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◆あらすじ
VRゲームの新作モニターに訪れたメグミ。ゲーム内で触手に捕らわれて、敏感な乳首を責められてしまいます。あまりにリアルな感覚に戸惑う彼女、一方そのころ現実では……?
専用のゴーグルを頭に付けると、その内側にゲーム画面が映し出される。身体を動かすと、それに合わせてゲーム画面も変わる。
そのような工夫から、まるで別世界に居るかのようにゲームを楽しめるというものだ。
今や、各企業がこぞってVRゲーム開発している。
ある時、1つのニュースが世間を賑わせた。
VRが1つ進化を遂げた、と。
【ゲームが大好きな女性メグミの体験】
新作VRゲームのモニターとしてある施設を訪れたのは、1人の女性メグミだった。
クリエイター志望の専門学生。根っからのインドア派で、アニメ好きのゲーム好き。
髪は染めずにショート。童顔な顔は化粧なんてしていない。運動なんてからっきしの生活では、胸もお尻も勝手に育ってムチムチに。
「動きやすい服で来てくださいね」という言葉を真に受けて、今日着ているのは上下共にジャージ。
中も外もズボラだが、素の見た目が良いだけに、学内での人気はひっそり高かった。
そんなメグミが今居るのは、何もない白い部屋。VRゲームを体験するために用意された場所だ。
『それでは、部屋の中心にある×印のところに立って、ゴーグルを付けてください』
「はい」
耳に付けた無線イヤホンから、女性スタッフの声が聞こえる。メグミは指示に従って、部屋の真ん中でVRゲームのゴーグルを付けた。
彼女が今回体験するのは、ファンタジー世界を舞台にしたガンシューティング。
冒険者っぽい服を着て、石壁に囲まれたダンジョンの中を歩く。そして、スライムやゴブリン、コウモリなどのモンスターを魔法の銃で撃ち倒してゆくものだ。
『軽く遊んでみた感じ、どうですか?』
「凄いです。撃った時の反動がちゃんとあって」
両手に持ったコントローラが、発砲に伴って大きく跳ねる。
今までにも、コントローラーがブルブルと振動するゲームはあった。だけど、ここまで弾かれるように大きな力が加わるのは初めてだ。
きっと本物には及ばない。それでも、銃を撃っているような気になれて、純粋に楽しかった。
『はい。その触覚へのアプローチこそ、今回のウリです。存分に楽しんでくださいね』
そんな会話をしながら、メグミはダンジョンを進む。そして、遠くにあるものを見つけて呻き声を漏らした。
「うぇ……何あれ……」
長い長い直線の通路の向こうにあったのは、触手の壁だった。紫やピンクの気持ち悪いものが、通路を隙間なく塞いでいる。
そのリアリティーは、本気で嫌悪感を覚えるほど。グチョグチョという音がイヤホンから鳴るたびに、腕に鳥肌が立つのが分かった。
その触手の壁が少しずつ近付いてくるのは、どうやら気のせいではなさそうだ。
「中ボス、かな。こういうグロいのは勘弁して欲しいわぁ……」
メグミはボソボソ呟きながら、視界の向こうにある触手の壁に向かって銃を撃ち続けた。
彼女自身、ゲームには自信があった。銃を撃つタイプのゲームもいくつかやったことはある。
「こんなの、どうしろって……!」
それでも、触手の壁は何度銃を打ち込まれても、倒れる気配がなかった。バグではないかと疑ってしまうぐらい。
メグミが焦る間にも、触手の壁は近付いてくる。
そして、手を伸ばせば触れてしまいそうな距離になった時、触手が彼女に向かって一直線に襲い掛かった。
「うわわっ!? ……あ、あれっ!? な、何これっ!!?」
手首と足首が、触手に絡み取られる。
そして、身体に異変が起きた。四肢を絡み取られた瞬間、身体が本当に動かなくなってしまったのだ。
『どうです? 動けないでしょう?』
「す、凄いですね。こんなところまで、再現してるなんて……」
女性スタッフの口ぶりから察するに、どうやらゲームの仕様らしい。
メグミはその再現度に感心した。しかし、本当に身体が動けなくなってしまうというのは、妙に恐かった。
顔にピタリと触手が張り付く。
「ひぃっ!!?」
触手は指先と同じぐらいの太さ。臭いはないけれど、よく分からない粘液を滴らせている。
ペタ、ペタ、ペタ。
ヌルヌルしていて生暖かい触手が、顔や首筋を撫でるように触れていく。どうしたって、良い気分ではなかった。
そして、この触手は単に気持ち悪いだけでは済まなかった。
「ひゃあぁぁっ!!? な、何してっ!?」
メグミは思わず悲鳴を上げた。触手が服をめくって、お腹や背中を触れ始めたから。
「ちょっと待って! それ反則っ!? 反則でしょぉっ!!?」
『落ち着いてください、メグミさん。ゲームの仕様ですよっ』
「そんなこと言ったって、おかしいっ!! おかしいでしょ!!?」
メグミはゲームのモニターに来ていたことなんて忘れて暴れだす。しかし、両手両脚は相変わらず動かない。
彼女に触手のイタズラを防ぐ術なんてなかった。
そもそも、イヤホンとゴーグルを付けているだけなのに、どうしてこんな感触までVRで再現できるのか。メグミには不思議で堪らなかった。
一方その頃、現実では……。
“タネ”を知っていれば、「なんてくだらない」と思うだろう。
メグミが部屋の中心で遊んでいたのは最初だけ。今は壁際まで追いやられて、そこから伸びる手枷と足枷に拘束されていた。
そして、イヤホン越しにアナウンスしていたスタッフの女性が、メグミの身体を弄んでいた。
指にローションを付けて、ヌルヌルと白い肌に這わせ続ける。ジャージのファスナーが開けられ、中に着ているシャツが少しずつめくり上げられている。
VRの進化だなんて言っておいて、やっていることはチープなことこの上ない。
しかし、両手足を拘束されて、ゴーグルを外すこともできないメグミにとって、そんなことは知りようがなかった。
そうこうしている間に、触手もとい女性のイタズラはどんどん過激になってゆく。
「ひぅん!?」
ヌルヌルの指がブラの隙間に入り込んで、乳首に触れる。その瞬間、メグミの身体がピクンと跳ねた。
初々しい反応に、スタッフの女性は嬉しそうに笑った。
『あら、乳首弱いんですか?』
「そ、そんなこと……!」
『本当に?』
「っ……! ほんとぉに――ぃひゃんっ!!?」
メグミは気丈に振る舞おうとする。しかし、乳首を指で弾けば、快感を噛み殺すような声はあっという間に嬌声に変わる。
彼女の乳首が敏感だということは、誰から見ても明らかだった。
『それじゃあ、魔物の攻撃ぐらい耐えてみせてくださいね』
「ぅくっ、ひっ! ひゃぁんっ!? ぅふぅっ、ふぁぁ……っ!?」
そう言って、スタッフの女性は責め方を変えながらメグミの乳首を苛め続ける。
『大きいですね。Eぐらいですか、羨ましいです』
ジャージのファスナーは全開。インナーシャツは胸の上までまくり上げられて、ブラも外されている。
もはや、邪なことをしているのを隠す気すらなかった。
「んっく……! なんでそんな、ちょっとずつ……っ!?」
『あら、耐えやすくて良いじゃないですか。……それとも、もっと触って欲しいですか?』
乳首が指先でちょんちょんとつつかれる。メグミには、何本もの細い触手で焦らされているように見えていた。
時折腹筋がピクンと震える。しかし、その刺激は弱すぎた。
はっきり言って、じれったい。しかし、『もっと強くして』なんて、恥ずかしくて口が裂けても言えなかった。
しかし、口にせずともその望みは叶う。
「んぃいぃぃぃぃぃっ!!?」
次の瞬間、乳首が思いっきり締め付けられた。
VRの画面では細い触手が巻きつき、現実では指でつねられる。
痛みを感じるほどの強い責め。しかし、彼女は思わず嬌声を上げてしまった。
『あら、強くされるのがお好きですか? ドMなんですね』
「そ、そんなこと――なひぃぃぃぃっ!!?」
『あはは。ほら、悦んでる』
女性が嗤う。だけど、2度も喘いでしまえば反論できなかった。
先ほどまで焦らされていたせいで、乳首が敏感になっている。それを差し引いても、この責め方は気持ちが良かった。
「んぎ……っひっ!? はっ……ぁあぁぁぁ……っ!!」
ギュッと力を込めた親指と人差し指でわずかに乳首が転がされて、余計に気持ちが良い。
『もしかして、こうやってされるの良いんですか?』
「あっ、あっ、ひっ、あっ、ぁあぁ……!!」
乳首を指の腹で転がされる。
ゲーム内では、ブラシ状の触手が乳首を這い回る。
まるで、ヘアブラシの歯がすべて触手になってしまったような。本来なら、グロテスクな光景に鳥肌が立つところだっただろう。
『あらあら、だらしがない顔して。そんなことじゃ触手から逃げられませんよ?』
しかし、乳首を転がされるのは気持ちが良すぎた。ローションでヌルヌルになっていると、乳首と乳輪がこすれ合う感触ですら堪らない。
さらに、乳首がクニュクニュと潰れるたびに、キュンとした快感が子宮にまで届いた。
「ひ……っ! ぁー……っ、あぁーー……っ!」
ずっと乳首をこねくり回されて、いつしかメグミは抵抗すらできなくなっていた。
『お加減いかがですか』
女性がメグミに問う。しかし、彼女はもはや返答すらできなかった。
口端からよだれが溢れて顎まで伝い、ネットリと糸を引いて落ちてゆく。顔は真っ赤。膝がガクガクと震えて、内股は愛液で濡れている。
そんな情けない姿を「恥ずかしい」と思う暇すらない。それだけ、乳首を責められるのが気持ち良すぎたのだ。
どうしてこんなところに居るんだっけ? 彼女にはもう、何が何だかもう分からなかった。
すっかり”できあがっている”メグミの姿に、女性は心底嬉しそうに笑った。
『それでは、1度スッキリしましょうか』
「んぐっ!? ぁあぁぁぁぁっ!!?」
次の瞬間、メグミは痺れるような快感に悲鳴を上げた。
彼女が自分の下半身をゴーグル越しに見てみると、細い触手が服の中に入り込み、陰部を責め立てていた。
もっとも、現実ではスタッフの女性が指でクリトリスを苛めているだけなのだが。
『はい。乳首も強くしますね』
「あっ!! だめ、ちくびっ! きもち、よすぎてぇっ!?」
クリトリスへの責めに合わせて、乳首への責めも激しくなる。
実際には、女性が1人で欲望のまま乳首を責めているだけ。指でしごいたり、口に含んで吸ったり、舌で舐めたり。
しかし、VRでは先っぽを極細の触手でほじくられ、根本から乳輪に掛けてをイボイボでこすられる映像が流される。
そんな現実ではあり得ない映像を見ていると、本当に人間では不可能な快楽を与えられているように感じられた。
「あひぃっ!! いいっ!? ちくびっ!? きもひぃぃっ!!? ひぃぃぃぃっ!!?」
人知を超えた乳首責めの前には、我慢なんて何の役に立たなかった。
「イクっ!! い、イぅっ!!? ――あ、あぁぁぁぁっ!! ひぁあぁぁぁぁぁぁっ!! ひぃいぃぃぃぃっ!!?」
次の瞬間、メグミの身体が拘束されたまま大きく震えた。
得体の知れないものに犯された末の絶頂は、ひとりあそびの時とはまったく違う。
快感が暴れて、身体をコントロールできなくなる。恥ずかしいのに、声が止まらない。お漏らししてしまったかのように愛液が溢れ出る。
「ぁあぁぁぁ……! ひぃ、ひゃぁぁぁ……!」
『乳首、気持ち良かったですか?』
「はぃぃぃ……。乳首、ひゅごいですぅ……!」
こんな恥ずかしい質問にも、正直に答えてしまう。
『それでは、遠慮なく乳首でイッてくださいね』
「はひぃぃ……っ!! あっ、イッ、またイク……っ! ちくびで、イッひゃ――あひっ!!? ~~~~~~!! ぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!!! ~~~~~~~~~~!!!?」
1回の絶頂が、次々と襲いかかる快楽で何十秒にも、何百秒にも引き伸ばされる。
メグミは、乳首を弄られずっとイキ続けた。
「~~~~~~~~~~!!! ~~~~~~っ!!? ~~っ、~~~~!!? ~~!? ~~~~~~~~~~~~!!!?」
―――
―
「はっ……、ふぅ……。はぁ……」
長い長い絶頂を終えて、メグミは息を整える。脳に酸素を送り続けると、次第に意識が現実へと戻っていった。
そうだ、VRゲームをしていたんだっけ。
今までの経緯を思い出すと、羞恥心で身体がボッと熱くなる心地がした。
しかし、彼女は頭をブンブンと横に降る。
少し、いや、かなり恥ずかしい想いをしたけれど、やることをやったし、気持ち良かったし、大満足だ。そうだ、そう思おう。
彼女は、そんなことを思っていたのだが……
くにゅっ。
「……ひひゃっ!? ひぃっ!?」
メグミは悲鳴を上げた。
「なひっ! ちょ、ちょっと……。乳首は、もう……!?」
乳首とクリトリスに、甘い刺激が走ったから。
メグミがゴーグル越しに自分の身体を見てみると、触手が再び身体をまさぐり始めていた。
「あの……、もう止め……! ひんっ!? イッた、イッたからぁ……!」
彼女は、現実でどのような状況になっているか知らなかった。だから、上を向いて誰へともなく声を上げた。
「ひんっ!? もう、止めてぇ……!!」
精一杯の懇願。
すると、メグミのすぐ側で彼女の胸を吸い、クリトリスを捏ねていた女性は、小首を傾げた。
『えっ? どうしてですか?』
「だってぇ……! ゲーム、終わったでしょぉ……!!?」
『あぁ……』
『このゲームね、ゲームオーバーはないんですよ』
女性のネットリとした声に、メグミは耳を疑った。
『あはは、大丈夫。頑張れば抜け出せますよ』
女性が笑った次の瞬間、乳首とクリトリスを責める触手の動きが激しくなった。
「あひぃぃっ!!? だめ、イッたから、イッたからぁぁぁぁっ!!? また、イクっ、イッちゃぁあぁぁぁぁぁっ!!」
1回絶頂するごとに、彼女の乳首は敏感になる。敏感になれば、イクのが早くなる。
まるで螺旋階段を転げ落ちるように、彼女は何度も何度も絶頂するのだった。
『ねぇ、乳首がどうされるのが1番良いのか、教えてくださいよ』
「ひふぅっ!? らめっ!? 根本しこしこしちゃだめぇぇぇぇぇっ!!?」
『根本が良いんですね? ほーら。しこしこ、しこしこ』
「ひぃぃぃぃっ!!? だめっ、イッちゃうっ!! またイッちゃ――ひぃぁあぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
――――
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――――
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その後。
「このゲーム、買います。今ここで」
『ひ、非売品なので、それはちょっと……』