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- 大人のおもちゃを水道水で丸洗いしたい。
- お風呂など水の中で大人のおもちゃを使いたい。
このような時には、各製品の防水性能について知っておく必要があります。「防水=水中で使える」なんて勘違いをしていると、せっかく買った大人のおもちゃをすぐに壊してしまうことでしょう。
「防水って具体的にどんなものを指すの?」
「防水性能のあるおもちゃを使う時の注意点は?」
不適切な使い方による故障を起こさないためにも、以下ではこのような疑問を解説していきます。
大人のおもちゃが「防水である」とは?その根拠や信頼性について
一口に「防水である」と言ってもその品質はバラバラです。
- おもちゃを生産しているメーカーが勝手に防水だと言っているもの
- IEC(国際電気標準会議)やJIS(日本工業規格)などの規格で防水性能が認められているもの
まずは、この2つに分けて特徴を見てみましょう。
おもちゃを生産しているメーカーが勝手に防水だと言っているもの
大人のおもちゃという業界は比較的ルーズで、このような製品は割とあります。
その性能を完全に否定することはできないものの、第三者の保証がないため信頼性には疑問が残ります。防水性と謳っておきながら、水に短時間触れただけで故障してしまうなんてこともあります。
IECやJISなどの規格で防水性能が認められているもの
特定の規格で認められているおもちゃは、メーカーが勝手に言っているものよりも信頼性が高いと言えます。
ただし、このような規格で防水性が認められている大人のおもちゃは数が少ないこと、防水性能の中にも等級(ランク)があることに気を付ける必要があります。
以下では、防水性能についてもう少し詳しく解説しています。
IECやJISなどの防水性能を示す等級(IPX)について
IECやJISなどの規格で防水性能が認められると、IPXと呼ばれる等級を製品に表示することになります。
大切なのは、この等級によって防水性能が違うということ。それぞれ見てみましょう。
等級 | どれぐらいの防水性があるか |
IPX0 | 特に保護されていない(防水性がまったくない) |
IPX1 | 垂直に落ちる水滴(雨など)に対して保護 |
IPX2 | 15°以内の角度からの水滴(雨など)に対して保護 |
IPX3 | 60°以内の角度からの水滴(雨など)に対して保護 |
IPX4 | あらゆる方向からの水しぶき(雨など)に対して保護 |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流(丸洗いなど)に対して保護 |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流(丸洗いなど)に対して保護 |
IPX7 | ある決まった圧力・時間で水中に沈めても浸水しない |
IPX8 | 水面下での使用が可能 |
防水と生活防水の違いとは?
大人のおもちゃの中には「生活防水」と書かれた製品が多くあります。これは「防水」とは違うため気を付けてください。
生活防水とは、一般的な日常生活の範囲内であれば大丈夫という防水性能のことです。JIS規格では上のIPX4までが生活防水とされています。
防水性のある大人のおもちゃを使う時の注意点
ここまで、防水という言葉の意味についてご紹介してきました。それでは、大人のおもちゃを実際に使う時に気を付けることは何なのか見ていきましょう。
おもちゃの防水性能を必ず確認すること
大人のおもちゃを買う・使う時は、必ず防水性能を確認してください。
この時、単に「防水性」と書かれているだけで安心するのではなく、IECやJISなどの規格で定められているものか、等級(IPX)はいくつかなどまで確認する必要があります。
大人のおもちゃの防水性能は高くない?
大人のおもちゃの等級(IPX)を確認してみると、そんなに防水性能が高くないことに気付くはずです。
ほとんどのおもちゃは生活防水ですが、これは厳密に言えば水しぶきに耐えられるぐらいの性能(IPX4以下)であり、水で丸洗いするには耐えられないことになります。
(実際はそれでも水洗いしてしまう方は多いですが……。もちろん自己責任です)
ましてや、お風呂(水中)で使える大人のおもちゃとなるとIPX7~8とさらに厳しい条件に。「防水なら水中で使えるんじゃないの!?」なんて勘違いしていると、せっかく買ったおもちゃをすぐに壊してしまうでしょう。
大人のおもちゃを長く使うためには、もともと防水性能がそこまで高くないということを認識して、無理な使い方をしないことが重要です。
等級(IPX)表示がないものは口コミで性能を確認
等級(IPX)が表示されていない製品は、ほとんどの場合メーカーが自分基準で「防水」と謳っているだけです。このようなものは信頼性の面でちょっと距離を置きたくなるところ……。
しかし、IECやJISなどの規格でしっかり作られている大人のおもちゃは少なく、全部はねのけてしまうと選択肢が少なくなってしまいます。メーカーの自分基準な防水仕様でも実際にどれぐらいの性能があるかを把握できれば、適切に使うことができます。
水洗いできるのか、お風呂で使えるのかなどの具体的な防水性能については、口コミで確認しましょう。「生活防水」と謳っているものでも水の噴流で丸洗いできる場合もありますし、反対に「お風呂で使えます!」と言っておきながらすぐに壊れてしまうものもあります。
使っているうちに防水性能が落ちることもある
- 長期間の使用でおもちゃが歪んでしまった
- お湯や石けん、愛液、ローションなどで表面が劣化してしまった
- 落とした時の衝撃でヒビが入ってしまった
このようなことが原因で、おもちゃの防水性能が落ちることがあります。これはどれだけ防水性能が高いおもちゃでも平等に起きることです。
異常が見られるおもちゃは水に付けないようにしましょう。また、おもちゃを長持ちさせるために、常日頃から薬品(合成洗剤など)との接触や衝撃も避けましょう。
まとめ:大人のおもちゃの水洗い・水中使用は防水性能を確認してから
ここまで、大人のおもちゃの防水性能についてご説明してきました。
断じて「防水=水中で使える」ではありません。防水性能には等級があり、雨などの水滴しか耐えられないものから、水中で使えるものまでさまざまです。メーカーが自分基準で防水と謳っているものもあります。
大人のおもちゃを買う・使う上で大切なのは、規格を調べる・口コミを見るなどで具体的な性能をしっかり把握すること。その上で、性能を超えた無理な使い方をしないことです。
防水性能が優れたおすすめ大人のおもちゃ
3,280円(税抜)
【IPX8】厳密に水中使用が認められている数少ない電マ。振動がちょっとマイルドなのが人によっては物足りないでしょうか。強い刺激を求めるならフェアリーシリーズをどうぞ。
16,019円(税抜)
【IPX7】女性のクリトリスと膣を同時に責めるリモコンローターです。ウィバイブシリーズは世界で200万以上の販売数を誇っているなど大人気の大人のおもちゃです。(他のウィバイブシリーズについては防水性能が不明確のため注意)
7,280円(税抜)
【IPX7】お風呂での使用を前提としたクリ責めグッズ。特殊な衝撃波機構で振動が水を伝ってクリトリスを響かせます。(他のサティスファイヤシリーズについては防水性能が不明確なものがあるため注意)
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