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エロ小説

ふたなり×壁からちんぽ 壁の向こうで修道女たちにお口で抜かれまくる少女の話

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◆あらすじ

ふたなりの女性が夜中に修道院の離れに行くと、修道女がおちんちんを気持ちよくしてくれる――そんな噂を聞きつけたのはまだ幼い少女まゆ。彼女は壁に空いた穴におちんちんを挿して、姿の見えない修道女に、壁越しにフェラチオで気持ちよくしてもらいます。しかしただ気持ちよくなれる訳でもなく、まゆが何度イッてもフェラチオを止めてもらえなくて……?

 

町の真ん中に修道院があります。

あまり大きくはない、ちょっとした2階建てのアパート程度の建物。しかしコンクリートの建物が建ち並ぶ中1つだけレンガ調ですから、案外目立ちます。しかも修道院に住む修道女たちが皆若くて美しいことで、主に男の人たちの間で評判でした。

そうは言っても、普通は修道女とお近付きになる方法なんて分かりませんし、無理にナンパでもしようものなら、軽くあしらわれてそれまで。結局皆、遠巻きにその建物を眺めることしかできません。

そんな高嶺の花である修道院に関して、の間であるが囁かれていたのです。

 

――――
――

 

夜。修道院にこっそりと赴いたのは、1人の純朴そうな女の子でした。

名前はまゆ。黒髪は肩に届かない長さ。良く言えば大人しそうな、悪く言えば少しばかり弱気そうな顔立ち。ピンク色のワンピースに包まれた体は細く、胸もお尻も膨らみかけ。

そんなまゆはに従い、修道院の裏手に回って、恐る恐る門に手をかけたのです。

 

1.修道院には門があって普通庭にすら入れないが、21時以降は裏門が開け放しの時がある。

小さく、しかし見るからに頑丈そうな鉄の門は、驚くほどあっさりと開きました。ガチャン――まゆは鉄のぶつかる音が鳴ってびっくりしながら、周囲に誰もいないことを確かめると、忍び足で敷地の中に入って行きます。

2.修道院の敷地東側にある、離れの建物に入る。入り口は2つあるが、必ず裏門側の扉から入ること。

その建物は、レンガ調の修道院とは打って変わって、コンクリートでできた、実に近代的な建物でした。しかし大きさは『小屋』と呼べる程に小さい。こんな建物に2つの扉があるというのも不思議な話です。

しかしまゆはのため、噂で聞いたことを忠実に守ります。後ろを振り返り、裏門が見える位置にある扉を開けました。

3.建物に入ったら、突き当たりにある壁をノックする。

中に入ると、そこは何もない部屋でした。

本当に何もないのです。家具もなければ、明かりも、窓すらない。入る前に物置かと思いましたが、どうやらそういう訳でもなさそうです。外の音は全く聞こえなくなり、しかも暗くて目を瞑って歩くのとそう変わりません。まゆは両腕を前に突き出しながら何とか突き当たりの壁まで辿り着きますが、外から見た時よりも、部屋が一層狭く感じられます。一体この部屋は何なのでしょうか?

だけどそんな疑問は、の前ではほんの些細なことに過ぎません。まゆが聞いているのはまで。一体これから何が起きるのだろう――そうドキドキしながら、壁をノックをしたのでした。

 

「……何かご用でしょうか?」

壁の向こうから響く女性の声。まゆよりは年上ですが、それでも若く、濁りのない透き通るような声です。まゆはびっくりすると共に、この部屋が妙に狭い理由を理解しました。壁の向こうにもう一部屋あったのです。

「あ、そ、その、私は……」
「あら。可愛らしいお声。あなたのような女の子が、夜分にどうして?」

「その、それは……」

不思議とまゆは、壁の向こうにいる女性の姿が、頭の中にありありと浮かんでくるようでした。

言葉は流暢だけど、恐らく日本人ではない。長い金髪に、輝く碧眼。極端にグラマーという訳ではなく、それでもまゆよりはずっと恵まれた体付き。美しくも可愛らしい、まさに絵に描いたような修道女という風貌です。

せっかく危険を冒して辿り着いた現状ですが、まゆの口からは要領を得ない言葉ばかりが零れ落ちます。を言うのは、勇気が要りました。

「…………」

沈黙が十数秒続きます。壁の向こうにいる修道女がどんな表情をしているのか分からない分、時間が経てば経つほど怖くなってきます。もしかしたら、壁の向こうからいなくなってしまうかもしれない。

まゆは半ば焦燥感に背を押されて言うのです。

を、聞いて……」
「噂?」

まゆは恐る恐る、自分のワンピースの裾をたくし上げました。

修道女は壁の向こうにいるのですから、こんなことをしても意味はないはず。しかしそうしなければ居ても立ってもいられないのです。

曝け出される純白のパンツ。そこからはみ出たもの。それは……。

「ここは、その、が生えた女の人を、気持ちよく、してくれるって……」

細い太股には不釣り合いな、既に硬く勃起しているおちんちん。その大きさは大人並みであり、上に反り上がった様は立派と言わざるを得ません。しかし陰毛は生えておらず、グロテスクに血管が浮き出ている訳でもない。それは器でありながら、どこか女性らしさすら感じさせます。

まゆは『ふたなり』の女の子でした。それも、どれだけしても満たされることがない程の、可愛らしい見た目に反して性豪な女の子だったのです。

「…………」
「す、済みません! や、やっぱり嘘ですよね!? そ、その、済みませんでした……!?」

修道女の返事がありません。

するとまゆは、自分のやっていることがもの凄く怖く、そして恥ずかしく感じられました。幼い少女がどんなにいたとしても、普通であれば、見知らぬ女性にやって良いことでは当然ありません。

ワンピースの裾をバッと下ろして、振り返り、逃げ帰る――その瞬間のことでした。

「本当ですよ」
「え?」

楽しそうなクスクスとした笑い声が聞こえます。

「ごめんなさい。少し悪戯をしたくなっちゃいまして」

まゆはほっとすると同時に興奮しました。壁の向こうにいる女性は、声だけでも溢れんばかりの魅力を感じさせたのです。

 

「壁に1つだけ、穴が空いているでしょう?」

修道女の声が少し近付いた気がします。

まゆがその声に促されるように壁をまじまじと見ると、確かに壁には小さな穴が1つだけ空いていました。

高さ腰ほどで、大きさは親指と人差し指で作れる輪っかぐらい。小さな穴で、しかも明かりもないですから、暗闇に目が慣れていなかった今までに気付かなかったのも無理はありません。

「そこにおちんちんを挿れてください」
「え……?」

まゆはびっくりしました。

こんなにきれいな声の女性が『おちんちん』なんて言うなんて。何よりも、こんな壁に空いた穴に、おちんちんを挿れる? それは今まで妄想していた温かな情事よりも遙かに無機質的でありながら、幼い少女では言葉で表現できない背徳感があったのです。

しかし音が聞こえます。

ぴちゃ、くちゅ、ちゅるっ。

ただでさえ暗闇。少しは目が慣れてきたと言っても、小さな穴の向こうなんて見えっこありません。しかし音だけで分かります。修道女が壁の向こう、穴の側で口を動かしているのです。

「っ、っ、ぅぅ……!?」

まゆは、自分の全身がゾクゾクするのを感じました。

舌を出し、唇を擦らせ、喉を締め付ける。音が脳裏に淫靡な光景を浮かばせ、その光景が自分のそそり立つおちんちんとドッキングします。

幼い少女がそのを振り払うなんて不可能でした。

「さぁ、どうぞ」
「ぁ、ぁぁ……」

吸い寄せられるように壁に近付くまゆ。

そして彼女は、ワンピースの裾を捲り、下着からおちんちんをはみ出させて、腰を前に突き出して、壁の穴におちんちんを挿入したのでした。

 

「ふーっ、ふーー……♡」

まゆが息を荒立たせながら、壁の穴におちんちんを突き立てて数秒。大気だけがおちんちんを撫ぜてゆきます。そしてコンクリートの壁は、穴の中までひんやりと冷たい。

まだ気持ちよくない。たった数秒触られていないだけで、背筋がジリジリと焦げ付くようなじれったさです。

しかし。

「ふーっ」
「ひゃぅぁあんっ!?」

壁の向こうでおちんちんに息を吹きかけられただけで、まゆは悲鳴を上げました。

その後、すぐにおちんちんの裏側を指で撫で上げられます。

「ふぁぅぁっ♡ ぁぁぁぁぁ……!?」
「とっても敏感なのですね」

修道女が優しい声音で言う通り、まゆのおちんちんは敏感でした。幼く内気な彼女が誰かと肉体関係を持つことはなく、で得られる快感なんてたかが知れています。おちんちんを優しくスススと撫で上げられるだけで、先っぽに我慢汁の雫を作ってしまうのは当然のこと。

しかしそれを加味しても、壁の向こうでおちんちんを撫でられるというのは格別でした。よく分からない背徳感があり、何より様子が見えないからどんな触り方でも不意を突かれたように敏感に反応してしまう。そして何とか気配を察しようとして、ますます触覚を鋭敏化させてしまうのです。

このままおちんちんを優しくナデナデされたら、それはさぞ夢見心地の気分でしょう。

「はっはっはっはっはっ……♡」
「あらあら、そんなに興奮して。息遣いがこちらにまで聞こえていますよ?」

しかしまゆはもう限界でした。短い人生の中で未だかつてない機会にあって、『ゆっくり愉しむ』なんてことは不可能だったのです。

修道女もそれを壁の向こうから察しました。

「これは、焦らしては可哀想ですね」

柔らかな手が離れてゆきます。

そしておちんちんに感じる息遣い。修道女の鼻から漏れる微かな空気の流れが、おちんちんをピクピクと跳ねさせます。さらに荒立つまゆの吐息。

そして次の瞬間、おちんちんがにゅるりという感触に包み込まれたのです。

「んにゅぁぁあああっ♡♡ ぁぅ――!!? ふぁぁぁっ♡♡」
「ん……、ちゅっ、んむぅ……っ」

フェラチオ。しかしそれは実に丁寧なでした。

バクンと勢いよく咥え込むのではなく、鈴口にキスするように唇を当てて、亀頭から陰茎へと順番に飲み込んでゆく。そしてその間、唇の裏を使っておちんちんを満遍なくヌルルと摩擦していったのです。

そしておちんちんがひとしきり飲み込まれると、今度はそのままの状態で舌が蠢き始めます。

「ふぁぅっ♡♡ ぁぅぁ、ぁぁぁぁぁぁ~~~~っ♡♡」

1番気持ちいい裏筋を重点的に、舌の平たい部分を使ってゾリゾリ、ゾリゾリと磨いてゆきます。とにかく執拗に、一定のリズムで。そしてまゆが刺激に飽いてきたところで、ほんの少し舐める位置とテンポを変えてゆく。

どこまでも丁寧な動きです。歯が当たったり、舌が跳ねたりはしない。ひたすらに心地よく、腰が抜けてしまいそうなフェラチオでした。

「っ、っぁぅっ♡♡ さ、触っても、いい、よね……? んくっ、ひゃっ、ひゃぅぁぁぁ♡♡」

まゆは壁の向こうの修道女に気付かれないようにこっそり、自分の胸をまさぐり始めました。ワンピースの裾に両腕を突っ込み、小っちゃなブラを上にずらして、人差し指で乳首をこちょこちょとくすぐるのです。

壁の向こうでおちんちんを触られるというのは、不思議な気持ちになりました。こんなにも気持ちいいというのに、腕で抱けるのは冷たい壁だけ。そのせいでどこか人肌恋しくなってしまうのです。そして『どうせ誰も見ていない』という気持ちが、手淫を加速させてゆきます。

その結果、まゆはあっと言う間に限界を迎えてしまいます。

「っあぐっ♡♡ も、もぉぉ……!? だめっ、でる、で――ぅぅぅぅっ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡ ひぐっ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」

夥しい量の精液が、壁の向こうで噴き出しました。

目で見えなくても、おちんちんがビクビクビクと跳ねる感覚でその量が感じ取れます。今までのオナニーでは考えられない量の、まるで水鉄砲のような射精です。

「ぁぁぁ……っ♡♡♡ 喉っ、ごくごくって、ゴクゴクってしてぇぇ……♡♡」

そしてそんな大量の精液を、ゴクゴクと飲まれているのも分かりました。

それどころかおちんちんに吸い付いて、さらに搾り取ろうとしてくるぐらい。ほんのちょっと壁の向こうに意識を研ぎ澄ますと、喉を鳴らす音すら聞こえてきます。

「ふぁぁ……♡ ひっ、ぁぁ、すご、ひぃ……♡」

ようやく射精が終わると、夢見心地の時間がやってきます。

今までにない射精による満足感。今もなお、は蕩けるような感覚がします。もしもこのまま横になれたら、そのまま眠ってしまいそう。そして眠ったまま何度も射精してしまいそう。それだけの心地よさがありました。

……まゆは少しの間、気付きませんでした。彼女のおちんちんは、まだ修道女の口に咥えられたまま。つまりこの情事はまだ終わっていないのです。

 

「んにゅぉぉぉっ♡♡♡ ぉ、ぁ――!!?」

突然ねっとりとした気持ちよさがやってきて、まゆは間抜けな悲鳴を上げました。

まゆのおちんちんを咥え込んだ修道女の口の中で、舌がゆっくりと動き始めたのです。それも亀頭をゆっくりと舐るように。

「だめっ、さっき、イッた――!!? 先っぽはっ、さきっぽはぁぁぁっ♡♡♡」

ただでさえ亀頭というのは敏感な部位。しかもまゆは、日々のの中で、射精直後の亀頭は嫌になるぐらい敏感になることを知っていました。下手をすれば痛みだって及ぼす程。反射的に体がビクついて、腰が引けます。

しかしまゆが壁の穴からおちんちんを引き抜くことはありませんでした。そのフェラチオは、あまりに心地よかったのです。

「にゃにこれっ、こんにゃっ、初めへ――!!? ぇぉ゛♡♡ ぉぉぉぉおおおおっ♡♡♡」

舌にたっぷりと唾液を乗せて、ゆっくり、ねっとりと舐め回してゆく。過敏になった部位だからこそ、優しく舐め回されるのが気持ちよく、心地いい。まゆはもう、喘ぎ声を取り繕うこともできません。可愛らしさとは無縁で、快楽に実に従順な、濁った喘ぎ声を上げ続けるだけ。

フェラチオがゆっくりな分、乳首をいじめる自分の人差し指がカリカリ、カリカリと勢い良く動き続けます。

「ぁ゛♡♡♡ だめっ、すぐでひゃ――!!? ぉっ、ぉっおっぉ゛ぉぉぉぉぉっ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」

そしてまゆはまた射精します。

2度目の射精も勢いは衰えることなく、新鮮な快感が尿道をくすぐってゆきます。衝動に従って乳首をきゅっとつねると、まるで乳首の圧迫感がそのまま睾丸に伝わって、精液を搾り取ってゆくようでした。

他人の敷地に潜り込んだ恐れも、見知らぬ女の人に恥部を曝け出す恥ずかしさも既になく、頭の中はたくさんのハートで埋め尽くされます。

 

それでもおちんちんへの愛撫が止まることはありませんでした。

「ひき――♡♡♡ ひっ、ひっひひひひひひひっ!!? もぅっ、もぉぉぉぉぉっ♡♡♡」

今度は修道女の口が離れて、両手で以ておちんちんを愛撫されているのが分かります。優しい手付きで、スリスリ、クチュクチュ。

しかし3回戦目ともなると、いくら性欲旺盛なふたなりの女の子でも段々と辛くなってきます。修道女の手付きは心地いいながらも、どこか神経を甚振られているように感じられました。

もう十分気持ちよくなりました。だから終わりにしてください――まゆがそう思って腰を引くと、壁の向こうから声が響くのです。

「だめですよ。まだ終わりではありません」
「ふぁぇぇっ!?」

「ほら。ちゃんと腰を前に出してください?」

きれいで優しい声なのに、不思議と逆らえません。

「ぅあぐっ、ふぁぁっ♡♡ 手、手、あったかひぃっ♡♡♡」

おちんちんが握られ、前後にシコシコとしごかれ始めます。修道女の手の柔らかさと温もりがダイレクトに伝わってきて、まるでお風呂に浸かっているような心地よさです。

そして不意におちんちんの先をちゅうっと吸われて、まゆは悲鳴を上げました。

「っ~~~~!!? 手っ♡♡ 口っ♡♡♡ そんにゃっ、いっしょにぃぃぃ!!?」

陰茎を手でシコシコしながら、亀頭をペロペロ。もう限界だと感じていたのに、あまりに気持ちが良いから、ついつい乳首を弄ってしまいます。

「だめ、またでちゃっ♡♡♡ なんでこんな――♡♡♡ っあぐ~~~~~~~~~~~~~!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」

3度目の射精。

まゆはがに股になって、1度目や2度目と変わらない量の精液を、壁の向こうにまき散らすのです。

 

その後も、修道女による優しいフェラチオは続きます。

「ちゅっ、れろっ、ちゅぅぅぅっ」
「ふぁ゛ぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡ だめっ、そんなに吸ったらぁぁぁぁっ♡♡♡」

「おちんちんを抜いたらだめですよ? ちゃんと、腰を前に出して」
「ぅぅぅぅっ♡♡♡ ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡♡」

まゆは自分の精力の旺盛さを恨みたくなる気分でした。どれだけおちんちんが勃起と射精を繰り返しても、彼女自身はもう一杯一杯。膝はもうガクガクで、立っているのもやっとです。

しかしまゆが少しでも腰を引く素振りを見せると、修道女が優しく諫めます。こんなにも優しい声音なのに逆らえない。彼女の声には不思議な魔力がありました。

「腰が引けていますよ? ちゃんと出来たら、おちんちんの根元をこちょこちょして差し上げますね」
「んひぃっひひひひぃぃぃっ♡♡♡ そこっ、だめっ、そんな触り方しひゃらぁぁぁぁっ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~!!? ひ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」

それでも何度も射精させられれば、修道女の声も聞いていられなくなります。とうとう快感が声による強制力を上回り、まゆは涙を一筋零しながら懇願するのです。

「お願い、です、もう、やめてくだひゃぃぃ……♡♡」
「あらあら。私のお口とお手々はお気に召しませんか?」

「だめ、なんです……! も、気持ちよすぎてぇ……♡♡」
「……そうですか、仕方ありませんね」

怒っている訳でもない、落胆している訳でもない、子供をあやすような優しい声音に、まゆは心底ほっとしました。

しかし修道女は、相変わらず優しい声音で言うのです。

がつかえていることですし、これぐらいにしておきましょうか」
「ぁぇ……?」

どういうこと? ――言葉の意味が理解できず、まゆの頭の中がフリーズします。……或いは、その時に急いでおちんちんを引き抜いてしまえば良かったのかもしれません。

しかし時既に遅し。次の瞬間、おちんちんがバクンと勢い良く咥え込まれたのです。

「んぉぐっ♡♡♡ なに゛っひっ!!? ッ~~~~~~~~~~♡♡♡♡」

ジュポ、ジュポジュポジュポジュポ!

その感覚は間違いなくフェラチオによるものでした。しかし今までのフェラチオとは明らかにが違いました。今までのフェラチオは、確実に精液を搾り出す強制力こそあれど、動き自体は極めて母性的で優しかったのに。今はただひたすらに激しく、まるで暴力を振るわれているよう。

どちらにも共通しているのは、気持ちよすぎるということぐらいです。

「ひぎっひぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡ にゃにこれっ、なにこれっ!!? 何っ、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡」

まゆは何が起きたのかまったく理解できませんでしたが、とにかく反射的に腰を引こうとしました。しかし向こうでおちんちんを強く吸い付かれているせいで、すぐには壁から引き抜くことができません。まさか自分の体を縫い止める程おちんちんを強く吸い付かれるだなんて、思いもしませんでした。

それでも、口による吸引なんて、体の力と比べればたかが知れているもの。まゆは壁に両手を突っ張らせて、勢い良くおちんちんを引き抜こうとしたのです。

その瞬間のことでした。

バツン!

「んぎぃぅっ♡♡♡ んぁ゛っ、ぇ゛ぇえええええええ!!?」

まゆのお尻に、突然何かが巻き付きます。

まるでお尻を叩かれるような衝撃に慌てて自分の背後を見ると、そこにあったのは黒いベルトのようなもの。一体どこにそんな仕掛けがあったのでしょう、ベルトは目の前の壁から飛び出て、まゆのことを壁に縫い付けてしまったのです。

驚いている間に、背中にもバチンとした衝撃が襲います。あっと言う間にお尻と背中をベルトで拘束されてしまったまゆは、まるで壁にような体勢のまま、動けなくなってしまいました。

「なにこれっ、放してっ、はなしてぇぇぇ!!? ぬきたひっ!!? おちんちん抜きたいよぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡」

そうこうしている間にも、壁の向こうでおちんちんが激しく舐め回されます。まるで溶けかけのアイスを急いで舐め取るように、どこか焦燥感すら見られるフェラチオです。

散々優しく手ほどきされた後に、この激しいフェラチオは殊更にました。まゆは悲鳴を上げながら腰を引き、捩り、何とかおちんちんを壁の穴から引き抜こうとしますが、お尻に巻き付いたベルトのせいでそれも叶いません。

「おねがいっ、やめっ、助けてぇぇぇぇぇ♡♡♡」

そしてまゆが壁をドンドンと叩いて向こうに助けを呼ぶと、予想外にも応えが帰ってくるのです。

「どうしてが広まっているか、分かりますか?」
「ぅ゛あぇっ!!? ぁぅ゛♡♡♡ ぁ!!?」

「『ふたなりの女性が夜に修道院の離れに行けば、修道女におちんちんを気持ちよくしてもらえる』……普通なら考えられない噂話ですよね?」
「な――!!? おねがっ、たすけ――!!?」

壁の向こうで修道女が問い掛けます。

まゆは叫びながら『おかしい』と思いました。だって彼女は今もなお、おちんちんをジュルジュルと激しく吸われたままなのですから。この快感は間違いなく口を使った愛撫。『こんなことをしながら喋れるはずない』と思ったのです。

しかし修道女はまゆの疑問なんて気にせずに話し続けます。話すことが、その疑問に対する答えでもあったのです。

「あの噂を広めたのは、なんですよ」
「ぇ゛――!? なっ!? ぁひぅっ♡♡ ぁっ、あっぁっぁぁぁっ♡♡♡」

それはまゆにとって、まったく予想していなかった答えでした。

その間にもまゆは射精して悲鳴を上げ続けますが、修道女の声はそんなまゆの大きな声の隙間を縫って、しっかりと彼女の耳の中に入り込んでゆきます。

「私たちは戒律……いわゆるルールが厳しくてですね。修道女は男性とエッチなことをしてはいけないんです。しかし私たちも年頃の女性ですから、ムラムラしておちんちんが欲しくなることもあります」
「おねがひっ!!? これっ、やめっ♡♡♡ おちんちんっ、はげしっ、激しひぃぃぃ♡♡♡」

「ところが、このルールには抜け穴がありまして。『男性とエッチなことをしてはいけない』とは言いますが、『ふたなりの女性としてはいけない』とは言われていないんですよ」
「ぉ゛ぉぉぉおおおっ♡♡♡ そんにゃ吸っへ――♡♡♡ おちんちん引っこ抜けひゃぁ゛ぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡」

「もちろん、ただの屁理屈です。そんなこと大っぴらに口にして良いはずもなく、処女を破れば結局問題になります。何よりふたなりの女性なんて希少ですし、そもそもどうやって探せば良いのか……」
「ぉ゛ぁっ♡♡ ぁっ、あっぁっぁっ♡♡♡ ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

「だから夜な夜な、こっそりふたなりの女性に来てもらうんですよ。こうして噂を広めて、お互いに顔を見られないようにして、おちんちんをたーっぷり、触らせていただくんです……♡」

そこでまゆは初めて、修道女の声から優しさ以外のものが垣間見えた気がしました。押し殺し続けた、身を焦がす程の情欲です。

「そして、そんな修道女は、私だけではないんです」
「ぇぐぅっ♡♡♡ ぁ゛――!!? っ、まひゃかっ、ぁ、ぁ、ぁ゛ぁぁあああ♡♡♡」

「えぇ。あなたが大きな音を立てて裏門を開けたものですから、来てしまったみたいですね……♡」

とうとう疑問の答えに辿り着きます。

何てことのない話。今喋っている修道女と、おちんちんを口に咥えている修道女は、別人だったということです。

その答えはまゆにとって、当然のごとく絶望でした。

「むりっ、むりむりむりむりぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ これ、、なんにんんんんん!!!?」
「あぁ、ご安心ください。ここに住まう修道女たちは皆、私よりもずっと豊富で、麗しい方ばかりですので」

この修道院はそういう場所なのです。

女性たちが皆若くて美しいことで、主に男の人たちの間で評判。しかしその裏では、ふたなりの女の子を食い漁る好色家ばかりが集まる。

つまるところこれからまゆは、そんな欲求不満の修道女たちが満足するまで、おちんちんを触られ続けるということです。

 

それからまゆは、壁の向こうで代わる代わる修道女たちにおちんちんを愛撫されます。とうに足腰は立たなくなっていますが、ベルトがしっかり体を支えてくれています。

「ひぐっ、ぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡ やらっ、強く吸っちゃやだぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡」
「そんなにお嫌ですか? それでは、別の方にお願いしましょうか」

「ふぉぅぅぅぅっ♡♡♡ きひっ、ひひひひひひひひひひっ♡♡♡ なにっ、これっ、おちんちんくしゅぐったひぃぃぃぃぃぃ!!?」
「良いですよね。おちんちんの愛し方って、人によって変わるんですよ……♡」

修道女たちによる愛撫は多彩でした。一人一人に個性があるのです。

ある修道女はおちんちんを激しく吸って精液を搾り出そうとする。ある修道女は舌先でくすぐって神経を甚振ってくる。ある修道女は無数のキスでおちんちんを愛する。

「だめっ、もっ、だせなひっ♡♡♡ だせないから――!!? ぁぐぁっ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ なんでっ、まだでて――!!? ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
「ご存知ですか? ふたなりの女性というのは、普通の男性よりもずっと精力が強いらしいですよ。……本当に、私たちにぴったりですよね……♡」

勃起も、射精も、衰えることがありませんでした。

あまりに多彩な刺激に飽きることを許されなかったから。そしてまゆ自身、精力が旺盛過ぎたから。そういう意味でも、ふたなりというのは、修道女たちにとって格好の標的でした。

「ひーーーっ、ひーーーーっ♡♡♡ ひゃめっ、ゃめっ、やめ――♡♡♡ ぇぅぁぁあああっ♡♡♡ ぁひっ、ひっ、ひゃぃぇぅぁあああ♡♡♡♡」

まゆはもう涙をボロボロ零しながら、変な声を上げることしかできません。

口では『止めて』と言っている割には、体と壁の隙間に手を差し込んで、痛い程に勃起した乳首をきゅっきゅっと揉みしだき続けます。

明らかな言動の不一致。あまりの気持ちよさに頭がバカになってしまったのもありますが、それ以上に、目の前の壁が硬く冷た過ぎました。おちんちんはこんなに熱いというのに、体は酷く冷えているのです。この快感は不快でした。もしも壁の向こうにいる修道女たちに全身を温かく抱き締められたら、それだけで何回もイッてしまいそうなのに。

「あぁ……。私も、我慢できないみたいです……♡」

まゆが悶え苦しむ最中、きれいな声が一瞬だけ聞こえます。しかし声はそれっきり聞こえなくなり、また暴力のような快感がおちんちんを襲い続けます。

「ひぎっ、ぃ゛いぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ つらひっ、おちんちん辛ひっ、つらぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡」

またしばらく悲鳴を上げ続けるまゆ。

そしてまた射精して、それでも快感が止まなくて、冷えた体に反して心がジリジリと焦げ付きそうになった時のことでした。

突然、背後から声が聞こえたのです。

「ぎゅーっ♡」
「っ~~~~~~~~~!!!?」

唐突にまゆに襲いかかった温もりと圧迫感。修道女が壁のこちら側に来て、まゆのことを思いっ切り抱き締めたのです。

「ぉ゛ぁぁぁぁああああっ♡♡♡♡ ぇあっ、な――!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ぇ!? すご、気持ちひ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

まゆは恍惚の声と共に射精しました。

人肌というのはどうしてこんなにも心地よいものなのでしょう。冷え切った体が温められて、ずっと襲い続けてきた快感に幸福感が混じり合ったのです。

 

それから地獄のような搾精は、天国への一転しました。

「こちらを見てはいけませんよ」
「lぅ゛ぁぁぁぁぁ♡♡♡ ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡」

修道女はそう言いながら、まゆのことを抱き締め続けます。

壁に縫い付けられていては満足に首を動かせず、暗闇に目が慣れたと言っても、窓もない部屋だとやはり暗い。故に修道女の顔立ちは確認できませんが、まゆは彼女の言うことを素直に守り、ただ壁に伏せながら恍惚の声を上げ続けます。体温を伝えるように胸やお腹、脚を擦り付けられると、それだけで幸せになってしまいます。

「おっぱいを寂しくさせてしまったみたいですね。これからは、私がたくさん弄って差し上げます……♡」
「んひぃぅっ♡♡♡ ぁひっ♡ ひゃっ、ぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡ おっぱひっ、いいっ、あったかひぃぃぃぃ♡♡♡♡」

修道女は、壁とまゆの隙間に両手を差し込んで、背後からまゆの乳首を触り続けます。おちんちんを触られた時と同じ、どこまでも優しくて、それでも存在感のある手付きです。

そして壁の向こうでは相も変わらずおちんちんを代わる代わる愛撫されたまま。

「ぃ゛いぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ なにっ、これっ!? すごいっ、吸われへっ!!? 吸われてぇぇぇぇぇぇっ♡♡♡♡」
「あぁ、それはきっと、ですね。この修道院の中でも、特に若い方ですよ」

「かっ、かのっ!? っぃ゛いぃっ♡♡♡」
「日本人の方です。髪は黒くて、長くて、たまに両脇に結わえていますね。ちょっとお転婆なのは玉に瑕なのですが、は積極的で。アソコが疼くのを止められないみたいです」

「ふぁぅっ♡♡♡♡ ぁぁぁぁあ……♡♡♡♡」
「分かりますか? 貴女と同じぐらいの年の可愛らしい女の子が、貴女のおちんちんを一生懸命しゃぶりながら、自分のアソコを弄ってるんですよ……♡」

「ぁ゛ぁぁぁぁっ♡♡♡♡ そんな、そんな子ぁぅぁああぁっぁあっ♡♡♡♡♡ ――んぐぅぅぅっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

修道女は壁の向こうにいる女性のことを話し続けます。けっして本人を特定するには至らない、それでも情欲的な特徴を挙げ連ねることで、まゆの妄想と興奮を刺激するのです。

「ぉ゛ぉ――!!? ぉ゛ぉぉぉぉおおおおおっ♡♡♡♡ なにっ、これっ、おちんちっ♡♡♡♡ ってっ!!!? ってしてっ♡♡♡♡ 溶けるっ、とけぅぅぅぅううう♡♡♡♡♡」
「あぁ、今度はですか。私よりちょっと年上で、おっぱいがとっても大きな方です」

「ふぁぇっ♡♡♡♡ おっぱひっ!!? これっ、これってぇぇぇぇぇっ!!!?」
「きっと今、おちんちんがおっぱいに包まれているんでしょうね? 大きくて、ふわふわしてて、だけど時々乳首がコリコリって当たって。そしてその後、おっぱいからはみ出たおちんちんの先っぽをお口で……♡」

「ふゃぁぁぁぁああっ♡♡♡♡ きたっ、来たぁぁぁぁああ!!!? 先っぽっ、ちろちろちろってされたらっ、ぁ、ぁああ、ぁぁああああ゛っ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

代わる代わるまゆのおちんちんを愉しむ修道女たち。

まゆはもう、いくら射精してもちっとも辛くありませんでした。疲労も苦痛も感じず、ただ快感と幸福感だけが身も心も支配します。

「済みません、今日はが随分と多いようで。……ですが、ちゃあんと最後までお付き合いいただけますよね?」
「するっ、するぅぅぅぅっ♡♡♡♡ すごいっ、気持ちひっ♡♡♡ しあわせっ、気持ちぃぃぃ♡♡♡♡」

「ふふ、ありがとうございます。それでは、お礼にこちらもたっぷり気持ちよくさせていただきますね♡」
「んひゃぁんっ♡♡♡♡ ぁっ、おっぱひっ、気持ちっ♡♡♡♡ 体あったかひっ♡♡♡♡ ひっ、ひゃっ、ぁっ、ぁあ、ぁぁあああっ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

すっかり思考を蕩かせたまゆは、体力の限界に達するまで、その幼い体を修道女たちに捧げ続けるのでした。

 

――――
――

 

「っ、ぅ……?」

まゆが目を覚ますと、そこは知らない部屋でした。

白塗りの壁にアンティーク調の家具。けっして華美ではなくむしろ質素なぐらいですが、一般家庭とはあまりに雰囲気が違っていて、むしろおしゃれさを感じさせる部屋。それに何だかすごく良い匂いがする。まゆはそこにある質素な木のベッドで眠っていました。

昨日、何があったんだっけ……? 彼女がそれを思い出すのと、不意に声を掛けられるのはほぼ同時でした。

「気付かれましたか?」

まゆは自分の意思に反して体が跳ね起きる心地がしました。

側の椅子には、1人の修道女が座っていました。

それはもう、美して可愛らしい女性です。金髪碧眼、極端にグラマーという訳ではありませんが、それでもまゆよりもずっと恵まれた体型。何よりも優しいその声――まゆは瞬間的に、目の前の修道女のを悟ったのです。

「ぁの――!」

まゆは顔を真っ赤にしながら半ば叫ぶように声を上げます。

何を言うかは決めていませんでした。それでも、とにかく何か言わなければならないと思ったのです。しかし。

「昨晩、貴女は修道院の前で倒れられていたんですよ」
「……え?」

「恐らく貧血でしょう」
「そんな――」

『そんなはずない!』――そう言いかけたところで、まゆは口をつぐみます。修道女はそんなまゆのことを見届けると、優しく、優しく笑うのでした。

 

――――
――

 

「1人で帰れますか?」
「は、はい……」

程なくして、まゆは修道女に見送られて外に出ます。日が昇った時間に庭を見てみると、花壇に咲く花々が美しい。

「お気を付けて。ご家族にも、心配ないお姿を見せて差し上げてくださいね」
「はい……」

まゆは少し俯き気味に歩き出します。もう何も言うつもりはありませんでした。

昨日あったのか、彼女ははっきり覚えていました。それと同時に、修道院はルールが厳しいということも思い出したのです。

こっそりルールを破っているの顔を知る、名前を知るというのは、それ自体がでした。何かの拍子でうっかり口にしてしまうかもしれない。こうして介抱してもらえたのは、ひとえに慈悲によるもの。このまま有耶無耶にしてしまったほうが、修道女たちのためなのです。

 

まゆが寂しさを感じながら正門から一歩踏み出た、その時のことでした。修道女が近寄ってきて、そっと耳元で囁いたのです。

「またいつか、夜にお会いしましょう……♡」
「っ――!?」

まゆが驚いて振り返ると、修道女は優しげな表情で微笑んだまま。それでも確かに、その言葉は耳へと届いたのです。

 

町の真ん中にある修道院。

男の人たちにすれば遠巻きに眺めることしかできない高嶺の花。

そんな場所で、女の子同士の秘密の饗宴は今晩も行われます。