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◆あらすじ
男子禁制の女学園に、ふたなり女子が紛れ込んでいました。女子生徒をこっそり連れ込んで腰砕けになるまで犯していた『ひとみ』は、とうとうそのことがバレてくすぐり処刑にかけられます。『ごめんなさい』と泣き叫びながら、くすぐりお精子奴隷になるまでびゅーびゅーと射精し続けるひとみ。そんな彼女の様子を見ていた、もう一人のふたなりである『私』は……。
それはさながら、『人狼ゲーム』のようでした。
人狼ゲームは知っていますか? ある村にオオカミが紛れ込んでいて、夜になると人間を一人ずつ襲って食べてしまうのです。
村人や狩人などのさまざまな役職を持った人間たちは、何とかしてオオカミを見つけ出そうと頑張るのですが、人間に紛れ込んだオオカミも、自分がオオカミだってバレないように隠れます。話し合って、推理して、時には騙して――そんなゲームです。
私はこの女学園において、オオカミのほうでした。だけど別に、本当に人をもぐもぐと食べてしまうわけではありません。
私がオオカミたる証拠は、股間に生えているもの。女性には絶対にないはずの、数cm程度の肉の棒、それに付随する二つの玉が入った肉の袋――それは紛れもなく男の人のおちんちん、私は生まれながらにして『ふたなり』だったのです。
困ったことに、私の男性部分は女性に対して敏感に反応しました。例えば風が吹いて制服のスカートの中身がほんの少し見えてしまった時、体操服が汗に濡れて中の下着が透けて見えてしまった時――私はその場に屈んで、どうしようもなくなってしまいます。
だから私は、同じ学園の女子生徒を食べるのです。仲のいいお友達に打ち明けて、トイレの個室とか、誰もこない校舎裏とか、そんな場所でちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、手とか口とかでシてもらうだけ。
こんなことをしているのは私だけだろうと思っていたのですが。どうやらこの学園には、私の他にもオオカミがいたようです。
人見 琴音さん――それがもう一人のオオカミの名前でした。肩で切りそろえた黒髪、ちょっと垂れ目。身長は平均よりもちょっとだけ小さくて、おっぱいやお尻は小ぶり。
ひとみさんは元々、『クラスの隅っこにいる大人しい生徒』でした。人当たりはいいのですが、誰に対してもどこか壁がある感じ。クラスの中心人物には絶対にならず、だからと言って敵視もされない、人畜無害な女の子。
そんな女の子が、毎日のように学園の女子を食べていたのです。優しく大人しい態度で油断させて、空き教室に連れ込んだら、相手が腰砕けになるまで精を吐き散らす毎日。
それがバレた時、学園中の女子が目の色を変えました。それは敵意と欲望の入り交じった、とても不思議な表情だったのです。
「あ、あの! 本当に、ごめんなさい……! 謝るから、放して……っ!?」
放課後。ひとみさんは空き教室に連行されます。机をいくつもつなげて大きなテーブルを作って、その上にひとみさんを仰向けに寝かせて、布で両手足を机の脚に縛り付けてしまうのです。
ひとみさんの周囲には十数人の首謀者たちが取り囲み、さらにその外側を無関係な女子生徒たちが埋め尽くします。私もそんな傍観者の一人――だって、素知らぬ顔をして独り帰ったら、怪しまれそうな気がしたんですもの。
「ひとみさんさぁ。女の子にひどいことシておいて、何もされず家に帰れるなんて思ってるの?」
「だ、だって……! みんな、『いい』って言ってくれたんだもの……!?」
「学園中の女の子を食い散らかす悪いオオカミはお仕置き……うんにゃ、処刑が必要かなぁ?」
「しょ――!? ひっ、ぁぁ……!?」
人狼ゲームでは、見つかったオオカミはつるし上げられて処刑されてしまいます。だけどそれはあくまでゲームのお話。現実で相手を殺してしまうような猟奇的なことはしません。
それでも、その処刑方法は残酷であり、縛り首なんかよりもずっと淫靡でした。
「それじゃあみんな、囲んで囲んでー。始めるよぉ」
「お願いっ、もうやめてっ! 何するつもりなの!? 謝る、本当に謝るからぁ!!?」
「いくよぉ? せーのっ、こちょこちょこちょこちょーーーーっ♡」
「っ~~~~!!? ふぁぇ!!? ぁっ、ぁぁぁぁああああああ!!?」
大勢の女子生徒たちがテーブルの上のひとみさんを取り囲んで始めたこと――それはくすぐり責めでした。
きっと、首謀者たちがあらかじめ話し合って決めていたのでしょう。耳、首筋、腋の下、脇腹、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏――ひとみさんの全身が、女子生徒たちの指で埋め尽くされます。
「ぁ~~~~~~~~っはっはっはははははははははははははははぁぁぁぁああっ!!! くすぐったひっ!!! くしゅぐったぁぁぁぁあっはっはっははははははははははははははははぁ~~~~~~~~!!?」
「そりゃくすぐってるもん♡」
「なんでぇぇぇえ!!? なんでっ、なんでくしゅぐ――!!? ふひぁぁああっひゃっはっははははははははははははははははは!!? はひっ、はひっ、ひゃだぁぁぁっはっははははははははははははははははははは!!!」
「だって乱暴なことして、けがでもしたらいけないでしょう?」
「みんなで考えたんだよ? 平和な平和な、とっても平和な処刑方法♡」
「つらい? つらいよねぇ♡ 体中変な感じになって、息もできなくて……」
ひとみさんの口から、聞いたことのないぐらい大きな笑い声が溢れます。こんなことをされたら、くすぐったくて当然です。このままくすぐり続けたら、笑い死んでしまうのではないでしょうか?
だけど不思議なことが起こります。くすぐり責めが始まった瞬間、ひとみさんのスカートがむく、むく、むくとあっという間に盛り上がったのです。
それを見て、首謀者も見物人も関係なく、女子生徒全員が色めき立ちました。
「うは……っ♡」
「何これ、おっきひ……♡」
「なになに? ひとみさん、まさか体をこちょこちょされて興奮しちゃったの♡」
「してなひぃぃぃい!!? こんにゃっ!! こんなのでっ、してなぁぁぁあっはっはっははははははははははぁぁぁぁああああああああ!!?」
「またまたぁ♡ 素直になりなよ」
「こんなことされても、『興奮してない』って言えるのかな~♡」
「ひぁぅぁっ!!? だめっ、脱がさないでっ、制服ぬがさないでよぉぉぉぉひきっ!!? きひゃぁあっはっはっははははははははははははははははははははっ!!!」
ひとみさんはどんどんあられもない姿になっていきます。
制服のボタンが外され、ブラジャーを外され、靴下を脱がされ、スカートをめくり上げられ、下着をずらされ――そこで、大きなおちんちんがぶるんと露出しました。15~16cmぐらいはありそうな、私よりも大きいおちんちんです。
「ぉぉう……♡」
「いや、これは、やばいねー……♡」
「こんなのでシちゃった子いるんだぁ……♡」
「やめっ、やっ!!? 嫌ぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははははは!!! はひっ、ひぃぃいいっ!!! やめてやめてやめてぇぇぇぇぇっへっひゃっはははははははははははははははははは!!?」
ひとみさんへの処刑は、どんどん過激になっていきます。制服の上からくすぐるなんてせず、素肌を直接くすぐり始めて、ひとみさんの笑い声をさらに大きくしていきます。
そんな中、誰かが声を上げたのです。
「ひとみさんのかばんに、こんなの入ってた!」
「え~~!? それってえっちの時に使うやつじゃーん♡」
「なになに? そんなのどうしちゃうの?」
「これをさ、こうしてさー♡」
「ひぃぃぃぃぃぃいいいっ!!!? そんなっ、それっ!!!? それそんな使い方じゃないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいっ!!!!」
一人の女子生徒が掲げたもの――それはローションでした。元々はきっと、愛液の代わりとして使っていたのでしょう。ひとみさんのおちんちんはとても大きいから、ローションで滑りを良くしないと、挿れた時にとても痛そうです。
そんなローションが、本来の用途とは違う使われ方をします。どろどろの粘液がひとみさんの全身に無造作にぶちまけられて、塗り広げられて……。そして、ぬるぬるになった全身をくすぐり姦されるのです。
「っっぁ゛~~~~~~~~!!!? ぁはっ、ぁ゛はっ!!!? くしゅぐっだいくすぐっだひぐずぐっだいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!? ぁ゛はっ、ぁははははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁああああああああ~~~~~~~~!!!!」
ひとみさんはもう、悲鳴のような笑い声しか出せませんでした。だけどそれに反して、おちんちんがバキバキに勃起しています。みんなの視線は、おちんちんに釘付けです。
私はいい加減気付いていました。この処刑は、ひとみさんの被害を受けた女子生徒たちの『弔い合戦』……というだけではありません。
それ以上にみんな、おちんちんに興味津々だったのです。優しくて、かわいらしくて、実は裏で大きなおちんちんを使って女子生徒たちをひいひい言わせていたひとみさんを、無性にどうにかしてやりたくて仕方なかったのです。
「っ……♡」
だから、その行為は必然でした。女子生徒のうち一人がごくりと唾を飲み込むと、意を決しておちんちんをこちょこちょとくすぐり始めるのです。
「ふぁぅぉぁおぃぁぁぁあああっ♡♡♡♡ っ~~~~~~~~!!!?」
先っぽ、くびれ、さお、根元にあるたまたままで――十本の指先がおちんちんのあちこちを駆け巡って、それに従っておちんちんがびく、びく、びくと跳ねます。
それは見ている私のほうが震え上がってしまうような光景でした。周りで見ている傍観者の女子生徒たちだって、はぁと熱い吐息をついています。
「んひぃぅぁっひゃっははははははははははひゃぅぁぁぁああっ♡♡♡♡ にゃにこれっ♡♡♡♡ そんにゃとこっ、くしゅぐっ、くしゅぐぐぐぐぐぐぐっふひゃっははははははははははははぁぁぁぁあああっ!!!?」
私だって手や口でシてもらったことはありますが、おちんちんをくすぐられたことなんてありません。
散々悲鳴を上げていたひとみさんが、声にたっぷりのハートを乗せてしまうほどの感覚。それは一体どんなに気持ちいいのでしょう? 私にとっては未知の感覚です。
「うっひゃ~♡ そんなことまでシちゃっていいの~?」
「ちょっと、抜け駆けはずるいよぉ!」
「そ、それじゃあ、私も……♡」
「私だって……♡」
「ふぁひぇぁぅひゃぅぁっはっははははははははははははははひぃぃいいいっ!!!? な――♡♡♡♡ くしゅぐっ、変にっ♡♡♡♡ やめっ、変になるかりゃぁぁぁああっはっはははははははははははははははははぁぁああぁぁああぁぁあああああああああ!!!?」
この処刑において、みんなにとってもっともハードルが高かったのが、おちんちんに触れることだったのでしょう。
それが成し遂げられた今、もうみんなにためらいはありません。小さめのおっぱいのてっぺんにある、すっかり硬くなった乳首。じゅわじゅわと愛液が染み出し続けている女性側のアソコ――腋の下や足の裏などのくすぐったい部分だけでなく、エッチな部分までもがくすぐられ始めます。
そんなことをされたら、もう耐えられるはずもありませんでした。
「ひゃめっ、やめっ、や゛め――!!!? っっっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ぁぎひ――♡♡♡♡ っ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
ひとみさんの大きなおちんちんから、びゅーびゅーと勢いよく白い液体が噴き出します。私よりもずっと量が多い……いえ、もしかしたら今日が特別多いのかもしれません。だってこんなことされたら、いつもよりたくさん出ちゃっても仕方ないでしょう?
口からは喉がつぶれそうな悲鳴が溢れて、体ががくん、がくん、がくんと跳ねて、拘束している布がぎちりと鳴るのです。それは、ひとみさんが今受けているくすぐったさ、そして気持ちよさを、全身で表現しているようにも見えました。
「うひゃぁっ!? これ、出て――!?」
「これが……♡ うわぁ、私、見るの初めて……♡」
「ぁわわっ♡ どうしよっ、手で押さえてるのに、とまらない……っ♡」
「ふぁー……♡」
白い液体が飛び散って、処刑が一度止まります。みんな経験がないどころか、射精以前にそもそもおちんちんを見たことがない女子だって多いのです。
「はひっ、ひ……っ♡ ひーーーーっ♡」
パニックに陥る教室。そして一時的に処刑がやんで、息を整える暇を与えられるひとみさん。
だけどそれは一瞬だけでした。
「……よくも私たちを汚したなーーーーっ♡」
「あーん、もう、制服が汚れちゃったぁ。どうしてくれるのぉ?」
「これは追加でお仕置きが必要だよねぇ♡」
「毎日のようにヤりまくってたひとみさんだもん。まだまだたっくさん出るよね~♡」
「ぁ゛ひぁっ!!!!? またっ、くしゅぐ――!!!!? っびゃーーっはっはっははははははははははははははははははははは!!!!! やめっ、や゛めっ、やめでぇぇぇぇぇぇえっへっひゃっはははははははははははははははぁ゛~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
次の瞬間には、より過激に、より情熱的に、ひとみさんの全身を余すことなくくすぐり始めるのです。
「ごめんなざいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!? ごめんなさっ、も゛っ、しないっ!!!! もおじないがらぁぁぁぁぁああ!!!! ごべんなさいっ、ごめんなさぁぁ゛ぁあああっはっははははははははははははははははぁぁああ゛~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
ひとみさんはぐずぐずと泣きながら、『ごめんなさい』と謝り続けるだけ。
すると女子生徒の一人が言いました。
「そんなに嫌だ?」
「やだぁぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははっ!!!!! くしゅぐっ♡♡♡♡♡ やだっ、やだっ、やりゃぁぁぁぁぁぁぁっはははははははははははははははははははぁひっ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
「やめて欲しい?」
「やめっ、やめ゛――!!!!? でひゃぅっ♡♡♡♡♡ またでちゃうあぁぁああああああっ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
「それじゃあそうだなぁ。私たちの奴隷になるなら、やめてあげる♡」
その言葉は、嫌になるぐらい私の胸を打ちました。
「ひぎっ、ひ――!!!!? どれっ、どれいひっ!!!!? ひきっ、ひっひひひひひひひひひひひひひひひぃ゛ぃいいいいいいいい!!!!?」
「私たちの、くすぐりお精子奴隷♡」
「私たちが呼んだら、すぐに来て。それで、体をたっくさんこちょこちょされて、おちんちんをたっくさんぴゅっぴゅするの♡」
「やぁ゛!!!? ぁひっ、嫌っ、そんなっ、そんなの゛ぉぉぉおおっ!!!!?」
「えー? 嫌なの?」
「こんなにこちょこちょされて悦んでるのに?」
「……まぁいっか。嫌なら嫌でー……♡」
「今日で一生分くすぐったげるからっ♡」
「ぁ゛ぁぁぁぁああああああああああっ♡♡♡♡♡ ぁっはっはははははははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!?」
それは誰が聞いても、救いの言葉では断じてありませんでした。
だって『くすぐりお精子奴隷』ですよ? そんなものになったら、毎日のようにこうして空き教室に連れ込まれて、全身をくすぐられて、精子を搾り取られてしまうに決まっているじゃないですか。
だけど既に全身をくすぐられ続けて、脳に酸素が回らず、正常な思考ができていないひとみさんは答えてしまうのです。
「な゛るっ、なりますぅ゛ぅぅぅぅぅぅううっ!!!!? なりまずがらっ、だがらっ、やめでぇぇぇぇっへっへへへへへへぇっひゃっははははぁぁぁぁあああああああああっ!!!!!」
「わぁっ♡ ほんとに~?」
「……あれ? えーと、何になるんだっけ? ほら、ちゃんと自分で言ってみて?」
「なりまずうううううううううううぅ!!!!? みんなのっ、どれいっ!!!! くしゅぐりお精子奴隷になりまずがらぁぁぁぁぁあっひゃはははははははははははははぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ♡♡♡♡♡」
「っ――♡ っ~~~~♡」
ああ、やっぱり。これでひとみさんの運命は決まりました。
「ねぇ、ひとみさんはみんなのくすぐりお精子奴隷なんだってー」
「だからさ、みんなも……いいんだよ?」
「見てるだけじゃあ退屈だよね~♡」
「え、ぁ……♡」
「っ……♡」
「なんでっ、なんでぇぇぇぇぇええええええええええええっ!!!!? なんでっ、みんな来でっ、くしゅぐ――!!!!? ぅ、ぁ゛、ぁ、ぁぁぁぁあああああああっははははははははははははははははははははぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
傍観者だったはずの女子生徒たちが、ぱら、ぱら、ぱらとひとみさんのほうに歩み寄って、くすぐり責めに参加していきます。
「ひとみさん、すごい……♡ こんな、敏感で、大きくて……♡」
「本当に、ひとみさんのこと好きにしちゃっていいの? こんな、毎日、たくさん……っ」
「はぁ~……♡ はぁっ、はぁはぁはぁ、はぁぁ……っ♡」
「やだっ、やだっ、やだぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああっ♡♡♡♡♡ くしゅぐぃ゛ぁぅぎぁあああっひゃっはっはははははははははははははははは!!!!? い゛――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
どんどん増えていく処刑の参加者。やがて傍観者のほうがまばらになった時、私はそっとつぶやきました。
『いいなぁ』
毎日のようにこんなことをしてもらえるだなんて。
女子生徒たちの目からはもう敵意がなくなっていて、ただただ『犯したい』という欲望にまみれています。そんな欲望を一身に受けるひとみさんに、ひどく嫉妬している私がいたのです。
人狼ゲームには、『カミングアウト』という戦術があるそうです。自分が就いている役職を明かすことで、話し合いを有利に持っていくのです。だけどまさか、こんな形で、自分がオオカミであることをカミングアウトしてしまうなんて。
有利になんてまるでならない、ただ自分が欲望をむさぼるだけのカミングアウト――。
「ぇ――?」
「はわ……っ♡」
「えっ、ええっ、え……♡」
その瞬間、教室中の女子たちがざわめき、そして色めき立ちました。
全員の視線が一点に集中します。突然立ち上がった、一人の女子生徒。硬くなったおちんちんのせいで、こんもりとテントを張っている、私のスカートに。
「私も……シてもらってました……」
「……へぇ~。オオカミさんがもう一人いたんだぁ」
「私もっ、おちんちんが生えててっ、時々、そういうこと、シてました……っ」
私はふーふーと息を吐きながら罪を供述します。処刑するに足る口実。みんなの欲望の捌け口。
「それじゃあ、お仕置きしないと、だね……♡」
「っ~♡」
一人の女子が、私の手を引きました。優しく、だけど熱くて、どこか震えていて、まるで『犯したくて犯したくて仕方ない』という手付き。傍観者の立場だと分かりませんでした。この熱を身に受けると、すごく怖くて、それ以上にゾクゾクする。
教室の余った机で、新しく処刑台が作られていきます。今もまだ、ひとみさんは処刑の真っ最中。
「ぃや゛ーーーーっはっはははははははははははははははは!!!!? も゛っ、やめ――♡♡♡♡♡ くしゅぐっ、出ひゃっ、出ひゃ――♡♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
「ぁ、ぅ、ぁ、ぁ……♡」
「怖い?」
「はい、怖い、です……。で、でも……」
全身をくすぐられて、体をびくびくさせて、精子をびゅーびゅーさせている光景を横目に見ながら。
私はスカートをめくり上げて、硬くなったおちんちんを見せつけながら言うのです。
「――精子が一滴も出なくなっちゃうぐらい、たくさん、こちょこちょしてください♡」
ストーリー展開を人狼ゲームになぞらえるのは面白い発想ですね。
占い師(役職を当てる役)は風紀委員かな?
細かいところまでは考えていませんが、検査と称して生徒のパンツの中身を調べる風紀委員は、なかなかエッチな感じに風紀を壊してて素敵ですね。