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エロ小説

【一話丸ごと公開】魔女に買われた奴隷の少女がクリオナホの実験台にされるお話【突起責めオムニバス・サンプル】

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◆あらすじ

魔女に買われた奴隷の少女『逆さま』が、小さな粘液体の実験に付き合わされます。魔女が『クリオナホ』と呼ぶそれは、少女のクリトリスをぷっくり膨らませて、クチクチ、チュコチュコと激しくこねくり回してきます。その責め苦は、寡黙な少女が思わず大声で泣き叫んでしまうぐらい気持ちいいものでした。

 

突起責めオムニバス(クリ・乳首責め)

770円(税込)

クリ責め乳首責めを主成分とした小説短編集閉ざされた環境で女の子が泣き叫ぶほど気持ちよくなって何度もイキ狂う作品です。こちらも文字数10万文字ほど。

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ある日突然、西の果てに住む魔女が奴隷市場に赴いた。

魔女は美しい女性の姿をしていた。闇より暗い黒の長髪、切れ長の目、瑠璃色の瞳、花びらのような唇。髪と同じ色の真っ黒なローブ。

しかし魔女について知る者は少ない。広く知られているのは、西の王国城下町のさらに西にある、深い森の中に住んでいるということ。時折人里に下りて食料や日用品を買いに来るということ。そして人々から酷く恐れられているということ。曰く、血も涙もない冷酷な悪魔。曰く、世界を滅ぼす魔王の眷属――町の人々は勝手気侭に噂する。

そんな彼女が若い少女を買ったとき、人々はまたこぞって噂した。魔女はあの少女を喰らう気だ。いや儀式の贄にするつもりかもしれない。

――どちらにせよ、少女はきっと死ぬより辛い目に遭うのだろう。

西の果てに住む魔女と逆さまの少女

『逆さま』――奴隷の少女はかつてそう呼ばれていた。

その理由は目の白黒が逆さまだったから。瞳が白くて周りが黒。故に多くの者が気味悪がった、『あの少女は呪われている』と。

商家の両親からは最初から愛されなかった。商売が立ち行かないときに鬱憤のはけ口として暴力を振るわれ、一家の存続がいよいよ危うくなったときに奴隷として売られたのだ。

逆さまはそれなりの値段で売られた。目を気味悪がる者はいたが、それはそれで興味を引くものだったし、何より彼女自身の素地は良かった。亜麻色の髪は肩までの長さ、背は年齢相応の小柄さか。まだ未成熟ではあるが、目鼻立ちが良く体付きも整っている。全身のすり傷を治し、もう少し肉を増やして、くすんだ髪を整えればさぞ良い嫁ぎ先があっただろう。……その目さえなければ。

石の部屋の中。逆さまが床に座り込んで自分の人生に絶望していたとき、不意に足音がコツリと鳴った。

「悪くないわね」

逆さまが顔を上げる。目の前には黒いローブを羽織った魔女の姿。

お互いの目が合う。逆さまはそのことに気付いてすぐに目を反らす。

魔女はその仕草を見届けた後、静かな口調で問う。

「貴女、名前は?」
「……『逆さま』、です」

その言葉を聞いて、魔女の表情がやっと、ほんの少しだけ変わる。それから魔女は少し逡巡した後、奴隷売りのほうに向き直って言うのだ。

「この子、貰うわ」

その後、逆さまは森の奥へと連れて行かれる。拘束はされていない。しかし逃げようとは思わない。そもそもそんな考え自体が存在しなかった。ただ命令されるがまま、魔女の後ろを付いて行くだけ。

草木をかき分けただけの道を行き、途中で何の前触れもなく真横に逸れて、3度曲がる。切り立つ岩山にいくつもの洞穴があって、その内の1つに入ってゆく。その頃には逆さまの息がゼエゼエと鳴っていた。

「中は案外悪くないわ」

魔女が息一つ乱さぬままそう言って立ち止まったとき、逆さまは目を見開いた。

 

魔女の住処。

豪華なお屋敷ではなく、掘っ立て小屋ですらなく、岩壁にある洞穴の中。しかしそこには妖精の国に迷い込んだような風景が広がっていた。

洞穴の天井は高く、太陽の光が届かないというのに明るい。壁や天井の至る所に咲き乱れる不思議な花が、青白い光を発しているのだ。足下も、毛布のような柔らかな苔に覆われていて柔らかい。それに不思議と寒くないし、湿気もない。所々に置かれた黒い木材の家具が、確かにここが住処であることを証明していた。

「まずは、その姿をどうにかしてもらおうかしら」

逆さまは魔女にそう言われて、洞穴の奥にある泉に入れられる。湧き水が絶えずどこかから流れ込んできているらしい。行水に使うには少し冷たいが、町の大衆浴場よりもずっと清涼だ。

全身のすり傷に薬を塗られた後は、服を着せられる。『今はこれで我慢して頂戴』――そう言いながら渡された肌着とローブは、魔女が着ているものと同じでブカブカ。しかし柔らかく温かい。

そして2人は洞穴の真ん中にあるテーブルと椅子で食事を摂る。少し硬くなったパンと干し肉、温かなシチューだ。

「……あの」
「何かしら」

逆さまは手に木のスプーンを握りながら問う。彼女が口を開くのは、名前を訊かれたとき以来だった。

「どうして、私を買ったんですか」

暗く淀んだ声。しかしその問いにはほんの僅かな希望が入り交じっていた。魔女に買われて今に至るまで、その扱いが優しかったから。両親からすらされたことのない扱いに戸惑いがあったのだ。

しかし完全に浮かれていたわけではない。せいぜい『もしかしたら』という程度。そして魔女は干し肉を齧りながら答えた。

「研究の協力者が欲しかったのよ。貴女は実験の被験者」
「……そう、ですか」

「食事が済んだらすぐに始めるわよ」
「はい……」

あぁ、やっぱり――再び逆さまの心に影が差した。

彼女は見た目のせいで迫害を受けてこそいたが、無教養でも愚鈍でもなかった。目の前の女性が町で恐れられている魔女だということは、町中でコソコソとした会話をいくつも聞いてきたから知っていた。『実験』……何をするのか知らないけれど、不穏な言葉だ。もしかしたら目をくり抜かれるかもしれない。

逆さまはその言葉を聞いてから、食事が喉を通らなくなった。こんなものを食べて命を長らえたところで何になるのだろうと思った。

 

魔女がシチューを飲み干す。そのときにはもう、逆さまは何も食べず椅子に座ってうつむくだけだった。

洞穴のど真ん中で、魔女は言い放った。

「始めようかしら」
「……はい」

「服を脱ぎなさい」
「はい……」

逆さまは魔女に言われるがまま、立ち上がって衣服を脱ぎ始める。

年頃の少女として、裸になることに対して当たり前の恥じらいはあった。しかしそれよりも絶望が上回っていた。彼女は青ざめた顔のまま震える手で、それでも止まることなく衣服を脱ぐと、ローブと肌着を椅子にかけた。

「そのまま立ってなさい」

逆さまは魔女に言われた通りにテーブルの側で直立する。魔女はそんな彼女を観察する。

少女の躰。小柄で細いが、胸や尻は徐々に膨らんできている年頃。体毛は首から下にはこれっぽっちも見当たらない。実につぼみという言葉がよく似合う躰だ。白い肌には所々すり傷の痕が見えるが、薬を塗っておけばやがてきれいになるだろう。

魔女は小さく笑う。彼女の見立てどおり、逆さまは美少女だった。

「良いかしら? 貴女はそのまま立っているのよ」
「……はい」

魔女が左手に何かを持ちながら、逆さまに近付いてゆく。

その何かは逆さまにとって見たことがないものだった。指でつまめる程度――親指の先ぐらい大きさの円柱。彼女の語彙で率直に表現するなら、それは『透明な薄ピンク色のぷるぷるしたもの』だった。

いったい何をするつもりだろう?――逆さまはその『ぷるぷるしたもの』に注視する。

しかし彼女の視線が『ぷるぷるしたもの』にくぎ付けになっている隙を突いて、魔女はもう反対の右手で、逆さまの股間に触れたのだ。

「ひゃぁっ!?」
「ふぅん。さすがに未開発となると感度も悪いし小さいわね」
「ぅぅっ……!? ぅ、ぁ……!」

魔女が2本指で逆さまの割れ目を広げる。

毛の生えていない秘所は指で広げなければぴっちり閉じている。排泄以外では使ったことのまるでない、初々しい一本筋だ。その上にあるクリトリスはレンズ豆のように小さく、目をこらさなければあるのかどうかすら分からない大きさだった。

「ぅぁ、な、何……っ!?」

まるで予想していなかった行動に、逆さまの元来持つ年相応の羞恥心が蘇る。ここに来てようやく顔が赤く染まり始める。

魔女はそんなあどけない少女の反応を見ると、ふふと笑いながら言った。

「ま、とりあえずは大きくなってもらおうかしら」
「ひゃっ!? つめた――っ!?」

逆さまの股間に『ぷるぷるしたもの』が当てられる。それも、割れ目に上にある小さなクリトリスの部分に。少女の未熟な体でも、そこが股間の中でもひときわ敏感であることを感じられた。

しかし『ぷるぷるしたもの』はひんやりと冷たくて、ぬるぬるとした粘り気があって、沼地の生物を連想させるような感触だ。予備知識もなく触れるとあまり気持ちいいものではなく、逆さまは全身をゾゾゾと鳥肌立たせるだけだった。

「ちゃんとくっ付いたわね」
「ぇ、ぁ……!? 何、これ……っ」

魔女が手を放すが、『ぷるぷるしたもの』は逆さまの股間にくっ付いたまま。ナメクジが壁を這うかのように、何の支えもなく彼女のクリトリスに吸着している。

得体の知れない物体が自分の体にくっ付いているのは恐怖そのものだ。だけどそんなものを手で触れるのは憚られるし、そもそも『そのまま立っていろ』と命じられている。

逆さまはどうすれば良いのか分からなくてオロオロする。その瞬間のことだった。

シュルシュルシュルシュル!

「ぅひゃぁぁっ!!? っひぃぃぃぃぃぃ!!?」

突然股間に走り出す強烈な刺激。逆さまは歯を食いしばりながら悲鳴を上げた。

「な、何っ!? ひっ、ひゃぁっぁっあぁぁぁっ!? な、中っ! なかっ、くしゅぐったひぃぃぃぃぃっ!!?」

逆さまは、自分の股間がくすぐられているような感触を覚えた。短い人生で1度も経験したことのない刺激だ。くすぐったいのに、笑い声ではない不思議な声が出てしまう刺激。

彼女がはしたなく立ったまま脚を開いて自分の股間を見てみると、『ぷるぷるしたもの』がクチュクチュと蠢いていた。その内側では極細の触手が3本生えていて、小さなクリトリスを根元からほじくり返しているのだ。

「これっ、なんっ!!? なひっ!? なんですかぁぁぁぁっ!!?」
「そうね。何も知らないのもつまらないし、貴女に性教育してあげようかしら」

魔女が自分の左手を逆さまの肩に置いたまま、右手で彼女のアソコを突いた。トントンという衝撃が下腹部に伝わってゆく。

「ここはクリトリス。女の子が触られると1番気持ちよくなっちゃうところ」
「んひっ!? ぁっ、ぁぁぁぁ……っ! ぁぁぁぁぁ……!?」

「そして貴女のクリトリスを苛めているのがクリオナホ。私、女の子が死ぬほど気持ちよくなれる方法をずーっと研究してたのよ……♡」
「ひぃぃぃ……っ!? なんでっ、なんでこんなぁぁぁっ!!?」

逆さまは自分の体にクリトリスなんていう部位があるのを知らなかったし、『性的快感』という概念すら知らなかった。しかしその刺激があまりに鮮明だったせいで、今行われていることが酷く淫靡で恥ずかしい行いであることを唐突に理解する。

故に疑問だった。どうして自分にこんなことをするのだろう? 体を解体されたり、目をくり抜かれたりするのだと思っていたのに。実際に襲いかかってきた刺激は、想像していたものとはまるで違っていたのだ。

「やっぱり、良い反応するじゃない。奴隷市場で一目見て思ったのよ、貴女はきっと可愛らしく喘いでくれるって……♡」

魔女は笑いながら側の椅子に腰掛けて、逆さまが悶える姿をじっくり観察し始めた。

逆さまには知る由もなかったが、魔女は暇を持て余していた。魔術を極めて世間から爪弾きにされた者が森の中で1人やることなんて、研究ぐらいだ。しかし小難しい学問も、戦争を生き抜く術も、既に数世代先まで修めていた。そして少し前、新たな境地として手を出した暇つぶしこそが、色に興じることだったのだ。

 

「くっ、くりっ!! くりおなほ止めてくださぃぃぃぃっ!!? くりとりしゅがっ!! くりとりすがぁぁぁぁぁっ!!?」

逆さまは覚えたての言葉を連呼しながら魔女に懇願し続ける。その言葉が、幼い少女が発するには少々卑猥すぎることを、彼女はまだ理解していない。

クリオナホの中では依然として、極細の触手が小さなクリトリスを掘り起こし続けている。その感覚は彼女にとって恐怖そのものだった。幼い少女の粘膜はただただ敏感で、まるで神経に直接触れられているような錯覚を起こさせるのだ。

それでもなお、魔女の暇つぶしの結晶は少女の性感を確実に高めてゆく。1本の触手が、クリトリスの根元を縛り付けるように巻き付いた。

「んぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」

その動きは先ほどまでのチュルチュルと滑るような動きとはまるで違う。

そしてクリトリスが絞り出された後に、残った2本の触手が充血したクリトリスを根元から先までをチュルンと舐め上げてゆく。

「んひぃっ!! っひ、っひ、ひゃぁぁぁっ!? だめっ、くりとりすっ、だめっ!? 先っぽだめぇぇぇぇっ!!?」

断続的な悲鳴が上がる。クリトリスの先端は特に敏感で、チュルンチュルンと舐め上げられる度に腰が勝手に跳ねる。

「だ、だめ……っ!? これいじょ、はっ!!? なんかっ、なんか……!!? ぁぁぁぁぁぁっ!!?」

逆さまの中で何かが上り詰めてゆく。今まで経験したことがないほどの熱と焦燥感。自分の中の何かが爆発して、自分が自分でなくなるような、そんな感覚。

もうだめ――逆さまがその限界を感じ取った瞬間、クリオナホの動きがピタリと止まった。

「っっっ!!?」

逆さまは、『止まる』という現象がすごく唐突で衝撃的な出来事のように感じられた。

その瞬間、彼女はビクンと腰を跳ねさせた後、操り人形の糸が切れたようにガクリとその場に膝を付く。柔らかな苔の生えた地面が彼女の体を柔らかく受け止めた。

「ひ……ぁ……っ!? はぁ……っ、ひゃ、ひゃぁぁ……!」

逆さまの口から勝手に変な声が出る。

不思議な感覚だった。今もまだ、言いようのない熱と焦りが自分の体の中をぐるぐると渦巻いている。『助かった』と思う反面、何だか酷くモヤモヤするのだ。

そう、まるで……。

「物足りないかしら?」
「っ……」

魔女が笑うと、逆さまの顔が真っ赤に染まる。自分の心を見透かされたような気がした。

もっとも、絶頂の直前でお預けを食らえば、誰だって物足りなく感じて当然なのだが。

「頃合いね」

魔女はそう言って、逆さまの股間を指差した。

逆さまが促されるように自分の股間を見てみると、クリトリスが肥大化していることに気付く。先ほどまではレンズ豆のような大きさだったのに、今では小指の先程度にまで膨らんでいたのだ。

普通であれば、クリトリスが短時間でこれほど大きくなることはあり得ない。性的快感による充血、極細の触手による掘り出し、そして触手に含まれるちょっとした成分によって、無理やり実現させたものだった。

「さぁ、立ちなさい。今度は最後までやるわよ?」

その言葉に促されて、逆さまはよろよろと立ち上がる。『奴隷として、持ち主に命令されたから』なんて殊勝な理由によるものではない。

「っ……♡」

幼くして、その表情に浮かぶのはまさしく色。彼女は確かに、クリオナホでクリトリスを苛められることによる最後を期待していたのだ。

 

逆さまが立ち上がった瞬間、クリトリスにぞわりという感覚が走る。

チュコ。

「ぁ……っ♡」

先ほどとは違う、微弱な刺激。しかし続けざまに襲ってくる、ぞわりぞわりという感覚。その感覚はだんだんと強く、速くなってゆく。

チュコ、チュコ。

「ぇ、ぁ……、ぁ……っ!?」

そして次の瞬間、衝撃が走った。

チュコチュコチュコチュコチュコ!

「っ~~~~!!? んぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!?」

洞穴内を震わせる甲高い悲鳴。彼女は立ったまま思いっきり脚を開いて、両手で自分の秘部を開く。何が起きたのか理解できなかったが、魔女に観察されていることを忘れてしまうぐらい、強烈な刺激だった。

「んなひっ!!? くりおにゃほっ!! くちゅくちゅってっ!! ぞりぞりってぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

クリオナホの内側にあった触手は、いつの間にか消えていた。代わりに無数の小さな溝ができている。クリオナホ自身が上下に伸縮することで、その溝で以て、クリトリスをゾリゾリと磨くように摩擦していたのだ。

たかだか3本程度の触手に舐め回されるのとは、刺激がまるで違っていた。今の動きは、クリトリスの根元から先まで文字通り『隙間なく』刺激されている。豆のようなクリトリスではできない責め方。小指の先程度にまで肥大化したクリトリスだからこそ、感じることができる気持ちよさだった。

「むりぃぃぃぃぃぃぃっ!!? つよふぎっ!! つよすぎぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」

しかし度を過ぎた快感は痛みにも似ていた。

神経の許容量を超えた逆さまは、思わずクリオナホを引き剥がそうとする。しかしどんな仕組みだろうか、クリオナホはその身をドロドロの粘液と化していたのだ。

どれだけ器用な人間でも、液体をつまむことは不可能だ。故に彼女はその快感を受け続けるしかなかった。

「ぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!? ぇあっ!!? ぁ――っ!! からだっ、へんっ!!? 変にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」

無駄な抵抗をしている間にも、逆さまの性感は高められてゆく。1度寸止めされたせいで、余計に体が進んで絶頂を迎えようとする。

「だめっ!!? だめだめだめだめだめぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!?」

叫び声を上げるだけでは快感を止めることはできない。逆さまはクリトリスを粘液に啄まれながら、生まれて初めてのオーガズムを迎えた。

「っっっ~~~~~~~~!!? んぁっひっ!!? っ――!!? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」

溢れる愛液が太ももを伝って地面を包む苔に染みこんでゆく。絶頂の衝撃があまりに強かったせいで、逆さまは側にあった椅子を両手で掴んで体を支えた。

「ぉ゛……、ぁ……♡」

もしもこれがただの情交であったなら、生まれて初めての性的快感に酔いしれることができただろう。今の状況がとても幸せだと感じられただろう。

しかしそうはならない。これは実験であり、ましてや相手は魔女。幸福感を覚えるのはほんの一瞬のことで、すぐさま次の快感をたたき込まれるのだ。

チュコチュコチュコチュコチュコ!

「ひぃぃぃっ!!? ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」

クリオナホの動きは止まらない。絶頂直後の快楽責めというのは、幼い少女にはあまりに苛烈だった。彼女の口から吐き出されるのは、もはや喘ぎ声というよりは悲鳴だ。

逆さまは、自分が最後を望んだことを後悔した。魔女の言う最後とは、多くの女性が思い描く最後よりも遙か先にあったのだ。

 

しかも魔女が作りだしたクリオナホは、単なる粘液の塊ではない。最初に触手が突然生えてきたように、実にさまざまな機能を有していた。

クリオナホがキュッと締め付けを強くする。それによってクリトリスがより強く摩擦される。

キュッ、チュコチュコチュコ。キュキュキュキュッ。

「やめてぇぇぇぇぇぇっ!!? もっ、やめてくださぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」

次にクリオナホの動きがほんの少しだけ変わる。内側の溝の感触を教え込むように、ゆっくり、深く、強烈にクリトリスを摩擦する。

グチュン、ゾリ、ゾリ、ゾリゾリゾリゾリゾリ。

「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!? しぬぅぅぅっ!!? しんじゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」

クリオナホの動きがまた少し変わる。全体を満遍なくではなく、特に敏感なクリトリスの先っぽを中心に摩擦してゆく。

クチュリ、コリコリコリ、クチクチクチクチクチ。

「もっ、ころしてっ!!? おねがひっ、ころじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

『止めて』『死んじゃう』『殺して』――逆さまの言葉がどんどん絶望に近付いてゆく。

しかし言葉とは裏腹に体が激しく暴れ出す。地団駄を踏んで、腰をくねらせ、頭を振る。死を目前とした少女では取り得ない、活力に満ちた動き。彼女はきっと、自分では気付いていないのだろう。こんなにも大声を出して、激しく暴れ回ったことなんて、生まれて初めてだということに。

気持ちよくさせられる度に、眠りかけていた生が目覚める。そんな生命力に満ちた初々しい反応は、魔女にとって大満足のものだった。

「貴女、本当に可愛いわね……♡」

魔女が椅子から立ち上がる。

「イキ顔、もっとよく見せてご覧なさい」
「んひ――!!? ひっ、ぁ――!!?」

魔女が逆さまに近付く。逆さまは思わず目を反らす。無意識の内に喘ぎ声を飲み込もうとして、喉で異音を鳴らす。しかし魔女は彼女の頬を持って無理やり自分のほうを向かせた。

「そんなに目を見られるのが怖いかしら」
「ヒ――!!?」

悲鳴が震える。誰でも分かるぐらい、逆さまは強烈な快楽に苛まれてなお怯えていた。

瞳が白くて周りが黒――普通の人間ではあり得ない目の色。町中で投げつけられた小石の痛みを思い出す。家で吐き捨てられた暴言の悲しみを思い出す。体が燃えそうなぐらい熱い一方で、心が冷え切っている。それは気持ち悪い感覚だった。

しかし魔女は怯える逆さまにため息を付いた後、両手で彼女の頬をバチンと挟み込んだのだ。

「っ~~~~!!?」
「くだらないことに怯えるのは止めなさい」

突然の痛みに、逆さまは快楽を一瞬だけ忘れ去る。そして魔女は強い口調でそう言った後、優しく笑うのだ。

「綺麗な目ね」
「ぅ、ぁ――?」

逆さまは一瞬だけ、その言葉が理解できなかった。

「美しい黒と白のコントラスト。そうね、私の好きな『蝶』に似ている」

瞳が白くて周りが黒――それは生まれながらにして嵌められた枷だと思っていた。自分の目を『綺麗』と言われたことなんて、今まであっただろうか? 言葉が一滴の雫となって、乾いた泥のように固まった心に染みこんでゆく。

 

次の瞬間、逆さまは唐突に絶頂した。

「ぅぁ゛――ッ!!? ~~~~~~~~~~~~~~っ!!?」

ぽかんと口を開けた呆然とした表情、その幼い顔には『ハテナ』が浮かんでいる。しかし顔は耳まで真っ赤、全身は痙攣し、膝はガクガク。いつ倒れ込んでもおかしくない。思考が追い付く前に、体が一瞬忘れかけていた快感を思い出したのだ。

「んぉ゛――!!? っ!!? っ~~~~~~~~!!?」

逆さまは間髪入れずまた絶頂する。

彼女は今までとはまるで違う絶頂感に狼狽えた。先ほどまではクリトリスを針で突き刺されるような鋭い絶頂だったのに。今は何だか全身が羽根に包まれるような。強いのに、深くて、甘くて、ほわほわしていて……。

魔女はそんな逆さまのことを優しく抱き締めた後、妖しく笑ったのだった。

「いいわ。たくさんおイキなさい」
「ぅあ――っ!!? ぁ゛――!!」

性的快感・絶頂というのは心の状態に大きく左右される。幼く敏感な少女である逆さまの快楽責めは、全ての抑圧を取り払ったこれからが本番だった。

 

チュコチュコチュコチュコ! クリオナホが激しく収縮してクリトリスをしごき続ける。

「ぁ、ぁあ゛ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

その絶叫に、もはや『言語』という概念はない。ただ悲鳴を上げることしかできないぐらい、訳が分からないぐらい気持ちよかった。

苛められているのはクリトリスだけのはずなのに、不思議なことに全身が気持ちいいのだ。柔らかな手で全身を激しくくすぐり回されているような心地。あまりに強烈過ぎて、逆さまは自分が悦んでいるのか苦しんでいるのかすら分からなかった。

幼い少女に取り返しの付かない性的嗜好を刻み付ける責め。それにも関わらず、魔女はさらに彼女に追い打ちする。

「そろそろ1番気持ちいいのをシてあげる……♡」

次の瞬間、クリオナホがまた新しい動きを始めた。

ヴヴヴヴヴ!

「ぅあ゛ぁぁぁぁっ!!? っヒ!!? っっひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!?」

クリオナホが振動している。その身を伸縮させてクリトリスをゾリゾリと摩擦しながら、重い振動で以てクリトリスの芯を震わせているのだ。

その快感は『溶かされる』という言葉が相応しい。

「んぁっ!!? ぁ゛ぁぁぁぁっ!!? っ~~~~~~~~~~~~!!? ぁ゛~~~~~~~~~~!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

逆さまは一瞬の内に何度も絶頂する。絶頂から絶頂までの時間があまりに短すぎて、もはや魔女も逆さまも絶頂した回数を数えることはできない。

全身は体液だらけ。全身は汗をかき、顔は涙と鼻水、涎に濡れ、尿道からは潮がプシプシと音を立てながら漏れ続けている。

「気持ちいいかしら?」
「ぁ゛、ぁ゛ぁぁっ!! きもひっ、いぃ゛ぃぃぃぃぃっ!!? きもちっ、ですぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!? ぅっ、あ゛っ、ぁぁぁッ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」

魔女はそんな逆さまを抱き締め、時折声をかけ、快楽に悶える姿を見つめ続ける。その表情は情欲的で、嗜虐的で、しかし愛おしげだ。

「ッ~~~~~~~~~~♡♡♡ ぁ゛ッ!!? ぉ゛ぉッ♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

逆さまはイキ続ける。すごく気持ちよくて、ただただ幸せなだけの時間を過ごす。『蝶』のような目は涙に沈んで、ゆらゆらと飛ぶように揺れ続けていたのだった。

 

――――
――

 

長い長い時間が経つ。

何度も絶頂した逆さまも、やがて体力が尽きてゆく程の時間。

「ぅぉ……!? ぉ、ぉぉ……♡ ぉ……っ♡」

幼く可愛らしい少女にしてはあまりにはしたなく、艶に満ちたドロドロの表情。

全ての抑圧を忘れ去って快楽に耽る少女。その最後の絶頂。

「ぉ……っ♡ ぁ゛……!? ひ――! っ~~~~~~~~~~!! ~~~~~~~~~~……!!」

相も変わらず続く、激しい摩擦と振動。小さな口から上がる悲鳴は弱々しくも、その快楽は全身に響くほど大きい。

「ッ~~~~~~~~~~♡♡♡ ぉ゛……!!? っひ♡♡♡ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ひ……♡♡♡ ぁ゛ー…………♡♡♡」

逆さまは魔女の腕の中で、最後の一滴まで快楽を飲み干すように全身を痙攣させた後、クタリと眠るように気絶するのだった。

 

――――
――

 

逆さまの目が覚める。

「……ん」

体を起こすと、青白い光が視界を埋め尽くす。逆さまは洞穴の隅に置かれたベッドの上で眠っていた。

ここはどこだったっけ? 今は昼? 夜? ―― 洞穴の中には太陽が届かない。彼女は目をこすりながら眠る前の出来事を思い出そうとした。

「……あぁ、起きたのね」
「っ――!?」

逆さまの体がビクンと跳ねる。ベッドのすぐ側に、研究用のテーブルで羊皮紙にペンを走らせている魔女がいたのだ。

そこで逆さまは昨日の出来事を思い出す――奴隷として売られた、目の前の魔女が自分を買った、……泣き喚くほど恥ずかしい目に遭った。

逆さまは頭を抱える。しかし魔女の視線はテーブルの上の羊皮紙に向けられたままだった。

「悪いけど、好きにしていて頂戴」
「は、はい……」

「外に出て良いのは洞穴の入り口まで、それ以上は危険よ。それと倉庫にも近付かないこと。食事はそこの樽が積まれているところ」
「はい……」

魔女は『えーとそれから』と呟きながら早口に注意事項をまくし立てる。それはあまりに普通で、逆さまは戸惑った。

『好きにしていろ』――今まで言われてきた『動くな』『そこでじっとしていろ』とはまるで違う言葉だ。そんなことを言われたのは生まれて初めてかもしれない。あまりに経験がなくて、何をして過ごせば良いのか分からなかった。

それはそうと、何の気なしに1つの些細な疑問が浮かぶ。彼女はいったい何をしているのだろう? ――逆さまが思わず覗き込もうとした瞬間、魔女が振り返るのだ。

「昨日のを改良したいのよ」

昨日の――逆さまは一瞬だけポカンとして、それが何を指しているのか理解してから、顔をボッと真っ赤に染めた。分かりやすく狼狽した彼女の様子に、魔女はニンマリと笑った。

「改良が終わったら、また実験するわよ」
「ぅ……」

「毎晩死にたくなる程イカせるわ、覚悟なさい」
「ぅぅ……」

昨日ですら訳が分からないぐらい気持ちよかったというのに。彼女は一体どんな改良を施すつもりなのだろう? そしてそれはどれだけ気持ちよくなってしまうのだろう?

逆さまはそんなことを想像して絶望を感じた。

「ぅぅぅ……、…………♡」

不思議な絶望。暗い水底に沈められるような、思考が麻痺して全身が死んでゆく絶望とはまるで違う。思考が加速して先のことをどんどん考え出してしまうような、何だか大声を上げながら走り回りたくなるような、まるで逆さまの絶望。

全身に生が満ちる。

 

「あぁ、そうだったわ」

最後に、魔女は逆さまのことを正面から見据えて言った。

「名前、捨てなさい」
「え……?」
「『逆さま』なんて名前、捨てなさいと言ったのよ。マトモじゃないわ、貴女の両親」

西の果てに住む魔女の噂は絶えない。曰く、血も涙もない冷酷な悪魔。曰く、世界を滅ぼす魔王の眷属。曰く、奴隷市場で幼女を漁る人喰い――町の人々は勝手気侭に噂する。

誰もが恐れる不気味な存在、しかしその正体はただの人間である。魔術を扱えて優秀な頭脳を持つことを除けば、泉の水のように冷たくも優しく、ただし少しばかり性に飢えた、美しい女性だった。

彼女だけがそれを知ることになる。

西の果てに住む魔女と彼女――アゲハの生活は、これから始まるのだ。