の力の前では、少女の抵抗なんてないにも等しいのだ。
「ぇ゛ぁ゛ッ!!? なっ!!? なひ――ッ!!? ぃぎ――ッ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
そうしてもみじはまた絶頂する。
快楽が鋭ければ、絶頂もまた鋭い。強く噛みしめられる口、自然と流れる涙、痛いほど勃起する乳首、メイドの腕の中で痙攣する腰。
そして噴き出す愛液と潮。それに呼応するように、メイドの手付きがさらに激しくなる。
「分かってますよ。お客様はそうやって、私がせっかくキレイにしたところを汚すんですよね」
「んぉ゛ぉぉぉぉ!!? だめっ、い゛まッ!!? イッで!!? イ゛ってぅっでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
メイドは両手に歯ブラシを持つ。そして繊維の束にたっぷりのボディソープを馴染ませた後、クリトリスを挟み込むように磨き始めるのだ。
「ごめんなさひッ!!? ごめんなざい゛ぃぃぃぃぃぃぃ!!! もっ、やめ゛ッ!! おま゛た洗わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
もみじは色欲に塗れていた先ほどまでの行いを酷く後悔した。気持ちいいのがこんなに辛いことだなんて知らなかった。
故に泣いて謝るが、メイドの返答は彼女にとって残酷なものだった。
「謝るぐらいなら、汚すのを止めてみてはいかがでしょうか」
「むり゛ぃぃぃぃぃっ!!? そんなの゛無理だってぇ゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
もみじはまた絶頂する。愛液と潮が漏れ出る。
「ほら、やっぱり。口ではそう言っても、全然反省してないじゃないですか」
「だってぇ゛ぇぇぇぇぇっ!!!? だって気持ぢ――ぃぎッ!!? っひッ!!? ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!?」
汚れる。洗われる。愛液を垂れ流し続ける。
いつしかもみじは椅子から転げ落ちて、大浴場の床をもがくように這っていた。しかしメイドは彼女の腰を両腕で抱きかかえて離さない。2人で一緒に床を転がり、なおもクリトリスを磨かれる。
もみじは自分の股間に対して止まれ、止まれと願い続けた。
しかしそれは無駄な願い。だってアソコを洗われたら愛液で汚れてしまうのは当然なのだから。『キレイになる』なんてことはあり得ない――もみじが先刻に自分で思った通りだった。永遠に続く快感のスパイラル。『終わらないのは自分が悪い』のだ。
「も゛、やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!? きもぢぃのやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ぅあ゛ぁッ!!? ぁ゛っ、あっぁ、ぁあ゛ぁぁぁ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
この快感のスパイラルに一足踏み込んでしまった以上、もう逃れる術はない。
それこそ制限時間がなくなるまで、自業自得な少女のアソコは洗い終わらないかもしれない……。
【使用人室】メイドだから優しいとでも思いましたか? 危険度☆☆☆☆
◆館の隅々で働くメイドたちの活動拠点でもある使用人室。
仕事で必要なさまざまな道具が管理されているなら、外に出るための鍵だって保管されているはずだ。ここで鍵を入手できれば、クリアまでいっきに近付くことだろう。
もっとも、それは部屋から鍵を盗み出せたらの話。メイドたちは主や客人に対しては優しいが、盗っ人に対してはその限りではない……。
○レポート:むくちな女の子 れい ちゃんの場合
館の端に位置する使用人室にて、れいはたくさんのメイドたちに組み伏せられてしまっていた。
「……まったく、よりにもよって館のあらゆる部屋に行き来できるようになる鍵を盗もうだなんて、いけないお嬢さんですね」
「っ――!? ――!」
使用人室――更衣や事務、会議など館で働くメイドたちがさまざまな業務を行う、いわば彼女たちにとっての拠点。ともすれば館を管理する上で必須となる鍵が存在することは明白だった。
しかし一方で、大多数のメイドが集まる可能性も高い。時間を誤ると、大勢のメイドに追われることになる。れいは使用人室に忍び込んで鍵を盗もうとしたが、あっという間に見つかってしまったのだった。
「まぁ、まだ子どもですし、今回はお仕置きで勘弁して差し上げましょう」
「っ……」
メイドの言葉と共に、れいは仰向けに寝かされる。そして細い足首を左右の脇に抱えるようにして持ち上げる。両脚が自然と開かされて、スカートの裾から可愛らしいパンツが露出する。
れいは無言でメイドたちをにらみ付ける。大の大人たちに両手足をそれぞれ押さえ付けられてしまったら、それ以外にできることがなかったのだ。無口なのは生まれつきの性分だった。
お仕置き……れいは一体何をするのだろうと思った。この屋敷に住む住人が、迷い込んだ女の子に対してエッチなことをするのは知っていた。もしも同じことをするなら、痛いことをされるよりも少しマシかなと思った。一方でそれでもやっぱり恥ずかしいなとも思った。
しかしメイドたちのお仕置きは彼女の予想とは些か違っていた。メイドは、れいの両脚を持ったまま、真っ白なソックスに包まれた足で彼女の股間を踏みつけたのだ。
「っ~~~~!!?」
痛みはない。だけど気持ちよくもない。ムニュリという得体の知れないむず痒さ。この感覚は何? れいは一瞬動揺する。
しかし次の瞬間、その感覚は鮮明化する。股間を踏みつけた脚が、小刻みに振動を始めたからだ。
「ひっ!!? ~~~~~~!!?」
この行為が何なのか、れいは知っていた。『電気あんま』と呼ばれるものだ。
小学校とかで、男子がふざけてやっていたのを思い出す。あのときは、やられた男子が股間を踏まれて『ギャハハ』と笑い声を上げていて、『何をしているのか』と呆れたものだけど……。
「っひひひっ!! きひっ、ぁはっ、ひぃぃぃぃ……っ!!?」
なるほど、無理もない。
股間全体をブルブルと乱暴に与えられる振動、足が動くたびに太ももやお尻がずりずりと摩擦されて――これは『くすぐったい』だ。
れいは、こんなことをされて笑い出すのが無償に恥ずかしい気がした。だから口を一文字に結んで耐え続ける。それでも口角がぴくぴくと動く。股間に絶えず襲いかかるくすぐったさは、そう簡単に耐えられるものではない。
「『ごめんなさい』の1つでも言えば、こちらも考えようがあるのですがね」
「んぐっ、ひ……っ!?」
『ごめんなさい』と言えば解放してもらえる――れいはその事実に対して極めて素直に反応した。
「ご、ごめんな――」
しかしそれは誘導だった。
れいがそう言いかけたその瞬間、股間を襲う振動が大きくなったのだ。
「ひひゃぁぁぁっ!!? ぁはっひひひひひひひぃぃぃぃっ!!」
完全に意表を突かれたれいは、明確な笑い声を上げて謝罪を中断させられた。
メイドたちにとって、あまりに予想通りで敏感な反応。当然ながら、それでお仕置きが和らぐことはない。
「何ですか? そんな風に笑って、謝罪する気はあるのですか?」
「っ――!? ち、ちが……っ! く、ふふ……!! くす、ぐぅ……っ!?」
柔らかな足で踏みつけられ続けている股間は、意表を突かれなくとも既に我慢が難しいぐらいにはくすぐったくなっていた。このまま続けられたら、その内謝罪どころではなくなってしまうのは避けられない。
それなのに、部屋に控えていたメイドたちは、さらに追い打ちをかけるつもりだ。彼女たちは笑いながら床に倒れたれいに近付いてゆくのだ。
「そんなにくすぐったいー?」
「んくぅっ、ふふふふふ……っ! く、くす、ぅぅ……!」
「ふーん。それならぁ……♪」
「そうですね、それなら……♡」
「もっとくすぐったくして差し上げますっ♡♡♡」
メイドたちは、一斉にれいの全身をくすぐり始めたのだ。
「っっっ~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
首筋、腋の下、脇腹、太もも。電気あんまをするために持ち上げられていた足の裏ですらくすぐられる。足首を持っているメイドの背後から、別のメイドがれいのソックスを脱がせて足の裏をくすぐってくるのだ。
「ふひゃぁーーーーっはっはっはははははははははははははははははっ!!!? ぁはっひっ!!? ひぃぃぃぃぃっひっひっひっひゃっはっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?」
使用人室にいるメイドは全部で5人。その1人に股間を踏みしだかれ、残り4人に全身をくすぐられる――そんなことをされて笑い悶えない少女はいない。
無口であるはずのれいは、大きな声を上げて笑い悶える。
くすぐりというのは、お仕置きとして極めて最適な方法だった。くすぐったいという感覚は逃れようもなく、ずっと続けられると苦しくもなる。一見間抜けな行為に見えて、過去には拷問や懲罰に使われていた歴史もある。
しかしこの館の住人というのは、そんな行為ですら性に持ってゆくのだ。
それは極めて自然な切り替わりだった。
電気あんまを続けていたメイド。先ほどまで足の裏全体でグニグニブルブルと振動を与えるように踏み続けていたのが、位置と動きが変わる。親指のつま先をクリトリスに当てて、グチリと圧力を与えたのだ。
「んひぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡ っ――!!? っ~~~~~~!!?」
れいはその動きに敏感に反応した。思わず背筋がのけ反り、メイドの足に股間を突き出す体勢になる。
「貴女、お仕置きだというのに悦んでいませんか?」
「っ――!!? そっ、そん、なっ!!? っひっ♡ ぉぉぉぉぉっ♡♡♡」
「えー? やっぱり悦んでるじゃーん」
「そんないけない子はぁ、もっとくすぐったくしちゃえっ♡」
「――っ!! ふぎゃぁぁぁぁっひゃっはっはっはっははははははははははははははははははははは!!!? はひっ、はひっ♡♡ ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡」
依然として全身へのくすぐり責めは続いている。足の裏に踏まれている割れ目やお尻、内股に走る振動もくすぐったい。だけどクリトリスをこねている足の親指の感触だけは、明確に違ったのだ。
どれだけ全身をくすぐったくされても、その存在感は消えそうにない。
「んぉ゛っ、ぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡ っひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡ っぁ゛っ!!? ッ~~~~~~、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
そうしてれいは、クリトリスへの性感によって絶頂する。
しかし訳が分からない間での絶頂だった。全身をくすぐり責めされているせいで、自分がイク直前だということに気付けなかった。それこそ何の前触れもなくイッてしまったかのように感じられた。頭の中にハテナが浮かびながらも、体だけが正常な反応を示す。
そしてれいが絶頂の余韻に浸ることは許されない。彼女への『お仕置き』はまだ続いているのだ。
「ぁ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!? ひゃぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあーーっはっはっはっはははははははははははははははははははははははははははッ!!!? ぃや゛っ、いや゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ♡♡♡♡」
快感でくすぐったさを忘れられたのは一瞬だけの話。それどころか笑い声は先ほどよりもさらに大きくなる始末。
絶頂の後は全身の感覚が鋭敏するものだった。絶頂の後にくすぐられてしまったら、さらにくすぐったくなるのは当然のこと。それが幼い少女の感度なら、さらに酷いことになる。
「んぉ゛っひっ♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~!!!? はひっ♡♡ はひぃぃぃぃッ♡♡♡ びゃぁぁぁぁっはっはっはははははははははははははははは!!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
くすぐったなってくて、だけど気持ちよくもなって、イッて。またくすぐったくなって、また気持ちよくなって、またイッて。
れいは自分の体がどうなっているのか訳が分からないまま絶頂を繰り返す。くすぐったいままイクというのは、彼女にとって酷く気持ちよくて、酷く苦痛だった。
「ごめんなさい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ♡♡♡♡ ごめんなざひッ!!? ひびゃーーっはっはっはははははははははははははははははははははは!!!!? ごめんなさび――ッ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
れいは笑いながら、イキながら謝罪を続ける。
しかしメイドはそれに応えることなく、彼女を犯し続けるだけ。
もう鍵を盗んだとか、反省だとかは関係ない。メイドはただ幼い少女をくすぐり犯したいがためにくすぐり犯し続ける。れいが何度も『ごめんなさい』を言っても、終わることはないのだ。
【大広間】TimeOver ~0時過ぎの晩餐会~ 危険度💀💀💀💀💀
制限時間が00:00になると大時計の鐘が鳴る。
しかしまだ諦めてはいけない。鐘が鳴った後でも鍵を見付けて脱出できればゲームクリアとなるのだ。ただし鐘が鳴ると追跡者の数がいっきに増える。彼女たちをかいくぐりながらゴールするのは至難の業だろう。
時間切れ以降、彼女たちに捕まってしまうとゲームオーバーだ。館から脱出することは2度とできず、大広間にて大勢で面白愉しいパーティーに参加することになるだろう……。
○レポート:___ ちゃんの場合
館の玄関口。全ての鍵を携えて逃げ出そうとしていた最後の1人の少女に、追跡者たちが殺到していた。
「つっかまーえたー♡」
人数にして十数人。少女がそれだけの大人を相手にするのは無謀に等しい。彼女は体を掴んでくる手を何度も振り払うも振り払い切れず、とうとう全身を絡め取られてしまったのだ。
「頑張ったねー、君が最後の1人だよぉ」
「鍵もちゃんと揃えて、惜しかったねー」
追跡者たちが無価値な賞賛を浴びせる。どれだけ惜しかろうが、少女が負けたことには変わりなかった。
彼女は大勢の大人の女性たちに手を引かれ、背中を押されて歩かされる。体を踏ん張って抵抗するけれど、到底逃げ出せそうにない。
女性たちが向かう先は館の大広間。その荘厳で大きな扉が開いた瞬間、少女は絶句した。
「ここはゲームに負けた女の子たちの罰ゲーム部屋♡」
「うーん。だけど、罰ゲームとは言えないかも?」
「だってほら、見てごらん」
「みんな、すっごく気持ちよくしてもらってるでしょう……♡」
大広間で行われているのは饗宴――というよりは狂宴。たくさんの女性たちが、たくさんの少女を犯している。入り交じる喘ぎ声はオーケストラのようだった。
例えば股間を延々としつこく舐められている少女。
「んぉ゛……♡♡ ぉぁ゛、ぉ……っ! ッ~~~~~~~~~~♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」
「またイッちゃったねー♡ 君のつるつるおまんこ、一生舐めてられそ♡」
「も……っ、やめ……♡♡ っひっ♡ ぉ゛ぉぉぉぉ……っ!? ぁ゛~~~~~……っ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~♡♡♡」
少女はもはや抵抗する気力も失せたのだろう。虚ろな表情のまま、だけど体だけは敏感な反応を示し続けるだけだ。
例えば体を拘束されて、股間に電マを固定されたまま放置されている少女。
「おねがいですぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡♡ これっ、止めっ!!? 止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ♡♡♡」
「私は今本を読むのに忙しい。それにお前は、そうやってイキ続けるのが好きなんだろう?」
「すきじゃないぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!? すきじゃな――ひッ♡♡♡ ぁ゛ーーーーーーッ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
少女は泣きながら懇願し続けるが、股間を襲う快楽は止まらない。女性の冷酷な返答が、少女を絶望に追いやった。
例えば直立したまま縄を股に擦り付けられている少女。
「ぁー♡ もうすぐ結び目が来るぞぉ♡」
「ひ……ッ!!? やだっ、来ないでっ、来ないでよぉぉぉぉっ!!? ひっ、いっ、いぃぃぃぃぃぃッ!!?」
「はい、ズリュン♡」
「んぉぉぉぉ゛ッ♡♡♡ ~~~~~~~~~~~~♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
縄を前後させて結び目で作られたコブを何度も股間に擦り付ける――端から見れば何とも滑稽な姿。しかし犯されている少女にとっては本気で気持ちよく、そして辛いものだった。
例えば四つん這いのままお尻ごと股間を虐められている少女。
「はっ、ぁ゛ぁーーーーっ♡ はぁぁーーーーっ♡♡♡ ぁ゛ぁぁぁーーーーっ♡♡♡」
「じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ♡♡ じゅるるるるるるるるっ♡♡♡」
「ん゛っ、ぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
舌がアナルをほじくり、指がクリトリスをこねる。犯している女性も、犯されている少女も、その狂宴に没頭していた。不思議なことに、少女は自分の下半身を手で触れられない気でいた。まるで上半身と下半身が分厚い壁で阻まれているように。
例えば股間を羽根で優しくくすぐられお漏らしさせられている少女。
「もっ、やめ……っ! 出ちゃう、出ちゃ――ぁ、やっ、やぁぁぁぁぁ……っ!!」
「ん~♡ いっぱいシーシーできたねー、えらいえらい♡」
「んひっ♡ いやっ、止め……っ!? ぞくぞくしへっ、ぁっ、ぁぁぁぁ……っ♡♡ ッ~~~~~~~~~~!!? ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
「あれあれー? もしかしてまたおしっこでイッちゃったのかなぁ♡」
少女の足下には洗面器。彼女は羽根の刺激のみならず、そのお漏らしで解放感ですら性感を覚え、そして絶頂していた。
例えばローター入りの貞操帯を付けさせられている少女。
「どうしたらっ、どうしたら外してくれるんですかぁぁ……っ!!?」
「そうですねぇ。それじゃあ、私のお膝に、お嬢さまのお股をグリグリしてください」
「んぉ゛ぉぉぉッ!!? これっ、つらひっ♡♡ ぶるぶるが辛いよぉぉぉぉぉぉぉっ!!? ぉ゛っ、ぁ゛っ、ぁぁぁぁっ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
少女は快感を止めて欲しいがために、自分の股間を女性の膝に押し付けて腰を振る。それがさらなる快感を呼ぶと分かっていても、少女はただ女性の言われるがままになるしかないのだ。
例えば携帯ゲーム機でゲームに興じながら、4人の女性に全身を撫で回されている少女。
「んひっ、ぉー……♡ ね、このゲーム、むずかしいよぉ……」
「あらあら、ゲームオーバーですよ。また罰ゲームですね」
「んぁー……でも、楽し――っひぅんっ!? ぉ、ひゃっ、ぁっ、ぁあぁぁっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ んくぅ~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
全身を優しく撫で回され、ゲームをクリアできなかったら快感が強くなってイカされる。そんなことを延々と続けられたら、ただただ夢うつつの気分で、ゲームに負けた悔しさも湧かなかった。
例えば歯ブラシでしつこく股間を磨かれている少女。
「いや゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!? もうやめ゛ッ!!? ッやめでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!?」
「そんなに止めて欲しいなら、エッチなお汁を垂れ流すのを止めたら如何でしょうかー?」
「む゛りッ!!? そんなのむりだからぁぁぁぁぁぁッ!!!? いやっ、もうイギだくな――ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
どんな色狂いでも泣いて謝る、あまりに強すぎる刺激。少女はもう気持ちよくなんて一生なりたくないと思った。しかしその希望に反して、少女はこの場で一生分イカされ続けるのだ。
例えば股間を踏みつけられながら全身を激しくくすぐり回されている少女
「ひゃあぁぁぁぁ゛っはっはっははははははははははははははッ!!!? はひっ、はひぃぃぃぃぃっひっひゃっはははははははははッ♡♡♡ ぁ゛、ぁぁ――ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
「貴女、もしかして体をこちょこちょされて悦んでるんじゃないですか?」
「そんなッ!!? そんなっ、ぉあぃえあぇっ!!? っひッ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? ひゃぁぁっはっはっはっはははっひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
どんな無口な少女でも大声で笑い悶えるほどのくすぐり責め。くすぐったさと気持ちよさの双方に襲われ続けた少女は、いつしかそれすらも性的快感と受け取るようになっていた。
呆然と立ち尽くす最後の少女に、女性たちが耳元でささやいた。
「さぁ、君も混ざりましょう?」
「君はどうされるのが好きなのかなぁ♡」
「とりあえず、一通り試してみる?」
「それで全部気持よかったらぁ、全部やっちゃおっか♡♡」
大広間の扉が閉まる。
新たに増えた1人の少女の喘ぎ声は、分厚い扉の向こうにも大きく響き渡るのだった。