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(2024/06/07)新しい小説短編集が出ました

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エロ小説

おねロリバトルファック デビュー戦から電気あんまでイカされまくる

⏱このページは18分ぐらいで読めます


◆あらすじ

ここは女性同士がリングの上でイカせ合う闘技場。そんなふざけた興行に突然参加させられた少女『しお』と、熟練の闘士アイラが試合をします。しかしあまりに純朴で臆病なしおは手も足も出ず、アイラに気持ちよくさせられてばかり。最後は電気あんまで理性が溶けてなくなるまでイカされてしまうのです。

 

女性が快楽に悶える姿を道楽にする、邪な催し物があった。

それもただ快楽に陥れるだけではない。性技でもって、女性同士で戦わせるのだ。

ここではさまざまな女性の姿を見ることができた。例えば、無様な姿を晒すことを忌避して必死に戦う者。例えば、それでも敗北して恥辱を晒してしまう者。例えば、いつの間にか同性を快楽に堕とすことに悦びを抱き始める者。

……例えば甘美な敗北の虜になってしまう者。

 

ありふれたビルの、使われなくなった地下で試合が行われる。

まるで駐車場のような空間。太い柱が点在し、天井こそ高くはないが、面積は広い。そんな巨大なスペースにパイプ椅子を並べただけの無骨な闘技場は、まっとうな格闘技ではないの雰囲気を増長させる。

その真ん中に設置された1辺5.5mのプロレスリング上には、2人の女性がいた。……1人は『女性』と呼んでいいものか。

「っ……」

周囲の熱狂に気おされている少女――詩緒しお

生まれてこのかた染めたことのない黒い短髪、邪気を知らないまん丸の目。背丈は低く、真っ白なレオタードに包まれた体付きは未熟そのもの。足元は真っ白なブーツ。

親の借金のカタに売られたか、誰かに脅されでもしたか、あるいはだまされたか。少なくとも言えるのは、こんな場所に自分の意思で来るような人物ではないということだ。

「さて、そろそろ始めようかしら」

しおに相対するのは、彼女よりも二回りも三回りも大きい女性だった。

名前をアイラ。長い茶髪に、こんな場所にいてもきりりとした鋭い目つき。背が高くモデルにもなれるであろう恵まれた体型の彼女には、真っ黒なレオタードとブーツがよく似合っていた。

 

「あー、あー。今日行われるのは新人の研修試合でーす」

アイラはリングのロープに寄り掛かりながら、手にマイクを持ち、実にリラックスした態度で言う。

「今日お集まりの皆さま? 今日は本試合とは違う、新たな闘士育成の場。しかしせっかくですので、幼くも勇気ある彼女、しおちゃんに盛大なる拍手をっ」

席を埋め尽くす観客たちがしおに向かって惜しみない拍手を送るが、実のところ、しお本人は今日その『研修試合』とやらをするなんて聞かされていなかった。

ある日突然、このふざけたに参加させられることになり、自分の意思とは無関係に連れていかれる。ここで何が行われているかぐらいは聞いており、絶望的な覚悟はしていた。しかしまさか何の練習もなしに、際どいレオタードを着せられて、リングの上に放り出されることになろうとは。

「本物の格闘技じゃあるまいし、練習なんて要らないでしょう? それに、これはこれでがあるのよ。観戦チケットも本番より安くなるし」

需要……どういう意味だか、しおには分からない。とにもかくもしおは、心の準備もできていない間に見世物にされるなんてひどいと思った。

しかし彼女にはどうこうする力はない。怯えた表情で対戦相手をにらみ付けながら、流れに身を任せるだけだ。

「だいたい想像が付くと思うけど、殴る、蹴る、投げる、首を絞めるなんかの危険な行為は禁止。危なくないなら動きを封じるのは問題なし。その上で相手を気持ちよくしてイカせること。ギブアップはなし。最終的に、続行不可能と判断されたら負け」

それは実に単純明快なルール。女性同士を戦わせるキャットファイト、その中でも性的嗜好色の強い部類だった。

「今日は研修試合だから演出なし、審判もなし。だけど実践に限りなく近い形式で行うから。その気でこないと……恥ずかしい目に遭うわよ?」

妖しく嗤うアイラに、しおの全身が怖気立った。

そしてアイラはマイクを手放すと、リングの隅っこに置かれたゴングを自分で鳴らす。その音に呼応して、観客たちの熱気が一層強くなるのだ。

 

「ぅ……」

相手が動けなくなるまでイカせれば勝ち、そうは言っても――ゴングが鳴って早々、しおは困惑した。

目の前には仁王立ちする大人の女性。彼女の体をベタベタと触ってイカせる。だけど初対面の女性に、いきなりそんなことをしていいのか? ――ルールをはっきり理解していても、常識的な理性が行動を拒む。

おろおろするしおに、アイラはため息を付いた。

「まったく呆けちゃって。ゴングの音が聞こえなかったの?」

アイラはリングの中央に立ち尽くすしおにゆっくりと歩み寄っていく。アイラの大きな胸としおの小さな胸がぶつかりそうになる距離で止まると、しおのことを見下ろして嗤うのだ。

「それとも、気持ちよくされたいのかしら……♡」

また怖気立つしおの全身。

彼女は直感的に『とにかく動かないとまずい』と思い、咄嗟に両手を突き出して、アイラの胸を鷲づかみにした。

「あら」

アイラの淡泊な反応に、しおの肩が震える。

しかしもう引けない――しおは鷲づかみにしたアイラの大きな胸を揉みしだき始める。目をぎゅっと閉じながら両手を伸ばして、指に力を込めるのだ。

「くくっ、ふふ……」

仁王立ちしたままのアイラの体が震える。しかしそれは『感じている』というよりは、明らかに笑うのを我慢するような様子だった。

アイラは目の前のしおのことが、あまりにも滑稽で、何よりかわいらしいと思った。

多少なりともを経験しているアイラは、いろいろな新人と出会ってきた。素質と気骨があってデビュー当時からいい試合になる子もいた、不良を気取った生意気な言動でイラつかせる子もいた(そういう子は快楽でもって制裁した)。

しかしこんなにも純朴な女の子が来るのは初めてだった。散々脅しを掛けて、ようやくその気になったと思ったら、胸をもむだけ……? しかも手付きがあまりにぎこちない。

……あぁなるほど、こういう子は、こんな場所だとかえってがありそうだ。

「せっかくだから、私もそれに倣おうかしら」
「んぁぅ……っ!?」

アイラは向かい合ったまま、両手を伸ばしてしおの胸をもみ返し始める。

そこで初めて、しおの口から喘ぎ声が漏れ出た。

「んくっ、ふぁっ、ぁ……!」
「ほらほら、気持ちいいからって手を止めたら、もうされるがままよ?」

「っ……! っ、ぅぁっ、ふっ、ぅぅ……!」
「そうそう、頑張って?」

リングの上で向かい合って直立したまま、お互いの胸をもみ合う。それはではめったに見られないほど、平和的な責め合いだ。

しかもアイラはあくまでも、しおの動きを妨げない。腕を真っすぐに伸ばすしおとは違って、横から指先を差し込むようにして下乳をつまむだけ。

それでもなお、余裕がないのはしおのほうだった。下乳に指先が食い込むと、くすぐったいような、気持ちいいような感覚がやってきて、突き出した両腕が震えるのだ。

「これじゃあお客さまが退屈しちゃうわ。そろそろに進みましょう?」
「んひゃぅっ!? ひゃっ! ぁくっ、ぁぁ……!?」

「あら、乳首はとっても敏感。ないかと思ったけど、素質はばっちりね」

アイラの細い指が、しおの乳首をレオタード越しに引っかき始める。

しおの敏感すぎる性感帯では、恐らく普通に爪で引っかかれたら痛い。しかしつるつるとしたレオタードの生地が爪の鋭さを抑えつつ、滑りを良くしていてかえってちょうどいい。硬い爪が乳首の神経をぐにぐにと抉るようだ。

しおも負けじとアイラの乳首を責め返すが、あまり効いている様子はない。

「ん~、テクニックのほうは見た目通りね」

アイラは苦笑する。

気持ちよくて指が動かない。何よりそもそもの技術が未熟だった。女性の乳首をどう触れば気持ちいいかなんて、しおは知らなかった。

「んぁぅっ!? ひゃぅっ、ぁっ! んっ、っぅぅぅ……!」

気持ちよさに押されて、じり、じり、じりと後ずさるしお。しかし本気で走るのでもなければ逃げられるわけもなく、2人の立ち位置がリングの中央からずれていくだけ。

しおはあっという間にリングの端へと追い詰められた。

「ぁぅぁ、ぁぁ、ぁぁぁぁぁ……!」

しおはロープに寄りかかりながら、乳首責めを受け続ける。支えができたせいで、体からより一層力が抜けてゆく。

しかし次の瞬間、アイラはしおを床に引き倒すのだ。

「ぁ――んぐぅっ!?」
「ここはホテルじゃないのよ? もっと相手を責める気概を見せてくれなきゃ」

床との激突に呻くしお。リングの床にはクッション材が敷いてあり、見た目ほどけがの恐れはないが、それでも一瞬息が詰まって苦しくなる。

そしてアイラは、しおが起き上がるよりも早く次の体勢を作っていく。しおを仰向けに倒した後、彼女の顔の上にまたがって覆いかぶさるのだ。

それは『シックスティーナイン』の体勢に似ている。観客席のほうにアイラのお尻が突き出されて、観客たちが色めき立った。

「もしも貴女にがなくなったら、してあげる……♡」

アイラという女性は、時折的確にしおの恐怖心を刺激する。

震える彼女の目の前には、跨がったアイラの股間があった。自分が何をするべきなのか、しおは瞬間的に理解した。

 

「んぁんっ♡」

しおはアイラの秘所を黒いレオタードの上から刺激する。そこで初めて、アイラの口から明確な喘ぎ声が漏れた。

「そう、そぉ……! やれば、できるじゃない……♡」

他人の秘所をどう弄れば気持ちよくなるかなんて、しおには分からない。ただがむしゃらに、左手でお尻を支えながら、右手で引っかくように秘所を弄くり回す。

しかしアイラもただ大人しく気持ちよくさせられるわけではない。シックスティーナインの体勢ということは、アイラもまた、しおの秘所を責めることができるのだ。

「ひゃぅぁぁっ!!? ひ――!!?」
「ほら、動きが鈍ったわよ?」

「っくぅぅ……!!? んぐっ、ひゃぐっ、つぅぅ……!?」

しかもアイラの責めは、しおよりもずっと過激だ。レオタードをめくってつるつるの秘所をさらし、左手で割れ目をなぞり、右手でクリトリスをこねる。

あまりの気持ちよさにしおの腰が跳ねる。その感触で自分がレオタードをめくられていることに気付いて、恥ずかしさで頭がおかしくなりそうになる。こんな大勢がいる場所でアソコをさらされるだなんて。

しかししおが逃げ出そうとしても、大人の女性に覆いかぶさられていては逃げようがない。必然、しおはアイラの秘所を弄くる手付きを激しくする。レオタードをめくり、きれいに整えられた陰毛がある秘所をさらすと、割れ目をいじくりながらクリトリスをこねる。それはアイラがしおに対して行っていることと同じだ。

「ふーーーっ!! んぐっ、うぅ!! ふーーーーっ!!」
「ふふふ、そうそう、いい感じね。ん……♡」

アイラの口からも喘ぎ声が上がるが、しおに『戦えている』という実感はなかった。しおが責めやすいように、アイラがほんのちょっと腰を浮かせていることに、彼女は気付いていた。

 

「一生懸命なのはいいけれど、レパートリーが少ないのは良くないわね。見世物として」
「ふぐ……!? っ、ぁ……! え……」

アイラという女性は、この研修試合に出る闘士としては実に優しい部類だろう。おろおろする少女にペースを合わせて、時折助言もする。他の闘士であれば、新人に何もさせずさっさと組み伏せて絶頂地獄に突き落とすことも少なくない。

しかしそれでもなお、アイラはこのの闘士である。しおがいかに幼い少女であろうとも、リングに上がったからには容赦するつもりはなかった。

「今から、を一つ見せてあげる♡」

アイラはそう笑うと、シックスティーナインの体勢のまま、仰向けに寝ているしおの両膝を抱えて思いっ切り持ち上げた。

するとしおの尻が持ち上がり、アソコを恥ずかしくさらす『まんぐり返し』の姿勢になるのだ。漏れ出した愛液でテカる股間が、天井の照明で明るく照らされた。

「ほぉら、観客が貴女のどこを見ているか分かるかしら?」
「っ~~~~!!? ひ――!!? いやっ、ゃぁぁぁぁああああっ!!?」

今まで必死に抵抗しながらもあくまで大人しかったしおが、悲鳴を上げた。少女の羞恥心を煽るのにこれ以上のものはない。

そしてアイラは放さない。丸まったしおの腰を両腕で抱え込みながら、両手でしおの秘所を弄くるのだ。

「ぁぐっ、ぅぅぅうっ!!? やめてっ!! お願いっ、はなしてぇぇぇえっ!!?」
「こんな恥ずかしい目に遭うことぐらい、ここではいくらでもあるわよ? それよりも、手を止めてる場合かしら」

アイラはそう言うが、しおはもう涙を垂らしながら、イヤイヤと首を横に振るばかり。アイラの下で暴れるが、まんぐり返しというのはどうあっても逃げられる体勢ではない。

そしてアイラも、これ以上の優しさを見せることはなかった。

「言ったわよね? 『もしも貴女にがなくなったら、してあげる』って」
「ひゃぅぁっ!? ぁぐっ、ぁっ、ぁっあっぁっあっぁぁぁああっ!!?」

アイラの愛撫が加速する。

しおの腰を抱え込んだ体勢というのは、実に愛撫しやすい。超至近距離で膣のヒクつきを観察しながら、割れ目をほじくり、クリトリスをこね続ける。

「んぐっ、ぅうぅぅぅぅうぅうっ!!? ぅぐっ、ひぐっ、ぅぅぅぅぅぁあっ!!」

鋭くも甘い快感が次々と襲い掛かってくる。しおはもう、アイラに責め返すことすら考えられず、ただリングに指を突き立てて頭を振り乱すだけだ。

「ぅあっ、だめっ、だめ、だめぇぁぁあっ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

そしてしおは、まんぐり返しの体勢のまま絶頂を迎えた。太ももの収縮、秘所のヒクつき、何よりも快感にとろけた表情が、観客たちにさらされるのだ。

「いやっ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~!!! やだぁ――!!!? ぁう゛ぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」

生まれて始めて、他人に恥ずかしい所を触られて、イカされたしお。

では到底味わえないような快感が秘所を襲う。全身が飛んでいきそうな気持ちよさ。こんな場所にいなければ、彼女は目にハートを浮かべながら悦んでいただろうに。

「ざっとこんなところね。言っておくけど、本番ではもっとすごいこともするわよ?」
「ひ……! ひぐ……、ぅ、ぅぅ……!?」

しおの絶頂がひとしきり済んだ所で、アイラは立ち上がる。

しおはリングの上に倒れたまま動けない。大きな喪失感が全身を包み込んで、立ち上がるだけの気力を失わせていた。覚悟はしていたつもりだったが、いざ衆目に絶頂をさらしてみると、これほど悔しくて恥ずかしいものだとは思わなかった。

……この時のしおは、『負けた』と思っていたのだ。

 

「何を呆けているのかしら?」
「――んふぁぁっ!?」

アイラはブーツの先で、しおの秘所を優しく小突く。

きゅんとした快感が秘所を襲って、しおは身を縮こませようとする。しかし股間に挟み込まれたアイラのブーツは離れようとしない。

「たった1回イカされたぐらいで、終わりにしてもらえると思った?」
「ひぁ……! ぇ――!? おねがっ、も、やめ……!」

「ちゃんとルールは聞かなきゃダメよ? 試合は『続行不可能と判断されたら』負け」

しおはつま先で股間を踏まれ続ける。それは痛めつけるためではない、秘所が心地よい圧迫感に苛まれる、快楽を与えるための力加減だ。

しおは思わず制止した。しかしアイラの応えは彼女にとって残酷なものだった。

「貴女は今晩のうちに、何回イクのかしら……?」

この試合において、1度イッたぐらいでは、負けたとは見なされない。

しかしそれはしおにとってありがたいものではなかった。『まだ戦える』のではなく、『恥ずかしくて気持ちいい時間が増えた』だけ。

「ほら、立ち上がって戦えば、もしかしたら私に勝てるかもしれないわよ?」

「ぁぐぁ、ぅぁ、ぁ……!」
「それとも、もう立てないのかしら?」

「ぁぁ、ぁぁぁぁぁ……」

しおは立てない。絶頂の余韻で足腰の筋肉が緩み、それ以上に、これからのことを考えると何もかもが億劫に感じる。1回イカされただけで、すっかり戦意を喪失してしまっていた。

しかし立てないからといって試合が終わる訳でもない。むしろ状況は悪化するばかりだ。

「貴女は最初だから、にしてあげる♡」

アイラは右足のブーツを脱ぎ出す。そしてしおの両足首をつかんで持ち上げると、すらりとした素足でもって、改めて股間を踏みつけたのだ。

「――んぉ゛ぉぉぐっ!!?」

股間に襲う強烈な刺激に、しおは唇を突き出して悲鳴を上げる。

しかも今回は、ただ1度踏みつけるだけではない。つかんだ足首を引っ張り、膝を跳ねさせて、股間を振動させるように何度も何度も踏みつける。

それは俗にいう『電気あんま』と呼ばれるもの。もしもアイラが『優しくないほう』を選んでいたら、彼女はブーツに股間を踏みつけられていた

それでもなお、子どものいたずらで時折見る稚拙な行為が、今のしおには絶大な威力となった。

「ぁぐぁぁぁぁあっ!!? ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああっ!!!?」

ローターや電マ、バイブなど、大人のおもちゃに備わったモーターに比べればだいぶ、しかしそれらとは比にならないの振動が、クリトリスから割れ目、ありの門渡り、アナルまでをまとめて包み込む。それはどこかくすぐったさはあれど、それ以上に強烈な快感だ。

加えて、アイラの足の裏の柔らかさが振動をロスすることなく秘所に伝えて、レオタードの滑らかさが摩擦によるヒリつきを軽減する。

電気あんまはその過激な見た目に反して、実に快感性の強い責め苦だった。

「ぁぐひっ、ひぎっひひひっ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? んぐっ、やめ゛っ、やめでぇぇぇぇえええええ!!!?」

指先で優しく責められるのとは訳が違う。しおはほんの一瞬で軽い絶頂を味わい、『このまま続けられたらまずい』と察する。何とかして逃げなければ。

しかし動けない。快感で体の力が抜けていたし、仰向けのまま両足首をつかんで持ち上げられるというのは、思いの外自由が利かない体勢だった。体をよじろうにも、両脚の付け根に挟まったアイラの足がストッパーになる。

何より抵抗しようとすると、アイラが戒めと言わんばかりに電気あんまを強めてくるのだ。

「あらあら、観客の視線はもうあなたのエッチな姿に釘付けみたい。これはこれで、チケットが売れそうね?」
「ひ――!!? みな――!!? 見ないでっ、おねがいっ、見ないでぇ!!!? やだぁぁぁぁああああ!!!?」

それにも悪い。

2人はリングの隅に近い位置で戦っていた。そしてアイラは電気あんまをする時にさり気なく位置を調整して、しおの頭だけをリングからはみ出させたのだ。

するとしおの頭はリングの端から垂れ下がり、観客席にさらされる。快感に悶える表情が、多くの者に見られるのだ。

「もうむり、ギブ――!!? ぎぶあっぷぅぅぅぁぁあああ!!?」
「本当に説明を聞かない子ね? ギブアップはないわよ」

しおは大声で制止を呼び掛けるが、アイラは聞かない。

やがてしおの股間とアイラの足の裏の隙間から、透明な液体が噴き出し始めた。

「ッ~~~~~~~~~~~~~~!!!? ぁぐっ、ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

大きな絶頂だった。指で優しく導かれるような絶頂とは違う、あまりに無理やりな絶頂。感覚神経が快感に追い付かず、全身がびりびりと痺れる。

その癖、アイラは絶頂のさなか、股間を踏みしめた足の裏をぐりぐりとねじ込むように押し付けて、股間を余すことなく揉みほぐしてくる。それはまるで抱き締められるような、強くも甘い快感だった。

「ぁぅぉ゛ぉぉぉぉっ♡♡♡♡ ぉぐっ、や――!!!? ぐりぐり、っへ――!!!?」

「今日はこれで、堕ちなさいっ♡」
「ぉ゛ぉぉぉおおっ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!? だめっ、これっ、気持ちひ――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

長い長い絶頂を味わい、アイラの精神力が完全に尽きる。快感が恥ずかしさや悔しさを上回って、もはや抵抗する気すら起きない。試合を『続行不可能』と判断するなら、まさしくこのタイミングだろう。

しかしそれでも試合は終わらない。アイラは足の裏でもって、しおの股間を執拗に責め続けるのだ。

「ぁ゛ぉっ♡♡♡♡♡ ぉっぉっぉおっぉ゛ぉおおおっ♡♡♡♡♡ ひぐっ、ひ――♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

「ねぇ、どこかどんな風に気持ちいいのかしら? せっかくだから、私とに教えてご覧なさい?」
「あぅ゛ぉぉおっ♡♡♡♡ かかとがっ、アソコぐにぐにってっ♡♡♡♡ あそこっ、アソコがとろけるみひゃいでぇぇぇええっ♡♡♡♡」

「それじゃあこんなのはどう? 私の足の親指で、クリトリスをこりこりこりこりーっ♡」
「んふぉぉぅぁああああっ♡♡♡♡ だゃめっ、それっ、腰がびくびくって――ぅぅぅぅうううううっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

それは暗黙のルールのようなものだ。

闘士が戦意を喪失しても、試合は続けられる。それは敗者に対するペナルティでもあり、観客への見世物でもあった。

 

もはや試合の体はなしておらず、単なる絶頂ショーは続く。しおはアイラに股間を踏みしだかれて悶えるだけ。するとアイラが不意に話し掛けた。

「ウチはね、あえて強い人と弱い人でカードを組むことも多いのよ。どうしてか分かるかしら?」

その理由は、理性の蕩けたしおでも理解できることだった。

強い者同士が必死にイカせ合うのも、それはそれで熱狂するかもしれない。しかし弱い女性がひたすら快感にイキ悶えている姿を見るのは、それはもう楽しいに決まっている。

……それはまさに、今のしおのように。

「……だから、もしも最初の試合で『弱い子』認定されちゃったら、ね?」

しおが知らなかったことだが、研修試合は闘士たちの間で『選別』と呼ばれていた。

相手をイカせる気概を見せた者は、のある者としてさまざまな相手と戦うことになる。その中で勝ち抜きに立つこともできれば、負けてに堕とされてしまうこともあるだろう。

しかし最初からのない者と見なされればそれまで。乳首責め、クリ責め、膣責め、アナル責め、くすぐり責め――さまざまな得意技を持つ闘士との試合でイカされ、時には多対一で理不尽にイカされ、時には闘士を自らの手でイカせたいと願う一般客とのエキシビションマッチでもイカされる。

この興行における命運は、初戦で全て決まる。しおという少女がどちらに『選別』されるかは、もはや言うまでもないことだ。

「ぁぉ゛っ♡♡♡♡ ぉっ、ぉぉぉおっ♡♡♡♡ ぉ゛ぉぉぉぉおおっ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

しかし今のしおにはもう、未来を想像してぞっとする気力も湧かない。

既に諦めた心と体で、イキ続けるだけだった。

 

――――
――

 

それから絶頂ショーは数十分あまり続いた。

試合が終わると観客たちは次々と立ち上がり、無骨で巨大な空間から去っていく。

リングの上には少女の姿があった。

「ぉ゛、ぉぉぉ……♡♡♡ ひ――♡♡ ぁ、ぉ……♡♡♡」

対戦相手のアイラはもう、とうにリングから下りてしまっていた。

顔は涙と涎と鼻水だらけ。自らがまき散らした体液の水溜まりの上で、みっともなく脚を開いて仰向けに倒れたまま、虚ろな喘ぎ声を上げ続ける。

むごたらしい姿。しかしすぐに、そう珍しい光景ではなくなるだろう。これから彼女がリングに上がるたびに、毎回この姿をさらすことになるのだから。衆目の前で無理やりイカされる、凄惨な毎日は避けられそうにない。

(――♡♡ ――――♡♡♡)

しおはこれからの生活に絶望感を覚えることすらできず、ただ真っ黒な視界の中で甘い快感を反芻し続けるのだった。

 

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