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エロ小説

壁乳を愉しむ展覧会の話。巨乳の陥没乳首をずっと弄くられて連続絶頂した少女『ののか』の場合

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◆あらすじ

壁から飛び出たおっぱいを愉しむ壁乳展覧会。ボランティアとして参加した女の子『ののか』は、見えない壁の向こうで、自分の大きなおっぱいを顔も知らない誰かに触られ続けます。陥没乳首をほじくられたり、とことん焦らされたり、複数人で激しく愛撫されたり……。ののかはそれぞれに違った反応を示し、ついには絶頂。それでも展覧会の時間が終わるまで、『展示』は終わらないのです。

 

壁乳展覧会。壁に埋め込まれたおっぱい――通称『壁乳』を見たり触ったりして愉しむ、今となっては日本中で行われている有名なイベントです。

展示物の収集及び管理は通常学芸員が行いますが、今回は肝心の『展示されるほう』のお話。

展覧会で展示されるおっぱいは、作り物などではなく正真正銘の人間のもの。故に、学芸員はさまざまな手段を尽くして各地から美しいおっぱいを持った女性たちを集めるのです。

 

――――
――

 

佐山さやま  ののかは壁乳展覧会のボランティアに始めて参加した女の子です。

まだオシャレを知らない、少し野暮ったい黒髪のロングストレート。しかし少々素朴ながらも、その容姿は美少女と呼ぶに十二分です。

何より目を引くのが、年相応の幼さ残る顔付きに反して、迫力のあるおっぱい。大きさはちょっとしたメロンやスイカ程。学校でも、町中でも、ののかは他人が自分に向ける視線が気になっていました。こんなものがあっても、何も良いことなんてないのに。

そんな折、壁乳展覧会ボランティアの話を持ちかけられます。学芸員を名乗る人に駅前で突然話しかけられたのです。先生に相談してみると『こんな機会は滅多にない。社会勉強だと思って』と言われたので、少々乗り気ではないものの『そういうことなら』と参加することにしました。

 

ののかは学校で特例の休みをもらって、彼女が住んでいる地区の美術館に赴きます。美術館自体はとても大きな建物。その中で展覧会が行われるのは、ちょっとした大きさのホールが2~3室です。

それぞれの部屋の壁には、1~2m間隔で穴が空いています。郵便受けを縦にちょっとだけ大きくしたような穴。この穴の裏から体を押し込むことで、壁一面におっぱいが並ぶことになるのです。

そして観覧者が立ち入りできない穴の向こう側には、個室がありました。個室と言っても、ロッカーをちょっと大きくした程度の広さ。中は明るく、空調も整備されており、飲み物を置くためのホルダーもあるのですが、狭苦しさは否めません。

ののかはその個室に入って直立したまま、おっぱいを壁に押し付けていました。制服姿のまま、ブレザーを脱ぎ、シャツのボタンを開いて、ブラジャーを外した格好です。

「ぅぅ……」

ののかは呻きます。この壁乳展覧会のボランティア、思っていたよりも大変な仕事だと感じたからです。

まずは姿勢。壁からおっぱいを出すという仕様上、椅子に座ったり寝たりはできません。休憩時間があるとは言え、1日ずっと立って壁に上半身を押し当て続けなければならないとなると、かなり疲れそうです。

何よりも、未経験者特有の恥ずかしさが彼女の心を悩ませました。

展示ホール側から彼女のことを見てみると、壁からおっぱいだけが飛び出て見えています。日焼けもシミもない真っ白な肌。水滴状に程良く垂れた乳房は、見るだけでもずっしりと重そうです。

何よりも目を引いたのは、その中央にある陥没乳首。横に1本線を引いたような割れ目の中にあるピンク色の乳首は、こんな状況にあってまだ引きこもったまま。

そんなおっぱいと乳首を、これから大勢の人に見られ、触られるのです。恥ずかしくない訳がないでしょう。

(頑張らなきゃ……)

ののかは頭をぶんぶんと横に振ります。それに合わせてホール側でも壁から生えたおっぱいがぷるんぷるんと横に揺れるのですが、お構いなしです。

 

いよいよ開館の時間になります。

ののかが腕時計を確認すると、何だか急におっぱいがむずむずしてきた気がします。もしかしたらもう誰か来ているのかも――そう思うと、壁の向こうのおっぱいを意識せざるを得ないのです。

個室の壁は分厚く、防音・防振性能は完璧。壁に空いた穴も、おっぱいがみっちり詰まっているため向こうの音を拾うことができません。ただ声やら足音やら、そんな空気の揺れがおっぱいを伝って聞えてくる気はします。気のせいかもしれませんが。

だけどだけは、疑いようもありませんでした。

「ふくぅっ!?」

乳房に走る、ゾワリという刺激。とうとう1が来たようです。

「っ……! ぅ、ぁ……」
(は、始まっちゃったよぉ……!?)

この壁乳展覧会というイベントは、壁から飛び出たおっぱいを見るだけでなく、触って愉しむこともできます。

乳房の膨らみを、手のひらでさわさわと撫でられるような感触。その手付きは遠慮しているのか、様子見しているのか、極めて控えめです。

ののかは感覚を研ぎ澄まして、その手のを探ろうとしました。手は大きく、少なくとも子供ではない、だけど男か女かまでは分からない。細く、関節の凹凸も控えめで、きれいな手だ――結局のところ何の得にもならず、ただ神経を集中した分だけ刺激が強く感じただけでした。

(ぁぁぁ……! 私のおっぱい、すっごい触られちゃってる……)

壁の向こうでおっぱいがぷるぷると小刻みに震えます。誰かにおっぱいを触られるというのは、不思議な感覚です。

最初に抱いた感情は、紛れもなく羞恥と恐怖でした。しかし緩慢なソフトタッチが続いて緊張が解れてゆくと、別の感情も湧き出てきます。

「っ、ん……! ふっ、ひゃっ、ぁぁ……!」
(ぅぁぁー……。これ、慣れると、結構気持ちいいかも……)

とても恥ずかしいのは変わりありません。

だけど相手の顔が分からない一方で、自分の顔も見られることがない。から一歩踏み出したドキドキ感がありながら、それでもには至らない安心感があります。

誰にも情を寄せることなく、誰からも情を寄せられることなく、ただ感触のみを享受する――それは慣れてみると、意外と悪くない愉悦だったのです。

 

そしてののかの気持ちがこの状況に適応して間もなく、おっぱいの触り方が変わりました。

「んゃぁぅっ!?」

大きな乳房を下から持ち上げるような触り方。

ゾワッとした刺激がこみ上げてきて、吐息を多分に含んだ悲鳴が漏れました。指先が、胸の奥にあるツボを刺激しているような感じがしたのです。

そのまま指先を、ふに、ふに、ふにとされると、そのゾワゾワが連続して押し寄せてきます。壁の向こうでは、大きなおっぱいがぴくん、ぴくんと跳ね続けます。

「んひっ、ぃっ!? ぅあっ、ひっ、んぅっ!?」
(私のおっぱい、こんなに敏感、だったなんて……!?)

性経験の乏しいののかは、自分のおっぱいの感度に愕然としました。『おっぱいが大きいと感度が悪くなる』と言われて、『それじゃあ、いざという時に乱れないから安心ですね』なんて思ったことだってあるのに。

そしてを更に実感する刺激がやってきます。誰だってに触れないで終わるはずがない――案の定と言うべきでしょうか、陥没乳首の割れ目に、人差し指の先を突っ込まれたのです。

「ひゃぅぁぁぁぁぁっ!!?」

それは今までの、ただ背筋をゾクゾクさせるだけの刺激とは違うものでした。まるで乳首と子宮が連動しているかのよう。人差し指の先で割れ目の向こうの乳首を潰された瞬間、胸とアソコが同時にきゅんと高鳴ったのです。

「ぉ、ぉぉ……!? ぁ……♡」
(な、何、今の……)

ののかは余韻に恍惚します。

壁の向こうでは、おっぱいがびくんと飛び跳ねた後に、ぶるぶるぶると震えています。それは実に良い、嗜虐心を煽る反応でした。まるで『もっと触って』と言っているかのようです。それこそ、ののかの意志とは関係なく。

「ひぃぃぃっ!!? ひゃっ、ぁぐっ、んんぅぅぅぅ!!?」
(ちょっと、待って、激しっ、はげしぃぃぃ!!?)

壁の向こうの誰かが、どんどん激しくののかの乳首を触ります。

最初は人差し指で乳首の割れ目をぐりぐりとほじくって、次に親指と中指で割れ目の中の乳首を絞り出します。段々と乳首が硬くなってきて、不意に陥没していた乳首がきゅぽんと飛び出てしまいました。

「んぉぉぉぉ゛っ♡♡♡ ぉ――!!?」

その瞬間、ののかは少し濁った悲鳴を上げました。あまりの衝撃に、を痛みだと誤認してしまったのです。

しかし親指と中指で乳首を絞り出したまま、人差し指でコリコリと乳首をこねくり回すようになると、その声はまた甲高いものになります。

「ひきっ♡♡ ひっ!!? ひゃっ、ぁんんっ!!? ぁあぁぁぁっ♡♡」
(ぅあぅぁぅぁぁっ!!? 乳首が、ちくびがぁぁ!!?)

あまりに気持ちがよすぎて、頭がぼうっとしてきます。

余計な思考が溶けて、乳首のことしか考えられなくなる――ののかが快感にトリップし始めた矢先、ようやくおっぱいへの愛撫が止まるのでした。

 

「んぇっ、ぁ……!? お、終わっ、た……?」

刺激が止んでののかはようやく、自分が壁乳展覧会のボランティアとして働いていることを思い出しました。そう、けっして誰かと性行為をしている訳ではなく。

ののかに向こうの様子は分かりませんが、気配を感じ取ってみると恐らく終わった……気がします。

「おわ、った……っ。ふー、ふーー……!」

ののかは息を整えて、熱い体を冷やすようにホルダーに置かれていたスポーツドリンクを飲みながら、これから先の苦労に思いを馳せました。

呼吸は全力疾走した直後のように切れており、膝はもうガクガク、全身はおろか制服まで汗だらけ。たった1人におっぱいを触られただけで、この体たらく。これから先何人もの人におっぱいを触られるなんて――当然のごとく抱く、先行きに対する不安。しかし。

「んぐ……♡」

ののかのアソコからは愛液が漏れ出ていて、下着をじっとりと濡らしています。あんなことを、今日、ずっとされちゃうんだ――ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、モチベーションが上がります。

(いけない、これは、ボランティアなんだから)

そうやってドキドキしながら待つことほんの数十秒。ようやく待ち望んでいた2人目が訪れたのです。

 

「んひ……っ♡」

最初に訪れた感情は、『来た……♡』という悦びでした。すっかり自分のおっぱいを触られることを愉しみにしてしまったののか。しかしそれは段々と戸惑いに変わってゆきます。

「んぁっ、ぇ……? ひっ、ぁは……! 何、これ、あ、くしゅぐったひっひひ……!?」

乳房を撫でる感触があまりにも柔らかい。これはどうやら人の手ではなさそうです。もっと柔らかくて、ふさふさしたもの。そう、『羽箒』のような感触。展覧会の入り口で貸し出されているらしい道具を使っているのでしょうか。

「んふっ、ふふふふっ!? ぇ、ぇぇ~、何、これぇっへへふふふ……♡♡」

羽箒でおっぱいを撫でられたら、そりゃくすぐったいに決まっています。ののかは手で口を塞ぎながら、小さく笑い声を上げ始めました。

だけど内心はのんきでした――今はまだそんなに気持ちよくないけれど、その内ちゃんと触ってくれるなら、今は気長に待とう。それに、おっぱいをくすぐられるのはくすぐられるので、癖になりそうな感覚だ――それぐらいの気持ちです。

だけど不思議なことに、待てども待てども、一向にその時は訪れないのです。

「ふくっ、んっ、ふぅぅぅ……!? こ、これへっ、いつまで……!?」

ののかは腕時計を見ます。もう10分近くおっぱいを羽箒でくすぐられているような? それなのに、一向に動きが変わる気配がありません。

壁の向こうでは、ののかのおっぱいが凍えるようにぷるぷると震え続けていました。

「っ、くぅぅ……! っ、ぅ、んぐぅぅ……っ!?」

あまりにも焦れったい時間が続きます。まさかおっぱいをくすぐられるのがこんなに焦れったいだなんて、ののかは思いもしませんでした。

今自分のことをくすぐっている誰かは、意地悪な人だ。いっそのこと後ろの人がその人を突き飛ばして、私のおっぱいをたくさん、揉みくちゃにしてくれれば良いのに――苛立ちに似た感情が沸々と湧いてきます。

しかしこの展覧会では、他人がおっぱいを触って愉しんでいるところを邪魔してはいけないルールがあります。しかも1人1人の時間は無制限。つまりこの人が満足するまで、ののかはおっぱいをくすぐられ続けるしかないのです。

至福の時は一向に訪れず、それどころか更なる追い打ちを受けることに。羽箒の先が、すっかり陥没した乳首に差し込まれたのです。

「んひゃぁぁっ!? ぁっ、ちくびぃっ♡♡」
(きたっ、きたっ、きたぁっ♡♡)

その悲鳴の瞬間、ののかの胸に湧き上がった感情は、驚きと悦びでした。

突然のことでびっくりはしたけれど、散々焦らされた後ようやく乳首を触ってもらえて、ついつい悲鳴に艶を混ぜ込んでしまうぐらい。

しかしその思いはことごとく裏切られます。

「っあっ、ひっ、何、ぇ……!? 弱い、弱いぃぃ……!?」

足りない。

乳頭の割れ目に差し込まれた羽箒は、その先端の僅かな部分でちょん、ちょんと乳首に触れるだけ。これではあまりに刺激が足りません。むしろ中途半端に刺激を与えられた分、かえってもっと強い刺激が欲しくなって辛くなってしまいます。

「も、もぉぉぉ……! ぁ、だ、だめ……限界ぃぃぃ……!?」
(誰も見てないし、い、良いよね……!?)

ののかはとうとう耐えられなくなって、自分でアソコを弄り始めてしまいました。壁におっぱいを押し当てながら、ちょっとがに股になって、下着の上からクリトリスをこねこねするのです。

そんな裏事情を知ってか知らずが、羽箒は相変わらずののかの乳首を焦らし続けます。いつの間にか羽箒は2枚になって、左右の乳首を同時に責めていました。

「っぁっ、ふっ♡ んっ、くっ、ふっ、ぁっ、あっ、ぁぁぁっ♡♡」
(っ~~~~♡♡ 乳首、弱い、弱いよぉぉ……!?)

だけど絶妙な刺激です。

もっとしっかり乳首を捏ねくり回してくれれば最高のオカズになったかもしれないのに。ののかはこれまでの人生の中で、今日ほど自分が陥没乳首であることを憎んだ日はありませんでした。

「んくっ、もう、イ――っ~~~~~~~~~~!!! ふぅぅ~~~~~~~~~~!!!」

結局、ののかは自分の手淫で絶頂しました。下着にできていたシミがもう一回り大きくなって、ホールの向こうでもおっぱいが不自然に痙攣します。

しかし気分は今もまだモヤモヤとしたまま。アソコで気持ちよくはなりましたが、おっぱいはまだずっとムズムズしたままなのです。

(ぁぁぁぁぁ、全然足りない、乳首足りないぃぃ!!?)

しかしその願いは虚しく、そうこうしている間に休憩の時間が訪れてしまいます。

敏感になったおっぱいから、展覧会に来ていた人々が次々と部屋から出ていってしまうのを感じました。人を展示する以上、休憩は必須。そして休憩時間中は展覧会そのものを閉じなければならないのです。

「ぁ、ぇ……。もう、終わ……」

ののかは個室の中で絶望の声を上げるのでした。

 

――――
――

 

1時間という永い永い休憩時間が過ぎて、待ち望んでいた午後の部が始まります。

「ふー、ふーーーっ♡」

散々焦らされたののかは、午後の部が始まる時にはもう爆発寸前でした。

あれから彼女は、壁からおっぱいを取り外され、事前説明にあった通り、控え室で昼食を摂ります。

(乳首、乳首ぃ、乳首乳首乳首乳首ぃぃ……!?)

大好きなお弁当のミニハンバーグを頬張っている最中も、ののかが考えるのは乳首のことばかり。目がグルグルと回ります。

控え室には彼女と同じくボランティアに来た女性たちがたくさんいました。彼女たちの様子はさまざま。平然としている人、午後の部が愉しみで愉しみで仕方ない人、帰りたそうに憂鬱げな人……。しかしののかほど真っ赤な顔で悶々としている人はいません。

それだけ、2人目の誰かは彼女に酷い仕打ちをしたということ。そしてそれだけ、彼女のおっぱいが敏感だったということです。

 

(早く、早く早く早く早くぅぅ!!)

ホール側から見ると、ののかのおっぱいがぷるぷると震えているのが何とも印象的です。

しかし彼女の焦燥はすぐに解消されることになります。時間になるや否や、壁の向こうにあったおっぱいが、思いっきり、ぎゅっと揉み込まれたからです。

「ッ~~~~!!? んぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ♡♡♡」

もしもその声を聞いている人がいたら、もしかしたらおっぱいを揉んだ本人でさえ、『何事か』と驚いたかもしれません。

しかし散々羽箒と時間に焦らされ続けたおっぱいを、ツボを的確に揉み込むように、下からぎゅっと揉み込まれれば、そんな喘ぎ声を上げたくなって当然のこと。

そして待ち望んでいた刺激は、どんどんやってきます。

「ぁっ♡ あっひゃっ、んぁっ、ふぁぁぁぁっ♡♡♡」
(来た、来た、来た、来たぁぁぁっ♡♡♡)

今度の相手は、ののかを満足させるに足る相手でした。

焦らすことなく、ひたすらに快感を与える触り方。指先がツボの1つ1つをコリッと優しく抉ってゆき、時折肌の表面をゾゾゾとくすぐります。

そして当然のように、指先は陥没した乳首に。

「んにゃっ、ひゃぁぁ~~~~っ♡♡♡」

親指と中指で乳頭の割れ目を開いて、人差し指で飛び出た乳首をクリクリクリ。待ち望んでいた刺激に思考をすっかり蕩かされたののかには、もう当初の恥ずかしさだとか恐さなんて欠片たりともありません。

特に人差し指で乳首を押し潰されるのは格別でした。

「ぉぉぉおおおお゛っ!!? 潰、ひゃれぇぇ……っ♡♡♡」

散々羽箒で焦らされたからでしょうか。圧迫感が、この上ない心地良さを生むのです。午前中に羽箒でくすぐってくれた人に、『散々焦らしてくれたおかげで、今とても気持ちいいです』と感謝すらしてしまうぐらい。

ののかの絶頂は、そう遠い話ではありませんでした。

「ッ~~~~~~~~~~~~~~!!!? ぁぇ♡ わたし、乳首でイっへ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」

のけ反る全身、ガクガク震える膝、歓喜の表情。下着はもうぐっしょり濡れていて、乾いた場所を見つけるほうが難しいほど。

ののかは絶頂の最中、ようやくそのに気付きました――まさか自分が、乳首だけでイッてしまうなんて。乳首しか触られていないはずなのに、自分でアソコにはけっして触っていないのに。今まで当然のごとくそれでイケると考え、そして本当に当然のごとくイッてしまったのです。

若い頃の性体験はます。きっともう彼女はこれから、乳首を弄くりながらでなければイクことができなくなってしまうでしょう。

 

しかしそれはまた別のお話。目下の問題は、ののかがイッてなお、気持ちよさが止まないということでした。

「んぉ゛ぉぉぉぉぉっ♡♡♡ ぅあっ、乳首、止まんにゃいぃぃぃぃ!!?」

ののかも最初は驚きましたが、ややあってそれは当然のことかと納得しました。

これはセックスでもオナニーでもなく、『壁乳展覧会』です。展示品であるののかがイッたかどうかなんて、全く関係ありません。しかも彼女は壁の向こう側にいるのですから、そもそも向こう側の人は彼女がイッたことにすら気付かないのです。

それどころか。

「っっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡」
(何!!? 何か来たぁぁぁぁぁぁぁ!!!?)

突然加わった刺激に、ののかはまた背筋をのけ反らせました。

ねっとりとした感覚。生暖かくて、ぬるぬるしていて、それが乳頭の割れ目をほじくって、乳首を舐めてきて。感覚だけで明白でした。ののかは今、乳首をいるのです。

それも片乳だけでした。右乳は相変わらず指でほじくられたまま、左乳を舌でペロペロ。

最初は単に触り方を変えてきたのかと思いました。だけどどうやら、ではないようです。

「待って♡♡♡ 待って待って待って待ってぇぇぇぇぇぇ♡♡♡ ぃぃぃぃぃいいいいいい!!!?」

手が。そしてその分だけ気持ちいい。

どうやらののかのおっぱいを愉しんでいるのは、1人だけではなさそうでした。恐らくは2人。『他人がおっぱいを触って愉しんでいるところを邪魔してはいけない』――そんなルールは確かにありますが、それが家族や友達などの同じグループであるなら話は別だったようです。

責め手が増えるというのは、単純に気持ちいいことでした。バリエーションが増えるのです。

「ぉ゛ぐぅぅぅぅっ♡♡♡♡ おっぱひ、絞られてぇぇぇぅ♡♡♡」

右乳は手による愛撫がメイン。

片手で乳首を絞り出したまま、もう片手の2本指を使って乳首をぎゅっぎゅっ。陥没した乳首に対しては、片手ではできなかった責め方です。普段乳首が割れ目の奥に隠れているののかにとっては、まるで膣内を激しく突かれるような気持ちよさでした。

「ぅ゛ぁぁぁーー♡♡♡ ぺろぺろが、ぺろぺろがぁぁ♡♡♡」

左乳は舌による愛撫がメイン。

両手でおっぱいを揉みしだきながら、ひたすらに乳首をペロペロ。特に舌でちゅうっと吸い出されてから舐められるのは未知の気持ちよさ。もうののかは可愛らしく喘ぐこともできず、ただ快楽に忠実な濁った声を上げ続けます。

「ふぁぁぁぁぁっ♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」

ののかはあっと言う間に絶頂してしまいました。あまりに気持ちよすぎて、愛液が下着から垂れて床に水溜まりを作ってゆきます。

「ぅぁぅぐぅぅぅっ♡♡♡♡ いつまで――!!!? そろそろ、キツい、きついってぇぇぇぇぇぇぇ♡♡♡♡」

それでもおっぱいへの愛撫は続きます。しかも何だかまた手が増えていそうです。果たして、一体どれだけの団体客がののかのおっぱいを愉しんでいるのか。

 

「もう、むりっ、むりだってへぇぇぇぇぇぇぇぇっ♡♡♡♡」

これ以上は無理、気持ちよさでおかしくなってしまう――ののかは堪らず、穴からおっぱいを引き抜こうとしました。

しかし柔らかな肉がぴっちり詰まった壁の穴は、どんなに力を込めてもビクともしません。それでもののかは両手を壁に当てて思いっきり力を込めるのですが、次の瞬間、ガシャンという音が狭い部屋に響きます。

「きゃぁぅぁぁっ!!!? ぇあ゛、な――!!?」

突然壁に引き寄せられるののかの体。壁から革のベルトのような拘束具が突然出てきて、ののかの腰や背中、裏腿に巻き付いて、彼女を壁に縫い付けてしまったのです。

それは車に搭載されたエアバッグと同じ、『緊急装置』でした。おっぱいは壁にぴっちり埋まっており、無理に引き抜こうとすると怪我をしてしまう恐れがあります。そんな事態を防いで展示品を保護するための、致し方ない措置でした。

「ぁ゛、ぁ゛ぁぁぁっ!!? ちょっと、これ、や……!!? 助けて、誰かぁぁっ!!?」

穴からおっぱいを引き抜くどころか、ますます穴に突き出されてしまうおっぱい。絶望的な状況にののかは叫びます。

しかし、この個室の防音・防振性能はともに完璧。穴もおっぱいでぴっちり埋まっており、声がホールに届くことはありません。思わず壁をドンドンと叩いてしまいますが、それすらも届きません。

そうこうしている間に、壁の向こうでたくさんの人が、ののかのおっぱいをゆくのです。

「ひきっ、ひぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ も゛っ、むりっ、とめてっ、とめ゛ぇぇぇぇぇぇぇっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

手、舌、羽箒、筆、ローター、歯ブラシ……。

すっかり敏感になったののかのおっぱいは、自分が今何で刺激されているのかを鮮明に感じ取ることができました。そして不思議でした。おっぱいのどこを、何で刺激されても、全部が全部泣き叫ぶ程に気持ちいいのです。

ののかは絶頂し続けます。足元には愛液と潮の水溜まりができて、扉の隙間を抜けて個室の外にまで漏れ出してしまう始末。それでもののかはベルトで拘束されているから逃げることはできませんし、それどころか膝を折って崩れ落ちることすらできません。

1人がようやくののかのおっぱいから離れたと思っても、間髪入れずに別の人が加わります。休憩時間はなさそうです。ののかは閉館時間まで、ずっとイキ続けるでしょう。

 

なお、この展覧会は7日間に渡って行われます。

つまり残り6日間、ののかはずっと今日と同じ目に遭う……という訳でもありませんでした。むしろ、今日よりもずっと……。

「やだっ、やだぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡ やめるっ、ぼらんてぃあやめるからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!? っひ~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

しかしののかはそのことを案じる余裕すらありません。今のところは、次々とやってくる刺激に翻弄され、涙の奥にハートを浮かべながらイキ狂うだけでした。

 

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――

 

翌日。

ののかは重い足取りで展覧会の会場に向かいます。行きたくない、行きたくない、でも行かなきゃ――そう思う彼女は真面目でした。

だけど憂鬱な心に反して、彼女のアソコは既にしっとりと濡れているのですが……。彼女はそれを無視することにします。

 

そしたら、会場にて学芸員の女性に手を引かれます。別室で話を聞いてみると、『昨日はののかのおっぱいがとても好評だったので、お礼を言いたい』とのことで。

どんな仕事であろうとも、評価されることはモチベーションでした。ただ素直に、うれしいと思いました。

そして曰く、『昨日の内容をフィードバックして、展示物のを変更したい』とのこと。

ののかのうれしさが続いたのは、開館でした。

 

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――

 

「ぁぅ゛ぁぁぁあああああああ♡♡♡♡♡ やだっ、これっ、昨日より気持ちぃひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

数十分後、ののかは泣き叫びながら何度もイキ続けることになります。

相も変わらず個室で壁の穴におっぱいを押し当て続けるののか。今日は、他人におっぱいを触られることがありませんでしたが、代わりに壁から生えた機械がののかのおっぱいを限界まで苛めています。

あまりの気持ちよさに、最初から壁に拘束済みです。

「おっぱひっ、何っ!!!? ぜんぶっ♡♡♡♡ おっぱいぜんぶくしゅぐったひぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ 何なのこれぇぇ~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?」

おっぱい全体を透明なローションで塗らし、たくさんの人の手を模した機械――マジックハンドを這い回らせます。マジックハンドは赤ちゃんの手のように小さく、だけど大人の手のようにしなやかでした。

そんな手が、ののかのおっぱい全体をくすぐり回しているのです。もちろん、陥没乳首もしっかりほじくり返して。

人の手よりも遙かに巧みで、細かく、そして密な快感で埋め尽くされます。しかもローションのせいで指先がちゅるんと滑るから、余計にタチが悪い。

「もうやだっ♡♡♡♡ なんでっ!!!? なんで私ばっかりこんなぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡ ぅあひっ!!!? やだっ、そこっ、よわ――ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」

ののかは自分の選択を呪いました。

こんなボランティアに参加してしまったこと、余計な義務感でこの仕事を続けてしまったこと、褒められて良い気になってこの状況を甘んじて受け入れてしまったこと。全部が全部です。

だけどそんな後悔も、すぐに快感に溶けてなくなってしまいます。

「んぁぅっ♡♡♡ っひ――!!? ぁえっ、あぇっ♡♡♡♡ んひゃぅぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」

連続で絶頂するののか。もう何も考えられず、一つ一つのマジックハンドの動きに合わせて『あうあう』だか『あえあえ』だか声を上げるだけです。

壁の向こう側にあるおっぱいは、昨日よりもずっと元気に跳ね続けています。波打ち震えるおっぱいには、訪れた人々に一種の美を感じさせました。これを多くの人々に伝えたかったからこそ、展覧物の配置が変更されたのでしょう。……ののかの意志とは関係なく。

 

再度言いますが、今回の壁乳展覧会は7日間にわたって行われます。

今日はまだ2日目が始まったばかり。展覧会では、これからさまざまなを駆使して、ののかのおっぱいの美しさを見せ付け続けるでしょう。

……その後、彼女のおっぱいの感度がどうなっているかは、運営側の与り知るところではありませんが。