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◆あらすじ
『お尻が好き』――そう言われると、女性としては少々身構えるものがあります。なぜなら、アナルに何かを挿入するというのは、シンプルに恐いから。しかし、お尻の愉しみ方は挿入だけではありません。彼にお尻の肉がばかになってしまうぐらいこちょこちょされて、そのゾクゾク感のとりこにされてしまった女の子のお話。
私はそういうことについては、それほどお堅い人間ではないと思っています。
気持ちいいことは好きですし、それが愛する彼との行為ならなおさら。それでも、『無理なプレイ』というものは存在するものです。世の中にはいろいろな趣味の人がいて、その一々に反論はできません。だけど、私の中で『無理なプレイ』の最たるものがお尻だったのです。
難しい理由なんてありません。だって、お尻に挿れるなんて、普通は考えられないでしょう? 絶対に痛いじゃないですか。だけど、そういう本とか動画では、さも当然のようにシているのですから信じられません。この恐怖と嫌悪は、世の少なくない女性が抱いている感覚だと思います。
だけど、私は知ることになります――。
「ぅへひっ、ひひひひひひひひひぃぃぃぃぃいっ♡♡♡♡ すごっ、鳥肌っ、とまらなぁぁっひゃっははははははははぁぁぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡ 癖になるぅぅぅぅぅううううううううううううっ♡♡♡♡」
ほんの少しだけ爪が飛び出た指先が、お尻の肉をそりそりと引っかいていきます。癖になりそうなぞくぞくが、子宮にまで響いてくるようです。
お尻の穴がひくひくしている――そんな自覚があってものすごく恥ずかしいのですけど、私は気持ちよさに抗うことができません。
そうしていたら、です。彼が、私のお尻の穴をつんとつついたのです。
「ひ――ッ」
人間の体の中で、きっと最も恥ずかしく、最も敏感な部位を触れられて、私の体がぎゅうぎゅうに緊張します。だけど、次の瞬間のことでした。
こちょこちょこちょこちょ――!!!
「ぉほっほぉぉぉぉぉおおおおお――!!!!? ひゃはっ、ひゃはっははははははははほぉぉぉお~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡ ぉほぉぉぉおお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
なんと彼は、お尻の穴に指を挿れることもなく、指先でお尻の穴の入り口をくすぐり始めたのです。お尻をこちょこちょされるのは気持ちいい――そんな風に分からされていた今の私にそれは、本当にだめでした。
「ぉ゙っぉぉぉお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ほひゃっ♡♡♡♡♡ ッ゙~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ほぉ゙~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
私はものすごく恥ずかしい声を上げながら、思いっ切りイッてしまいます。1番敏感な場所からやってくるぞくぞくが、子宮をきゅうきゅうとうずかせたのです。
『お尻をされるの、嫌い?』――彼がそう聞いてきます。私はイキ狂いながら、みっともなく答えました。
「すきっ、好きぃぃぃぃっひっひひひひひひひひひひひひひひひぃぃぃぃいいっ♡♡♡♡♡ お尻っ、好きっ♡♡♡♡♡ だいすきぃぃぃっひひひひひひぃぃぃいいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
今でも、お尻は恐い。お尻の中に何かを挿れるなんて、絶対に痛いじゃないですか。だけど、これは好き――♡
「ぇへっひひひひひひぃぃぃぃぃぃぃいいっ♡♡♡♡♡ もっとこちょこちょしへっ♡♡♡♡♡ おしり全部鳥肌まみれにしへぇぇっへへへへへへへへひゃぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ っぉ゙ぁぁぁぁぁああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
彼は紳士的で、だけど情熱的でした。私は大きなお尻の表面を余すことなく――もうぞくぞくしないところなんて一片もなくなってしまうぐらい、お尻の肉も、太ももとの境目も、そしてお尻の穴の入り口も、たっぷりたっぷりくすぐってもらうのでした。