⏱このページは22分ぐらいで読めます
◆あらすじ
女の子3人を機械姦で放置してみました。1人は乳首とクリトリスでひたすら気持ちよくさせられ、1人は全身をひたすらくすぐり回され、1人は恥ずかしい格好のまま何もされない――すると3人はそれぞれ違った反応を見せてくれるのです。
ここに3つの機械があります。
どれも女の子の体を弄ぶための機械です。
そしてここに3人の女の子がいます。
せっかくですので、女の子たちを機械につないで放置してみましょう。
CASE1:快楽責めで放置してみる
ゆな――ごく平均的な体型の美少女です。髪はショート。制服と思しきブラザーとシャツはボタンを外され、ピンクのブラは上にずらされており、スカートの中には何も履かされていません。そのせいでごく平均的なサイズのバストとピンク色の乳首が露出しており、初心なピンク色の秘所が丸見えです。
そんな彼女は今、椅子に座らされて快楽責めを受けています。
両乳首とクリトリスに貼り付けられているのはローターのような機械。これが振動を以て、彼女の性感を高めているのです。
「っ、くっ、ぅぅ……! い、嫌ぁ……! ここ、どこですか……! んくっ、は、早く、放してください……!?」
振動はそこまで強いものではありません。けっして泣き叫ぶほど激しいものではなく、だけど無視などはできない、確実に絶頂へと至らしめる強さ。
それは絶妙な強さでした。
「っう……!? ぅぅぅ……っ、ぁっ、んぐぅ……!」
ゆなは歯を食い縛って快感に耐え続けます。体を拘束されている以上、彼女にできるのはそれぐらいしかありませんでした。
しかし心の中にはどこか甘い考えがありました。『何とか耐えきれるかも』なんて、そんなことを思ってしまうのです。
それは乳首とクリトリスを襲う振動が弱かったから。自分で慰めたほうがもっと気持ちよくなれる程度の強さだったから。それに加えて、『機械につながれて放置されている』という事実が彼女を安心させていました。男に体を掴まれて口や秘所にイチモツを突っ込まれる――そんな状況なんかよりは遙かにマシだと思ってしまったのです。
そんなゆなには、どこか快感を愉しむ素振りまで見えました。男の居ない場所で快楽に漬け込んだまま放置されていれば、自然とそうなってしまうのでしょう。
「っ、ふっ、ぅぅ……! んぁっ♡ はぁぁ……!」
じわりじわりと、ゆっくりでも確実に上ってゆく性感。『そろそろイキそう』『1回ぐらいイッておくのも良いかな?』――脳裏に浮かぶのはそんなのんきなこと。
しかし彼女が最初の絶頂を迎えるとき、事の重大さを悟ることになるのです。
「っうぅっ! んぅ~~~~~~~~~~!! ッ~~~~~~~~~~~~~~♡♡」
一文字に結ばれた口。鼻からほんの少し漏れる吐息。震える体。太ももにつつーと垂れる愛液。
それは軽い絶頂でした。オナニーをしていれば体験することもままある程度、『もう1回ぐらいシちゃおうかな』なんて思うこともあるかもしれない程度の絶頂。
……それから、彼女の様子が変わりました。
「んぁぅ゛ぅっ!!?」
1オクターブ高くなる声。思わず拘束具をガチャリと鳴らしてしまいます。
「なにっ!!? これっ、いきなり、何してっ、っっぐぅぅ……!!」
ゆなは思わず自分の乳首とクリトリスを見ました。『何かが起きた』と思ったのです。
しかしその実、何も変わっていません。相も変わらず、ローターは淡々とした刺激で彼女の乳首とローターを舐り続けています。それなのに、変わらないはずの振動が、不思議と先ほどよりも気持ちいい。絶頂を迎えたばかりの性感帯は、不思議と敏感になるものでした。
「ぅぐっ、ぅぅぅぅぅ……!! だめっ、さっきより、敏感に!! やめっ、止め……!?」
振動は相も変わらず絶妙な強さで以て、彼女の性感を引き上げてゆきます。どんなに弱火であろうが、ヤカンの水を煮込み続ければやがて沸騰するのは道理。
『何とか我慢しなくちゃ』『我慢すれば何とかなるかも』――そんな希望を持たせておいて、だけど絶対に我慢なんてできないであろう強さです。
「んぁ゛ぁぁっ!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~!! ひぁぁぁっ!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
2度目の絶頂。口からは明確な悲鳴が漏れ出て、拘束具がギチリと痛々しく鳴り、愛液がプシっと勢い良く漏れます。
先ほどよりも強い絶頂です。もしもオナニーでこんな絶頂をしたら、満足たり得る程。
……それから、また彼女の様子が変わります。
「ぅ゛ぁぁぁ……!!? ま、まだ、続いて……! だって、私、さっきイッて……!!?」
ゆなは喘ぎ声を上げながら全身を揺すり始めます。ガチャガチャと金属音を響かせ続ける拘束具。しかしどれだけ力を込めても彼女の姿勢は変わりません。
逃げられない――それを自覚すると、今度は言葉が変わりました。
「おねが――!! もう、止めて、くださ――!!? 私、もう2回もイッて!!? お願い、ですっ!! やめて、やめてください!!?」
誰へともなく懇願し始めるゆな。しかし誰も助けてくれません。彼女は放置されているのですから、助けてくれる者などいないのです。
「ぁ゛、ぁあぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!?」
段々と声が上ずってゆきます。絶望に染まる表情、無意識なのか動き続ける全身。
「ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
そして3度目の絶頂を迎えた時、それはようやく始まります。
「やだ――!! やだぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!! おねがい!!! もう止めてっ!!!? もうイカせないで!!! やめてよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!?」
ガチャガチャガチャガチャ! ギシギシ! ガチャガチャガチャガチャ! 喧しい程の金属音が部屋を響かせ始めました。
ゆなはようやく理解したのです。『快楽責めされたまま放置される』ということがどういうことなのかを。どんどん敏感になってゆく性感帯を絶えず責められて、何回、何十回もイカされて、それがずっとずっと続くということ――それは快楽なのに、責め苦でした。
彼女はボロボロと涙を零しながら、つい先刻の自分を呪いました。もしも1回目の絶頂をもう少し我慢していれば、今の事態はもう少しマシになっていたでしょうに。
「やだっ!!! もうイキたくないッ!!? 気持ちいいのやだ――!!? ぅあ゛、ぁ゛、ぁっぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!? やだっ、やだっ、やだぁぁぁぁ――ぁ゛ッ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?」
誰へともなく謝罪と懇願を繰り返す彼女。しかし相も変わらず、それを聞き届けてくれる者などいません。
その間にも、彼女は何度かイッてしまいます。甘い衝撃が秘所を襲い、愛液とも潮ともお小水とも取れる体液をまき散らすばかり。1回1回の絶頂が、自分の中にある大切な何かをこそぎ落としてくるような気がします。
ひたすらに、ゆなは叫ばざるを得ませんでした。そうした無駄な行為は、嫌が応でもゆなの体力と精神力を奪ってゆきます。
「おねが――っ!! も……!!? やめっ、きもちいの、やだ……!!? っヒ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~……!!!?」
やがて彼女は精も根も尽き果て、虚ろな喘ぎ声を上げることしかできなくなります。
それでも機械は彼女を犯したまま。どれだけ疲れ果てて反応が鈍くとも、神経を襲う快楽だけは鮮明。彼女はただひたすら、絶望の中イキ続けるのです。
……しかしまぁ、彼女の境遇はまだマシなほうかもしれません。
CASE2:くすぐり責めで放置してみる
次の女の子は萌花――肉感的な体型。大きな胸が異性の視線をくぎ付けにします。髪は暗めのブラウンのロングストレート。元々着ていたのか、それとも着せられたのか、身を包むのはサイズがちょっと小さめのスクール水着(旧)。
そんな彼女は、大の字の姿勢に寝かされた状態で、人の手のようなものに全身をくすぐり回されていました。
「ふやぁぁぁぁっはっはっはははははひゃひゃひゃひゃ!!!? なんでっ!!!? なんで私くしゅぐられぇぇぁぁぁぁっはっははははははははははーーっはははははははははは!!!?」
くすぐり――子供の時に悪戯でした、あるいはされた人は多いでしょう。しかしそんな児戯を本気でやれば、こんなにも残酷なことになるのです。
「ふぎゃぁぁーーっはっははははははははははははひひひひひひひ!!!? おねがっ、やめっ!!? くるじっ!!! くしゅぐっだぁぁぁぁっはっはははははははははははははははははははは!!!?」
全身がくすぐったい。それもそのはず。だって腋の下、脇腹、太もも、足の裏――首から下の至るところに人の手が這い回っているのですから。素肌を直接くすぐられている所も、ツルツルしたスク水越しにくすぐられている所も、堪らずくすぐったいのです。
『くすぐったい』というのは彼女が思っていた以上に耐えがたい感覚でした。大声で笑い出してしまうのは確かに恥ずかしく、息苦しい。しかしそれ以上に、『くすぐったい』という感覚がただひたすらに苦痛でした。くすぐられたところの筋肉がもやもやとおかしくなるような心地がします。
「にゃんでへっ!!? これっ、外せなひゃっひひひひひひひ!!! おねがっ、放してっ、はなしへぇぇぇぇっへっへっひゃっははははははははははははははははははははははは!!!」
萌花は真っ赤な顔で笑いながら全身を滅茶苦茶に暴れさせています。腕に拘束具の痕ができることなんて気にも留めず、それこそ拘束具を引きちぎってしまいたいぐらい。だけど分厚い革で作られた拘束具を、非力な少女が力で壊せるはずもありません。
「やだぁぁーーっはっはっはははははははははははははははははは!!! こんにゃっ、くしゅぐっひゃっ!!? たすけっ、だれかたすけてぇぇぇぇぁっはっはっははははははははははははははははははははははははは!!!」
萌花は笑いながら絶望していました。
これがもしも人の手によるものだったら、情けで止めてもらえたかもしれない、手が疲れて止めてもらえたかもしれない。だけど相手は機械。情けもなければ疲労だってありません。
しかも周りには誰もいないのです。この場にいるのは、自分と同じように機械に犯されている女の子だけ。
(しかも彼女のほうがずっと気持ち良さそうで羨ましいと思いました)
そしたら、自分はいつまで、機械に全身をくすぐられる……? ――それはゾッとするような話です。くすぐられたまま放置されるというのは、絶望からスタートするものなのです。
しかし絶望からスタートした彼女はゴールまで絶望なのでしょうか? 否。人間というのは、こんな状況にあっても適応する動物でした。
「ひーー……っ!!? ひぁひゃはははははひぃぃ……!! も、だめっ、くひっ、ひーー……!!! しぬっ、死んじゃぁ……ぁはっひひひひひひぃぃっ!!?」
くすぐられ続けて、笑い続けて、段々と意識が朦朧としてきます。もしかしたらこのまま呼吸困難で死んでしまうかも――そんな不安が過ります。
しかし一方で、体から力が抜けて、全身に襲いかかるくすぐったさが筋肉に妨げられることなく、また全身へと駆け巡ってゆくのです。
「ひっ、ぁひひひひひひひひっ!!? ひぃぃいいいい――!!? んぉっ、ぉぉぉぉぉ――!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!?」
次の瞬間、萌花は不意に絶頂しました。
それは訳の分からない現象でした。乳首とかクリトリスとか膣とか、気持ちいい場所は全然触られていないのに。あんなにくすぐったくて、脳が『イヤだ、イヤだ!』と叫んでいたのに。
いつの間にか躰が悦んでいるのです。スク水の中にある大きめの乳首が痛い程勃起して、子宮がきゅうきゅうと収縮し、愛液がプシプシとまき散らされてゆきます。
「ふぁぇっ!!? わたしっ、にゃんでへ――!!? くひ――ッ!!? ぁひひひひひひひひひひひひひひっ、ひひひひぃぃぃ!!?」
とうに全ての力を使い切っていた萌花は、力なく笑いながら困惑します。
全身は相変わらず無数の機械の手によってくすぐられたまま。全身がバカになるぐらいくすぐったい。だけどこれは間違いなく……。
「ぁはっ、ぁはっ、ぁっははははははははひっ!!? ぁ――!! くしゅぐられるのっ、なんだか――!!? ――気持ちぃ♡」
ある種のランナーズハイ。そして苦痛を和らげるための緊急処置。
それは躰で発生したバグが、脳を蝕んでゆく瞬間でした。
「あ、ぁ゛、ぁ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!? イッたのに、くしゅぐられ、ぇぇぇ――!!!? ぁ゛ーーーーっはっはっははははははははははははははははははは!!!? はひっ、はひっ、ひーーーっひっひゃっはっはっはっはははははははははははははは!!!?」
もう全身はくたくた。体に力なんて入りっこありません。それなのに機械は彼女の体をくすぐり続けます。動かぬ体をくすぐったさで以て無理やり動かしてゆく――それは解剖された蛙の神経を突っつくように酷い有様です。
「気持ちひぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ くしゅぐられるのっ、すごひっ、気持ちぃぃぃぃゃっはっはっははははははははははははひっ♡♡♡♡ はひっ♡♡♡♡ はひぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡ ――っひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
それでも彼女は気持ち良さそうに笑い続けます。引き攣った笑い声をあげながら、何度も絶頂します。指が柔肌を優しく引っ掻く度に彼女の体は痙攣して、潮がプシプシと噴き出します。
イケばイクほど、脳がくすぐったさを快感と認識するようになって、イキやすくなってゆきます。坂を下る珠が自らの勢いを止められないように、彼女の躰はもう堕ちてゆくだけ。
くすぐられなければイケないような可哀想な躰。きっとこれからの彼女は、友達に悪戯でくすぐられるだけでイッてしまい、セックスでは相手に『自分のことを滅茶苦茶にくすぐって』とせがまなければならないのでしょう。
……そんな彼女でも、その境遇はまだマシと言えるかもしれません。
CASE3:何もせずに放置してみる
最後の女の子はココ――先の2人と比べると随分と小柄で華奢。体の膨らみは『女性』と認識するためには最低限のもの。長めの黒髪は赤色のリボンでツーサイドアップに結ばれています。
ゆなや萌花と違って何の服も着せられておらず、裸のまま。しかも分娩台のような椅子に座らされて、足をM字に開かされるなんていう、恐らく3人の中で1番恥ずかしい格好。
ココはそんな状態で……何もされていませんでした。ただ目の前に、快楽に咽び泣くゆなと、笑い悶えながらイキ狂う萌花がいるのです。
「やだぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!? もうっ、気持ぢよぐしないでぇぇぇぇぇっ!!! ぅ゛あっ!!!? ぁっ、あっ、ぁっ、ぁ゛ぁぁぁ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?」
「すごひぃぃぃぃっひっひゃっははははははははははははは♡♡♡♡♡ こちょこちょっ、すごひっ、気持ちひぃぃぃひっひゃっはっはっはははははははははははは♡♡♡♡ ぁはへっ♡♡♡♡ っひゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
「……何、これ。私、何でこんな場所に……!」
ココは最初こそ目の前の惨事にただただ顔を青くさせるばかり。自分もこんな風になってしまうのか――そう思うと恐怖を抱かざるを得ませんでした。
しかし待てども待てども、自分の身には何かが起きる気配がないのです。裸のまま本当の意味での放置。ココはそのことに少しだけ安堵します。いつ自分の身に何が起きるのかは分からないけれど、少なくとも今のところは無事なんだ――と。
しかしそんな不安と安心の入り交じった時間が長く続くと、彼女自身に変化が現れます。
「っ、ぅ……! は……、はぁ……!」
荒くなる呼吸、熱い躰、太ももに垂れる愛液。
目の前にはイキ狂う2人の少女の姿。目をぎゅっと瞑っても、喘ぎ声と笑い声が耳から脳にまで入り込んで、正常な思考を失ってゆきます。
泣き叫びながら快楽に犯されるゆな、笑い悶えながらくすぐり回されている萌花。どちらも確かに酷い目に遭っているのですが、一方でそれはとても気持ちよさそうです。自分もいつかこんな風になってしまうのか――それは何だか、すごく愉しみでした。
しかしいくら待てども待てども、やっぱり自分の身には何も起きません。裸のまま、脚をはしたなく開かされたまま放置。ココは自分の背筋がジリジリと焦げ付くのを感じました。胸中に湧き上がるのは疑念と、激しい苛立ち。
「……私も」
それはとても静かで、足下にそっと落とすような、まるで水滴のような声音。だけどそれは口にしてはいけない言葉でした。
1度口にしてしまったら最後、理性に空いた穴は溢れる水流によって徐々に大きくなって、やがて決壊してしまうのです。
「ねぇ、私にもシてよ……!? そこの2人みたいに……! どうして私には何もしてくれないのっ!!? ねぇどうして!? 私にもしてよぉぉっ!!」
いつしかココは、誰へともなく大声で叫び散らすようになっていました。
私のことも気持ちよくして! 犯して! くすぐって! ――しかしどれだけ待てども、至福の時は一向に訪れません。太ももを流れる愛液は止まりそうにありません。
そうこうしている間に、ゆなが乳首とクリトリスをローターで舐られて絶頂しました。
「おねが――!!? もうや゛めでっ!!? 気持ちよぐなりだぐないっ、もうイクのやぁ゛ぁぁぁぁっ!!? ぁぐっ、ぁ゛っ、ぁぁぁぁっ、ぁ゛あぁぁぁ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
泣き叫びながら潮をまき散らすゆなの姿に、ココの心に憎悪が湧き上がります。
『もう止めて』ってどういうこと!? そんなに気持ちよくしてもらっていて嫌だなんて、ふざけないで!!
そしてゆなの後を追うように、萌花も全身をくすぐり回されて絶頂します。
「ひゃーーっはっはははははははははははははは♡♡♡♡ くしゅぐったひっ!!? からだっ、ぜんぶくしゅぐったひぃぃぃぃっひっひゃっはっはははははははははははははは♡♡♡♡」
うつろな表情を浮かべながら全身を痙攣させる萌花のことが、ココは羨ましくて堪りません。
くすぐられるだけでイケちゃうなんて、なんて羨ましい! 私もああなりたい! たくさんくすぐられてくすぐられてくすぐられてイキたい!
しかし目の前の2人がどれだけイキ狂っても、自分の身には何も起きません。まるで自分に降りかかるはずの不幸を2人に横取りされているような気すらしてしまいます。
「ふーーっ!! ぅっ、ぅ゛ぅぅぅぅぅ!! ふーーーーっ!!」
ココは拘束されている体を暴れさせます。どうにかして快感を得ようとしたのです。
椅子に背中やお尻を擦り付けてみます――滑らかな革との摩擦は快楽とは程遠い。腰を振ってみます――空気と秘所の摩擦は虚無でしかありません。拘束具を無理やり引きちぎろうとしてみます――何も起きませんでした。
何をしても無駄。彼女が快楽を得る方法なんて何1つありませんでした。
無駄な行動によって体力を使い果たしたココ。体をぐったりさせて、やがて目から涙をこぼし始めます。
「もうっ、やだ……! きもちよく、なりたい……! 私もっ、わたしもぉ……!?」
どうして彼女はこんな場所で拘束され放置されているのか? どうして周りの子は気持ちよくされていて自分だけ何もされていないのか? ――そこに因果関係というものは存在しません。
それでもココは何かに向けて謝らざるを得ませんでした。とにかく謝れば、救いが訪れるかもしれないから。もっとも、彼女が何をしたところで彼女が願うものは訪れません。機械は沈黙したままですし、彼女の懇願が電源スイッチになっている訳でもありません。
それでも彼女は過去の全てを否定しながら、ただただ自分の境遇を呪うのです。
――――
――
……これで終わっても良いんですけどね。
CASE3-2:望みを叶えてあげる
あれから何時間経ったでしょうか。
「ぅ゛……! ぁ゛、ぁぁ……!」
「ぅひ、ひひ……♡ ぁは、へ……♡」
快楽責めを受けていたゆなと、くすぐり責めを受けていた萌花は、だらしがなく開いた口から思い思いの声を零しながら気絶していました。
「……ぅ゛……、ぁ゛ー……」
ココは虚ろな表情でそれを見つめています。思考らしい思考はほとんどなく、ただ全てが辛く、虚しく、憎いだけ。脳の片隅に微かに残った正常領域だけが、『今何時だろう』『ご飯出るのかな』なんていう現実逃避をするのです。
彼女も気絶できていれば、まだ楽だったでしょう。だけど発情しきった体はぼうぼうに熱く、このままでは三日三晩眠れそうにありません。
そんな時、何の前触れもなく、突然起こったことでした。
「んぉ゛……!?」
ココの口から上がる、小さな喘ぎ声。だけどやってきたのは大きな快感でした。
虚ろな、それでも驚いた表情で自分の体を見てみると、機械が自分の全身を責め立てていたのです。乳首とクリトリスをローターの振動で潰し、腋の下や脇腹、太もも、足の裏などをくすぐり回し……それはゆなと萌花が受けたものの掛け合わせ。
「ぇあ゛……!? ぇ、わたし――くひっ!? なんでっ、そんな――ぉ、ひぁぁぁっ!?」
心が、体が、現実に追い付きます。徐々に大きくなる喘ぎ声、震え出す体。
そして次の瞬間、ココは自分の中で何かが弾けるのを感じたのです。
「っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!? んぐひっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡」
それはあっと言う間でありながら、極めて強烈な絶頂でした。
表情はたちまちに崩れ、あへあへとみっともない声を出し、全身を痙攣させる――だけど彼女の中では、五感の全てが甘いものに満たされるような心地がしました。
そして機械は、彼女が絶頂してなお、その動きを止めることはありません。
「ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!? わたしっ、犯されへひひひっ!!!? 気持ちよくされてぇぇぇぇぇっ♡♡♡♡ ひゃっ、ぁはっ、ぁぁぁっ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
それにココは歓喜しました。
背筋が焦げ付く程に散々焦らされた躰が1度や2度の絶頂で冷めるなどあり得ませんでした。絶頂後の敏感な体で受ける乳首責め、クリトリス責め、くすぐり責めは快楽もひとしお。彼女はそれらを余すことなく貪りたいと思いました。
「ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! 気持ちいぃぃぃぃっ♡♡♡♡ 気持ちいいっ!!? 気持ちいいっ、気持ちいっひひひひひ♡♡♡♡♡ 気持ちいいぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい! どうしてこんなに気持ちいいのか不思議なぐらいです。
乳首を舐る振動はただただ甘く、全身がふやふやになってしまうような心地。より敏感なクリトリスはそれよりもちょっと鋭くて、体を嫌が応でもビクビクと動かしてゆきます。全身をくすぐる手はくすぐったいはずなのに、その全ての感覚が子宮を疼かせてゆくのです。
「ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁはひっ、ひひひひひひっ♡♡♡♡ 幸せっ、しあわへっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! ひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡」
ココは何度も連続で絶頂を迎えます。自分の体の奥にある何か大切なものに、ピシピシとヒビが入るような心地がしますが、それでも快楽を貪るのを止められません。
彼女は目の前で気絶している2人に対して、どこか勝ち誇った気分にすらなれました。自分が世界で1番幸せな存在であるとすら思ったのです。
乳首で1度イき、クリトリスで2度イき、くすぐり責めで3度イき……。
そうしてほんの数分しか経過していない頃、彼女の悦び続ける心は放物線を描くように、その向きをゆっくりと下方に変えてゆくのです。
「ふぁぇっ♡♡♡ へっ、へひっ!!!? あ、あれへっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ ぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!?」
最初は脳の片隅で『あれ?』とだけ思いました。
その間に2度ほど絶頂しますが、1度心にこびり付いた不安は消えることがありません。
「わたしっ、すごっ、きもちひっっひひひひひ!!!? もっ、すごっ、イッて――!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
ココはほんの僅かに残った思考で、快楽にどっぷり漬け込まれた自分の体を見つめ直しました。
散々イカされた体の感覚は、あんなに『気持ちよくして、気持ちよくして!』と言っていたのが嘘のように、びっくりする程清涼です。それどころか、これ以上はちょっと気持ちよすぎる程。
どれだけ焦らされたとしても所詮は少女の躰。快楽の容量がそれ程多くないのは当然のことかもしれません。
だけどそんな躰が、今3度イカされました。そして今もなお、機械は少女を犯し続けます。
「ぁっ、ぁのほっ!!!? もっ、もっ、もぉぉぉっ!!!? っあぐっ♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?」
少女は喘ぎ声を上げながら『もういい』と言おうとしました。もう十分気持ちよくなりました。だからもういいです。止めてください。
だけど快楽に犯された口から言葉は出ず、代わりに4度イカされます。
「ッ~~~~~~~~~~~~~~!!!!? ねっ、これっいつまでっへひひひっ!!!? もっ、止めっ!!! もっいいか――らひゃぃぃぃっ!!!? ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
ジクジクと湧き出した黒が、脳内を埋め尽くしていたピンクを少しずつ塗りつぶしてゆきます。
待って、ちょっと待って。これ、もういい。だから。一体、いつまで――。
そう思っている間に、5度イカされました。
それでもなお、機械はココのことを犯し続けるのです。
脳が黒に染まります。
「やめでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!? もっ、やめでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!! おねがっ、きもぢひがらっ!!!? もっ、いいっ、いいぃぃぃぃぃっ!!!! ぃ゛、ぁ゛、ぁ゛、ぁぁぁぁぁ゛!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?」
ココの喘ぎ声は、いつしか悲鳴へと変わっていました。
お願い、止めて、犯さないで、気持ちいいから、もう止めて――しかしココがどれだけ叫んでも、機械はその動きを止めません。
彼女の躰はびっくりするぐらい敏感になっていました。それもそのはず、今まで数時間、散々焦らされてきたのです。彼女の躰はもう襲い来る快楽の全てを貪ることしか考えていません。心がどれだけ悲鳴を上げていても、です。
「ごめんなざいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!! もう気持ぢよぐしでなんで言わないっ!!!? いわないがらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ココは先ほどまでの自分のことを呪いました。どうして自分は、あんなに気持ちよくして欲しいと願い続けてしまったのだろう? どうして気持ちよくしてもらえてあんなに悦んでしまったのだろう?
しかし彼女がどれだけ懺悔しても、機械は止まらないのです。予定調和、全ては決められていたこと。彼女の全ての感情、全ての思考、全ての行動が無意味でした。
やがてココは、大きな快感が自分の躰を満たしてゆくことに気付きます。
「ぅ゛ぁ゛、ぁ゛、ぁ、ぁあぁ゛ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!? やだっ、やだぁ、やだぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
ココはそれに酷い焦りを感じました。まるで自分の体がパンクするような絶頂、その前触れ。これを経験したら、いよいよ戻れなくなってしまう。
しかし彼女がどれだけ叫び、暴れ、抵抗しても、機械は止まりません。先ほど言った通り、全てが無意味なのです。時計の針が進むがごとく淡々と、しかし激しい動きを続ける機械。
そしてついにその時が訪れます。
「ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!? ぅぎひっ♡♡♡♡♡ ひぎゃ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ ぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
その瞬間、ココはヒビの入った自分の体が壊れてゆくような心地がしました。ずっと抵抗を見せてきた理性の最後の一欠片が、快楽に溶けてなくなってゆきます。
肺と喉を潰さんばかりの叫び声。筋肉が不自然に収縮するせいで椅子から浮き上がる程の痙攣を見せ、アソコからは尿と潮の混じった体液が壊れた蛇口のように溢れ続け……。何らかの拷問を受けている人々のほうが、まだ穏やかな反応を見せるかもしれません。
もはや物事を考えることすらできないココ。しかし、それでもなお、機械は彼女のことを犯し続けるのです。
「ぁ゛~~~~~~~~~~~~っ!!!!? ぁはひっ、ひひひひひひひッ♡♡♡♡♡ んぉぐぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡ ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!! ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
機械の動きに従って全身を跳ねさせながら声を上げ続けるココ。言語もなく、抵抗もなく、それは意志を持たぬ楽器のようです。
いつの間にか気絶から覚めていたゆなと萌花が、真っ青な顔でココのことを見つめています。彼女たちはそこで初めて自覚するのです。機械につながれて、快楽に或いはくすぐったさに犯される――そんなもの、遙かにマシな境遇だったことに。
2人よりも遙かに辛く苦しい最悪の放置プレイを体験しているココは、自分の痴態を見られていることにも気付かず、ただ泣き叫びながらイキ続けるのでした。