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◆あらすじ
ごく平凡な少女が、知らないうちに性奴隷を調教するための触手布団で眠ってしまいます。触手は少女が深く眠っている間に、乳首やクリトリスも含めて全身の性感帯をたっぷり愛撫して開発していくのです。
性奴隷調教用の睡姦触手布団が他の布団製品に混入した疑いがあります。
性奴隷でない方が睡姦触手布団を利用されますと、乳首や性器など全身の性感帯に重大な異変が生じる場合がございます。
弊社布団製品の使用時に何か異変がございましたら、お手数ですがカスタマーセンターまでご連絡ください。なお本製品の触手は擬態能力を有しており、一般布団製品と見分けが付きません。
お客さまには多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
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夜。少女が自室で寝ている。
ごく普通の家庭で生まれた、ごく普通の少女。ボブカットの素朴な髪、童顔ながら整った容姿、クラスメイトからは『小動物系』とかわいがられる体格と性格。寝間着はクリーム色のパジャマ。
「すー……、すー……」
少女はベッドの上で、仰向け姿勢のまま、布団を肩まで掛けてお行儀よく寝ていた。
いつもと光景と違うこと、それは布団が新しいということぐらいだ。今よりずっと小さい頃から使ってきた寝具は、もうぼろぼろ。だから新しいものに買い換えた――それは至極当然の行為。
そんな行為が、少女の日常に異常を孕ませることになる。
「ん、ぅ……? ぅ……」
最初の変化は匂いだった。花の蜜を煮詰めたような、うっとうしいまでの甘ったるい匂いが部屋を満たしていく。『仕込み』――それは寝ている対象が起きないように、毒性の残らない睡眠剤でさらに深い眠りへと沈める行為だ。
「すー……、すー…………」
そして少女が何をされても起きなくなるほど深く眠ったところで、とうとう擬態が解ける。
ぐじゅり。
布団を埋め尽くす無数の触手――否、布団そのものが、線維の一本一本に至るまで触手そのものだった。眠ったままの少女は自分が、甘ったるい匂いを放ち続ける触手の塊を体に掛けて眠っていることに気付かない。
触手は性奴隷を調教するために生まれた。しかし『対象が性奴隷か否か』を判別するすべは持ち合わせていない。故に、そこに寝る者を等しく調教する。
縫い糸がほつれるように、布団から触手が伸びていく。アサガオのつるのように細く、うっすらと粘液をまとっていて、1メートル近くはあろう長い触手が、ずるり、ずるりと少女の胴体に巻き付いていく。
「っ……、ん……!?」
触手の表面には、米粒のような突起が無数生えていた。触手が少女の胴体に擦り付くたびに、その突起が柔肌をくちくちとえぐっていく。
「んっ、ふふ……。っ、ふ、んふぅ……」
その感触は少女にとって少しくすぐったく、鼻から笑い声が漏れる。しかし目覚めることはなく、ほんの少し身じろぎするだけ。
触手がひとしきり胴体に巻き付くと、今度は反対に解けていく。
「ふふ……っ、ふぅ、んふ……」
その感触は巻き付く時と同じだ。少しくすぐったい感覚が、脇腹、背中、腰、あばらと、胴体の至るところを這い回る。
そして触手がほどけきると、また胴体に巻き付き始める。『愛撫』以上の意味などない、繰り返しの行為。
しかし同時に、新たな触手が一本出てきて、少女の体に巻き付き始める。二本目の触手は、少女の脚に狙いを定めた。
「ぁふぁっ、ぁ……!? んふふっ、ふぁぁっ、ふふ……!」
太もも、膝、ふくらはぎ、足の甲、足の裏――粘液をまとった小さな突起が細い脚を滑り始めて、少女の反応が大きくなる。今まで閉じられていた口が、ぽかんと小さく開かれた。
性奴隷の開発では、まずはこれが繰り返される。
突起を生やした細い触手が、体に巻き付き、ほどけ、その身の凹凸でもって少女の体を愛撫する。そして一連の行動が済んだところで、新たな触手が加わる。
いつしかパジャマのボタンはとうに全てきれいに外されていて、無数の触手が少女の全身に巻き付いていた。上は首や耳元、下はつま先、手の指先まで――しかし胸と秘所だけはくっきりと触れずに残したまま――おびただしい数の突起が、少女の全身を責め立てる。
最初こそ、少女はくすぐったくて笑い声を漏らしていたはず。
「ひゃぅぁ……っ♡♡ ぁひぁっ、ひゃ……! ぁっ、ぁぁ、ひゃぁぁぁ……♡♡」
しかしいつの間にかその声は、笑い声とは似ても似つかないものになっていた。
全身が鳥肌立って、ゾクゾクした感覚が止まらない。しかし意外と嫌ではなくて、そのゾクゾク感は寒気であるはずなのに不思議と熱い。
もしも少女が起きていたなら『よく分からない感覚』と言っただろう。それだけ少女と性は無縁のものだった。
「んひぅ……っ♡♡ ひ……っ♡ ひゃ、ぁっあっぁっあぁ……♡ ぁぁ……♡」
しかし少女自身がよく分からなくとも、ほのかに成熟した躰は確実に理解している。
乳首が勃起し、秘所が濡れる。脚に力が入って、腰がほんの少し浮き上がったままくいくいと上下に振られる。それは紛うことなく、次を欲する無意識の反応だ。
触手は少女の望みを知ってか知らずか、次の段階に移る。相も変わらずアサガオのつるのような触手が、今度は少女の胸に巻き付いたのだ。
「ひぃうっ♡♡♡」
触手がほとんどない胸の膨らみを、痛みを及ぼさない程度に絞り上げながら、螺旋を描くように巻き付いていく。
今まで触られることのなかった、しかし今までよりもきっと気持ちいいであろう部位を触れられて、少女の口からは明確に悦びの声が上がった。
しかし少女の願いは完全には叶えられない。触手は細かな凹凸で少女の胸の膨らみを愛撫していくが、乳輪に届き、いよいよ次は乳首というところで、反対方向にほどけていってしまうのだ。
「ぁぅ、ぁ……?」
少女の口から落胆と困惑のこもった声が漏れる。
その後、触手は再び少女の胸を優しく絞り上げていく。それも今度は両胸。
「っく、ぁ……っ♡♡ ひっ、ぁ、ぁぁ、ぁぁぁ……! ぁ……? ぁぅ、ぅぅ、ぅぅぅ……?」
しかしやはり、触手は少女の胸を乳輪まで絞り上げた後、すぐに踵を返してほどけてしまう。いかに少女が性に疎くとも、いかに眠ったままであっても、その焦らす動きは辛い。勃起していたはずの乳首が、さらに硬く勃起する。
そして太ももでも、意地の悪い責めが始まる。新たな触手が右太もも、左太ももと巻き付いていき、内股の際どいところまで擦り付いていく。
「ふぉぉっ♡♡ ひ……っ♡♡ ぉっ、ぉぉぉぉっ、ぉぉぉぉぉぉ……っ♡♡♡」
少女の口から、さらに悦びの声が上がる。
しかし肝心の秘所に辿り着く寸前で、やはり触手たちはほどけていってしまうのだ。
「っう――!? ぃゃぁ……!? ぅぅ、ぅあぅぅぅぅぅぅ……!!」
少女の口から苦悶の声が上がる。
もしも少女が目覚めていて、自分の意思で体を動かすことができたら、自分の手で乳首をつまんで、秘所をいじくり回すことができただろうに。しかし触手が当初放った睡眠剤のせいで、少女は何をされても起きることができない。
夜は長い。少女は一番触って欲しい所を一度も触ってもらえないまま、全身をじっくりと開発されていくのだ。
――――
――
深夜2時。少女はただの一度も乳首や秘所に触れてもらえることなく、触手に全身を愛撫され続けていた。
「ぁあ゛ぁぁぁぁぁ……♡♡♡ ぁぐっ……!!? ぁ゛――! ぁ゛ぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!?」
その声の濁りは、発情した猫を連想させる。寝息は荒く、顔は真っ赤。全身がこわばり、秘所からは愛液が垂れ続ける。
本来であれば目を覚まして当たり前なぐらい、少女は昂ぶっていた。
当然、絶頂なんて一度も迎えていない。幼い少女でなくとも、女性であれば――否、屈強な男性であっても、気がおかしくなりかねないほどの焦らし責めが行われていたのだ。
「ぅぅぅう……! ぅぎ――♡♡ ぃぅぅ、ぅぅぅぅ……!!?」
少女の閉じた目から涙がぼろぼろとこぼれている。何が何だか分からないけれど、とにかく辛い。自分はずっとこのままなのだろうか? ――ぼんやりとした不穏な感情が、心を黒く塗りつぶしていく。
性奴隷を調教する上での『思想』というものはさまざまだ。奴隷をあえて絶頂させずにひたすら焦らし続けて、自ら快感を欲するようになるまで堕とす――そんな方法もあるだろう。
少女にとって不幸中の幸いだったのは、この触手布団の思想・方法がそうでなかったことだ。散々焦らされ、性感帯を極限まで高ぶらせた後は必ず、快感を教え込む時間がやってくる。
「んぁぅぉ――!!? っ――♡♡♡」
触手の先端が、散々焦らし続けてきた少女の乳首をはじいた。
唐突で、強烈で、しかし甘い感覚。少女は腰を浮かせて、えび反りになったまま硬直する。体が状況を理解するのに時間を要した。
ぐちぐち、くりくり、ぐちぐちぐち。触手が続けざまに乳首を責め立てると、少女の体はいっきに弛緩して、ベッドに全身を預けて快感を受け入れ始める。
「ぉぅぉっ、ぉ、ぉぉぉぉぉぉ――♡♡♡ ぉ――!!? ひぅぉぉぉぉ――♡♡♡」
少女の乳首を責めているのは、触手の先端だった。つまようじのように細く、しかしけっして刺さりはしない、髪の毛のような柔らかさとしなやかさを持った触手が、粘液をまとわせながら乳首の先端をほじくる。
指ですりつぶすわけでなし、その刺激は柔らかいものだが、限界まで高ぶった性感帯には十分すぎるものだった。
そしてそんな触手が、2本、3本、4本と増えていく。
「ひひゅぉぉぉぉおお――♡♡♡♡ ぉひっ、ひぃ、ひぃ、ひひゅぉぉぉぉぉ――♡♡♡♡」
乳首の先端をほじくり、側面をすり、根元を絞り上げる。触手が細いからこそ可能な、小さな乳首を優しくめちゃくちゃにする責め。
空気を多分に含んだあえぎ方は、声量こそ小さい。しかし吐き出される空気の熱さ、落ち着きのない口の開け閉じ、横隔膜の収縮によって激しく上下する胸元から、その快感の大きさが見て取れる。
しかしいかに気持ちよかろうとも、性に全く無縁だった少女では、乳首だけで絶頂に至るのは難しい。げっぷを知らない赤ちゃんのように、あまりに強い刺激の吐き出し方が分からず、体に溜まり続ける快感に苦しむだけ。
その吐き出し方を教え込むのも、調教の一環だった。
無数の触手が、ずるずると脚の付け根に集まっていく。
「くぁ――♡♡♡♡ ぁひっ、ひっ、ひっ、ひぃぃぃぃ――!!!?」
その気配を感じるだけで、少女はびくりと膝を浮かせる。眠りながらにして、躰が『何かすごいことが起きる』ことを理解したのだ。
くちくちくちくち、くちくちくちくちくちくちくちくち。
「ひゅぁ、あ――!!!? ッ~~~~~~~~♡♡♡♡」
今まで半開きだった少女の口が大きく開き、一瞬大きな声が飛び出た。
細く、柔らかく、しなやかな何十本もの触手が、少女の秘所をくすぐっていく。性奴隷の開発という役割を担った触手は、対象の処女を勝手に奪うことはない。少女にまだ経験がないと分かれば、中に入り込むことは絶対にない。
しかしだからと言って、調教が優しくなるわけでもなかった。
「ぁ、ぁ、ぁ――!!!? ぉ、ぉぉ、ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
触手の先端が入り口をしつこくほじくる。くちくちという粘液が触手布団の中でくぐもって鳴り続ける。
それだけでも腰が浮き上がるほどの快感。しかし躰はもっと先があることを知っていた。故に下腹部が期待でうずく。『もっとして欲しい』と愛液を滴せる。
破瓜の許されない触手が、代わりに十分すぎる快感でもって応えるのが、幾本もの触手を密集させた、あまりに苛烈なクリトリスへの責めだった。
「ひぎ――!!!! ひっ、ぁ゛♡♡♡♡♡ ぁ゛ぁぁぁぁぁ、ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああッ♡♡♡♡」
まずクリトリスの根元には、触手の先端部分が巻き付く。
触手が全身に巻き付いて神経を刺激していたように、先端部分にも漏れなく、しかし小さな突起が付いていた。触手はクリトリスを絞り上げながら、その突起でもって根元を刺激する。
「ぃ゛――♡♡♡♡ ぁ、ぉぉぉぉぉ!!!? ぉぎ――♡♡♡♡ ひぃぃぃぃ!!!?」
突起がくりゅっとクリトリスをえぐるたびに、少女の歯が食い縛られた。
そして根元を絞り上げられて血液が集中し、敏感になったクリトリスの先端に、何本もの触手が這い回る。
くちくち、くりくり、こりこりこり――その動きはとても『統率が取れた』とは言いがたい。公園で遊ぶ小さな子どもたちのように、触手の一本一本が思い付くままに、時に結託して、彼女のクリトリスをいじくりまわす。
「ぁ゛ぁぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――♡♡♡♡ ぉ゛ぉぉぉぉぉ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――♡♡♡♡」
クリトリスなんていう性感帯、少女は知らなかった。まるで神経にある『気持ちいい感覚を伝える部分』を、直接犯されるような心地だ。
少女はもう口をあんぐりと開けて、まるで喉の奥をごろごろと鳴らすような、小さくとも確かなあえぎ声を上げ続けるだけだ。
相も変わらず、触手は全身に巻き付いたまま、乳首もしつこくいじくり姦され続けている。全身を余すことなく責められて、平気なままでいられるはずがなかった。
「んぃ゛ぅ、ぁ゛ぁぁぁぁ――♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
生まれて初めての性的絶頂は、年若い少女には過ぎたものだった。
性器の気持ちよさはもちろん強烈。クリトリスも、膣口も、甘い蜜に漬け込まれてどろどろに蕩けてしまったような心地。
加えて、全身への愛撫が絶頂を押し上げる。ただアソコに溜まった快感を発散させるだけなら、それなりの気持ちよさで済んだだけのはず。アソコから全身に飛び散った快感を触手が受け止めて、全身に塗り込んでいくようだ。少女の全身が作り替えられていく。
それでもなお、触手が少女の全身を責め立て続ける。
「ぁぐぉ――!!!? ぉ゛ぉぉぉおおお――♡♡♡♡ ぃ゛っ、ぁ゛――♡♡♡♡ ぁ゛~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
焦らされ続けた少女とて、普通なら一度絶頂した程度では物足りなかったかもしれない。しかし触手による調教はあまりに苛烈で、少女の許容量を簡単に突破してしまう。
「ぃ゛――♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ おえが、やめ゛――♡♡♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
もしも少女の目が覚めていたなら、『やめて』と泣き叫んでいたことだろう。
しかし少女は深く眠ったまま。体を動かすこともできず、声帯もまともに震えない。涙をぼろぼろと流し、歯を食い縛りながらイキ続けるだけ。
今はまだ深夜2時を回ったばかり。性奴隷を開発する時間はまだまだたっぷりあるのだ。
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早朝の5時になると、今日の開発はようやく終わる。
「くひゅーー……♡♡♡ ひゅひ――っ♡♡♡ ひゅー……♡♡♡ ひゅーーーー……♡♡♡」
少女は、触手の粘液と自身の体液で、全身をぐずぐずに汚しながら眠っていた。全身は熱く、今もなお痙攣を繰り返す。
誰かに見られたら卒倒しかねない光景。しかし全ては誰にも知られず処理されていく。
「んひ――♡ ひ――♡」
触手がずるずると動き、少女の体にこびり付いた体液を全てなめ取っていく。
触手は自分の体液量を調整することができた。自分の体を粘液まみれにして少女に塗りたくることもできれば、反対に自身を渇かして吸水スポンジのように扱うこともできる。
「ひひっ、ひ――♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~……♡♡♡ っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~……♡♡♡♡」
触手に体を摩擦される刺激で少女は数度絶頂してしまうが、噴き出す体液量よりもなめ取る速度が勝り、やがてきれいな体に。
その後、触手はシーツに染み込んだ多種多様な液体すらも吸い取って、外されていたパジャマのボタンを少しもたもたしながら直していく。
そして朝6時になる手前。触手はまた、元の布団の形をなしていくのだ。
少女が目を覚ました時には、いつも通りの光景だった。
「んぅーー……っ?」
体が疲れている気がする一方で、すっきりとした気分もある不思議な感覚。ぐっすり眠ったせいで、かえって寝疲れしたような倦怠感。
昨晩、何かあっただろうか? そう言えば先ほどまでほのかに甘い匂いが漂っている気がしたけれど、すぐに霧散してしまった。
「何だか、変な感じ……」
体がむずむずする。かゆみではない。それは性に疎い少女の無意識な、しかし確かな、性に対する認識。
何だか無性に全身に触れたい。自分で自分の抱き締めて、なで回して、引っかいて――この衝動は不思議とすごく恥ずかしい。ただ眠っていただけなのに、どうしてだろう? とにかく、これは親に言わないほうが良さそうだ。
「そう言えば、お布団を買い換えたんだっけ……」
少女は布団に目を落とす。何の変哲もない、柔らかくふくらんだ布団。
「……ごくり」
不思議と、今晩またこのベッドで眠るのが、少し恐ろしくも愉しみに感じられた。
少女がこの布団の正体に気付くのは、随分と先の話になる。それまで、少女は毎晩のように、性奴隷と同じ調教を課されることになるのだった。
全身をなで回されて、乳首とクリトリスを泣くほど焦らされて、最後は思いっ切り何度も絶頂させられて――。