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◆あらすじ
同性カップルのお話、ある女性が年下の女の子に朝っぱらから犯されます。お淑やかな彼女は実はとてもドS、羽根の付いた棒でアソコを撫で回してとことん焦らしてきます。思わず泣いてしまうぐらい散々寸止めされた後は電マを使ってようやく絶頂へ、だけど今度は何度イッても快楽責めが止まらなくて……?
朝起きる。
今何時? 目をこすろうとして、腕が動かないことに気付く。
私はM字開脚で体を拘束されていた。
「……何でだーーーーーー!!?」
落ち着け、何が起きている――ぐわんぐわんする頭で必死に状況整理だ。
自分の体はどうなっている? 両手は首元で留められ、脚はM字開脚。見ようによっては赤ちゃんのような体勢が酷く恥ずかしい。いつの間にか下はすっぽんぽんだ。
天井の色がいつもと違うのに気付いたところで思い出す。そうだ、私は今――
「――あ、おはようございます。澪さん」
「ひ、陽菜ちゃん!?」
いつの間にか、ひなちゃんが私のことを見下ろしていた。
私より4つ下の20歳。きれいな黒髪、ちょっと童顔だけど大人っぽい雰囲気が幼さを中和する。背はやや低めで胸は小さい、もといスレンダー。今はピンクのパジャマ姿。
一方で私は茶色に染めた短髪以外は全部普通。容姿も体型も。そしておそろいの柄のパジャマ、色は黄色。
まるで高嶺の花、『清楚』という言葉がよく似合う女の子。それがひなちゃん――私の、その……恋人だ。
そうだ、私は今、ひなちゃんの部屋に泊まっていたんだ。
「みおさん、本当に一度寝ると起きないですね」
ひなちゃんはおかしそうにクスクス笑う。その表情は可憐だけど、こんな状況だと和やかな気分にはなれそうにない。
またこやつか――私の心象はそんな感じだった。
「えーっと、うー……。とりあえず、この状況を説明して」
「はぁい」
その嬉しそうな『はぁい』はかわいい。だけど拘束を解くつもりは更々ないらしい。
「今日は日曜日ですよね」
「うん」
「私もみおさんも、予定はありません」
「うん」
「だから今日はずっと、みおさんをたくさん気持ち良くして差し上げようと思って」
「ぅ゛、……うん」
「だから寝ている間に拘束しちゃいました」
「おかしいよね?」
論理が後半から加速度的にずれている。
ひなちゃんは可愛くて、物静かで、とても上品な子だ。だけど私だけは知っている、そういうことに関してだけはとんでもないドSだということを。夜になるといつも彼女はタチ、私はネコだった。
「それで、私はこれから貴女にされるってことなんだね」
「はいっ」
ひなちゃんはまた嬉しそうに頷いた。はいじゃないっての。
それでも関係が続いているということは、私も何だかんだでアレということなんだけど。
「こんなのはどうかなと思って、準備したんですよ」
ひなちゃんが取り出したのは羽根の付いた棒だった。ふさふさしていて、ほこりを落とすハタキのようにも見える。
私を放っておいて掃除でもするつもり? ――そんな風に思っていたら、M字に開かれた脚の付け根に棒を突っ込まれた。
「ふぅっ!?」
「ここ、剃っておいて良かったですね。毛があったら邪魔になっちゃいますもの」
くすぐったい。
私の内股やアソコ、お尻、その間の会陰部がふさふさの羽根に包まれる。脚を開いて拘束されているから、そしてアソコがパイパンだから、羽根の動きを妨げるものは何もない。
(パイパンなのは、以前ひなちゃんに剃られたからなんだけど)
「んっ、ふ……! ぁ、ぁぅぁぁ……、ぁ゛ぁ……!?」
「どうです? もどかしいですよね。私も試してみたんですから」
「な、何を言ってぇ……!?」
羽根の先が膣口を舐め、クリトリスをつつき、お尻の穴をほじくり、会陰部を撫で回す。私はくすぐり責めから必死に逃げようとするけれど、体を左右に揺することしかできない。
どれも気持ち良いはずなのに、羽根の繊維があまりに柔らかすぎてすごくもどかしかった。神経が分厚いフィルムに覆われていて、その上から愛撫されているみたいだ。
おまけに、『私も試してみた』だ。ひなちゃんはこの羽根で自分のアソコをくすぐって遊んでいたということ。想像してしまうに決まってるじゃない! それが私を酷く昂ぶらせて、ますます刺激を物足りなく感じさせる。
「ひぃうっ! ひゃっ、ぁ、あぁ、あぁぁぁ……っ!」
自分でも情けない声が出ているのが分かる。それをひなちゃんが嬉しそうに聞いているのも。
だけど声を抑えることができない。優しすぎる快感というのは思いのほか苦痛だった。もしも指で触ってくれたら、きっととても気持ち良いのに。
「これ、やだぁぁ……っ!」
「嫌ですか?」
「やだぁ……」
あぁ、我ながら情けない声だ。ひなちゃんの笑みが深くなる。
彼女はいつもそうだ。普段はむしろ私を立ててくれるぐらいなのに、こうゆう時はあの手この手で私の情けない姿を引き出そうとしてくる。それが彼女のフェチシズムだということ、本当に恐ろしい娘だ。
「だけど今日はこれを使うって決めてるんです」
「そ、そんなぁ……」
「……じゃあ、こうしましょうか」
ひなちゃんが優しく笑った。
だけどこの恥辱を和らげてくれるわけではなかった。あろうことか、羽根の付いた棒を持ち替えて、プラスチックでできた柄の部分でアソコをペチンと叩いたのだ。
「ぅひゃぁんっ!?」
棒の先がクリトリスに的確に当たる。
そしてひなちゃんは私のアソコをペチペチと叩き続ける。
「ぅひっ!? ひゃぎっ!? あ゛ぁぁっ!!」
『棒で叩く』なんて、時と場合によっては屈辱的にも感じる粗雑な責めだ。
だけど散々焦らされた後だと、それが酷く気持ち良い。ぴりぴりとした痛みですら快感を覚えるぐらいだ。
「そしたらまた、こちょこちょしてあげますね」
「んんんんっ!? や、それ、もどかし……っ!? ぁっ、ひっ、ひゃぁぁぁ……っ!」
それから私のアソコは羽根の部分でさわさわとくすぐられたり、棒の部分でぺちぺちと叩かれたり。
刺激に慣れてきたところで切り替えられるから、落ち着く間もなく翻弄される。体がびくびく動くし、変な声だって出る。すごく恥ずかしいのに、それでも気持ち良くなってしまう。水滴だけでグラスに水を満たすように、快楽が着実に溜まってゆく。
長い時間焦らされて、イキそうになった頃には羽根でくすぐられるだけになった。
「ぅぁ、ひ、ぁあぁぁぁ……!! なんか、変にぃ……!?」
「私、みおさんがいつイクのか分かるようになっちゃいました」
ひなちゃんが嬉しそうに笑う。本当に私の心も体も全て知り尽くしているみたいだ。
「あと30秒でイかせてあげますね。にじゅうくー、にじゅうはちー……」
「ん……っ!? ぁっ、ひゃっ、ぁあぁぁぁ……!」
その言葉と共に、羽根の動きが少しだけ遅くなる。
体に快楽がポタポタと溜まってゆく。自分でもそれがいつこぼれるか分からないというのに、ひなちゃんはまるで確信しているように、リズムを乱すことなく数を唱え、羽根を動かす。
20、19、18。声が上ずってゆく。自分でもどうしてそうなってしまうのか分からなかった。10、9、8。体を動かせなくなる。微動だにしたら、快楽がこぼれてしまいそうだったから。
そして。
「にー、いーち、ぜろっ」
ひなちゃんが本当に私のことを知り尽くしているのか。それとも私自身が彼女の言葉に導かれてしまったのか。
「ひっ――!?」
カウントダウンが終わった瞬間、私の体が突然浮遊感に包まれた。
「ぇ……!? なに――!? ぁっ、え……!!? ひっ!! ぁ――!! なに、これ――っ!!? っ~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
ふっと小さな絶頂が来たかと思ったら、それがどんどん大きくなってゆく。坂道を転げ落ちるような不思議な絶頂だった。
どうしたらこんなに気持ち良くなるの!? ――私は体を痙攣させながら、喰い入るように自分のアソコを見つめていた。その向こうで、ひなちゃんのとても嬉しそうな表情が見えた。
「はぁ……っ、は……! これ、やば……!」
数十秒経って、私は息を整える。普通にイクのと比べて、不思議とすごく疲れる絶頂だった。
けれどひなちゃんは満足していないみたい。イッたばかりのアソコ撫でられ始める。
「ひゃっ、ひゃぁぁ……! ま、また、するのぉ……!?」
「これからが本番ですよ? みおさん」
「だ、だって、ひんっ!? イッた、ばかりでっ、敏感、にぃぃ……!?」
私は引き攣った悲鳴を上げる。さっきまで羽根の感触なんて辛うじて感じられるぐらいだったのに、今は繊維一本一本の感触が分かってしまう。イッた後って、本当に敏感になるみたいだ。
膣口の愛液が羽根に吸い取られて、繊維がちょっとチュルチュルしている。ちくちくした先っぽがクリトリスをつっつく。お尻の穴のシワをなぞられる。
「だ、だめ……、また、キひゃぅぅ……!? やめっ、ひ……っ!! ぁ゛ぁぁ……!?」
あぁ、あっという間にイッてしまいそうだ。
もうだめ――そう思ったその瞬間、ひなちゃんの手が止まった。
「ぇ、あ……! ぁ……っ」
快楽が引いてゆく。
『だめ』だの『止めて』だの言っておきながら、絶頂のタイミングを逃すというのはもやもやするものだ。待って、行かないで――思わず虚空に向かって手を伸ばしてしまいたくなる。もっとも、腕が拘束されているのだからそんなことできないのだけれど。
ひなちゃんはにこにこ笑顔のまま、また羽根を動かし始めた。
「ひゃっ、あぁ……! そ、それ、いぃぃ……っ!」
湿った羽先がアソコをすべる。
私は歓喜の声を上げた。気持ち良い、またイキそうだ。
だけど羽根の動きはまた止まる。
「ぁ、え……? ぁ、ぅぅ……っ」
また快楽が引いてゆく。
また手が動き始める。また気持ち良い。またイク直前で止まる。
「くっ、ぅぅぅ……っ!? ~~~~~~!!」
1度目はひなちゃんの気まぐれかなとか、手が疲れたのかなとか思った。2度目は明らかにおかしいと思った。そして3回目、私は彼女の意図に気付いた。その瞬間、体がジリジリと焦げ付いてゆく気がした。
「イクのを我慢するのって気持ち良いらしいですよ。だから……たくさん我慢してみましょう?」
答え合わせ、そして正解。
ひなちゃんが嬉しそうに囁くその言葉は、私にとって死刑宣告のようだった。
「ふっ、ぅぅ……っ!? それ、もっと、もっとぉ……っ!」
「はい、おしまい」
「いや……っ! 止めないで、アソコ、触ってよぉ……!!」
「また少し経ったら触って差し上げますね」
「やだぁぁっ!! いま、今触ってぇぇ! イかせてよぉぉ……!?」
それから私は、柔らかな羽根でひたすらアソコを責められる。
『いつイクのか分かるようになった』――ひなちゃんのその言葉は本当で、私がイク直前、本当にあと一撫ででイクというところでぴたりと羽根が止まる。
私は呻きながら体を揺する。背中をシーツにこすりつける。膣とお尻の穴をみっともなくひくひくさせる。だけど何をしても自分で気持ち良くはなれなかった。イクのをお預けされるのがこんなに辛いことだなんて思わなかった。
「も……、やぁ……っ。いやぁ……」
やがて私の意識がぼうっとしてくる。寸止めというのはよっぽど体力を消耗させるらしい。
このまま眠ってしまえば楽だろうな――そう思っていたら、突然ブゥンという機械音が鳴った。
「ひぃぃぅっ!!?」
機械が振動する音。反射的に体が浮く。
私はそれが何だか知っている。電動マッサージ器の音だ。
「前使った時はあっという間にイッちゃいましたね」
「ぅあ……っ!! ぁぁぁぁ……!」
そう、これをアソコに当てると死ぬほど気持ち良いんだ。羽根なんて目じゃないぐらい。
私の頭の中はもう、ごちそうを前にした犬のようだった。早く、早く、早く! 早くそれをアソコに当てて!
だけどひなちゃんは電マを枕元に置いた。
「どうしたんですか? これは使いませんよ?」
「っ~~~~~~!!? やだっ!! 気持ち良くしてっ、イかせてよぉぉぉ!!?」
「それじゃあ、またアソコをこちょこちょして差し上げますね」
「やだぁぁぁっ!!? それ、やだっ!! 気持ちいいのに気持ち良くないのぉぉぉ!! イかせてよぉぉぉ!!?」
私は餌をちらつかせられただけ。ひなちゃんは本当に私を辱めるのが得意だった。
それから、気が遠くなるほどの時間、絶頂をお預けされる。
ひたすら羽根でアソコをくすぐられて、イきそうになったところで止められる。私の反応が鈍くなってきたら、電マの音を聞かせて覚醒させる。どうせ使ってくれるわけがない――頭でそう学んでいても、体が求めてしまうんだ。
いつの間にか、私はグズグズに泣いていた。
「くっ、ぅ゛ぅ……! いやっ、もういやぁ……! いきたいよぉ、きもちよくなりたいぃ……っ! ぐすっ、ぅぅ……」
顔は涙と涎でぐしょぐしょ。アソコは絶え間なくヒクヒクしていて、愛液が垂れ流しの状態。おかげで羽根もびしょびしょだ。
誰であっても幻滅するだろう情けない姿を、ひなちゃんが見下ろしていた。
「みおさん、すっごくかわいいですよ……。普段はあんなに格好良いのに、今はこんなに……っ」
彼女はすごく興奮していた。頬は真っ赤、目を爛々と輝かせているし、鼻息も荒い。こんな美少女が私の情けない姿で興奮する――それは酷く倒錯した性癖だ。
ひなちゃんは私の両頬を掴んでキスができそうな距離で囁いた。
「みおさん、イキたいですか……?」
「うん……」
「分かりました。それじゃあ、たくさんイきましょうか」
発情した獣のような表情で笑う彼女が、私には聖母のように思えた。こうして私はひなちゃんという名の沼にズブズブと沈んでゆくんだ。
彼女が取り出したのは、散々ちらつかせられた電マだった。
「もちろん、イク時はこれで」
「ぅあ……っ! ぁ、ぁ゛ぁぁ……!?」
それを見るだけで、私の思考は理性のある人間のものとは思えないものになる。
電マがアソコに近付いてゆく。加速度的に早くなる鼓動、荒くなる息、熱くなる体。もう全身が壊れてしまいそうになる直前、ついに待望の時が訪れた。
「っっっひぃぃぃっ!!? ぁ゛ぁぁっ!!? ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!?」
電マがアソコに触れた瞬間、私はイッた。
雷に打たれたような衝撃だった。電マなんて物理的なものじゃなくて、快楽の塊というもっと概念的で暴力的な何かを直接当てられたような心地だ。
そして、私がイッている最中もそれは当てられ続ける。
「すごっ!!? イグのっ、止まらなひっ!? ぁあ゛ぁぁぁぁぁぁっ!!? ぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
クリトリスも尿道も膣口も、まとめて震える。
すごい、すごいすごいすごい。散々焦らされた後がこんなに気持ち良いだなんて。イクのが止まらない。
「みおさん、すっごく気持ち良さそう。私も我慢できません……」
ひなちゃんが、私のアソコに電マを当てながら、自分のアソコをいじっていた。パジャマ越しに、クリトリスだけをカリカリと引っかくように。そんな姿を見せつけられたら、今以上に興奮してしまうじゃない。
「ぅあ゛ぁっ!!? あっぁっぁっあぁぁぁっ!!! ひっ、ひなちゃっ!!? またっ、またイ――っひぃ!!? ~~~~~~~~~~!!! ぁ゛ひぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
「ふっ、ぁぁぁっ! みおさぁん……! んぅぅっ! っ~~~~~~~~!?」
私たちは喘ぎ声を上げ続ける。体を直接つなげられるような間柄ではないけれど、全ての辛いことを忘れられるような幸せな時間だった。
だけど何回かイッたところで、イキながら『あれ?』と思った。
……まだ続けるの?
「ふふふっ。言いましたよね? 『たくさん気持ち良くして差し上げます』って」
ひなちゃん、今日一番の笑顔。彼女はどこまで行ってもサディストだった。
「も、もう、い……っ!!? たくさんっ、イっだっ!!? っひ、っっっ~~~~~~!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
「ええ、たくさんイキましたね。それじゃあもっとたくさんイキましょう?」
「おねがっ、ひっ!!? これいじょっ、これいじょっ!! はっ!!? おかひぐっ!!? な゛、ぁあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」
「もっと気持ち良くして差し上げますね。こうしてぐりぐりするの好きですよね?」
「とめで、とめでぇぇぇぇぇぇっ!!! だめっ、しんじゃうがら゛ぁぁぁぁぁぁっ!!? んあひぃぃっ!!? ぎもぢよすぎでごわれるぅぅぅぅぅぅぅっ!!!?」
「大丈夫ですよ、死にも壊れもしませんから。……だけど死んじゃうぐらい、壊れちゃうぐらい気持ち良くなってください? ふふふ、ふふふふ……」
私がどれだけ泣き叫んでも、ひなちゃんは私のアソコに電マを当て続けた。
散々焦らして『イかせて』なんて叫ばせた挙げ句、今度は嫌になるぐらいの快楽責め。地獄から助け出された先は大地獄だ。
「だめぇ゛ぇぇぇぇぇ!!! イっでぅ!!? い゛ってる゛がらぁぁぁぁぁぁっ!!? イっでる゛時にイがせないでぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!?」
私の獣のような喘ぎ声を、ひなちゃんは好きな音楽でも聴くかのように耳を傾ける。みっともない顔をうっとりと見つめ、ブシブシと音を立てて噴き出す潮を嬉しそうに身に受ける。
そんな愛情たっぷりの責め苦は、私の意識が飛ぶまで続くのだった。