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◆あらすじ
罰ゲーム研究部にて、えっちな罰ゲームの検証を行います。それは、指先で全身の素肌をそりそり引っかいて、無理やり鳥肌を立たせながら強制絶頂させるというものでした。しかし、まるでくすぐり責めされながらイカされるような刺激は、存外に悪くないようで――。
罰ゲーム研究部は、さまざまな罰ゲームを考案、募集、検証する部活動です。部員は男女合わせて10人弱。
しかし、一発芸やモノマネ、初恋トークなど――そんなごく平凡な罰ゲームは、この部活動においては埒外。彼ら、彼女らが求めるのは、もっと独創的で、刺激的な罰ゲームなのです。
「――さて、今日の活動では、先に予告していた通り新たな罰ゲームの検証を行うのだが」
狭い部室にて、部長(女子)が口を開くと、その場の空気が途端に緊張し始めました。
「今日の被験者はどうする? 希望者を募る、罪人を晒し上げる、トランプで決める」
「きょ、今日はカードで決めましょう、部長!」
「あんな罰ゲーム、希望者なんていませんよ!?」
「部長ー! 今日、さくらちゃんが私のカントリー○アム2枚多く食べましたー」
「ちょっとぉ!? そ、そんなの晒し上げるほどじゃないでしょー!?」
被験者とは、すなわち罰ゲームを受ける人です。いくらこんな部活に所属していたとしても、自ら進んで受けたがる人はあまりいません。
それにしても、今日は特に、女子部員たちが騒ぎました。
「……今日はトランプだな。毎度言うが、我々の目的はこちらじゃないからな。早いところ決めるぞ」
修学旅行の夜、みんなで行うトランプ遊びとは全く違う、あまりに必死すぎるゲームが始まるのでした。
――――
――
「ぅひへへへへへひひぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡♡ くしゅぐったひひひひっ、これっ、変なイキ方すりゅっふふふふふふふふふふひッ♡♡♡♡♡ ひぃぃぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
結局、今日の被験者は、トランプで負けた1年生の女子が担当することになりました。裸にむかれて、全身をそりそり、アソコをぶるぶるされている様は、とても気持ちよさそうです。
「……何だか、思っていたより良さそうだな」
「まあ、やってることがやってることですから。だけど、罰ゲームですよ? 人前でやるんですよ? これはあまりにも……」
「そ、その。これが終わったら、私にも試してみてくれないか?」
「部長っ!?」
「ち、違うぞ!? これは、つまり、彼女だけが恥ずかしい目に遭うだなんてかわいそうじゃないか! だから、苦労を共にしようという部長としての務めが――」
「部長、顔がすっごい緩んでます」
「今止めへっ、今変わってくだひゃぁぁぁぁぁあああっ♡♡♡♡♡ とりはだっ、鳥肌止まりゃなっ♡♡♡♡♡ はひっ、ひっ、ひぃぃぃぃいいっ♡♡♡♡♡ ひゃは~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛ッッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
その日はあれやこれやと言い合いをした後、何だかんだで女子部員は全員、鳥肌アクメの刑を体験することになったのでした。
めでたし、めでたし。